智美「今日も咲のSSを読んで寝るとするか…」
智美「それにしてもこんなに沢山の人が色々な場所で作品を投稿してるって凄い事だよなぁ」ワハハ
智美「皆にもっとこういう作品を知ってもらって、咲SS界隈が盛り上がってくれればいいなぁ…」ワハ…
智美「そうだ!」
ツイッタ~
智美「やっぱり皆の動きを見るならツイッタ~が一番手っ取り早いな」ワッハッハ
智美「まずは新しいアカウントを作って…と」カチカチ
智美「それじゃあ咲を知ってる人を片っ端からフォローしていくぞ!」ワッハッハ
フォロー:1500
智美「よし、ここから新しい咲SSの風を吹き込んで行くぞー」ワッハッハ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443977562
龍門渕
衣「ん?なにやらツイッタ~で面白い動きが有るみたいだな…」カチカチ
衣「ふむふむ…なんと!これは衣も大好きな咲SSでランキングをやるって事か!」
衣「こんな面白いこと、皆にも教えてやらねば!RTしておこう!」カチカチ
衣「それにしても…衣みたいな初心者にもSSなんて書けるんだろうか…?」
衣「そうだ!智美に相談してみよう!」ピッピッ
・・・・・・・・・・・・・
智美「なんだ?衣から電話だ」ピッ
智美「衣か?どうしたんだー?」ワッハッハ
衣「智美!咲ワンと言う物を知っているか!?」
智美「ワハッ!衣も見てくれたのかー!それは嬉しいなー」ワッハッハ
衣「?どういう事だ?」
智美「実はなーあのサイトの管理人は私なんだよー」ワッハッハ
衣「えー!そうなのか!?凄い凄い!なぁ、衣も一緒に企画運営に回っても良いかー?」ワクワク
智美(うーん…どうしようかな…こういうのは一人の意見よりも大勢の意見も尊重したほうが良いだろうし…)
智美「わかった、衣も私と一緒に咲のSSを盛り上げていこうな?」ワッハッハ
衣「わーい!やった!それじゃあ今から智美の家に向かうぞ!作戦会議だ!」
智美「ワハハ、元気だな衣はー」ワッハッハ
それから衣と智美は一緒にウェブページを作って、これから始まる新しい試みに胸を高鳴らせていた
まさかこの選択が、あんな事になるなんて思いもせずに…
数日後
智美「よしっ、こんなものかなー?」ワッハッハ
衣「凄いぞ智美!まさかこんなに本格的になるなんて思ってなかったぞ!」キャッキャ!
智美「まだまだこれからだぞー。次はツイッタ~でページが出来たことを報告して…」カチカチ
衣「皆きっと喜ぶぞー!衣もRTしておく!」カチカチ
智美「お、もうコメントが来たな。何々…?」
『こういう企画待ってた!私も参加させていただきますね!』
智美「やっぱり皆も楽しんでくれてるみたいだ!ホッとしたぞ…」ワハッ…ハ…
衣「どうしたんだ?智美?」
智美「あぁ…必死になってページを作ってたものだから…急に眠気がな…」ワハッ…
衣「そういえば碌に寝てなかったみたいだしな…これからもっと忙しくなるから今はゆっくり休んでおけ!」
智美「あぁ…そうさせてもらうよ…」スウッ…
智美「第四回のグランプリも決まったし、ブログにもまとめられてるぞ!」
衣「本当に智美は凄いな!見てくれ、ツイッタ~でもこんなに賑わってるぞ!」
『第四回も駄目だったか…次は必ず上位入り目指すぞー!』
『今回見ていただいた方々のお陰で次回の咲ワンでも、素晴らしい物が書けそうです!ありがとうございました!』
『咲ワンマジ神!』
智美「ワハハ…」ジワッ
衣「智美…?泣いているのか?」
智美「私がやって来た事は間違いじゃなかったんだな…」グスッ
衣「そうだ!智美のお陰で皆が笑顔になれるんだ!衣も智美の力になれるように頑張るぞ!」グッ!
・・・・とみ・・・・・智美!
智美「ん…衣?、なんだ…夢か…」
衣「智美!衣は今日はもう帰る事にする!また明日だ!」
智美「そうか、じゃあまた明日からも頼むな?」
衣「もちろんだ!」
そして第一回咲ワングランプリのエントリーが終わり、投票が始まった頃…
衣「智美!これを見てくれ!」
『ていうかこんなのやっても意味無くないか?結局他の所で書いてる大御所は票を沢山取るんだし…』
『くだらな…こんなの出来レースじゃん…』
衣「こんな事まで書かれて…良いのか智美!?」
智美「仕方ないさ、まだ始まって間もないんだし不満はどこからでも出るものだ」
智美「大切なのはこういう意見も飲み込んで良い物を作っていく事さ」ワッハッハ
衣「智美…そうだな!」
それからも智美と衣は日夜頭を悩ませ、第二回に向けての企画を吟味して行った…
智美「よし、こんなものでどうだろうか?」
衣「うむ!前回とは違い、過去作のエントリーも可にした事でSSを書かない人にも興味を持たせることが出来るな!」
智美「あぁ、私達の目的は順位を決めることではなく、皆が切磋琢磨することでSSの質を上げてもう一度この咲SSを盛り上げることだ!」
智美「そこに過去作がエントリーさせる事で、皆の熱も上げることが出来るだろう!」
数日後
衣「大変だぞ智美!」
智美「どうしたんだー?そんなに慌てて?」ワッハッハ
衣「どうもこうも無い!ツイッタ~で口々に不満が出てきてるのだ!」
『過去作エントリーとか…そんなん有名な物出されて勝てるわけ無いじゃん』
『くっそワロタwwwwwwwwwwじゃあな、俺はもう二度と見る事は無いと思うわwwwwwwwwwwww』
『はぁ…ガッカリしました…過去作で競わせて何がしたいのって感じ…これじゃあ新しいSS書こうって思うわけ無いじゃん…』
智美「な、なんでだ!?私はただ、もっと皆に奮起して貰いたくて…」
衣「なぁ智美…今からでもルールを変えられないか…?」
智美「衣も…あいつらと同じ事を言うのか…?」
衣「だ、だって皆で作っていくって智美が…」
智美「うるさい!もう出て行ってくれ!顔も見たくない!」バンッ!
衣「智美!智美ー!」
今思えば、運営と言う責任に押し潰されそうだった智美を救えたのは
衣だけだったのに…
『公平性が無さすぎるでしょ…常識的に考えて…』
『俺には関係ないし見る気も参加する気もないんで^^』
『わーわー騒いでうるせーな…咲ワンとかいう害悪早く消えてくんねーかな…』
智美「あぁ!うるさいうるさい!皆して好き勝手言いやがって!」
智美「公平性?そんなに公平にしたいんだったらしてやるよ!」カチカチ
第三回咲ワン
エントリー期間:無制限
投票期間:無制限
智美「はっ!これで文句無いだろ!?全員が誰でも参加できて、投票はいつでも出来るんだから人気が欲しい奴は人の居る時にRTでもすればいいさ!」
『くっそwwwwwwwwwwww投げやりすぎてワロタwwwwwwwwwwwwww』
『あの…流石にこれは酷すぎるのでは…?』
『逆切れかよwwwwwwwwwwwwもうやめちまえ』
智美「」プチッ
衣「智美…大丈夫かな…あれから連絡とって無いけど…」
衣「そうだ…ツイッタ~を見れば何か…」カチカチ
衣「えっ…なんだこれは…?」
『ちょwwwwwwwwwwwwww遺書だって~wwwwwwwwwwwwうけるwwwwwwwwww』
『ちょっと俺も載ってんじゃんwwwwwwwwwwwwいぇ~い皆見てる~?wwwwwwwwwwwwwwww』
『祭りだ祭りだwwwwwwwwww燃やせ~!wwwwwwwwwwwwww』
『はぁ…これだから心無い人達は…運営さん可愛そう…』
『だからやめろって言ったのに…お前らのせいだ!咲ワンを返せ!』
衣「遺書…?どういう事だ…?」カチカチ
遺書
お前ら散々好き勝手言ってくれたけどさ?
下手くそが自分の順位に文句言って恥ずかしくないの?
じゃあ何か?お前の意見だけ全部汲み取って運営しろって?何様だよwwwwwwwwwwww
その癖改善案も出さねーし、じゃあハッキリ羨ましいんで僕にも作り方教えて下さいって言えよwwwwwwwwwwww
後な、自分は興味ないんで~とか言ってる奴等は何が目的なの?
興味あるから突っかかって来てんじゃんwwwwwwwwww面と向かって文句も言えないとかダサッwwwwwwwwwwww
なに?運営は機械とでも思ってんの?お前らと同じ人間な訳
よく人に向かってそんな事言えるね?今までの教育で習ってこなかったの?アホくさ…
あと順位の事をとやかく言う奴居るけどさ?そんなに気にするならやらなきゃいいじゃん?って話なんだけど?
結局人気者になりたくてやってるのに実力不足だから人に当たってるだけでしょ?ダッサwwwwwwwwwwww
もうお前らの前に現れるつもりも無いからやりたい奴は好き勝手やってくださいwwwwwwwwwwww
じゃあなカス共wwwwwwwwwwwwwwwwww
衣「なんだ…これは…」
衣「智美…!」ダッ!
prrrrrrprrrrrrrrr
衣「駄目だ!出ない!」
智美『絶対に盛り上がるぞー!』ワッハッハ
衣「智美…智美…!」
智美『仕方ないさ、こういう意見も大事にしなきゃな!』ワッハッハ
衣「頼む…衣を一人にしないでくれ…」グスッ
智美『もう…出て行ってくれ!』
衣「まだ…ごめんも言ってないじゃないか…!」
プップー!
衣「あっ…」
衣(智美…)
ドンッ!
本日未明、長野県にてひき逃げ事故があり、被害者は天江衣さん17歳。
通りかかった人の通報で病院に搬送されましたが、到着と同時に亡くなったとの事です…
智美「ははっ…衣…今行くぞ…」ワッハッハ
ギシッ!
こうして小さなネットでの出来事によって、2つの尊い命が消えていった…
私達は第二第三の彼女達を生まぬ為に、日夜SSを書き続けるのであった…
カン!
あのとんとん拍子の収束はワハ衣並みだなと思い書きました
面白かったです。終わり
このSSまとめへのコメント
必殺のワハ衣。(直球)
久々だが返って新鮮。