提督「いつーもの駅部屋ーでいつも会う♪」 (13)

提督「セーラー服ーのお下げ髪♪」

提督「もう来る頃♪もう来る頃♪」チラ

時計「チッチッチ……」

提督「今日も待ちぼうけ~♪」

提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」

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タイトルミスった

提督「濡れてるあの娘こうもりへ♪」


男子学生『あ、白雪さん………傘忘れちゃったのかな?』


提督「誘ってあげよと待っている♪」


男子学生『よし…!』


提督「声かけよう♪声かけよう♪」


男子学生『……………』


提督「黙って見てる僕~♪」


男子学生『ま、また今度にしよう……』


提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」

提督「修学旅行ーのバスの中♪」

提督「隣り合わせになれたのに♪」


男子学生『…………』チラ

吹雪『それでさー』

白雪『ふふ』


提督「なにーも出来ず♪なにーも出来ず♪」

提督「寝た振りしてるだけー♪」


男子学生『ぐーぐー……』

吹雪『……司令官くんずっと寝てるね』

白雪『うん……』

男子学生(うぅぅ……)


提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」

提督「今日こそはと待ち受けて♪」


男子学生『よし……』スッ

白雪『……』テクテク


提督「後ろ姿をつけてゆく~♪」


男子学生『…………』コソコソ

白雪『……』テクテク


提督「あの門まで♪あの門まで♪」


男子学生(よ、よし……じゃああの角まで……)

白雪『……』クル

男子学生『っ!』ビクッ

サッ

白雪『……?』


提督「今日はもうやめた~♪」


男子学生(……きょ、今日はもうやめておこう………)


提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」

提督「焼きそば売ってる模擬店で♪」

提督「声かけられて驚いた♪」


友人A『やっぱ浜風のおっぱいが一番だろ』

友人B『いやいや、潮ちゃんの方がすげえって!なあ?』

男子学生『え?あ、ああ…』

友人A『なんだよその微妙な反応……もしかしてお前貧乳好き?』

男子学生『ち、違うわい』

深雪『あ、男子も来てたんだーうっす』

友人A『げ……深雪…』

深雪

深雪『げとはなんだげとは!』

吹雪『まあまあ深雪ちゃん…』


提督「あの娘がいる♪あの娘がいる♪」


男子学生『…!』

白雪『喧嘩はよくないですよ』

友人B『コイツらはいつもの事だし放っておけばいいんだよ』

男子学生『…………』ソー

吹雪『…せっかくだし一緒に回らない?』

友人B『そうだなー……ってあれ?司令官の奴どこいった?』

友人A『さっきまでいたんだけどなぁ…』


提督「こそこそ逃げる僕~♪」

提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」

提督「初めて行った喫茶店♪」


白雪『私はじゃあ…アイスティーで。司令官くんは?』

男子学生『………え?あ、ああ!僕もそれで!!』

店員『かしこまりました』

白雪『……今日は誘ってくれてありがとうございます』ペコ

男子学生『え?あ、いや!こちらこそ来てくれてありがとう…』


提督「たった一言好きですと♪」


男子学生『あ、あの!!』

白雪『…?』

男子学生『す、す……好きです!!』

白雪『…っ』


提督「ここまで出て♪ここまで出て♪」


男子学生『あ、ああ……あの………その………』

男子学生(ここで言わないと!ちゃんと付き合ってくださいって!!)

白雪『…………』

男子学生『……………』


提督「とうとう言えぬ僕~♪」


白雪『……ありがとうございます………私とっても嬉しいです』

男子学生『え……じゃ、じゃあ!』

白雪『実は私からも丁度話したいことがあったんです』

男子学生『え?』

白雪『私……艦娘になることにしました』

男子学生『……え?か、艦娘って……あの?』

白雪『……はい。吹雪ちゃん達とも話し合って決めました』

男子学生『そ、そんなの危ないよ!!』

白雪『今のこの世界の状況を司令官くんも分かってますよね?』

男子学生『う、うん…』

白雪『深海棲艦が迫ってきてる今……希望は私達のような若い女性に託されているんです』

男子学生『…………』

白雪『大丈夫ですよ……死んだりなんて絶対しませんから』

男子学生『白雪さん……』

白雪『でも最後にホント嬉しい言葉が聞けてよかった……』

男子学生『え……?』

白雪『………私もずっと司令官くんのことが…』ボソッ

白雪『そろそろ行かなきゃ……またいつか会いましょうね』


提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」

提督「あしーたがあるさ明日がある♪」


男子学生『………』カリカリ

友人A『どうしたんだよお前、急に真面目に勉強なんか初めて』

男子学生『僕、海軍に入ることに決めた』

友人B『はぁ!?なんでまた……』


提督「若い僕には夢がある♪」


男子学生『海軍に入って、提督になってやりたいことがあるんだよ』

友人B『で、でも相当大変だz』

友人A『まあまあ……ここは応援してやろうぜ』

友人B『お、おう……』


提督「いつーかきっと♪いつーかきっと♪」


男子学生『や、やった!合格だ!!』

友人A『やったじゃねーか!おめでとう!!』

友人B『よっしゃ!じゃあ今日は俺がいっちょ上手いもんごちそうしてやるぞ!!』


提督「分かってくれるだろー♪」


提督『……ついに僕も一鎮守府を間化される提督に』

提督『ここが執務室………よし!』

ガチャ

提督『………え』

白雪『初めまして、本日より司令官の秘書艦を務めます白雪です。よろしくお願いします』

提督『し、白雪…さん……』

白雪『?はい、白雪ですけど……どこかでお会いしましたでしょうか?』

提督『あ………』

提督(そうか………艦娘になると前世の記憶は無くなっちゃうんだっけ…)

白雪『……あのどうかしましたか?』

提督『いや、何でもない!』


提督「あしーたがある♪あしーたがある♪」

提督「明日があーるーさー♪」


提督『今日からよろしくな、白雪』

白雪『はい、こちらこそ』ニコ

―――
――



白雪「どうしたんですか歌なんか歌われて」コト

提督「うわ!白雪……聞いてたか?」

白雪「はい、もうバッチリと」

提督「恥ずかしいな……」

白雪「…良いお歌ですね」

提督「だろ~?この歌を聞いてると学生の頃を思い出すんだよ……」

白雪「司令官の学生のころですか?」

提督「ああ……あの頃はホント若かったなぁ……あんな青春しちゃってて…」

白雪「む……ちょっと気になりますね」

提督「ハハハ、今度機会があったら話してやるよ」

白雪「約束ですよ?」

提督「ああ……」

提督(白雪が99levelになった……その時に…)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月11日 (日) 23:03:38   ID: qm4befjl

はじめは歌に合わせてギャグ的な事すると思ってたのに.....裏切られた(感激

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