憧れの会長がおなべだった(173)
たったらかく
会長「実のところ俺オナベなんだ」
男「えええまじっすか!?」バシッ
会長「やーそーなんだよね。うわっはっは。ぶっちゃけ女にエロスを感じるし」チャッ バシッ
書記「……俺から言っておくと……会長時々自分のおっぱいもんで恍惚としてるほど……」トン
副会長「……いっぺん自分の陰毛をより合わせて遊んでましたよね」トン
会長「いーじゃねーすかよー美少女の陰毛だぜ?」
(ちなみに場所は生徒会室 広々として、高級そうな家具であふれている)
男「くっ……確かに美少女なあたりが辛い……心に辛い」バシッ
副会長「あ、それチー」チャッ
書記「……まあ私から言わせれば人間に幻想を抱きすぎなのですよ……」トン
会長「それポン。あいかわらずテメーは暗いなぁ。風俗でも言って一発抜いてこい」チヤッ
副会長「やれやれ、相変わらず酷いですね。御髪が縦巻きロールの御婦人の発言とは思えない」
書記「……何も言うまい」
男 「…」(俺会長好きだから生徒会入ったのになあ……)
男(いつも優美で華麗で……みんなに慕われてて)
男(けど堅物なんかじゃなくって……むしろ活発でキラキラしてたはずの俺の初恋相手…)グスン
男(どうしてこうなっちまったんだ……なんだってこんな……猥談しながら麻雀なんて)バシッ
会長「ロンだ男! そんな見え見えの裏スジが通ると思ったか!」パタ
男 「し、しまった!」
書記 「イーペーコウ、ホンイツ東白ドラ3……倍満……」
副会長「子の倍満は16000につき一本場で16300点だよ、男君」
男「と、トビました」カラーン
みすった……ポンしたらイーペーコウつかないのでその辺はごめん
書記「……ぼくが捲られ2位……だと……?」ブチ
会長「ざまあwwww ざまああああwww」
副会長「会長、そんな仰け反りかえって両手をわきわきと動かすとちょっと洒落にならないくらい笑えますからやめてください」
会長「うはーっははははは知るかスカタンがぁ! この微笑みデブ!」
副会長「デブ……!? この僕が……!?」ガーン
書記「ざまあww……ざまあww……!」
会長「オラ男、財布出せ財布。負け分ずいぶんたまってんぞ?」
男「うう……これで明日も昼飯は水道の水だ……」
会長「けっ、しけた財布だぜ。野口が二枚しか入ってねえじゃねえか」ピラ
男「す、すいません……」
副会長「仕方ないよ男君。あんな化け物にそうそう勝てるわけが無いだろうし……足りない分は僕が貸そう。それにごはんなら僕のサンドイッチを分けて……」
会長「ならん!」ダン!
男・副会長「!?」
会長「そーんな救いの手を差し伸べるから愚図は障害地を這うはめになるんだよ!」
書記「……また出た……会長の会長による会長のための理論……」フウ
男「そ、そんな! ご無体な!」
会長「いーや駄目だ。麻雀っていうのは負けて負けて痛い目にあってようやく少し打てるようになるもんなんだ」
会長「どうせ副会長のことだから貸した金もうやむやにしてしまうつもりだったんだろう」
副会長「……」フウ
会長「だが!許さん! よって借金の肩代わりとして男はこれから一週間俺の下僕だ! 言い換えるとお○んぽ奴隷だ!」
男・書記・副会長「!?」
会長「一週間! 俺の命令にはなんでも従ってもらう! 来週まで貴様は蛆虫だ! 両性生物のクソをかき集めただけの価値しかない! わかったかこのおちん○奴隷!」
男「おち○ぽ奴隷!? なんですかその尖っちゃいけない方に尖ったネーミングセンス!?」
会長「口でクソ垂れる前と後に『サー』といえオラ!」ボカッ
男「痛っ!」
副会長「会長、それはあまりにも……」
書記「……僕も……正直それはひどいんじゃないかって……」
会長「ふざけるな! 大声出せ! タマ落としたか!」バンバン
男(ええー……どうなっちゃうんだ?)
副会長「……どうする……書記君……」ヒソヒソ
書記「……さすがに……やりすぎ……三人で仕込んだ牌山で男君を嵌めるなんて……」ヒソヒソ
副会長「会計さんならきっと止められると思うんですが……いまいないし……」ヒソヒソ
書記「……会長に脅さ……頼まれたとはいえ……僕等にも責任がある……」ヒソヒソ
男「あ、あのう……それじゃあ俺、何をすれば……」オドオド
会長「あー、とりあえず放課後、俺の教室にこいや」ボリボリ
男(俺の好きな女の子が脇をボリボリ掻いてやがる)
男(しかもそのあと匂いくんくんして顔しかめてやがる)
男(…………)
会長「ああん!? なんだその道に落ちたコンドームを見るような眼は!」
キーンコーンカーンコーン
副会長「か、会長! 昼休み終わりです!」アセアセ
会長「ちっ。これから男が笑ったり泣いたりできなくしてやろうと思ってたところなのによ」
男「さっきから海兵隊の先任軍曹みたいなこと言わないで下さいよ!」
会長「おら、テメーら授業だ、行くぞ。男は帰りに俺の教室にちゃんと顔出せよ」
書記「男君……がんばれ……応援……しているぜ」
(午後の授業)キーンコーンカーンコーン
男「はぁっ……はぁっ!」ガラッ
先生「む、遅いぞ男君。出席取り始めてたんだからね☆」
男「ハアッ……ハァッ……すいません……」ゼイゼイ
男(会長のクラスまで会長のカバンを運ばされた後だから……ギリギリだった……)
先生「これから気を付けるのよ♪ 二回目はないんだからねっ♡」
男「すいません……」(あの語尾どうなってんだろう……)
先生「それでは教科書の75ページ、ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』を開いて―――」
男「ふう」スワル
友「よう男、またあの会長といちゃこらしてたんだって?」
男「う、打ち合わせだよ! ただの!」(あながちウソでもないな)
友「わーかってるって。あの容姿端麗才色兼備人気抜群豪華絢爛威風堂々の会長がお前みたいな固有名詞もない男に惚れるわけないじゃん」
男「うるさいな……もう」(会長のことは外に漏らしちゃいけないらしいしな)
男「確かに会長はすごい人だけど、俺も別に会長をそういう目で見てるわけじゃないよ」(今は)
友「そんなもんかねえ」
男「そんなもんなんだよ」
先生「こらっ☆ そこ、私語は慎みなさい! でも男君はかわいいから許す!」
生徒「不公平だ! 先生いっつも男のやつばっかりえこひいきして!」
先生「好きな男を磨くのが女の楽しみなの! 先生は先生である前にメスなのよ! この雌豚!」クネクネ
男「せめて女でいてください!」ガタッ
友「……あの先生若くてきれいだから人気もあるのに、なんで男を溺愛してんだろうな……」
先生「んふう、しょうがないわね男君。放課後、空いてる?」クチャクチャ
男「何やってんだよアンタ! バッカじゃねえの!? 外でやれこの雌豚!」マジギレ
生徒(男君つかれてんなー、生徒会って大変なんだなあ……)シミジミ
先生「……というわけで、ケイスがチバ・シティを出発するところまでを読んでくるのが宿題ね♪」
生徒(この話わかりにくい……)「はい」
先生「はい、じゃあ授業おしまい!」キーンコーンカーンコーン
先生「男君は先生と放課後は補習しましょ☆」
男「さーて生徒会行かなきゃなー(棒)」
友「ちょっとはかまってやれよ、ボケ殺されて迷惑するのはこっちなんだよ」
(廊下)
男「なんでこの地方一番の名門学校にあんなキチガイみたいな教師がいるんだろうな……」テクテク
男(結局あの後ツッコんだら話の流れて危うく保健室に連れ込まれるところだった)
男(俺の拳が光って唸る寸前だったぜ……)
男「いつか決着をつけないとな……」ハア(災難続きだなあ……)
書記「こんにちは男くん」
男「! 書記先輩! こんにちは!」ペコリ
書記「ここは一年棟じゃないわよ? どうしたのかしら?」
男「え、ああ、会長に呼び出されてまして」
書記「会長に? またあいつに何か無茶を謂われたんじゃないでしょうね」
男「はあ……まあ……そんなこともないようなあるような……」
書記「やっぱりね、話してみなさい」フウ
男「ではまあ……カクカクシカジカでですね……」カクカクシカジカ
書記「まあ、おちんぽ奴隷ですって!?」
男「言っちゃった! せっかく伏せてたのにモロいっちゃったよ! これだから言いたくなかったんだ!」
書記「あいつめぇ……あたしが目を離したすきに男君に手を出すなんて……」
男「おいちょっとその言い方やめろ」
書記「あたしの監視下をすり抜けてあたしの男君に唾つけるなんて卑怯者!」
男「唾つけるって……ああもう何でもいいや」
男(ん?)
男「いま、『あたしの男君』っていいました?」
会計「え……/// そ、そんなこと言ってないわよ!」アセアセ
すまん会計と書記打ち間違えたわ >>22からの書記は会計に直しといて
会計「と、ともかく! 男君をオチンポ奴隷扱いするなんて絶対許せない! いっしょにあいつの教室まで行くわよ!」
男「わ、わかりました」(相変わらず会計先輩は会長に対して厳しいな)
会計「まったくもう! あいつのケツに手首突っ込んで歯茎がたがた言わせてやるんだから! もう!」プンプン
男「そ、そこまでしなくても……」
会計「いーえ許せない! 男君にいつもいつも迷惑かけ通しなのよ、アイツ!」プンプン
会計「ほら、行くわよ!///」ギュッ
男「わっ!」
男(じょ……女子に手を握られるなんて初めてだ……)ドキドキ
会計(男君の手……握っちゃった!)バクバク
男「……」
会計「……」
男・会計(きまずい……)
男「……か、会計先輩は……会長とは幼馴染なんですよね?」テクテク
会計「……ふぇぇ!? な、何か言ったかしら?///」
男「いや、会計先輩は会長さんと幼馴染なんですよね、って訊いたんですが」
会計「そ、そうね……あいつとは家同士の付き合いがあってね。ほら、どっちの家も会社やってるから」
会計「よく晩餐会やらパーティやらで年齢が近い子供同士を遊ばせるでしょ? それがきっかけね」
男「はあ……」(何度聞いても俺とはスケール違うよなあ……)
会計「お、男君は、じゃなかった、男君の家は何をなさっているのかしら、おしごと?」
男「え……」
会計「おうちの方のお仕事よ。私は言ったでしょ? 聞かせてくれないかな?」モジモジ
男「あ、ああ……そういうことですか……」
男「僕は孤児なんで、そういうのないです」
会計「……え?」ビクッ
男「いや、僕が七つのころに親父もおふくろも、あと妹も事故で死んじゃいまして」
男「それからは保険金とアルバイトと遺産で何とか一人暮らしさせてもらってます」
会計「ご、ごめんなさい……無神経なこと聞いちゃって」
男「いえいえ、全然かまいませんよ。むしろ聞かれない方が寂しかったです」ニコ
会計「そう……」(男君、優しい……)
女生徒a「ねえ、あの会計さんと誰か男が手をつないでるわよ」
女生徒b「ほんとだぁ~。ナニナニ、もしかしてあの二人……」
女生徒c「つ、付き合ってんのかしら!?」キャー
会計「し、しまった」バッ
男「会計先輩?」
会計「か、会長の教室はあそこね! 行きましょ男君!」アセアセ
(会長の教室前)
会計「ちょっと会長! 男君に――――」ガラッ
会長「はぁい、何かしら会計さん? そんなに急いで……はしたないですことよ」
女生徒d「会長さん、もうお帰りになるの?」
女生徒e「よしなさいd,会長さんは生徒会のお仕事があるのよ、ね?」
会長「そのとおりですの。みなさんとおしゃべりできなくて残念ですわ」キラキラ
男(皮かぶってるなあ……)
そうか、皮被っちゃったかあ……
手術する?
そんな手術だなんて! 日本人男性は半分以上が包茎なんだ、気にすること無いぜ!
会長「それではみなさん、ごきげんよう~」キラキラ
女生徒たち「ごきげんよう、会長さん」
会長「……」ガラ、ピシャ
男「か、会長さん?」
会長「……なんだ、オチンポ奴○じゃねえか。いたのか」フウ
男「……はあ、まあ……」
会計「あなた!きょうt」会長「後にしてくれや。この辺人目が多いんだわ」ヒソヒソ
馴れ合いはよくないがこれだけは言わせろ >>33 >>34 >>35 反応早すぎだろw
女生徒「あ、会長さんだ!」
男子a「うわぁ……相変わらずきれいだなあ」
男子b「そうだよな、しかも万能で優しいし! 俺この前怪我した時絆創膏もらったぜ!」
女子「女の子から見てもうっとりしちゃうもの……あのマンガみたいな見事な縦巻きロール……素敵!」
会長「みなさん、ごきげんよう」ニコ
生徒たち ウォオオオオオオヘンジシテクレタゾオオ
会長「……っつーわけでここで事を起こすと面倒なんだよ」ヒソヒソ
男「はぁ……相変わらずすごい人気(核爆)ですね」プクク
会長「あとでケツの穴でミルクを飲むようになるまでシゴき倒しますわよ?」ピクピク
会計「……まぁ、私もさすがにここでオチンポ奴隷っ○いうのは恥ずかしいわね……場所かえましょ」
男「もう突っ込まねえからな」
会計「生徒会室でいいわね、男くん、会長」
男・会長「了解」
(生徒会室にて)
会長「ふわ~、キャラ作るの疲れましたの~」ゴロン
会計「机の上に寝るな! はしたない!」
会長「モラルなんて犬に食わせろですわ! この数の子天井マンピー!」
男「その罵り文句は霊長類としてどうよ」
会計「……数の子って何かしら? ……まあいい、そんなことよりも会長! これはどういうことなの!?」
会計「男君を振り回して、言うことを何でも聞かせるなんて! 揚句男の子にオチンポ奴隷って、あんたそれ逆でしょう!」
会長「どうしようかしら男君このアマ頭おかしいですわ」
男「……だめだ、擁護できる言葉がわからないです」
会計「聞きなさい!」イライラ
会計「会長! あなたはいっつもいっつも他人に迷惑をかけて! 今日は許さないわよ!」
会長「フン! あなたはいっつもいっつもそうだぜ! 優等生気取りでいけすかねえんだよ!」
男(キャラ混じっとる、切り替えに時間かかるタイプだからな……)
会計「なんですって!?」バン
会長「おーうなんだなんだガンつけやがって。やるんですの?」バン
男「どうしてこうなった」
副会長「さあて生徒会のみなさん、こんに……」ギィ
男「さりげなく帰ろうとしないでください」ガシッ
副会長「ま、またあの二人かい? 懲りないねえ……」フウ
会長「ガルルルル」 会計「フシャーッ」
書記「……生徒会に……僕……参じょ」
副会長・男「帰るな!」ガシッ
(それから一時間後)
副会長「えー、では、きたる来月の全校球技大会の競技を決めましょう」
男「体育委員会からの資料があります」
書記「委員会から今年推奨されてる競技は……セパタクロー……ラクロス……水球……ゲートボール……リアルファイト……この五つ」
男「体育委員会からの資料なんてありませんでした」
副会長「バスケとサッカーとキックベースに卓球ね、了解」
書記「……では次の協議……」
会長「オラアアアアア」 会計「ナンノ!」 ドカドカガタガタガシャーン!!
書記「……生徒会意見箱に入っていた意見で……」
男「その意見は……」カクカクシカジカ
副会長「そうだね、でもそう考えるよりは……」カクカクシカジカ
書記「つまりそれは……」カクカクシカジカ
会長「ダイレクトアタック!」 会計「カウンタートラップオープン!」
(さらに一時間後)
会長「ジャイロスリンガーデアタック!」 会計「ヒールトリガー!」
副会長「お、男君またホテル建てるのかい、やるねえ」コロコロ
書記「……残念……副会長が僕の鉄道会社に止まると思ったのに……」ドヨーン
男「しょ、書記さん落ち込まないで……俺のイリノイ通りと交換しましょう」
書記「抵当物件なんて……いらないよ……」
(そのあと)
会長「オラアアア」 会計「フシャアアア」
男「アンタらいつまでやってんだよ! もう鍵しめちゃいますよ!」
会長「止めるな男! こいつとは次で決着をつけてやる!」
会計「望むところよ会長! 次はこのオシャレ魔女ラブアンドベリー101本勝負で……」
男「子供がたぶん泣くのでいい加減にしてください」
会長「フン。今日のところはその命を預けておいてやるぜ」
会計「首を洗って待ってなさいな」
男「はいはい終わりましたね? じゃあ俺もう帰りますよ。っつーか副会長さんと書記さんはとっくの昔に帰ってるんですから」
会計「じゃ、じゃあ男君……その……一緒に……」
男「? もう一回言ってください」
会長「男、命令だ、今日は俺の家にこいや」
会計「」
男(……え? なにたくらんでやがるんだ?」
会長「途中から声に出てるんだが」
男「何たくらんでやがるんですか?」
会長「ぜんぶ声に出せって意味じゃねえよ!」バン
会計「ちょ、ちょっと! 不潔よ! 年頃の男女が一つ屋根で泊まるなんて!」アセアセ
男「別に泊まるとは一言も……」
会計「そ、そうね。あたしとしたことが……///」アセアセ
会長「泊まってけや」
会計「ざっけんなよお前!!! えぐるぞ!」
男「」
男(え……? 荷物持ちとかじゃなかったの?)
会計「さすがに泊まるのなんて見過ごすわけにはいかないわ! こんなやつの家に私の男君を泊めるなんて!」
会長「私の?」
男(どうなってんだよもう……会長の家会長の家会長の家会長の家……一晩のあやまち……)
男(でも相手は精神的には男なんだよな……いやでもかわいいし……)
男「」ボーッ
会計「会長の家に泊めるくらいなら……私が泊める!///」キッ
男「ま、待ってください二人とも! 俺は新聞配達のバイトやってるからそういう泊まる系は無理です! すいません!」
会長「はっ、ふざけろ」チャッ ピポパポ プルル
男「……電話?」
会長「……そうですの。ええ、ええ、有り難うございます。ではそのように手配して……はい、では失礼いたします」
会長「お前のバイト先を買い取ったぞ」
男「」
会計「そ、その手があったわ……」ガク
男「あ、あんた何やってんですか!」ブルブル
会長「フン。お前は俺のものだ。その時間を誰かに売り渡す権利などない」
会長「まあ慈悲深い俺様は貴様のバイト代は出るように取り計らっておいた。せいぜい感謝することだな」
男「反則だ……いろいろ反則だ……断れないじゃないか……そんなことされたら」
会計「悔しいっ……」ビクンビクン
会長「ではいくぞ男よ。さらばだ負け犬会計」フハハハ
男「うわっ、引っ張らないで下さいよ! 助けて会計先輩!」グイグイ
会計「新聞配達事務所を保有する会社ごと買い取れば……それとも新聞社を……」ブツブツ
(帰り道)
会長「よーしグミチョコパインやろうぜ!」
男「やです」プイ
アルキナガラ
男「それにしても……会長、事務所買い取ってまで俺を連れてきた理由ってなんですか?」
会長「乱交スカトロホモビデオ撮影」
男「殺すぞ貴様」
会長「嘘だ嘘! だからそのどこからから出した出刃包丁をしまえ!」
男「アンタが冗談いうと洒落にならねえんだよ! 事務所とか平然と買い取るし!」
会長(さすがに反省するか……)
男「はあ……もう、真面目に答えてくださいよ」
会長「……んん? ああ。まあ、なんつうか、暇つぶし、かな?」
男「本当に何でもないんですか?」
会長「ねーよ。それとももしかしてピンク色の展開があるとか期待させちゃったか?」ケラケラ
男「……馬鹿にしないで下さいよ」
会長「ま、しいて言うなら面白おかしく遊んでくれねえかな、ってくらいかな?」ギュ
男「か、会長……からかわないでください……」ドキドキ
男(手、手を、手を握られた!? でも会長って心は完全に男のはずだよな!?)
会長「んー? からかうってなんだニャー?」ニギニギ
男「か、会長は男なんですよね……なら男同士で手をつなぐなんて変でしょ?」
会長「にひひ。まあほら、俺って見た目はカワユイ女の子だからな、お前にサービスだよ」
男「さ、さあびす?」ドキドキ
会長「なんだかんだ言いながらお前、顔マッカじゃねえか」クスクス
男「こ、これはっ!///」
会長「なーに、気にすんなよ。俺も自分の美しさにビビるときが時々あるくらいだからな」
男「そんな、いや、ちがくて……」
会長「ねえ……私と手ぇつなぐの、男は嫌い?」ウルウル
男「うっ」
男(かわいい! もう今すぐ抱きしめて頬ずりしてチューしたいくらい可愛い!)
男(上目づかいをされるだけで……こんなに心が揺れるなんて……)
男(っていうかなんか会長の手すげえやわらかくて女の子の匂いが隣からしてきてうわああああ)
男(やべえやべえやべえ! どうする! っていうか会長睫毛長いなあ……)
会長(ちょろいな)
男「」(相手は男! 相手は男!!)
会長「ふふ、私、男君と歩くの夢だったんだ!」ニコ
男「か、かいちょお……」フラフラ
会長「ね、ゆっくり歩こうよ……二人の時間がもったいない、でしょ」チラ
男(ああ)
男(やっぱりおれ、この人が好きなんだな……)
男(でも、会長は俺をからかってるだけで……)
男(でも、それでも俺は……)
男「……会長、手を放してください」バシッ
会長「なんだよ、いきなり」チッ
男「そういうのされると、俺、ちょっと傷つきますから」
会長「ナイーブだなお前。イメクラみてえなもんじゃねえか」
男「……行きましょう」
いったんおち
っていうかなんでこんな時間までかいてんだおれ
おかまじゃなくておなべなん?
>>65 オカマじゃなくてオナベです。(大切) 心は男で体は女ね。
続きかきますか
会長「おら、着いたぞ」テクテク
男「結構遠いんですね……っていうか会長の家めっちゃでかい! 予想以上にでかい! ナムコナンジャタウンよりも大きい!」
会長「お前はまた奇怪な物を比喩に使ってんな……まあいいや」ピンポーン
インターホン「お嬢様、お帰りなさいませ」
会長「さっき電話した通り、友人を連れてきているわ」
インターホン「かしこまりました。門を開きますので男様と一緒にお通りください」ピッ ガシャン
男「うわー警備厳重だな……」
男「ふ、噴水があるだと……しかも庭に小さなロッヂがあるし……」キョロキョロ
会長「オラ男、あんまりキョロキョロしてっと前歯ブチ折るぞ」
男「す、すいません……ってうお! 小便小僧もおる……」
会長「アレは俺の趣味な」
男「そんなことだろうと思ったよ!」ダン
???「お迎えに上がりました、会長お嬢様」ペコリ
会長「あら執事。出迎えご苦労。荷物を以って頂戴な」ドサ
執事「はっ。……そちらのお客様が、例の……」
会長「そう、男よ」
男「はじめまして」ペコ
執事「お噂はかねがね」ジト
男(なんで俺所為対面の人にジト目でにらまれてんだろ……)
会長「さあさあ、中に入りましょう!」
男(そしてなんで会長がこんなに愉快そうな顔をしているんだろう)
男「……」
執事「晩餐の準備はもう少しで整います。お客様は客間に……」
(客間にて)
男「ベッド……ってこんな大きなサイズあったんだな……」デーン
男「よくわからないけどキングサイズってやつなのか?」
男「すごいとこ来ちゃったなあ」フウ
会長「ノックしてもしもーし」ドカン
男「ドアが! 高そうなドアがふっとんだ!」アワアワ
会長「気にすんな、お前のせいにしとくから」
男「マジやめてください……で、何の用ですか?」
会長「ああ、晩飯出来たってよ。お前を呼びに来たんだ」
男「そ、そうですか……じゃあ行きましょうか」
男(会長……着替えたのか。シンプルなパンツルックだけど、よく見ると全部高級ブランドの服だ……)
男(この家といい……棲んでる世界が違うよな)ボーッ
会長「おい、ボーっと間抜け顔さらしてんじゃねーよ気持ち悪いな」
男「す、すいません。じゃあ行きましょうか」
会長「待てや」グイ
男「カハッ」(首キマっとる!)
会長「てめえ、俺の言うことを何でも聞くって約束したよな?」ギュウウ
男「し、してな……カハッ」ピクピク
会長「したよな?」ギュウウウ
男「し、しましカハッ!たすけカハッ!」
会長「それじゃさっそく命令だ」パッ
男「っっはああ!」ゼイゼイ
会長「命令の内容はな……」
会長「今から、俺と付き合ってるふりをしろ」
男「」
男「え? ええ? え? どういうことですか?」
会長「どーもこーもねーよ。まああんまり触ってくるようだと困るが、さりげなく近寄って見つめあうくらいならok」
男「そ、そういうことを訊いてるんじゃ……っていうか! 意味わかりません!」
会長「お前はわかんなくてもいいんだよボケ」ボカッ
男「痛い! ヒィ! すんません!」
会長「まあ、プラトニックな感じのカップルを偽装するぞ。晩飯では適当に話を合わせろよ」ギロ
男(今日何回目だろう)
男(だが、もう一度だけ言わせてほしい)
男「どうしてこうなった……」ボソ
会長「なぁに男君? そんなうつむいちゃって」キラキラ
男「い、いえ! なんでもないです!」アセアセ
会長「お父様たちも来ますけど、気後れしないでくださいね?」(男の奴予想以上にあせってるな……)
(食卓にて)
男「す……すげえ……食卓が縦長い……燭台とかあるし」
執事「いらっしゃいませ男様、お嬢様。男様のお席はこちらです」ハジッコ
会長「ふふ、男さんは私の隣よ、執事」ニコ
執事「……承知いたしました」ギリギリ
男(し、執事さんがさっきから怖い!)
会長「男さんは何か好きな食べ物はあるのかしら?」キラキラ
男「は、はあ……卵かけご飯とか……」
会長「まあ! 健康的でよろしいわね!」ウフフ
執事「しかし、いささか庶民的……というよりも貧乏性のような……」チクチク
会長「おだまり執事」ピシッ
執事「これは出過ぎた真似を。失礼いたしましたお嬢様」
男(怖い怖い! 白目でにらまないでください執事さん!)
父「やあ、すまないね。待たせてしまったようだ!」
母「あなたが男君かしら?」オホホ
男「こ、こんにちばっ」カミカミ
会長「お父様、お母様、今晩は。三人で一緒にご飯を食べれるなんて久しぶりですわね」ニコ
男(俺……この二人知ってるぞ)
男(母さんの方は有名な一族経営してる医療法人のトップで)
男(父さんの方はit関連で一山あてたアメリカ帰りのエリート社長だ!)
父「はっはっは! 男君は成績優秀らしいじゃないか! どうだ! うちの会社に来ないか?」
母「あなた、いきなりそんなことを言われても男君びっくりしちゃうわよ?」オホホ
男「は、はあ……なんかすいません」ショボン
執事「旦那様、奥さま。料理を持ってきました」
父「ご苦労。下がってよろしい」
執事「ですが……」
母「執事、下がりなさい」
執事「わかりました。ご用向きがあれば及びください」カツカツ
会長「それではいただきましょうか! 待ちきれませんわ!」ニコニコ
父「そうだな」
ワイワイワイワイ
(食事中)
父「……で、そうだ。男君は生徒会の一員なんだって?」
男「は、はい。庶務をさせていただいております!」ビクッ
父「まだ一年生なのに、何でまた生徒会なんかに?」
男「あ、はい。奨学金をもらうためです。恥ずかしながら親が他界していて家計が苦しいもので」
母「まあ……」
父「……そうかい、いやなことを聞いてすまなかったね」
男「いえいえ……お気になさらず」ニコ
父「ところで……その……会長と男君は……」チラチラ
母「あ、あなた! そんな話はしなくていいでしょう!」
会長「ふふ、お父様心配なさらないでくださいまし」ニコ
男「え?」ボソ
会長「男さんとは誠実なおつきあいをさせていただいておりますの」ニコ
男「え、ええ?」
会長「そうですよね、男さん」ゲシゲシ
会長(オラッ! ちゃんとやれボケ!)ゲシゲシ
男「は、はひぃ!そうです!」アタフタ
父「ほ、本当かね?」ガタッ
男(うわ、机から体乗り出しとる)
母「ね、言ったでしょうあなた……会長はきれいな子だから、きっとすぐにボーイフレンドだってできるって」ニコ
父「そ、そうか……そうだよな」
父「これからもよろしく頼むよ、男君。この子はこう見えて結構お転婆なんでな、振り回されんようにな」アセアセ
男「は、はい、頑張ります」アセアセ
会長「さ、料理が覚めてしまいますわ」
男(会長てめえええええ! 何考えてやがるこの似非らんま1/2がぁああ!)アセアセ
会長「……」ニヤ
会長「男さん、はい、あーん」
男・父・母「!!!!」
母「あらら……もうそんなに仲が良かったのね」
会長「あーんして? 男さん」ニヤニヤ
男「あ、アーン」アーン パク
父「……複雑な気分だな」ウムム
(食後)
会長「それではわたくし、男さんと屋敷の周りをお散歩してまいりますね」
執事「お嬢様。夜道は危険です。わたくしもついてまいります」キリ
母「執事、無粋なことはよしなさい」
父「そうだぞ。若い二人に任せなさい」
執事「ですが……」
会長「大丈夫よ執事さん。明るい場所しか通らないし、こう見えても男さんは腕もたつんだから」ニコ
男「」
(散歩中)
会長「あ~ごっつつかれるわ~おっちゃんしんどいわ~」スパー
男「俺の中での美少女の偶像が音を立てて崩れてゆくぞ」ガクリ
会長「美少女だってタバコ吸いたいんだよね」
男「だからって普通に道で吸うなよ! しかも僕に買いに行かせんなよ!」
会長「いやー俺メンソールとか女々しくて嫌いだわー」ポイ
男「一本吸って残りを捨てるなあ!」
会長「で、どーよ?」
男「なにがですか?」
会長「うちの家族。どうよ?」ニヤニヤ
男「父さんと母さんはすごい優しかったけど……執事さんがどうも俺のこと嫌いみたいですね」フウ
会長「あーアイツな。まだ二十歳そこそこなのに真面目すぎるんだよなぁ」
会長「いっぺんおれがチューブトップ買ってきたときは黙って捨てやがったしな」
男「それはゆるせませんね」キリ
会長「……おまえ、チョロいってよく言われねえか?」
男「さあ……? まあなんにせよ、これで後は寝てお役御免というわけですか」
会長「風呂は? どうする? 一緒に入るか?」
男「さすがにそれは……」
男「……で、俺を彼氏に偽装して、何が目的なんですか?」
会長「んー、まあ、な」ゴニョゴニョ
男「大丈夫ですって。俺、会長のことは理解しているつもりですから」
会長「……悪いな」
会長「やっぱり、さ。俺んちくらいの家になると、そろそろ縁談の話がちらほら出てくんのよ」
会長「でも、俺の魂の性別はオトコだ」
会長「オトコと結婚したくはないんだ」
会長「……ま、犬にかまれたと思って堪忍しな」
男「まあ、変に噂が立たない分は結構ですよ」ニコ
会長「?」
男「いや、『男が会長とデキてる!』ってなったら全校中から袋叩きにあうじゃないですか」
会長「あ、そういうことね。てっきり誰か好きな女でもいるのかと思ったぜ」ハァ
会長「ま、へたれチンコのお前だから、そんな奴いるわけねえか」
男(いや……お前のことが好きだったんだが)
(次の朝)
男「……」スヤスヤ
男「……うう……母さん、父さん……」ネゴト
男「苦しい……苦しいよ……置いていかないでよ……」
男「いやだ……重い、苦しい……助けて……」ウナサレ
男「ううう……ハッ」オキル
会長「お、おっはー☆」
会長「……」
男「……か、かいちょお……」ウルウル
会長「も、もう! お寝坊さんなんだから! めっ!」
会長(うわああああやっちまったあああ明らかに今の寝言って過去のトラウマ系のアレだよなつーかなんだよおっはーってふざけるのも大概にしろよ十秒前の俺!)
男「……」ガシッ
会長「な、な、いきなり手を握って……」アタフタ
男「……すいません、会長。もう少しだけこうしていていいですか……」
会長「……ちっ。好きにしろ」プイ
男「……すいません」
男(久しぶりに見た……もう十年近く経つのに……)
男(両親と、妹の死の場面)
男(生まれた町から飛び出して……この高校に入って……ようやく忘れかけたと思ったのに)
男(情けない……会長にまですがって……)
会長「……男君。大丈夫、ここに私がいるよ」ダキシメ
男「!?」
会長「怖かったんだね……わかるよ。大丈夫。心配しないで」
男「かい、ちょう……?」
会長「大丈夫。大丈夫だから……」
会長「一人じゃないよ……大丈夫だよ……」
男「……はい」
(学校)
男(結局あの後朝食時間まで抱きしめられてたけど……)
男(かっこ悪いとこ、見せちゃったな)
男(会長の家から出て、学校で授業を受けてる間もずっと恥ずかしくて調子でないし)
男「情けねえ……」ボソ
友「おう、なんだ男、気分悪いのか? 顔色よくないぞ?」
男「ああ、まあ、ちょっとな」ハハッ
友「そうか、無理はするなよ」
男「ありがとうな」ニコ
ガラッ
先生「はい☆ みなさんおはようなのですよ♪」
生徒「あ、おはざーす」アザース
先生「男君、おはよう♡」
男「……ども」
友「先生が男のつれない返事に真っ青になってビビってる!」アワアワ
先生「男君が……男君がつれなくて胸が痛い……突っ込んでくれない……反抗期」グスン
先生「……き、気を取り直して朝のhrを始めたいと思います!」
生徒「あ、なんですかそのプリント?」
先生「よくぞ訊いてくれました! これは君たちの進路調査です!」
エエー ナンデー? ハヤクネー?
先生「みなさん落ち着いて! 一年生である君たちに対しては①就職②進学の二つと、あと海外の大学を希望する生徒がいればそれを書いてもらうだけです!」
先生「いまこの時期に文系・理系のくくりを分けるわけではないので安心して書いてちょうだい」ニコ
生徒「つーか海外の大学とか受ける奴いるんすか?」ヒャハハ
先生「特上クラスには時々いるのよ、そういう生徒がね」
男(特上クラス……会長がいるクラスか)
先生「期限は六日後まで! それじゃあ今日のhrはこれでおしまい!」
キリーツ レイ
友「まったく、確かにうちは全国有数の進学実績を誇ってるけど、上の方だけだからなあ」
友「俺ら下々の者までこういう過当競争に巻き込まれるのは勘弁してほしいぜ」ピラピラ
男「ああ……たしか特進クラスから上がすごいんだっけ?」
友「そうだな。ま、マンモス校の上澄みなんだ、それくらいしてもらわねえとな」
男「俺らも進路とか早めに決めておいた方がいいのかなあ」フウ
男(会長は……どうする気なんだろう)
友「ま、お前は特進クラス狙いだろ?」ニヤニヤ
男「……そんなすごくないって」
友「謙遜しちゃって。おまえこの前の学年成績トップだったろ?」
男「生徒会の先輩方の教え方がうまいんだって」
友「ま、あの面子全員特進以上だもんな……副会長さんは二年でオールトップらしいし」ナットク
男「でも、ま、狙うのも悪くないかもね」
(放課後)
友「なあ男!今日の帰りどっかよっていこうぜ!」
男「いや悪い、生徒会あるんだ。球技大会近いしさ」ゴメン
友「そっか……じゃあしゃあねえな」
dqn「なんだなんだ! 男は今日も来ねえのかよ! 生徒会くらいさぼっちまえばいいのにな!」ヒャハ
男「悪い、今度埋め合わせさせてくれやdqn、友」バイバイ
男(生徒会……会長がいるのか……行きたくないな)
男「行かなきゃいけないから行くけどさ……」テクテク
会計「お、男くん!」マッカ
男「会計先輩」
会計「き、奇遇だねっ! 生徒会行くんでしょ? 一緒に行こうよ///」
男「ええ、まあいいですけど」
いったん落ち
みんな見てくれてありがとう
スレ主はみんなの書き込みが何よりも楽しみです んじゃね
春休みは人を堕落させるな……
続きかく
男「そういえば先輩、なんであんなとこにいたんですか? ここ一年生棟ですよ?」
会計「えっ?/// あ、その……たまたまよ! たまたま! たまたまだったの!」
男「年頃の女の子がたまたまを連呼するのはいただけませんよ」
会計「○またまよ!///」マッカ
男「そういうもんだいじゃねえよ」
会計「……そういえば……きのう会長の家に泊まったんでしょ?」
男「……はい」ギシギシ
会計「そんなに歯ぎしりしながら答えないでよ……ねえ、なんか変なことされなかった?」
男「変なことというと?」
会計「そうねえ、なんか妙になれなれしかったり、スキンシップが多かったり、色目使って来たり……」
男「両親に恋人として紹介されました」
会計「」
会計「え? え? え? あんたたち付き合ってたの?」オロオロ
男「お、おちついて……」
会計「落ち着いていられるかっ!」ギャンギャン
男「ひぃすいません!」
会計「ちょっと男君! 生徒会室でつまびらかにしてもらうわよ!」バン
男「い、痛い痛い! 耳を引っ張らないでください! もげる!」
(生徒会室にて)
書記「ドロー!モンスターカード!」 副会長「ウギャアアアア!!」
会長(今朝の男……泣いてたな)ボーッ
ドロー! モンスターカード! ウギャアアアア!!
会長(咄嗟にあんなことしちまったけど……あくまで女子の振りだからな)
ドロー! モンスターカード! ウギャアアアア!!
会長(男に俺からしてやれることは、少ないな……)ハァ
書記「フヒヒ……僕のデッキに勝つなんて一生無理なのですよ……」フヒヒ
副会長「次は負けませんよ。……それにしても今日は会長もおとなしいし、会計さんも男君も来ないと平和ですね」
書記「フヒ……たまにはこういう日があってもいい……いつも働きすぎ……」ドヨーン
副会長「そうですね……平和はいいものです。では次はポーカーでもしましょうか」ニコ
会計「ノックしてもしもーし! くらああああ会長! 何やっとんじゃオドレ!」ドンガラガッシャーン
副会長「……向こうの隅でじゃんけんでもしてましょう」
会計「会長! 男君から聞いたわよ! アンタ男君の迷惑も考えなさいよ!」
会長「はっ! 男っていうのはお前の手につながれてるボロ雑巾のことか?」
会計「!? ってわああああゴメン男君!」パッ
男「見えた……なんか白くて明るくてきれいな何かが見えた……」ブルブル
会長「それに……会計には関係ねえじゃん」プイ
会計「なんですって!」キシャア!! 会長「……やる気かよ」フンヌ
副会長「今日はカタンをしましょうか」ハア
書記「……賛成……そうしよう……」
男「ハハ……そうですね」ハア
会長「表に出ろや!」 会計「望むところよ!」ガタン
(そのあと)
男「副会長先輩、きょうはあんまり仕事しなかったけど、来週のイベントには間に合うんですか?」
副会長「ああ、生徒会主催の花火大会ね。まあほとんど先週までに決めることは決めちゃったしね」
書記「花火は……僕の……家から調達してくる……」
男「本格的な打ち上げをするんですよね? 豪勢だなあ」
副会長「ははっ、まあこの学校というよりも地域の伝統らしいからね。お金はそれなりに出るのさ」
男「そうですね。じゃ、俺帰りますわ」オツカレー
副会長・書記「じゃあ、また」
会長・会計「ゼエゼエハアハア」
男(おう……マジで外でやってたとか……今日はなんだ……キャッチボールか? 人に見られた様子はないけど……)
男(見つかると面倒くさそうだからな……)コソコソ
会計「あ、男君! なんで地面に腹ばいになってるの!?」
男「畜生見つかった!」
会長「聞いてやるなよ会計……溜まってんだろ」
男「しかもあらぬ勘違いされた! ただの匍匐前進だよ! 何だと思ったんだよ!?」
会長「ゆかおn」男「言うな!俺が悪かったです!」ドゲザ
会計(っていうか匍匐前進を道でするのはどうなのかしら……)
男「はぁ……普通に帰ろうと思ったのに」
会計「か、かえるのっ!?」
男「はぁ、まあ」
会計「わ、私も一緒に帰る!///」
男「え!?」ドキ
会計「い、いいでしょ! 別に! ほら、家の方向一緒だし///」
会長「おい、こいつぶん殴っていいか男」
男「後ろ手にバット持つのはやめてください会長」
会計「と、とにかく昨日は会長が男君とったんだから、今日は私に付き合いなさい! 先輩命令なんだから!」マッカ
(下校中)
男「あれ……そういえば先輩の家ってどこなんですか?」テクテク
会計「ふえ!? な、何かな男君!? スリーサイズを知りたいのかな!? それともパンツの柄!?」
男「こんな道端で女を安売りしないでください! 家を訊いたんですよ」
会計「え、なに、今日くる? 泊まる?」ワクワク
男「ちょっと落ち着け」
(……そのあと)
男「ああ、そういえば今日は進路調査のプリントをもらいましたよ」テクテク
会計「そう、もうそんな時期なのね。私も一年生のころにもらったわ」
男「先輩は特進クラスなんですよね?」
会計「そうね。特上クラスにも行けたけど……ほら、会長の奴がいるし、それに特上にいくと生徒会の仕事と両立させるのが面倒くさいでしょ?」
男「会計先輩なら十分やれると思うんだけどなあ」
会計「今考えればそうかもしれないけど、ね……まあ一年生のころはよくわかんなかったから」ニコ
男(つーか会計先輩普通にかわいいよな……)
会計(お、男君にじっと顔を見られてる……///)カァ
男「あ、じゃあ俺このマンションなんで」
会計「あ、そうなのね」(住所暗記……あとはポスト見て部屋確認しとこ)
男「はい、いろいろお話しできて楽しかったっす。それじゃまた明日!」
会計「はい、また明日」(マンション買い取りまで視野に入れておくか……)
男(会計さんの顔が邪悪に輝いてる……)
男「ふう……結構きついけど、やっぱ健康のためには歩かなきゃな」カイダン
隣人「あ、男君じゃなイか。今日は早イんだね」オリテクル
男「あ、隣人さん。どうもです。今からお仕事ですか?」
隣人「なかなかプロットが書けなイんだ。気分転換に散歩さ。そうだ、君にお客さんが来てイたみたイだったよ?」
男「客?」
隣人「そうだね。まあ家の前で待ってるそうだから、部屋に行けば会えるんじゃなイ?」ジャーネ
男「あ、はい、御親切にどうも」バイバイ
男「客……客ねえ」
男(だめだ、思い当たらん。クラスメイトにはまだこの住所を教えてないし……昔の知り合いには黙って前の街を出たからな)
男(そもそも高校生の一人暮らしに客もくそもないよな)
男「うーん……あ、もしかして会長とか?」
男「……それはないか」
男「よっこいしょ……ようやく俺の部屋があるフロアか」
男「客って誰だろうな」
???「……いた……男君」
男(? 誰だ? 帽子とサングラスで顔が見えない……)
男「す、すいませんけど帽子と眼鏡外してもらえません? 僕のことをご存じのようですけど……どちら様ですか?」
???「本当に久しぶりですね、男さん」
男(やっぱ知り合いなのか……?)
???「男さんのこと……ずっとずっと探してたんだから。これでわかるかしら?」トル
男(こげ茶の髪色で、茶色が飼ったひとみ。背は少し高くて、すらっとしていて、左手の甲には傷がある……)
男(何よりも……似ている。だが……)
男「そんな……馬鹿な……あり得ない……おまえは……」
男「お前は、死んだはずだろ! あの時に!」
???「ありえない、なんてことはないんです」
妹「ねえ、昔はよくそういってくれましたたよね、『お兄ちゃん』」
おちます 飲み会で暴れすぎて頭痛いのに耐えてよく頑張った
んじゃまた
妹「・・・・・お久しぶりです」ペコ
男「」ボーゼン
妹「ふふっ……びっくりしてますね、お兄ちゃん」ニコ
男「どうなってんだ……意味わかんねえよ……」ブルブル
妹「どうなってるって……ただ、妹が会いに来ただけじゃないですか?」ニコ
男(意味が分からない……)ブルブル
男「い、妹は死んだんだよっ! 意味わかんねえよっ!」ブルブル
妹「兄さん、今まで一人にしてすいませんでした」ペコ
男「嘘だ、嘘だ!」
男「だってお前は……お前は……あの時!」
男(あの時の光景は忘れられない)
男(あらぬ方向にひしゃげた手足。車内に散乱する夥しい量の赤黒い液体。蛙のように飛び出した目。二の腕から突き出る尺骨、その先端がリクライニングに突き刺さっている)
男「嘘だ……だって……だって……!」アトズサリ
男「妹は死んでいた……そのはずだ!」
男(そうじゃなきゃ、なんだったんだ―――)
男(この俺の、孤独だった半生は、なんだったんだ!)
妹「ねえ、お兄ちゃん」ダキシメ
男「!?」ドキ
男(死んだはずだ……思い出せ、あの時の光景を…… あれで死んでいなきゃ嘘だ…… 医者も死んでいると言っていた…… 葬式もした……)
男(理論的にありえない! あり得ないんだ! こいつは妹じゃない!)
男(だまされるな! 突っぱねろ!)
男「……いもうと、なのか?」ボソ
妹「そうですよ、兄さん」
男「妹、なんだよなっ……!!」ボロボロ
妹「ねえ、兄さん」
男(畜生……意味わかんねえよ……! なんでこんなに嬉しいんだよ……! 嘘なのに……だまされてんのに……!)
妹「ただいま」
男「……おかえり!」
(男宅・ワンルームマンション)
男「……」ボーッ
男(意味が分からない……なんで俺はあんなことを言ったんだ……)
男(妹は死んだ。死んだ人間は生き返らない。これは絶対だ)
男(俺は……騙されてて……あいつは……本当は……)
妹「兄さん! ご飯出来ましたよ!」ニコ
男「お、おう。今いくよ」
妹「実は料理を練習してたんですよ。ふふっ、我ながらいい出来です」ホカホカ
男(普通にうまそうだ……肉じゃがか)
妹「さ、召し上がれ!」ニコ
男「……それじゃ、いただきます」モグモグ
男(……? この味……)
妹「どうです? うちのお母さんの味に近づけてみたんですけど……?」チラ
男「……うん。すごいうまいよ」
男(本当に母さんの味だ……どうなってる?)
男「なあ……妹」
妹「はいはい、お兄さんの妹ですよ」
男「……いや、なんでもない」モグモグ
(食後)
妹「兄さん、テレビってないんですか?」キョロキョロ
男「ああ、パソコンならあるぞ」
妹「もう……また昔みたいに一緒にクイズ番組やりたかったのに残念です。兄さんも好きですよね?」
男「あ、ああ、そうだな」(なんでそんなことまで……それこそ妹くらいしか知らないぞ)
妹「仕方ないですね。じゃあ今日はこの辺でお暇します」
男「え?」ガタ
妹「ほんとうは兄さんと一緒にいたいんですけど……なにぶんまだホテルを引き払っていないので。準備ができ次第、こっちに住むつもりです」
男「そ、そうだよな。前の街から来たのか?」
妹「あたりまえじゃないですか兄さん。私たちが生まれた街でしょ? 兄さんは知らないかもしれないけど、最近また再開発されてにぎやかになってたんですよ?」
男「そう、なのか……」
妹「ええ。昔の家の前の公園がつぶれたのは少しさみしかったですけど。でも、今は兄さんと一緒だから大丈夫です!」ニコ
男「……気をつけろよ」
妹「ふふ、有り難うございます兄さん。それじゃまた明日!」
どこに向かうんだこの話は・・・
(次の朝)
目覚まし「ピピピピピピピ」トマル
男「……朝か。バイト行かなきゃ……」ムク
男(当然だけど妹はいない……昨日のことが……嘘みたいだ)
男「……騙されてるかなぁ……」
男(俺をだますとして……目的は……金? いや、毎日がカツカツな俺から金なんて)
男(だとしたら……生徒会の連中? いや、搦め手過ぎる)
男「まあ、死人が生き返るくらいのことを考えても分かるわけないよな」
男「なんだってんだ……連日連日奇怪な出来事ばっかり」
男「……仕事行くか」
男(……ん?)
男「昨日の肉じゃが……」
男(やっぱり、夢じゃないんだな)
>>141 きのう酔った頭で話を広げすぎて俺としても死にそうです
今更ながら言いたい なぜ妹を書いてしまった……! すごいめんどいよ……!
(集配所)
男「チース」
dqn「おう男、昨日はどうしたんだ?」
男「いやあちょっと事情があって……シフト代わってくれたらしいじゃん、ありがとう」
dqn「べつにいいぜww お礼は今度生徒会の女子のメアド教えてくれりゃいいよww」
男(dqnってこう見えて義理堅いんだよな……)
dqn「新聞にチラシはさむの面倒くせえな」ポイポイ
男「だよなー、って、おっ! 今日aスーパーで安売りしとる」
dqn「相変わらず主夫やってんなー」ケラケラ
男「貧乏なんだよ。っつーか逆になんでお前はバイトやってんの?」
dqn「遊ぶ金ほしさにやりましたww ってかww」フザケ
男「まあ普通そうだわな」ナットク
ボス「おーい男! ちょっと今日からお前の配達の経路変わったから!」
男「あ、はい! わかりました!」
ボス「お前は今日からこっちを通れ。地図でいうとこっちのブロックな」
男「……?なんでこんな効率悪い通り方をするんですか? いやまあ俺は楽だからいいですけど」
ボス「知らねえよ。とにかくやれや」アセアセ
男(なんであせってるんだ? それにしてもこの経路……妙なところでいって帰ってくることになるな)
dqn「いってくるわー」ブルル
(配達中)
男「スクーター欲しいな……いまのってるのは店の借り物だから壊すの怖いんだよな……」ボソ
男(あー、でも妹と同居するようになったら余裕ないよな)
男「って、いかんいかん。なんで俺あいつのこと信用してるんだ」
男「よっ! これであと一軒か」イレル
男「こっからずっと一直線に進んで……」ブロロ
男「……ついた……けど、ここでいいのか?」
男(ちゅうかでっけえ……なんじゃこの家……会長の家みたい……)
会計「あ、あれー? 男君だー(棒)! 奇遇ね!」クチブエ
男「か、会計先輩のおうちだったんですかここ!? つうかなんでこんな早起きしてるんですか!?」
会計「せ、生徒の規範として早寝早起きを心掛けているのよ! 外にいたのはたまたま外の空気が吸いたくなったからよ! 本当に偶然なの!」アセアセ
男「は、はぁ……そうですか」(この人かわいいけどちょいちょい変だよな)
会計「お、男くんは何をしてるのかなぁ? あっ!その手に持ってるのって新聞かなぁ!?(棒)」
男「あ、はい、朝刊どうぞ」ワタス
会計「あ、ありがとう」(男君の手……結構あったかい)
男「でも、会計先輩の家に朝刊を届けるなんてびっくりですよ。まるで誰かが仕組んだみたいにばっちりですよね」
会計「ソ、ソンナコトナイヨー。タダノグウゼンダヨー。シイテイウナラウンメイダヨー」
男「目が! 目が充血していく! 攻撃色に染まってってる!」
よし今日は疲れたのでいったん落ち
展開希望があれば聞く
落ちは用意してたけど妹の登場で作りなおしだよこの野郎!昨日の俺!
んじゃね
会計「そ、そーいえばあたしせいとかいのしごとあったなあーやっべどうしよっかなー」
男「なんで先輩って時々すごい胡散臭いんですか」
会計「そ、そういえばなんかもう制服着てるしなー」
男「やたらと厚着してると思ったらそれかよ!」ツッコミ
会計「ね、男君……後ろ載せてくらないかしら?」チラ
男「スクーターの?」
会計「おねがいっ!」ドゲザ
男「しっかりつかまっててくださいよ!」
会計「う、うん!」
男(まあ事務所には途中で戻ればいいか……俺も制服だしな)
男「……じゃーいきますよ! メットかぶって!」ブルン
会計(お、男君の顔が近い!)「は、はい!///」
男(会計先輩いい匂いするな……)
男「……事務所までですからね、載せられるの」
会計「わかってるよ」ニコ
男「じゃあ出発です!」ブルン
会計「わっ……結構速いんだね!」
男「警察に見つかると面倒くさいですから」
会計「そ、そうね……無理いってごめんね」シュン
男「……このことは、秘密ですよ?」
会計「ひ、秘密……二人だけの……」マッカ
男「うおっあぶねえ! 暴れないで!」
会計「あ、ご、ごめんね!」
男(まったく…… 調子が狂うな)
男(でも……この人になら相談できそうだ)
男「……会計さん!!」ブルル
会計「は、はひぃ!? なあに!?」
男「すいません! 今日は学校さぼります!」
会計「え、ええ!? どういうこと!?」
男「今からある場所に行くんで、会計さんもついてきてください! ごめんなさい!」
会計「なんで!?」
男「なんでもです! すんません!」
男(確かめなきゃ、いけないんだ)
会計「はい……そうです……すいません。!? いえ、バイクの音なんてしませんよっ!何言ってんだてめえ失職させるぞ! はい、はい。では先生、失礼します」
男「……ありがとうございます」
会計「まさか私が男君のためにお休みの電話を学校にする羽目になるとはね」フウ
会計(でも待てよ?)
会計(これって、もしかして、その、でーと、っていうやつなのだろうか?)
男「会計先輩……苦しいです」(胸あたってるって)
男「会計先輩……あの……」
会計「どうしたの? なんでも聞きなさい」
男「……死人って、どうすれば蘇りますかね?」
会計「死人はよみがえらないわよ」
男「そうなんだよなあ……」
会計「……なんかあったの?」
男「はあ、まあ」
会計「話して、くれる?」
男「まあ、道すがらね……」
男はバイクに乗っている間に、この数日間の出来事について話した。
男「……というわけでいま俺はバイクを飛ばしている訳なのですよ」
会計「……思った以上にぐちゃぐちゃな生活してるね、男君」ホロリ
男「泣かれると泣かれるで面倒くさいもんですね」
会計「そういうこと面と向かって言えるのって男君くらいだよね」
男「むっ」
会計「まあ……いっか。それで? 今私たちってどこに向かってるのかしら?」
男「えーと、まあ、とりあえず俺の生家に」
会計「なんでそんな推理小説のセオリーみたいなことするかなあ……」
男「ショーがないでしょ! 俺だってようわからんのやさかい!」
会計「ふふっ。まあいいわよ。もうどこでも連れてきなさい」
男「じゃあそういうことで」
男「つきました」
会計「ついたのね」
男「そうは……思うんですけど」
会計「取り壊されてない?」
男「はい……まさか、ね。公園がつぶされたとは聞いていたけど……ウチごとだったなんて」
会計「ちょっと前までこの町に住んでたのに、気が付かなかったの?」
男「……あんまり近寄らないようにしてたし……もっと向こうのアパート暮らしだったんで」
男「……まあ、冷静に考えて、あれって妹じゃないよなあ」フウ
会計「……そうね」
男「でもですよ。でも、おれ、きのうは凄く嬉しかったんです」
男「正体も分からない、いきなり現れた妹の偽物であったとしても、俺のことを兄さんって呼んでくれたり」
男「一緒にご飯を食べたり、テレビ見たり……」
会計「……気持ちは、わかるわよ」
会計「でも……やっぱり、危ないんじゃない?」
男「そうですよね」ウーン
男「まあ、俺をどうにかする気ならたぶんもっと手っ取り早い方法がある気がするんだけどなあ」
会計「……」
男「そうだ……一応、あそこにもいっておかないと」
会計「あそこって?」
男「警察ですよ」
(警察)
男「すいません、警部さんを呼んでもらえますか?」
婦警「あ、はい、わかりました」
会計「ここは……地元の警察署なのね」
男「そう。やっぱり妹が本当に死んだことを確認しておかないと」
警部「やあ……久しぶりだね、君か」
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