兄「妹が……爆発した…」(94)
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兄「止められなかった…」
兄「俺は『兄失格』だァ…」
兄「あの日…クソォッ!」
兄「アイツだ…クソォ!クソォ!!」
兄「あの日…あの場所で…妹は…」
ー回想ー
妹「お兄ちゃん!せっかく街まで来たんだよ?」
妹「楽しまなきゃ!!」ワクテカ
兄「ハハッあんまりはしゃぐなよ~」
妹「ほぉら!!早く行くよ!!は~や~く~」
兄「ちょ!引っ張るなって!」
妹「は~や~く~!!」ズキュウウウン!!
クスクス クスクス
兄「痛い!痛い!色んな意味で痛いから!」
【両親が幼い頃に亡くなった俺と妹は田舎の祖父母の家に預けられていた】
【一年に数回。墓参りのためにs県の大きな街に行く 妹は比較的都会なこの街を気に入っており来るといつもこの調子だ】
兄(今日は妹にプレゼントでも買ってやるか…誕生日近いしな…アイツ)
【この時俺は知らなかった…平穏は脆く、儚い物だという事を】
男「」・・・
《フードコート》
妹「でねでね~!私が、お兄ちゃんを矢で射る夢を見たの~!」キャッキャッ
兄「はいはい…んで、俺はどうなったんだ?死んだのか?」
妹「死ななかった!お兄ちゃんスゲー!」
妹「って所で目が覚めたんだよ~」
兄「はいはい凄い凄い」コーラオイシーワー
妹「真面目に聞けよー」ガオッ
兄「ぶぇ?!」
妹「お兄ちゃん!!妹は爆発するらしいんだよ!」ドカーン
兄「お前な…そういうのはネットだけにしとけよ…」
妹「どかーんどかーん」キャッキャ
兄(普通にしてたらモテるだろうに…)
妹「お兄ちゃん!そろそろ行こうよ!」
兄「あぁ、少し待ってろお金払ってくる」
妹「まって!私が払うよ」
妹「何時も世話になってるし」
兄「妹…じゃ、今日は妹の気持ちに甘えさせて貰うよ!」
男「・・・」ジュルジュル…
《下着売り場》
兄「おっと、俺はここまでだ」
妹「えぇ~??何でェ?選べよー!」
兄「俺も探す物があるの!」
兄「それに、ここは男が入るとよろしくなくてだな…」
妹「ぬぅうう…」ドドドドドド
兄「そ、そうだ!今日の夕食はカレーにしようかな?」ハハハハー
妹「赦す」ムスッ
【この時、側に居てやれば良かったのかもしれない…そうしたら未来は変わったのかもしれない…もう失敗は出来ない…】
男「」ジュルジュル…
《アクセサリーショップ》
兄「えっと…どれが良いかな…」
店員「いらっしゃいませ何かお探しで?」
兄「えぇ、妹に渡すプレゼントを」
店員「妹さんにですか!ならこれはどうでしょう?」
兄「」(た、高い……)
店員「では、御支払い方法はカードですか?それとも現金で?」ゴゴゴゴ
兄「げ、現金で…」(断れなかったぞ…)
兄(でもこれで喜んでくれるなら…安い安いっと!)
同時刻《下着売り場》
妹「ん~…決められないッ!!」
妹「ありすぎて困っちゃうよぉ!!」
店員女「そんな貴方にこれ!」
妹「ぶぇ?!」
店員女「どんな男でもイチコロ!」
店員女「上下セットでこの値段!!」
妹「おぉ!安い!買う!買います!」
店員女「ありがとうございました~」
妹(これでお兄ちゃんもイチコロだね!)
男「」ジュルジュル…
男(私は綺麗な女性の手首が好きだ)
男(『女性』ではなく、『手首』が好きなんだ)
男(そろそろ手首を斬る時期だ…丁度良い…彼処にいる女性なんてどうだ?)
男(いい…良いぞ…ゾクゾクしてきたぞォ…)
妹「♪~♪~」トテトテ
同時刻《アクセサリーショップ付近》
兄「妹…喜んでくれると良いな…」
兄「ん?」ズキ…
兄「痛え"!!」ズキズキッ!
兄「何だァ?胸がめちゃくちゃ痛むぞぉ?」ドクンドクンドクンドクン
兄(これが!こ、恋か…?!)
兄「あれ?痛みが引いたぞ…?何だったんだ…」
???「・・・」ゾワァァァッ!
《下着売り場付近》
妹「あいたたた…何だかお腹が痛くなってきたんだよ…」アセアセ
男「フフフ…」
キラークイーン「・・・」ズザァァアッ!
《トイレ付近非常階段》
妹「ふぅ!すっきり~」カンッカンッカンッ
男「お腹の調子はどうだい?」
妹「?!誰…ですか?」
男「私が誰だかなんてどうだっていいんだ」
男「それより、今この場所に私と君がいる…それだけでいいじゃないか?」
妹「は、はぁ…」ガタガタ…
男「まぁ、こんなに美しい君に聞かれたんだ…名前くらいは言うのが礼儀さ…」
男「私の名前は"吉良吉影"君の様な美しい女性を探していた」
妹「へ、変態さんですか…?」
吉良「変態?」ピクッ
吉良「おいおい…あんな未成年のガキどもに発情する『ロリコン』とかいう奴らと一緒にしないでくれるかい?」
吉良「私が惹かれたのは君にではない」ゾワッ
吉良「惹かれたのはこの艶かしい手首…陶磁器の様な白さ…柔らかな手触り…」サワサワサワサワ
妹「い、いやぁ……」ガタガタガタガタ
//書き溜めてから明日書く
吉良「ハァハァ…ところで君、」ハァハァハァハァ
妹「ひぃ?!」ビクッ
吉良「私は他人に正体を知られたり自分の事を話すのは嫌いでね」
妹「は、はぁ…」ガタガタガタガタ
吉良「そんな私が君に名前を教えたのは何故だと思う?」ハァハァハァハァ
妹「それは…私の事がすk」ビクビク
吉良「そんな訳あるはずがないだろォッ!!」ガシッ
吉良「私が魅了されたのは『君自身』じゃない!君のその『手首』だッ!」
吉良「同じ事を何度も言うのは嫌いでね!何故なら『無駄』って事だからなァッ!」
吉良「そう…『無駄』何だよ…」
吉良「私が魅了されたのはその『手首』…それ以外は『無駄』だと思わないかい?」ハァハァハァハァ
妹「わ、私をどうするの?」ガタガタガタガタ
吉良「まだ分からないのか…鈍感な奴だな…」
吉良「その前に君の名前を聞いておこう」
妹「だから私をd」
吉良「質問を質問で返すなァッ!!」
妹「ひぃッ!」ビクッ
吉良「貴様は私の質問に答えればいい…これだから余計な『オプション』は…」
妹「い、妹です…」ガタガタガタガタ
吉良「妹か…良い名前だな…」ゾクゾクゾクッ
吉良「では妹さん、最初の問題の答えを言おう…」
吉良「君は不完全だ…手首だけになる事により完全になる…」
吉良「君には死んでもらう…」
キラークイーン「」ズザザザァァア!
妹「ひいっ!!」ガタガタガタガタ
兄(妹は…?どこだ?確かこの辺りで…)
兄「階段の所とかか?」
妹「いやぁ…」ガクガク
吉良「死んで貰おうかなぁ…」
キラークイーン「」ソーッ
兄「妹ォッ!!!」
妹「お、お兄ちゃん!来ちゃ駄目!」
妹「この人危ないよぉ!!」ガタガタガタガタ
兄「おいお前等!妹から離れろよ!!」
兄「そこの半裸のピンクい猫耳野郎!てめーもだ!!」
吉良「ッ?!」(こいつ…『見えている』のかッ?!)
吉良「フフフ…ハハハハッ!!」
吉良「私にはちょっとした『能力』があってね…」ニヤニヤ
吉良「触れた物を自由自在に爆破する事が出来る」
吉良「君の妹には死んで貰うッ!」ギラッ!
兄「よせェッ!辞めろォッ!!!」ダッ!
吉良「キラークイーン…」
キラークイーン「」ピトッ
妹「な、何?何なの?」ガタガタガタガタ
兄「あ、ぁあ…妹…」
???「」ゾワァ…
吉良「キラークイーン!!この女を爆破しろッ!」
キラークイーン「」カチッ
妹「」ドゴォオオオオオンッ!!!
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兄「あ…ぁあ!!妹!!」
シューシューシュー… シューシューシュー…
【辺りに肉の焦げる様な匂いが立ち込める。妹は爆破され、辺りには飛び散った肉片や臓物が…と思ったが】
兄「何も…ついてない?」
【意外。返り血一つついてない…その代わりに俺の目に映ったのは】
吉良「はぁ…美しい…美しいよ!」ハァハァ
手首「」
兄「うわあああああ!!」
???「」ッッッッ!!
吉良「はぁ…はぁ…」ゾクゾクッ‼
兄「お前ェッ!!妹に…妹に何をしたッ?!」
吉良「何って…見てわからないのかい?」
吉良「『完全』な状態にして私の『彼女』にしたんだよ」
兄「テメェ!!」
吉良「それに、年上の人にはそれ相応の態度って物があるだろう?」
吉良「君はなんだ?それと見た所、」
吉良「この"力"が見える様だが…」
キラークイーン「」ゴゴゴゴゴ
吉良「君も使えるのか?"力"を…」ドドドド
兄「力?何の事だ?!よくも!よくも妹をォッ!!」
吉良(まだ目覚めていない…もしくは気づいてないらしい…)
吉良「まぁどうでもいいのだがね…」ニヤリ
吉良「犯行を見られてしまった以上…生かしてはおけないなぁ」コツコツ…
兄「うっ…」ジリジリ…
吉良「君にも死んでもらう…」
吉良「よかったじゃないかぁ…あの世でまた会えるぞ?」
吉良「大好きな妹になッ!!」
兄「お、俺は死なない!!ぶち殺してやる!」
兄(あのピンクい奴にまだ触られていないはず…)
兄(荷物で後頭部を殴れば気ぐらいは失うはず!)
吉良「君はこう考えているだろう…」
吉良「私のキラークイーンには"触られて"いない…」
吉良「だから触られる前にその重そうな荷物で殴り殺してやろう…と」
兄「ッ!!」
吉良「図星の様だな…確かに君には"触って"いない、そう、"君自身"にはね…」
兄「まさか!!」バッ!
吉良「そのまさかさ!キラークイーン‼その荷物を爆破しろォッ!」
兄「クソォッ!!」ドゴォオオンッ!!
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兄「」ハァハァ…ハァハァ…
吉良「しぶといねぇ…まるでゴキブリだな…」
吉良「右腕をズタズタにしたって所か…」
兄「クソ…」ビチャ…ビチャ…
ドクンドクン…ドクン…ドクン…
吉良「じゃあ止めだ…」
キラークイーン「」ピトッ
吉良「死にな…」
キラークイーン「」カt
ガシッ!!
吉良「ッ?!何だこいつは!!お、押せない…何て力だッ!」
???「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
兄「こ、これは…?」ゼェ…ゼェ…
吉良「これがお前の"力"かッ!!」
???「」カチッカチッカチッ!!
兄(何だ…?こいつの腕についた時計みたいが反対に回り始めた?!)
吉良「な、何か来る!!爆破だァッ!」
キラークイーン「」カチッ!!
???「」ギャルルルルルルゥッ!
兄「うぉおおおおッ!!」
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吉良「ハァ…ハァ…」
吉良「危なかった…何とか私は無事だ」
吉良「フフフ…気分が良い!!」
吉良「そうだ…貴方に合う指輪を買いに行こう…」
吉良「"妹"さん♪」
【これが始まりだった】
【あの時目覚めた俺の力は、世界のリセット…つまり、無限ループの能力だった】
【あれから俺は何度も同じ週末をループした】
【しかし妹は救えなかった】
【俺の能力はかなりのへそ曲がりらしい】
【俺が死ぬ時にしか発動せず、妹を救う事は出来ない】
【それに…気づいてしまった】
【このループで最期になるだろう…】
【これ以上この能力を使うと俺は死ぬ…】
【分かるんだ…言葉では言い表せないが確実にこの力は俺の身体を蝕んでいる】
【これが最期のループだ】
兄「頼むぞ!!」
妹「お兄ちゃん?…どうしたのかな?」ソーッ
兄「ん、どうした?妹?」ニコッ
妹「うん、あのね!今日は何の日か知ってる?」
兄「あぁ…街に行く日だろ?」
【ループしていくうちにわかった事が一つある】
【それは、街に行く事は避けられない】
【どんなに抵抗しても強制的に行かされる】
【それがこのループのただ一つのルールだった】
兄「じゃあ…午後から行こうか」ニコッ
兄(そして妹は『分かったんだよ!』と言う…繰り返し…何度も何度も聞いたからな)
妹「分かったんだよ!」
兄「はいはい」ニコッ
妹「お兄ちゃん…?」
妹「お兄ちゃんはどうしてそんなに哀しい顔をしてるの?」
兄「ッ!」(何!?流れが違うぞ?!今まではこんな会話…)
兄「どういう…意味かな?」
妹「ううん…何でもないの…」
妹「ただ…お兄ちゃんが何処か遠くへ行っちゃう気がして…」シュン…
兄「ば、バカな事言うなよ!」(遠くに行くのはいつもお前だろ!)
兄「俺は何処にも行かない!」(あぁ…そうか…)
兄「俺はお前を守る!!」(これは神様がくれた最期のチャンスなんだな)
兄「だから、何も心配するな」ニコッ(これが何かのキッカケになってくれれば!)
妹「お兄ちゃん!!」ギュウウッ
兄「……」ギュウウッ
《フードコート》
妹「でねでね~!私が、お兄ちゃんを矢で射る夢を見たの~!」キャッキャッ
兄「そうか凄いな~妹は」ニコッ ナデナデ
妹「あっ…あぅ…」ドキドキ
妹(どうして?お兄ちゃん?どうしてそんな哀しい顔で笑うの?)
兄(アイツはいつから妹を狙っていたのだろう…あいつは近くに居たのかもしれない…)
兄(前の世界では気づかなかったが今なら!)
吉良「」ジュルジュル…
兄(見つけたッ!)
兄(だがどうする…?俺の"力"は死ぬ直前にしか発動出来なかった…)
兄(人が多い所で殴りかかっても俺は危ない奴として止められてしまう…)
兄(何故だッ?!何故今まで自分の力を操れなかったのか…)
兄(考えろ…考えろ…)
【祖父母と妹…友達と過ごしてきたありふれた日常】
【その中で1番輝いてたのは妹の笑顔で…】
【その笑顔にいつも救われてて】
【こいつに相応しい奴が現れるまで守るって『覚悟』した自分がいて】
兄「そうか!『覚悟』だ…」ボソッ
妹「お兄ちゃん?」
兄「ん、あぁ…何でもない…」
>>41
ミスった『覚悟』×
正しくは『決意』ねww
ごめんなさい
【こいつの笑顔に気づかされた】
【俺には足りなかった身を捨ててまで妹を守る『覚悟』そして『決意』がッ!】
【今まで何処かで恐れていた】
【自分が死んでしまう事】
【妹が死ぬ場面を繰り返し見る事】
【沢山の不安に…】
【そして何処かで甘えてた】
【この"力"に…繰り返されるこの日常に】
【『未来』は自分の手で切り拓く物だから…】
【今、ここで『覚悟』し直そう】
【そして新たに『決意』しよう】
【これが最期のループ】
【俺達は笑って明日へと進むッ!】
妹「お兄…ちゃん?本当に…何でもないのかな?」
兄「だ、大丈夫だって…」
妹「本当に…?」
兄「本当だ。俺を信じろ」ニコッ
妹(本当だ、さっきまでの辛い顔じゃないや…)
妹「うん!」ニコッ
吉良(あの男が邪魔だな…さっき睨まれた様な気がしたが…)
吉良(気のせい…か?)ジュルジュル…
《下着売り場付近》
兄「?、行かないのか?」
妹「お、お兄ちゃんが一緒に入ってくれるならいこうかな~」ナハハハ
兄「……分かった」
妹「じゃ、行こっか!って…え?!」
妹「いつもは入らないのに…ハハッさては…」
妹「常に賢者モードオンのお兄ちゃんが欲に目覚めたのですな?」ウリウリ
兄「……プフッ!だな!」(間違いではないか…守りたいという気持ちも元を辿れば『欲望』だしな…)
妹「やっと笑ってくれた…」グスッ
兄「おいおい…人をフランケンシュタインみたいに言うなよ」
兄「俺はさっきから笑ってたろ?」
妹「今までのは…笑顔じゃなかったよ…」
兄「え?」
妹「泣き顔だった…とても暗くて…哀しそうな泣き顔…」
妹「でも、元気になってくれてよかった!」
妹「やっと元気になったね!お兄ちゃん!」
兄「俺は元気だ!今日の夕飯はカレーでいいか?」ナデッ
妹「うん!」
クソ……クソォ…
ホシイ… ナメツクシタイ……
駄目だ! こんな所で使っては!
テクビガ… ホシイ……
くっ!
吉良「」ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ!!!
兄(そろそろか…)
妹「お、お兄ちゃん?」モジモジ
兄「うん?」
妹「と、トイレに行きたいから行ってくるね!」タタタッ
兄(来たッ!)ドクンドクン…
兄「俺もトイレしたかったんだ」
兄「途中まで行くか!」
兄(トイレの長さは女子と男子では圧倒的に男子が短いはず!)
兄(妹に見られる前に、アイツを始末する!!)
《階段(トイレ付近)》
吉良「確かこの辺りに…」
吉良「あの邪魔な男も消えた…手首を狩るには今しかない!」ガリガリガリガリッ!
吉良「ふふふふ…ふはははは…」ニヤニヤ
兄「『邪魔な男』って、俺の事だよな?」
吉良「ッ!誰だね?君…?」(馬鹿なッ?!俺とこいつは初対面の筈!)
兄「初対面のガキに馴れ馴れしく話しかけられて不気味に思わない奴はいない…」
兄「でも、俺はお前の事よく知ってるぜ?」
兄「何度も繰り返し続けて調べたからな…」
兄「お前の人には言えねえ、『性癖』の事…」(能力が発動するのは自分が死ぬ直前…)
吉良「ッ!!」
兄「お前の『能力』の事もなァッ!」ズラァッ!(妹を守る為には…)
吉良「そ、そんな数のダーツの矢で何をするつもりだ?!」アワワ
兄「決まってるだろ?お前が今までしてきた事をするんだよ…」
吉良「ヒィイイッ!!」ガクガク…
兄「死ねェッ!!」ヒュンヒュンヒュン‼
吉良「うわああああ!!」
吉良「なーんちゃってェ…」ニヤリ…
吉良「キラークイーン…」
キラークイーン「」ズウォォォオォ!
吉良「矢を全部キャッチして投げ返すんだ!!」
キラークイーン「…」ピシッ!ピシッ!!
男(ほとんどとられた…だと?!)
男「ッ!!速い!やはり"力"が使いこなせなくては駄目かッ!」
吉良「さぁ、投げ返せ!!」
キラークイーン「」ヒュンッヒュンッヒュンッ!!
兄「マズイぞォッ!?あいつの触れた矢は…」
兄「『爆弾』になって返ってくるッ!!」
兄(人の脳は10%あまりしか活動していないらしい…)
兄(俺の脳の中の残りの90%に眠る俺の"力"が目覚めればッ!)
兄「…キロ…キロ…オキロ…起きろォッ!」
兄「いつまで寝てやがるッ!!」
兄「起きやがれェッ!!!!」
???「」グワァアアッ!!
④ヽ(´・ω・`)ノ④ 四
④ヽ(・ω・` )ノ④
④(ω・`ノ④
(④ )④ 円
④ヽ( )ノ④
④( ´)ノ④
( ´ノ④
( ノ④ ) が
④,´・ω)
④ヽ( ´・ω・)ノ④
④ヽ(´・ω・`)ノ④
④ヽ(・ω・` )ノ④ い
④(ω・`ノ④
(・`ノ④ )
(④ )④ っ
④ヽ( )ノ④
④( ´)ノ④
( ´ノ④ ぱ
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吉良「フッフッ…やったぞ…」ニヤリ…
吉良「これで安心して『彼女』に『告白』が出来るぞ…」
ギャル… ギャルギャルッ!!
吉良「ッ?!」
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【これが最期のループだ】
ギャル!!ギャルギャルギャルギャルギャル!!
兄「…キロ…キロ…オキロ…起きろォッ!」
ギュイイインッ!吉良「じゃあ止めだ…」
妹「今までのは…笑顔じゃなかったよ…」
???「」グワァアアッ!!
妹「泣き顔だった…とても暗くて…哀しそうな泣き顔…」
吉良「死にな…」
兄「そうか!『覚悟』だ…」ボソッ
ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルッ!!
シュウウウンッ!!
吉良「ッ?!な、何故?何故だッ!」
吉良「何故貴様が!!」
吉良「確かにあの時の爆破で消した筈だっ!!」ドドドドドド
兄「」ニヤリ…
???「・・・」
不躾で悪いんだが……ちょいと気になってね…………
『キラークイーン』が『爆弾』に出来るのは『一つ』の筈なんだが…………
投げ返した『矢』は、一つだけ爆弾なんだろう……?
まさか……全部って事は無いよなァァ~~~………?
④
>>66
(しまったッ!)
ごめんなさい
兄「」ゴゴゴゴゴゴゴ
???「」
吉良「な、何故だッ!今の爆撃を受けて」
吉良「どうして立っていられるッ!?」
吉良「あの爆撃を避ける『時間』なんてなかった筈ゥッ!!」
吉良(『時間』?…ハッ!まさかッ?!)
吉良(しかし…そんな強大な『力』が…)
吉良(存在するのかァッ?!)
兄「そのまさかだ」ドドドドドド
???「」ボロボロ…ボロボロ
兄「今までは俺が死ぬ直前にしか使えなかったんだが…」
兄「どうやら『成長』したらしい…」
兄「俺がこうして覚悟と決意が出来たのは、」
兄「皮肉だが、お前のお陰でもあるらしいな…」ゴゴゴゴゴ
兄「どうせ、『忘れてもらう』んだ…」
兄「話してやるよ…」
兄「あの爆発の直前、俺は『成長』した"力"に目覚めた」
兄「あとは簡単だった」
兄「今までは使えなかった"力"だが、」
兄「頭ん中に『説明書』がぶっこまれたみたいだ…簡単に使えた」
兄「『ループの際の巻き戻し』の応用で、爆発する時間の少し前まで」
兄「『巻き戻し』をした!」
兄「そして、周りが少し『静か』じゃないか?」
吉良「ま、周りだとッ?!」
兄「わかった、言い方を変えよう」
兄「俺とお前が戦い始めたのが」
兄「12:00分…少なくとも30分は経っている筈だ…」
兄「今、何時何分だ?」
吉良「『12:10分』から動いていないッ?!」
兄「『静かすぎる環境』『動かない時計』」
兄「あとは分かるな?」
吉良「ま、まさか!貴様ァッ!!」
兄「あぁ、そうだぜ?」
???「」ボロボロ
兄『俺が時を止めた』
兄「俺とお前の周りの時をな…」
兄「もちろん妹にもトイレで止まっててもらってる」
兄「少しやな感じだがな…」
吉良「このォ…このォッ!!」
吉良「ションベン臭いクソガキ風情がァァァーーーーーッ!!!」
吉良「キラークイーンッ!」
キラークイーン「」ォォオォオォォオッ!
兄「名前…か、じゃあ、こっちはァッ!」
ループ・ザ・ループッ!
兄「l・t・lッ!」
兄「殴り飛ばせェッ!」
l・t・l「」ドドドドドドドドッ!!
兄・l・t・l「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!」
吉良・キラークイーン「ッ!!!!」ドゴォオオオオンッ!
兄「やった!『運命』に勝ったぞォ!」
l・t・l「」パラ…パラ…
兄「こいつは危険過ぎた…」
兄「l・t・l…『こいつの能力に関する記憶』…『俺達兄妹』に関する時間を、完全に消去しろ!」
l・t・l「」スゥッ!
吉良「」…
兄「怪我を直してやったんじゃない…」
兄「俺達の事を忘れる為、これ以上犠牲者を出さない為だ」
兄『そして、時は動き出す…』
《時の再始動から数分後、トイレ前》
妹「お兄ちゃん!お待たせ!」
兄「あぁ、おかえり…おかえり!」グスッ
妹「な、何で泣いてるの?!恥ずかしいよぉ!」アタフタ
兄「妹ォッ!」ギュッ!
妹「お、お兄ちゃん…人が見てるよぉ…//」ギュウウウッ
兄「な、泣いてなんかねぇよ!」カァアッ!
兄「か、帰るぞ!」グス…
妹「う、うん!」
妹(よかった!元気になってくれて!お兄ちゃん…お兄ちゃんお兄ちゃん!!)
【俺は何とか妹を守る事が出来た】
【あいつとの戦いの後、直ぐに俺の"力"l・t・lは消えてしまった】
【この力は『妹を守る為』、『惨劇』を回避する為に俺に目覚めたのだろう】
【だから、妹を殺そうとしたアイツも殺す事は出来なかった】
【でも、それで良いんだろう】
【アイツにもアイツの人生がある】
【それを奪ってしまっては俺もアイツも変わらない】
【全てが終わったから、力が消えても当然だろう】
妹「お兄ちゃん!」
兄「ん?」
妹「今日のカレー、一緒に作ってあげるよ!」ニコッ
兄「あぁ!」ニコッ
【俺達の明日は、ここから始まるッ!】
《兄と妹が家に帰ってから数分後》
《トイレ付近の階段》
店員女「~♪~♪仕事が終わったし、」
店員女「店員君とデートでもしちゃおっかな~♪♪」
店員女「ッ!!」
吉良「」……
店員女「大丈夫ですか??」ユサユサ
吉良「」ピクッ
店員「どうした~?店員女~?」タタッ
店員女「店員君!男の人が倒れてるの!」
店員「取り敢えず休憩室に運ぼう!」
店員女「分かったわ!」(さっすが店員君!頼りになるわ~♡)
吉良「……」
店員「あ、目が覚めましたか?!」
吉良(…何で私はこんな所に…?)
吉良(何か大切な事を忘れてしまってる気がするが…)
吉良(思い出せない…)
店員女「よかったァ~!目が覚めたんですね?!」
吉良「」ギラッ!!
キラークイーン「」ピトッ!カチッ!
店員「何処か痛い所とかはa」ドゴォオオン!
店員女「いやあああああああ!!」ダッ!
吉良「」ガシッ!
吉良「"何か忘れてる"気がするんだよ…」
店員女「ヒィイイッ!!」ガタガタ
吉良「思い出せないんだァ…」ギュウウウッ!
吉良「私の名前は吉良吉影…」
吉良「名前は覚えているのだがね…」
店員「わ、私をどうするつもりなのォ?」ガタガタ
>>82
ミスったww
店員女「わ、私をどうするつもりなのォ?」ガタガタ
吉良「前も何処かで聞かれた覚えがあるなぁ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
吉良「思い出せない…」ドドドド…
店員女「あ、ぁあ…」ガクブルガクブル
吉良「これだけ考えても思い出せないのなら仕方ない」ニヤリ
店員女「ひ、ヒィッ!」
吉良『考えるのを辞めよう』ニコッ
店員女「ヒィイッ!!」
吉良「これ以上考えても『ストレス』が溜まるだけ…」
吉良「貴方もそう思わないかい?」ギュウウウッ!
店員女「て、店員君に何をしたの…?」ガタガタガタガタ
吉良「前も誰かと似たような会話をした気がするんです…」
吉良「私はその時、こう言った」
吉良「質問を質問で返すな…とね」ギュウウウッ!!
店員女「」ジワ…
店員女(つ、爪が食い込んで…血が…)
吉良「貴方は美しい…」ハスハスハスハス
店員女(て、手首に欲情してるッ?)イヤァアッ!
吉良「貴方を完全にしてあげよう…」
店員女「ひぃいっ!!誰かァッ!誰k」モゴモゴ…
吉良「キラークイーン…」
キラークイーン「」ピトッ!
吉良「彼女を爆破しろォッ!」
店員女「モゴ…助けt」ドゴォオオーン!!
吉良「ふぅ…」
手首「」
コロッ!カツンッ!
【名札】
吉良「店員女さん…か」
吉良「手首だけでなく名前まで美しい…」
吉良「そうだ…美味しいサンドウィッチのお店を知ってるんだ」
吉良「ここからなら少し急げば間に合うよ」
吉良「サンジェルマンっていう店なんだが、そこのカツサンドが僕は好きでね…」
吉良「一緒に選びに行こうか」
吉良「『店員女』さん♪」
end
こんな物を読んでくれてありがとうございます
需要があれば兄のスタンドの表を書きます
ssについて質問とかあれば答えます
乙♪
そして吉良吉影はこの時の記憶を無くしたままイ丈助達にやられるのか…
で兄のループ・ザ・ループは近距離パワー型なのかな?
>>89
そゆこと
この後の何週間後にしげちーを殺し、
あとは四部に繋がる
【l・t・l】ループ・ザ・ループ《近距離格闘》
本体-兄
破壊力-なし
スピード-なし
射程距離-a
持続力-e
成長性-a
能力-兄の妹を守りたいという願いから発現したスタンド。
死ぬ直前にしか発動出来ず、同じ時を繰り返しループする能力を持つ。
このループには制限があり、残機が0になると本当に死んでしまう。
しかし兄の『覚悟と決意』により、本当の能力【時間操作】が使えるようになった。
時間を自由に
『止める』『巻き戻し』『早送り』する事が出来る。
また、自分達兄妹に関する記憶(時間)を消す事が可能。
妹を守る為だけに発現した能力の為殺傷能力はない。
イメージとしては、両腕に大きな時計が絡みついた人型
こんな感じでおk?
読んでくれてありがとう
また、タイトル詐欺なssを書いてみるわ
このSSまとめへのコメント
バイツァダストを弄っただけかよ…