ちひろ「気付けばアロマディフューザーに囲まれていました」 (39)

【デレステSS】です


ちひろ「……あの、プロデューサーさん? これは一体……」

モバP「ああちひろさんは気にせずいつも通りにしてくださっていて問題ないですよ。こっちで全部やりますから」

ちひろ「いえ気にしますよ。なんですかこの大量のアロマディフューザーは。しかも微妙に悪意を感じる配置ですし」

モバP「悪意だなんてそんな! 俺はただ知り合いの間で流れている噂の検証のためにですね」アセアセ

ちひろ「噂、ですか?」

モバP「ええ……緑色の服を着た人を蒸すといい物が手に入るという噂でして」

ちひろ「はぁ……いい物ですか。プロデューサーさんの場合ですと……」

モバP「ガシャのSSRですね。知り合いはぴにゃこら太のキグルミを着た人を蒸していい物が手に入ったそうなので少しは期待できる噂かと」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442858587

※千川ちひろ
http://i.imgur.com/8hBXAv0.jpg


ちひろ「それはまた……でも私を蒸すというならアロマディフューザー以外の道具のほうが適任だと思いますが」

モバP「そりゃそうだと思いますが、でもちひろさんが経営してるルームショップにはそんな道具ないですし」

ちひろ「だから売っていたアロマディフューザーで代用するわけですか? でもこれでは……」

モバP「たしかに蒸気で加湿するだけなので蒸すっていうのとはちょっと違いますね。でもこれだけ大量にあれば……よいしょ」ドンッ

ちひろ「きゃ! あ、あのプロデューサーさん、この配置はちょっと迷惑なのですが?」

モバP「だからいいんです。これで俺から見たらちひろさんが蒸されてるように見えるんですから。そもそもちひろさん動かないでしょ?」

ちひろ「ええ基本的に私のやることはほとんど机の上で終わってしまいすが……本当にこれでいいんですか?」

モバP「まぁまぁ、とにかくしばらく辛抱しててくださいよ。俺がSSR引いたらちゃんと片付けますから」

※配置した形
http://i.imgur.com/wSO5Pmd.jpg

※使用した道具の説明
http://i.imgur.com/s7TcJyw.jpg


ちひろ「……分かりました。プロデューサーさんがそれでいいなら私も我慢しましょう」

モバP「ありがとうございます。というわけでちょっとガシャ回してきますね!」ヒュン

ちひろ「色々悪足掻きしますねぇ……しかしこの大量のアロマディフューザー、アイドルの皆には大丈夫なのかしら?」

???「だ、大丈夫じゃ……ない……ゲホッ……」

???「くらくらします……」

ちひろ「あら、この声隣から……ということは、机の下にいるの輝子ちゃん、まゆちゃん?」

輝子「フ……フヒッ……さ、さっきからいましたけど……ここでキノコを愛でてて……」

まゆ「まゆはプロデューサーさんの姿をここから観察してたんですぅ……ッ……」

※星輝子
http://i.imgur.com/G271byb.jpg

※佐久間まゆ
http://i.imgur.com/qi9HdmC.jpg


ちひろ「あら、そうだったんですか。それにしても二人共苦しそうですが、やはりこのアロマの匂いが?」

輝子「か、数が多すぎて匂いが……は、鼻がおかしくなりそうだ……それになんだか胸が苦しくて……」

まゆ「この匂いを嗅いでるとドキドキして……おかしくなりそうなんです……」

ちひろ(まぁちょっとだけ特殊なアロマを使っていますからねぇ、ごく少量ならリラックスも出来ますがこれだけあると……)

まゆ「……ハァ……ハァ……ッ……うぅ……」

輝子「ま、まゆさん大丈夫か……?」

まゆ「ううん……やっぱりこれ以上ここにいるのはまずいみたい……」

輝子「わ、私もそう思う……とにかく一旦出よう。う、動けるか……?」


まゆ「な、なんとか動け――きゃ!?」グラッ

輝子「わわ……!」トスンッ

まゆ「あっ、あぁ! ごめんなさい輝子ちゃん! だ、だいじょう……ぶ……」

輝子「フ……フヒッ……大丈夫、なんとかまゆさんを受け止められてよか……った……」

まゆ・輝子((……か、顔が近い……!))カァァ

輝子(……な、なんだこの状況……す、すごく近い、まゆさんの顔がすぐ目の前で……まゆさん柔らかくて、や、やばい……!)ドキドキ

まゆ(……こうしてみると、輝子ちゃんってすごくかっこいいなぁ……はっ!? ち、違うまゆにはプロデューサーさんが!)ドキドキ

ちひろ「あの、二人共大丈夫ですか? 静かになりましたけど意識はあります?」


輝子「えっ、ぁ……も、問題ないぜぇー!」

まゆ「わ、私も大丈夫です!」

ちひろ「……そうですか。なにかあったら言ってくださいね、これだけアロマの蒸気が充満してると、なにが起きてもおかしくないですから」

輝子(な、なにが起きても……)ドキドキ

まゆ(おかしく……)ドキドキ

輝子「…………まゆさん……」ドキドキ

まゆ「…………輝子ちゃん……」ドキドキ

まゆ・輝子「「………………――」」


ちひろ(うーん、完全にアロマの悪影響が出始めたみたいですねぇ。こうなると早くプロデューサーさんにはSSRを引いて欲しいところですが……)

ガタガタンッ

ちひろ「あら?」

裕子「――ち、違います……わ、私には本当にサイキックが……!」

――アハハハハッ

裕子「わ、笑わないでください! みんな信じてください! サイキックが…あるんです……わ、私には……!」

――クスクスクス

――ママー、アノヒトナンカイッテルー

――シッミチャイケマセン

※堀裕子
http://i.imgur.com/TirNJY4.jpg


裕子「お、お願いです……! そ、そうだ今ここでこのスプーンを曲げてみせますから! ムムムー! ムムムーン!」

――ドウシタハヤクマゲロヨー

――ハハハムチャイッテヤルナヨカワイソウダロー

裕子「な、なんで、曲がって……曲がってよぉ! 曲がってくれないと、わ、私……!」

――ウソツキメー

――ホントハマゲルコトモデキナイウソツキメー

――サイキックナンテナインダロー

裕子「ち、違う……わ、私嘘つきなんかじゃ……! サイキックは本当に……!」グスッ


――アハハハハッ!

裕子「や……やめて……やめて……ください……いやぁ……」グスッ

ちひろ(ふむ、どうやら裕子ちゃんは幻覚を見ているようで……これはあとでちゃんとなおす必要がありますね)

裕子「いや……わたし……こんな……やめて……」

ちひろ(しかしこの効力……今部屋にいるのが私以外は3人だけでよかったと考えるべきでしょうか……)

ちひろ(とりあえずこれ以上被害を増やさないためにも、一旦入室禁止の張り紙を――)

早苗「ただいまー! はーレッスン疲れたー……ってなにこの匂い」

雪美「変な……匂い……あっ……」ドクンッ

※片桐早苗
http://i.imgur.com/Zs6aapt.jpg

※佐城雪美
http://i.imgur.com/YHMqYM9.jpg


ちひろ(あらら、レッスンに行かれていた人達が戻ってきちゃいました……まずいですね)

ちひろ「早苗さん! 雪美ちゃん! 聞こえますか!」

早苗「ん……この声ちひろちゃん? でも姿が見えな……なんなのその蒸気!?」

ちひろ「詳しく話してる時間はありません! 早苗さん、すぐに雪美ちゃんを連れて外に出ててもらえますか!」

早苗「んー、この匂いといいちひろちゃんの周りの蒸気といい、なんだかやばそうね……分かったわ、事情は後で聞くとして今は――」

雪美「…………みゃあ」

早苗「……え?」

雪美「にゃー……!」タタタッ


早苗「ちょ、ちょっと雪美ちゃん!? まって!」

ちひろ「え、どうしたんですか!」

早苗「ゆ、雪美ちゃんが突然猫みたいに走りだして! ちょ、だ、だめよ雪美ちゃんその恰好下着見えちゃう!」ヒュン

雪美「みゃぁー!」タタンッ

早苗「は、はや!? あたしが捕まえられない!?」

雪美「ふにゃー!」タタタッ

早苗「ええいもう! こうなったらお姉さんも本気だす! あとそこで座り込んでるユッコちゃんも手伝って!」

裕子「ヒッ!? な、なに……!?」


早苗「なにじゃないわよ! この雪美ちゃんの姿見て分かんないの!?」

ちひろ「あ、待ってください早苗さん! 今の裕子ちゃんに強い物言いは……!」

早苗「え……」

裕子「さ、早苗さんにも怒られた怒らレタ怒ラレタ……いや、いや……いやぁー!」キィィン

ヒュパン

早苗「……うそ、ユッコちゃん消えちゃった」

ちひろ「これは……テレポートしちゃったみたいです」

早苗「みたいです……てっそんな!?」


雪美「にゃあー!」タタタッ

早苗「ああもう雪美ちゃんも大人しくしなさいー!」ドンッ

雪美「ふみゃ!?」ドテンッ

早苗「ふふふ、捕まえたよ……お姉さんから逃げられると思ったのかしら……?」

雪美「ふ、ふみゃぁ……」

早苗「まったく悪い猫ちゃんね、なんでこんな風になったのかはわからないけどとにかく……とにかく………………」

ちひろ「……早苗さん……?」

早苗「――……とにかく悪いことをした子はシメないとね……ふふふ、胸が高鳴るわ……!」


ちひろ「ちょっと待ってください! 相手は雪美ちゃんですよ!」

早苗「関係ないわよ……あぁ、この悪い子はシメたらどんな反応してくれるのかしら!?」ゾクゾクッ

雪美「ふ、ふみゃ!? みゃあ! みゃあー!」ジタバタ

ちひろ「早苗さん! だめです、だめですってば! やめてください!」

早苗「今更暴れたって無駄よぉ、もう完全に押さえ付けちゃってるんだし……」

ちひろ(聞いてくれない。このままじゃ雪美ちゃんが……プロデューサーさんはまだSSRを引けないみたいだし……)

ちひろ(仕方ない、やりたくありませんでしたが……これでさっさと戻ってきてくださいプロデューサーさん!)パチンッ


――……ドタドタドタ!

モバP「――やりましたよちひろさん! スタージュエル3万ちょっと消費した所でSSRみくにゃんが同時に5枚も……なんだこの感じ」

ちひろ「プロデューサーさん! 良いところに! 雪美ちゃんが!」

早苗「さて、そろそろ最初の一発を……」

雪美「にゃあぁー……!」ジタバタ

モバP「!」ヒュン

雪美「にゃ!?」ギュム

早苗「セイッ! ……あれ、いない?」


モバP「一体どういうことです、どうして早苗さんが雪美を!?」スタッ

ちひろ「いいからまずはこのアロマディフューザーを全部壊してください!」

モバP「わ、分かりました!」ヒュン ボンッ ボンッ

早苗「きゃ!?」

モバP「壊した! 次は!」

ちひろ「窓を開けて部屋の空気をすべて入れ替えてください!」

モバP「了解!」タンッ


モバP「おりゃああああ!!」ビュオオオオ

輝子「フヒッ!?」

まゆ「きゃああ!?」

ちひろ「最後は今抱きかかえてる雪美ちゃんをクッションに座らせてから、一階にテレポートした裕子ちゃんを連れて来てください!」

モバP「一階ですね、行ってきます!」ヒュオン

ちひろ「ふぅ、これでなんとか出来そうですね――」


――――30分後

モバP「つまり、皆がおかしくなったのは俺がアロマディフューザーを大量に置いたせい……」

ちひろ「まぁ、簡単にまとめるとそうなりますね。もともとあのアロマディフューザーは1個でも相当な効果がありますから……」

モバP「それを俺があんな風にしてしまったから……こんなことになるなんて、皆すまない!」

裕子「あ、謝られたって……私、私……」グスッ

モバP「ユッコ……」

裕子「あ、あんなの見た後でどうしたらいいんですか……もう私、サイキックなんて……」グスッ

まゆ「……あれは気の迷い……輝子ちゃんは悪くないしアロマのせいで……でもまゆは、まゆは……」ブツブツ


モバP「まゆ……」

早苗「あたしもちょっとダメだわ、雪美ちゃんをシメようとするなんて人として最低よ……」

モバP「早苗さん……」

雪美「………………(プイッ)」

モバP「ゆ、雪美! そ、そんな、目も合わせてくれないのか……」

輝子「プ、プロデューサーは、私達のことはどうでもいいんだろ……? フ、フヒッ、分かってる……ガシャのほうが大事って分かって……」グスッ

モバP「何を言うんだ輝子! そんなわけないだろう!」

裕子「じゃあどう信じればいいんですか! 教えて下さいよプロデューサー! ……教えて……くださいよ……」


モバP「そ、それは……もちろん皆のためになんでもする気だから……」

早苗「……それで?」

モバP「そ、それで……だから……」

ちひろ「……はぁ、プロデューサーさん」

モバP「な、なんです」

ちひろ「皆と一緒に一週間休暇を取ってどこか旅行に行って、もう一度ちゃんと仲良くなってきてください」

モバP「え、で、ですがこの時期に一週間の休暇なんて……」

ちひろ「それは私の方で調整しますから心配しないでください。それとも皆とこのままでいいんですか?」


モバP「いいわけないでしょう……」

ちひろ「だったらさっさと行動に移してください。この状況が続くのは私としても困りますから」

モバP「わ、分かりました。ちひろさん……ありがとうございます」

ちひろ「お礼はいいですから。あ、それとSSRを引いたことでみくちゃんを事務所に加入させることが出来ますが、それは一週間後でいいですね?」

モバP「ええ、とにかく今は皆と一緒に過ごすほうが大事ですから」

まゆ「プロデューサーさん……」

モバP「さて、それじゃどこかで食事でもしながら皆でどこに行くか決めるとしよう。……まずはそこからでいいか?」

輝子「……分かった」


早苗「……まぁ、起こったことは仕方ない、か……ユッコちゃんも雪美ちゃんもそれでいい?」

裕子「……はい」

雪美「……うん……」

モバP「皆……ありがとう。それじゃあとりあえず外に出ようか。ちひろさんはどうされます? せめて食事だけでも一緒に」

ちひろ「ふふ、私はここで皆さんが仲良く帰ってくることを待っていますから。それにやらないといけないこともありますし」

モバP(……あれ、そういえばちひろさんはあんな危険なアロマの中心にいてなにも問題なかったんだろうか?)

ちひろ「……? どうしましたプロデューサーさん? アイドルの皆が待ってますよ?」

モバP(……いや、影響がなかったのならそれでいいか。今は皆のことに集中しないといけないのだから)


モバP「はい、分かってます。それではちひろさん、行ってきます――」

ちひろ(――…………プロデューサーさん達はもう外に出ましたか)

ちひろ「……さてと。この厄介な噂を流した人と噂自体をどうしましょうか、ね」

――その後、モバPが聞いた緑色の服を着た人を蒸すといい物が手に入るという噂は、ぴにゃこら太のキグルミを蒸せばいい物が手に入る
という形に変化して人々の間に浸透していくのだった。

〈終〉

蒸しちひろやちひろ蒸しとかいう素敵な言葉誕生記念
最初は普通にちひろさんが淫らになるはずだったのに、アイドル達が周りに「群がる」とか、「一滴」たらすだけで
事務所をリラックス空間にとか書いてるものを大量に置いて大丈夫なのかと不安になったらこうなった
そしてぴにゃを蒸したほうがガシャに効果があった
読んでくださった方ありがとうございました

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