―エーゲルの部屋―
ハルトマン「はー疲れた……ネウロイの攻撃があるって知ってたら準備してたのに」
ハルトマン「ギリギリまで二度寝してたせいでトゥルーデには怒られるし」
ハルトマン「宮藤の手づくりヨーグルトは食べ逃すし、散々だったな」
ハルトマン「……こんな日はヒラサワでも聞いてリフレッシュしよう」
ハルトマン「プレイリストは……うーん……元気が出るヒラサワもいいけど」
ハルトマン「今日は泣けるヒラサワメドレーで思いっきり泣こう」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441882523
ハルトマン「ランダム再生っと」
デーデーデー デデーン デデーン
ハルトマン「おっ」
『黄金の月 草の露に幾万も昇り』
『唯一に降る 夜の牢で打たれるキミの夢に咲く』
ハルトマン「開幕ロタティオンすき」
『咲け 輪廻の oh』
『咲け Lotus oh』
ハルトマン「はー癒される」
ラララララー ラララララー
ハルトマン「おっ……」
『遠い昔に この声は響けよ』
『春間近の あの丘の上から』
ハルトマン「バンディリアすき」
『霧は地図と 虫がうたう』
『破裂のような 夢は降りて』
『君よまたあの日へ Ah……』
ハルトマン「アーナキソ」
『思い出せば 君に触れるよ』
『今も遥か ここに』
ハルトマン「泣こうと思えば(王者の風格)」
デレレーレーレー デーレー
ハルトマン「MOTHERとか泣かせに来てるわコイツ」
『夢が教える あの道を辿り』
『遠く帰ろう この世の果てまで』
ハルトマン「……」
『胸に宇宙を遊ばせて歌えば』
『夜に命の波たてて応える』
『テラを抱く 母の声』
ハルトマン「ぐすっ、えっへへ、ヤバイヤバイ」
『胸にMotherの呼び声は聞こえて』
『いつか会えると 宇宙の子等として』
ハルトマン「……ぅ」
ギューン ギュルルル ギュルルルン
ハルトマン「!!」
『残骸が陸を覆うほどの時を見た』
『日は昇る 道の上 さあ虚無の街を行こう』
ハルトマン「ここでRIDE THE BLUE LIMBOはずるい……」
『見えない と 誰かの声がエコーすれば』
『乱舞する 帰らない 良き夢の名は無数』
ハルトマン「ひっく、えふっ、えぇーん……」
『RIDE THE BLUE LIMBO ハイヤイヨー 孤児のように強く』
『RIDE THE BLUE LIMBO ハイヤイヨー 迷子らしく求め』
『RIDE THE BLUE LIMBO ハイヤイヨー』
ハルトマン「誰ひとり……落とすな……! 誰ひとり……」
『RIDE THE BLUE LIMBO なおもまだ 星らしく勤め』
ガチャッ
バルクホルン「おいハルトマン! 後で話があると言っておいただろう!」
バルクホルン「まったく、ネウロイを撃退したと思ったらまたゴロゴロゴロゴロと……」
ハルトマン「うわぁーん!」
バルクホルン「えっ えっ」
『空想も置き去る 終わらぬ変幻の空』
『あー勝利さえひれ伏す 止まらぬ雲の無意味な履歴』
ハルトマン「うぅぅ、ひゃっく、うぇぇーん……ごほっごほっ」
バルクホルン(は、ハルトマンがこんなに泣くなんて、そんなに強く叱ったつもりは無かったが……)
『見よ 白き視野を昇り』
『見よ 「ようこそ」と聞こえた』
ハルトマン(あー……泣きすぎて頭痛くなってきちゃった)
『見よ 錯視の霧は晴れ』
『見よ 「ようこそ」と聞こえた』
ハルトマン(スッキリしたし今日はこの辺にしとくか……)
プツッ
ハルトマン「うー、泣き疲れた……って、トゥルーデ!?」
ハルトマン(こんな時間にゴロゴロしてたなんて知られちゃ、また怒られちゃうよ)
ハルトマン「あ、あのさトゥルーデ……」
バルクホルン「ハルトマン……その、なんだ……」
バルクホルン「さっきのは私も言いすぎだった。許してくれ」
ハルトマン「えっ えっ」
ハルトマン(なんで謝られてるのかさっぱり分からない……)
バルクホルン(ハルトマンがこんなに取り乱すなんて、きっと他にも何かしら嫌なことがあったに違いない)
バルクホルン「ほら、顔を拭いてやる。鼻水まで垂らして……」
ハルトマン「あ、ありがと」
バルクホルン「……これでよし。どうだハルトマン、2人で風呂にでも入ってゆっくりしないか」
ハルトマン「ぇ……」
ハルトマン(やっぱり今日のトゥルーデ、なんかおかしい! こんな時間からお風呂なんて、普段なら絶対入らないのに!)
ハルトマン(これは私に優しくしてデレたところでお説教のパターンだな……)
ハルトマン「えっと、私はいいや。私ちょっと予定があるから。おじゃまさま!」
バルクホルン「あっ……やはり避けられているな……」
このSSまとめへのコメント
つづいてくれ