八幡「専業主夫を諦め雪乃と結婚した」 (6)

八幡「ただいま」

雪乃「お帰りなさい 今日は早かったのね」

八幡「早く帰りたいから仕事をさっさと終わらせて来たんだよ」

雪乃「何故早く帰りたかったのかしら?」

八幡「それ言わせる?超恥ずかしいんですけど」

雪乃「ふふ 分かってるから言わなくていいわよ」

八幡「雪乃こそ仕事終わったのかよ?」

雪乃「姉さんが新婚さんは早く帰りなさいと言ってくれてね」

八幡「陽乃さんらしいな…」

雪乃「それより今日の夜ご飯は貴方の好きなラザニアよ?」

八幡「悪いな そっちも仕事大変なのに料理まで毎日させちまって」

雪乃「それは言わないって約束したでしょう?貴方は料理しない分、洗濯や掃除にゴミ出しをしてくれるじゃない」

八幡「まっ専業主夫志望だったからそれぐらいお手の物だからな」

雪乃「ふふそうね ご飯冷めないうちに食べましょう」

八幡「そうだな」

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八幡「頂きます」モグモグ

雪乃「どうかしら?」

八幡「金取れるレベルで美味いな 雪乃の料理は」

雪乃「そう言ってもらえると作った甲斐があるわね おかわりもあるからどんどん食べてちょうだい」

八幡「腹減ってるからどんどん食べるぞ」モグモグ

雪乃「明日は何が食べたいかしら?」

八幡「そうだな…明日は金曜だし ゆっくりと呑みたいな」

雪乃「じゃあお酒に合うものを用意するわね」

八幡「すまないな」

雪乃「だからそれは言わなくていいと言ったでしょう?」

八幡「つい癖でな そうだ雪乃、土曜日どこかに出かけないか?」

雪乃「貴方から誘ってくるなんて珍しいわね 休日は出かけても精々買い物ぐらいなのに」

八幡「そうか?雪乃に半ば強引に色んな所に連れて行かれてるぞ?」

雪乃「人聞き悪い言い方はやめてちょうだい」

八幡「で、どこか行きたい所はあるか?」

雪乃「そうね…ニャンニャンフェスティバルに行きたいわね 明後日行われる」

八幡「偉く素直だな」

雪乃「貴方に猫好きなことやパンさんが好きなことを隠しても意味がないでしょう?」

八幡「それもそうだな」

雪乃「心配は要らないわよ 優先入場券はもう取ってあるから」

八幡「何時の間に取ったんだよ どんだけ猫好きなんですかね」

雪乃「仕方ないじゃない…貴方にももっと猫を好きになって欲しかったのだから」

八幡「ひとつ質問していいか?」

雪乃「何かしら?」

八幡「猫と俺どっちが好き?」

雪乃「迷うけど、一応は貴方ということにしておくわ」

八幡「迷うんですね」

雪乃「嘘よ、貴方の方が好きに決まってるじゃない」

八幡「じゃあパンさんと俺だったら?」

雪乃「こちらも迷うけど貴方ね」

八幡「本心は迷ってるって事ですね」

八幡「ご馳走様でした。」

雪乃「お粗末様でした。」

八幡「後片付けするから風呂入ってきていいぞ」

雪乃「私も手伝うわ」

八幡「後片付けは俺の役目って決めてるだろ?」

雪乃「じゃあお言葉に甘えて先に入らせて貰うわ」

八幡「おう ゆっくり浸かってこいよ」

雪乃「えぇ…入ってくるわ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月14日 (月) 23:02:16   ID: QhkXZG5T

こういうの好きだわww

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