八雲「えっと、S-１GPこと、シスコン-１グランプリの司会を務めます、塚本八雲です。よろしくお願いします。……あの、高野先輩、これ、なんですか？」
晶「いいから続けなさい」
八雲「は、はい。……えっと、それではシスコンの皆様に登場してもらいたいと思います。どうぞ」
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾊﾟﾌﾊﾟﾌ
八雲「まずはシスコン界のレジェンド、高坂京介さん！」
京介「不本意だが、やるからには優勝を目指します。よろしく」
ﾜｰｯ!
八雲「続きまして、シスコン界に君臨する妹大好きエンペラー、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアさん」
ルルーシュ「フハハハッ、我が覇道の前に立ち塞がるというのなら、何人たりとも容赦はせん！ ナナリーの愛らしさを全世界に知らしめてやろう！」
ｵｰﾙﾊｲｰﾙﾌﾞﾘﾀｧｰﾆｨｱｰｯ!!
八雲「えっと、続いて、突如シスコン界に綺羅星の如く現れた新星、比企谷八幡さんです。どうぞ」
八幡「負けることに関しては俺が最強。……だが、この戦いだけは勝たねばならぬ」
ﾋｷｶﾞﾔｷﾐｯﾃﾔﾂﾊー!!
八雲「最後になります。シスコンなんか誰にでもできることじゃないよ、司波達也さんです」
達也「どうやらこの会場に罠はないらしいな。やれやれ、この戦いに負ければ深雪が不機嫌になるからな。……勝つしかないか」
ｷｹﾝｦｻｯﾁｽﾙﾀﾞﾅﾝﾃ、ｻｽｶﾞﾃﾞｽ!!
八雲「以上になります。真のシスコンを決める戦い、間もなく始まります」
ｳﾜｰｯ!!
――幕間――
八雲「あの、高野先輩、これは一体……」
晶「まあ、いいじゃない。これはシスコンである貴女にしかできない大役よ」
八雲「はぁ」
晶「頑張りなさい、きっと貴女ならできるわ。それじゃあ、アデュー」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
八雲(……よく分からなかったけど、頑張ろう)
塚本八雲、それでいいのか。
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