熊野「キャベツ半玉210円ですって!?ありえませんわ!」 (36)

響「豚肉(\400)、キャベツ半玉(\210)に玉ねぎ(\100)こんなものかな」


雷「待って!もやしが10円だし買っていくわよ!」


暁「ねえ、このカステラも買っていいでしょ!」


電「800円はさすがに高すぎるのです」


暁「嫌よ、買ってくれるまで動かないんだから!」


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響「今日は特売日だし、いくらか値引きされるんじゃないかい」


雷「もう、暁ったらしょうがないわね」


電「じゃあレジでお会計をするのです」


とぉぉぉぉぉ↑おおおおおおう↓


雷・電・響・暁「!?」


熊野「キャベツ半玉210円ですって!?ありえませんわ!」


熊野「あら、お惣菜のタイムセールの時間ですわね」


熊野「半額シールが貼られるのを待ちますわ」


熊野「やりましたわ!今夜は酢豚が100円で食べられますわ」


熊野「鈴谷のぶんも買ってさしあげましょう」


熊野「あ、ポイントを端数の分だけ使ってくださる?」

雷・電・響・暁「」ポカーン


暁「う、嘘よ。一人前のレディーが特売日にスーパーだなんて」


響「暁、それ以上見ちゃだめだ」


雷「熊野さんとは何だか気が合いそうね!」


電「きっと人違いなのです・・・なのです」

提督「いや、それはないだろ」


暁「ほんとなんだからっ!ちゃんと見たし」


提督「じゃあどんな服装だったんだ?」


暁「ジャージにサンダルよ」


提督「熊野がジャージだぁ~?」プフッ


暁「あぁー!信じてないでしょ」


提督「見ろ、熊野のスカートを」

提督「しっかり折り目がついてるし、ブラウスも糊が効いてる」


提督「どこかのお子様とは違うんだぞ」チラッ


暁「なっ!ちょっと脱ぎっぱなしにしただけなんだからっ」ヨレヨレ


鈴谷「チーッス!なになに、なんの話?」


提督「こらこら、上官への口のきき方をだな・・・」

鈴谷「まあまあ、そんなカタくならないでいいじゃん」


鈴谷「提督たるもの、おっきくないとね」


提督「やれやれ、少しは熊野を見習って欲しいもんだな」


鈴谷「あざーっす!鈴谷褒められて伸びるタイプなんです」


提督「褒めてねえよ!」

ギャーギャーワーワー

暁「そうよね。熊野さんはレディーに決まってるんだから」

電「何か甘いものが食べたいのです」


響「そういえば、この辺に新しいケーキ屋ができたようだね」


暁「さっそく行きましょう」


雷「私、割引のチラシ持ってきたわ!」


とぉぉぉぉぉ↑おおおおおおう↓


雷・電・響・暁「!?」

熊野「こちら、ホッ○ペッパーのクーポンですわ」


熊野「あら、割引適用は千円以上のみでしたのね」カァァ


熊野「ええ承りましてよ」

雷・電・響・暁「」ポカーン


暁「う、嘘よ。一人前のレディーがホットペ○パーのクーポン使用だなんて」


響「暁、それ以上見ちゃだめだ」


雷「店員に断られて、見てるこっちが恥ずかしいわよぉ!」


電「きっと人違いなのです・・・なのです」

暁「なかなかおいしかったじゃない」


電「甘いものが苦手な響も気にいったみたいなのです」


響「ハラショー」


雷「せっかくだから司令官に焼き立てパン買っていきたいわ」


電「賛成なのです」


とぉぉぉぉぉ↑おおおおおおう↓


雷・電・響・暁「!?」

熊野「いつも助かりますわ」


熊野「あ、ありえませんわ。海鳥への餌でしてよ」


熊野「まぁ、いい匂いがいたしますわ♪ え? これを、私に?」


熊野「ありがたく頂戴しますわ。ではごきげんよう」

雷・電・響・暁「」ポカーン


暁「う、嘘よ。一人前のレディーがパンの耳を貰ってるなんて」


響「暁、それ以上見ちゃだめだ」


雷「同情されて商品まで分けてもらうなんて駄目よぉ!」


電「きっと人違いなのです・・・なのです」

暁「ほんとなんだからっ!ちゃんと見たし」


提督「じゃあパンの耳食べてるとこ見たのか?」


暁「そこまでは見てないわよ」


提督「熊野がホッ○ペッパー使用だぁ~?」プフッ


暁「あぁー!信じてないでしょ」


鈴谷「チーッス!なになに、なんの話?」

提督「だから、上官への口のきき方をだな・・・」


鈴谷「まあまあ、それより晩御飯食べよー」


鈴谷「久々にメィ=ミヤ ベイ・クルージングリストゥルン シンフォニークルーズに行きたいなっと」


提督「そんな高級レストランは予約すらできねえよ」


鈴谷「じゃじゃ~ん!株主優待券」

提督「ドレスコードとかよく分からんのだが」


鈴谷「提督カタすぎるしー。制服で十分じゃん」


提督「そうなのか?」

提督「クルージングだけあって夜景がキレイだな」


鈴谷「や~っぱこういう雰囲気は落ち着くよねー」


提督「はぁ・・・鎮守府ではあれだけ騒がしいのに」


提督「鈴谷は意外とこういうのが趣味なのか?」

間宮「お客様、ワインはいかがいたしましょうか」


提督「(やべぇ・・・ワインの種類なんか分からねえぞ)」


鈴谷「じゃあクラレット!」


提督「銘柄はどうするんだ?」


鈴谷「そこは給仕さんにおまかせだねー」


鈴谷「や~っぱディナーは楽しみ方も大切じゃん?」


提督「(こいつ・・・できる!)」

熊野「戻りましたわ」ドサッ


鈴谷「くまのん!?制服型崩れしちゃうじゃん」


熊野「ふぁぁ・・・私、ちょっと眠くなってきましたわ」


鈴谷「うわっ、ソファーは寝るところじゃないし」


熊野「どうせ誰も見ていませんわ」

熊野「レディーだって疲れますの・・・よzzz」


鈴谷「おーいくまのん?寝ちゃった?」


鈴谷「あ~ぁ、今のうちにくまのんのスカートもアイロンかけちゃいますか!」



庶民派も、元気っ娘も・・・お嬢様最高!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月07日 (日) 13:15:44   ID: r64dByyy

くまのんは、よーこ様だったのか。

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