『新吾「miu'sキッチン!?」』
新吾「今日は開校記念日だし、朝のニュースでも見ようかな」パチッ
みう『miu'sキッチンはじまるよー☆』
新吾「!?」
桜乃「お兄ちゃん、どうしたの?」
新吾「い、いやなんかみう先輩がテレビに…」
桜乃「ホントだ。みう先輩、有名人」
新吾「あ、あはは…そうだね」
新吾(なんの疑いも持たずに受け入れるなんて我が妹ながら侮れない…)
みう『今日つくるのはー、大根のオカカ煮です♪』
新吾「ちょっ!?」
桜乃「?」
新吾(いや、?って顔をされても…。絶対オカカ煮はやばいって!!)
みう『まずはみりんとお醤油を大さじ二杯ずついれてコトコトゆっくり煮込みます☆』
ぱんにゃ『りゅーっ♪』
桜乃「あ、ぱんにゃ」
新吾「ぱんにゃまで共犯か…」
みう『ここで隠し味にオカカ投入でーす☆』
ドバドバッ
新吾「隠れてない!その量は隠れてないって!」
桜乃「お兄ちゃん、うるさい」
新吾「ご、ごめん…」
新吾(なんでそんなにのめり込むように見てるんだ…)
みう『はい、では下準備が出来たのできれいにお皿に盛りつけましょう♪』
ぱんにゃ『りゅーっ!』
みう『では、仕上げにー…』
新吾(うわぁ…見たくない…)
みう『オカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネー』
ぱんにゃ『りゅーっりゅりゅっりゅりゅっりゅーっりゅりゅっりゅりゅっりゅりゅっりゅーっりゅりゅっりゅーっ☆』
新吾「うわあああああ」
桜乃「おいしそう…」
新吾「いや、絶対やっちゃダメだよ桜乃!」
みう『オカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネー』
桜乃「オカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネー」
新吾「ちょっ!?桜乃おおおおおおお!!」
ぱんにゃ『うりゃりゅっうりゃりゅっオカカカケヨウネーうりゃりゅっうりゃりゅっオカカカケヨウネーうりゃりゅっうりゃりゅっオカカカケヨウネー』
新吾「もういやだああああ」
プルルルルプルルルル
新吾(電話…?)
新吾「はい、もしもし…」
愛理「あ、瓜生くん?今、時間大丈夫かしら?」
新吾「瀬名さん?どうしたの、なにかあった?」
愛理「ちょっと、テレビつけられる?テレビ夕暮を見てもほしいんだけど…」
新吾「あぁ…、瀬名さんも見てたんだ…」
愛理「もしかして、瓜生くんも?」
新吾「うん、すごくびっくりしたよ…」
愛理「でしょうね…、私もよ」
新吾「どうしよう、瀬名さん…。みう先輩をはやく止めないと…」
愛理「オカカはおいしいけど、ちょっと危ない感じよね…。なんだか見ていると洗脳を受けているみたいでこわいのよ…」
新吾「桜乃はすっかり洗脳受けちゃってさっきからオカカカケヨウネー連呼してるよ…」
桜乃「オカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネー」
新吾「…ね?」
愛理「…」
新吾「これは早いところ手を打たないと、だね…」
愛理「そう、みたいね…」
新吾「一回、どこかで対策を考えよう。これから出れる?」
愛理「ええ、大丈夫だけれど」
新吾「じゃあ、駅前のファミレスで会おう。それじゃ」プツッ
新吾「はぁ…」
桜乃「オカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネーオカカカケヨウネー」
新吾「桜乃…、すぐに元に戻してあげるからね…」
桜乃「オカカカケヨウネー」
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