P「ヌメロン?」 (91)

ヌメロンのSSが少ないので、書いてみます。


注意事項

・基本的にアイマス×ヌメロンですが、別ネタも入る可能性あり。

・めちゃくちゃな戦略もあります。

・「こんな感じになるのはありえない」と思わないでください。


以上を踏まえたうえで、こちらのSSを見てください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442575714

P「ヌメロン…ですか?」

社長「ああ!知ってるかい?」

P「ええ。何度かは見たことあります。……まさか、アイドル達にオファーが?」

社長「ああ。しかも、765プロのアイドル達だけでやるみたいだよ。」

P「ちょ、ちょっと待ってください!あいつらは、ルールも分からないんですよ!?」

社長「そこは大丈夫だよ!番組の方から、基本ルールの冊子をもらったからね!」

P「はぁ。」

社長「というわけで、よろしく頼むよ!」ガチャン。



P「………俺が教えるのかよ!?」

説明不足ごめんなさい。

フジテレビで放送されていた「Numer0n」という番組と、「アイドルマスター」のコラボSSです。

「「ヌメロン…???」」

P「ああ……やっぱり知らないか…」

春香「何ですかそれ?」

P「…簡単に言えば数当てゲームかな?」

千早「あの…テレビ出演は嬉しいですけど、そのゲームのルールがわからないまま出演してしまうと炎上してしまうと思います。」

P「わかってる。だから、今からルールの説明をするぞ!」

美希「ふああ……ミキ、もう寝るね…」

P「おい、美希!頼むから寝ないでくれよ!!」

美希「あふぅ…ハニーが言うなら、仕方ないの。」


P「じゃあ、改めてルールの説明をするぞ!


このゲームは、1対1の数当てゲームだ!」

響「数当て…?」

P「対戦する2人は、それぞれゲーム前に3桁の数字を決めるんだ。ただ、並べるのにもルールがあって、使うことが出来る0~9の数字のうち同じ数を2回以上使うのはダメだ。」

春香「つまり…「775」とか、「818」とかはいけないって事ですね。」

P「そのとおり。「765」や「876」とか、3つの数字がバラバラなら、好きなように数字を決めて構わない。」

P「次は「コール」と言う、攻撃ターンの説明だ。攻撃ターンは、相手の3桁の数字を予想してコールする。その時、相手はそのコールに対して「ジャッジ」をしないといけない。」

春香「……?」

P「簡単に言うと、Aさんが攻撃ターンの時、Aさんは3桁の数字を予想する。そしてBさんは、自分の3桁の数字と、Aさんが予想した3桁の数字を見比べて、Aさんが予想した数字がどの程度合っているかを教えないといけないんだ。」

千早「なるほど……教えるというのは、どういう感じで教えるんですか?」

P「例えば、Bさんは「765」と設定して、Aさんが「467」とコールしたとする。

このとき、4は入っていない。6は入っている上、10の位というのも合っている。7は入っているけど、位は間違っているよな?」

貴音「そうですね。」

P「ヌメロンでは、数字と位が合っているときは「EAT」。数字だけが合っているときは「BITE」と言うんだ。つまり、さっきのAさんのコールは…」

春香「…1EATと1BITEですね!」

P「正解!これを繰り返していって、相手の数字を当てる。つまり設定した数字が3桁の時は「3EAT」すれば勝ちになるんだ!」

響「3桁の時ってことは、4桁とかもあるのか?」

P「ああ!でも、4桁でも基本ルールは同じだ!」

P「それじゃあ、早速実践してみよう!」

Q.3回コールして、ジャッジは以下の通り。この時、確実に3EATを決めることが出来る。その設定ナンバーは?


012 1EAT-0BITE
345 0EAT-2BITE
045 1EAT-2BITE









響「ええと…答えは、「0、4、5」を組み合わせた3桁になるから……」

春香「………あ、わかりました!!054ですね!」

P「正解!!」

千早「早いわね…」

貴音「面妖な…」



ー解説ー

A.054

1ターン目で「012」が1EAT、2ターン目で「345」が2BITEなので、必然的に「6、7、8、9」は可能性がなくなる。

そして3ターン目で「045」が1EAT-2BITEなので「1、2、3」の可能性もなくなる。

つまり1ターン目で数と位が合っていたのは「0」なので、100の位は「0」になる。

また、「4、5」がBITEで、100の位が「0」で決まってることから「054」から「045」にすれば3EATになる。

P「次は、中級編の問題だ!」

Q.3回コールして、ジャッジは以下の通り。この時、確実に3EATを決めることが出来る。その設定ナンバーは?

057 1EAT-1BITE
089 1EAT-1BITE
095 1EAT-0BITE





春香「これは難しいですね……」

響「EATばっかりだぞ……」

貴音「「0、5、7、8、9」の内のどれかというのはわかりますが…」

美希「zzzzz…」


千早「………!0がずっとEATだから………

プロデューサー!「078」ですか!?」


P「…正解!」

春香「えっ!?千早ちゃん、どうやって解いたの!?」

千早「説明するね。

1ターン目で「057」が1EAT-1BITEだから、「057」のうち2つが使われてる。そして、2ターン目で「089」が1EAT-1BITEだから、「089」のうち2つが使われてる。ここまでは良いね?」

春香「うん。」

千早「実は、2ターン目のコールで「0」を100の位から変えないでコールして1EAT-1BITEとジャッジされた時点で「0」は100の位で確定なのよ。」

春香「………え?なんで?」

千早「「057」のうち2つ、「089」のうち2つが使われてるけど、4つ使われてるのはありえないでしょ?」

春香「………あっ!この2回のコールで共通しているのは「0」だけだから、「0」は使わてることが確定してるんだ!……確かにそう考えれば、「0」は100の位で確定になる!!」

千早「そう。2ターン目の時点で、100の位は「0」と確定してるから、残るパターンは「095」か「078」だけになる。でも、3ターン目で「095」はコールされているから、答えは「078」になるの。」


春香「……千早ちゃん凄い!!」

千早「でも…これを応用していかなければ、ヌメロンは出来ないと思います。」

P「ああ。でもそれは実戦をしていかないと身に付かない。だから、実戦を積むことも重要だと思うぞ!」

響「………わかったぞ!じゃあ早速、貴音!対決だ「ちょっと待って!」」

春香「どうしたんですか、プロデューサー?基本ルールは、全部教わったと思いますけど…」



P「実は、ヌメロンにはアイテムがあるんだ。」

貴音「はて……あいてむとは…?」

P「ヌメロンのアイテムは、攻撃翌用アイテム4つと防御用アイテム2つの合計6つあるんだ!」

響「6つもあるのか!?」

P「ああ!早速、攻撃翌用アイテムから紹介していくぞ!まずは、「DOUBLE」だ!」


春香「「DOUBLE」ってことは…2回コール出来るんですか!?」

P「ああ!」

響「2回コールできるのは、かなり強力だぞ!」

P「…ただ、「DOUBLE」は2回コール出来る代償に、自分の設定ナンバーを1つ教えないといけないんだ。しかも、どの位を教えるかは相手が決める。」

千早「つまり……2回のコールで外したら、大ピンチということですね。」

P「ああ。その特性上、主に勝負の決め所で使われることが多い。」

P「2つ目のアイテムは、「HIGH&LOW」だ!!

ヌメロンでは、0~4はLOW。5~9はHIGHと区分されるんだ。「HIGH&LOW」を使うと、3枚それぞれがHIGHかLOWを知ることが出来る。


例えば、相手の設定ナンバーが「486」の時、「HIGH&LOW」を使うと…LOW、HIGH、HIGHと相手は答えなければならない。」


春香「それって…結構、当たる確率が高くなりますね!!」

P「ああ。HIGH2つLOW1つ・HIGH1つLOW2つの時は、5×5×4=100通り。HIGH3つ・LOW3つの時は、5×4×3=60通りまで減らすことが出来る。

だから、設定ナンバーを決めるときは「HIGH&LOW」を使われた時の事も考えないといけない。」

千早「確かに、100通りと60通りでは差がかなりありますね…」

P「ああ。このアイテムは汎用性が高く、序盤でも終盤でも使われる強力なアイテムなんだ。」

響「これを使えば、1発で当てることも夢じゃないぞ!」

P「3つ目は「TARGET」!文字通り、狙い撃ちのアイテムだ!」

春香「狙い撃ち!?」

P「「TARGET」は1つの数字を指定して、その数字が入っているか入っていないかを聞くことが出来る。入っていたら、それが何の位かまで聞くことができる。」

響「それはかなり大きいぞ!」

P「もしも外れても、その数字が入ってないことが分かるから損は全くない!」

貴音「とても使いやすそうですね…」

P「「TARGET」は中盤から終盤にかけて使われることが多いんだ。」

P「攻撃翌用アイテム。ラストは「SLASH」!「SLASH」は、数字をバッサリ切り捨てられるアイテムだ!」

千早「切り捨てる…?どういう効果があるんですか?」

P「「SLASH」は、相手の設定ナンバーの最大値から最小値を引いたスラッシュナンバーを聞くことが出来るんだ!例えば、相手の設定ナンバーが「384」とすると、スラッシュナンバーは8-3=「5」になるんだ!」

春香「え、でも…5になるのは、8-3だけじゃないですよ?」

P「もちろんそうだ。でも、もしも次のコールで「621」とコールする。ジャッジは0EAT-0BITEだから、7-2と6-1の組み合わせを消すことが出来る。つまり、前後のジャッジによって効果が変動される上級者向けアイテムなんだ!」

響「おお!完璧な自分にピッタリのアイテムだぞ!」

貴音「ということは…すらっしゅなんばーが「9」の時は、9-0しかないのですから……9と0が確定しますね。」

P「そう!また、スラッシュナンバーが「2」の時は、「123」のような連番の組み合わせが確定する!スラッシュナンバーによっては、さっき言った通り数字のパターンをバッサリと切り捨てられるんだ!」

千早「なるほど……」

P「これも「HIGH&LOW」と同じく汎用性が高いアイテムだから、どのタイミングでも有効だぞ!」

P「言い忘れてたけど…アイテムは1人3つ持てる。でも、「HIGH&LOW」と「SLASH」は一緒に持つのは禁止されてる。」

春香「えっ!?絶対強いと思ったんですけど…」

P「強いのがいけないんだ。このルールを設けないと、みんな「HIGH&LOW」と「SLASH」と防御用アイテムの3つを持つだろ?強い上に、戦略がマンネリ化してしまうのはテレビ的に面白くないから、このルールが作られたんだ。」

千早「なるほど…では、その2つを一緒に持たなければ、攻撃翌用アイテム3つでも構わないんですね?」

響「それじゃあ防御用アイテム2つも大丈夫なのか!?」

P「ああ。そこは自分で決めることだから、好きにして構わない。」

春香「アイテムを決めるだけで、その人の性格がわかっちゃいますね!」

貴音「まこと、不思議なげーむですね…」

攻撃翌翌翌用

攻撃翌用

申し訳ありません。

何度も申し訳ありません。これからsagaで投稿します。

攻撃翌用

攻撃用

春香「プロデューサーさん!次は防御用アイテムの説明をお願いします!」

P「わかった!1つ目の防御用アイテムは、「SHUFFLE」だ!」

千早「つまり…設定ナンバーをシャッフル出来るんですか?」

P「そう!このアイテムは、自分の設定ナンバーを自由に並び替えることが出来るんだ!」

響「それは…どれくらい強いんだ!?」

P「もし、相手が次で確実に3EATする時に使えば…6通りまで選択肢を増やす事が出来るんだ!」

春香「それは結構効果的ですね!」

P「相手に、自分の設定ナンバーを確定される前に使えば、撹乱させることも出来るから、凄く使いやすいアイテムなんだ!」

響「なるほど!」

P「最後のアイテムは「CHANGE」!言葉の通り、自分の設定ナンバーを1枚変えられるんだ!」

春香「それは魅力的ですね!」

P「ただ、条件が2つあって……

1つ目は、変える数字が「HIGH」だったら「HIGH」にしか変えられない事だ。」

貴音「つまり…「5」を変えたいときは「6、7、8、9」に変えることが出来るのですね。」

P「そう!「LOW」のときも同様に、「0」を変えたいときは「1、2、3、4」に変えることが出来るんだ!」

千早「……それで、もう1つの条件は何ですか?」

P「2つ目の条件は、変えたナンバーが「HIGH」だったか「LOW」だったか教えないといけない事だ。」

春香「つまり……もしも「5」を変えるときは、「HIGH」だったと教えないといけないんですね。」

P「ああ!もし、相手が「5」を確定させてる時に「CHANGE」を使ったら、相手は「6、7、8、9」の内、どれか1つに変えたというのを知ることが出来る。

あと、数字を変えられるから「SLASH」を使われた時に「CHANGE」を使えば有効だな!」


響「確かにスラッシュナンバーが変わっちゃうから、考えるのが難しくなるぞ!」

P「じゃあ早速やってみよう!!」

春香「そういえば、ここに居るのはプロデューサーを除いて5人ですけど……キリが悪くないですか?」

P「あ、そうだ!その番組に出演するのは、お前ら5人と律子だぞ!」

春香「り、律子さん!?」

P「ああ!」

千早「強敵ね……」

響「参ったぞ…」



P「じゃあ、まずは春香VS響だ!」

春香「おっ!響ちゃんとですか!」

響「絶対負けないぞ!」

P「とりあえず、アイテムは交互に取り合ってくれ!」

春香「わかりました!」



春香アイテム HIGH&LOW DOUBLE SHUFFLE

響アイテム  SLASH TARGET CHANGE




P「というわけで、俺と千早と貴音と美希は別室でモニタリングだ!」

千早「人の対決を見るのも、練習の1つ…ですね?」

P「もちろん!人の戦略と、クセを観察出来るからな!

モニタールームは、どちらかの設定ナンバーが見れるけど……どっちを見る?」

千早「我那覇さんの攻め方が見たいので……春香のを見せてください!」

P「わかった!」


春香の設定ナンバー 「487」


P「スラッシュを対策してきたな…」

貴音「スラッシュナンバーは「4」ですから…組み合わせは多いですね。」

P「ああ。一番組み合わせが多いのは「5」だけど、1番読まれやすいからな……春香らしい良い作戦だと思うな。」

千早「なるほど……」


P「じゃあ、試合を始めていいぞ!先攻は響からだ!」

響「春香、よろしくだぞ!」

春香「こっちもよろしくね!」


響「じゃあ早速…403!」

春香「403ね…1EAT-0BITE!」

響「なるほど…」

春香「私の誕生日で攻めてきたんだw」

響「あるかなぁって思ったんだぞ。」

春香「まあ、迷ったけどね!」

響「自分も迷ったぞ。」


P「迷ったって言っても、響の誕生日は10月10日だから設定ナンバーには出来ないぞ?w」

貴音「響らしい考え方ですね…」



春香「じゃあ、私の番か……「HIGH&LOW」使います!」

響「!?」


P「初手HIGH&LOWか……

響!自分の設定ナンバーがHIGHかLOWかを春香に教えて!」


響「えーと……HIGH・HIGH・LOWだぞ。」

春香「HIGH・HIGH・LOWね……

781!」

響「781?…0EAT1BITEだぞ。」


P「これは1EATよりも良いジャッジだぞ。」

千早「…?なぜですか?1EATの方が、後々の確率は上がっていくと思うのですが…」

P「HIGH&LOWを使わなければな。今回、HIGH・HIGH・LOWって出てる訳だから、「781」が1BITEなら、「1」はもうどこにも入れられない。つまり1BITEは「7」か「8」のいずれかという事が分かるんだ!」

千早「あ…確かにそうですね!」

P「「HIGH&LOW」は、HIGHかLOWを知るだけでなく、後々のジャッジでより数字を絞りやすく出来るんだ!」

美希「むむ…なかなか良い対戦なの。」←今起きました。

響「じゃあ自分も…「SLASH」使うぞ!」

春香「やっぱりね…」



P「春香!設定ナンバーの最大値から最小値を引いたスラッシュナンバーを響に教えて!」

春香「えー…「4」です!」


P「おっ!響にとっては良い情報だな!」

千早「…あっ!スラッシュナンバーが「4」で「403」が1EATだから、4-0の可能性はなくなりますね!」

P「ああ!しかも、他の組み合わせの時は「0」が間に入ることはないから「0」の可能性は消えるんだ!」

貴音「響の次のコールで勝負が別れると言っても過言ではないでしょう…」



響「えー…「4」だから……753!

春香「753…0EAT-1BITEだよ!」

響「……うーん…」


P「「753」で0EAT-1BITEだから、7-3の可能性も無くなる。そして「403」で1EAT-0BITEだったから、「3」の可能性も無くなる。つまり、100の位は「4」で確定だ!」

千早「我那覇さん、順調に数字を絞れてるわね……」

春香「えー………843!」

響「843!?……0EAT-0BITEだぞ」

春香「お、ラッキー!」

響「うう……追い込まれてきてるぞ……」


千早「プロデューサー。春香は、なんで「4」をHIGHの位置に置いたのですか?絶対にBITEにしかならない………あっ!」

P「分かったか?さっきのコール。もしも1EATだったら、「3」の可能性は無くなっているから「8」が確定する。1BITEなら、「8」の可能性も無くなるから、「4」が確定する。春香は、さっきのコールでどれか1つの数字を確定させようとしたんだ。

しかも今回のジャッジは、春香にとって最高のジャッジだ。「7」を10の位で確定させた上、「3、4、8」の3つの可能性を消すことが出来たからな。」

貴音「なかなかの策士ですね……」

>>39
訂正

さっきのコールが1EATの時は「3、8」の可能性があります。

「3」の可能性は無くなってませんでした。申し訳ありません。

響「えーっと………451!」

春香「451は……1EAT-0BITE!」

響「よし!」


P「これは春香ピンチだぞ…」

千早「確かに…「4」は既に確定しているから、「1、5」の可能性は無くなるので…「7」が入ってることが確定した。しかも、「3」の可能性は既に無くなっていることから、「SLASH」の組み合わせが8-4だと言うことも分かった。つまり我那覇さんは、「478」か「487」まで絞ることが出来たんですね。」

P「その通り。……ここは「DOUBLE」を使うべきだと思うぞ…」



春香「………えー……902!」

響「902は……0EAT-1BITEだぞ!」


P「お、ラッキーだな!これで「0」が確定したから、春香も「570」か「670」の二択に絞り込んだぞ!」

美希「なんか、面白くなってきたの!」

春香「「SHUFFLE」を使います!」

響「うーん…もうちょっとだったのに…」


P「じゃあ春香!自由に並び替えていいぞ!」



487→784

響「じゃあ……「TARGET」を使うぞ!!」

春香「だよねぇ…」


P「響!ターゲットナンバーは何番だ?」

響「「8」だぞ!」

春香「「8」は……10の位!」


P「もう、春香は願うしかないな。」

貴音「「487」か「784」……響、ここが勝負どころです。」



響「うう…どっちだ!?わからないぞ!!」

春香「……響ちゃん。もしかしたら、私は変えてないのかも知れないよ?」

響「え、ええええ!?」

春香「もしくは、1枚だけ変えたとか?当てられるかなぁ?」

響「パニックにさせるなー!」



P「心理的に響を追い詰めてるねw」

千早「春香らしいわね。」



響「じゃあ……………487!」

春香「487は………」



P「ああ…間違えた…」

千早「だとすれば、我那覇さんは次のターン「CHANGE」を使うと思うから、春香は「DOUBLE」で仕留めるしかないわね……」


春香「響ちゃん?……1EAT-2BITEだよ!」

響「えええ!!外しちゃったぞ……」

響「うう…じゃあ、次で決められるぞ。」

春香「………(ニヤリ)」


P「響は自分も追い込まれてる事に気付いてない!これは、ちょっとマズイぞ!」

千早「「DOUBLE」を使えば、確実に決められますからね…」



春香「……もういいですか?プロデューサーさん?」

P「ああ、いいぞ!」

響「……?」

春香「「DOUBLE」を使います!」

響「このタイミングで使うのか…?」←気付いてない。


P「響!自分が知りたい春香の設定ナンバーの桁を教えてくれ!」

響「100の位だぞ!」

春香「100の位は…7だよ!」

響「784か…」


P「でも、もう響にとっては意味がない情報だ!」

貴音「ぬか喜びですね…」




春香「じゃあ、響ちゃん。ありがとうございました!」

響「まだ勝負がは終わってないぞー!!」

春香「2回のコールの内、どっちかで決められる自信が私にはあるから!」

響「えっ……あー!!やっちゃったぞー!!」

春香「響ちゃん…?…私、負けたかと思ったよ。」

響「そうだ!!「CHANGE」使うぞ!」


P「響…残念だけど、相手が攻撃アイテムを使った後には、防御アイテムは使用出来ないんだ。」

響「!?」


春香「じゃあ、コールするね!…670!」

響「………3EATだぞ…」

春香「やったぁ!!!」

P「春香、勝利おめでとう!」

春香「ありがとうございます!」

P「響も最後に「CHANGE」を使ってれば、勝てたかもしれないな!」

響「うう…攻撃しか頭になかったぞ…」

P「ちゃんと自分の置かれてる状況も頭に入れて相手の数字を絞り込まないと、いつの間にかやられてるからな…」

千早「奥が深いですね…」

貴音「次の対決は、わたくしと如月千早でありますか?」

P「ああ!じゃあ、2人とも準備してくれ!」

P「第2試合は、千早VS貴音だ!」

千早アイテム SLASH DOUBLE CHANGE
貴音アイテム HIGH&LOW TARGET SHUFFLE


春香「千早ちゃんの設定ナンバー…分かるような気がします。」

P「え?」

春香「千早ちゃん、やよいが好きだから「841」とかに設定しそうですね!」

P「ああ。確かにそうかもな。

じゃあ、貴音の設定ナンバーを見るか?」

響「それがいいさー!」


貴音の設定ナンバー 496

春香「適当に決めたっぽいですね…」

P「まあ、そっちの方が読まれにくいからな。」

響「誕生日だと、分かりやすいぞ!」


P「それじゃあ、試合開始だ!先攻は貴音からだ!」

貴音「「TARGET」をお願いします。」

千早「!?」


P「初手「TARGET」は見た事ないな…」

春香「何か確証のある数字があるんですかね?」


P「貴音!ターゲットナンバーは何番だ?」

貴音「「8」でお願いします。」

千早「「8」は…100の位です。」


春香「あれ…?」

響「…まさか。」

P「……そんな事はないと信じよう!」

春香「そ、そうですよね!プロデューサーさん!」


貴音「では、841でお願いします。」

千早「!?……3EAT…」

貴音「やはり、そうでございましたか…」


P「……何も言うな…」

春香「はい…」

響「やよいが好きなのは良いけど、これが本番だったら大変なことになってたぞ。」

美希「千早さん、わかりやすいの!」

P「美希!俺と対戦するか?」

美希「あふぅ…美希は、もういいの…」

P「……美希は戦略型よりも直感型かもな……女の勘が強いから、結構難敵だな。」




P「というわけで、ヌメロンのやり方が分かった所だけど……

実は、教える事がまだ4つあった。


1つ目は、ロストナンバーだ。」

春香「ロストナンバー?数字が無くなるんですか?」

P「そう。ただ、失うのはLOWの数字だけだ。

例えば、Aさんが「961」で負けたとする。その時、次からの対戦では「1」を使う事は出来ない。」

響「えっ!?それは大きいハンデだぞ!」

P「そうだな。しかし、失いたくないからと言って設定ナンバーをHIGHで固めると、「HIGH&LOW」を使われた時に大きく数字を絞られるから、臆する事なくLOWの数字を使っていってほしい。」

春香「そのLOWの数字は復活しないんですか?」

P「えーと…たしか次の試合で相手が、自分の失った数字を設定ナンバーに入れている状態で勝てば、その数字はもう一度使える事にはなっている。」


千早「つまり「1」を失っても、次の試合で相手が「315」などの「1」を含んだ設定ナンバーにしている時に勝てば、「1」は次の試合に使える事が出来るという事ですね?」

P「そうだ!だから、1試合目よりも2試合目の方が考える事が多いんだ!」

貴音「なるほど…」

P「2つ目は、プレーオフだ。」

春香「プレーオフ?」

P「ヌメロンは、大体3人グループでの総当たり戦で、2勝すれば決勝に進めるルールになっている。ただ、もちろん総当たり戦は3試合あるから、1人1勝ずつってこともあるだろ?」

千早「確かにそうですね…」

P「その時は、プレーオフという3人での戦いになるんだ。

プレーオフのルールは、モニタールームの誰かが2桁の数字を設定する。3人は、それを予想して順番にコールしていく。最初に2EATした人が、決勝進出だ!」

春香「なるほど…」

P「ただ、全員立ちながらコールしていくからメモがとれない。つまり、頭の中で全て組み立てないと2EATは難しい。」

千早「戦略というよりは、直感と記憶ですね…」

P「2つ目は、プレーオフだ。」

春香「プレーオフ?」

P「ヌメロンは、大体3人グループでの総当たり戦で、2勝すれば決勝進出になる。ただ、総当たり戦は3試合あるから、もちろん全員が1勝ずつすることもある。

そんな時に、決勝進出者を決めるのがプレーオフなんだ。」

千早「具体的には、どのような事をするんですか?」

P「3人全員で、モニタールームの誰かが決めた2桁の数字を予想する。順番にコールしていって、最初に2EATすれば決勝進出だ。」

響「順番にコールって……後にコールする人の方が不利じゃないのか!?」

P「もちろんそうだ。2EATする確率は90通りしかないから、先にいる人がポンッと当ててしまう事もあるだろう。」

春香「プレーオフで、アイテムは使えるんですか?」

P「アイテムは使用禁止だ。あと、全員立ちながらコールしていくからメモがとれない。頭で全てを組み立てないと、プレーオフで勝つのは難しい。」

貴音「戦略よりも、直感と記憶が重要ですね…」

>>51

ミスです。プレーオフの説明は52の方を見てください。

P「3つ目は、アイテムの使用ルールだ。」

千早「…?「HIGH&LOW」と「SLASH」の2つを持つのは禁止ということではないんですか?」

P「基本的にはそうだ。ただ、決勝に進出した時に使えるアイテムは、予選の2試合で使わなかったアイテムから3つ選ぶんだ。そして、もし残っていたら「HIGH&LOW」と「SLASH」の併用も認められている。」

春香「決勝で2つ使えるのは、とても強力ですけど……使わなかったら予選で勝てませんよね…」

P「確かにな。ただ、逆を言えば決勝で「HIGH&LOW」か「SLASH」のどちらかは使えるということだ。」

千早「確かに……」

P「4つ目は、賞金だ。」

春香「しょ、賞金!?」

P「ああ。ヌメロンでは、優勝者に賞金が贈られるけど……賞金は、自分で決めるんだ。」

貴音「……?自分で…?」

P「決勝は、4桁で戦うって言ったけど……自分が設定したその4桁の数字×100円が賞金になる。

もし「9453」とかだったら、94万5300円が賞金になる。」

5人「!?」

P「最大で、98万7600円ももらえるけど、もちろんそれだと相手に読まれ易くなる。賞金を多くしつつ相手にバレない設定ナンバーを決めることが重要だ。」

春香「……やる気が出てきましたよ!!」

P「ホントか!?よしっ!じゃあ、収録は2週間後だから練習してこいよ?」

春香・千早「はい!!」
美希「はいなの!!」
響「わかったぞ!!」
貴音「わかりました…!」

春香「637!!」

雪歩「ひうっ!……3EATですぅ…!」


真「826?」

響「うがー!!3EATだぞ!!」

真「あれ…?勝っちゃった。w」


貴音「「SHUFFLE」を…」

真美「!?」


やよい「672ですか?」

千早「1EAT-1BITEです……くっ…!」


美希「ハニー!ヌメロンやろー!」

P「ああ!負けないからな!!」




ーその頃、律子は……ー

律子「伊織の性格だから、「1」を頭に持っていって………少しでも負けたくないから小細工して昇順にしないようにしてるから…

163ね。」

伊織「………3EATよ……」

亜美「律っちゃん、強すぎっしょ→!」

あずさ「表情が、ダンスレッスンと同じですね…」

P「さあ!いよいよ収録当日だけど……

みんな、練習したか?」

5人「はい!!!」

P「ところで…律子の事は聞いたか?」

千早「………聞いてないですね。」

P「竜宮小町相手に、15戦無敗だそうだ。」

5人「!?」

P「伊織が言うには…「律子、目がレッスン中と一緒。洞察力はギャンブラー並よ…」らしい。」

春香「もはやプロデューサーじゃないじゃないですか!」

P「気をつけろよ。律子は、かなり研究してるぞ。」



美希「面白そうなの!!律子…さんをこてんぱんにするの!!」

春香「うん!絶対に勝ちたい!」

響「勝ってやるぞー!」

P「ああ!じゃあ、行くか!」

5人「はいっ!!!!!」

ー本番。ー

設楽「どうも!ヌメロンです!いやー、1年振りにヌメロン開催されますが、王様どうですか?」

日村「いやー、結構楽しみですよ!なんたって今日は、女子限定の大会ですからね!!」

設楽「そうなんですよ。今回は、765プロの皆さんによる女王決定戦です!!」

日村「おー!!」

アナ「では、早速登場していただきましょう!」

ナレーター
「急がば真っ直ぐ進んでいく。言わずと知れた765プロのリーダー!

天海春香!!」

日村「きたー!!」



ナレーター
「その面持ちは、まるで細氷のよう。765プロの歌姫!

如月千早!!」

日村「千早ちゃんだ!!」


ナレーター
「イチゴみたいに純粋な心を持つ。765プロが誇る天才アイドル。

星井美希!!」

日村「うおー!!すげえ!!」

ナレーター
「何があっても負けたり凹んだりしない。765プロの天然ファイター!

我那覇響!!」

設楽「天然って…w」


ナレーター
「心に散った風花が、今力になる。765プロの謎めいたアイドル!

四条貴音!!」

日村「確かに、謎めいてるよね!」


ナレーター
「今、魔法をかけてトップを狙う。人気アイドル竜宮小町のプロデューサー!

秋月律子!!」

日村「えーっ!?律っちゃんも!?」

設楽「本当に、オールスターだな……」

ナレーター「以上6人のアイドルが、女王の座をかけてしのぎを削る!!」


設楽「というわけで、6人の765プロアイドルが集結したわけですけど……すげぇなこれ!」

日村「ホントだよ!……あれ、律っちゃんは今アイドルじゃないんじゃないの?」

アナ「現在は、不定期で竜宮小町に参加しているようなので、アイドルとしました。」

設楽「まあ、紹介はプロデューサーって言ってたけど……参加してるならアイドルでいいでしょ!」

日村「確かにね!」



設楽「まず春香ちゃん!どうですかこの雰囲気は?」

春香「いや、結構ミステリアスな雰囲気ですね!貴音さんにピッタリだと思いますよ!」

日村「確かに、貴音ちゃんはこの感じに合ってるよね!」

春香「一瞬パッと見たとき、雰囲気合いすぎてちょっと吹き出しちゃいそうでしたもん!w」

設楽「そうなった場合は、オープニング撮り直しでした。」

春香「そうですよね!なんで、必死に我慢しましたもん!」

設楽「そして、千早ちゃん!」

千早「よろしくお願いします。」

日村「なんか、千早ちゃんがバラエティに出るのってなんか新鮮だね!」

春香「千早ちゃんは、バラエティが大好きなんですよ!」

設楽「え、マジで!?」

千早「はい。」

日村「意外だなぁ!」

設楽「次は美希ちゃん!!」

美希「よろしくなの!!」

日村「美希ちゃんが、こういう頭を使うゲームをやるのってあんまり見ないよね!」

設楽「確かに、あんまり見ないよね。」

美希「ハニーと練習したから、大丈夫なの!!」

日村「ハニー?w」

春香「あ!ハニーっていうのは、その……」

美希「ハニーはハニーなの!!」

設楽「あー、事務所のマネージャーさんとか?」

春香「それです!」

日村「なんで春香ちゃんが出てくるのw」

春香「一応…リーダーなんで!(ドヤッ)」

日村「あっはっはっは!!」

設楽「続いては天然ファイターの響ちゃん!」

響「うがー!!そんな二つ名、いらないぞ!」

設楽「確かに天然ファイターって…w」

日村「でも、ヌメロンでは天然の人がワンコールする事もあるからね!」

アナ「確かにありますね〜」

響「そうなのか!?じゃあ、自分頑張るぞ!」

響以外「(チョロい。)」

設楽「続いては貴音ちゃんですが…w」

日村「こんなにヌメロンの雰囲気に合ってる人はなかなか居ないよ!w」

貴音「本日は、よろしくお願いいたします。」

設楽「何か、作戦とかってありますかね?」

貴音「……とにかく、辛酸を舐めないようにすることです。」

日村「やべえ、超ミステリアスだよ!w」

設楽「確かにねw」

設楽「そして最後は律っちゃん!」

律子「よろしくお願いします!」

設楽「えー、プロデューサーがテレビに出るのは、結構珍しいと思うんですけど…?」

律子「そうなんですよね!私も、オファーが来た時ビックリしましたもん!」

設楽「あ、やっぱりw」

アナ「こちらの情報によると、竜宮小町のメンバーとヌメロンを練習していたそうで、15戦全勝だそうです。」

設楽「えぇー!?」

日村「マジで!?」

律子「私も、ちょっとビックリしましたw」

設楽「今回の大本命と言っても過言じゃないと思いますね!」

律子「ありがとうございます!」

アナ「予選Aブロック第一試合は、我那覇さんVS四条さんです。それぞれのアイテムは

我那覇さんは、SLASH DOUBLE CHANGE。
四条さんは、HIGH&LOW TARGET CHANGEとなっております。」

設楽「さあ、響ちゃん!いきなり親友の貴音ちゃんと対決ですが、どうでしょう?」

響「やっぱり貴音を一番知ってるのは自分だから、負けたくないぞ!」

設楽「なるほどw

そんな、貴音ちゃんはどうでしょう?」

貴音「響にとっても私にとっても、全力で戦い合うことが一番嬉しいのですので…

全力で頑張ります。」

日村「貴音ちゃん、ホントに大人びてるねw」

ーset your numberー


ナレーター「全力で戦うと誓った両者。四条貴音に対抗心を燃やす我那覇響の設定ナンバーは、「845」。」

ーQUALIFYING ROUND 1stGAMEー

響「貴音。改めてよろしくさー!」

貴音「よろしくお願いいたします。」


設楽「言っちゃ悪いけど、正反対の2人だねw」

春香「そうなんですよね!2人は一緒に移籍してきたんで、私達以上に付き合いが長いんですよ!」

日村「あ、そうなんだ!」

春香「ホントに、プライベートでも仲が良い2人なんで、面白い勝負になると思いますね!」

設楽「えー、解説ありがとうございます。」

全員「wwwwww」

響「じゃあまず適当に……635!」

貴音「………635は…1EAT-0BITEです。」

響「…うん!悪くないぞ!」



ピュイーン!

設楽「おっ!アイテム使う!?」

貴音「…HIGH&LOWを。」

設楽「初手HIGH&LOWだ!」

日村「これは言った通り全力だね!」


アナ「それでは我那覇さん。ご自身の設定ナンバーがHIGHかLOWかを教えてください。」

響「えっと…HIGH・LOW・HIGHだぞ。」

設楽「さあ、貴音ちゃんどう出る?」


貴音「それでは……945。」

響「94…5…」


設楽「うおっ!いきなり2EATだ!」

日村「ちょっとこれは危ないね!」

春香「やっぱり持ってるなぁw」


響「…2EAT-0BITEだぞ。」

貴音「!」

ピュイーン!

設楽「響ちゃんもアイテム押した!」

響「SLASHだぞ!」

日村「やっぱりSLASHかぁ!」


アナ「それでは四条さん。スラッシュナンバーを教えてください。」

貴音「スラッシュナンバーは…7です。」

響「7かあ……」


千早「1コール目は全部間の数字だったので、あんまり集中しちゃダメですね。」

設楽「うん。スラッシュの組み合わせを探す方が、効率的で良いと思うね。」



響「えーっと…じゃあ、710!」

貴音「710……0EAT-0BITEです。」

響「…おっ!?」


律子「結構このジャッジは大きいですね。」

日村「確かに!710が消えたから、もう組み合わせは9-2だけになったね!」



ナレーター「四条のスラッシュナンバーは「7」。それを基点に考えた我那覇は、710とコール。しかしジャッジは0EAT-0BITE。よって、7-0と8-1の組み合わせが消えるので、残った9-2がスラッシュナンバーの組み合わせという事が分かった。また、1ターン目にの635が1EATだったことから、残る組み合わせは次の6通り。」

692・629・932・293・925・295

ナレーター「ここまで迫られていることに、四条は気づいているのか?」

設楽「さあ、形勢逆転された貴音ちゃんだけど、表情は全く変わらない!」

春香「目が泳いでないですもんね…」

美希「美希でも動揺すると思うの!



貴音「では…795。」

響「…」


設楽「HIGHをあぶり出して来た!」

春香「これで5は確定しましたね!」



響「…1EAT-0BITEだぞ。」

貴音「……」


ナレーター「四条は2ターン目、あえてHIGH&LOWを無視して「795」とコール。するとジャッジは、1EAT-0BITE。

1ターン目の「945」から、「5」の位置は変えず「9」の位置を変えてコールしたのだが、BITEは無かった。つまり、移動した「9」は1ターン目にEATしていなかったことがわかる。よって、1ターン目の2EATが、「4」と「5」であった事が判明。

また、HIGH&LOWのジャッジと合わせると、100の位は「5、7、9」以外のHIGHということも分かった。

なんと四条は、この2ターンで我那覇の設定ナンバーの可能性を、「845」か「645」の二択にまで絞り込んだのだ!

再び追い込まれた我那覇!どうするのか!?」

響「うーん…もう行くしかない!」

ピュイーン!

設楽「押した!」

響「DOUBLEだぞ!」

設楽「1戦目から総力戦だな…」

春香「DOUBLEなら最低でも2回目のコールは2択になりますからね…」


アナ「四条さん。オープンしてほしい位を1つ選んでください。」

貴音「では…100の位を。」

響「100の位は…8だぞ!」

貴音「なるほど…」


設楽「これで「845」確定させたけど、間違えたら多分CHANGE使ってくるな。」

千早「変えないと負けますからね…」



響「1回目のコール……どれを言おうかな、神様の言う通り…」


設楽「神様の言う通りで数字を選んでるw」

日村「6択だから、当たらない事はないね!」


響「じゃあ…925!」

貴音「925……1EAT-1BITEです。」

響「1EAT-1BITE…」


設楽「残ってる組み合わせは、629・932だけだ!」

春香「1戦目から大熱戦ですよ!大熱戦!」

日村「確かに、天然って紹介されてた響ちゃんも、面持ちが最初と全然違うね!」


ナレーター「残る可能性は、629か932のみ!果たして、我那覇は四条の設定ナンバーを読みきれるのか!?」

響「……あ、そうか。」

設楽「おっ?何かわかったのか?」

日村「わかったっぽいね!」


響「えー…629!」

設楽「さあ629、どうだ!?」



貴音「629……3EATです。」

響「!!やったぞー!!」


設楽「響ちゃん、勝利おめでとう!」

響「ありがとう!」

設楽「最後のコールの前に、何か閃いたみたいだけど、なんだったの?」

響「ロストナンバーのことだぞ!

932だと、LOWが2つだから次の試合が不利になるって事を考えたら、LOWが1つの629を選ぶだろうって考えたんだぞ!」

設楽「あー!確かに、そう言われてみたらそうだ!」

春香「響ちゃん、かなり成長してるね!」

響「いっぱい勉強したんだぞ!」

アナ「予選Aブロック第二試合は、四条さんVS星井さんです。
星井さんのアイテムは、HIGH&LOW TARGET SHUFFLEとなっています。」


設楽「さあ、美希ちゃん!どうですか?」

美希「貴音は、ポーカーフェイスでやりにくいけど、律子…さんと戦いたいから頑張るの!」

設楽「なるほどw」

日村「「律子…さん」って、何の間だったんだw」

律子「気にしなくていいですよ?」

日村「あ、そう?w」


設楽「一方、もう勝つしかない貴音ちゃん。アイテムはHIGH&LOWしか使ってないから、頑張れば勝てるかなぁ?」

貴音「もちろん頑張ります。運否天賦に任せて、数字を絞っていきたいです。」

日村「2人とも頑張れ!!」


ナレーター「絶対に負けられない四条貴音の設定ナンバーは、718。」

ーQUALIFYING ROUND A 2ndGAMEー

貴音「よろしくお願いいたします。」

美希「よろしくなの!!」


千早「これは見たこと無い組み合わせですね…」

春香「確かにw」

設楽「この2人が並ぶだけで、充分キャラが渋滞してるからねw」


貴音「では……821で。」

美希「821ね……0EAT-2BITEなの!」

貴音「………」



春香「………あ、821ってハニーか!」

日村「また出たw」

律子「美希……あとで説教ね。」

設楽「ww…なんで説教するの?w」

律子「前にも「ハニー」って生放送中に言って、ネットで根も葉もない噂が立てられたんですよ!」

設楽「それは問題だw」

日村「スキャンダルって誤解されたらマズイからね!」

美希「次はミキの番なの!」

貴音「そうですね。」

美希「えーと…654!」

貴音「654……1EAT-0BITEです。」

美希「…うん!十分なの!」


貴音「では……571!」

美希「571……0EAT-0BITEなの!」

貴音「なるほど……」


ナレーター「このコールによって、「1、5、7」の可能性が無くなった。よって、1コール目の2BITEが「8」と「2」であったことが判明した。」

美希「うーんと……984!」

貴音「………1EAT-1BITEです。」

美希「………」


設楽「これは……ちょっと難解になっちゃうかもね。」

春香「これだと、4がEATしていたかは分からないですからね。」


貴音「………美希は、好きな数字はあるのですか?」

美希「好きな数字?んー……108かな?」

貴音「…なぜですか?」

美希「コンビニで売ってる、おにぎりの値段なの!」

貴音「……ふふっ…美希らしいですね…」


設楽「おにぎりの値段が好きって、どういうことだろう?w」

律子「普通は、安い方がいいはずなんですけどね。」

響「自分もそう思うぞ。」


貴音「では……108で。」

美希「………さすがに、そこまでミキは馬鹿じゃないの。1EAT-0BITEなの。」

貴音「………」


設楽「これ美希ちゃん気づいてないかもしれないけど、「8」だけじゃなくて「2」も確定したね。」

春香「……あ、本当だ!」


ナレーター「四条は3ターン目、星井の好きな数字である「108」とコール。ジャッジは、1EAT-0BITE。2ターン目終了時点で「2、8」が必ず入っている事から、3ターン目のEATは「8」と分かる。また、「2」は10の位でBITEだったので、必然的に100の位だと言う事もわかった。

残る可能性は、「238」「248」「268」「298」の4択。ここまで迫られていることに、星井は気づいているのか!?」

貴音の設定ナンバー間違えました。申し訳ありません。


>>81 >>82は、無視してください。これから、>>78の続きを書きます。

美希「うーん…貴音の性格は難しいの。」

貴音「………」

美希「……234!」

貴音「234……0EAT-0BITEです。」

美希「お、ラッキーなの!」


設楽「いきなり良いジャッジだ!」

響「1ターン目の0EAT-0BITEは、かなりのヒントだぞ。」


貴音「…………」カリカリカリ…←次のコールの準備。

美希「…………」カリカリカリ…←同上。



設楽「全然喋らないw」

律子「貴音は分かるけど、美希まで集中してるのは珍しいですね。」

日村「確かに、いつになく真剣な顔だね!」


貴音「では……571。」

美希「んーと……0EAT-0BITEなの!」

貴音「!」


ナレーター「このコールで、「5、7、1」の可能性が無くなった。よって、1ターン目の2BITEは「2、8」と判明した!」

美希「……617!」

貴音「617…1EAT-1BITEです。」

美希「1EAT-1BITE…」


設楽「若干、停滞気味かな?」

律子「でも、ちょっとずつ進めていけてるので良いと思いますよ。」

日村「いつの間にか、喉元まで迫ってることもあるからね!」



貴音「まず、LOWから絞っていきましょう……

034でお願いします。」

美希「034?…0EAT-0BITEなの。」


設楽「2と8が確定してるから、もう一つは6か9のどっちかなんだよな〜」

千早「多分、次のターンでTARGETを使って絞り込むと思います。」

春香「確かに!」

美希「ええと……018!」

貴音「018……1EAT-0BITEです。」

美希「………」カリカリカリ…



設楽「これで、3つの数字は出揃ったね。」

千早「あとは、どうやって距離を縮めていくかですね…」


貴音「………勝負を賭けます!」

ピュイーン!

設楽「アイテム押した!」


貴音「…TARGETを!」

日村「きたー!!TARGET!!」

響「どうなるんだろう……」


アナ「四条さん。ターゲットナンバーを発表してください。」

貴音「………6をお願いします!」

美希「6は……入ってないの!」

貴音「…!」


設楽「これで9が確定したから……残り3通りだ!」

春香「ズバッと当てそうですね!」


ナレーター「四条が選んだターゲットナンバーは「6」。しかし、6は入っていなかった。3ターン目終了時点で「6」か「9」のどちらかが設定ナンバーに入っていると分かっていたので、必然的に「9」が設定ナンバーに入っていることが判明する!

また、1ターン目のジャッジから、「982」「298」「289」の3択まで絞り込んだ!!


果たして、四条は3分の1を的中することが出来るのか!?」

貴音「………」カリカリカリ…


律子「ここからは心理戦ですね。」

春香「3択だから、当たってもおかしくないですからね…」


貴音「……………お願いします………


298!!」



設楽「さあ、298どうだ!?」



美希「298ね………




0EAT-3BITEなの。」


貴音「……なるほど……」



設楽「これで、982は確定したけど……多分、美希ちゃんは次SHUFFLE使ってくるだろうな…」

美希「………」

貴音「………」


春香「次、美希がTARGET使ったらヤバくないですか?」

律子「TARGETで「7」を指定すれば……」

設楽「…あ、そうだね!貴音ちゃん、結構ヤバイぞ!」



美希「貴音が使ったから、お返しなの!!」

ピュイーン!

美希「TARGETなの!」

貴音「!」


設楽「さあ、ここがターニングポイントだね……」


アナ「星井さん。ターゲットナンバーを発表してください。」



美希「………貴音は、「1、6、7」だったら何が好き?」

貴音「「1、6、7」ですか……」



設楽「うわ、痺れるなこれ!」

春香「手に汗握る戦いですね……」


貴音「……「1」ですね。」

美希「…………貴音。………ウソは良くないよ?」

貴音「!?」


設楽「うわぁ!!何だこれ!!」

律子「美希が、怖く見える……」

千早「まさか…」


美希「きっとね。ミキの勘が正しければ、ラッキーセブンの「7」だと思うの。」


アナ「ターゲットナンバーは「7」でよろしいですか?」

美希「ミキのターゲットナンバーは「7」なの!」



設楽「これで決まった!」

響「この対戦の後にやるのは嫌だぞ……」



貴音「「7」は………100の位です。」

美希「……♪」

ナレーター「TARGETにより「7」が100の位にあることが判明。これにより、2ターン目「617」の1EAT-1BITEの内、1BITEが「7」と判明。よって、1EATは「1」ということが分かる。そして、残った1の位は3ターン目に1の位でEATした「8」だということも判明。

星井はTARGETによって、四条の設定ナンバー「718」を絞り出したのだ!!」



美希「………貴音。ミキ、貴音の分まで頑張るよ!」

貴音「…はい!」

美希「718!!」

貴音「…3EATです!!」



設楽「美希ちゃん、勝利おめでとう!!」

美希「ありがとうなの!」

設楽「あのTARGET使ったときの心理戦は、こっち全員鳥肌もんですよ!」

美希「実はね、「1」って貴音が言った時、目がちょっと泳いでたの。だから、カマかけて「ウソでしょ?」って言ってみたら分かりやすい反応したから、違うって分かったの!」

律子「凄い…美希が、しっかり相手のことを観察してる……」


設楽「貴音ちゃん、残念!」

貴音「……悔いはありません。響と美希。2人と良い勝負が出来たので、とても楽しかったです。」

日村「落ち着いてるねー!」

貴音「今、言い訳をしても意味がないので……」

設楽「うわあ良いコメント。児島に聞かせてやりてえw」

日村「児島と共演したら面白そうだねw」



ナレーター「いよいよ、予選Aブロック最終戦!!我那覇VS星井!!果たして、決勝に進出するのはどっちだ!?」

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