【二次創作】魔法少女を生き残らせろ【安価】 (147)
まどマギの設定をお借りしてオリジナル魔法少女を生き残らせようというSS
死亡及び魔女化すると次の魔法少女のシナリオにうつります
それでは
記念すべき一人目の魔法少女を決めましょう
願い事と得た魔法を下3まで
一つ選びます
それでは安価をお待ちしています
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440759107
願い 俺ツエーしたい
魔法 催眠
>>3採用
それではその子の変身後の姿は?
下3の中から一つ採用
黒と銀のフリル付きのセクシー水着
>>6を選ばせてもらいます、次はソウルジェムのモチーフを下三つから1つ
杖がモチーフ
>>10で
武器は何を使用しますか?
下3から一つ
微塵
>>13を使用
他に名前と書決めとくものありますか?
何かあれば書き込んでください
10分待ちます
性格くらいは決めてもいいんじゃない?
>>20
ですね
では性格と容姿
↓3から一つ
尊大 ツインテつり目
>>23いただきます
年齢も決めといた方が良いと思いましたので
下3から一つ
17
>>28で
肝心のお名前は?下3から一つ
フリガナ付きでお願いします
泉 美鶴(いずみ みつる)
>>32をいただきます
それでは今から本編ですが
バンバン安価をとって行きますのでお付き合いください
虐められてた私を助けてくれたのは。お母さんでもお父さんでも友達でもなくて
きゅうべえだった。
何がどうなってこうなってたのか分からない
気が付くといつの間にか私は一人ぼっちになっていた
気が付くといつの間にか私は被虐される対象になっていた
正直言って今でもよくわかっていないし、よく分からない
きっとあいつ等が低脳だっただけ
だけどもうそんなこと気にしなくていい。だってもうそんな心配する必要はない
私は強くなってるんだから
きゅうべえにそうお願いしたから
最初は半信半疑だった、魔法少女なんて
最初は今を変えれるんだったらと思って願いが口を飛び出した
その瞬間…からだった、私が皆を守る魔法少女になったのは
私を虐げた人を守るために武器を持つことになったのは。
あの日から私の手元には銀色の宝石がある
きゅうべえ曰く、絶対に手放してはいけない大切な物
これが無いと変身できない、命の様な物…なんだって
私はきゅうべえのおかげで強くなれた、きゅうべえのおかげで本当の私になれた
私は私である力を維持するために戦う
決してみんなの為なんかじゃない、私は私の力をふるうだけ
泉 美鶴 「強さの証明」
きゅうべえ「今日もお疲れ様、余裕だったね」
余裕?違う違う、勘違いしてる。私が強すぎただけ
きっと他の魔法少女ならもっと苦戦してた、もしかすると死んでたかもしれない
だけど私はこんなに余裕に生き残れた
泉「は?こんなの余裕よ、逆にこんなのに負ける奴なんているの?」
グリーフシードで自分のソウルジェムを回復させながら、ふと嫌味ったらしくそんな事を聞いてみた
もちろんきゅうべえの答えは予想できてる
きゅうべえ「さあ…どうだろうね。この町には君以外魔法少女が居ないから何とも言えないよ」
何回もこれ、何回も何回も何回もこの言葉しか言わない
比較対象が居ないから私が一番、そんな扱い
違う。私は本当に強いんだ
それなのにそれを証明する術を持っていない
ただ毎日魔女を倒して、グリーフシードを回収して、それだけの繰り返し
正直飽きてくる。面白くない。どれだけクラスメイトに自分の力を使った所で張り合いがない
私が強いって言う証明にはならない。
何故?それはあいつらがクズでゴミだから。私とは違うから
私の足元に及ぶ資格すらないから
正直魔翌力の無駄。無駄過ぎる
泉「ねえ、この町にホントに私以外素質ある奴いないの?怠慢じゃないの?た・い・ま・ん」
きゅうべえ「美鶴は厳しい事を言うね。僕だって必死で探してるんだ」
泉「もう一回私の学校探してみたら?ゴミみたいなのばっかだけど」
きゅうべえ「居なかったじゃないか、それに美鶴がそれを嫌だって言ったんだろう?」
そう。私はクズみたいなやつが私の足下に及ぶことは許せなかった
いや…負けるとかそう言う風に思ってるんじゃない、同じ分類族させたくないだけ
それに、あの学校には私を虐めてなかった奴だっている
まだそいつらは私の価値が分かっていそう
一か八かの賭けに出るか…。ここ最近ずっと考えて居た
下1
きゅうべえを学校に呼ぶか呼ばないか
泉「仕方ないわね、じゃあ明日いっしょに学校に来て」
きゅうべえ「良いのかい?」
泉「私が強いって証明するんだったら、引き立て役が必要でしょ?」
きゅうべえ「確かに…でも後輩が君より弱いとは限らないよ?」
泉「限るわ。だって私、最強だから」
そう、私の魔法を持ってさえすればどんな生物だって支配下における
私が頂点に立てる。魔女すらも操ってしまえる
私は強いんだ。負ける事なんて絶対に――――――
―――――無い
そういえばこのスレは連取りあり?なし?
>>43
一応無しの方向で
人が居なさすぎるときはありで
―――――――――――――翌日
きゅうべえ「へえ…これが美鶴の通ってる学校なんだね」
泉「何?ビックリした?」
きゅうべえ「君の話からするともっと汚い場所だとばかり思っていたよ」
そう。この学校が綺麗なのは外見だけ。
中身はゴミとゴミとゴミ。とにかく汚いものがギッシギシに詰まってる
泉「ねえ。バッグ」
横に居る同級生が私のバックを持ってくれる
しかもいちど跪いてから。いい気味だ
つい最近まで逆の立場だったというのに、なんて面白いんだろう
やっぱり魔法は最高だ
泉「じゃ。誰か良い人が居たら教えて」
そうとだけ告げて私は屋上に向かう。
面倒な授業すら受ける必要がない、だって受けなくても平気なんだから
――――――――――――――――――
下のコンマ末が30以上で―――――
――――――――――――――――――
15分安価取られなかったら連取アリとか
>>47それで
満面のお花畑。
中央に居るのは昨日倒した魔女
きゅうべえ「―――!」
風車みたいな魔女
意外と厄介だったけど――――
きゅうべえ「――――る!」
……きゅうべえ?
泉「…何?寝てたんだけど」
きゅうべえ「居たよ!僕の事が見える子が!」
一気に目が覚めた。その報告は…つまり魔法少女候補が居たって言う事
私の引き立て役が居たって事
泉「…誰!?」
後はそれがゴミじゃない事を祈るだけ
泉「それって…何年生?」
私は3年生。私より下ならゴミ度は少し下回る
それを期待している。神様お願い。
きゅうべえ「それはね――――」
やたら勿体ぶるきゅうべえ
いや…違う。きゅうべえはいつも通りね…
おかしいのは私か。
心臓の音が外にまで聞こえてきそうなほど体に響いてる
血液の温度が上がってる
嬉しすぎるとこんな風になるの?
―――――――――――――
候補生の学年 ↓1
――――――――――――
きゅうべえ「それが…美鶴と一緒の学年なんだよ」
はぁ…最悪。これでゴミみたいなやつが私と並ぶ可能性が増えてきた
本当に勘弁してほしい
泉「で?名前は?」
そう。名前。名前が分からない事にはまだ何とも言えない
これが最後の願い。どうか違う事を祈っておく
―――――――――――
名前↓3から一つ
またそのレスでいじめっ子かそうじゃないかを判断
――――――――――――
きゅうべえ「日向…さんだっけ?」
日向…日向?
ああ、あの鈍間な子ね、あの子も確か虐められてたっけ?
私が魔法少女になってから、苛められ始めたんだっけ?
けど仕方ないわ。弱いから
そんな子が魔法少女なんて…バカみたい
でもいい引き立て役になりそう
泉「良い子よ。その子にしたら?」
後はきゅうべえ次第、これでうまく動いてくれれば……
―――――――――――――――
性格と容姿下3から一つ
―――――――――――――――
>>60で
それでは今日はここまで
今のところまだ生き残る可能性は高そうです
因みになんちゃって魔女図鑑?の様な物を作ろうかとも考えて居ます
どこまで出来るか分からないので参考程度に魔女を募集します
それを元にいまから試作品を作ります
何の魔女か性質は何か結界はどんな感じか
使い魔は別に設定してくれてもしなくてもOKです
明日の21時に続編を投下しようと思うのでそれまで募集
>>65を作成中
もういっその事全部作ろうかなと言う次第
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org487922.png
宝石の魔女
イヌカレー感は出せない…
予想以上に好評で驚き
調子に乗って>>66も作成します
ちょっと暇が出来たので30分から更新します
――――――――――――――
休み時間。暇だったから私は日向とか言う子がいる教室を覗いてみた
…ああ、やってるやってる。
机の上に花瓶を置かれて、ゴミに囲まれて…
あー、かわいそ。見てるだけで涙が出てきそーだわ
ま…私には関係―――ないけど―――
泉「あー!お腹減ったなー」
教室に居たゴミクズが一斉にこっちを見る。
そりゃそうよね、こんな大きな声久しぶりに出したんだから
泉「神戸にしかない限定のパンケーキが食べたいんだけどー。誰か買ってきてくれない?今からすぐに」
日向とか言う子を囲んでいたゴミたちは一斉に財布を持って教室を飛び出した
きっと私の為に限定のパンケーキをわざわざ神戸にまで買いに行ったのだろう
ま…その頃には私は家に居るんだけどね
泉「何?何じろじろ見てんの?視線で汚れるから今すぐに目を瞑ってくれない?」
一体何事か。そんな顔で私を見つめるゴミクズ達。
何かをする訳でもないのに、視線だけはいっちょまえに好奇に満たされてる
だから強制的に瞳を閉じさせる。
――――タッタッタッ
私が近づくたびに日向は俯く
皆とは対照的な態度、なんかこれはこれで面白くない
泉「ねえ」
日向「……」
泉「き・こ・え・て・る・の?」
日向「……」
泉「ねえってば」
日向「……」
―――――――――――――
魔法少女にならないか勧誘するかしないか↓1
―――――――――――――
泉「あのさ、返事くらいしなさいよ」
日向「…なんでしょうか……」
やっと喋った。
私が魔法を使ってなかったらこの子の声はきっと他の奴らのざわめきにかき消されてた
それほどに小さい声。自信の無さそうな声、無性にイライラする声。
泉「単刀直入に言うわ、あなた魔法少女になりなさい」
日向の目が丸く見開かれる、どうしてそんな事を知ってるの?なんて顔をする
日向「…どうして?」
泉「私も魔法少女だからよ」
日向「…そ…そっか。じゃあ私はならなくて…良いんだ」
泉「は?」
日向「だって…貴方が街を守ってくれるなら…。それに私は弱いから」
…ムカツク。私の言う事がきけないの?
私から誘ってあげてるのに…。何なの?この子は
泉「もしあなたが断ったら。私の魔法を使って貴方も今までより一番ひどい目に合わせる…」
泉「それかものすごく恥ずかしい願い事で魔法少女の契約をさせる」
泉「選択肢は三つよ。自発的に契約するか。それとも――――」
次は泣きそうな顔で俯く。
はぁ…早くしてくれないかしら、時間が惜しいわ
日向「…なる。なり…ます…」
殆ど絶望に満ちた顔でこの子はそう言った
まるで私が悪者じゃない、けどこの子はきっと私に感謝する
何故か?それは簡単よ。
だって素敵な力を得れて、自分の願いもかなう。
最高じゃない、そんな事にも気づけてないなんて、やっぱり愚かさの証明
きゅうべえ「それは本当かい?だったら今すぐ!」
日向「………」
きゅうべえがどこからともなくやってきた。
一体どこで話を聞いてたのかしら。目ざとい奴
きゅうべえ「美鶴。悪いけど少し席を外してもらえるかな?」
泉「…分かったわ」
これで…これで…これで
私の強さが証明できる。私の下が出来る
――――――――――――――――――
日向が望んだ願いと得た魔法
↓3から一つ選びます
―――――――――――――――――――
願い 嫌われ、傷つくことを恐れず真っ向から人と向き合えるようになりたい
魔法 相手の闘争心を弱体化させる
あと2
>>89を
変身後の姿
↓3から一つ
>>96を
使用する武器
下3から1つ
鎧(服が武器扱い)
>>100
ソウルジェムのモチーフは?
↓3から1つ
ひまわり
>>102
少し休憩を挟んで夜から更新再開します
もう人が集まり始めるころ?
取りあえず確認だけして更新する送らせるか遅らせないかします
開始
――――――――――――――
この時間。屋上から見る景色は私にとっての癒しの場所
眼下に広がる黒い粒。これは全部人。全部生きてる
けど私にとっては小さい存在。そう、取るに足らない存在
そんな事を再認識させてくれる場所
――――ガチャッ
日向「……あの」
来た。お昼と変わらない調子で
けどなんでかしら。お昼ほど苛々しない…
泉「なに?」
日向「先輩に…その…ご挨拶を」
泉「あっそ。よろしく」
会話はそれだけ。だけど日向はずっと私の横に居る
何なの?この子
きゅうべえ「なんだい?嬉しい事なのにどうしてそんなに殺伐としてるんだい?」
泉「別に…。」
日向「……」
きゅうべえ「やれやれ、君たちはこれからコンビで活動するんだろ?」
ん?ちょっと待ちなさい。何よコンビって
それじゃあ私がこんなのと仲良しって事?ないないない!この子は私の引き立て役
私より弱い。私が強いって言うのを――――
――――――ま。なんか面倒だしそれでいいわ
日向「よろしくお願い…します…」
泉「ええ、よろしく。足はひっぱらないでね」
泉「で?私はこの子に何をする訳?」
きゅうべえ「一通りの事は僕が教えたから、後は実戦だけだ」
きゅうべえ「意外と素質のある魔法少女だからすごく期待できるよ。」
…そんな事私だって言われたことない。
ムカつく。今すぐぶっ潰して頂点に上がらないと
日向「…そんなこと…ないです」
けどまあ今は良いわ。なんか。そんな気分じゃない
泉「あっそ、じゃあ早速魔女を探せばいいのね?」
きゅうべえ「ああ。お願いするよ」
泉「…行くわよ」
あの子が付いて来てるか付いて来てないかは分からない
私はいつもと変わらないペースで狩場に向かうだけ。それだけ
―――――――――――――
下1のコンマで魔女が強いか強くないか判定
―――――――――――――
高いほど強い?
>>116
そうなりますね
今回の魔女は…多分強い
ええ、今まで見た事のない魔力の反応
日向「…あ…あの」
泉「死にたくなかったら逃げ回ってなさい。」
この前の魔女より数倍強い。ソウルジェムを使わなくても分かる
空間全体が私の事を刺してくる。そんな感じ
泉「じゃ、行ってくるわ」
きゅうべえ「くれぐれも気を付けるんだよ」
―――――バリィッ
日向「…い…行ってきます!!」
――――――――――
日向「……凄い…ですね」
泉「…何がよ?」
日向「こんなに宝石が…」
初めて話題を振ってきたと思ったら。この子の視線は私の衣装に釘づけ
正直に際どい恰好ですねって言えばいいのに
泉「そうね。凄い数の宝石、眩しくて目がつぶれそうだわ」
日向「他に生き物…も。いますね」
泉「あれは使い魔って言うのよ。普通なら大なり小なり攻撃しかけてくるはずなんだけど」
日向「…来ませんね」
泉「まあ、魔力の消費を抑えられるから助かるけど」
こんなに強い魔女の結界…それなのに平和すぎる
いや…こんな結界は初めてじゃないけど
静かすぎて不気味。その一言に尽きる
日向「あの…どうして。その…魔女っているんですか?」
泉「さあ?どっかから生まれてくるんじゃないかしら?」
魔女は呪いを振りまく存在、それとしか聞いてない
それに倒す存在の事なんて知っても無駄にしかならない
日向「…似てますよね、魔女と魔法少女」
泉「名前だけね」
日向「私てっきりきゅうべえさんから話を聞いた時、魔法少女から昇格するんだと思ったんです」
日向「ほら、アニメで有ったじゃないですか」
泉「そうね、ああいうのってアニメだけよ」
これだから初心者は……
何も知らないのに訳の分かんない事を言わないでほしい
話題としても全然面白くないし。鬱陶しいだけよ
会話が完全に止まるとこの子は絶対に口を開いた
多分ここが怖いんでしょうね、不安だから口を開かないとやっていけないんでしょ
私とは大違いだわ
日向「…泉さんが…その。お昼に使ってた魔法って」
泉「ああ、あれね…。願いに準じた魔法が使える様になるのよ、私の場合は生物限定の催眠術」
日向「…私には…その。それが無くて」
魔法が使えないなんて……
ただの出来損ないじゃない、虫だわカスだわゴミね。
日向「練習したら使えますかね?」
泉「使えるんじゃない?」
ま、どうせつかえても大した魔法じゃないんでしょうけど
日向「…あの――――」
泉「武器を構えて。魔女よ」
一際大きなドア。宝石がちりばめられただけの悪趣味なドア
中にどんな魔女が居るのか。
まあ…私よりかは弱いでしょうけどね
―――――ギイッ
日向「きゃあっ!」
泉「うるさいわよっ!」
ドアを開けるとそこに居たのは巨大な魔女。
王冠から巨大な両腕が生えた魔女。私達に気付いたのか浮いている宝石からレーザーの様な物を撃ってきた
泉「――――遅い」
―――スタッ
私は間一髪レーザーを避けれたけど…
あの子がいた場所は――――――
―――――?
キリのいい所で終了
今回の魔女は昨日絵に起こした魔女を使用しています
更新します
地面が抉れるほどの威力。粉々になる地面
それなのにあの子は飄々とした顔でそこに立っている
何?何をしたの?
魔女「―――――」
日向「大丈夫ですか!?」
泉「自分の心配してなさい」
ムカつく。新人なんかに心配された
けど私の足を引っ張ることはなさそうね
引き立て役にしても使えるじゃない
泉「とっとと片付けるわよ」
日向「…はい」
…あれ?相手が攻撃してこない?
今って結構隙だらけだったわよね…。なに?そう言う作戦?
けど魔女にそこまでの知能が…
泉「…――――」
まあいいわ。とっとと片付けてグリーフシードを回収しましょ
――――ビュオンッ
手にした微塵が風を切って魔女へと牙を剥く
先端がとがった微塵。魔力によって威力も上乗せされている
しかも三股に分かれてる。これが全部当たると結構なダメージ
簡単に説明するなら至近距離のショットガン?かしらね
―――――バァンッ
日向「きゃっ…」
泉「……」
容易く魔女を砕いた微塵。避ける気配すら魔女は見せなかった
粉々に砕け散る破片が辺りに飛散した
……どういうことなの?
――――――ムアアアアアアン
消えていく結界。落ちるグリーフシード
本当に魔女は倒せたみたい…。だけど何か腑に落ちない
魔女が急にやる気をなくした?そんな風に思えた
泉「…これ。あげるわ」
日向「え…けどこれって大切な―――」
泉「今回私は魔法を使ってないから。それに攻撃防いでないし」
泉「それにあなたは初心者だし。魔力のコントロールも上手くできて無さそうだし」
泉「あげるわ。それさえあれば3回くらいは魔力の充電できるから」
大事そうにグリーフシードを握りしめている。
馬鹿みたい、こんなのこれからいくらでも手に入るってのに…
日向「じゃ…じゃあ。その」
日向「ありがたく頂きますね」
グリーフシードをポケットにしまい込んだこの子は、また私に頭を下げる
面倒な性格だわ。鬱陶しい
泉「じゃ。もう帰るわ、他にやる事も無いし」
日向「は…はいっ。お疲れ様です!」
泉「気を付けて帰るのよ」
そうとだけ言って、私はあの子に背を向ける
これ以上一緒に居たらあんな性格がうつりそう
泉「はぁ…疲れた」
なんか知らないけど今日は本当にドッと疲れたわ
家に帰ってさっさと寝る事にしましょ
1-1
終了
1-2
突入
泉 美鶴「強さの証明」>>派生>>日向 夕里「弱さの偽証」
魔法なかったらもっとギスギスしまくってたんだろうか
>>136
どっちか死んでたレベルですな
泉さんが帰った後も、私は一人でここに残ることにした
何だかまだ夢を見ていた気分。あんなのが本当にいるなんて
きゅうべえさんは言ってた。私たちは魔法少女になって皆を守るんだって
けど…。私にそんな事できるのか不安だ
ううん…もしかしたらできないかもしれない
自分が弱いから。ううん、違う。そんな事よりもっと根本的な問題
私は――――
私は――――
―――――虐めてきた子を守ろうと出来るの?
それが…分からないの
正直言って。泉さんはとっても強い人だと思う
だってあんな風に自分を出せるんだもん。たとえそれがどんなに強引でも。
私にとっては手の届かない世界の事
実は私はいじめられていた時の泉さんを知っている。
今と全然変わらない泉さんの強い姿。一人を何とも思ってい無さそうな姿
羨ましい。
羨ましかった。
だから私もきゅうべえさんにお願いした
「人を恐れず真っ向に向き合えるようにしてください」って
正直何が変わってるのかよく分かんない
けど。それでいい。
私はきっと変われてる。変われてるんだ
目に見えないくらいがちょうどいい
日向「…魔法か」
魔法。私は変身くらいしかできないけど…これも立派な魔法か
泉さんみたいに人を操ったり、攻撃したりできないけど…
ううん…自分の身は今日守れたっけな
日向「…もっと強いのかって思ってた」
想像とは違う魔法少女の世界。
ステッキとか持って…なんて大違いな世界
あんな気持ち悪いのと毎日戦わなきゃいけない
もし一人だったら、きっと私は―――――――
言わなくても分かるよ。死んでた
日向「ねえ…きゅうべえさん」
きゅうべえ「どうしたんだい?」
日向「本当にどこにでも居るんだね」
きゅうべえ「僕はいつでも君のそばにいるよ」
日向「私ね。今日思ったんだ」
日向「私たちはいつまで戦うんだろうって」
日向「いつまでかな?」
きゅうべえ「そうだね。それは実に良い質問だ」
きゅうべえ「君達は魔法少女である限り戦い続けないといけないんだ」
日向「魔法少女である限り…か。じゃあ魔法少女じゃなくなることもあるの?」
きゅうべえ「それはきっと夕里にも訪れるよ」
日向「へぇ…。詳しくは教えてもらえないの?」
きゅうべえ「これは理屈より目で見た方が早いからね」
やっぱり大人になると魔法少女じゃいられなくなるのかな…
日向「……今日。美鶴さんの足引っ張ってなかったかな?」
きゅうべえ「さあ?いつも通りだったと思うけど」
日向「私もね。足はひっぱりたくないんだ」
きゅうべえ「だったら一人でも戦えるようにならないとね」
日向「けど強くなるなんて…出来るの?」
きゅうべえ「ああ。君たちは無限の可能性を秘めた存在だ。どこまでも強くなれるよ」
きゅうべえ「僕はそれを一番よく知っているからね」
だったら…私も強くなる修行…した方が良いのかな
けど…どうやって?実戦は怖いし
ううん…。きっと殺されちゃうよね。魔女に
日向「私も…強くなりたいな」
――――――――――――――――――――
日向視点を少し書いたところで次回に続く
短くてごめんなさい
このSSまとめへのコメント
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