みく「Ｐちゃん！みくも皆みたいにデビューしたいにゃあ！プロジェクト内で残ってるのはみくと李衣菜ちゃんだけにゃあ！」

武内Ｐ「……多田さんはプロジェクト外の木村夏樹さんとユニットを組むことが決定しました」

みく「え？ひどくない？みく一人だけ後回しってこと！？」

武内Ｐ「いえ、前川さんにもプロジェクト外の人員とのユニットを企画中です」

みく「ほんと！？」

武内Ｐ「はい。ユニット名は……仮案ですが……にゃん・にゃん・にゃんです」

みく「それそれ！みくはそういうのを待ってたのにゃ！猫アイドルって誰がいたかにゃあ？猫耳が似合う雪美にゃん？」

武内Ｐ「いえ」

みく「じゃあ……意外なところでのあにゃん？」

武内Ｐ「いえ」

みく「それじゃ……志希にゃん？」

武内Ｐ「いえ」

みく「猫好きのはるにゃん？」

武内Ｐ「いえ」

みく「……同じく猫好きの和久井さん？」

武内Ｐ「いえ」

みく「まさかまさか……美優さんとか礼子さん！？」

武内Ｐ「いえ……346プロ外部から前川さんとのユニットに最適と思われる人物をスカウトしてきました」

みく「にゃんとな！」

ちひろ「失礼します、プロデューサーさん。にゃん・にゃん・にゃん（仮）のメンバーが到着しましたけど」

武内Ｐ「わかりました。前川さん、ご紹介しましょう」

みく「どきどき……」

武内Ｐ「火焔猫燐さんと」

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みく「」

武内Ｐ「橙さんです」

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みく「」

まんじゅうねこ×２（ぺこり）

武内Ｐ「お二人ともアイドルは初めてですが、火焔猫さんは毎日猫車で死体を運搬しているのでスタミナは皆さんと遜色ありませんし、橙さんの俊敏性も随一です。少々口下手なきらいがありますので前川さんのバックダンサーとして……」

みく「ちょ、ちょっと待つにゃ！おかしくない！？」

武内Ｐ（困ったときのポーズ）

みく「未経験ってのはまぁいいにゃ。凛ちゃんも似たようなもんだし！死体どうのこうの聞こえたけどもうそれもしゃあないにゃ。みくだってデビューしたいし！でもでもなんでみくのユニットメンバーがこんなんなのにゃ！？」

武内Ｐ「ですが……」

みく「確かに猫耳はついてるけど！こんな！まんじゅうみたいなのが！アイドルユニットとか！」

お燐（＃）

武内Ｐ「ですが……」

みく「そもそも何者なのこいつら！明らかにおかしいじゃない！頭身とか！」

橙（ｸｲｸｲ）

みく「ちょっと、何なの」

橙　っ(鏡)

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「あにゃあああああああああああああ！？」

みく「あにゃあああああああああああああ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

みく「ゆ、夢……だよね」

みく「鏡鏡……よかった、ちゃんと人間だにゃ。猫アイドルだけど人間にゃ。少なくともあんなまんじゅうではないにゃ。きっちり胸もあるにゃ」ﾎﾟﾖﾎﾟﾖ

みく「えっと、確か昨夜は寮で李衣菜ちゃんと舞踏会のことで意見出し合ってて……喧嘩して解散宣言してまた意見出して……そのまま寝落ちしちゃったんだっけ」

李衣菜「うぅー、うるさいなぁみく……ってかこの部屋寒い……」

みく「李衣菜ちゃん！」ﾀﾞｷｯ

李衣菜「ひゃあああっ！？ちょ、みく、何！？」

みく「李衣菜ちゃん、絶対絶対アスタリスクは解散させないにゃ！永久不滅にゃ！約束だよ！」

李衣菜「わかった、わかったからぁ。離れてよ、私その気とかないから！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

みく「あ、ご、ごめんにゃ」

李衣菜「つーか寒いよ。風邪ひく前にベッド行こ」

みく「うん……」ｷﾞｭ

李衣菜（何があったんだろ）

同時刻・女子寮

菲菲「むにゃ……中国違うヨ、ふぇいふぇいダヨ……」

小梅「すぅ……うう……キョンシーは専門外……」

かな子「うう……根岸流のポスターは……ダメです……」

更に同時刻・ウサミン星

菜々「ｚｚｚ……永遠の十七歳ユニットって……妖怪の賢者は……無茶ですよぉ……ｚｚｚ」