八幡「何だよ急に、そんな質問してきて。」
結衣「いいから答えてよ!」
八幡「別に部活の部長としか思ってねぇよ。」
結衣「本当の本当に?」
八幡「あぁ。」
結衣「嘘でしょ?正直に答えてよ。」
八幡「しつけぇな、部活の部長としてしか思ってねぇよ。」
結衣「本当の本当に!?」
八幡「あ~しつけぇ~お前はどういう答えだったら納得するんだよ。」
結衣「ヒッキーの正直な気持ちが分かるまで私は質問し続けるから!」
八幡「いやいやその理屈はおかしいって…」
結衣「じゃあ質問していくから!」
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結衣「ヒッキーはその、ゆきのんのこと可愛いって思った事ある?」
八幡「そりゃ大半の男子が思うだろうな。」
結衣「ヒッキーはどうなの?」
八幡「まぁ、あるわな。」
結衣「じゃあゆきのんは100点満点中何点ぐらい?」
八幡「いや、その質問おかしいから。」
結衣「答えるまで聞き続けるから!」
八幡「あぁ面倒くせぇ…顔面偏差値なら90点以上は余裕であるだろう。」
結衣「やっぱヒッキーもゆきのんを可愛いって思うんだ。」
八幡「まぁな…」
八幡「もういいか?」
結衣「まだ質問全然終わってないし!」
八幡「別にこんなことしなくていいだろう、何でいきなりこんな事すんだよ」
結衣「ヒッキーは黙って質問に答えてればいいし!」
八幡「はいはい…答えりゃいいんだろう…」
結衣「じゃあ、次の質問行くね。」
八幡「早くしてくれ…早く帰りたいから。」
結衣「えーっと、比企谷くんは、じゃなくて!ヒッキーはゆきのんの性格をどう思う?」
八幡「何でカンペ読んでるんですかねぇ…」
結衣「いいから答えろし!」
八幡「そうだなぁ…一言で言えば女王様だな。」
結衣「それどういう意味?」
八幡「数々の暴言と他人の上に立つような態度、女王様との気質は完璧だしな。」
結衣「そうじゃなくてもっといい所を!」
八幡「いい所か?そうだなぁ…」
八幡「意外と女の子らしい所か?ギャップ萌えっていうのか?」
結衣「ギャップ萌え?」
八幡「雪ノ下って普段はほら、強気で男勝りだろう?」
結衣「確かにそうだけど…」
八幡「でもパンさんとか猫好きだろう?そういう所とそのギャップが可愛いとは俺も思うぞ。男は単純だからそういうのに弱いんだよ」
結衣「へぇ…ヒッキーって意外とゆきのんのこと知ってるんだね。」
八幡「まぁ俺が思った事をそのまま言ってるだけだけどな。」
結衣「じゃあ次の質問に行くよ!」
八幡「お、おう」
結衣「私…じゃなくてゆきのんの性格でもっとこうしたらいんじゃないかって思うところは?」
八幡「多すぎて困るんだが…」
結衣「何か少し分かる気がする」
八幡「質問する側がそれはないと思うぞ?」
八幡「まず数多くの暴言だな、あれは直すべきだ。あんなの俺だから自殺しない様なもんだけど、並みの男子が毎日あんなの言われ続けたら普通に死ぬぞ?」
結衣「でもあれはヒッキーにだから言ってるんだと私は思うけどなぁ…」
八幡「んなわけあるか、材木座にだって容赦なかっただろう。」
結衣「確かに…」
八幡「まぁ暴言を吐くからというか毒があるから雪ノ下雪乃だと俺は思うけどな。」
結衣「っていうと?」
八幡「客観的に見ればあいつの暴言は酷い、男の視点から言えば損してるのには違いない。それに…」
結衣「それに?」
八幡「ほらあいつって本当は優しいだろう?それにさっきも言ったけど可愛い所あるって言っただろう?」
結衣「うん。」
八幡「俺はあいつのアイデンティティだから毒舌をする事にも抵抗感はない。だけど男の視点からすれば毒舌が無ければ理想の女子なんだけどな」
結衣「確かにあれだけで美人で優しくてパンさんとか猫好きって言えば男子受けは超いいと思う。」
八幡「でも俺はあいつにそうなって欲しいとは思わない。あいつは雪ノ下雪乃のままでいていいと思うんだ。変に変わらなくてな。」
結衣「ヒッキー…」ウルッ
結衣「じゃあ次の質問に行くね」
八幡「ちょっと待て…今の感動を返してくれよ。普通そういう質問は最後にするべきだろう。」
結衣「小さいこと気にしなくていいし!」
八幡「幾つ質問あるんだよ…」
結衣「あと15個ぐらい?」
八幡「多い!多すぎだろう!そんなに質問あるのかよ!」
結衣「しょうがないじゃん、聞いてる私だって結構ショックなんだからね!あっ…」
八幡「は?何でお前がショック受ける必要があるんだよ。」
結衣「べ、別にヒッキーに関係ないでしょ!じゃあ質問いくよ!」
八幡「さいですか」
結衣「ゆきのんの手作りで食べてみたい料理とかある?」
八幡「は!?意味わかんねぇ質問するなよ。」
結衣「いいから答えてよ!」
八幡「この質問ゲームには一体、どんな意図があるんですかね。」
結衣「答えるまで帰らないから!ってか帰さないからね!」
八幡「待ってくれ…いきなりそんな質問されても思い浮かばないんだよ」
とりあえず今日はこの辺で、思いつきで書いているので至らない点はご了承ください。
それではまた明日。
結衣「パッと思いついたのでもいいからさ!」
八幡「ん~そうだなぁビーフシチューとかか?あいつ料理何でも出来るだろう。誰かさんと違って」
結衣「わ、私だってビーフシチューぐらい作れるし!」
八幡「どの口が言ってるんだか…」
結衣「もしもだけどゆきのんがビーフシチューを作ってくれるって言ったらどうする?」
八幡「お前の質問、もしもが多すぎるんだけど。」
結衣「いいから答えろし!」
八幡「そりゃご馳走になるわな。店で出せるレベルのものを食べさせて貰えるならな」
結衣「確かに私もゆきのんの作るビーフシチュー食べてみたい!」
八幡「お前が食べるのはやめておけ、料理作る自信無くすだろうからな。」
結衣「一言余計だし!」
八幡「で、これで質問ゲームは終わりか?」
結衣「まだまだあるし!」
八幡「こんな事聞いて何になるんだか…」
結衣「じゃあ次の質問行くね!」
八幡「もういいだろう…」
結衣「次の質問はちょっと難しいかも」
八幡「ならやめておこうぜ。」
結衣「やるし!」
八幡「じゃあ早くしてくれ」
結衣「ゆきのんのイメージアニマルって何?」
八幡「虎」
結衣「え?」
八幡「虎」
結衣「もっと可愛いのないの!?」
八幡「あいつも喜ぶだろう、虎だってネコ科なんだし」
結衣「一応聞くけどなんでそう思ったの?」
八幡「虎の如く恐ろしいからだよ。愛嬌としてネコ科にしたんだから感謝しろよ?本当は狼」
(ん?何か今背中に寒気がしたぞ?気のせいか?)
結衣「どうかした?」
八幡「今視線と背中に寒気を感じたんだが?」
結衣「気のせいじゃない?私は感じなかったよ。」
八幡「そうだよな、気のせいだよな。」
結衣「うん、気にしなくていいと思うよ。」
結衣「じゃあ次の質問行くね!さて気になる次の質問は~」
八幡「そういうテレビっぽい演出いらないから早くしてくれ。」
結衣「ヒッキーは相変わらず、ノリが悪すぎるし!」
八幡「へいへい、気になる次の質問を早くしてください。」
結衣「ゆきのんがヘアーチェンジするとしたらどんな髪型にして欲しい?」
八幡「まだ難しい質問を…こんな事俺に聞いて何になるんだよ…」
結衣「またそういう事言うし!いいから早く答えろし!」
八幡「そうだなぁ…あいつのショートカットを見てみたい気もするな。」
結衣「それ分かるかも!」
八幡「まぁ黒髪ロングだから雪ノ下雪乃って感じがするんだけどな。」
結衣「まぁそうだよね…」
八幡「まぁ雪ノ下は真面目そうだからどっかの誰かさんと違って髪を染めてたりはしないから、髪を染めるだけでも大分印象は違うかもな」
結衣「イチイチ人の事を悪く言うなし!」
八幡「へいへい」
八幡「まだ終わらないの?このゲーム?恋愛漫画だとしたら、明らかに尺稼ぎの回だよね?下手すりゃ2回分消費するまである。」
結衣「またそういう事言うし!ってかまだまだ質問あるからね!」
八幡「じゃあ早くしてくれ、部活終わるまであと30分ぐらいだぞ。」
結衣「じゃあちょっと急ぎ足で質問するね!」
八幡「つーか、今日は何で雪ノ下休みなんだ?」
結衣「え、えっと、何か実家の方が、あ、あるみたいだよ?」
八幡「あいつ、昨日また明日って言ってたじゃないか」
結衣「ゆ、ゆきのんだって間違えることぐらいあるよ!」
八幡「まぁ、今はそんな事はどうでもいいか…」
結衣「じゃあ次の質問行くよ!」
八幡「へいへい」
結衣「もし、ゆきのんとカラオケに行くとしたらどんな曲、歌って欲しい?」
八幡「その前提がおかしいよね?俺が雪ノ下とカラオケなんてさ、雪ノ下に言ったら、貴方と行くなら死んだ方がマシだわと言われるまであるぞ?」
結衣「それは絶対にないと思うけどなぁ…」
八幡「お前は分かってないな。」
結衣「いいから質問に答えてよ!」
八幡「そうだなぁ…」
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くどい