モバP「魔性のちゃんみお」 (62)
のんびりと書いていきます
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ガチャッ!
未央「おっはよーございまーすっ!」
P「......」
未央「おっ、プロデューサーく~ん、今日も元気でやっとるかね~?」
P「......」
未央「あれ?プロデューサー...」
P「未央...」
未央「な、なに?」
P「座りなさい」
未央「えっ...?」
P「そこの椅子に座るんだ、今すぐ!」
本田未央(15)
http://imgur.com/tE3D7Tf.jpg
明るく元気 友達多数
------
P「......」
未央(ど、どうしたんだろ...なんかプロデューサー怖い...)
P「さて、なぜ座らされているか...わかるな?」
未央「え、えっと...わかんな...」
P「とぼけるなぁ!」
未央「っ!?」ビクッ!
P「未央、お前自分が何をしたかわかってるのか?」
未央「な、なにって...」
P「まったく...とんでもないことをしてくれたよ」
未央「え、ええっ!そんなに!?」
P「姿勢を崩すな!手は膝の上だ!」
未央「は、はい...」
P「本当にわからないか、自分が何をしたのか」
未央「う、うん...わかんない...」
P「はぁ...本当にお前ってやつは...」
未央「ご、ゴメン...」
P「昨日だってあんなことをしたばかりなのに...」
未央「き、昨日も!?」
P「そうだ」
未央「ゴメンなさい...」
未央「なにをやっちゃったのか...自分でもわからないけど...ほんとゴメン...」
未央「私...いろいろと考えなしに行動しちゃうところあるから...」
未央「直さなくちゃいけないとは思ってるんだけど、なかなか直らなくて...」
P「うむ...」
未央「ねえプロデューサー、私どんなことしちゃったの?」
P「......」
未央「教えて!私このままじゃダメなんだよ!自分の悪いところをちゃんと知って、自分を成長させたい!」
未央「そうしないといつまでもダメなままだもん!」
P「そうか...」
未央「お願い、私を助けると思って...」
P「わかった、未央がそこまで言うのなら...」
未央「うん...」
P「未央、お前は昨日...」
未央「......っ!」ギュッ!
P「企画書を作っている俺の背後から抱き着いてきた」
未央「...えっ?」
P「聞こえなかったのか?お前は無心になって仕事をしている俺の不意を突いて抱き着いてきたんだ」
未央「えっ...いや...えっ?」
P「どうした?もしかして身に覚えがないとか言うつもりか?」
未央「あっ、いやそういうわけじゃないよ...」
P「本当か?」
未央「うん、確かに抱き着いた記憶あるし...」
P「そうか、それならよかった、そしてお前は...」
未央「う、うん...」
P「抱き着くだけでは飽き足らず、あまつさえそのおっぱいを俺の背中に押し付けてきた!」
未央「おっぱ...ええっ!」
P「おかげで俺は興奮してしまって仕事が手につかなくなってしまった、そのせいで企画書の提出が遅れてさっき部長に怒られてきたところだ」
未央「へ、へぇ...」
P「へぇ?それだけか!?」
未央「そ、それだけかとか言われても...」
P「未央、お前ってやつはいつもいつもそうだ!」
P「なにかあればすぐにひっついてくるし、やたらと俺の腕を取ってくる!」
P「そして!必ず俺の腕におっぱいを押しつけてきやがる!」
P「俺が毎回ちゃんみおっぱいに手を出すまいとして、どんなに苦しんだか...」
P「お前にッ! お前なんかにッ! 解られてたまるかよッ!」
未央「き、急にそんなこと言われたって、私だってわざとやったわけじゃないよ!」
P「ほほう、つまり無自覚でやっているわけだな?」
未央「う、うーん...そういうことになるの...かな?」
P「なんてやつだ!未央は無自覚で男の気持ちをもてあそぶ魔性の女だったという事だな!?」
未央「ひ、人聞きの悪い!私のどこが魔性の女なのさ!」
P「まだシラを切るつもりか?よし、じゃあこの映像を見てもらおうか」
未央「な、なにそれ?」
P「実はな、お前の学校にスパイを紛れ込ませておいたんだ」
未央「す、スパイ?」
P「そうだ、そしてお前の友達やクラスの子たちに聞き込みを行った」
P「ズバリ『本田未央ってどう?』というテーマでな」
未央「ち、ちょっとー!そんな私に断りなく...」
P「では結果を見てみようか」
未央「うぅぅ...なんて言われてるのかな...」
---証言 その1---
Q『すいません、ちょっといいですか?』
『んっ、なに?ていうかアンタだれ?』
Q『え、えーっと...転校生です!キャハッ♪』
『ふーん...で、なに?』
Q『あのですね、この学校に本田未央ちゃんっていますよね?』
『ああ、有名だよ、アイドルやってるし』
Q『ズバリ聞きたいんですけど、未央ちゃんのことどう思います?』
『えっ、どう思うって...まあ、明るくて友達多いやつだと思うけど』
Q『可愛いとか思います?』
『ちょっ...ばっかお前!別にそんなの思ってねーし!』
Q『本当ですか?』
『あ、当たり前だっつーの!でも...』
Q『でも?』
『あいつさ...この前部活終わって水飲んでたら、声かけてきてよ...』
未央『おっ、青春してるねー!いいよ、その汗!』
『とか言ってきて...そのあとに』
未央『それにしてもすごい汗だねー、タオル貸してあげるよ、やさしい未央ちゃんに感謝したまえっ♪』
『って言って貸してくれたんだ、返すのはいつでもいいって...』
『だからまあ...嫌いじゃねーよ...』
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------
P「だそうだ、この子知ってるか?」
未央「う、うん...同じクラスの友達だけど...」
P「...どうするんだ?」
未央「えっ、どうするって...」
P「もしかして気付いていないのか?」
未央「なにに?」
P「この子、完全にお前に気があるぞ!」
未央「えぇーっ!なんでそうなるの!?」
P「今の映像見たろ、未央からタオルを貸してもらった時のことを話す時の顔、完全に片想いしてる顔だったじゃないか」
未央「か、考えすぎだって!ちょっとタオル貸したくらいで...」
P「じゃあそのタオル返してもらったか?」
未央「あっ、そういえばまだ返してもらってない...」
P「ほらな」
未央「なにが『ほらな』なのさー!」
P「なにがって、思春期の男の子が未央みたいな子からタオルをもらったりしたら...」
未央「あげてないから!貸しただけ!」
P「本当にお前ってやつはそうやって思わせぶりな態度で...」
未央「違うよ!してないよそんなの!」
P「じゃあ続きを見てみようか」
--- Q,本田未央ってどう思う? ---
A1『いつも『おはよう』って言いながら声かけてくれるかな、時々肩とか叩いてきて』
『正直、すげぇ可愛い...』
A2『いっつもクラスのやつらと笑いながら話してるぜ』
『でも時々、スカート履いたまま脚開いたりするから...ちょっと気になる...』
A3『運動神経はいいよ、リレーのアンカーとかやってた』
『ただ、走るたびにその...すごいんだ、こうバルンバルンって揺れて...』
A4『プールの授業とかあったりすると、すげーはしゃいでたな』
『...はぁ!?別に気にならねーし、あいつの水着なんか!』
A5「体育祭でいっしょに応援してたな」
『...うん、ウチのクラスが勝つたびに『やったー!』って叫んで抱き着いてきた...』
『あったかくて...やーらかかったぁ...』
A6『みんなでカラオケとか行くとすげーノリノリで歌ってくれるよ』
『振り付けとかもきちんとやってくれるんだ、一生懸命...』
『そうすると汗で蒸れてて...その...』
A7『水着のグラビアのやつ...買っちゃった...』
『...使ってる』
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P「どうだ?」
未央「うっ、うぅぅ...なにこれぇ...」
P「お前が何気なくやってることでもみんなしっかり意識してるみたいだな」
未央「し、知らなかった...私フツウにしてたつもりだったのに...」
P「これでハッキリしたな未央、お前は魔性の女だ」
未央「ま、待ってよ!確かに私のガードが甘いってことはわかった!」
P「ほほう」
未央「でもさ、みんな年頃の男の子なんだし...そ、そういうことに...興味ある...じゃん?」
P「うん、まあそうだろうな」
未央「でしょ?だからきっと私の身体が気になっただけで...きっと好きな子は別にが...」
P「...ふむ、では今度はこの映像を見てもらおうか」
未央「ま、まだあるの!?」
P「ああ、別の質問を投げかけてみたんだ」
P「ずばり、本田未央の好きな人は?」
未央「ストーーーップッ!」
---Q,本田未央の好きな人って知ってる?---
A1『本田の好きな人?うーん...』
『...もしかしたらなんだけど』
『俺...じゃね?』
『だって、そうじゃなきゃ毎朝声とかかけてこないだろうし...』
A2『もしかして...もしかしての話だけど...』
『俺なんじゃないか...とか思ったりする...』
『いや、あいつこの前口付けたペットボトル差し出して『飲む?』とか言ってきたんだよ』
『すぐに『なーんちゃって♪』とか言ってたけど...』
『あれは照れ隠しなんじゃないのかなって思って...』
A3『えっ?あー、多分俺だと思うな』
『なんでかって?だって俺、本田から昼飯もらったことあるし』
『本当だよ!この前昼飯忘れて困ってたら、弁当のおかず分けてくれたんだって!』
『あれはどう考えてもそういう事だって、この本にも書いてあるし...』
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P「だそうだ」
未央「知らなかった...」ズーン...
P「これはさすがに予想外だったか?」
未央「予想外すぎるよ...ちょっとショックだよ...」
P「まっ、男なんて単純な生き物なんだ、特にこの年頃だとな」
未央「私は普通に友達として接してるつもりだったのに...」
P「あっちはそう思ってなかったみたいだな」
未央「...ねえプロデューサー、私どうすればいいの?」
P「どうすればいい?」
未央「私、みんなと仲良くなりたいの」
未央「アイドルの人たちとも学校の友達とも、それにプロデューサーやちひろさんとも...」
未央「だから誰にでも元気良く挨拶して、みんなともなるべくおしゃべりしたりして...」
未央「でも、こうやって勘違いされちゃうんじゃ...私、話しかけない方がいいのかなって...」
P「それは違うぞ未央」
未央「えっ?」
P「未央、お前がダンスやボーカル、そしてビジュアルのレッスンをしてるのはなんのためだ?」
未央「なんの...ため?」
P「魅力的なアイドルになるためだろ?」
未央「うん...」
P「そりゃあお前のクラスメートたちがお前にそういう気持ちを抱いてしまうのは、不本意かもしれない」
P「でも逆に考えれば、それはお前がそう錯覚させてしまうほど魅力的な存在になっているとも言える」
未央「そう...かな...?」
P「そうだ、お前の明るく朗らかで誰とでも仲良くなれる元々の性格がレッスンや仕事でさらに磨きをかけられたという事だ」
P「つまり、お前はアイドルとして高みに上りつつあるという事だよ」
未央「高みに...」
P「そう考えれば、そう悪いことでもないんじゃないか?」
未央「...うん、そうかも♪」
P「クラスメートたちとは...まあいつも通りでいい、みんなお前のフレンドリーなところが好きなんだからな」
P「ただ、少し気を引き締めろ、だらしない所は見られたくないだろ?」
未央「えへへ、そうだね!スーパーアイドル未央ちゃんのカッコ悪いところなんて見せられないし♪」
P「その意気だ、でもまあ必要以上に接触するのはちょっと控えた方がいいかもな」
未央「うん、そこは気を付けるよ♪」
P「そうか、ならもう大丈夫だな」
未央「うん!ありがとねプロデューサー!」
P「どういたしまして、ああそうだ、そういえば...」
未央「なに?」
P「俺へのスキンシップは遠慮しなくていいからな?」
未央「...はっ?」
P「いや、だから俺へのスキンシップならもっとやってもいいって...」
未央「ち、ちょっと待って!なに言いだすの急に!」
P「今説明しただろ、わからないか?」
未央「ぜんっぜんわかんないっ!」
P「つまりだな、お前にその気がないのに向こうがその気になるのはマズイだろ?」
未央「まあ、そうだね」
P「これはつまり片想いじゃなくてお前もその気があればオッケーってことだろ」
未央「ん~...そうなるの、かなぁ?」
P「そうだよ、そして未央は俺が好き、俺も未央が好き」
未央「待って待って待って!ちょっとおかしいよ!」
P「えっ?だって好きじゃなければあんな風に背中に抱き着いてこないだろ?」
未央「ちーがーうー!ってかプロデューサーも勘違いしてるの!?」
P「まったく恥ずかしがり屋だなぁ、未央は...」ズイッ
未央「うっ...な、なんで近寄ってくるの...?」
P「安心しろ、最初は俺がリードしてやるから...」
未央「誰かー!ここにヘンタイがいますっ!しぶりーん!しまむー!早苗さーん!助けてー!」
P「未央...」
ドンッ!
未央「やぁ...こ、こんな時に壁ドンなんかされたって...」
P「可愛いぞ、未央...」
未央「あっ、やだ、近い...」
P「本当に可愛い...」
未央「うっ、うぅぅ...」
P「ほら、力を抜い...てぇっ!?」ボガッ!
ドサッ...
P「んほぉぉ...」
未央「はぁ...はぁ...清良さん直伝のナース拳、教わっといてよかった...」
P「うーん...」
未央「もうーっ!人の事言いたい放題言って!ほんとヘンタイなんだから!」
未央「...途中まではカッコよかったのに」
P「みおぉ...」
未央「...いま手を出したら、プロデューサーヘンタイになっちゃうよ?」
未央「まっ、魔性の女未央ちゃんになるまでは...」
未央「もうちょい待っててね、えへへ♪」
P「うーん...」
未央「ふぅ...」
未央「あっ、そろそろタオル返してもらわなきゃ...」
おわり
駄文失礼しました~
ニュージェネはみんな大好きですがちゃんみおが一番好きです
しぶりんや卯月はなんだか浮世離れしてますが未央は三人の中で一番人間臭くて
迷ったり悩んだりして親近感が持てます
あと可愛いとこが好きです
ちゃんみおっぱい?いえ関係ないですね
ではまた~
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