ムーミン「穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた」(65)

ムーミン「僕は穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の超戦士・・・」

ムーミン「スーパームーミン!!wwwwwwww」

森に衝撃が走るッッ・・・!

数多の森に住まう鳥、獣共、あまつさえ林立する木々さえ

奴の生誕せし場所に視線を向けられずにはいられなかったッッッ!!

スーパームーミンと名乗る者・・・

生まれながらにして人外でありながら

心内には穏やかでありながらも激しい怒りを秘めていたッッッ!!

その覇気は森の住人共を驚嘆させるには十分であったッッッ!!

ムーミン「100エーカーの森って何処だったっけ」

後に『世界最強の妖精』と謳われるスーパームーミンの旅は始まったのである・・・ッッ!

ムーミンほとんど知らないのに衝動カキコしてしまいました・・・

>>1さんすみません・・・

続けろ

** 「待つのだ、小僧ッ!」

妖精の前に現れた一人の漢・・・

** 「貴様のせいか!森が落ち着きを無くしているのは!」

ムーミン「あなたは誰?僕をいきなり貴様呼ばわりして」

** 「俺か?俺の名は・・・」

そう、漢の名は・・・

スナフキン「スナフキンって言うんだ。貴様を止めに来たッ・・・!」

ムーミン「僕を止めに来た?なんで?」

スナフキン「貴様は世界に混沌を招くッッ・・・!それは貴様のその内に秘めた闘争心がそうさせるのだッ!」

スナフキン「ならば、私が未熟な貴様を屠れば、即ち来る混沌は予防できるのだよ!」

ムーミン「僕の気持ちがわかるのなら、僕が今言いたいこともわかるんじゃないかな」シュン・・・

スナフキン「・・・・・・!!!」
スッ・・・

ムーミン「僕がどういう存在かなんて知ったことじゃないよ」スタッ

ムーミン「貴方が僕を倒して英雄になるだろうことも、どうだっていい」

ムーミン「『道を開けろ・・・』、僕に貴方は邪魔な障害物に過ぎなかったんだ」

スナフキン「・・・・・・」

ムーミン「道端の石ころより、ずっと邪魔な障害物だったさ」

スナフキン「 」

バタッ

森を抜け、妖精が目指すは100エーカーの森ッッ!

そこには史上最強の雄と呼ばれる、プーという生物が存在するといわれているが

ムーミンはその気配を既に察知していたッッ!

気配に沿い、獣道を、絶壁を、海を越えること幾星霜!!

その間にもチャレンジャーは蛆虫の如く湧き、蠅の如くムーミンの眼前にちらついては邪魔をした!!!

しかし!!
驚くこと勿れ・・・ムーミンはこれら蠅共を一網打尽にしたのであるッッ!

空を跳ねる緑の少年・・・
自由自在に泳いでは歌声で惑わす人魚・・・
獣と王女の巧みなコンボ・・・
気品を漂わせながらも必殺の猫パンチを繰り出す白猫・・・
太古の昔に封印され、ランプから呼び出された青き魔神もいた・・・

しかし、この蠅共、ムーミンにとっては赤子同然の相手に過ぎなかったのであるッッ!!!

ムーミン「残念な人たちばっかりだったけど、肩慣らしにはなったかな」

100エーカーの森まであと数百キロの道程を思い浮かべながら、妖精は呟く

ムーミン「・・・・・・ッッ!!!」ゾワッ

シュッ

** 「ハハッ!外しちゃったようだね!」スッ

間一髪ッッ・・・!!

手刀は妖精の頬を掠めて外れたが・・・

ムーミン(こいつ・・・・・・できるッッ!!!)

強敵現るッッッ!!!

** 「口より先に手が出ちゃう質なんだ、ハハッ」

強者のオーラを撒き散らしながらソイツは名乗る・・・

** 「僕の愉快な仲間達をわざわざ屠ってくれたのはきみだよね?ハハッ」

ムーミン(一々ハハッが五月蝿いなぁ)

ミッキー「ハハッ、申し遅れたね!僕はミッキーマウス!皆にはミッキーって呼ばれてるんだ!」

ミッキー「仲間がお世話になったみたいだし、お礼参りさせていただくよ!ハハッ!!」

ミッキー「どうだい?夢の国の住人に招待してやるよォ!ハッハァ!!」ビュッ

ムーミン「クッ・・・・!」

ババッババババッ

怒涛のラッシュ!!

拳技、足技を巧に駆使し放たれる奴のラッシュに対し・・・・・・

妖精は防御の姿勢をとらざるを得なかったッッ!

ムーミン(一撃入れば・・・死ぬまで叩き込まれるッ!!)

ミッキー「君のせいで住人に欠員ができたんだ!ハハッ!」シュシュッ

ミッキー「文字通り『埋め合わせ』してもらうよッ!!」バッ

ミッキー「だから聞く。夢の国の住人にならないかい?ハハッ」パチンッ

ムーミン「生憎だけど、そんなものに興味は・・・ん?」

鼠の闘士は一瞬で距離をとると、指を鳴らしたッッ!!

しかし、これだけの動作で場に劇的な変化がもたらされるのであるが・・・

妖精がその事実を知るまでにそう時間はかからなかったッッッ・・・・・・!!!

モコッ モコモコッ モゾモゾ

ムーミン「えっ・・・なんで・・・」

ミッキー「ハハッ!『リローデッド』!言うなれば死者蘇生さ!」

ミッキー「でも、僕が操ってあげないと動けないんだーハハッ、便利なんだか不便なんだか、ね?」

地下からは以前屠った蠅共が

再度蛆虫の如く湧き出してきたのだッッッ!!

ムーミン「そうなんだ・・・はぁ、僕やられちゃうかなぁ・・・」

ミッキー「ハハッ!どうだろうね!『本気』を出せばマシにはなるんじゃないかな?」

ミッキー「君次第だよ!ハハハッ!!」

ムーミン「・・・ばれてたんだ」

そうッ!!この妖精、まだ加減していたのであるッッ!!

ミッキー「これが僕の本気さ!ハハッ、みっともないでしょ?数の暴力なんてさ!」

ミッキー「でも、でもさ、本気で来る人に手加減なんて失礼千万ッッ!」

ミッキー「ハハッ!キミの本気で僕を散らせてみせろよオオオオォォォッッ!!!」

ムーミン「そんなこと言われなくても、本気を出さざるを得ないよ、こんな・・・」

このような局面であっても妖精は・・・

ムーミン「こんな・・・楽しい状況でッッ!!」ニタァー

妖精は笑ったッ!笑っていたッッ!!

ミッキー「ハハッ!キミの笑顔がようやく見れたよ!笑顔は大事さ!!」

ミッキー「ハハッ、なぜなら・・・」

ミッキー「その浮かれ顔が恐怖で歪む様が僕にとって至極愉快であるからね!ハハハッ!!」バッ

ついに鼠の闘士は蛆虫どもに指令を下したッッ!!!

ミッキー「あいつを『連れ帰れ』」

ムーミン「・・・言うの忘れてたけどさ」

メキッ

陰1「!!!」

ムーミン「つるみたがる人は苦手なんだ」シュッ

陰2・3・4「「「!!!」」」

ザクッ

ムーミン「だって・・・」バッ

陰5・6・7・8「「「「!!!」」」」

ゴシャッ

ムーミン「処理する障害物が多くて参っちゃうんだよね」スタッ


ミッキー(ハハッ、あれが彼の本気なのかな?)

ミッキー(そうじゃないのなら、引き出してみせるさ!夢の国の住人に相応しいか判定するためにもね!!)

しかし・・・妖精は陰ながら安堵していたッ!

ムーミン(・・・よかったよ、アイツのシモベが能無しでさ)ビュッ

ドゲシッ

ムーミン(連携なんてされた日には、たまったもんじゃなかったさ)ズゴシュッ

そう!妖精は知っていたッ!!

例え蠅共であろうとも、共鳴し、力を合わせれば・・・

猛犬ほどに手を煩わせる事も可能であることをッッ!!

ムーミン(本体に攻撃を当てるチャンスを作れ!これじゃジリ貧だッ・・・!)

そう思うなり妖精は徐に右手を上げ・・・

ムーミン「・・・・・・!!」ズァッ

メギドゲシャァァァンッ

あろう事か地面に振り下ろしたッッ!!

ミッキー「・・・ッ!!」グラグラ

その一撃の衝撃は凄まじく、周囲の陰を一網打尽にし
しかもッ!大地を鳴動させるまでに至ったのであるッッッ!!!

ムーミン「南無三ッッ!!」ダッ

ミッキー「甘いッッ!!」

ザクッ

ムーミン「?!」

ムーミン(空を翔ける・・・少年ッッ!!)

陰53「・・・・・・」

左鎖骨に深々と食い込む短剣!
妖精が苦戦を強いられることは最早必至であったッッ!!!

ミッキー「ハハッ・・・これだけ地面を荒らされちゃもうシモベは呼べないかな」

ミッキー「もうここからは・・・」

ムーミン「クッ・・・!」シュッ

陰53「 」

ドサッ

ミッキー「タイマンに・・・なるんだろうね、ハハッ」

ミッキー「ハハッ!」ドシュッ

ムーミン「・・・!」パシッ

ミッキー「ハッハ!」ゴゥッ

ムーミン「・・・!!」バッ

ミッキー「アハハハハハッ!アハッ!アハハハッ!」ドドドバキメキギュリッ

不敵な笑い声と共に繰り出される狂ったようなラッシュは
ハンデを負う妖精を圧倒するには十分だったッッ!!

ムーミン「・・・・・・」ババババッ

然し、妖精には読めた・・・

ムーミン「・・・・・・」スッ

ズンッ

ミッキー「ごハッッ!!?」

奴のラッシュにパターンが存在する事をッッ!!!

ミッキー「なっ・・・!僕のラッシュを受けながら反撃出来るなんて・・・どんなカラクリをッッ・・・!」ザッ

ムーミン「パターンとパターンの継ぎ目・・・」

ミッキー「・・・?」

ムーミン「僕に対してあの隙は致命的だよ?」ニコッ

ミッキー「・・・!?!?」ゾワワッ

ムーミン「じゃあ次は僕の番・・・」

ムーミン「・・・倍返しさ」タッ

ミッキー(くるッ・・・!だがあの構え・・・腕の角度・・・頭を狙ってるとしか思えない!)

ミッキー(両腕でガードすれば済むだろう・・・そしてカウンターで・・・)

メキッ

ミッキー「ギ、ギャアアアアァァァッッ!!!」

妖精の放った一閃はあろうことか・・・
両腕諸ともに顔面を貫いたのであるッッッ!!!

ムーミン「うん・・・本気出しちゃったね。凄いよ君は、誇っていい」

ミッキー「あ、ああ・・・クッ・・・」

ムーミン「もう笑えないの?顔面叩いたから?」

ムーミン「なんにせよ、笑わない君は、障害物から道端の石ころに成り下がっちゃった」

ムーミン「わかる人にはわかる、何処か趣のある石ころさ」

ミッキー「・・・・・・」

ムーミン「プーとか言う奴を倒したら、拾いにくるかもしれないね、じゃあね」フリフリ


ミッキー「・・・・・・勝てないな・・・ハハッ・・・」

闘士は気を失ったのであった・・・

どうしよう
勢いで書いてたらプーまでの道程で立ち塞がる敵のネタが切れた・・・

やべぇ、頼りたくはなかったけど安価使う・・・

できればディズニーキャラで・・・
他も構わないけど見たことない奴だったらボロが出そう・・・

>>26

まだあのアヒルが居るだろう

闘士との決戦後・・・
妖精は間伐を入れず100エーカーの森への道に踏み出したッ!

当然ながらも刺客は湧く・・・

だが、前の闘いで少しなりとも成長した妖精には、右腕のみで事足りる相手ばかりであったッッ!!

ムーミン「左肩も治ったし、調子もいい・・・」

ムーミン「そして今日は障害物無くてスイスイいっちゃうな。毎日これなら楽なのに」

しかし!
後に世界最強の妖精と謳われる妖精の旅路に邪魔の入らない日などあるはずも無かったッッ!!

** 「グワーッ!グワッ!ようやく見つけたぞ!!」

ムーミン「騒がしいな、君は・・・」

** 「クワッ!ドナルドは好きで騒いでる訳じゃない!」

ドナルド「お前は闘い過ぎた!各地はディズニーキャラの相次ぐ失踪で混乱している、クワッ!」

ムーミン「僕は道を塞ぐ障害物を取り除いただけだよ?それで騒がれようが関係ないよ」

ムーミン「君達が騒がなければいい話だよ」

ドナルド「クワッ!騒がずにはいられるもんか!」

ドナルド「特に、僕みたいな身内を殺られた人達は!」

ムーミン「君達みたいな人は騒げばなにか利益が得られるというの?」

ドナルド「違う!ギャーギャー叫んで食べていけるならそれがいい!」

ドナルド「僕達は話し合いで騒いでたんだ!」

ドナルド「君を放っておくかどうにかするか!」

ムーミン「放っておいてくれた方が有り難いよ。僕だって怪我するの嫌だし」

ドナルド「いーや、ダメだね!だって君は僕達の守護神・プーさんを狙ってるらしいじゃないか!」

ムーミン「そうだよ、プーを倒すときが、僕の旅の終わるときなんだ」

ドナルド「『さん』をつけろ!クワッ!!そうは問屋が下ろさないぞ!」

ムーミン「・・・君は僕の障害物になるというのかな?」

ドナルド「障害物じゃない!君を逃がさないようにする『檻』だよ!」

ムーミン「でもさ、この檻・・・」ザッ

ドナルド「!!!」

ムーミン「割と脆弱過ぎないかな?」

ブシィッ

ドナルド「グワッ・・・」ガクッ

ムーミン「ダメだよ、片手で脱獄可能なんて、柵にもなってない」

ドナルド「・・・ケアル」ポウッ

ムーミン「やっぱり君も障害物止まり・・・」

ドナルド「ドナブリザガッッ!!」ブオゥンッ

鳥の闘士は肉弾戦術で渡り合う事は出来ないが・・・
強力な法術を携えていたッッ!!!

ムーミン「なっ!!」ザシュッ

氷の刃の群れが妖精を襲うッッ!!

ムーミン「む・・・弾幕のせいで近づけないな・・・」ヒュッヒュッ

ドナルド(もう少し・・・)

ムーミン「・・・ッ!危ない・・・」ヒュッ

ドナルド「(壁と弾幕に挟まれた!)クワッ!ドナファイガ!」ボゴォッ

ムーミン「クッ!ぐわあっ!」

紅蓮の塊が妖精の身を焦がすッッ!!!

ドナルド「クワッ・・・本気で当てたのに消し炭にならないなんてっ!」

鳥の闘士は驚愕していたッ!
巨大な獅子でさえ当たれば一たまりもない業火に焼かれながらも・・・
そこに佇んでいる人外に対してッッッ!!!

ムーミン「そこそこ痛いね・・・何発も当たってられないや」

ドナルド「くうっ・・・」

ムーミン「もう・・・当てさせるもんかッッ!!」ダッ

しかし・・・

ドナルド「ドナサンダガッッ!!」カッ

ムーミン「うわっ!」

果たして闘士は手が尽きた訳ではなかったッッ!!

ムーミン「光が降ってきた・・・?」

妖精は混乱していたッ!
かつて経験したことの無い攻撃ッッ・・・!!

飛び交う炎・・・氷塊・・・絶対不可避の雷・・・

どれをとっても初体験であたッッ!!!

ドナルド(倒すまでにもってくれ・・・ッ)

ムーミン「避けなければ近寄れない・・・どうすれば・・・!」

ドナルド「ドナブリザガ!!」

再び四方八方から氷塊が湧き出しては妖精を強襲するッ!

ムーミン「・・・!」ヒュッヒュッ

しかし妖精は気づいた・・・

ムーミン(あいつ・・・何かをブツブツ言った後、掛け声を合図に発射しているらしい・・・)

ムーミン(ならば・・・)ムンズ

避けながら手頃な石を掴むと・・・

ムーミン「・・・・・・」ビュンッ

闘士目掛けて投げつけたッッ!!

ドナルド(あそこの岩の近くに誘導するように・・・)ブツブツ

ガッ

ドナルド「グワッ!?!?」

闘士の口元に当たったのは石一つ、だが・・・

ドナルド(今ので舌がっ・・・あ)

奴の法術を封じるにはそれで十分であったッッ!!!

ムーミン(攻撃が止んだ・・・今なら)ダッ

ドナルド(来るっ・・・)

ドナルド「ららば・・・(ならば・・・)」

ドナルド「きょにょみもろろもッッ!!(この身諸ともッッ!!)」

ムーミン「!!!!」

カッ

爆発の威力は凄まじく・・・
直径1kmはあろうかというほどの火球に包まれた大地は焦土と化したッッッ!!!

しかし・・・

ドナルド「・・・・・・」

ムーミン「・・・・・・」

両者共々爆風を乗り越え、地に臥しながらもしぶとく生きながらえていたッッ!!!

ムーミン「・・・勝負あったようだね」

ドナルド「・・・・・・」

座りながら妖精は続ける・・・

ムーミン「自爆を誘いたいが為に口を封じた訳じゃないんだけどなぁ・・・」

ムーミン「君は障害物なんかじゃない・・・」

ムーミン「・・・・・・地雷・・・そう、地雷だ。僕をビックリさせるし、爆発もするしね」

ドナルド「・・・・・・・ほ・・・・・・ほ・・・」

ムーミン「ん?なんだい?」
ドナルド「・・・・・・ほふろ・・・はひら・・・」

ムーミン「・・・・・・うん、僕の負けだね・・・」

ムーミン「僕は君に翻弄されっぱなしだった・・・」

ムーミン「初めてだよ・・・『悔しい』なんて感覚はさ・・・」

ドナルド「・・・・・・」

ムーミン「君との闘いは、本当に初めての連続だった」

ムーミン「いい経験だったよ・・・ありがとう」

ドナルド「・・・・・・」

ドナルド「 」

妖精は実質的な勝利を得ながらも・・・
遂に手が出せなかった自らを省みた挙げ句、敗北を認めたッッ!!!

そしてこの敗北は・・・妖精のを決定的に変える事象となったッッッ!!!

最後誤字った

の は抜いてください・・・

妖精自信の歴史の中では初めての敗北を喫した直後・・・

奴は己を磨きはじめたッッ!!

その鍛練は正に熾烈を極め・・・

時を忘れて妖精は臥薪嘗胆したッ!!!

かつての傲慢ともとれる自信は、やがて勝利に対するひたむきな信念とも呼べるものに変わり・・・

内に秘めた怒りはやがて闘志へと変貌していった・・・

果たして変わったことで妖精が強力になったかを鑑みることはできないが・・・

妖精は・・・プーに対しての勝利の構図を掴めるまでに至ったッッッ!!!

かくして妖精は100エーカーの森に辿り着いたッ!!

ムーミン「ここが僕のゴールだよ・・・」フルフル

森の入口からでも伝わる覇気・・・
微かな狂気も感じられる空気を受けて、妖精は身震いした・・・

しかし、わかっているだろう・・・
奴の身震いは武者震いがもたらすものであるということをッッ!!!

ムーミン「止まる理由なんて無い・・・」

ムーミン「史上最強の座はいただくよ・・・」ザッ

森の中程まで来た、その時・・・

** 「・・・やあ」

奴が・・・

** 「君はムーミンって言うんだよね~?聞いてるよ」

間延びした声を放ちながら・・・

** 「自己紹介は要らないと思うけど」

覇者のオーラを撒き散らしながら・・・

** 「とりあえず挨拶がわりに名乗らせてもらおうかな」ムクリ

かの妖精と対峙する・・・ッッ!!!

プー「ボクは熊のプーっていうんだ~、皆にはプーさんって言われてるよ」

ムーミン「真っ黄色な熊なんていたっけな・・・」

プー「この色かい?えーとね・・・」

プー「みかん食べたら指が黄色くなるじゃない」

プー「頭から大好きなハチミツかぶって食べてたら染まっちゃったんだ」

ムーミン「・・・・・・」

プー「結果オーライだよ。幸せの黄色だし、第一ボクのラッキーカラーだしね」

ムーミン(・・・・・・高い・・・僕の二倍はあるよ・・・)

ムーミン(・・・話には聞いてたから知ってるけどね)ニヤニヤ

プー「ん?面白かった?」

プー「まぁいいや、前座は終わって本題だよ」

プー「先ずはこれからどうだろう~?」ダッ

ゴオオォォォッ

ドスッ

プー「!?!?!?」

山の様な巨体と、丸太の様に太い両脚から紡ぎ出される駿足は
恐るべき威力の体当たりを生み出したッッ!!!

だがしかし・・・
その無防備な体勢は腹部への一閃を許すスキとなったのであるッッッ!!!

ムーミン「・・・ん?」

であるが・・・

ムーミン(手応えが軽い・・・?)スッ



プー「あーらら、ばれたかもしんないなー」

プー(?)「ごめんごめん、嘘ついてたね」ヂィッ

ムーミン「?!」

大熊の中から現れたのは・・・

** 「やあ!ムーミン!」

一人の・・・少年だったッッ!!

** 「プーとやり合いたかった?じゃあ期待に添えなくてごめんよ」

** 「プーはだいぶ前に倒しちゃったんだ」

ムーミン「・・・君はだれだ!」

** 「ボクかい?ボクの名前は・・・」



ロビン「クリストファー・ロビンっていうんだ。よろしく頼むよ」

ロビン「『史上最強の雄』から『世界最強の男』になったわけだよ!」

ムーミン「世界最強・・・?」

ロビン「今まで誰も勝てなかった史上最強に勝ったんだよ?」

ロビン「だったら、世界最強を名乗ってもいいじゃない」

ムーミン「・・・・・・」

ロビン「実際、彼はとてつもなく強かったよ」

ロビン「首捻ったらうんともすんとも言わなくなっちゃったけど」

ロビン「気まぐれでプーに成り済ましてたけど、まぁ楽しかっ・・・んっ」パシッ

ムーミン「前座は終わりって言ってなかったっけ?語るなよ」

ロビン「・・・いいね」

ロビン「待ってたんだ!ボクは!プーを倒した時から!!」

ロビン「だってさぁ!プーを倒した瞬間にキミの気配がしたんだ!!」

ムーミン「・・・・・・」

ロビン「プーが生まれ変わったのかもしれない!またプーみたいな存在に出会えるかもしれない!」

ロビン「気まぐれでやってたけど、プーの姿は名声で引き付ける効果もあったんだから、それこそ結果オーライだよ!」

ロビン「ボクは今嬉しいんだ!狂喜乱舞!正にそれ!」

ロビン「ああ!キミは短気だったよね!語るのは止めてさっさと始めるねッ!!」ビュッ

ロビン「よっしッッ!!」タッ

ガスッ

ロビン「パンチ!と見せ掛けて・・・やっぱパンチ!!」パンッ

ロビン「いや、キックかな・・・」 ドスッ

ガンッ

ロビン「ぶっ!」

ムーミン「騒がしいね・・・落ち着きなよ」

ロビン「だってさ!嬉しくて落ち着いてらんなぁ゙はっ!!」バキッ

ムーミン「これも防げないの?頭冷やしてよ」

ロビン「いやはぁー!無理だって!」

ロビン「自分の血なんて見たら余計高ぶっちゃってさぁ!!!」

ロビン「抑えられないよオオォォォッ!!!この興奮ッッッ!!!悦びッッッ!!!」

バスッ

ロビン「アハハハッ!!痛いなぁ!受けきれないじゃないかァッッッ!!!」

ベキッ

ロビン「今のパンチッッ!!どうやったら身につくのかな???プーと違う、えぐる感じのさァ!!!」

ガゴッ

ロビン「アハハハッ!!ッすげぇぇ!完璧ゃあぁあッッ!!ボクに相応しすぎたらァ!!!」

ロビン「ギャハハハハハッ!!!ア゙ハハハ!!!ラハハバハハハハ!!!」


ドスッミキゴリガキッバキメキゴリガゴズゴッバカペキドドスコスコスコスコッ

ロビン「・・・・・・ア・・・ア゙ハッ」

ムーミン「・・・・・・・・・」スッ


グチャッ


ロビン「 」





ムーミン「・・・・・・・・・・・・」

・・・闘いが終わった後、妖精は、妖精にとって何の意味も無く死んだ『世界最強の男』をその場に埋葬した

こうして晴れて妖精は『世界最強の妖精』と称されるに至ったのである

だがしかし、妖精にとってその称号は虚ろなものとしか思えなかった

勿論、ドナルドの時同様に負けたから、というわけではないが

勝利したとも、引き分けたとも言えない虚無感がそこにあった

その感情を抱きながら100エーカーの森を抜けた世界最強の妖精は、何とはなしに呟いていた

ムーミン「うん・・・石でも拾いに行こうかな・・・」

妖精の旅の理由が出来た・・・






――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


** 「なーんてお話があったりしてさ」

** 「ディズニーランドでそんな話するの?!雰囲気もなにもぶち壊しじゃんっ!!」

** 「ごめんね?格ゲー被れでね、ついつい・・・嫌いになった?」

** 「そんな話する ** 嫌い!」

** 「ごめん・・・僕のワッフルあげるから許して・・・」

** 「考えといてあげるー」ヒョイッ

** 「ううう・・・」

** 「あーっ!ミッキーとドナルドいるじゃん!写真とろーぜー」

** 「うん・・・いいかもしれないね」

** 「おし!ミッキー!」フリフリ

ミッキー「ハハッ!こんにちは!用かい?」

ドナルド「クワッ!!なんでミッキーの近くにいるのに呼ばれないの!」

ミッキー「『地雷』だから埋まってて見えないんじゃないかな!ハハッ!」

ドナルド「クワーッ!!」

** 「早くーっミッキーっ」マネキマネキ

ミッキー「ハハッ!ごめんね!すぐ行くよ!」

ドナルド「クワッ・・・」

ミッキー「! ハハッ!随分と懐かしい顔だね!『常連さん』!」

** 「ん?! ** ってさ、ミッキーに覚えてもらえるくらいの常連だったの?!」

** 「そうみたいだね」

** 「そうみたいって・・・あれ?懐かしいのに常連?」

** 「よくわかんない~!」

ミッキー「難しいことなんて考えなくていいよ!お嬢さん!もっと楽しもう!ハハッ!」

** 「そうだね~さすがミッキー!」

ドナルド「クワッ!」

** 「あ、ドナルドいたんだ」

ドナルド「クワッ・・・」

ミッキー「ねぇ、君!」

** 「ん・・・なんだい?」

ミッキー「僕はまだ『石ころ』かな?」

** 「・・・御影石じゃない?墓石にはもってこいだよ」

ミッキー「ハハッ!ハハハハッ!傑作だね!精進するよ!」

** 「ほーらバカ ** !ミッキーに聞こえてんじゃん!」

ミッキー「いいお話だったよ!胸高鳴り、心踊るっていうのかな!ハハッ!」

** 「そうなの?・・・それならミッキーに免じて・・・」

ドナルド「それならボクは?」

** 「ん?何か言った?」

ドナルド「クワッ・・・」

ミッキー「約束通り生まれ変わった『常連さん』?撮影の輪に入らないかい?」

** 「・・・今行くよ」

ドナルド「僕はここ!」

** 「あ、なんで真ん中来るのよ!」

ドナルド「クワーッ!ドナブリザガ!」

** 「あれ?なんで雪ちらついてるんだろ・・・」

ミッキー「ハハッ!さぁ・・・」

** 「・・・いいよ」

** 「ほら、タイマー切れる!はいチーズ!!」

もう終わりでいいや

初完結・・・
終わらせかたわからないあまりしくじった・・・
グダグダだ・・・
ああ・・・バキもssでしか読んだことないのに・・・
キングダムハーツもやったことないのに・・・
500%ボロでてるわ・・・
貼っていいかわからんけど参考?にしたバキss
ttp://horahorazoon.blog134.fc2.com/?no=117&ul=69764cd984b09903&mode=m
このssよか10万48倍面白いわ・・・
指摘あったらおねしゃす・・・


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