みく「おっはにゃ~!」
P「」
みく「Pチャン。昨日もオリックスは負けたのかにゃ?」
P「違うんだ。昨日は勝ったよ」
みく「じゃあ、なんでそんなに落ち込んでるの?」
P「これだよ…」つスポーツ紙
みく「どれどれ…。『谷・平野恵引退!』」
P「ブルーウェーブの暗黒時代を支えていた二人がいなくなっちゃったよ…」
みく「ブルーウェーブ?オリックスは元々、バファローズじゃなかったの?」
P「」
みく「ああ…。またふさぎ込んじゃったにゃ…」
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P「え?みくはオリックスブルウェーブを知らないのか?」
みく「うん。いつの話にゃ?」
P「具体的に話が動いたのは2004年。今から11年前だ」
みく「みくはまだ4歳にゃ覚えているはずもないにゃ…」
P「ということは今の高校生は、知るはずもないのか…」ズーン
菜々「ナナは知ってますよ!いてまえ打線と青波打線!ローズは55本打つとかすごかったですね!」
P「え?菜々さん何で2001年ごろの話を知ってるんですか?」
みく「ナナチャンは17歳だから――」
菜々「なななな菜々の、ウサミンパパがパリーグファンでしたから!ローズの55本もカブレラの55本も知ってて、嘆いてましたから!」
P「それなら納得です。話は戻りますけど、これで青波戦士は後藤だけになったな…」
みく「青波戦士?」
P「よくスポーツ紙で全身のチームの選手を指す言葉だ。少し前だと、大洋戦士とか、南海戦士。阪急戦士。近々ダイエー戦士なんて出てくるだろうな」
菜々「南海戦士は、大道選手の引退で全滅しましたけど、まだまだ大洋戦士も残ってますね。阪急戦士は中嶋選手がついに引退しましたね」
P「菜々さん良く知ってますね。中嶋なんてそれこそ工藤と同じで30年近くプレーしてるんですよ」
菜々「え!?そうでしたっけ?」
みく「それに、みくもその人のこと知らないにゃ。ナナチャンは物知りにゃ」
菜々「アハハ…。全てはウサミンパパのオカゲデスヨー」
みく「でも、ブルーウェーブの選手はなんでもうその後藤って選手だけなのにゃ?」
P「単純に言えば、実力不足で次々と戦力外で引退したからだなあ…。契約金ゼロ契約という、プロ野球とは思えない話もあったほどだ」
みく「契約金?よく、1億円とか聞くけど…」
P「ドラフト上位で、能力的にも行ける選手にはそれだけの高いお金が出るが、素質はあるが、全国的な知名度や成績が正直それほど高くない選手には契約金や年俸も低目なんだ。契約金で2000万・年俸480万なんてザラだな」
みく「それでも、高校生がもらうには破格すぎる額だにゃあ…」
P「で、契約金ゼロ契約というのは、オリックスブルーウェーブがプロレベルには一歩足りないが、それでも二軍で育てて一軍である日数立てば、という条件で契約金に相当する報酬がもらえたんだ」
大洋はまだばんてふがいるし…(震え声)
谷繁がこの前現役引退したし
いよいよばんてふだけやで(大洋戦士)
みく「いちぐん?にぐん?ムムム…。少し難しいにゃ。もう少しわかりやすく説明してほしいにゃ!」
P「俺たちで言えば、アイドルとしてみくと契約するけど、契約金とかは一切払わない。アイドルとして仕事をある回数こなしたら、契約金と同じくらいの報酬を渡すっていうことだ」
みく「それは少し大変だにゃ。――でも待って。Pチャン、みくは契約金なんて貰ってないよ」
菜々「それはナナだってです!私たちはゼロ契約アイドルですか!?」
P「うちは誰にも契約金は出してないからな。凛や蘭子にも払ってないぞ」
みく「飛んだドケチプロダクションだにゃ。誰かさんみたいにごねるにゃ」
菜々「誠意は言葉でなく、金額」ドヤ
P「うちには契約更改もないからな。全部出来高払いだから」
菜々「でも、そんな契約金ゼロ選手の中でも中島選手だけはずっと楽天にいましたね」
P「ああ。去年引退したけど、見どころはあったからな。もう彼の場合は元オリックスよりも元楽天だよな」
みく「ねえPチャン。オリックスとその近鉄戦士との関係を教えてほしいにゃ。Pチャンとナナチャンだけで話が弾んで分からないよ」
P「そうだな。オリックスを愛するこの俺がしっかり伝えよう」
P「パリーグは6チーム。ソフトバンク、西武、日ハム、ロッテ、楽天、オリックスとあるのは知ってるな?」
みく「うん」
P「実はな。楽天は10年前に出来た球団なんだ」
みく「そうだったんだ。ずっとあるものだと思ってたにゃ。でも、そしたらパリーグは5球団になっちゃうにゃ」
菜々「楽天が参入する前に、オリックスと近鉄バファローズというチームがあって、近鉄が資金難にあえいでついにオリックスに球団を買ってくれと言うお話が出てきたんです」
P「それから話は上層部だけでトントンと話が進んでいく。従業員である選手たちが知ったのは、2004年5月だ」
みく「5月ってシーズン真っ只中にゃ!チームもファンも大混乱するにゃ!」
P「もうそりゃ、連日スポーツだけじゃなく普通のニュース番組だって取り上げる大問題だ。5チームになったら試合が出来ないチームが出てくる。それに資金難で苦しい球団は近鉄だけじゃない。球団の合併をもう一つ行って10チームにして、1リーグでやろうという意見まで出てきた」
菜々「それがヤクルトとロッテだって聞いた時はビックリしましたよ…。ナナの地元の球団が無くなるって…」
みく「ナナチャン…」
菜々「ハッ!ウサミン星のテレビはロッテの中継が見れるんですよ!その影響でですね――」
P「まあ、ダイエーだって正直かなり危ういという報道もあった。事実、翌年にはダイエーからソフトバンクに親会社が変わったしな」
みく「でも、勝手に球団が無くなる話しをしてて、選手側は可哀想だにゃ!ここのプロダクションがそうなったら、みくたちは怒るにゃ!」
P「もちろん、選手側は大激怒だ。上層部の本業の失敗のツケを野球選手側に回されるんだからな。たまったものじゃない。被害は合併される球団の選手だけじゃなく、今後、こうなることを危惧してのことだった」
菜々「古田さんが何とか合併の阻止をするために、何回も話し合いをしたんですよねえ。でも、溝が深くて…」
P「選手会はついにストライキを実施。9月の17と18日。土日の試合をストライキした。プロ野球として今までにない初めてのことだったんだよ」
みく「すごいにゃ。古田さんはメガネかけて「オッケ~イ!」って言う人じゃなかったんだね!」
P「それは凄く失礼だぞ…。ストライキをした選手会だったが、近鉄バファローズの合併は回避できなかった。球団を買得る企業がいなかったんだ。オリックスが近鉄球団を合併する形で、オリックスブルウェーブはオリックスバファローズになった」
みく「結局は駄目だったんだね…。でも楽天はそのままひょっこり入ったのかにゃ?」
P「実は合併話が明るみになった翌月ほど、とある企業が新規参入しますって手を挙げたんだ」
みく「どこの大企業かにゃ?みくも知ってるかにゃ?」
P「堀江元社長のライブドアだった」
みく「えええー!堀江社長って、ホリエモンかにゃ!あの人、社長だったのかにゃ…。タレントだと思ってたにゃ…」
菜々「まあ、そうですよね。若い人はホリエモンが社長で、ニッポン放送の株を買って、テレビに――」
P「それ以上はちょっと…。脱線しますから。――そう、ライブドアが全く新しい球団を宮城県仙台に作るという話になって、一気に世論的には新規球団歓迎ムードになった」
P「そこから3か月後に楽天も新規球団として参入したいという意向を出す。場所は同じく仙台だった。協議の末、10月東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生した」
みく「結局、近鉄バファローズは消滅しちゃって、選手はどうなったのかにゃ?」
P「そこに関しては分配ドラフトを行って、まず両球団が保有している選手たちを確定したんだ。まずはオリックス側に25人。その後楽天が20人。オリックスがその後20人と選んで行った」
みく「それじゃ、オリックス側は両球団のいい選手を持っていけるにゃ!不公平にゃ!」
P「確かにそれは凄い反発だった。現実、近鉄のエースだった岩隈は当初オリックス入団だったが、オリックス行きを拒否。最終的には金銭トレードで楽天へ移籍することになった」
みく「岩隈さんかっこよすぎるにゃ。どっかのにわかロックよりもロックだにゃ!」
李衣菜「ヘクチ!――風邪かなあ…」
P「ということもあって、球団が一つ消えて、同時に新しい球団が一つ誕生したのが2004年。翌年から今まで通りの態勢になった」
菜々「ダイエーの話は良いんですか?」
P「あそこはすんなり買収話進んでいたし、正直そこまで詳しくないから。誰も移籍してないからいいっしょ」
みく「うわあ…。ざつぅ…」
P「そして時が過ぎていき、旧戦力の高齢化と新しい選手の加入で近鉄戦士と青波戦士は年々数を減らしていく。特に青波戦士の減り方は凄かったなあ…」
菜々「それだけオリックスの戦力戦略がまずかったという証ですよね。トレードだって、出て行った選手がキャリアハイを叩きだす中、来てくれた選手は満足に活躍できずに戦力外ということが多かったですね」
P「先日急逝された中村GMの呪いだっていう話もあったけど、阪神行って外国人は良かったし良いじゃない。日本シリーズも行ってるし。それに引き替え…。はあ…」
みく「思い出したからか、またふさぎ込んだにゃあ。面倒だにゃ…」
P「日高のFAでオリックスにずっといるブルーウェーブの選手は後藤ただ一人になって、その後藤も13年シーズン終了後、楽天へ移籍。これで昔のブルーウェーブを知る選手はオリックスにはいなくなってしまった…」
菜々「コーチ陣しか知らない方ばかりになりましたからね。もう11年たって、近鉄戦士も青波戦士ももう数えるばかり…」
P「青波戦士は、谷、平野恵がいたけど、今年で引退を宣言。ついに後藤光尊を残すだけになった…。今年のシーズン如何でと思っていたけど、この成績なら十分来期も出来ると確信している」
みく「最後の青波戦士かにゃ…。本当に長くやってほしいにゃ。それで近鉄戦士の方は?」
P「近鉄側は実はまだ結構いるんだよ。楽天ただ一人の結成時からいる牧田。阪神にトレード後は守備固めに大活躍の坂。同じく阪神のキャッチャーの藤井。楽天で育成選手だった横山。同じくヤクルトで育成の阿部。そして、オリックスにいた坂口…」
みく(あ、またPチャンの顔が暗くなった)
P「坂口は来シーズン、どこでやるんだろうなあ…。パリーグで戦うのかなあ…」
みく(めんどくさいから、流すにゃ)
菜々「で、でもオリックスは昨年すごく調子よかったじゃないですか!」
P「そうだよなああ!去年は一日一日が楽しかったんだよ!投げては比嘉が抑える!金子がねじ伏せる!ペーニャが打ち砕く!糸井が打つ!良かったなあ!」
みく(Pチャンが明るくなった。去年は大体そんなもんだったにゃ)
P「でも、今年は…。3連敗からスタートして、気が付けばオリ以外が5割以上…」グデー
菜々「ああ!プロデューサーさんが杏ちゃんのように机にへばりついてます!」
P「今年のオリックスはあれだよな?オープン戦だよな?シーズン開幕はいつから何だ?」
菜々・みく「えーっと、2016年3月下旬?」
P「いやだー!!」
みく「その後、Pちゃんは何とか最下位を免れる試合を見て、何とも言えない表情になっていたにゃ」
菜々「試合には勝ったけど、谷さんの引退セレモニーを見て、泣きたいけど泣けない。そんな表情でしたね。青波戦士も後藤選手だけですし…」
みく「唯一の欠点は嫁だって言ってるけど、それは気にしちゃいけないにゃ!」
菜々「多分、子どもはサラブレッドですよ。女の子だったら柔道家。男の子だったら野球選手ですね。共にオリンピック選手ですし、亮子さんは金メダリストです!」
みく「オリンピック?金メダリスト?世界一?ハッ!みくは用事を思い出したにゃ!失礼するにゃ!」ピュー
菜々「あ!みくちゃん!」
P「今年のオリックスの試合は全て終わりか…。まあ、なんだかんだと言って楽しかったな。安達の延長同点のフィルダースチョイスも生で見れたし。初めて二次会にも参加できたし。観戦連敗も7で止まったし…。来季の楽しみは――」
みく「Pチャン!」バーン
P「うお!みく!びっくるするからノックしなさいって何度も――」
みく「Pチャン朗報だにゃ!」
P「なんだ?誰かがオリックスに来るのか?」
みく「違うにゃ!まだ青波戦士は生きていたにゃ!」
P「はあ?オリックスファンの俺ですら知らない青波戦士がいるって?どこに?」
みく「海の向こうにゃ!」
フリオ・フランコ「エ?」
山本昌「10年が何だって?」
谷繁「27年までなら余裕」
イチロー「宗則が追っかけてくる限り現役です」
P「海の向こう?独立リーグ?Kリーグ?確かにそこでやってる選手はいるかもしれないが…」
みく「Pチャン!もっと有名な人がいるでしょ!世界的な有名な人が?」
P「え?誰だ?」
みく「もう!イチローさんがいるでしょ!」
P「あ!そうだ!イチローもブルーウェーブの選手だ!しかもまだメジャーの第一線で活躍中!」
みく「来季もどこかのチームで野球できるし、日本に戻ってきても引く手はあまたにゃ!」
P「そうだよな!イチローならまだ10年は堅いな!まだまだ青波戦士の未来は明るいぞ!」
みく(37と41で10年は堅いとか言っちゃアカンでしょ…)
おわり
おまけ
みく「みんな聞いてほしいにゃ!」バーン!
凛「どうしたのみく?プロデューサーの机を叩いて。うるさいよ」
みく「あ、ごめんにゃ。――じゃなくって!みくはこの前大事な話を聞いたのにゃ!」
卯月「大事な話ですか?プロデューサーさんが私たちに隠し事なんてしてないと思いますけど…」
みく「とっても重大な隠し事にゃ!これを聞いたらみんな驚くにゃ!」
未央「も~。みくにゃんもったいぶらずに教えてよ!」
みく「分かったにゃ!――みくたちは契約金ゼロでアイドルさせられていたんだにゃ!」
キョトン?
美穂「契約…金?」
泉「なにそれ?」
亜子「契約金いうのはな、手付金のようなものや。うちで活動してくれるお礼のお金や。プロやと、奥の桁が踊るで」
さくら「お、億…。億って、百万円が百個…」
みく「億…まではいかないと思うけど、みくたちは契約金ゼロアイドルにゃ!凛チャン達のように、テレビとかで活躍していてもお金が入ってきてないはずにゃ!」
凛「だって私たちは依頼されて、そのお金からお給料として入ってくるんでしょ?それ以上のお金貰っていたら、プロダクション潰れちゃうよ」
卯月「そんな事になったら、凛ちゃんや未央ちゃんたちと一緒にお仕事出来ないんですか!?それは困ります!ここは私たちが寄付を――」
みく「そうじゃないにゃ!Pチャンたちはみくたちに支払うべき契約金を払ってないのにゃ!活躍していても、お仕事のギャラ以外でお金は貰ってないのにゃ!それは良くないことだにゃ!」
未央「繰り返すけど、そんなことしちゃったらここ無くなっちゃうよ…」
みく「そうじゃないにゃ!額は少なくても、良いのにゃ!契約金としてお金が欲しいのにゃ!みくたちはしっかりアイドルとして契約されたアイドルだって胸を張りたいにゃ!」
瑞樹「みくちゃん。落ち着きなさい。今からそれをプロデューサー君に言うつもりなの?」
みく「川島サン。止めないでくれにゃ!アイドルだってプロにゃ!そのプロの誇りをみくたちは持ちたいのにゃ!」
凛「でも、どうやって?」
みく「みんなで声を上げるのにゃ!だんたいこうしょーけんとやらを使って、Pチャンときちんと話し合うにゃ!」
卯月「話し合いだなんて…。私は自信ありませんよ…」
みく「大丈夫にゃ!きちんと代理人と交渉人を呼んであるにゃ!」
マキノ「…交渉人とは聞こえはいいけど、結局うちから出すのね…。私は交渉なんてやったことないわよ」
留美「まあ、代理で会議は出来るけども…」
みく「分析が得意なマキノチャンに交渉人。代理人として留美チャン!これは最強のにゃんにゃんにゃんだにゃ!」
のあ「33-4でみくたちの負けね」
みく「うっさいにゃ!今は阪神関係ないにゃ!」
アーニャ「ダー。わたしたちとのにゃんにゃんにゃんは遊びだった、ですか?」
みく「う、ここは本気の交渉だにゃ!アイドルとしてのにゃんにゃんにゃんはまだ一緒にやるにゃ!それを今後つづけるために、一旦新しい、最強のにゃんにゃんにゃんに編成したのにゃ!」
留美「みく。そろそろ時間よ。行くわよ」
みく「待ってて欲しいにゃ!みんなに契約金の目録を持ってくるから!」バタン
凛「契約金ねえ…」
卯月「私はプロダクションが無くなるならいりませんけど…」
未央「誠意は言葉ではなく、金額」ボソッ
凛・卯月「え?」
未央「ううん!なんでもないよー!契約金かー。貰ったら何買っちゃおうかなー?」
――次の日
P「みんないるかー?」
凛「プロデューサーどうしたの?」
P「先日、みくが団体交渉権を使って契約金が欲しいと言われた。たしかにみんなにはいろいろ苦労かけているから、それを含めての契約金だ」
未央「おー!みくにゃん!やるじゃーん!」
卯月「で、でも、良いんですか?そんなことしたらプロダクションが…」
P「そこはちひろさんと相談して無理のない範囲でということで決めた。金額は少ないかもしれないが…」
留美「全然かまわないわよ。ただ、入っているのが婚姻――」
P「まあ、渡していくから並んでくれ。名前を書いてないから未成年組からだ」
P「以上だ。みんな、これからもよろしくな」
一同「はい!ありがとうございます!」
卯月「本当に貰っちゃっていいんでしょうか?」
凛「無理ない範囲でって言ってたから、遠慮なく貰おうよ。プロデューサーの厚意を無駄にしちゃ失礼だよ」
未央「中身は何だろうなー!」
つ図書カード1000円分
卯月「図書カードだ!プロデューサーさん。私たちのことを思って…」
凛「そうだね。アイドルとして教養を積めっていうことだよね。文香に本を見繕ってもらおう。――未央?」
未央「おかしい…。こんなことは許されない…」プルプル
卯月「未央ちゃん?」
卯月「その後未央ちゃんは、換金ショップで図書カードを現金にしていることが発覚。プロデューサーから厳重注意を受けることになりました。ちなみにこの他にも、三好ちゃんがゲーム券。レイナちゃんがいたずらの資金にして同じく厳重注意になりました」
凛「一方の大人組は――」
留美「良い?開けるわよ?」
大人組「」ドキドキ
つビール券1枚
飲酒日常組「やったー!」
飲酒非日常組「や、やったー…」
楓「今日はみんなで酒屋さんに行って交換して盛り上がりましょう」
早苗「そうね。また明日から頑張るために!」
礼子「盛り上がるわよ」
レナ「…大丈夫かしら?」
留美「私は逃げ、用事があるから――」ガシッ
楓・早苗・志乃「」ニコォ
留美「」ガタガタ…
凛「大人組は、全員でビール券を持って酒屋を襲撃、もとい交換して、地元の酒屋の在庫を0にした後、盛大に酒盛りをしましたが、次の日、飲酒をしていないアイドルを中心にほとんどのアイドルが二日酔いで活動できなくなって、全員が厳重注意処分を受けましたとさ」
今度こそおしまい
以上です。
来年こそは敵うべき夢の先へ行ってもらいたいものです…。マジでね。
このSSまとめへのコメント
俺以外にも佳知ファンっていたんだ(歓喜)