白坂小梅「あ、あの人が…恐怖の…大王……」 (15)

ガチャで小梅ちゃん引いたので天啓だと思って書いてみます

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小梅「だった…なんて……」

P「いきなり何の話だ?」

小梅「ノストラ…ダムス……」

P「ああ、懐かしいな。1999年7の月、空から恐怖の大王が、だっけ?」

小梅「う、うん……」

P「結局何も起こらなかったかったけどな、はは」

小梅「ま、まだ…起こってない…だけ……」

P「ん?」

小梅「こ、これから…始まるんだよ……」

P「始まるって、何が?」

小梅「きょ、恐怖の大王による…あれやこれや……」

P「大事な部分がふわっとしてるぞ……」

小梅「み、みんな、勘違いしてる……」

P「何を?」

小梅「せ、1999年7の月に…きょ、恐怖の大王は、生まれたんだよ……」

P「ああ、そういう解釈か」

小梅「こ、今年は2015年…きょ、恐怖の大王は、16歳……」

P「青春真っ盛りだな、大王」

小梅「そ、そして7月生まれなのは……」

P「なのは?」

小梅「あ、 赤西瑛梨華…さん……」

P「待て待て」

小梅「こ、怖い……」

P「お笑い系アイドルだぞ、瑛梨華は。何が怖いんだ?」

小梅「O・MA・KA・SE☆って……」

P「うん」

小梅「せ、世界を… O・MA・KA・SE☆


P「違う」

小梅「こ、この腐敗し欲望にまみれた世界を我にO・MA・KA・SE☆」

P「絶対違う」

小梅「そ、それに瑛梨華さんは、7月7日生まれ……」

P「七夕だな」

小梅「織姫と彦星の…こ、子供……」

P「岡山生まれだぞアイツ……」

小梅「わ、我は恐怖の大王なり…YO・RO・SHI・KU☆ 」

P「絶対バカにしてるだろ……」

小梅「し、してない………………よ?」

P「なんだよその微妙な間は……」

小梅「え、瑛梨華さんじゃ、ないの……?」

P「残念ながら違うから安心しろ」

小梅「まだ…いる……7月生まれの16歳……」

P「今度は誰だ」

小梅「お、岡崎泰葉…さん……」

P「先に言っとくな?絶対違う!」

小梅「 『私にしか出来ない事…考えたい』って言ってた……」

P「アイドルとしてだろ」

小梅「 『あきらめちゃダメ…。すべてが去った後では…取り戻せないから』って言ってた…意味深……」

P「それもアイドルとしてだろ」

小梅「あ、あと、可愛い…怖い……」

P「それには同意する」

小梅「ち、違うの…かなぁ……?」

P「泰葉に統治されたいヤツはたくさんいるだろうけど、違う」

小梅「じゃ、じゃあ…やっぱりあの人…なんだね……」

P「まだいるのか……」

小梅「よ、依田芳乃…さん……」

P「ああ…何となく分からないでもない…違うけどな!」

小梅「『そなたが神を信じなくともよいのでしてーつまりわたくしがー恐怖の大王なのでしてー』」

P「勝手に付け足すな!」

小梅「しゅ、趣味は、失せ物探し……」

P「プロフィールにも書いてあるな」

小梅「う、失せ物…じ、人類が失ってしまった、純粋さや…信仰心……」

P「それを拡大解釈と言います」

小梅「恐怖の大王じゃ…ないの……?」

P「そんなガッカリした顔されても困るけど、違う。むしろ芳乃はほっこりする」

小梅「よ、芳乃さんが違うなら…もうあの人しか、いないよね…怖い……」

P「誰?」

小梅「た、高森藍子さん……」

P「いままでで一番違う!ふわっふわだから!」

小梅「そ、それが、大王の作戦……」

P「ふわっふわが?」

小梅「み、みんなをふわっふわにして…堕落させる……」

P「堕落しないから。リラックスして元気になるから」

小梅「わ、私はでき…ない…ふわっふわ怖い……」

P「やってみればいいじゃん。昼下がりの公園で日向ぼっことか」

小梅「!?!?!?」

P「俺と知り合ってから一番驚いてるぞ、お前……」

小梅「ひひひ昼下がりの公園でひひ日向ぼっこ!?!?!?」

P「気持ちいいもんだぞ?」

小梅「と、溶けちゃい、ます……」

P「ドラキュラかお前は……」

小梅「ヴァ、ヴァンパイアだよ……」

P「どっちでもいいです……」

小梅「こ、怖い…ふわっふわ怖い…オシャレなカフェでランチ怖い……春先の森でそよ風に吹かれながら澄んだ青空を見上げるの怖い……」

P「それはお前の好みの話だろ……」

小梅「ま、間違いない…藍子さんが…恐怖の大王…こ、殺しに、きてる…主に私を……」

P「藍子が聞いたら泣くぞ?」

小梅「あ、藍子さんは泣かない…よ?『大丈夫だよ小梅ちゃん』って言いながら…頭を撫でてくれる…から…えへへ……」

P「もうなんなんだよ……」

小梅「その優しさが…怖い…マトモな人間に、されちゃう……」

P「してもらえ。いっそ」

小梅「い、いったい誰が、恐怖の大王…なの……?」

P「4人とも違います」

小梅「じゃあ…誰が……」

ちひろ「おはようございまーす」

P「あの人だ」

小梅「えっ」

P「いいか小梅。1999年の7月は一度しかこない」

小梅「う、うん……」

P「月末は毎月くる…怖い……」

小梅「プ、プロデューサーさんの後ろに…いろんな人の怨念が、見えます……」

ちひろ「あ、プロデューサーさん!新しいイベントの企画、考えてきました。20個ほど」

小梅「楽しみ、です……」

P「この統治からは逃れられない…永遠に……」

ちひろ「さぁ、今日もプロデュース活動、頑張りましょうね!」


お し ま い

終わりです
乙倉ちゃん引けない…怖い……
読んでくれた人、ありがとうございました!

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