「人生」ってクソゲーの攻略本

安価指定忘れてたけどまあ>>2でいいか

男「人生というクソゲーの攻略本」

男「難題だないきなり」

男「まあ依頼内容の解釈は従妹に任せよう」

……

従妹「兄貴、なんか用？」

男「うんまあ」

従妹「何？」

男「お小遣いあげるからさ、おつかい行ってきてくれない？」

従妹「うーん……」

従妹「モノと金額次第」

男「言い値でいいよ、ただし先に受けるかどうか決めて」

従妹「へえ……」

男「……」

従妹「……」

男「どうする？」

従妹「……分かった、じゃあおつかい終わってから金額を言うよ」

男「オーケー。じゃあモノだけど」

男「人生というクソゲーの攻略本で」

従妹「……はあ？」

男「さあ頼んだよ」

従妹「ちょ、意味わかんない」

男「まあのんびりやんなよ、お小遣い欲しけりゃ」

……

従妹「……行ってきます」

男「いてらー」

男「……」

男「……午前10時、ターゲット移動開始」

男「さて今回の企画はリアルタイムライブでお送りしますよー」

男「姉ちゃーん、聞こえてるー？」

従姉「ばっちしだよ！」

男「カメラ担当は従姉です」

従姉「さて何を買ってくるのかな？」

男「従妹のセンスが試されるところですね」

従姉「お、早速書店に入っていきました」

男「本は本屋、といったところでしょうか」

従姉「まずはコミックコーナーに進んでいきます」

男「そんなタイトルのマンガだとでも思ったのでしょうか、甘いですね」

従姉「世の理不尽を知らない純真さが見てとれます」

男「お？ 店員の動きをチラチラ見てるようですね」

従姉「おそらく店員に聞きたいけど、タイトルを口にするのが恥ずかしいのでしょう」

男「従妹ちゃんカワイイ！」

従姉「いらっ」

男「おや、コミックコーナーから離れていきます」

従姉「探すのは諦めたみたいですね」

男「ん、でもまだ店を見ていくみたい」

従姉「今度は……攻略本コーナー」

男「どっちかというとハウツーに近いような」

従姉「そこまでは頭が回らないのでしょう」

男「でも従妹ちゃんあんまりゲームしないよね」

従姉「これもまた多すぎる商品に参っているようです」

男「あたりをつけることもできないからなあ」

従姉「あ、一冊手にとった……あー」

男「何の攻略本？」

従姉「エロゲ」

男「」

従姉「従妹ちゃん顔真っ赤にしてる」

従姉「やば、こっち来た」

男「隠れてっ」

従姉「……」

男「……」

従姉「出てったみたい」

男「本屋はあきらめたか」

従姉「追いかけるよー」

男「今度はどこ？」

従姉「んー、町役場みたい」

男「役場？」

従姉「入っていくよ？」

男「……とりあえず追っかけて」

従姉「……」

男「……」

従姉「何かもらってるよ？」

男「書類？」

従姉「というか記入用紙みたい。これ以上近づけないからわかんないね」

男「従妹ちゃんが帰ってきてからのお楽しみか」

従妹「ただいまー」

男「帰ってきた帰ってきた」wktk

従姉「モニター落とせよ」

男「了解、んじゃあとで」

従妹「兄貴ー、入るよー」

男「おう」

男「（まだ11時か……結構早かったな）」

男「で、何を買ってきたの？」

従妹「これ」

男「どれどれ……」

男「……」

男「…………？！」

従妹「んじゃ、報酬もらうね」



ちゅっ



従妹「ごちそうさま……なんてね」

ばたんっ

だだだだだ……

従姉「……」

従姉「……ただいまー」

従姉「……」

がちゃ

従姉「男、どうだった？」

男「」

従姉「おい、何があった」

従姉「……ん？」

従姉「……！」

従姉「結婚届？！」

従姉「しかも従妹ちゃんの名前……」

従姉「確かに従妹ルート安定だわ」

男「」

従姉「（男が放心状態だ）」

長かったな
次はもっと短くする

男「ごほん、気をとりなおして二回目です」

従姉「連続じゃ怪しまれない？」

男「じゃあ今度は姉ちゃんから依頼してもらおうか」

従姉「引き受けてもらえるかな……安価↓で」

従姉「……」

男「……」

従姉「……私が？」

男「うん」

従姉「従妹ちゃんに？」

男「もちろん」

従姉「結婚指輪を？」

男「安価は」

従姉「……絶対」

従姉「さっきより難易度高くない？」

男「だろうね」

従姉「なんて言って頼もうかしら……」

男「あー、でもさ」

従姉「？」

男「誰との、とは指定されてないよな」