新ジャンル「日中病」(805)
女 ヨロヨロ…
男「おーい、女ー」
女「あ、男くんッスか?おはよっス」
男「あぁ…さっきからなにフラフラしてるんだ?学校はあっちだぞ?」
女「…実は、今日は見えないんスよ…」
男「あちゃー、今日は眼にきたのか。よく1人でここまでこれたな」
女「苦労したッスよぉ…。…あのね男くん?迷惑じゃなければ、手を貸してほしいなーなんて…」
男「かまわんよ」ギュ
女「!…サーセン///」ギュウ
―夕方―
女「男くーん!帰ろ?」
男「お、帰ろうか。さっきより視線がしっかりしてきたな」
女「もう日が暮れてきてるッスからね」
男「なんとも厄介なもんだな」
女「もう慣れたもんスよw…それに男くんがいてくれるし…」ボソボソ
男「女?」
女「!い、いやいやなんでもwほら!帰るッスよ!」
男「おい、急に走ると…!女「コンナトコロニバナナノカワガー!」…いわんこっちゃない…」
―夜―
女「いやーサーセン男くんwこんな時間に来てもらっちゃってw」
男「かまわんよ。目が見えなかったら勉強どころじゃないだろ。ほら、これが今日の分のノートだ」
女「わぁありがとう!…よかったら上がって教えてくれないッスかね?見ただけじゃ分からないかもしれないッスから」
男「おいおい、こんな時間じゃ迷惑だろ」
女「大丈夫ッスよ!お母さんは男くんを信頼してるッスから」
男「…なら」
女「えへへ、いらっしゃいッス」
男「女ー」
女「?」フリフリ
男「おう、おはよう」
女「」パクパク
男「?」
女「」パクパクパク
男「あーなるほど、今日は声か」
女「」パクパク
男「そんなことねぇよ」
女「!」パクパクパクパク
男「ははは、聞こえないだけで言いたいことくらいわかるさ」
女「///」モニョモニョ
男「気にするな。ほら、突っ立ってないで行くぞ」
女「」コクッ パタパタ
―学校・昼食―
男「」モグモグモグ
女「」カリカリ
男「」ワシワシ …チラッ
女「」シャキシャキ
男(しゃべらない女はいつ見ても新鮮だな…)ジー
女「…?」コク?
男「ん?いやぁ、喋らない女もなんか新鮮だなぁと」
女「…!」パクパク!ゲホゴホ!
男「ちょwニンジン飛ぶからww」
―夕方―
男「あれから女がそっぽ向いてしまった…なして?」
女「お゛どごぐーん゛!」ツカツカ
男「うわっ!なんつーダミ声!夕暮れだからってまだ無理しなくていいぞ?」
女「い゛や゛、ごれ゛ばがり゛はい゛わ゛ぜても゛らう゛っず!」ゲホゴホ!
男「おいおい…」
女「あだじがじゃべらな゛ぐでしん゛ぜん゛っでなん゛ずが!…ゲホゴッホ!」
男「昼の事か…」
女「…」ウルウル
男「…!違うんだ女!アレはだな」
女「!」パクパクパクパク ツカツカ…
男「…今晩電話してくれなきゃヒドイッスからね!…か」
―夜―
♪コッゴーエーソーナー キセーツーニキーミハー アーッ ピッ
女「…もしもし?」
男『おう…こんばんは』
女「お昼のアレはどういう事ッスか?」
男『アレはだな…』
女「男くんは…あたしとの会話はぐずっ…たのしくないッスか?」
女「あたし、こんな話し方だし…えぐっ…ヘンテコ…な病気かかっちゃってるしっ」
男『女…』
女「男くんはっ、こんなうるさい女の…子よ、り健康的で…うっぐ…大人しい人が…」エグエグ
男『…っくっくっく、はーっはっはっはっは!』
女「!」
男『お前はな、いつも明るくて、人なつっこくて…、変わった話し方をしていると言われるかもしれない』
男『なんか毎日太陽が昇ってる間だけ見えなくなったり、しゃべれなくなったりする変な病気にかかっちゃいるが、そんなの昔からじゃないか!』
女「うぅ…」グスグス
男『そんなんでお前をつまらないと思う訳ないだろ…今更だよ…』
女「…なんなんすか?」エグエグ
男『…昼間のアレはな?……お前に…………見とれてただけなんだ…』
女「へっ?」
男『だからー!』―ピンポーン!
―ピンポーン!
女「!」ドタドタ
男「お前の事は、その話し方も病気も含めて…好きだって事だよ…」
女「…そ、そんな事言っちゃうんすかー!」ギュ―!
男「お、おい」
女「嫌われてなかったんスね!あたし、このままで良いんスね!!」
男「当たり前だろう…」ナデナデ
女「そっかぁ…」グスッ
男「…」
女「…あたしも男が女母「ろっとぉ」ヒョコッ
男・女「!」
女母「今晩は赤飯だな!」ワッハッハ!
女「もー!!お母さんちょ、やめ!」
男「女の母さんェ…」
女母「若いっていいねぇ」ハッハッハ
女「もう…なんなんスか~」エグエグ
~彼女達の物語は始まったばかりだ~
どなたかいらっしゃれば書いてってください。いや書け
女「」
女「」
女「」
男「…」
男「…心臓止まってる」
―翌日―
女「♪」トコトコ
男「…女!!」
女「あっ、こんにちゃッス男くん」
男「お前…昨日は死んでたんじゃ…」
女「え~?やだな男くんw死んでないッスよww」
男「でもアレは…」
女「あーあー、昨日の記憶が亡いのは心臓が止まってあたしが眠ってたせいッスか」
女「前にも何回かなったことあったんスよぉ?」
男「そ、そうだったのか…」
女「心配してくれたんスか?」
男「当たり前だろ!もう俺は…俺は…」エグエグ
女「もう!泣かなくて良いじゃないッスか。こうして生きてるんだし。ねっ」ナデナデ
男「うん…」エグエグ
男「今日のご飯は親子丼だぜ!」
女「…」モグモグ
男「はぁ…うめぇ」ガツガツ
女「…」モグモグ
男「どうした女、腹でも痛いのか?」
女「…今日は何食べても味がしないッス」
男「…すまんかった」
女「こういう時に美味しい物って食べたくなるッスよねー」トオイメ
男「うーん……そうだ!」
女「?」
―3時のおやつ―
ピンポーン!
男「やぁいらっしゃい」
女「おじゃましまっス」
男「さぁさぁこちらへどうぞ」キッチン
女「!…シュークリームッスかこれ!ふたつも!」
男「後これは紅茶だ」
女「うぅ…嬉しいッスけど、今あたしは味がわからないッスよ?」
男「まぁ食べてみろって」
女「じゃあ…いただきます」
女 パクッ ムグムグ「!」
女「このシュークリーム…濃厚なミルクと甘いバニラの香りが鼻いっぱいに広がって…美味しいッス!」
男「だろ?」
女「味が分からないのに…こんなに美味しい」
男「まだまだあるぞ」
女「うん、こっちはモグモグ…チョコレートッスね!ほのかにオレンジの香りがするッスよ!」
男「カスタードには香りが抜けにくいバニラオイル、チョコレートにはグランマニエを加えてみたんだ」
男「味は分からなくとも香りなら楽しめるかなって作ってみたけど…いかがかな?」
女「嬉しいッス!嬉しいッスよぉ…こんな美味しい物、初めてッス…」ポロリ
男「そっか、良かったよ」ヘヘン
女「男くん!」
男「おう?」
女「お土産にもう2つ欲しいッス!また明日も食べたいッス!」
男「…そりゃできん」フトコロガ…
女母「女~、起きろ~」
………
女母「なんだいあの子は」ノシノシ
女母「女、起きなさい」ガチャ
女「あ、お母さんおはよっ。今日は静かっスね」キガエキガエ
女母(今日は耳が聞こえてないのか…)カキカキ
トントン
女「?」
女母『今日はコレを持っていきな』っボイスレコーダー
女「なるほど…今日は耳なんスね。ありがと、使わせてもらうっス」
女母 ニカッ
男「おいーっす」
女「」トコトコ
男「女さーん?」
女「うわっ!あぁ、男くんスか。おはよっす。サーセン、今日は何も聞こえないんスよぉ」
男「なるほどなぁ」カキカキ
男『ちゃんとついて来いよ』
女「///」コクン
―昼休み―
男「はぁ、腹減った」
男子「男ー、飯はー?」
男「わりぃ、先客だ」
俺「ちぇっ、お暑いこってさっさと結婚しろ!」
男「言われなくても…!」ハッ オンナ
女「なんスか?」
男(あぶねぇ、聞こえてなかったんだ)カキカキ
男『屋上行くぞ』
女「はいっス」
男子・俺「…爆発しろ!」
―屋上―
女「ひゃー、今日は天気が良いっスね!太陽が眩しいっス」ノビー
男「…お前の方が輝いてるよ」ボソボソ
女「ほら、こっち来て食べるッス」モグモグ
男「…なんだってコイツはこんなに可愛いんだよ」ボソボソ
女「うん?」
男「…」カキカキカキ
男『ご飯粒ついてるぞ』
女「!」ドコドコ
男「ほら」トッタ
女「うぅ…サーセン///」ユビパクッ
男「~~~!」
\スキダオンナー!!!/
俺「爆発しろ!!」ペッ
―帰宅中―
男(柄にもなく屋上の中心で愛を叫んでしまった…ハズい…)
女「お、耳が聞こえ始めてきたッス」
男「あぁ、良かったな」
女「はい、やっとこ男くんの声が聞けて嬉しいッスよ//」
男「お、お前なぁ!」ドキドキ
女「あははwじゃ、また明日ね」ブンブン
男「あぁ、気をつけて帰れよ」ヒラヒラ
―女宅―
女「ふー」フロアガリ
女「あ、レコーダー忘れてたッス」カコカコ
<キーンコーン><オトコーメシハー?>
女「あ、これはお昼の時っスかね」
ガヤガヤ<マタオンカナヨ!><ケッコシロ!>
女「何言ってるんスか」///
<イワレナクトモ!>
女「へっ?」
<タイヨウガマブシイッス><オマエノホウガカガヤイテルヨ>
女「」マキモドシ…サイセイ
<オマエノホウガカガヤイテルヨ>
女「な、なんすかこれ」ドキドキ
<ナンダッテコンナニカワイインダヨ>
女「!」アワアワ
<\スキダオンナー!!/>
女「ちょwww男くんwww何叫んでwww恥ずかしwww死んじゃうwww」///
女「wwww………ありがとう、男くん。あたしも大好きッスよ」
女母「役にたったかな?」ニヤニヤ
―女宅―
女「あー………」
ドタドタドタ バタン!
男「女!無事か!!?」ハァハァ
女「ふぁ!?男くん…血相かえてどうしたんスか?」
男「どんな事があっても学校を休まない女が休んだからさ…」ゼーハー
女「…っぷ、あははっwそんなー焦りすぎッスよぉww」
女「確かに今は立てないッスけどね」
男「なしてっ!?」
女「どうも今日は三半規管がダメみたいで、体がふわふわしてるんスよ。だから立つにも立てなくて…」
男「…そうだったのかぁ、じゃあ苦しんで無いんだな、良かったよ…」
女「サーセン男くん…心配かけちゃったッスね」
男「いや、いいんだ。…お前さえ無事なら…」ゴニョゴニョ
女「男くん…」
男「女…」
女「男くんちょっと頼みたい事があるんスよ…」モジモジ
男「お、おう」
女「///」ダッコ
男「!」
女「ずっと…我慢してたんスよ…」モジモジ
男「…」///
女「もう限界ッス!」
男「おんn女「おしっこ漏れそうッス!男くん早く連れてってほしいッス!!」
男「…」パクパク
男「……ぅおっしやぁ!掴まれおんなぁ!!」ガバァ!
女「ちょ!もっと優しくし…ひぁっ!」
女「うーん…」
男「どうした女ぁ!?どこか痛むのかあ!!?」
<オトコウルセー!><バクハツシロー!>
女「いやぁ、痛むと言えば痛むんスけd男「どこが痛いんだ!胸か!腹かぁ!」
<ウルセーイットローガー!><バクハツシロー!>
女「男くんうるさいッス…」
男「ごめんなさい」ショボン
<バクハツシロー!>
女「…今日はアレの日ッスよ」
男「アレ?」
女「………生理ッス」
男「あぁ~生理…生理!?」
女「うるさいッス男くん!」ガオー
<ウルサイオトコ!><バクハツシロー!>
―夕方―
女「男くんは時々バカになると思うッス…」
男「申し訳ない…」ボロッ
男(あれから男子と俺にサンドイッチラリアットされて、女子には白い眼で見られて大変だったでござる…)
女「うーん…」
男「大丈夫か?公園あるし少し休んでいこう」ベンチ
女「うん、サーセン…」
女「こればっかりは夕方になっても治らないッスね…」ズーンズーン
男「………!女、横になれ」ヒザポンポン
女「ふぇ?は、はい」コロン
男「よしよし」
女「何するんスか?」ズーン
男「言っておくが、痴漢行為じゃないぞ」コシナデナデ
女「え、あぁ、うん…気持ちいいッスね…」///
男「そうか、こうすると落ち着くって聞いたことあったからな。役にたててよかったよ」ナデナデ
女「男くんの手…あったかいッス…」ウトウト
男「ごめんな女、やかましい野郎で」
女「気にしてないッス…あたし…男くんの……そんなところ……す…」クークー
男「ふふっ」ナデナデ
男「美しい人生よぉ~限りない喜びよぉ~その胸のときめきをあ~なたにぃ~♪」
女「…」
男「女さん?どうなさいました?」
女「…」フルフル
男「元気ないな…今日の容態が辛いのか?」
女「…」コクコク
男「どっか痛むのか?」アセアセ
女「…」フルフル
男「じゃあ何か言ってくれよ…」
女「…にょ」
男「へ?」
女「…しゃびぇりぇにゃいにょ」
男「え、なんて?」
女「しちゃがしひれちぇしゃびぇりぇにゃいにょ!!」ガオー
(舌が痺れて喋れないの!)
男「なんと」
女「だひゃりゃだみゃっちぇたゃんしゃよ~…」エグエグ
(だから黙ってたんスよ~…)
男「そ、そうだった…ぶふっww」
女「わりゃわなくちぇぶりゅりゃりゅにゅちゅじょ!!」バシバシ(笑わなくてぶりゅりゃりにゅちゅじょ!!)
男「わはははははwww」
<次の日、僕はジョロキアを食べさせられました>
男「ちゅみまちぇんほほはしゃん…」ヒリヒリ
女「知らないッスよ…」プンスコ
―幼少期―
女 ヨロヨロ…
男「…」
女 ヨロヨロ…コケッ
男「…!」ツカツカ
男「おい」
女「え?」
男「おまえ、わるいびょうきなんだろ?みんなきびょうだって、きもちわるいっていってる」
女「…」
男「でも、そんなこというやつだってきもちわるいとおもう!!」
女「!」ビクッ
男「すきでびょうきになるやつなんていないんだ。」
女「…」
男「おれは、おれはおまえのみかただからな!」ダダダッ
女「………」
女「だれだったんだろ…?」ヨロヨロ
女「♪」トコトコ
男「…おい」
女「え?あ」
男「きょうはフラフラしないんだな」
女「きのうしゃべってたのは、きみなの?」
男「あ、あぁ…」
女「そうなんだー、きみだったんだー」ジロジロ
男「な、なんだよ」
女「ううん、きのうは『めがみえないひ』だったから、きみをみたのはきょうがはじめてだったの」ズイッ
男「…そうなのか」
女「あのね!」
男「!」
女「うれしかったよ」ニコッ
女「きのうのがきみがいってくれたこと」
男「く…」///
女「きみ、なまえはなぁに?」
男「…男」
女「男くんだね!」アクシュ
男「!」
女「あたし女!よろしくね!」
男「…よろしく、女」///ギュ
女「へへへ」
男「…きょうはめがみえるんだよな」
女「うん、でもにおいがわからないんだけどね」クンクン
男「え、まいにちちがうのか!?」
女「うん、よるになるとなおるんだけどね」
男「…」
女「…ねぇ男くん?」
男「お、おう」
女「男くんは、あたしのみかたなんだよね?」
男「うん!」
女「…じゃあ、あたしとけっこんしよう!」
男「なんでだよ!」
女「お母さんが『女が認める正義の味方だったら結婚してもいいぞ!ワッハッハ』っていってた!」
男「だからって!」
女「よろしくね!男くん!」ギュー
男「…っく、あぁ!まかせておけぃ!」///
女「…なーんてことがあったッスね」ニコニコ
男「が、ガキの頃の話だ」///
女「えー、ひどいッスよ」
女「でもこうして居られるのも男くんのお陰なんスよ?」
男「お、おう…うん」
女「……今更、離したりしないでね?」
男「…っく、当たり前だ!」ガバァ!
女「ひあぁ!!ちょw…男くんww」
<バクハツシロー!>
―昼過ぎ・女宅―
…ドタドタドタ バタン!
男「女!また休みなのか!?」ハァハァ
男「…」ハァハァ
男「…」ゼーハー
男「…あれ?」
\…クン/
男「女!?」
女\オトコクン!/チョコーン
男「おおおおお…枕に立ってるリカちゃん人形が喋った…」
女\リカちゃん人形じゃないッス!/
男「…よく見たら女さんじゃないッスかあ!!」
女\朝起きたらこんな体になってたッス…/
男「え…えー…こんなの初めて見たよ」ヒョイ
女\お、おお男くん!た、高いッス!あああ危な…ひょあぁ!/
男「へー、服も小さくなってるのな」
女\い、いや、服は大きいままだったッス…。この服はあそこのッス/ユビサシ
男「おぉ?」
リカちゃん人形「」 アハーン
男「おおう…セクシーな…」
男「そうだ、腹減ってないか?」
女\そういえば、何も食べてないッス/グー
男「まぁ、なんだ。差し入れだ」っプリン
女\ぅわあああぁ!プリンっス!こんな大きいの初めてっスよ/キラキラ
男「まぁ、縮んでるからな」ペリペリ
男「ほら、どうだ?」ヒトサジ
女\…いただきまッス!!/ガバッ!
女\…/チュルチュルチュルチュル
男「おいおい…w」
女\…っぷはぁ!……幸せッスぅ…/
男「ははは、ほら、顔にベッタリ付いてるぞ」チョンチョン
女\んぐっ……サーセン男くん////
男「……ふふ」(こんなのも悪くないな…)ツンツン
女\?/チュルチュル
―夕方―
男「やっと日が暮れてきたな」
女\今日は助かったっスよ男くん!/
男「良いってもんよ」ツンツン
女\こんな事初めてだったッスけど、小さくなるのも悪くないッスね…/ムニムニ
男「ふふ…かわいいなぁ」ツンツンツンツンプニ
女\…っ!?ちょ!どこさわってるんスかエッチ!/ガオー
男「うわわわ!すまん女!」…ヤワラカカッタ
女\もー!…あれ?/モコモコ…
男「え、お、あ?」
女\うわ…うわ、うわ!」ビリビリモコモコ
女「……も、戻ったッスね…」ドーン
男「」ポカーン
女「男くん?」
男「///」ユビサシ
女「?……………………!!!」////////
<ヒョアアア!ミチャダメッスー!>ズドーン
<アリガトウゴザイマース!>バコーン
誰でも自由に書いてっていいんだけどなー
お、俺だって色んな人の見てみたいんだからねっ
よろしければアイディア・お題を頂きたい
女「」ノコノコ
男「お、女ー…!?」
女「あ、こんちゃッス」コンガリ
男「あ、あなた女さんでいらっしゃいますでしょうか…」
女「あははw合ってるッスよww」
男「まだ夏には早いぞ…」
女「なんだか全身が日焼けちゃったみたいになってたんスよね…」
男「すごく…健康的です…」
女「もしかして、男くんはこっちの方がいいんスか?」
男「可憐な少女、日に焼けた肌、白い歯…高得点だ」グッジョブb
女「そ、そうッスか…」
男「まぁ、女ならどちらも好きだけどな」
女「な、何言っちゃってるんスか!」///バシバシ
男「ところで、体に異常はないのか?」
女「うーん、肌がちょっとヒリヒリする以外は特になにもないっスね…」ポリポリ
男「なーんか嫌な予感がするなぁ…」
女「…奇遇ッスね、あたしもッス…」
―夕方―
男「今日は風が、騒がしいな…」
女「でもこの風、泣いてるッス…」
男・女「wwwwww」
女「なんかかゆいッス……!?」ポリポリベロッ
女「あわわわ男くん!あ、あたしの皮がっ!!」ベローン
男「んー?!?女!顔どうした!?」
女「へっ、うわっ!ひょああぁ!」シロクロ
男「と、とりあえずこれで隠せ!帰るぞ!」っウワギ
女「き、気持ち悪いッス~!」エグエグ
―夜―
男「家には無事に届けたけど、終始ひょあぁ言ってたな…」
男「大丈夫なんだろうか…」モヤモヤ
♪ワカリハジメタマーイレボリューション アシタヲ ピッ
男「女!メールか」カチッ
男「写メ?」カコカコ
男「」
<こんなに剥けました☆>コンモリ
男「…すごいけど!別に見たくないよぉ!!」ゲコゲコ
女「へっくしゅ!」
―次の日―
男「女ー!」タタタタ
女「あ、男くん」ツヤツヤ ヒラヒラ
男「お、おう、白い肌が眩しいな」
女「そうなんスよ~///これがひと皮剥けたってヤツッスかねw」ツヤツヤ
男「誰がうまいこと言えと…」
―休日・女宅―
<ナンジャコリャー!!!ッス>
―男宅―
ドタドタドタ バタン!
?「お、男くん!!」
男「うわぁ!ど、どちら様ですか!?」
?「あたしッスよ!なんか身長のびて逞しくなって声が低くなっちゃったけど、女ッス!」
男「えぇ!?お、女!?あ、合い言葉を言え!」
女?「合い言葉なんて決めたことあったッスか!?」
男「こうする!」ガバッ!
女?「ひ、ひょあああぁ!いきなりなんなんスか!?」
男「お前、女か!」
女「なんでひょあぁで判断するんスか!」ドゴーン!
男「あべしぃ!!パ、パワーが違う…」ズルズル
だいぶファンタジーになってきたけど、面白いから問題ない!
普段の性格がクーデレになるのも精神障害の一つと考えればイケる!
アイデア感謝します!!
<カイテモイイヨー>
―男宅・昼間―
男「……しっかし」ユラユラ
女「…えぇ?」グスグス
男「お前の病気も謎だよな」
女「…あたしだって知らないッスよぉ~」エグエグ
男(野郎が女々しく泣いてるとシュールだな…)
男「病院は行ったことるんだよな?」
女「病院なんて周り尽くしたッスよ…どこのお医者さんも頭抱えてたッス…」スンスン
男「日中だけ病気、しかも毎日症状が違うんじゃ、治療のしようがないしな…」ユラユラ
女「苦しくても死なないくらいの病気が殆どだったッスからね」
女「小さくなったり、男の子になったり…もう訳わかんないッス…」メソメソ
男「えぇい!男が泣くんじゃねぇい!」テヤンデイ!
女「あたしは男じゃないッス!」キャ゙オー!
男「は、迫力がちげぇ…」
女「まぁ、引きこもっちゃあ腐っちまうから外に行こうぜ?」
女「そ、外ッスか…?でもあたし…」
男「服なら俺のを貸してやるさ。せっかく男になったんだ。やってみたい事ないのか?」ガサゴソ
女「うぐぐ……やってみたい事ッスか。………あ、ならキャッチボールしてみたいッス」
男「キャッチボール?そんなのでいいのか?」
女「はい!男の子といったら野球!野球といったらキャッチボールッスよ!」キラキラ
男「あ、熱い…!」
男「よろしい!ならば公園だ!はいこれ」っジャージ
女「…でも恥ずかし男「はい」っキャップ
女「…わかったッス!やってやるッスよぉ!」メラメラ
男(良い顔してきたな)
だいぶ誤字・脱字が目立ってきたけどご了承くだしあ
―公園―
男「いくぞー!」ブンブン
女「かもーん!」バシバシ
男「ほい!」シュ
女「~ぉおお、えい!」ポトッ
女「あああぁぁ~!」ヨタヨタ
男「wwwww」
女「っ笑いすぎッス!えい!」ポーン
男「オーライ!オーライ!」パシッ
男「なかなかうまいじゃないか?」
女「どんなもんよぉ」ヘヘン
男「…なら!受け止めろ!俺の!愛を!」シュッ
女「…!うおおお!」パシッ!
女「やった!やったッスよ!男くん!」ブンブン
男「いいぞ女ー!」
男(参った…こいつ男なのにかわいい…!)ドキドキ
女「いくッスよぉ!あたしの!愛の!ちからッス~!」ギョッ!
男「ちょwww!…っと!」バシーン
女「すごいッス男く~ん!」キャッキャッ
男「お、おう!」ブイ
男(…いってぉえあ~!)ジンジン
―夕方―
女「イヤー、いい汗かいたッスー」キラキラ
男「」ゼーハー
女「…男くん大丈夫ッスか?」
男「大丈夫だ!…たぶん問題ない」グッタリ
女「ほら、しっかりするッス」ガシッ
男「…すまん女。今のお前…イかしてるぜ」グッb
女「えへへっ」グッd
女「…あれ?」シュルシュル
男「え…う、い?」ズルズル
女「あわわわ…」シュルシュル…
女「…も、戻っちゃったッス」ジャージダボダボ
男「あ、あぁ」ドテッ
女「男くん…今日はありがとね」
男「なぁに、かまわんよ。お前が笑顔でいてくれりゃあそれでよい」ナデナデ
男(俺のとはいえ、ダボダボのジャージは破壊力高いな…)ドキドキ
女「…えへへ」///
女「あたし、もう悩まないッス!変テコな病気でも乗りきってみせるッスよ!」
男「はははw男らしいなww」
女「もう男の子じゃないッス!」ガオー!
男「すみません!」
―女宅前―
女「じゃあ男くん、また明日ね」ヒラヒラ
男「おう、じゃあな」フリフリ
――――
女「あ!ジャージ…は今度かえそっ。……男くんの…」///
――――
男「あ、ジャージ…返してもらってないわ。…女の汗が…匂いが……何言ってやがる!女は…でも…」ブツブツ
――――
女「へくしょっ…風邪ひいたッスかな」ゾワゾワ
―深夜―
女「結局ジャージは洗わず着ちゃったッス…」ダボダボ
女「こ、これは…ちょっとやばいッス」///コスレル
女「うぅ…男くんの…ジャージ…」スーハースーハー…
女「………っ自分のにおいしかわからないッス!!しかも男臭い!!ガーン
女「………」
女「……」
女「…」
女「…zz」スヤスヤ
――――
男「まいった寝れない…」ギラギラ
男「こんな時間じゃジャージ返してなんて言えない…」モヤモヤ
男「女~…」ムラムラ
男「………あいつ…いい球投げやがったな」ヒダリテ
男「…!?俺は、俺はホモじゃないぞ!ホントだぞ!?」モゾモゾモゾモゾ
男「……オーケー、寝る」…zz
男「あら女さん、おはようございます」
女「…」ジー
男「女…さん?」
女「あぁ…男くんおはよう。今日もキミと1日を共にできるなんて感激だよ」
男「あ、ど、どもッス」
女「…手は繋いでくれないのか?」ミギテ
男「お、おう」//ギュッ
女「…」フフン
男(女がなんかおかしい!!!)ゴゴゴゴゴゴ…
―学校・朝礼前―
男「…」ジー
女「…」
男「…」ジーー
女「男くん」
男「ひゃい!」ガタッ
女「そんなに見つめないでくれ。キミに見つめられたら胸が苦しくて今にも抱きつきたくなってしまうだろ?」
男「そこまで!?」
女「そうだ、保健室へ行こう。世界が終わりを迎えるまで甘く愛し合おうじゃないか」ユラァ
男「女さん!いつもの女さんに戻って!」ガクブル
<ザワザワ…><オサカンネマッタク…><バクハツシロー!>
教師「男ー、女ー、スワレー」
―昼休み―
男「」グッタリ
男子「おい男、女さんどうしたんだよ?」
男「わかんね。朝からあの状態だった」グッタリ
男子「いつもの女さんもカワイくていいが、あれはあれでクールでカッコいいな!俺もあんな女性に迫られたいぜ…へへへ」デレッ
男「…やらねぇよ?」ヘヘヘジャネーヨ
男子「うっせぇよちくしょお!!」ブッコロスゾー!
俺「バクハツシロー!」バクハツシロー!
女「男くん」ツカツカ
男「ひゃい!」ガタッ
女「お昼だね。屋上へ行こうか」
男「お、おう。じ、じゃあ、いってくる」カチコチ
男子「固まりすぎだろwww」
俺「俺はいつもの女さんがいい」男子「!?」
―屋上―
女「さぁ、こっちにおいで男くん」ヒラヒラ
男「女…今日はどうしてしまったの!?普段のアナタはこんな子じゃないわ!」デデーン
女「…」
男「…」
女「」ポロポロ
男「!?」
女「…すまない男くん。キミには不快な思いをさせてしまったようだね」ポロポロ
男「べ、別にそんな訳じゃ…女「いや、いいんだ。わたしが甘えたことばかり言ってるからいけないんだ」スンスン
男「い、いやそんな…女「キミに嫌われては生きてはいけない」ガシャン
男「!!?」
男「!!!?止めろ女!!」
女「……ぇぐっ」ポロポロ
男「嫌いになんてならない!甘えたっていい!どんなお前でもって大好きだっ!だからフェンスは早く降りるんだ!!」
女「………ぐすっ」スタッ ストン
男「………」
女「」グスグス
女「………さぁ、お昼ご飯にしようか?」グシグシ ニコ//
男「おう」ニコッ
男(…根はやっぱり女だな)
<コレ、タベテミテクレ>
<オッ、イタダキー…ウメェ!>
<アイヲコメタカラナ>フフン
<ア、アリガトウゴザイマス>///
男子「…なんだよ、うまくいってるじゃねーかー」クスクス
俺「バクハ男子「うるせぇ!!」
<ダレダー!>
男子「やべっち!」
―夕方―
男「女、帰ろうぜー」
女「…あぁ、そうっすね」
男「お、女さん?」
女「…ふふふ、今日は楽しかったっす」
男「…おう」
女「大好きだよ、男くん…」/// ピシッ
男「あぁ」ヒラヒラ
女「………ぁぁぁぁぁぁ」
男「…?」
女「ぁぁぁぁああひゃああああああぁ!!!」/////
男「おい、女!?」
女「ムリ!ムリッス!!ムリムリムリ!!!恥ずかしくて直視できないッス!!」///
女「なんなんスかなんなんスかなんなんスかあれは!?」////
女「あれじゃ思ってること筒抜けじゃないッスか!!」//ヒヤアアアァ
男「女さーん、女さーん?」オドオド
女「!?さ、さーせん男くん!今日は先に帰るッス!!でわっ」ダダダダダダ…
男「……お、おうふ」
―夜・男宅―
男「今日の女…終始変わってたけど、なんか良かったな…」
男「…クールな女…ね」
♪ユメデモシーアエー ピッ
男「もしもし?」
女『お、男…こんばんはッス…』
男「おう、もう大丈夫なのか?」
女『はっきりいって全然良くないッスけど…もう終わった事ッスから…』ヒック…
男「そんなに思いつめなくてもいいだろ。こっちは気にしてないしな」
女『でも男くん…ガッチガチだったじゃないッスか…』エグエグ
男「…まさか全部覚えてるのか?」
女『覚えてるもなにも…あれはあたしッスからね』スンスン
女『あれが今日の症状だったみたいッス…。まさか性格が変わっちゃうなんて思わないッスよぉ…』
男「そうだったのか…」
男「でもスゴかったなぁw朝から手をつないでほしいとか、抱きしめたいとか、保健室で愛し女『ひやあああ!!やめてー!やめてくれー!ッス!』
男「昼間なんか飛び降りそうになったりなww」
女『あ、あれは…』グスン
男「でも何だかんだ言ってても女だなって、俺にはわかってたよ」
女『…』スンッ…
男「普段明るく振る舞ってても、心ではつらい思いをためこんでいたんだな」
女『あ、あれは…』
男「だから俺は……もっと女を愛する!」
女『ふぇっ!?』
男「今日みたいなことになっても!お前を泣かさないように!お前が!辛い思いをしないように!俺が!愛する!」ドキャ-ン!
女『男くん…』
男「女…」
女『ダメッス!男くん!そんな事言われたら嬉しくて、恥ずかしくて死んじゃうッス!!』
男「…ふぇ」
女『男くんを…ゴニョゴニョ愛…るの…たしもい、っし…ょ…だよ』
男「…」
女『とにかく!あたしとはいつものように接してほしいッス…』
女『それだけであたし、幸せッスから』エヘヘ
男「まぁ、そういうなら」フフッ
女『…後その言葉は、プロポーズの時までとっておいてほしいッスからねっ』
男「うっ…あぁ」///
女『…んじゃあ、今日は疲れちゃったから寝るッスね』
男「おう、じゃあまたな」
女『はい、またね』……プツッ
男「…参ったね、こりゃ」///
<バクハツシロー!>
クーデレになってたかはわからないけど、想定外の長文になってしまった…難しいね
着信は、頭よぎった歌が懐メロばっかりだったんだw
男「…」
女「…」
女2「…」
男女女2「!?」
男「女さん?」
女「はい?」
女2「はい?」
男「ちょwwwwww」
女「こ、こここ、これはアレッスか!?」
女2「どど、どドド、ドッペルゲンガー!?」
女「やだッスー!消えなくないッス~」エグエグ
女2「怖いっスよぉ~!」エグエグ
男(あ、ありのまま 今 起こっている事を話すぜ!『女が女と抱き合って泣いている、そう、つまり女が増えた』な…何を言ってry とりあえずコレだけは言っておこう)
男「なんじゃこりゃあ!!」ガビーン
女「男くんうるさいッス」
女2「男くんうるさいっス」
男「すみません」
男「女さん…こ、心なしか縮んでらっしゃいませんか?」
女「ふえっ?」
女2「ふえっ?」
女「…」
女2「…」
女「ホントッス!縮んでる!」
女2「ホントっス!縮んでる!」
男「wwwwww」
女「てかなんであたしがいるんスか!?」
女2「てかなんであたしがいるんスかぁ!?」
女「…」
女2「…」
女「」コクン
女2「」コクン
女「男くん」
男「あ、はい」
女「ちょっと席外してもらえないッスか?」
女2「あたしたちの大事な話があるっスから」
男「わかった、ごゆるりと…」ガチャッ バタン
―数分後―
女 <オトコクーン、ドウゾー>
ガチャッ…
男「どうだっ…た!?」
女「…」
女2「…」
女3「…」エヘヘ
男「…………増えとるがな!!」ガガビーン
男「さっきの数分の間に何があったんだ!?女さん!」
女「ハイ、説明するッス」バッ
男「はい女。どうなってるの?」
女2「はい、つまりあたしたちは女そのものっス」ビシッ
男「はい女。と…いうと?」
女3「ように分裂してるってことっすね」ドーン
男「えー?」チンプンカンプン
女「どうやら、もしあたしがケガしたら」
女2「あたしもケガするみたいっス」
女3「こんな感じであたしたちは繋がってるっす」
女「後、身長は分裂するぶん縮んでいくみたいッス」
男「はぁ~なるほど、すげぇな」パチパチ
女2「…そんな驚いてないっスね?」
男「前にも縮んだ事はあったけどなー。まさか増える症状とはな」テカソレショウジョウナノカ?
女3「どうしたらいいっすかねぇ?」ズイ
女2「男くんはどうしたいっスか?」ズズイ
女「…ッスか?」ドキドキ
男(…3人は破壊力ヤバいなwww)///
男「……まず、ご飯にしないか?」
女「あ」グー
女2「そういえば」クー
女3「お腹すいたっす」キュルキュル
男「よし、台所借りるぞ」キュッ
男「…気合いを入れたのは良かったが、女のお母さんがすでに作り置きしてくださってらっしゃいましたとさ」
女「さすがお母さん!」バッ
女2「こんな!」ビシッ
女3「時でも!」ドーン
女4「ぬかりないッす!」イェーイ
男「いぇーいwwww」モウツッコマネェゾ!
――――
女s「いただきまーす」
男「いただきます」
男「このチャーハン、納豆入りか!」ウメェ!
女2「お母さんは変わったもの作るの好きっスからね」パクパク
女4「この前は塩辛で混ぜご飯作ってたッす」モグモグ
女「なんでも混ぜりゃ良いってもんじゃないッスよ…」ムグムグ
女3「あれは生臭いイカご飯だったっす……」ゴックン
男「へー、そうなのかぁ」ワシワシ
男(一緒の顔でもって違いがあって面白いなコレwww)
―昼過ぎ―
男「ふぅ、人数多いと片づけが…」
女「とどかないッス~」ヨロヨロ
女2「こっちはまだお皿洗われてないっスよぉ…あっ!」カチャカチャ…パリーン!
女3「ちょ!誰っすかお水こぼしたの!」フキフキ
女4「お、男く~ん…」ビショビショグスグス
女5「えっご飯終わってた?」オロオロ
男「終わらないっ!」
男「大家族かなのか!?または幼稚園なのか!?」
男「こりゃ今までにない、かなりしんどい症状だな…」オモニオレガシンドイ…
女s「男くーん!」ヨロガチャフキビショ
男「はーい!」ゼェゼェ
―夕方―
男「…今、女たちは疲れて寝ています」コソコソ
女2「…すぅ…すぅ」スヤスヤ
女4「…でっかい…シュークリーム…」エヘヘ
女「…それ…あたしのシュークリームッス…」ムニャムニャ
女3「…エクレアはいただいたっす…」クークー
女5「…ちょ、ずるいッス…」ムーンムーン
男「………」
男「…かわいいなぁ」///デレッ
女6「…男くん」チョンチョン
男「っ!女…起きて、いや、分裂したのか」ヒソヒソ
女6「いや、まさかこんな事になるなんて思わなかったよ」
男「俺だって今更だがビックリだ」
女6「小さくなって増え続けて、男くんにはたくさん迷惑かけちゃったかな?」
男「まぁ、女が6人になろうが60人になろうが迷惑だなんで思わないさ」ナデナデ
女6「本当、キミには感謝しきれないよ」ニコ
男「お前…」
女6「そろそろ時間だね」
男「そうだな」
女6「ちゃんと戻れるのかな」
男「さぁね…」
女s「!?」ドクン
男「女!?」
女「…うっ!ぐあっ!」グリグリ
女2「あぁあ!」グリグリ
女3「うぐぐぐ…」グリグリ
女4「あうう…」グリグリ
女5「くうぅ…!」グリグリ
女6「っ!…はぁはぁ」グリグリ
男「…」
女「ううぅ…」ドックン…ドックン…
女「…」ハァハァ…
男「…」
女「おと…こくん…」ギュ
男「…あぁ、お疲れ様」ナデナデ
女「すごく…疲れたッス…」
男「6人分だからな」ナデナデ
女「でも、悪くなかったッスよ」
男「あぁ」
女「…やっぱり男くんにはかなわないッスね」
男「何言って……!」
チュ…
女「」
男「」
…プハッ
女「………お礼ッス」
男「…ありがとう」
女「………6人分のファーストキスッスよ」///
男「確かに受け取ったよ」ギュッ
女「はい…」
寝ます、お疲れ様です
―朝―
女「…」トコトコ
女「…」チラッ
女「……」トコトコトコ
女「……」チラッ
女「………男くん、来ないッスね…」
―学校―
キーンコーン
女「…遅いッスね男くん」チャイムナッチャッタッス
男子「おはようさん女さん…あれ、男は?」
女「おはよございまッス。今日は一緒じゃないっスよ」ヒラヒラ
男子「へー、珍しいな」
女「はい…どうしたんだろう」
ガラッ
教師「スワレー」ノシノシ
教師「えー、今日は男は風邪で欠席です」シュッセキトルゾー
女「なんと」
―男宅―
男「あ~…」
ピピッピピッ
男「……38.8℃」
男「……参った」ハァ…
男「女……大丈夫だろうか…」ウツラウツラ
男「………zzz」スースー
――――
ドタドタドタ バタン!
男子「男!大変だ!!」ハァハァ
男「…!どうした!?」
男子「女が授業中に倒れた!」
男「な…にぃ!?どこだ!?」
男子「タクシー用意してあるから早く行くぞ!」
男「…ちくしょう!」ドタドタ
―病院・治療室―
ザワザワザワ…
<センセイ!シュッケツガトマリマセン!>
<ユケツノホジュウハマダカ!>
<キズグチガマタフエマシタ!>
<イッタイドウナッテルンダ!>
男「女!女ー!!」
男「女………!」
女「」ピッ…ピッ…
男「……」
治療室の中には、頭の先から爪先まで包帯が巻かれた女が横たわっていた。
男子から話を聞くと、午前中に軽く指を切ってしまったらしい。その時は小さな傷口だったそうだが、出血が止まらず、次第に傷口は広がっていった。それが発端なのかはわからないが傷口が身体中に現れ、そのまま出血で倒れたそうだ。
未だに出血は止まらない女の周囲には、医師と看護師がせわしなく駆け回り治療を施している。
女の包帯は真っ赤に染まっていく。1人の医師が血塗れになりながらも女の傷口を縫い合わせているが、それでも出血が止まらない。
俺の隣にいる女の母が下唇を噛んで見守っている。その口元には血が伝っていた。俺は見ていられなかった。
いつか訪れるであろう結末。
幼少の頃から一緒だった女。俺は毎日、今日の症状で死んでしまうのではないかという不安をいつも心の隅に置いてきたが、よりによって俺が傍にいないうちに…一声も聴けないまま離ればなれになってしまうのだろうか。
俺は女を愛している。変わった話し方が、怒った顔が、微笑みが、真っ直ぐな瞳が、白い肌が、その声が、病気も含めて全て。しかし俺は、今、この病気が憎い!ぶつけようの無い怒りと悲しみで俺は叫んだ。
男「どうしてお前だけが苦しまなきゃいけないんだ!女が何をしたというんだ!頼む!助けて神様!女を救ってくれ!!」
現実は非情である。女の容態は急変、辺りは一層騒がしくなり、女を縫い合わせ続けた医師はぐったりと膝を着く。女の母は壁を殴りつけ嗚咽をあげている。
俺は目の前が真っ暗になった。
――――
―夕方―
……クン
…コクン!
オトコクン!
男「っ!!!」ガバッ
女「だ、大丈夫ッスか?うなされてたッスよ?」オロオロ
男「…」ハァハァ…
女「…?」コクン?
男「…………ごめん、ちょっとだけ」ギュッ
女「ひょあ!…お、男くん?」
男「……っ」グスッ
女「…………」ナデナデ
女「日のあるうちは動きたくない」
男「いいから外でろ」
女「もうなんか病院行ったら病名くれるんじゃないかな」
男「ねーよ」
女「でも日が落ちてやってる病院ないんだよなあ」
男「そーね」
男「お前あれ? 吸血鬼とかそういうの?」
女「うんにゃ。ただの超モヤシっ子」
男「ほれ十字架」
女「ぎゃあ!」
男「……」
女「うそうそ冗談」
男「…まあいいけどさ」
女「太陽に当たらなくても辛いし、吸血鬼なんかよりハイパー虚弱だよ」
女「もう極圏にひっこしたい」
男「極夜はいいけど白夜はどうすんだよ」
女「冬眠」
男「はあ」
女「そのときは添い寝してくれるとうれしいな」
女「えぇ?…あたしが学校で倒れて死んじゃう夢ッスか?」
男「…あぁ」グシグシ
女「…っふふwwwあははははっwww」
男「ぐぅ……!」///
女「もーっ、心配したのはあたしだっておんなじッスよぉw」クスクス
男「…なんでだよ」ムスッ
女「あはは…。だって男くんが風邪で休むんだもん」
女「いつもはあたしが休んじゃって、そこに男が駆けつけてくれるッスけど」
男「…ま、まぁな」
女「夕方になっちゃったけど男くんちに来てみたら汗だくでうなされてるんスもの…ビックリしたッスよ」
男「う、うん、すまなかった」
女「まさかあたしの夢でうなされてるなんて…少しショックッス…」ショボン
男「……」
女「…でも心配しないでほしいッス」ニコッ
男「え?」
女「あたしは死なないッスよ。男くんを残してなんか逝かないッス!それに、あたしは心臓が止まったって夜には生き返る…いわば不死鳥ッス!!」シャララーン
男「…っぶwあはっはっはっはっwww」
女「~~~っ」///
女「我ながら恥ずかしい事言っちゃったッス…」カオガアツイ///
男「そっか…ありがとう、おん…な?…!」
男「どうしたんだその指!」ガバッ
女「ひ、ひょあぁ!?こ、これッスか?」
女「午前中ちょっとケガしちゃっただけッスよぉ。さっきまで血が止まらなかったッスけど、もう治ったッスね」ペリペリ
男「………」ゾー
女「じゃ、ちょっとお粥作って…ひゃあ!?」グラッ
男「ま、待ってくれ!俺も行く!!」ガシッ
女「もう血が出ても大丈夫ッスよ?」
男「お願いだ…」エグエグ
女「…もぅ、しかたないッスねぇ」///ヨシヨシ
別な方が書いたって構わない。それが新ジャンルさ!
男「♪」
<ゴゴゴゴ…
男「♪」
<ゴゴゴゴゴゴ…
男「…♪」
<ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
男「……」ピタッ
<…
男「…………」ドドドドド…
男「…だーるーまーさんがー…」
男「転んだ!」サッ
<…
男「…」フゥ…
<ザッ!ガバッ!
男「!!!!!?」ドサッ
男「ひょあああああぁ!!!」
<ちょっと待ってッス!
男「ひょああああぁ!!透明人間だぁあぁ!!」ブンブン
<お、落ち着いてほしいッス!
男「ひいぃぃぃ!!」ガクブル
<……うるさいッス男くん!ガオー
男「すみません…」ハッ
男「…お、女さん、ですか…?」
<そうッスよ!服しか着てないけど女ッス!
男「えーーーー!?」
男「女…どうして透明人間なんかになってしまったの…」メソメソ
女<これが今日の症状ッスよ…
女<朝起きたらすでにインビジブルだったッス
男「アンビリーバボー…」
男「てか、服だけ浮いてちゃマズいだろ!」
女<全裸で歩けるわけないじゃないッスか!!
男「全裸で歩けるわけ!…ないよな…」///
女<想像して赤くならないでほしいッス!えっち!
―女宅―
男「しかし…服以外ぜんぜん見えないのなー」ジロジロ
女<あ、あんまり見つめないでほしいッス…///
男「照れてもわっかんないよ…」
女<うぅ…
男「せっかく透明人間になったのにつまんねーなー」ソワソワ
女<これはあくまでも病気なんスけどね…
男「うぅむ………」ハッ!
女<!ゾワッ
男「女、服、脱いでくれ」ニコッ
女<………
男「」キラキラ
女<デュクシ!
男「ごばぁっ!」ボゴン
女<バカバカバカ!スケベ!!えっち!!!
男「ず、ずびばぜん…」ボロッ
男(見えないパンチとか…卑怯だろ…)ジンジン
女<……
男「……許してください」ドゲザー
女<……
男「……」
女<……なら、勝負ッス
男「へっ?」
女<許してほしかったら、かくれんぼで勝負…するッス スルスル…パサッ
男「え、ちょ、女さん!?」
女<捕まえれなかったら…お別れ会ッスからね。制限時間は夕方まで
男「おい、待ってくれ!おい!」
女< タタタ… ガチャ バタン
男「…大変な事になってしまった…」
―女宅・キッチン―
男「透明人間になったところをすみずみまで見てみたかっただけなのに…やっちまった…」グスグス
男「てか!完璧に見えないのに見つけられるわけないだろー!」
男「………でも、探さなければ」
男「お別れ会なんかしたくなぃい!!」オロオロ
女<……
―女宅・玄関―
男「まさか…外に出たりしてないよな…?」ガチャガチャ
男「…鍵は閉めてあるな」
男「………」
男「女くん!!キミは完全に包囲されている!」ドーン
シーン
男「……」
男「絶対捕まえてやる…!」グシッ
女<……
―トイレ―
男「女!」コンコン ガチャ
男「…いない」バタン
―居間―
男「女さーん?」ウロウロ ペタペタ
男「…いないのかっ」スタスタ
―風呂場―
男「女ちゃん!」コンコン ガラガラ
男「……」ガラガラ
男「女…どこなんだ…」
女<……
―階段―
男「下にはいないみたいだ…」トットット
男「まさか二階にいたりするんだろうか…」トットット
男「……」ピタッ
男「……」
男「だーるーまーさんがー…」
男「転んだ!!」クルッ
シーン
男「…」トットット
女<……
―女母の部屋―
男「…失礼しまーす」コンコン ガチャ
男「…」キョロキョロ
男「さすがにここにはいないみたいだ…」ガチャン
―ベランダ―
男「ベランダかぁ」ガラガラ
男「…」キョロキョロ
男「…!」
男「こ、これは…!」
男「女のパンツ!」ミズタマ
<…ビュ!
男「!いってぇ!」ガチッ コロコロ…
男「………ビー玉?」チイサイタンコブデキタ…
男「…っは!女!」
男「近くに…いるのか?」
女<……
―女の部屋―
男「…」コンコン ガチャ
男「近くにいるみたいなんだが…見当たらない」キョロキョロ
男「…だいぶ暗くなってきたな」
男「……」
男「すーぅ…」
男「…はぁー」
女<……?
男「………だーるーまーさんがぁ…」
男「…………転んだあ!!」クルッガバーッ!
女<!!!?グワッ
女<ひょああぁ!!!!バターン
男「お、女!?」
女<い、いつからわかってたンスか!!?
男「い、いや、集中して最終手段を実行した…んだ」ムニムニ
女<……
男「……」
女<…………ボヤァ グスッ
男「お、女さん………!?」アワワワ
女「……負けちゃったッス」
男「…え?」
女「夕方までに捕まっちゃったから…男くんの勝ちッス」グスグス…
男「あ、あぁ…」
女「あたし…じつは後悔してたッス…」
女「こんなゲームで、捕まえられなかったらお別れだなんて…」
女「あんなこと言っちゃって、男くんが捕まえてくれなかったらどうしようって…」ウルウル
男「…」
女「でも、男くんは見つけてくれたッス」グシグシ
男「女…」
女「……あたし、やっぱり男くんが大好きッス」ギュッ
男「!女…、あたってる…」
女「あててるんスよ…」
男「お、おぃ…」ドキドキ
女「どんな事になっても離れないように」
女「…このままあたしを、男くんのモノにしてほしいな…?」
男「いいのか…?」
女「うん、初めてだから…優しくしてほしいな…ッス」
男「女…」
女「男くん…」
俺達は口付けを交わした。以前交わしたソフトなモノではなく、いわば大人のキスとやらを。
女の髪の匂い、肌の感触、唇の柔らかさ、舌の弾力。馴れない行為におぼつきながらも俺達はむさぼりあった。癖になりそうな脳の痺れに、女も感じているみたいで、小さな声をあげている。半ば強引に口を引き離す。そして俺は切なそうに見上げている女の一糸纏わぬ肌を手に掛け…
女母「たっだいまぁ!」ドーン ウイ~ヒック
男「!!」
女「!!」
…させてくれなかった!チックショウ!
―夜・帰り道―
女「…」トコトコ
男「…」スタスタ
女「…」チラッ
男「…」チラッ
女「うぅ…」///
男「くっ…」///
男「…女のお母さん、酔ってたな」
女「えっ、あ、うん…」
女(お母さんめ~!あたしの覚悟が発破したッス…男くんとどう接すればいいかわからないッス!)シクシク
男(女の母さんにwww見られたwww俺wwwもうwwwお婿にwww行けないwww)
女「…」チラッ
男「…」チラッ
女「…」///
男「…ははは」///
男「…」スタスタ
女「…」トコトコ
男「…この辺でいいよ」
女「あ、うん…」
男「…」ポリポリ
女「…」モジモジ
男「この埋め合わせは…」
女「!」
男「から女「身体で払うッス!」
女「…」カーッ
男「……えっち」
女「!…じ、じゃああげないッスからね!」ガオー
男「じょ、冗談だって~!!」
<ユルシテー><シラナイッス!><ギャーギャー>
<バクハツシロー!>
このギリギリ感が…(´▽`)
―雨降り―
シトシト…
女「…」ペラッ
女「…」
女「…」ペラッ
女「…」
女「なんて書いてあるかわからないッス…!」
女「…あ、あれぇ?」ペラッ ペラッ
女「昨日読みかけてた本のはずなんスけど」アセアセ
女「これ…日本語だったッスよね?」ペラッ
♪アィシテールーノヒービーキーダァケ ピッ
女「この着信は男くんからのメールッス…」
女「…」カコカコ
女「………」
女「やっぱり読めないッス!!」
女「これは厄介ッスね…」
男【ご機嫌よう。今日は体の方は大丈夫か?】
女「…これはやばいッス。返信しようにも文が理解できないッス!」
女「とりあえず、字が読めない事を伝えないと…」カコカコ
女【こんにちは、きょうはじかよめないひみたいです】
女「よし」ピッ ティロン
……アィシテールーノヒービーキー ピッ
男【また何とも厄介な…。どれくらいわかんないんだ?(-"-;)】
女「うぅ…読めないッスよ……あ、顔文字はわかるッス!」
女「そうだ!電話で………電話帳が読めないッス…」カコカコ
女【もじはまったくよむないです。できれぱでんわにしてほしいな】
ピッ ティロン
女「ふぅ」
♪コッゴーエーソーナー ピッ
女「もしもし?」
男『やぁやぁ、なになに?今日は字が読めないんだって?』
女「そうなんスよぉ…」
男『今暇だからそっち行こうか?』
女「それは嬉しいッスけど…」
ザー バチバチバチ
男『雨…すげぇな…』
女「ありがとう、男くピカッ!ドゴーン!!
男『うわー…すげー雷…』
女「……ひっ」
男『どうした女!?』
女「…かかか、雷…怖いッス!」エグエグ
男『まぁ、確かにこの辺は雷なんて鳴らないからな…』
ピシャッ!ゴロゴロゴロ…
女「ひょあぁ!うぅ…」グスグス
男『…やっぱりそっち行こうか?』オロオロ
女「…だ、大丈夫ッス」グシグシ
女「これくらい我慢しなきゃ、男くんの隣にはいられないッスから!」
男『おいおい…』テレテレ
女「っ!」///
男『女…俺はうれしピシャッ! ズゴゴーン!
女「ひっ!ひゃあああぁ!やっぱり怖いッスぅ~!!」ガクブル
男『…今から行くわ』オチツケ
女「面目ないっス…」エグエグ
―数分後―
―ピンポーン!
女「…はぁい」ガチャッ
男「よっ」
女「…ごめんね男」ジワァ
男「まぁ、誰にだって苦手なモノくらいあるさ」ナデナデ
女「…」グシグシ
女「と、とりあえずあがってッス」ドーゾー
男「あ、ちょっと待って」
女「え?」
男「靴がな」ユビサシ ビッチョリ
女「…ごめんね、こっちで乾かしてってッス」
―女宅・女の部屋―
男「ふぃ~、にしてもすごい雨だな」
女「…そうっすね」チラッ
男「これは春が近いってやつかな」
女「…そうっすね」チラチラッ
男「…雷気にしすぎだろ」フフフ
女「…だって……!」ピカッ
女「………」
女「っひゃ…」ゴロゴロ…
女「男くん…」ヒーン
男「よしよし」
男(だいぶ遠のいてきてるな。…それにしても女怖がり過ぎだwww)
男「…ほら、こっちおいで」ヒザポンポン
女「お邪魔するッス…」ノコノコ ギュ
男「…おうふ」
女「お、重かったっすか?」
男「い、いや」
男(うわはははw柔らかいwww良い匂いwww)
男「って俺は変態か!」ガビーン
女「だ、大丈夫ッスか?」アタマガ
男「え?あ、おう」ハハハ
女「いやらしい事考えたッスね…?」ジトッ
男「ドキッ!なぜばれた!」
男(いや、そんなことないぜ?)ハハハ
女「声が表裏逆ッスよw」
女「どうせなら今日が音が聞こえないだと良かったのに!」ブー!
男「そう都合良くいかないわな」
女「でもそのお陰で男くんと会えたんスけどね」エヘヘ
男「……お前、最近ズルいよな」グシャグシャ
女「へ?え?」
―夕方―
男(だいぶ暗くなったな。そろそろ帰らないと)アメ、アガッタナ
男「…」
女「…」クー…クー…
男「…」ススス
女「……ん」…スースー
男「…ふふっ」カキカキ
男「またな、女」コソコソ
男「…おっと靴靴」コソコソ
ガチャ …カチャン
女「…」ボヤァ
女母「おはようさん」トントン
女「…お母さん…おかえり」
女母「今日のはすごい雨だったねぇ!お母さん、雷でひっくり返ったよ」ハッハッハ
女「……雷、あ!男くん!」
女母「なんだい、男くんが来てたのか?また2人っきりでチュッチュしてたんだろう?」ニヤニヤ
女「き、今日はしてないッス!!」
女母「あらあら」マアマアウフフ
女「………」///ムスッ
女「…ん?メモ?」ピラッ
【だいぶ暗くなってたのですが、気持ちよさそうに寝てたので起こさず帰ります、ごめんな 男 ps.この時間なら字もわかるでしょう。寝顔ごちそうさまでした】
女「…ありがとうッス、男くん」女母「なんて?」
女「…なんでもないッスよ」///
女母「そっ」ニカッ
女母(わかりやすいな)
絶対額に『肉』だと思ったのに
置き手紙か…(;-o-)フゥ
書き続けてる内に考えが崩壊してきたぜ…
支援、アイデア提供感謝します
とりあえずやれるだけやる!
男「ねぇ女さん?」スタスタ
女「なにッスか?」ヒョッコヒョッコ
男「今日は暖かいです」スタスタ
女「はい。快晴でぽっかぽかッス」ヒョッコヒョッコ
男「俺達はお散歩に出かけています」スタスタ
女「絶好のお散歩日和ッスねっ」ヒョッコヒョッコ
男「なぜでしょう。周りの目が痛いです」スタスタ
女「気にしたら負けッスよ」ヒョッコヒョッコ
男「あと少し動きにくいです」スタスタ
女「…男くんは、嫌ッスか?」ヒョッコヒョッコ
男「嫌じゃないけど…」スタスタ
男「女さん、くっつき過ぎだ」スタスタ///
女「お散歩行きたいって言ったのは男くんなんスよ?」ギュー
男「だからってそんなにしがみつかれると恥ずかしいんだが…」ググッ
女「しょうがないッス。今日は体の感触が無くてうまくバランスがとれないンスから」ギュー-
男「ムリして出掛けなくても良かったんだぞ?」
女「いや!感触が無くたって動けない訳じゃないッス!」ギュー--
男「ううむ…だがしかし」
女「…迷惑だったッスか?」ウルッ
男「女!どこに行きたい?男くんどこにでも連れてっちゃうぞ~」ニコニコ
女「えへへ、サーセン男くん」フニャ
女「そうッスねぇ」ウーン
女「じゃあ、まずあのコンビニに行きたいッス」ユビサシ
男「へ?コンビニでいいのか?」
女「ふふふ、まずはッスよ」
男「なるほどね。お供しますよ、お嬢さん?」
女「うむ、くるしゅうないッス!」
男「それお姫さまや」
―コンビニ―
女「よっと」ヨタヨタ
男「お、離れても大丈夫なのか?」
女「男くん…こんな所でくっついてたら恥ずかしいッス!」キリッ
男「wwwこの子おもしれぇwww」
女「笑いすぎッス!」ガオー
女「お…おとと」ヨロヨロ
男「おっと」ガシッ
男「やっぱり着いてなきゃダメっぽいな」
女「はい…じゃあお願いしますッス」ミギテ
男「はいよ」ギュッ
店員(よそでやってくれ!)バクハツシロー!
店員「ありあっしたぁ」バクハツシロー!
男「何を買ったんだ?」
女「お茶とメロンパンとチョコレートッス」ギュー
男「腹ごしらえか?」
女「ううん、おやつッスよ。お散歩行くならおやつが必要ッス!」
男「おやつは500円までよー」
女「遠足じゃないから関係ないっスよー。」イー
女「それでも500円以内ッスからぬかりはないっス!」
男「そっかwで、お次はどちらへ向かいますか?」
女「実はッスね、とっておきの場所があるっス」
男「ほぉ」
女「案内するんで、連れてってほしいッス」
男「了解」ギュッ
―公園―
男「ここは…いつもの公園だな」
男「天気がいいから人が多いな」
女「ふっふっふっ、目的はここじゃないッス」
女「とりあえずあそこまで行こうッス」ユビサシ
男「木?」
―木の前―
男「木の裏にこんな抜け道が…!」
女「お母さんが昔、偶然見つけた秘密の場所があるらしいッス」
男「なんと」
女「話に聞いただけだったスけど、ホントだったンスね…」ワクワク
女「さぁ男くん!進むッス!」ギュー-
男「おー」
―獣道―
男「けっこうキツいな」ザックザック
女「大丈夫ッスか男くん?」アセフキフキ
男「道も狭いし掴まってる女も危険だな……よし女、おぶされ」シャガミ
女「え、そんな…大丈夫ッスよ」オロオロ
男「なぁに、これくらい出来なきゃ男が廃る」キリッ
女「う、うぅ」
男「ほら」クイッ
女「…じゃあ」ノシッ
男「よっ」グアッ
男「じゃあ進むぞー」ザックザック
女「…」ギュ
男「ぼちぼち進んだはずだと思うんだがなぁ」ザックザック
女「大丈夫ッスか?道も広くなったから降ろしてもいいんスよ?」
男「いや、今日は歩きにくい体なんだから。無茶はいかん」ザックザック
女「サーセン…」
女(男くんの背中…以外と大きいッスね…。でも今日は感触がわからないから悔しいッス)
男「………お、なんだあそこ」ザックザック
そこは、ぽっかりと開いた土地に色とりどりの花が咲き、中央には寝っ転がれる位の平たい岩があった。辺りは木洩れ日が差し込み、草花の香りで満ち溢れていた。
男「…おぉ、すげぇ」
女「男くん、ありがとう、もう下ろして貰っても大丈夫ッス」
男「あぁ」スルスル
女「よっと」ペタン
女「ひゃー、辺り一面キレイなお花畑ッスね!」パアァ
女「…うーんいい匂いッス~」ノビー
男「これが女の母さんが行ってた秘密の場所かぁ。こりゃ秘密にしたくなるな」
女「男くん!おやつにしようッス」ヒラヒラ
男「おう」
女「ふーんふーん♪」バリバリ サクッ
女「はい、半分こっす」っメロンパン
男「あぁ、サンキュー」
女「♪」モグモグ
男「…」ワシワシ
女「………あー」ゴクゴク
男「おばあちゃんかよww」
女「ぐ、お、おいしかったからッス!」///
男「まぁ、そうなるわなぁ」モグモグ
男「お茶を一口頂戴」
女「はい」っお茶
男「悪い」ゴクッ
女「…」
男「…ん?」
女「これはいわゆる間接キスッスかね?」ニヘヘ
男「そうだな」
男「てか、俺達はもう直接キスまでしちゃっただろ?」プニプニ
女「そ、そうだったッス…」///
男「…なんなら、やっちゃう?」
女「へ?」ドキッ
男「直接キス」ズイッ
女「あ、あ、うん…」///
男「」チュ
女「…!」
男「…どうした?」
女「そういえば今日は感触が無いのを忘れてたッス…」オロローン
男「…う、残念だな」アセ
女「……あ」
男「お?」
女「チョコレートがあったッス」男「買ってあったな。どうするんだ?」
女「……」
女「…じゃあまずこれを男が食べるッス」パキッパキッ ハイ
男「うん」モグモグ
女「そして…こうするッス!」カプッ
男「!!」
女「」チュ…レロッ…ピチュッ…レロッ…チュバッ…
男「」アウアウアウ
女「……っぷはぁ」ツー
男「」ツー
女「…甘いッスね」///
男「」
女「男くん?」ユサユサ
男「」……ハッ
男「女っ!ちょっ!今の…!…えぇ!?」バクバク
女「感触がわかんないッスから、チョコの甘さで感じてたッス…」ドキドキ
女「は、恥ずかしかったけど…なんだか嬉しいッス」エヘヘ
男「…俺」
女「?」
男「さっきの良くわかんなかったから、もう一度やってみてくれないか…?」
女「………」パキッパキッ
男「…」モグモグ
女「」カプッ
――――
男「」レロレル…ッチュ
女「んん…」チュバッ…
「っぷはぁ」ヌチャァ…
男「…はぁ」
女「…ふぁ」ハァハァ
男「…チョコレート、全部食べちまったな」
女「はい…」
男「口の周りがネバネバだ」
女「……ハンカチ…持ってたッス…」
男「……」ガシッ
女「うぁ…」グイッ
男「………続き、どうする?」
女「…」ハァハァ
男「…」
女「…」ハァハァ
女「…止めておこう?」
男「…」
女「今日は…感覚が無いッスから。悔しいッス」
男「…そうだな」
女「サーセン…」グシッ
男「ま、外でなんて出来ないしな」ハンカチ
女「!…ん…ぶ…」ゴシゴシ
男「…」ゴシゴシ
男「…」パタパタ
男「ハンカチ、どうする?」
女「あ…あたしが洗うッス」スッ
男「…気づいたら夕方だな」
男「立てるか?」
女「はい、大丈夫ッス…!おとと」ヨロヨロ
男「お」ガシッ
女「あ」
男「どうした?」
女「握られてる感触があるっス!」ニギニギ
男「そうか、治ったようだな」ニコリ
男「じゃあ、くっついて帰りましょうか?」ミギウデ
女「はい!男くん!」ギュー--ッ!
<オット、ヤッパリアルキニクイナ><デモ、ゼッタイハナレナイッスカラネ!><アァ、ハナサナイサ>
<バクハツシロー!>
男「」スタスタ
ワン
男「」スタスタ
ワンワン
男「」スタスタ
キャンキャン!トコトコ
男「…?犬?」
キャン!キャン!
男「どうしたお犬様、ご主人様はどうした?」ワシワシ
ク~ン… スリスリ
男「おやおや、懐かれてしまった。いやいやダメダメ!お兄さんは忙しいから、ちゃんとご主人様の所に戻れよ?」ナデナデ
…ワン!
――――
男「…」スタスタ
トコトコチラッ トコトコトコチラッ
男(…な~んか)
トコトコチラッ トコトコヨロチラッ
男(な~んか変わった犬だな…)
トコトコ ワン! フリフリ
男(…この感じ…似てる)ゴゴゴゴ…
タタッ ノシッ キャンキャン ハッハッ
男(…)ナデナデ
キュンキュン
男「…」
ハッハッ フリフリ
男「女…さん?」
キャンキャン!キャンキャンキャンキャン!ブンブン!
男「え、え~…」
ワンワン!キャンキャンキャン!ブンブン
男「…」
キャンキャンキャンキャン!ブンブン
男「まて!」フリーズ!
…
男「お手!」ミギテ
サッ ポン
男「おかわり」!ヒダリテ
サッ ポン ブンブン
男「4+3は?」
ワンワンワンワンワンワンワン!
男「……チンチン!」
ピクッ …ガオー
男「マジか」
男「…小柄な体格…白い毛並み…従順な瞳…ガオー…」
フリフリ
男「もし女なら3回まわってワンしてくれ」
クルクルクル ワン!
男「女!!どうしてお犬様なんかになっちゃったの!?」ガビーン
ワン!ワンワンワン!
男「ほう、ほうほう。なるほど!わからん!!」
クゥ-ン…
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『犬耳が生えた女の子を
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 想像していたら犬だった』
|リ u' } ,ノ _,!v,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ ilレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} v:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7't'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙t´ '"´ /::::/-‐ \ 催眠術だとか超スピードだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
男「これが女だとすれば、今日は夕方までお犬様のままか…」
ワン ク-ンクーン
男「よしよし、大丈夫だ。俺がついててやるさ」ワシワシ
ワン!ワン!ペロペロ
男「うわははは、くすぐったいよ」フフフ
ペロペロペロペロ!
男「ちょ、女さペロペロ!ペロペロペロ!
男「う…」ハアハア
ペロペロペロペロペロペロ!
男「…しずまれぃ!」
キューン キューン
<ヒソヒソ><イヌアイテニドナッチャッテルヨ…><ママーコワーイ><バクハツノヨカン!>
男「……俺んち行こうか」
…キャンキャン!
―男宅―
男「…女、静かにな」ソロー
…バフッ
カチャ バタン
男「…」コソコソ
トトトト
カチャ パタン
男「…ふー」
…フー
男「ま、誰もいないんだけどなwww」
ワンワン!
男「か、軽いジョークだって」
グルグル…
男「夕方までまだ少し時間があるな」
…ソウッスネ
男「うーん」
…クーン
男「…ん?」
…ヘ?
男「お、おい喋ったか女…?」
…ヘ? アグアグ アーアー ワ、ハナセルッス!
男「なんと」
デモ、カラダガイヌノママ…モコモコ
男「どうした女!?」
カ、カラダガアツイッス ウゥ…モコモコモコ!
男「…!」
女?「あああああぁ…」モコモコモコ…
男「うわああぁ!」
女?「………ひあっ!」ビクッ
女?「も、戻ったッスか?」ピコピコ
男「…」パクパク ユビサシ
女?「わふっ?」ピコピコ パタパタ女?「わ!しっぽ!?」ブンブン
男「い、いや耳もついてる…」アタマ
女?「え、え」ポンポン ピコピコ
女?「な、なな、なんじゃこりゃ~ッス!」
男「い、犬女だー!」ガビーン
きたか…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
犬女「い、犬女ってなんスかぁ!」グル゙ル…
男「すみません!」
犬女「か、鏡!鏡貸してほしいッス!」パタパタ
男「えーと…はい」っ鏡
犬女「」グイッ
犬女「…」ピコピコ
犬女「…」ムニムニ
犬女「…いっ」グニィ
犬女「…」
男「…」
犬女「わお」
男「わお」
男「と、とりあえず、今この現状を整理しよう」
犬女「はい…」
犬女「体は人間に戻ってるッスけど…」モゾモゾ
男「…」ゴクリ
犬女「うまい具合に耳と尻尾とヒゲが残ってるッス!」ピコピコ ブンブン
男「あ、あぁ…」チラッ
男(なんだなんなんだなんなんですかぁ!?ただでさえ愛しい女さんが…犬っ娘になっちゃっいましたよぉ!?これ、俺を殺しに来ちゃってますよねぇ!!?)
犬女「だからって犬女ってネーミングはひどいッスよぉ…」エグエグ ペタン フリ…フリ…
男「…!」プツン
男「……か」
女「?」ピコッ
男「…かっわうぇええい!」ガバー
女「ひ、ひょあああぁ!」///ブンブンブンブン
犬女「お、男くん…いきなり抱きつかないでほしいッス…」ブンブンブンブン
男「ホントは嬉しいクセに何言っちゃってるんだ?」ニヤニヤ
犬女「べ、別に喜んでないッス!」ブンブンブンブン
男「…隠しきれてないぞ」シッポニギニギ
犬女「っあ!そんなつもりじゃ…」フリフリフリフリ
男「女は…ホントかわいいよな」ハナチョンチョン
犬女「わ、わふぅ…」///ブンブンブンブン!
男「…」ギュー
犬女「…」パタパタパタ
男「…」ハナレル
犬女「…あ」ペタ-ン
男「…」ギュー--
女「…」 ブンブンブンブン
男(おもしれぇwww)
犬女「男くん…」ジッ
男「は、はい」ドキッ
犬女「…も、もっとなでてください!」
男「へ?」
犬女「なんだか…なんだかむしょうに、男くんと…男くんを…!」
犬女「う~!ワンワン!」ダイブ!
男「おわぁ!!」ドテン
犬女「あははっ、男くんっていい匂い!」クンカクンカ
犬女「いい匂いの男くんを噛んじゃう!」カミカミ
男「ちょ!うわっ、落ちつ犬女「あはははは!」
犬女「ほらほら、いいこいいこして?して?」グリグリ
男「ま、まって、苦しい…」
犬女「あうあう…ごめんね?ごめんね?」フセッ
犬女「おこってる?おこっちゃやだよ?」キューンキューン
男「…怒ってないけどさ…」ゲホゲホ
犬女「じゃああたしのこときらい?きらいになっちゃうの?」エグエグ
犬女「ごめんね?あたし何でもゆうこときくよ?」コロン フクジュウノポーズ
男「…!」ミエタ!
男「女…」ドキドキ
犬女「男くん…」フリフリ
犬女「……あ」コテン
男「ど、どうした女!?」
犬女「う…う…」グググ…
男「耳と尻尾が…引っ込んだ」
女「…………」プツンプツン
男「ヒゲが抜けて…」
女「…………」スー
男「犬女が女に戻った…」
男「っ!だ、大丈夫か!?おい!?」ペシペシ
女「あ…ぐっ……あれ…?ここは、どこッスか…?」
男「俺んちだ」モウフマキマキ
女「なんだか、頭とお尻がいたいッス…きゃっ!あたしどうして裸なんスか!?」ババッ
男「…今日の事、覚えてないのか?」
女「一体何のことかわからないッス…」
男「そうか…」
男(今日の事は黙っておいた方が良さそうだな)
男「…はい、とりあえずこれ着て」っジャージ
女「あ、サーセン…ありがとうッス」
―帰り道―
男「…」スタスタ
女「…」トコトコ
男「あのさ」
女「はい?」
男「俺は今まで、動物はネコが一番かわいい、そう思ってた」女「はい…」
男「でも今じゃ犬が一番かわいいと思うんだ」
女「あたしはどちらもかわいいと思うッスけど…」
男「女ってさ、犬っぽいよな!」ニヤニヤ
女「へ?どういうことッスか?」ギュ コクン?
男「…そういう所だよ…」///
女「?」
女「行ってきまーッス!」ガチャッ
女「ひゃー、今日はいい天気…」シュワシュワ…
女「ぎゃーあぢぢぢ!」ガチャッ バタン!
女母「どうした!?」ドタッ
女「え?え?」ヒリヒリ
女母「女!しっかりしな!どうしたんだ、真っ赤になって!?」
女「…外にでたら、体がジューッて…」ヒリヒリ
女母「…」
女母「……まさか」
女母「女、今日は学校休みな」
女「え、一体どういうことッスか?」オロオロ
女母「あんたの病気の事さ」ヨット
女母「ちょっと待ってなさい」スタスタ
女「…」
女母「…ほら、これで冷やしておきな」っ氷嚢
女「あ、ありがとう…」ヒヤー
女母「で、病気の事なんだけど」
女「はい…」
女母「ま、とりあえずここの日差しに指先でも当ててみな」
女「え?…こう?……!」シュ
女「あちっ!」
女母「これでわかったろ?」
女母「よりによってこんな天気のいい日にこんな症状がくるなんて、あんたもついてないね」ワシワシ
女「これじゃ学校いけないッスね…」
女母「ごめんな、女」
女「…え?」
女母「私がこんな身体に産んじまったばっかりに、辛い思いを…させちまってるよね」
女「お母さん…」
女「…そんなことないっス!」
女母「…」
女「毎日いろんな病気になっちゃうッスけど、決して悪い事ばかりじゃないッス!」
女「それに、お母さん、男くん、お友達のみんながあたしを気にかけてくれて、不自由であっても不幸だなんて思ったことは一度もないッス…」
女「…この病気は、幸せ過ぎるあたしのための人生のスパイスなんスよ」
女「きっと」ニコッ
女「だからお母さんは全然悪くないッスよ」
女母「…女」
女「っうわ!」グイッ
女母「大きく…なったね」ナデナデ
女「…」
女「お母さんのお陰ッスよ」ギュ
女母「…」///ヘヘッ
女「…ほら、もうこんな時間ッスよ?会社遅刻しちゃうッス」
女母「お、もうそんな時間か!」
女母「じゃあ、お母さんは会社行くけど、1人で大丈夫だな?」
女「心配ないっス!うまくやるッスよ」グッb
女「…それに、たぶん男くんも後で来てくれるッスからね」
女母「…そうだね」ニヤッ
女「そ、そういう事ッスから、お母さんは心置きなく働いて来てくださいッス!」
女母「ハイハイっと」
女母「じゃ、行ってくるよ」ピシッ
女「いってらっしゃい」フリフリ
ガチャッ バタン
女「と、いうことで」フー
女「今日は夕方まで日光に当たることができないのかぁ…」ヒリヒリ
女「…」キョロキョロ
女「あたしの家って、思いのほか日当たり悪いッスねw」
女「コレなら余裕ッス♪」
―10時半くらい―
女「…まいったッス」ジリジリ
女「朝はなんとかなると思ったんスけど…」シャッ
女「日中の日当たりを把握しておくべきだったッス!」ガビーン
女「…この状態、あれッスよね」
女「吸血鬼…ッス!」ドドドドド…
女「はっ、十字架!」
女「はっ、ニンニク…!」
女「…」
女「吸血鬼ジョークッス…よ?」
女「とりあえず布団をかぶっていれば問題ないッスね」モコモコ
女「…」モコモコ
女「…う」モジッ
女「トイレ…行きたいッス…」
女「よしっ」
―階段―
女「こ、これは…」
女「見事な直射日光…!」
女「こんな所に窓がついてるなんて…」マジマジ
女「…」ユビサシ
女「!」シュ
女「ダメだぁ…」エグエグ
女「…うぅ」キョロキョロ
女「窓…塞ぐしかないっス!」
――――
女「これなら隠せるかも…!」クロイバスタオル
女「…」
女「ほっ!」バッ
女「うぐっ」シュワ
女「どりゃあ~!」グイッグイッ
女「…」ハァハァ
女「…」ユビサシ
女「よし、光は来ないッスね」
女「…階段でかなり時間かかっちゃったッス…」モジモジ
―1階―
女「階段は降りられたッスけど…」
女「居間のカーテンが開いてて眩しい位ッス!」ガビーン
女「と、とりあえず」シュタッ
女「廊下に来る光はドアを閉めて遮ってみるッス」バタン
女「…」ユビサシ
女「よし、通れるッス」
女「…はぁ、少し危なかったッス」モジモジ
―トイレ前―
女「ここまで来れば安心ッスね」フー
女「おトイレおトイレ…」ガチャッ シュワッ
女「ひょあぁ!?あちちちっ!」ガタッ
女「なんでトイレまで窓がっ…!」
女「もぅ~、なんなんスかぁ~」エグエグ
女「なにか…なにか肌を隠せるものとかないっスか…?」キョロキョロ
女「あ」
女「お母さんの冬用のコート…」
女「真っ黒ッスね…」
女「なんか黒には光を吸収する効果があるって、昔聞いた気がするッス」ムンズ
女「結構おっきいッス」ブカブカ
女「フードもかぶって…」バサッ
女「…光は耐えられるのかな?」ウデノバシ
女「わ、平気ッス!」
女「わはは、コレさえあれば何も怖くないッス!」キラキラ
女「ぶるる…」モジッ
女「まずはトイレに行くッス…」
―お昼―
女「用を足すだけでお昼になっちゃったッス…」
女「…」キュルル-
女「次はご飯を調達しなきゃッス」
―居間―
女「お母さんのコート、大活躍ッスね」シュワシュワシナイ♪
女「太陽は真上にあるから、日光の範囲が狭いうちにカーテンは全部閉めておくッス」シャッ シャッ
女「キッチンはまだ薄暗いッスが、午後から日が射すんスよね…」
女「…」
女「…閉め切ったカーテン、家の中でのコート…、ホントにあたし、吸血鬼になっちゃったみたいッス」ハー
女「なにかないかなぁ」ゴソゴソ
女「あ、昨日ゆでたスパゲティの残りがあったッス」
女「他には…」ゴソゴソ
女「…ニンニク」
女「…」クンクン
女「…っぷ」
女「あはははwただのニンニクッスのにw」
女「ちょっとホッとしちゃったッス…」
女「せっかくだからペペロンチーノでも作ろう」
―昼下がり―
女「ふぃーお腹いっぱいッス」
女「…」
女「はぁ…ホント、いい天気ッスねぇ」ハァ
女「こんな日はお散歩とか、お布団干したりしたら…」
女「楽しいと、思うんスけど…」ウトウト
女「無念ッス…」ガクッ
女「…」
女「…zz」スースー
女「…zz」
ジリジリ…
女「…zz」
ジリジリジリ…
女「………!」ガバッ
女「暑いッス!」バサァ
女「こんなあったかい日にコートなんて着てられないッス!」ガオー
女「…」
女「!!」シュワシュワ
女「ぎょー!熱いッスぅ!」ドタドタ
女「い、いつの間にか西日が射してるッスかぁ…」ヒリヒリ
女「…やっぱりコート、着ておくしかないっスか…」モゾモゾ
―3時くらい―
タタタタッ ピンポーン!
男「女!来たぞっ」ガチャッ
女「あ、男くんッス」トコトコ
女「」ヒョコ
男「!!」
男「だ、誰だ貴様っ!」
女「えぇ?」
男「こんな日にコートなんか着て…、貴様!泥棒か!?」
女「男くん、意味がわか男「女はどこにやった!?女!女ー!!」
女「うーるさいッス男くん!」ガオー
男「すみません!」
―居間―
男「なーんだ、そういう事だったのか」ハッハッハ
女「そうッスよ…」モゥ
男「いやぁあははは…」
男「だってヒョコッと出てきたのが真っ黒いコートなんて着てたら怪しいだろ~」
女「まぁ、あたしでもびっくりすると思うッスw…でもコレがないと危ないんスよね…」
男「まさか日光に当たると火傷してしまうなんてな」
男「せっかくの天気なのに、女さん…不憫な子…!」ウゥ…
女「…なんか朝にもこんな事言われたッス」
男「カーテン閉めきってても、あっかるい家だなぁ」マジマジ
女「あたしも…朝に思い知ったッス」シミジミ
男「でもさすがに少し暑いな」パタパタ
女「そうッス…ね」チラッ
男「」パタパタ
男 クビスジチラリ
女「…」
女「……」ゴクリ
女(あ、あれ?あれぇ?)
女(男くんの首辺りを見てたら急に…なんだかムズムズしてきたッス)
女(なな、なんか歯がゆい感じッス…)
女「…」ボヤァ
男「………女?」
女「……」ジー
男「?」
男「俺の首に何かついてるか?」サスサス
女「」ズイッ
男「?」
女「」グパァ
男「わお、立派な牙…」
女「ッガアアアァ!」ガバッ
男「ぐわっ!」ドサッ
女「グルルル…」ノシッ ギリギリ
男「お、おい!どうしたんだ女っ!?」
女「ウガァゥ!!」ガゥッ!
男「うぐぅ…!」バッ
男「すまん女っ」ドン!
女「…!」ドサッ
男「っく!」ダダダ
女「…」
女「…オ」
女「…オト…コ、クン」ズルズル
―2階・女の部屋―
男「…」ハ-ハ-
男「…」ヒーヒー
男「な、なんじゃありゃ…」フーフー
男「あれじゃ、まるで吸血鬼だ…」ヘーヘー
男「…あの女が吸血鬼っていって…」ホーホー
~~~
女『男くんの血液、飲みたいな?』シャララーン
~~~
男「………」
ガゥッ! ドン!
男「!」ビクッ
男「…現実は非常である」ガクブル
トッ…トッ…トッ…
男「げ、上って来やがった…!」
男「なにか、なにかないのか?」キョロキョロ
トッ…トッ…トッ…
男「枕なんか投げたって効かないだろうし…」
男「本なんか投げたら女がケガをしてしまうかも…」
男「……リカちゃん」
男「…使えるわけないだろ!」
トッ…トッ…トッ…
男「そうだ!カーテンを開ければ!」シャッ
空<曇り
男「…う、嘘だろ!?」
男「これじゃ逃げ場がないじゃないか!」
トッ…トッ…トッ
男「…」
男「……」ゴクリ
ガチャッ キィー
女「…」
男「…女さん?」
女「……」ニタァ ギラッ
女「ウアアァッ!」
男「ひいぃ!」ズルッ
男「!」ズテン
男「ちぃ!こんな時に…!?」
男「こ、これはっ!」
女「ニゲルナッ!」ガシッ
男「女…」ギリギリ
女「フフフッ、イイコダカラ…ネッ?」グパァ
男「…くっ」
女「…」アー
男「……くらえっ!」シュー--!
女「!!?」
女「ギャアアアアッ!!」ゴロゴロ
男「銀イオンの制汗スプレー…効いちゃったよ!」
女「ヴゥ…!」ギロッ
男「!」ビクッ
男「…耐えてくれ、女!」
男「うおおおおっ!悪・霊・退・散!!」ブシューーー!
女「ウギャアアアアアアアァ!!」ブクブク
男「っ!」シューーー!
女「ア、アあ…アああ…」ドサッ
男「…」シューーシューシュ…シュ……
女「…うぅ」
男「…」ハァハァ
女「…」
女「……」パチッ
男「…!」ビクッ
女「…」ムクッ
男「…お」ジリジリ…
女「男…くん?」
男「!お、女…だよな?」ムニムニ
女「ふにぇ…いらいッス…」ムニムニ
男「………………」ハァ
―夜―
女「ほ、本当にごめんなさい!」
男「ま、まぁ、あれは不可抗力って奴だよ」ハハハ
女「吸血鬼みたいだなーなんて冗談で思ってたけど…、ホントに吸血鬼になっちゃうなんて思わなかったッス…」エグエグ
男「いやぁ、はははw……怖かった」ボソッ
女「うぅ…」グスグス
男「!ほらほら泣かない泣かない」ヨシヨシ
男「まさかこの制汗スプレーが効いちゃうとはなぁ」
女「お昼にニンニク食べたッスけど…効かなかったッス」
男「ニンニクは迷信で銀は真実…か」
男「何とも不思議な体験しちゃったよw」
女「…」
女「あたし…」
女「あたし、男を大変な目に合わせちゃったッス…」
女「この病気のせいで、大切な人が傷付かせてしまうところだったッス…ぐすっ」
女「こんなに、怖いって…えぐ、思ったことはな、いっスよ…」
男「…」ギュッ
女「…サーセン…ごめんなさい…」ヒック…
女「…あたしなんか、いない方が良いのかもしれないッス」
男「………」
女「この病気のせいでいろんな人が迷惑してる…」
女「自分だけ苦しむならいいけど、他の人が傷付くくらいなら…あたしなんて死んじゃったほうが!」
男「…!」パシン
女「!?」
男「馬鹿やろう!!」
男「お前が自分の病気をどう思おうが勝手だがな、そんな言葉を軽々しく言うんじゃねぇ!」
女「うっ…」グスッ
男「お前のせいで迷惑してる?何か勘違いしてるだろ?」
男「迷惑なんざ誰だってかけてるんだよ!生きてるから!」
男「俺だって、お前だって、お前の母さんだって誰かを頼ってこうして生きてるんだよ!」
女「…うぁぁっ」ヒッグ
男「…これからも訳の分からない症状に苦しむかもしれない」
男「不自由な生活かもしれない…。でも不幸だとは思わせたくないんだよ…」ジワッ
女「!」
男「俺、言ったよな?」
男「病気も含めて女の全てが大好きだって…」
女「…はぃ」
男「大丈夫、どんな事になっても、俺は女を見捨てたりしない、不幸にはさせないから」ナデナデ
女「うっ…ぐっぅう…」
男「なっ?」
女「はぃ…っ、はい゛ぃぃぃっ!」グスグス
女「うわあぁぁん!!」
――――
ガチャッ
女母「あちゃー遅くなっちゃった…!」
女母「どうしたんだ!?」
男「しっ、おかえりなさい」ヒソヒソ
女母「…」
女「…」クー…クー…グスッ
女母「…いろいろ、あったみたいだね」ヒソヒソ
男「…はい」
女母「でも見たところ、うまくいった感じ?」
男「はい」ニコ
女母「そっか」ニカッ
女母「この子、1人でムリしちゃうでしょ?」
男「えぇ…」
女母「母親の私でも手に負えない時もあるのさ」
男「…」
女母「…やっぱり持つべきものはパートナーだね」
男「…はい」
女母「うん。後は何も言わないよ」
男「…」
女母「…」
男「女のお母さん」
女母「おう?」
男「女の幸せ作りに、俺も混ぜてください」
女母「…」
男「…」
女母「え?私にプロポーズ?」
男「っち!違います…」///
女母「あっはっはっは、嘘嘘、ジョーダンさ」ニヤニヤ
男「ぐぬぬ…」
女母「まぁ、その件については」
男「?」
女母「すでに仲間だろ?」ウインク
男「…はい」ニコ
女母「ただ、結婚については別だからな?」ギロッ
男「はい。心得ています」
女母「うむ。よろしい」
女母「ま、男くんにあげちゃうんだけどねっ」
男「なっ」///
女「うー」グシグシ
女母「おや、お姫様がお目覚めだぞ?」
女「あ、お母さんおかえりなさいッス」
女母「おう、ただいま」
女「…男くん?どったのッスか?」
男「い、いや」///
女母「にひひwま、そのうち判るさ」ニカッ
女「ふーん?」
男「女…気分はどうだ?」
女「あ、はい…。ありがとうッス男くん。もう大丈夫ッスよ」ニコ
女「あたし、もうあんな事は言わないッス!」
女「あたしの幸せは、きっと男くんと見つけていきたいッスから」エヘヘ
男「!」//////
女母「っぷwあっはっはっはっ!」
女「え?へ?なんでッスか?」
女母「あっはっはっはっ…ひーwww」
女母「あんたたち、お似合いだよ!」ニカッ
女母「ほら、もうこんな時間だ、晩御飯にしよう。男くんも食べていくだろ?」
男「…はい」///
女母「オーケー」ハッハッハ
女「?」
男「やぁ友よ」バシィ!
友「おぶっ!この手荒い歓迎は男か!?てめぇいい度胸だ!」
友「オレが今日は目が見えねぇってのをバカにしやがって…」ヨロヨロ
男「なーんだ、お前目が見えない日なのか」
男「…手でも繋ぐか?」
友「気色わりぃな!野郎同士で手をつなぐかボケ!」
男「全く…素直じゃないんだからお前は」グイッ
友「うおっ!」
男「カバンのヒモを引っ張ってやるから、ちゃんとついて来いよ」
友「…おう」
男「ありがとうは?」
友「…ありがとよ!」
友「車椅子ってめっちゃ不便だわ…」ガラガラ
男「おー、洒落た乗り物に乗ってんな?」ヒョコッ
友「げっ、またお前か」
男「どうした、足でも悪いのか?」
友「お前にゃ関係ない話だ」キィーキィー
男「ストーップ」グイッ
友「!?何しやがる!」
男「お前、俺が引き止めた理由くらい考えりゃあ分かるだろ?」
友「…」
男「…」
友「…わかんねぇよ!」
男「いや、理由はないよ?」キョトン
友「ねぇのかよ!」ガンガン
男「まぁ、落ちつけって。車椅子、押してやるから」
友「手伝いなんかいらねぇよ…」
男「そう言うなって」キィーキィー
友「…ふん」
ちょっと主演を変えてみるのはどうかなーと
たまに単品でこんな感じのをポコポコだしてみようと思う
女「鼻水が止まらない」ズルズル
男「ポケットティッシュがあるよ?」
女「大丈夫」ズルズル
男「どうするの?」
女「今乾かしてるからもう少ししたら使う」ズルズル
男「ひょえー」
男「日中病ってことは太陽が昇ってる間病気になってるの?」
女「大体あってる。はず。」
男「はず?」
女「雨が降ってて太陽隠れてても症状はでてる」
女「それも夜になったら治ってた」
男「…面倒だな」
女「めっちゃダルい」
男「今日の症状は」
女「低体温症」
男「今日のテストヤバかったな…」
女「ふふん、私はできたがね」フフン
男「うっそぉ?」
女「問題用紙に控えておいた」っ□
男「どれどれ…」
男「…すげぇ」
女「どうだ」ドヤ
男「すげぇ間違えてる」
女「…」
男「…」
女「今日は頭が悪くなる日だったかなっと…」
男「おい」
女「…」パクパク マグマグ
男「何食べてるの?」
女「お菓子」パクパク
男「ここ学校だよ?」
女「許可は得ている」モグモグ
男「今日はどうしたの?」
女「低血糖」グビグビ
男「だからか」
女「そゆこと」パクパク
男「…」
女「…」モグモグ
男「太るよ」ボソッ
女「!?」ポロッ
じゃあ俺の場合は単品の時、病気持ちの方は「病」と名乗らせよう
そんで普段のは男女にしよう
女「…」フルフル ヨロヨロ
男「おーい女ー」スタスタ
女「あ、こんちゃッス…」フルフル
男「どうした?小刻みに震えてるぞ?」
女「…これッス」アクシュ
男「?」ギュッ
男「!!…っつめたい!」
女「朝…寒く目が覚めたら全身が冷たくなってたッス…」フルフル
男「こんなに凍えて…かわいそうに…」ニギニギ
男「でもなんか…顔色も血の気がなくて死んだ人みた…い」チラッ
女「…っ」ウルウル フルフル
男「!」
男「冗談だ!だから、な?泣かないで!」アセアセ
男「こりゃあ冷え症とかちゃちなもんじゃねぇな…」グググ
女「これでも色々着込んでるッスよ」ヒラッ
男「…キャミとシャツとワイシャツとセーターと上着か」フム
女「なんで見ただけでわかるんスか…えっち」
男「…」
女「?」
男「…もっかい言って」
女「…えっち!」ガオー
男「ありがとうございます!」ヒョー
女「うぅ…」ヨロヨロ
男「おいおい…大丈夫なのか?」
女「寒いと体が動きにくいっていうッスけど…バカにしてたッス…」ヨロヨロ フラッ
男「おっと」ガシッ
女「あ…サーセン…」ギュッ
男「まったく、こんな冷たくなるまで我慢しなくてもいいだろうに…」ナデナデ
女「……男くん」
男「おう?」
女「人肌って、あったかいッスね…」ギュ-ッ
男「…」
男「…えっち」
女「なんでッスか!?」ガビーン
男「うーん、よし!今から家にこいよ」
女「ふぇ…?」フルフル
男「お前を、温めてやるよ」ニコ
女「…はい」フルフル
――――
男「♪」スタスタ
女「…」トコトコ
女(温めるって…なにするんだろう…?)
女(………はっ!)
女(寒い+温める+男くんの家=ベッドイン)モンモン
女(ひょあぁ!ま、まさかこのままあたし…男くんに温めるられちゃうんスかね!?)/
女(そ、そんな…まさかこんな時にお誘いされちゃうんスかぁ!?)//
女(き、今日の下着…変なのつけてないッスよね??…えっ、どうしようッス!やだ、困る!)///
女「……」///モジモジ フラフラ
男「?」スタスタ
男(あ、なんか顔色良くなってる)
―男宅―
ガチャッ
男「ただいまー」
女「お、お邪魔しまッス…」
バタン
女(きちゃったッス…)ドキドキ
男「じゃあ、ちょっと飲み物作ってくるよ」
男「あー、できればキッチンにいてほしいけど、寒いだろ?」
男「俺のベッド貸すから、2階で温まってなよ」
女「ベ、ベッドぉ!?」
男「おぉ!?俺のじゃ嫌だったか?」
女「そそそ、そんなわけないっス!」ガタッ///
男「あ、う、お、おぅ…」
男「お前…熱でも出てんのか?」ピトッ
女「ひゃ…」ビクッ
男「…冷たいな」ウーム
男「冷えるからほら、2階行ってな?」
女「は、はい…」///
―男の部屋―
ガチャッ バタン
女「お、お邪魔します」トコトコ
女「…」
女「…な、なんでこんなに意識しちゃってるんだろう」ドキドキ
女「男くんがベ、ベッドで寝てろって言ったんだから…あ、あたしはおかしくないっスよっ!」
女「…ベッド、お借りするッス」モゾモゾ
女「…」コロン
女「ひー!そこら中から、男くんの…匂ひがぁ…」ファーファー
女「…」ゴロゴロ
女「…色んな意味であったかくなってきたッス…」///
―キッチン―
男「…ふっふっふっふっ…」シャリシャリ
男「お湯にコレを加えて…」ポチャン
男「しっかり煮立たせる…」グツグツ
男「そしてこの粉を加えると…」パッパッ
男「こうなる…」トローン
男「出来上がったモノを湯呑みにそそぎ…」トロトロ
男「おっと…コイツを忘れてたぜ…」トロン マゼマゼ
男「さぁ…完成だ…フフフ」カチャカチャ
―男の部屋―
女「…男くんの枕…これは汗の臭いッスかね。それとシャンプーの匂いもして…」モフモフ
女「なーんかぼんやりしてきちゃったッス…」ハァ…ハァ…
女「心なしか、汗かいちゃったッス」
女「脇やお尻がベタベタするッス…」
女「…はぁ、男くん…」モゾモゾ
トットットッ ガチャ
男「お待たせしましたぁ」カチャカチャ
女「…あ、おかえりなさいッス」
男「具合はどうだ?」バタン
女「はい、何となく温かい気がするッス」
男「そっか」ニコ
男「これ作ったから、飲んでみてくれ」コトン
女「?」
女「なんスかこれ?」
男「まぁ、口に合うかわからないけど」
女「はぁ、いただきまス」フーフー
男「熱いからな。気をつけろ」フーフー
女「…」ズズッ
女「…おいしいッス」ホワ
男「フフッ」ズズッ
女「これ、葛湯っすね?」フーフー
男「男さん特製葛湯だ。まぁ、片栗粉で作ったんだがね」
女「いい香りがして、とっても…おいしいッス」ズズッ…
男「……………ところで女さん…体が…あったかくならない?」
女「へ?」
女「…な、なんか…お腹の内から熱いというか…ぽかぽかと温まってきたような気がするッス」
男「フフフ…」ニヤリ
女「な、なにを入れたんスか?」
男「それはな…」
女「…」ゴクリ
男「しょうが、だよ」
女「へ?」
男「え?生姜だよ?」
女「え、あ、あぁ~!しょうがッスね」
男「そうだよ。体を芯から温めるにはやっぱり生姜でしょう!」
男「少し蜂蜜も加えて甘味と風味を付けてみました」ズズッ
女「あははー、そうでスよねー」ズズッ
女(あたし…どうしちゃったんスかね…)モジモジ
女「…でも、すごく体があったかくなってきたッス」ポカポカ
男「お、そうか。良かったよ」ニコ
女「男くんは、本当に優しいッスよね…」
男「あははは、俺は優しさで出来てるからなww」ナンチャッテ
女(そうッスよね…。あたし、何期待して舞い上がってるんだろう…。男くんは…いつでもあたしの心と体をあっためてくれてるのに…)
女「…」モジモジ
男「どうした?まだ寒いのか?」
女「…」
女「…はい」ノコノコ
女「まだ、体の表面が寒いッス…」ギュー
男「そうか、確かにまだ冷やっこいな」ナデナデ サスサス
女「なんだか眠たくなってきたッス…」
男「そうか、じゃあベッドで寝ておけ」
女「はい…」モゾモゾ
男「どっこい」モゾモゾ
女「っど、どうして入って来るんスか?」
男「人肌がいいって顔をしてたから」
女「う、うそぉ!?」///
男「嘘だっ」ニヤニヤ
女「っっっ~」/////
女「…」モコモコ
男「…」モフモフ
女「…」チラッ
男「…」ジー
女「!」プイッ
男「ははは」
女「…」///
男「これってさ」
女「…?」
男「ベッドインだよな」
女「ぶっ!!?」ゲホゴホ
男「おいおい…びっくりしすぎだろ」
女(ど、どうしてバレたんスかね…?)ドキドキ
女「…」チラッ
男「…」ニコッ
女「…!」プイッ
女(な、なんか猛烈に恥ずかしいッス!)
女(…)
女(この状況、今までに何度もあったッスけど…今なら邪魔はないっス!)フンス
女(…とは思ったものの…)
女(あたし…どうしたらいいかわかっないッスよ!)
女(……)
女(ど、どう誘ったらいいんスか?)///
女(………)モジモジ
女(…せ、せっかく一緒に寝てるんスから、お、おねだりしたらイケるはずッス…!)テレテレ
女(…………)
女(よ、よし…落ち着いてあたし)スーハー
女(今こそ女をみせる時ッス!)
女(さぁ、いくギュッ
女「ひっ!」ビックゥ!
女「お、男くん?」
男「…」
女「あ、あたあた、あたしっ!」
男「…ん」
女「…ま、まだ寒いから…男くんにあたためて欲しい…な」クルッ
男「……zz」クー…スー…
女「…」
女「……………男くんの…」
女「ばかぁ~…」エグエグ ギュー
―夕方―
男「…うーん」グシッ
男「…」ボヤァ
…グイッ
男「…」
女「…zz」スースー
男「…フフッ」ナデナデ
男(お)
男(…あったかい)
男(…)
男(…あれ?)
男(………今これ、すごくチャンスじゃないか?)ドキドキ
―結局、ヘタレな男は行動に移せず、昼寝から起きた浮かない顔した女の帰る後ろ姿を、切なそう眼差して見送りましたとさ―チャンチャン
男(…俺のヘタレ!)ゴンゴン
女(あたしの甲斐性無しっ…)ヨロヨロ
男「はぁ、すあまうめぇ」モチモチ
?「フー…フー…」ノシノシ
男「」モチモチ スタスタ
?「お、男く、んフー…」ノシノシ
男「?」クルッ
男「………!」
?「男くーんフー…フー…」ノッシノッシ
男「お、お相撲さんの友達はいらっしゃいませんが…」
?「ち、ちがうッスフー…男くんフー…」
男「?」モチモチ
?「あたしッスよぉ…フー…」
男「……?」
男「…………お前まさか!!」
?「はい!おん 男「俺に告白しに来た相撲部の方かなぁ?」
男「いやぁ、気持ちは嬉しいけど俺には心に決めた奴がいてさ」ハハハッ
男「キミのようなぽっちゃりさんは申し訳ないがお断」
?「男くんうるさいッス!」ガオー
男「すみません!」
男「…へ?」
男「お、お前…まさか、女…さん?」
女「そうッス!何度も訴えようとしたッスけど、みんな無視されちゃった女さんッス!」フーフー
男「す、すみません」
男「てかそんなぽっちゃりさんになったら一瞬じゃわかんないよ!どうしてこんなに肥ちゃったの!?」ガビーン
女「知らないッスよぉ…朝起きたら渡辺ナ〇ミみたいになってたッス…」エグエグ ムニムニ
男「…」モチモチ
女「いつもの服着れないし、体重いし、動く度にフーフー言っちゃうし…もうなんなスかぁ…」グシグシ
男「…」モチモチ
女「こんなの初めてッスよぉ…」
男「すあま食べますか?」モチモチ
女「いらないッス!!」ガオー
男「しかし…身長は変わらないけど、見事に横に伸びましたね…」
女「うぅ…好きでこんなに大きくなりたくないッスよ…」
男「あぁ…そういやどうしてキツい思いして外に出てきたんだ?」
女「少しでも動けば減るんじゃないかと…」
男「効果は?」
女「徒労に終わったッス…」エグエグ
男「…と、とりあえず女ん家戻ろうか?」
女「はい…」
男「…」スタスタ
女「フー…フー…」ノシノシ
男「……」スタスタ
女「フー…フー…フー…」ノシノシ
男「…大丈夫か女?」
女「だ、大丈夫、ッス、フー…」ノッシノッシ
男(み、見るに堪えない…)
男「女」
女「…はい?フー…フー…」
男「試しにおんぶしてみよう」スッ
女「!?」
女「そ、そんな!ムリッスよぉ。かなり重いッスよ?あたし…」
男「やってみなけりゃわからん」男「ほら」
女「………」
女「…では」ノソッ
男「……っ」
男(や、やわらかいけど…重いっ)
男「乗ったかぁ…!?」
女「ま、待って!」
女「お腹と胸がつっかえて、腕が前にいかないッス!」ジタジタ
男「ちょ、動くと、バランスがっ!」グラグラ
女「ぅわあっ!あっ、ちょ、ま!」
ズテーン!
男「…ってぇ、大丈夫かぁ女?」
女「うぅ…うぅ…」ノタノタ
男「…」
女「見てないで助けてッスよ!」ジタバタ
男(転んだ亀みたいで…かわいいな)
女「男く~ん…はぁはぁ…」ヘタッ
男「…」ッハ
男「ごめんごめん」グイッ
男「っうお!」ムニン
女「ぎゃふっ!」ノシッ
男「んぶっ、あ、やわらかい…」ムニムニ
女「…ぐしっ」ウルウル
男「っ!、すまん!」グイーッ
女「もうやだッスぅ…」エグエグ
―女宅―
女「やっとフー…つい、たフー…ッスー…」ガチャッ
男「お、お疲れ様」
女「はぁ……あ」
男「い?」
女「…」
男「ど、どうした?」オロオロ
女「…くつ」
男「くつが…どうした?」
女「くつがぬ……いッス…」
男「へ?」
女「お腹がつかえてくつが脱げないッス!」ウワァァァ
男「!…あ、あぁ!くつ!くつがね!」
男「オーケー任せろぃ」ヌギヌギ
女「…」グスッ
男「ほらっ、脱げたぞ」
女「…」コクン グシッ
男「俺がなんでもサポートしてやるから…な?」
女「ぐすっ…」
女「あ゛、あ゛りがどうおどごぐん…」エグエグ
男「よしよし」ナデナデ
男(おっきいから色々あたる…)ヤワラケェ
男「ほら、部屋に行こうか?」
女「はい…」ノソッ
―階段―
男「…」
女「…」
男「…ムリはするなよ?」
女「なっ、ムリなんてないッス!」
女「早く行くッスよ」ノシッ
女「うっ!」
男「どうしたぁ!?」
女「男くん…」
男「どこか怪我したか?」アセアセ
女「足が…」
男「足を怪我したのか?」
女「…足がお腹につかえて上がんないッス!!」ウワァァァン!
男「なんと」
男「お願い!もうやめて女さん!」グイッ
女「男くんはなしてっ!」
男「頑張った!もう十分頑張ったよ!だから居間で過ごそう!」
女「嫌ッス!ここで引いたら完全にこの体に負けたことになるッス!そんなの嫌だ!」
男「そんなことない!今日半日のお前の努力を目の当たりにして、俺は感じた!お前はよくやったよ!」ユサユサ
女「あたし…悔しいッス…。こんな、こんな屈辱は今までなかったッス!」タユンタユン
女「だからあたしは登るッス!この体朽ちる前に、この階段を登りきってみせるッス!」
男「ダメだ!お前のプライドはよくわかる!しかしお前以上に俺はお前の体を、いやお前自身を心配しているんだ!!」
男「だから、居間に行こう。まだ間に合う」
女「男くん…でも…あたし…」
男「…どうしても、折れてくれないのか?」
女「………」
男「…居間に居てくれたら、だっこしてやる」
女「!……でも」
男「だっこしたら!疲れきったお前を撫でて癒してやる!」
女「そんな!あたし…あたし…」プルプル
男「眠りにつきそうなら、おやすみの…チューを約束しよう!」
女「男くん!居間で一休みしようッス!」ニコニコ
男「…ふぅ」
―居間―
女「…よっこいしょ」ドシーン
女「居間は落ち着くッスねぇ」
男「ははは…そうだな」
女「…」モジモジ
女「お、男くん」モジモジ
男「お、おう」
男「おいで」チョイチョイ
女「はい!」ノシノシ
ドーン!
男「っぐはぁ!」
女「男くん!」
女「大丈夫ッスか!?」
男「だ、大丈夫だ!こんな所で良ければゆっ…くりクツロイデクレー…」アップアップ
女「だんだんかすれた声にならないでほしいッス!」
女「う、後ろが…背中が曲がらなくて、見えないッス」グリングリン
男「ぐあああぁ…気にするな…ぐああぁ…」
女「男くん!男くーん!」
男「ほら…動かないで…」ナデナデ
女「あう…あうぅ」///
男(重い…やわらかい…いい匂い…苦しい…)ナデナデ
女「えへへ…」///
男「…」ナデナデ ムニムニ
女「…」
男「…」ナデ ムニムニムニ
女「…男くん」
男「…はい」ムニムニムニムニ
女「さっきから頭ナデナデからお腹ムニムニに変わってるんスけど!えっち!」
男「…あぁ、いつの間にかお腹に手が」ムニムニ
女「ほっへたもらめっす」ムニムニ
男「…やっこいなぁ」ムニムニ
女「……」ムニムニ
男「……」ムニムニ
女「くすぐっらいッス!」ガオー
男「すみません…」ムニムニ
女「うぅ…」ムニムニ
男「…」ナデナデ
女「…」ウツラウツラ
男「女?」
女「あ、ううん、あははは…」
男「眠い?」
女「…はい」ファ
男「約束のあれ、いるか?」
女「…?」
女「あ」
女「…はい」///
男「こっち向いて」
女「…」グリングリン
男「ぐああぁぁ…」ミシミシ
女「さ、サーセン!大丈夫 男「」チュ
女「!」
男「ふふふ」
女「い、今のは反則ッスよ!」
男「だめか?」
女「~!」コクコク
男「では、改めまして」
男「おやすみ」チュ
女「おやすみなさい」ン
―夕方―
女「…」スースー
男「…」
男(足の感覚がもうございません。でも寝てるんです。膝の上で。ぽっちゃりな天使が…)
男「…」ナデナデ
女「…」ググッ
女「…ぁぁ」グググッ
男「お?」
女「…ぅ…うぅ」グググ…
女「…」
女「…」スー…スー
男「…」
男「…戻った」
女「…」クー…クー
男「…」ナデナデ
男「…むっちゃ軽い」
男「…」
男(たまにだっこしたりしてたけど、こいつ…かなり軽かったんだな。気づかなかったよ)
男(半日重かったせいもあっただろうけど…)
男(よく見れば、こんなにも華奢なのに…いつも元気に笑顔を振りまいているのか。毎日病気で苦しんでるはずなのに…)
男(参ったね)
男(…)
男(ぽっちゃりさんも…悪くなかったな…)ムニムニ
男(い、いや!これは女だからこそで!他人の相撲部さんなんて相手してられないよ!?)
男(…)
男(俺は、こいつのために生きてるんだろうな)ムニムニ
女「…んぅ」ムニャ
男(ふふふ)ニコ
男「ゆっくりおやすみ」ナデナデ
女「…んー」ムニャ
男「お」
女「あー…よく寝たッス」グシグシ
男「おはようございます」ムニ
女「んむ」ムニ
女「あ、もろってるっす」ムニムニ
男「やわらかい…」
女「もう体が戻ってるッスからムニムニはしばらく勘弁してほしいッス!」
男「やだね!」
女「なっ!?」
男「今までこんなやわらかいものを隠してきたのかぁ!」
女「な、どうしたんスか男くん!」
男「他にも隠してるあるんじゃないんだろうか」ワキワキ
女「怖いッスその手の動き!」
男「問答無用!」ガバー
女「ひょあぁ!」
男「すっきりしたお腹も手触りいいね」ナデナデ
女「あ、あはははは!く、くすぐったいッス!」
男「細い二の腕にもこんなやわらかいものを隠していたのか!」プニプニ
女「いひひひひひははははは!」ジタジタ
男「ふくらはぎって、素敵だよね」モチモチ
女「あーっ!あーっははひひひ…だめ、ダメッスよ…」
男「太ももスリスリしたいお!」モミモミ
女「うひゃっ、あっ、やだっちょっと…」
男「わき腹を忘れてた…素晴らしい、素晴らしいよ!」サワサワ
女「きゃはは…んぅ、ぅあっ…」
男「…っは!」
女「ひぁぁ…」ハァハァ
男「…やりすぎた」
男「ご、ごめん、大丈夫か?」アワアワ
女「はぁはぁ…」
男「…」
女「ふぅ…ふぁ…」トロン
男「お、女さん」ドキドキ
女「男くん…」
女「まだ…触れてない所、あるッスよ…?」ミギテ
男「え?」グイ
女「ここ…」プニ
男「!」
女「どうッスか?あたしのここ…」プニプニ
男「あ、あぁ」
男「すごく…やわらかいです」
モチモチ
女「よかったッス」エヘヘ
男「ここは…やばい、クセになりそうだ」クニクニ
女「あっ…いたいッスよ」
男「す、すまん」フニフニ
女「…っぁ」ピク
男「平気?」
女「はい…」
男「…」
男「すごい…最高だよ…」
男「女の…」
男「耳たぶ!」
女「えへへ」//
男「いらぬ事をお伺いしますが」
女「はい?」
男「おっぱ 女「ダメッス」
男「…」
女「今はまだ…ね?」コクン
男「!」
男「お、おう」///
女母「ただまぁ!」
女「え、もうこんな時間ッスか?」
男「おうふ」
ガラッ
女「おかえりー」
女母「おう。やぁやぁ男くん、またこの子の看病に来てくれたのかい?」
男「えぇ、まぁ」ポリポリ
女母「いいねぇ女。私もかっこいい男とイチャイチャしたいよ」ハッハッハ
女「い、イチャイチャなんて、してないッス」///
女母「…………なーに言っとるかぁ」グワシ
女「ひょあぁ!」
男「!」
女母「いつもベッタリくっついているクセにまだそんな事言うかw」モミモミモミモミ
女「!!バカ!ちょ、あっやめっ!」///
女母「まだまだ育ちが足りないなぁあ?男くんもそう思わないか?」
男「いえ…」///
女母「シャイだねぇ」ハッハッハ
女「うっぐ…もうなんなんスかぁ」エグエグ
男「」スタスタ
女?「ぉー…」タタタタ
男「」スタスタ
女?「とー」タタタタタタ
男「」スタスタ
女?「こー!」ダダダダ
男「?」クルッ
女?「くーん!」ロケットズツキ!
男「ぃやだっばあぁぁ!」キュウショニアタッタ!
男「あばばばばば」ゴロゴロ
女?「おとこくんだいじょーぶー?」
男「うっぐ…、危うく瀕死になるとこだった…」ヒューヒュー
女?「ごめんね?」シャガミ
男「お、お嬢ちゃん、いきなり頭から突っ込んでくるなんて危ないじゃないか」
女?「おじょうちゃんじゃないよ!あたしは女だよ!」ニコッ
男「へ?」
幼女「あたしは女だよ?」
男「え~!?」
男「え?女さん?」ムニムニ
幼女「そうらよ!」ムニムニ
男「…」
幼女「わからないの?」
男「いや…知ってる…この顔…幼い頃の女…だよな…」ブツブツ
幼女「…」ジー
男「まさか…いや…そっくりさんとか…いや…うーん…」ブツブツ
幼女「…ふぅ」
幼女「まだしんじられないの?あたしのみかたさん?」
男「え、今なんて?」
幼女「いってくれたよね?オレはおまえのみかただからなー!って」
男「ゆった…な」
幼女「おもいだしてくれた?」ニヒッ
男「おう………てか女!小さくなったってか、若返ってしまったの!?」ガビーン
幼女「えへへ」///
男「褒めてないよ!?」
幼女「おきたらちいさくなっちゃったの!」
男「まぁ…いつも通りだよな…」
幼女「びっくりだよぉ」キャッキャッ
男「…」
幼女「男くん!」
男「なんだい?」
幼女「あそびにいこう!」グイッ
男「わわっ、ちょ、待って!」
幼女「あはははっ!」タタタタ
―公園―
幼女「うわぁ!なんかひろーい!」
男「小さくなったからな」
幼女「あ、ぶらんこー!」タタタタ
男「お、ブランコ行くか?」
幼女「じゃんぐるじむー!」タタタタ
男「え?そっち?」
幼女「しーそーだ!」タタタタ
男「ちょ女さん」
幼女「すべりだいーっ!」タタタタ
男「ま、待って…」ハァハァ
幼女「すなばぁ!」タタタタ キャッキャッ
男「お、女さん…フリーズ…」ゼーゼー
幼女<オトコクンハヤクー!
男「底なしの体力か…っおぇっ…」ヒーヒー
―1時間後―
男「」グッタリ
幼女「ねぇねぇ、だいじょーぶー?」ユサユサ
男(あるぇー?子供の頃の女ってこんなにパワフルだったっけ?)ネェネェネェネェオトコクンオトコクンオトコク-ン!
幼女「もしもーし?おにーさーん?」
男「…!」ピクッ
男「…女さん」
幼女「ん?」
男「お、お兄ちゃんって呼んでみて?」
幼女「?」
幼女「おにぃちゃん?」
男「」キュルーン
男「よおぉしゃあぁ!お兄ちゃんがんばっちゃうぞぉ!!」キラキラ
幼女「えっ…う、うん」ビクッ
幼女「じゃあねー…おにごっこ!」
男「え?ふたりで?」
幼女「だめ?」コクン
男「いいですともっ!」
幼女「じゃあ男くんおにね!」
男「え?ジャンケンは?」
幼女「だめ?」コクン
男「いいですともっ!!」
幼女「男くんやっさしーぃ!」キャッキャッ
男(でっへぇwww子供の頃はわからなかったけどwww幼い頃の女さんってマジ天使www)デレデレ
幼女「…」
幼女「男くんその笑顔、気持ち悪いよ?」コクン
男「!!!」ガビーン
男「…」
幼女「じゃ、ひゃくかぞえたらはじめー!」ニコッ タタタタ
男「…」
男(天使のような悪魔の笑顔…!)コーノマーチニ アフレテーイルヨー
男(女さん…恐ろしい子…!)
――――
男「…99…100!」
男「行くぞー!」タタタ
幼女「きゃー!」アハハハッ
男「まてー!」タタタタ
幼女「あはははっ!」キャッキャッ
男「うおー!」タタタタ
幼女「きゃははは!」
男「ほーら、つかまえ~…」グーン
幼女「とぅ!」グリン
男「っ!なにぃ!?」スカッ
男(90°直角カーブだと?)
幼女「まだまだだねっ」フフン
男「おのれぃ!」タタタタ
男「決して速くないけど…なんという高機動力だ…!」ハァハァ
幼女「…」
トトト
幼女「男くん…」ヒョイッ
男「?」ヒィヒィ
幼女「もしつかまえられなかったらぁ…」
幼女「けっこんはおあずけだよっ!」
男「!?」
男「それはできない!」ダッ
幼女「きゃー!」アハハハッ
男「まてーぃ!」ダダダダ
幼女「きゃーはははは!」パタパタ
男「よーし、捕まえるぞー」グーン
幼女「とぅ」グリン
男「見切った!」パキィ!
幼女「きゃっ!」グイッ
男「捕ったどー!!」ガハハハハ タカイタカーイ
幼女「いやー!はなしてぇ!」
男「え、なんで 幼女「きゃー!いやぁ!」ジタジタ
男「おちつ 幼女「たすけてぇ!こわいよぉ!」バタバタ
男「お 幼女「うわああぁん!」ジタバタ
<ナニアレ…><ユウカイジャナイノカ?><ケイサツヨンダホウガ…><イエスロリータ!ノータッチ!>
男「あわわわわわ…」ストン
幼女「ふぅ」
男「い、いや!違うんです!」アセアセ
<キミ、ソノコノナンナノ?>
男「僕は…その…そう!その子の兄です!はい!」
<ホントナノカ?オジョウチャン?>
幼女「んー?男くんはあたしのだんなさまだよ?」
男「お、女!?」
<ナ、ナンテコトヲフキコンデルンダ!?>
幼女「え?おかしいの?」キョトン
男「…そう!妹は僕の事大好きで、将来結婚するんだってきかないんですよ!」ハハハ
<ウウム…>
幼女「おとこく 男(お兄ちゃん!)
幼女「…おにぃちゃん、あたし帰りたい…」
男「そうだね!もうこんな時間だぁ!早く帰らないとママが心配するしなっ!」ハハハ
<ア、アァ、キヲツケテ…>
―帰り道―
男「…あー、危うくロリコンの誘拐犯になるところだったよ…」スタスタ
幼女「…」トコトコ
男「…女?」
幼女「おんぶ」っ
男「…はいよ」シャガミ
幼女「ありがと」ノソッ
男「…」スクッ
幼女「…」
男「疲れちまったか?」スタスタ
幼女「ううん、甘えたくなったの」ギュッ
男「…どうした?」スタスタ
幼女「いろいろ、思い出しちゃったなぁってね」
男「ほう」スタスタ
少女「小さい時にね、こんなあたしの味方になってくれた男の子がいたの」
男「うん」スタスタ
少女「あたしね、最初は信じられなかったんだ」
男「…」スタスタ
少女「だって、みんなから奇病だとか、悪霊にとりつかれているとか言われてたんだもん」
男「…」スタスタ
少女「でもね、その男の子ったらスゴいんだよ?」
少女「あたしをいじめる子や大人の人にこんなこと言ったの」
少女「お前たち、同じ人なのに恥ずかしくないのかー!ってね」
男「…」スタスタ
少女「正義の味方ってホントにいたんだなって、この子なら信じてもいいって思ったの」
男「…」スタスタ
少女「うれしかったなぁ」ギュッ
男「…その男の子はさ」
少女「ん?」
男「病気で両親が外国にいっちゃってたんだよね」
少女「…」
男「だから病気で苦しんでる人は見過ごせなかったんだろうな」
少女「…」
男「ましてや女の子だからさ」
男「悲しい顔なんて見たくなかったしね」
少女「…」
男「いじめる奴は許せなかった」
男「好きで病気で苦しむ人がいるわけないんだから」
少女「…」ギュッ
男「だから思ったんだろうね。助けたいって」
少女「…うん」
男「…」スタスタ
少女「…」
男「あと…恥ずかしながら」
少女「?」
男「ありゃ、一目惚れ…だったしな」
少女「へ?」
男「うん」
少女「いつ好きになっちゃったの?」
男「その子が目の見えない日…かな」
少女「…そうなんだ」
男「…おう」
少女「っぷ!」
少女「あははっきゃはははっ!」
男「~!」///
少女「あはははっ…!」
少女「はーぁ」グシグシ
男「ぐぬぬ…」
少女「な~んだ」クスクス
少女「あたしより先に好きになっちゃってたんだ~?」スリスリ
男「…否定はしないっ」プイッ
少女「男くん、昔はぶっきらぼうだったッスからね」
少女「でも顔に出るからわかりやすかったッスけどね」エヘヘ
男「そんな!?」
―夕方―
少女「今じゃあたしに夢中なんじゃないッスかね?」ヒョコ
男「否定はしないっ」プイッ
少女「あたしの事、大好きッスよね?」ヒョコッ
男「否定はしないっ!」プイッ
少女「むー…」プクッ
少女「…いまさらぶっきらぼうになってもおそいっすよ?」ヒソヒソ
男「はふん…」ゾクッ
少女「ふふっ」クスクス
少女「…」
女「…ちゃんと言ってくれないと、わからないッスよ」ギュッ
男「お、女さん?」
男「あれ?なんか感触が…」
女「後ろは向かないでほしいッス!」
男「どうした!?」
女「服がぴちぴちで恥ずかしいッスから…少しスピードアップしてほしいッス」
男「…」ゴクリ
女「想像して唾飲まないでッス!」ミミモトガオー
男「すみません!」キーン
男「…」スタスタ
女「…」
男「…」スタスタ
女「……ぅ」
男「…」スタスタ…
女「………」ギュ
男「…」ピタッ
女「?」
男「…」
男「ゾッコンだよ。お前に。大好き」
女「…!」ウルッ
女「は、はいっ!」グシグシ
男「…」ミミ///
女(かわいいっ)ウフフ
―女宅前―
男「着きましたよ」
女「ありがとうッス」スタッ
女「まだこっち向かないでね!」トトト ガチャ
ヒョコッ
女「はい、どうぞッス」
男「おう」
女「ここまでおんぶさせちゃってサーセンッス」
男「かまわんよ」
男「これも正義の味方の務めだからな!」フフン
女「ふふっw…じゃあ、カッコいい正義の味方さんにお礼しなきゃいけないッスね」
男「お、なんだなんだ?」
女「…」チョイッチョイ
男「?」スタスタ
女「んっ」チュッ
男「!」
女「えへへ、今日はありがとう!おにぃちゃん!」ニコッ フリフリ
男「お、おぅ!」/////ヒラヒラ
男「…」スタスタ
男「昔から女はかわいかったなぁ」
男「…」スタスタ
男「お兄ちゃんはなかなか良かった…」デレッ
男「…」スタスタ
男「昔の事、いろいろ思い出しちまったなぁ」
男「…」スタスタ
男「父さん、母さん、元気だろうか」
男「…」スタスタ
男「…たまには、手紙でも出すか」
俺「俺には男子がいるからな」
男子「!?」
―朝・女の部屋―
カチ…コチ…カチ…コチ…
女「」パチッ
女「…」
女「…」ムクッ
女「…」
女「男…くん…」
女「…ふふっ」ニタァ
男「」スタスタ
トトトッ コツン
男「?」クルッ
女「おはよっ!男くん!」ニコッ
男「おう、おはよう」
女「んふふっ」ニコニコ
男「どうした?ご機嫌だな?」
女「えへへ」
女「今日も男くんと一緒に居られるから、なんだか嬉しいんだっ」クルン
男「そ、そうですか…」///
女「そうだよぉ~」
女「……これからも毎日一緒なんだから」ボソッ
男「ん?」
女「なんでもっ」タタッ
女「ほら、早く来ないと置いてっちゃうぞ!」
男「えー待ってよ」スタスタ
―学校・朝礼前―
男「おいーっす」ノコノコ
男子「よぅ、おはようさん」ヒサシブリノトウジョウダゼ!
俺「ん」ヒラ
女「みんなおはよー」トトト ガシッ
男「お、女さん!」グラッ
男子「なんだよー、のっけから見せつけてくれるじゃぬぇかぁ!」ムッコロスゾォ!
俺「爆発しろ!」アッ、ヒサシブリ
女「えへへー」
男「女、さすがにくっつき過ぎでは…」
女「嫌なの?」
男「イヤじゃないけど…恥ずかしいです…」///
女「…」
女「しかたないなぁ」ニコッ ハナレ
女「男くんは照れ屋さんなんだからっ」チョン
男「…あはは」//
男子「むっきー!」ガタンガタン
俺「…」
―授業中―
男「」カリカリカリ
女「…」
男「」カリカリカリ
女「…」ジー
男「…?」カリカリ…チラッ
女「!」ニコッ ヒラヒラ
男「ふふっ」ヒラッ
女「♪」カリカリカリ
男「」カリカリカリ
俺「……」
―小休憩―
男「」ガタン スタスタ
女「」トトト ガシッ
男「おわっ!」
女「男くん!どこ行くの?」コクン
男「ベンジョニー」ナンチッテw
女「そっか」ギュッ
男「…」
女「…」ギュ-ッ
男「女さん?」
女「なぁに?」グイグイ
男「離してくれないとトイレ行けないんだけど?」
女「?」キョトン
男「え、どうしてキョトンとしてるの?」
女「え、おかしいの?」コクン
男「おかしいでしょ!?」ガビーン
女「トイレ行こうよ」
男「だから離してくれないと…」
女「一緒がいいのっ!」グワッ
男「!」ビクッ
女「…」
男「…あ、あの」
女「あはは、ごめんねっ」ニコッ
女「あたしが一緒じゃ行けないよね」ハナレ
男「…」
女「早く戻ってきてね!」
男「お、おう」スタスタ…
女「…」
女「…」ッチ
俺「…!」
―昼休み―
男「z5」ボソッ
男子「x3」スタッ
俺「x3」ユラッ
男「…みんな、話がある」ゴゴゴ…
俺「俺も、ある」ドドド…
男子「どったの?」
男「俺、まさか…わかったか?」
俺「あぁ、間違いない」コクン
男「女がおかしいっ…!」
俺「女さんがおかしい」
男子「な、なんだってー!?」ドキャーン
男子「…どこが?」
男「…」
俺「…ふぅ」
男「男子よ、あの女があんなに公然と抱きついて来たことあったか?」
男子「…あるんじゃね?」
男「授業中に手を振ったことあったか?」
男子「見たこと…ないなぁ」
男「…男子トイレまで着いてこようとしたことあったか?」
男子「マジか!?」
男「うるさい!」
俺「うるさい」
男子「すみません!」
男「朝から変だとは思っていた」
俺「あの可憐な女さんから、今日は邪悪な気配を感じる」
男子「…中二病?」
俺「あぁ?」ギロッ
男子「冗談だって!」アセアセ
男「…あと、決定的に違うところがある」
俺「そうだな」
男子「なんだなんだ?」
男「それは…」
女「男く~ん」ヒョコッ
男「お、女」
女「もうお昼だよ?いつまで喋ってるの?」ニコニコ
男子「…」
俺「…」
男「あはは、悪い悪い」ガタッ
男「じゃ、飯食べてくるわ」フリフリ
男子「なんだよちくしょー」
俺「ばくはつしろー」
男「ははは…」
男「女、行こうか」スタスタ
女「うん!」トトト
女「…」ピタッ
男子「?」
女「…」クル…ギロッ
男子「!!!」
女「」トトト
男子「…」パクパク
俺「…」
男子「な、なななななな」
俺「…落ち着け」
男子「に、睨んだよな?さっき、ギロッって…」
俺「これでわかったか?」
男子「なんなんだよ…、いつもの女さんじゃねぇ…」ブルブル
俺「…」
男子「…怖い女さんも素敵だぁ!」キラキラ
俺「」ズゴーン!
男子「なんでっ!」グシャア!
―屋上―
ガチャン カチ
女「…」
男「はぁ、腹減ったなぁ」ノシッ
女「うふふ、今日はなんと!」パカッ
男「おぉ!」
女「手作りお弁当でーす!」ジャーン
男「おおおぉ!すげぇ!」
女「えーとね、卵焼きと、唐揚げ、ミニトマトと、八宝菜!」
男「コレみんな、女が作ったのか?」
女「そうだよぉ」ニコニコ
男「うーおいしそう!いただきまぁす!」
女「まって!」
男「え?」ビクッ
女「ほら」クイッ
女「あーん」ススッ
男「あ、あー…」///パクッ
男「…」モグモグ
男「うまいっ!」ネルネルネルネ?シラネーヨ
女「やったぁ!」ニコニコ
男「女、腕上げたな」ナデナデ
女「!」
女「えへへへ」///
―教室―
男子「そういやさぁ」
俺「そいやっさぁ!」
男子「…」
俺「ごめん」
男子「…お前たちがさっき言ってた、女さんのいつもと違うところがあるってなんなん?」
俺「あぁ、アレはな…」
―屋上―
男「ふいー、ごちそうさまでした」
女「お粗末さま」ニコッ
男「…」
女「…」ニコニコ
―教室―
俺「女さんって、普段語尾に「~ッス」ってつけるよな?」
男子「あぁ、そう言えば…!」
俺「だから…」
―屋上―
男「女」
女「なぁに?」
男「なんかさ…」
男・俺「今日の話し方どこかおかしいよな?」
男子「あ、あ~確かに!なーんか違和感はあったぜ!」ヤッパリナ!
俺「…」ジトー
男子「ほ、ほんとだよ?」
俺「…」
俺「…なんか嫌な予感がする」
男子「え?」
―屋上―
女「あたしの事、嫌いになった?」
男「嫌いにはなってないけど…」
女「…けど、けどなに?」ズィッ
男「今日はなんかおかしいよ?」
女「…」
男「いつもと喋り方違うしさ、なやんか雰囲気が違う」
女「…」
男「照れ屋の女が男子トイレまでついてくる訳ないしな」
女「男くんは疑ってるんだ」スクッ
男「え?」
女「あたしは!男といつも一緒に居たいだけなのに!!」ドン
男「女!?」バタッ
女「嫌わないで…」ギリッ
女「男のためならなんだってやるよ?」キリキリキリ
男「なら、ぐっ、くびを…しめる、な…」
女「うふ、うふふ…」ニタァ
男「う゛っ…」
ガチャガチャガチャ!
ドンドンドンドン!
<カギガカカッテルゾ!><ナニィ!?><ツキヤブルカ!?><オイ、オトコ!オンナサン!?>
女「…」
男「ぐぐ…」
女「」パッ
男「っげほっ!がはっ!」
<オイ、オトコ!?>ドンドン!
女「…」
男「うっせー!なんだよ!?」
<ナンダヨ!シンパイサセンジャネェ!>
男「…」ハァハァ
女「…」
男「女…」
女「時間ッスね、教室、戻ろっか?」ニコッ
男「…おう」
―教室―
男「…」グッタリ
男子「…大丈夫か?元気ないぜ?」
俺「苦しそうだな」
男「…なぁ」
男子「ん?」
男「…好きな人に対して、全力で迫ってきて、終いには殺してでも自分のモノにしようとするの、なんて言ったっけ?」
男子「あー、なんか聞いたことある。なんだっけ?」
俺「…ヤンデレ」
男「それだ!」
男子「それだ!」
男「いつだか、クールなのに積極的になった時があってさ」
男子「あったなぁ」
男「多分、それと似た症状なんだろう」
俺「ふむ」
男「だが、今日は一味どころかすべてが不味い」ダラダラ
男子「な、どういうことだよ?」
男「…もし夕方までに俺が死んでも、女に愛していると伝えてくれ…」エグエグ
俺「落ち着け…」っティツシュ
―午後・授業中―
男「」カリカリカリ
…ポトッ
男(手紙?)クシャクシャ
手紙<スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ
女「♪」ニコッ ヒラヒラ
男「…」ゾー ヒラ
女「…」カリカリカリ
ポトッ
男(なんだ…?)クシャクシャ
手紙<お返事は?
男「…」
男「…」カリカリ
シュッ
女(♪)クシャクシャ
手紙<スキ
女「…」
女「…」ドン!
男「!」ビクッ
男子「!」ガタッ
俺「!」ガバッ
―小休憩―
女「男くん」ツカツカ
男「は、はい!」
女「男くんの、あたしへの気持ちはコレだけなの?」ドン
男「い、いや…」
女「どうなの!?」
男「お!…お前への気持ちは、手紙にはおさまらないから、そのうちのひとつを書いたのさ」ハハハッ
女「…ほんと?」
男「本当だ」
女「…」
男「…」ダラダラ
女「そーだよね!」ニコッ
女「あたしと男は相思相愛で、気持ちなんて言葉とか文字じゃ足りないもんね!」
男「そ、そうだよ!」
女「うふふ、やっぱり男くんはカッコいいなぁ!」キャッキャッ
男「あははは…」
男(こっっっえ~!)エグエグ
―放課後―
キーンコーン
男「お、終わった…」グッタリ
男子「おい、どうするんだ?」
アセアセ
俺「授業中のアレはヤバかったな」
男「速攻で帰りたいけど…」
男「きっと逃げられないだろうなぁ…」
男「お前たちも狙われるかもわからないし…」
男子「マジかよ!?」
俺「…」ポン
男「…」
男「…俺は、女の見方だ。女を裏切るなんて、やっぱりできない」
男子「…」
男「どんな結果になろうと、俺は女を責めたりしない」
俺「…」
男「それに、お前たちを危険な目にあわせるわけにもいかないしな」ニコッ
男子「男…」
俺「…」
男「大丈夫!きっと、きっと夕方には全て元通りさ。その時はまた、会おう…」
男子「…男!お前は今!猛烈に輝いているぞ!」グシッ
俺「健闘を、祈る」ガシッ
男「ありがとう」クルッ スタスタ
男「…感謝する」スタスタ
女「…」
―夕方・河川敷―
女「男くん」
男「女…」ゴクリ
女「あのねおと 男「俺は!」
男「俺はお前が大好きだ」
女「あ、あの 男「今日のお前は少し、いや、だいぶおかしかった」
男「でも俺は、女を嫌いになんてならない!」
女「…」
男「たとえ毒を盛られようが、首を絞められようが、拘束されようが、なんでも耐えてみせる!」
男「…死なない程度なら」
女「…」モジモジ
男「それだけ俺は…女を…愛しているから…」
女「…」ウルウル
男「ほら…、おいで」
女「」トトト
男(いい、これでいいんだ…)
女「」トトトト
男(未練なんかない…)
女「」トトトトト
男(後は、頼んだぞ…男子…俺)
女 ガシッ
男(…!)ビクッ
女「~~~!」ギュ---ッ!
男「あら?」
女「はっ!話を、聞いてくださいッス!!」エグエグ ハァハァ
男「…え?」
女「ご、ごめんなさい!ごえんなさいごめんなざぃ!うっぐ…!」
男「女!?」
女「ぅあぁぁぁ!男くんっ、ごべんねぇ~!っっひぐっ…」
男「!?…っは!夕方か!」
女「うわぁあぁぁん!」
男「な、なんだぁ…」ヘタン
男「ほらほら、そんなに泣いたらかわいい顔が台無しよ?」ナデナデ
女「んっぐ、んあぁぁぁぁ…」エグエグ
男(良かったんだ…よね?)
男「何時ぐらいから戻ってたの?」ナデナデ
女「がっ、ひぐっ学校でっ、出る、うぐ、まえ…ひっぐ…」エグエグ
男「今日の出来事は全部?」ナデナデ
女「ぉ、覚えでっはぁはっ…いますっ、ッス…っぐはっ…」
男「そっか…」
男「怖かったな」ナデナデ
女「っ…はぃ、んぐぐっ、はい゛ぃっ、ぅわああぁぁぁん!」
男「よしよし…」
男「…」ナデナデ
女「…っひっく…」グスッ
男「落ち着いたな?」
女「…はい」グシッ
男「…」
女「…」
男「明日、迷惑かかった人達に謝りに行こうな」
女「…はぃ」
男「大丈夫、これで元通りさ」ナデナデ
男「な?」
女「…はい」ニコ
女「サーセンッス、男くん」エヘヘ
男「かまわんよ」ニコッ
男「ほら、帰ろうか?」ミギテ スッ
女「そうッスね」ギュッ
女「ぃよいしょぉ」スクッ
女「…えへへへ」///ポンポン
男「…」
男「…っぐ」ジワッ
女「え?え??」
男「…い、いつもの女さんだよぉお~!」エグエグ
女「お、男くん!?」
男「ぅあっ…こわがっだよぉ~…」グスッグスッ…
女「あぁ…ごめんね?」ナデナデ
女「…それと、ありがとねッ、男くん」ギュッ
<ウワアアァン!><ヨシヨシッス><エグエグ…>
スタスタ
男子「…」
俺「…」
男子「…よかったんじゃねぇの?」ヘヘン
俺「…だな」
男子「巻き込まれた代償、なーにして貰おうかなぁ?」
俺「…昼飯おごってもらうか?」フフ
男子「いいね!」ビシッ
<オンナサンダイスキダヨォ!><アウ、オトコクン!>
男子「…」
俺「…」
男子「よぉし、限定スペシャルランチ予約しとくかぁw」
俺「おうw」
俺「それと…」
<バクハツシロー!!!!>
―朝・女の部屋―
カチ…コチ…カチ…コチ…
女「」ドクン
女「」パチッ
女「」ガバッ
女「…」
女「男…くん…?」
女「!~…」///
―男宅―
ユメデモシーアエータラー ピッ
男「お、女からだ」カコカコ
女『おはようございます。まだ朝だけど男くんの家へ遊びに行ってもいいですか?』
男「えぇ?まだ…7時30分だぞ?」
男「まあ、いっかなぁ。カムヒアマイハニー…っと」カコカコ ピッ
男「さぁて、準備を ピンポーン!
男「ぇへ?」
ドタドタドタ ガチャン
女「おっ、おはようございますッス!」エヘヘ
男「お、女さん…、すでにスタンバってメールよこしたんですか!?」ガビーン
女「い、いきなり突入は、男くんに悪いッスかなぁって…思いまして…」アセアセ
男「いや~、全然悪く思わないってか…むしろいつでもどうぞって感じ?」チャラッ
女「…!」パァ!
女「はいっ!あたしいつでも突入しちゃうッスよ!」フンス
男「…」
女「男くん?」コクン
男「へ?あぁ、立ち話もなんだから上がって上がって」
男(あ、あれぇ?なんか見とれてしまったぞ!)///
女「はいっ、お邪魔しまッス!」ギュッ
男「おっと、どうしたぁ?」ナデクリ
女「ちょ、ちょっとしがみついてみたッス…す、スキンシップってやつッスよ!」
男「ほほぉ、なら積極的な女さんのほっぺたに、男さんチューしちゃうぞっ!」ムー
女「…ぁ」チュ
男「イングリッシュな挨拶だなw」
女「ず、ずるいッス!あたしもするっ!」ピョンピョン
男「えぇ?」
女「動かないでね?」
男「おう」
女「いくッスよぉ…」ハー
女「んむっ」チュ-
男「」
女「っぷぁ」チュポン
男「」
女「あっ、これじゃおはようのキスになっちゃったッスね」エヘヘ
男「」
女「男くん?」
男(外国のお父さん、お母さん。あのね?)
女「男く~ん?」
男(僕ね、朝から女さんにチューされちゃったよひゃっほい!)
女「もしも~し」ツンツン
男(もうね、お持ち帰りしちゃってもいいかなぁ。あ、俺んちに来てるのか!やったね!とうちゃん!)
女「おーとーこーくーん」ホッペムニムニ
男(何はともあれ、女さんペロペロペロペロペロペロ…)
女「てぃ」クチビルペロン
男「ペローン!!?」ビクウッ
女「あ、気がついたッス」
男「ととととととりあえずもまむめもちつけぃ!!?」グワングワン
女「餅はつかないッスけど、男くん落ち着いてッス!」アワアワ
男「っは!俺か!」
男「オーケー、深呼吸だ」スー…ハー…
女「…あ」ズィッ
男「すー…」
女「はー…」
男「はー…」
女「すー…」
男「すー…」
女「はー…」
男「すー…」パチッ
女「すー…あれ?」
男「…女さん?何してたんですか?」
女「男くんと交互に深呼吸してただけッスよ?」
男「あー、交互に深呼吸しただけか!なーんだ」ハハハッ
女「えへへへ…」モジモジ
男「ははは…はぃ?」
男「あはは…なんか…頭追っ付かないや」
女「大丈夫ッスか?」
男「そういや、まだここ玄関だよ」
女「あれま!」
男「あと俺まだ朝食まだだったわ」グー
男「女は食べてきた?」
女「ありゃ、ご飯食べて来ちゃったッス…」
女「あ、でも!」
男「?」
女「男くんさえ良ければ…」モジモジ
女「…作ってあげるッスよ?」チラッ
男「お願いします」キリッ
女「はいっ!」エヘヘ
―キッチン―
女「お台所お借りしまーッス」パタパタ
男「どーぞー」ヨッコラ
女「あ、男くんのエプロン借りていいッスか?」
男「あー、そこの壁にかかってるよ」シンブン パサッ
女「んー、これッスね」ヒョイッ キュッ
女「そだ、男くんは何が食べたいッスか?」パタパタ ヒラリ
男「そうだ…な」
女「なぁに?」クネッ
男「…わお」
女「おーとこくーん?まーた止まっちゃったッスよぉ?」
男「…」ハッ
女「どうしちゃったんスか?」トコトコ
男「な、なんでもないよ!そうだなぁ、簡単にスクランブルエッグかなぁ?」
女「えー?せっかく作るんすから、もっと朝ご飯にふさわしい物が作りたいッス!」
男「作れるのかぁ?」クスクス
女「言ったッスねぇ?目に物見せてあげるッスよっ」ニヤッ
男「ふははは、楽しみにしているぞー」フフッ
女<ヨーシ、オミソシルツクルッス!>パタパタ
男「…どうしたものかと」ジー
女<トウフトネギハッケン!>パタパタパタ
男「女がこんな時間に来るなんて珍しい。ってか、初めてじゃないか?」
女<ヨイショヨイショ>トントン シャキシャキ トントン
男「うーん、前のような怖さは感じないしなぁ」ヤンデレコワイコワイ
女<オナベハドコカナー?>カチャカチャ
男「…むしろ何なの?」
女<アッタ!…ヨッ…ウワァ!>ガッチャーン
男「大丈夫かぁ!?」ドタドタ
女「えへへ…、ごめんなさいッス」///テレテレ
男「……………!!」ホレテマウヤロー!
女「ふぇ?」
男「痛いところないか?」ポンポン
女「はい…大丈夫ッス」
男「ほら、立てるか?」ミギテ
女「うん」グイッ
男「よしっと」
男「ははは、やっぱり1人じゃキツいって」
女「…あうぅ」モジモジ
男「あー、俺の家のキッチン使うの初めてだろ?」
女「はい…」
男「だからさ、一緒に作ろっか?」
女「…」
男「嫌か?」
女「いいえ、お願いしますッス…」フニャ
男「はいよ」ニコッ
男「あー、じゃあ女はこの鍋にお湯を沸かしてくれ」っナベ
女「はいッス」ジャー…キュッ カチッ ボー
男「その間に卵焼きを作って貰おうかな?」カチャカチャ
女「お、早速出番ッスね!」ヘヘン
男「えーと、これがボールと、はしと、卵ね」テキパキ
女「あ、ありがとうございまス」ワタッ
男「調味料そこね」ユビサシ
女「はいっ」カッチカッチ
男「あとフライパンは用意しておくから」カチャカチャ
女「あぅ…よーし!」
考えるほどヤンデレストーリーに変換されるwww
すみません、しばし寝ます
考えてきます
女「卵をわっ…て」コンコン グシャ
女「…っ」トリトリ
男「…」カチャカチャ
女「お砂糖と、塩…、こしょ」ボフン
女「!」ムズムズ
女「あっ…えっくしゅっ!あっくしゅぃ!」ゲホゴホ
男「おいおい、大丈夫か?」
女「は、はい!」グシュグシュ
女「えーと」マゼマゼ
女「次はフライパンに油をひいて…」ピッピッ
女「卵を入れて…」トローン
女「…」
女「あれ?」
女「!…火がついてなかったッス」カッチカッチ ゴウッ ヒョアァ!
男「…」クスクス
女「うぅ…」ジューッ
女「そろそろッスかね?」ツンツン
女「くるっと、まき…巻き…巻けっ…」ヒョイッヒョイッ
女「…っ」グシャッ
男「…」チラッ
女「まだだ…」ヒョイッ…ヒョイッ…
女「くぅ…っ」グシャッ ボロッ
女「…」アウアウアウ
ポン
女「…」
男「出来たじゃないか」ニコッ
男「ほら、盛り付けたら完成だ」っ皿
女「でも…」グスッ
男「ね?」ナデナデ
女「…ぁぃ」カチャカチャ
男「さぁて、味噌汁も味噌を入れたら出来上がりだけど…」
女「…」カタッ カタッ
男「女」
女「…はい?」
男「男くんは、女さんが完成させた味噌汁が飲みたいな?」ニコ
女「…っ」
女「や、やるッス」グシグシ
男「じゃ、お願いします」っ味噌
女「お味噌…これくらい?」ムニュ
女「いったんお出汁で溶くッス」ネリネリシャバシャバ
男「…」ウンウン
女「火を止めて…」カチッ
女「お味噌を、入れて…」ジャー
女「…」マゼマゼ
女「…」ズッ
女「あちっ」フーフー
男「…」ハラハラ
女「…」ズズッ
女「…」カチッ ボウ
男「…」
女「…」…クタクタ カチッ
女「できたッス…」
男「はい、良くできました」ニコニコ
男「いっただっきまーす!」
女「どうぞ…」ドキドキ
男「じゃあ、味噌汁から」ヒョイッ
男「…」フーフー
女「…」
男「…」ズズッ
男「…」ズズズズッ
女「あ、あのっ」
男「…」ズズズズズズッ
男「…」モグモグモグ
男「…」ゴクン
女「…あ、えと」
男「うまい!」
女「!」
男「おかわり!」っお椀
女「あ、味!…薄く、なかったッスか?」
男「ぜんぜん?」
女「そ、そう…?」
男「おぅ、女の味噌汁なら毎日飲みたいね」ニコッ
女「~!」ギュッ
女「おおおかわり!盛ってくるッスね!」パタパタ
男「ふふふっ」
男「卵焼きも食べてみようか」ヒョイッ
女「…」
男「…」モグモグモグガリ
女「あ」
男「お」
女「…」ジワッ
男「…」モグモグ ゴクン
男「あはははっ」グリグリ
女「…っ!」カクカク
男「入っちゃったのは仕方ないさ!」
男「それにおいしいよ。少し甘めで、好きな味だ」モグモグ
女「男くん…」
女「お、おいしくなかったらマズいって言ってほしいッス!」
男「…なら、言ってやろうか?」カチャン
女「っ」ビクッ
女「はい」キッ
男「…」
女「…」
男「…なんてこった」スス
女「!」
男「こんなの他人に食べさせるわけにはいかないな」ズズッ
女「…や、やっぱり」グシッ
男「あぁ」モグモグ
女「…」
男「…」パクパク
女「…嫌ならもうこれ以上食べなくていいッスよ!?」
男「…」モグモグモグ
女「…っ」フルフル
男「…」ズズ-ッ カタン
女「だか 男「うまいっ!!」
女「!」ビクッ
男「んぶぁ~、よは満足じゃあ」サスサス
女「…」
女「あ、あのっ!」
男「はいよ?」
女「よ、よくわからないンスけど?」
男「えーと、言わなきゃダメ?」ゲフッ
女「だめ!」
男「あははは…」
男「あー、つまりだな」
女「はい」
男「食べさせるならさ」
女「はい…」
男「俺のためだけにしてほしいって事」
女「…おいしくないから?」
男「ぅうまいからに決まってるでしょうにぃ~!」ギュッ
女「あうっ」ドサッ
男「…むしろ一人占めにしたいくらだよ」ボソボソ
女「そ、そうだったんスか」///
男「でも女、料理上手になってきたな」
女「ほんとッスか?」キュッ
男「あぁ、なんかあったかさを感じたよ」
女「そ、それは…あれッスよ」
男「うん?」
女「お、男くんへの…愛…ッスかね」///テレテレ
男「…」
男「……」
女「ありゃ?」パッパッ
男(待って、待ってくださいよ)
男(今日の女さん、なんか積極的過ぎません?)
女「もう、またッスかぁ?」ノソノソ
男(朝から押しかけて、おはようのチューされて、朝ご飯まで作ってもらっちゃったぜひゃっほい!)
男(あわわ、エプロン姿の天使が近づいてくるくるくるくる)
女「…」ジー
男(はぁん、その愛らしいお鼻をカミカミしたいお…カミカミ、カミカミカミカミ)
女「」アー ハナ カミッ
男「カミーユ!?」ビックゥ!
女「あ、戻ったッス」
女「男くん…眠っちゃやぁッスよ…?」ユサユサ
男「ほ、ほぁ…ごめん」コックコック
女「むぅ…」
男「うむっ」
女「どうして止まっちゃうんスか?」
男「まぁ、途中途中止まっちゃうのは、女さんの愛が甘すぎて…男さん、トリップしちゃっただけだからね」キリッ
女「ほ、ほんとぉッスか?」ピョコピョコ
男「もちろんさぁ!」キラン
男「卵焼きの砂糖よりも甘かったね!」
女「…はぅん」コロン
男「おい、どうした!?」
女「男くんが、動かなくなる理由…なーんとなくわかった気がしたッス…」トロン
男「ははは、そうか。なんか恥ずかしくなってきた」///
女「恥ずかしくなんかないッスよ」
女「それくらい、男くんは素敵な人ッスから」エヘヘ
男「お、女さん」ドキドキ
女「男くん…」
男「…」スー
女「…っ」
女「お!」
男「ん?」
女「お片づけしてからに…しよ?」
男「お、おう」///
女「じゃあ、お皿持ってくッス!」
男「いや、俺が持ってくよ」
ニギッ
女「あ」
男「あ」
女「…」
男「…」
…チュ
―キッチン―
ジャー カチャカチャ
男「いつもは1人だからなんとなく洗ってるけど、そばに誰か居てくれると違うな」キュッキュッ
女「あたしはお母さんと一緒ッスからね」フキフキ
男「…」ジャー
女「♪」フキフキ
男「女」
女「はい?」
男「…エプロン姿、似合ってるよ」ジャー
女「…」フキフキ
男「…」カチャン
女「男くんも…」カタン
男「?」キュッ
女「お料理してる姿、かっこよかったッスよ」ニコッ
男「…」
女「…」
男「ふふっ」///
女「あはっ」///
―居間―
男「ふぅ、一段落」ノシッ
女「ごめんね?」ペタン
男「なにがぁ?」
女「朝からお邪魔しちゃって…」シュン
男「そんなこと」フフッ
男「朝に言ったろ?いつでも押しかけてもかまわないってさ」ニコ
女「そ、そうだったッスね」///
男「そうそう」
女「はい?」
男「今日は体の具合どうなの?」
女「……」
男「…え?」
女「それがね?」
男「…うん」
女「…」ゴゴゴ
男「…」ゴクリ
女「すっごく…」ゴゴゴゴ…
男「…おう」ハラハラ
女「体が…」ゴゴゴゴゴゴ…
男「……」ドドドドド…
女「軽いッス」ケロッ
男「…」
男「あへ?」コケッ
男「なんともないんだ?」
女「はいっ」
女「だって目立つ症状がないッスもの」ニコッ
男「そうかぁ、良かったな」ナデナデ
女「…」//
女「だからね?」
男「ん」
女「すっごく…男くんに会いたくなっちゃった…ッス」クルン///
男「…」
★壁殴り代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
从⌒゙ヽ,
,; |i γ゙⌒ヾ, |!
_,.ノ'゙⌒';、人 l!
从~∧_∧ イ ,〉 k 壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています
γ゙ (´・ω・)/ 〈,k_ノ 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
( ハ.,_,ノ~r 壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
)'‐-‐'l γ´⌒゙ヽ、
,、-ー''( |!~、,il ゝ、
γ |! 〈 ヽ ミ、 丿
ゝ ( | ノ _,,,..、,,ゝ、 _,.イ /
\'´ γ゙ヽ.,_ ) ゙|! ̄  ̄~゙il γ⌒ヽ`(/
σ ゝ.,__゙゙'k{ ヾ / !、,___丿 て
> ゝ-ー'゙ <
男「…」
男(やぁ、ここは男くんのトリップワールド)
女「…またッスかぁ?」ノコノコ ギュッ
男(うん、また…なんだ。すまない。仏の顔もってあるけど、こればっかりはトリップせざるを得ないんだひゃっほい!)
女「あたし、もうそろそろ遠慮しないッスよぉ?」スリスリ
男(はぁんクンカクンカ…なんだかフローラルな香りがするお…)
男(はふぅクンカクンカ…あれ、お味噌の香りもほんのり…)
女「…」スー…ハー… ギュ-ッ
男「…っはっ!」ミソシル!
女「…」モゾモゾ
男「お、女さん?俺の膝の上で丸まって…寝ちゃったの?」
女「…」
女「ぅ~…」グリグリ
男「胸に顔を押しつけて…猫みたいになってるぞー」ナデナデ
女「んにぃ~…」グイグイ
男「あははは、くすぐっちぇ」ナデナデ
女「~…」グシグシ
女「っぷぁ…」トローン
男「眠たくなっちゃった?」ゴロゴロ
女「うぅん…」コロン ムニュ
男「…っ」
>>399
5時間頼む 釣りはいらない
(´・ω・`)っ10000
女「あのね?」ウデマワシ
男「うん」ドキッ
女「男くん…好きぃ」ニヘェ
男「…!」/////
男「ぐはぁ~!」ゴロン コウカハバツグンダ!
女「んあぁ」コロン
男「ちょ、ま、待ってくれ!」ドキドキ
女「いいッスよぉ?」ウフフ
男「なんか、なんかさ!遠慮ないよ?」ドキドキドキ
女「さっき遠慮しないって言ったッスよ?」ツンツン
男「で、でもさでもさ!なんかこう…そう!積極的すぎるよ!?」バックバック
女「男くんは…嫌、だったッスか…?」ウリュ
男「そんな事!…ない」
女「…」
男「…っ」フルフル
女「…こわいの?」
男「あぁ…」
男「…幸せすぎてね」ナデナデ
女「…そっか」エヘヘ
女「そんな事言っちゃったら…」
女「あたしだって怖くなっちゃうッスよ」ナデナデ
男「…」
女「男くんは優しいから」
女「いつもあたしより後ろを歩いてくれて、守ってくれるッス」ホッペムニムニ
男「…」グニグニ
女「とても感謝してるッスよ」
女「…だからね?」
男「…」
女「男くんは、あたしに甘えてもバチは当たんないッス」ニコッ
男「…」
女「ねっ?」コクン
男「…そっか」フフッ
男「まいったね」///
女「えへっ」
女「男くんが参ったって言うのは嬉しい時なの、知ってるッスよん」スリスリ
男「なんと…」///
女「あたしも好きすぎてまいっちゃってるッスから」
女「おあいこッスよ」ギュッ
男「あっはぁ…!」キュン
男「…」
女「男くん?」
男「…おあいこじゃないよ」
女「違った?」シュン
男「いや、たくさんのモノをもらったのは女だけじゃないって事さ」ナデクリ
女「…ん」
男「ひとりぼっちだった俺がこうして居られるのも、女が俺の中心にあったからなんだ」
男「だから見失わないように後ろから守ってきたのさ」ギュッ
女「…えへっ」ウルッ
男「だから、俺は女にたくさんあげたいんだよ」グニグニ
女「そんなぁ!」ムニュ
男「おわっ」
女「そんなのずるいッス!ずるすぎッスよ!」グリグリ
男「あたたっ、あははは」
女「あたしだって!男くんのためなら何だってやるっ!」グスッ
女「ひとり勝ちなんて…許さない、ッスよっ」エグエグ
男「…」
男「…ふふっ、ほんと」
男「まいったね」ナデナデ
男「じゃあやっぱり、おあいこだね」フフッ
女「初めからそうだったッスよーっ」イーダ!
男「ごめんて」ポンポン
女「ゆるさないー」プイッ
男「あらま」ポリポリ
女「…」ギュッ
男「…」
女「…」
女「…」ツネリ
男「ぉひょっ」ビクッ
男「女さん、それはアカンて」
女「…」チネリ
男「ぶひょっ」ビクビクッ
女「…っ」ツネツネ
男「だはっ!やあめ、ちょほっ!」グネグネ
女「とぉりゃ!」コチョコチョ
男「おぶっふwはははっ!だ、だめだwwこらっw」グリングリン
女「あはははははっ!」コチョコチョ
男「…っww」ビクッビクッ
女「ふぅ」
男「お、お気に召しましたでしょうか?」クタァ
女「うーん…」
女「まだかなッ!」テヘッ
男「なんと」ドキリ
女「…大丈夫ッスよ」ズイッ
男「え?」
女「痛かったりはしないッス」ノシノシ
女「あ、でも少し息が苦しいかも?」ペロッ
男「…!」///
女「男くん!」
男「ひゃい!」
女「大きく息を吸って目を閉じるッス!」
男「了解です!」
男「すー」
男「はー…」
男「すー―っ」
男「んぐっ!」ギュッ
女「よぉし、いくッスよぉ…」スー…
男「……」
女「あむっ」カプッ
男「…っ!!」
女「んー…」
チユ――――――――――――…
男「」
―――――――――――――ッ女「…っ」
女「まっ!」チュポン
男「っぷはぁ…」チュバッ
女「はぁ…はぁ」
男「はあ、はあ」
女「はぁ…はぁ…っ」ニヤリ
男「ぐぬぬ…」ハァハァ
女「どうっだったスか?」
男「な、長かった…」ハァハァ
女「えへへ」ペロペロ
女「これならお釣りが欲しいくらいッスねっ」ニコッ
男「…」
男「…なら」
女「ん?」
男「お返しが必要だなぁ!」ガバァ!
女「ひょあぁ!」グルン
女「ふぁ…」フニャ
男「…」ナデッ
女「…っ」//ピクン
男「…」
女「…」
男「朝の…」
女「…?」
男「お礼、まだだったよな?」
女「…でもあれは、もう…っ」ピッ
男「…」フリフリ
男「あれはあれ」
男「これは、これだ」スッ
女「…っ」ギュッ
男「」チュ…
…ちゅばっ
女「っ!」
っちゅっ…ちゅ、ちゅぅっ
女「…ん、んむっ」ビクッ
ちゅ…れろっ…れろん…
女「らぁ…るぇぁん…」ビクッビクッ
れろれろれろ…くっち…くちゅっぷ
女「んるんるんりゅ…んむっむぁっぷ…」
ちゅ―――ぅっ
女「…ん………っ」ギュ--ッ
男「ぷはぁ」チュパッ
女「んあぁ」ヌトォ…
男「…はぁ、はぁ」ツー
女「ぁ…あっ…ん」ハァハァ…ビクッ
男「…」フーフー
女「ぁ…」クタァ
男「…」
女「…」
男「…」ツンツン
女「…」
男「…?」ユサユサ
女「…」
男「お、女さん!?」ペンペンペンペン
女「…」グッタリ
男「…」
男「気絶…だと?」ガビーン
男「えっ、ウソ、マジか?」
男「…」
男「俺が…」
男「やりすぎたの!?」
女「…」スー…スー…
男「生きてる…な」ホッ
男「…」チラッ
男「11時30分…」
男「…」
男「…午前中になんてことやっとるか、俺ェ…」///ガックリ
男「…そろそろお昼だよなぁ」
男「…」
男「いつ起きるかな?」
女「…」スー…スー…
男「…」
男「…っ」ゴクリ
男「…」
男「…」スー
プニッ
男「…うわっ」プニプニ
男「…」プニップニッ
男「やわらかい…」
女「…」
男「…」ムニムニ
男「すげぇ…」ムニッムニ
女「…」ピク
男「…っ」ハァハァ クニクニ
男「やっぱり最高だ…」
男「女さんの耳たぶっ」ムニムニ
女「…」フゥ…フゥ…
男「…」
男「…はぁ」
男「この変態めがっ」ペシン
男「…」ヒリヒリ
女「…」フゥ…フフッ…ニヘ
男「…こいつ…w」ナデナデ
男「お昼ご飯作っておくかぁ…」スクッ ヨロヨロ
―昼間・12時40分頃―
カチャカチャ ジャー
女「…」パチッ
女「…」
女「…」ゴロン
女「!」ヒヤッ
女「なぁっ!」
男「どうした!?」ドタッ
女「なっ、何でもないッス!」ワタワタ
男「…」
女「…」モジモジ
男「…おはよう」ニコッ
女「…おはよう、ございます」///
男「ごめんな?」シャガミ
女「ほぇ?」
男「ちょっと…激しすぎた、か?」///
女「…」
女「………ぁっ!」///
女「あれは…まいったッスよ」エヘヘ///
男「すまんな」ナデナデ
女「大丈夫ッス…き、気持ち、良かったッスから…」モジモジ
男「あ、あはははは…」///
女「…っ」
女「男くん、トイレ貸してくださいッス」スクッ
男「おう」
男「場所はわかるよな?」ユビサシ
女「はい、ではちょっと」トコトコ
男「はいよ」ニコ
ガチャン パタン
男「…」
男「…?」
男「なんだこの跡?」
男「…あぁ、片づけ片づけ」スタスタ
―トイレ―
ガチャン パタン
女「…」ハァ
女「やってしまったッス…」スルッ
女「…」ジー
女「お尻がすごいヌルヌルすると思ったら…」クチャッ
女「…うひゃっ」///
女「…」キョロキョロ
女「ふ、拭いたら大丈夫ッスよね?」ガラガラガラ…ピッ
女「…」ズルッ
女「…っ」フキフキ
女「……っあん…」フキフキ
女「……ぐっ………よし」キュッ
グイッ ジャー!
女「…スカートはいてきて良かったッスかね…」バサバサ
女「…パンツよし、スカートよし…?」
女「うわっ、跡ついてたッス!」
女「…」
女「あちゃー…」///
―居間―
カチャン パタン
<カチャカチャ ジャー
女「…」コソコソ
女「…」キョロキョロ
女「…」
女「ふぅ」ホッ
男「おう、お帰り」パタパタ
女「!」
女「は、はい」タダイマ
男「?」
女「ご、ご飯できてたんスね?」アセアセ
男「お?おう」ニコッ
男「ほら、座って」ススッ
男「お腹すいたんじゃないか?」
女「はいっ」キュルキュルクー
男「…っぷははっ」
女「うー…」//
女「お昼はおにぎりッスかっ?」ピョコピョコ
男「おぅ」チャントスワリナサイ
男「中身は男さんオリジナルだぜっ」
女「へぇ!楽しみッス」エヘヘ
男「さぁ、召し上がれ」ニコ
女「いただきまぁッス!」パン
男「いただきまー 女「待ったッス」
男「あ?」アングリ
女「はい」っオニギリ
男「あぁ、なるほどね」っオニギリ
女「はいっ」ニヘ
女「では」アー
女「あーんむ」パクッ
男「あむ」ムグッ
女「…」モグモグ シャキシャキ
男「…」ムグムグ プチプチ
女「わぁ、おいしいッス!」パァ
男「ん、良かった」フフッ
女「あたしのはツナとぉ…しそッスかね?」モグモグ
男「あたぁり」bグッ
男「シソでツナを包んで、おにぎりにしました」
女「ツナがさっぱりして、香りさわやかッスねっ」dグッ
男「…」ニコニコ
女「あたしが持ってるおにぎりは?」プチプチガアル
男「食べてごらん?」
女「はい」
女「あぐっ」
女「…」ムグムグ
女「んんっ!」
女「んーっ!はっ鼻があっ!?」ツーン
男「あはははっ」
男「ちょーっとワサビがキツかったかな?」クスクス
女「これ、ただのすじこじゃないッスね?」グシグシ
男「うん」
男「すじこをわさび醤油につけて、刻んだネギと一緒に握りましたとさ」
女「んむむ、慣れたらすごくおいしいッス」モグモグ
男「うーむ」
女「?」パクッ
男「もっと上手に作れたらよかったなぁ」ムグムグ
女「そんなことないッスよ!」
女「どれも男くんの手作りだけに、売り物よりも断然美味しいッス!」
男「…」
女「…っ!」コクン
男「女…」ジワッ
男「うぅっ」アクシュ
女「お、男くん?」アセアセ ニギニギ
男「…大好きだっ!」グシグシ
女「えへっ、はい」ニコッ
女「あたしも大好きッスよ」ナデナデ
―キッチン―
男「洗い物手伝ってもらっちゃって悪いね」ヘヘヘ カチャカチャ
女「悪くなんかないッスよっ」フキフキ
女「それに食事をいただいたのなら、当然の恩義ッス」キリッ フキフキ カチャン
男「おっ、粋だねぇ?」グイグイ
女「んぉっ、あははっ、集中しないとお皿割っちゃうッスよぉ?」グイグイッ
男「なぁに、その時は弁償してもらうからぁ」グイグイ
女「それはっ、アレッスか?」グイグイ
男「からだで払え」
女「からだで払って」
男「…」
女「…」
男「…っぷ」
女「…くすっ」
男「ははははははww」
女「あははははっ!」
男「やだぁ、女さんのえっち!」クスクス
女「なぁっ?なんであたしが変態扱いなんスかっ!」ガオー
男「すみませんっ!」アハハハ
キュッキュッ…
男「ほ、終わったね」ハヤイハヤイ
女「はい」テフキテフキ
男「じゃあ、お茶にしましょうか?」
女「いただきますっ」ワーイ
――――
トポポポポ
男「粗茶ですが」コトン
女「ありがとうございまッス」
男「よっこい」ノシッ
男「…」ズズッ
女「…」
男「あぁ…」ホッコリ
女「うふふ」ニコニコ
女「…」トコトコ
女「よっこぃしょお」ポスン
男「お、女さん?」
女「なぁに?」フーフー
男「男さんは椅子の役ですか?」ギュッ
女「…」ズズズッ
女「はぅ…」
女「はい」ニコッ
男「やったね!」ナデナデ
女「え、嬉しいんスかぁ?」ニヤニヤ
男「そりゃ女専用の椅子だから、嬉しいよ?」
女「なっ」
女「何言っちゃってるッスか…」///
男「もちろん女だからだよ?」クンカクンカ
女「ひあぁ」////
女「あははっ、くすぐったいッスょ」キャッ
男「いい匂いだなぁ」スー スー
女「ん~…」ピクッ
男「…」
女「よっと」クルッ
男「あぉ?」パチクリ
女「向かい合わせならお互いにかげるッスよ」エヘ ギュ-ッ
男「お、考えたなぁ、さすが甘えん坊」クスクス
女「なぁ?それはどちらがッスか?」カプッ
女「」レロレロ
男「お犬様か」
女「」チューチュー
男「すわれてもほまる」
女「」カミカミ
男「いへへへ、いはいっへ」
女「もう、男くんはわがままッスね」プクッ
男「無反応よりはいいでしょ?」ツンツン
女「…減らないお口は塞いじゃうんスよ」ガシッ アムッ
男「ん~!」チューッ
女「っむ、んっ、あむっ」
男「はぅ、っ、ちゅっ」
女「…っぷへぅ」チュア
男「…はぁ」ツー
女「…」
男「…」ハァ…ハァ…
女「静かになったッスねっ」エヘ
男「あ、あぁ」
男(ヤられる側だと、ダメージ?…でかいな)///
女「んー…」
男「女さん?」
女「うーん」
男「おなか痛いの?」
女「…」ジッ
男「…?」
女「なーんか」
男「へ?」
女「物足りないッス!」フンス
男「えっ、何が?」
女「もっとこぉ…」ジリジリ
男「…」
女「スリルとか?」
男「…スリル」
男「布袋寅泰?」
女「へ?」
男「俺のすべてはお前の物さっ!」ベイベー
女「はい、男くんはあたしのモノッスよ?」キョトン
男「すみません、こちらの話です…」
男「ところで」
女「…ん?」
男「今更この空間にどんなスリルを所望するの?」ムニムニ
女「…」ムニュムニュ
男「…」
女「…」
男「…」
女「んっ?」コクン
男「wwwこの子おもしれぇwwwかわいいwww」
女「だってだって!」
女「…だって、もっと…男くんに…」
男「…女」
女「イジワルしたいッスもん!」ニヘッ
男「…」
男「なんと!」
男「…へぇ、ほぉ、ふーん?」
女「ふふっ、男くんか弱気になるとかわいいッスからね…」
男「お、俺がい、いつ弱気になったと言うんだいっ?」
女「…」ジー
男「…っ」パチクリ
女「…すでに動揺し始めてるッスよ?」ニヤニヤ
男「おうふ…」
女「あははっ」
女「…」
女「うーん、そうッスねぇ…」
男「…」ムスッ
女「…」
女「…お、男くんは」
男「?」
女「女の子の体って」
女「…興味ありますか?」
男「…」
女「…」
男「…も、も一回ゆってもらってもいいですか?」
女「…っ」
女「男くんはぁ!」
女「…お、女の子の体が好きッスか?」モジモジ
男「…」
男「…す、好きです」ブルッ
女「…」ジー
男「…」モジモジ
女「ですよねっ?」ニコッ
男「え?」///
女「ちょっと待ってッス、えーっと…」ゴソゴソ
男「えっ、ちょ、どういうこと?」
女「聞いただけッスよぉ、…あっ!」
女「てれーん!こんな所にアイマスクが」っ◆-◆
男「な、なんて都合のよい!?」ガビーン
女「では、早速つけてくださいッス」っ◆-◆
男「お、おう」スチャッ
女「…」ジー
男「…」
女「…」イェーイ
男「…」
女「一応聞くッスけど、何か見えるッスか?」フリフリ
男「見えないっす」キョロキョロ
女「なら準備完了ッス」ニコッ
男「…」ビクッ
女「ルールは簡単ッス」
女「男くんはただジッとしてるだけッスよ」
男「えー…」
女「で、あたしのいたずらに耐えられなかったらゲームオーバーッス」
女「じゃあ、負けた方は相手のお願いを1つきくって事でっ」
男「俺、だいぶ不利じゃない?」
女「そんなことないッスよ」
女「…ジッとしてればいいんスから」モジモジ
男「?」
女「さて!どーしよッスかなぁ」ニヒヒヒ
男「…」キョロキョロ
女「…」ススス
女「…」ソー
女「…」チョン
男「うっ!」ビクッ
女「わっ、大丈夫ッスか?」
男「お、おう」
男(なんなんでしょう…)
女「…」
女「」フー
男「ぁ…っ」ビクッ
男(こんな気持ち…)
女「にひひひっ」キャッキャッ
男「楽しそうだなおい」
女「だって男くん」ズィッ
女「…かわいいんスもん」ボソボソ
男「おぉ…っ」ゾクゾク
男(初めてっ!)ビクンビクン
女「…」
女「」ペロン
男「おわっ」
女「ふふっ」ススッ
女「…」
男「うぅ…」
女「…」
女「」デコピン
男「あてっ!」ビクッ
男(ヤバい!)ヒリ
女「あ、痛かったッスか?」
女「ごめんね?」ナデナデ
男「あ、いや、大丈夫…」
男(俺…この目隠しプレイに)
女「えへへっ」ツネッ
男「ひょわっ!」ビクッ
男(…なんか快感を覚え始めてきてる!)ビクンビクン
女「…」ジー
女(男くんも満更じゃなさそうッスね)
男「っ…」
女「…」
女(…よぉし)
女「じゃ、これから本番入るッスよ」
男「えっ!まだ本番じゃなかったの!?」
女「今までのはデモンストレーションってやつッスかね」プチプチ
男「ま、マジか…」
男(さっきのが余興なんて…、これじゃ男さん壊れちゃうっ!)ビクビク
女「こっからは…あたしも、キツくなるッスよ…」モゾモゾ
男「そうか…」ドキドキ
女「…」スルスル
女「…っ」パサッ
男「…」ドキビク
男(なんか布のこすれた音がしたような…)
女「~…っ」
女(ま、まだ下着姿ッスけど…)
女(アイマスクしてるとはいえ、こ、これは恥ずかしいッス!)ドキドキ
男「…」
男(ぬの…ヌノ…布……、タオルとか?ヒュッとしてパチーンって来ちゃう感じ?)ドキドキ
女「…」
女「男くん」
男「ひゃい!」
女「腕をまくってくださいッス…」
男「お、おう…」
男(小手はじめに腕かっ)ワクワク
男「…ん」ズリッ
女「…片腕を伸ばして座っておいてくださいッス」
男「…」ストン スッ
女「…では」
男「…」ドキドキ
女「…」
女「」プニッ
男「わっ!」ビクッ
女「あぅ!」グニッ
男「わわっごめん!大丈夫?」
女「だ、大丈夫、大丈夫ッス!」女(あ、危ないところだったッス…。まずお腹をくっつけてみたんスけど、他のところだったらバレる所だったッス…)ドキドキ
男(や、やわらかい何かが腕に当たった…。…ほっぺたかな?)
女「…」
女(き、気づいてないみたいッスね、…よし)
女「…」
男「…」
女「…」ハー
男「…?」
女「っ」シッペ
男「うっ」ペシン
女「…」
男「…っ」ヒリヒリ
男(しっぺか?しっぺキタァ!?)
女「…」
女(ちょっと痛かったかな?)
女「…」ススッ
女(つ、次は痛くないッスよ)
女「…」スッ
女「ん…っ」スルン プリリンッ
男「…」
女「…」
女「…」ソー…
女「…」チョン
女「あぅ!」ビクッ
男「!?」ドキッ
男「大丈夫か!?」
女「わっ、あはは、な、なんでもないッス!」
男「…そうか」
女「…ぅぅ」ドッキドッキ
女「…」ブルッ
女(先っちょに電気流した感じだった…)ハァ…ハァ…
女(つ、続けても大丈夫ッスかね?)
男「…」
男(腕にふたつの感触が…なにされたんだろう?)
男「…っ」
男(謎の感触…なんかときめく!)ドキドキ
女「…」
女(ま、まだバレてないみたい…)
女「…」
女「…っ!」コロン
女(ひっ!床冷たいッス!)
男「…」
女「…ん」ググッ
(ふくらはぎってわかるかな?)
女(…わっ、足上げたらえっちな格好に)ドキドキ
女「…」ギュッ
男「おぅっ」
男(腕に抱きつかれた?でもなんか腕より太いような…)デモヤワラカカッタ…
女「…っ」パッ
女「…」スクッ
女(な、なんてハレンチッスかあたし!)トトト///
男「…?」
男(あら?どっかいっちゃった?)
男「…」
男(なんかされる度に女が苦しそうな声をあげるんだけど…どうなってんの?)
女「…」トトトト
男(あ、帰ってきた)
女「…っ」///
女(パンツがまたスゴいことになってたッス…たまらず拭いてきちゃった…)ガックリ
男「…」
男(腕が痺れてきた…)シビシビ
女「あ、腕下げててよかったのに」キュッ ムニッ
女「っ!」ビクッ
男「ん?」
男「なに今のやっこいやつ?」
女「わ、わからなかったらいいんスよ!」アセアセ
男「あ、うん…」
男(なんだったんだ今の…女の耳たぶみたいなやわらかさだった…)モジモジ
女「…」
女(…抱きつくクセが付いちゃってた!危ない!)ドキドキ
男「…」
女「…」
男「…」
女「…」
男「…ねぇ、さっきのって」
女「!」グニィ
男「んむぁ」
女「まだわからなくていいッスよ!」グニグニ
男「むあぃ、すむぃませんべんめした」
女「…」ピン ピン
男「いてっ…」ハァハァ
女「…むむ」
女「…」
女(まだバレてない、バレてないッス)ドキドキ
男「…」
男(耳たぶ…耳たぶ…)
女「…」
女(まだわからないなら、いっそそれで…)
男「…」ブルッ
男(耳たぶがひとつ、耳たぶがふたつ…耳たぶが二人分…)
女「男くん」
男「耳たぶが三人分!」
女「へ?」
男「あ、ごめん、なに?」
女「あ、はい、呼吸をやめてくださいッス」
男「え?…それは死ねっていう?」ガビーン
女「違うッスよ!息を大きく吸って止めてほしいのっ」
男「な、なんだ」ホッ
男「すー」
男「はー」
男「すー…」ンムッ
女「止めた?」
男「」コクコク
女「…」
男「…」
男(まさかの呼吸を止めるプレイきた!)キラキラ
女「…っ」
女(バレてないなら、そのまま抱きしめたって男くんはきっと気づかないッス…)
男「…」ドキドキ
男(うむ、まだ余裕があるな)
女「…」
女(ば、バレたって大丈夫、後はされるがままッス!)///
男「…っ」
男(おっ、なんかキツくなってきた…でも気持ちい…)//
女「~」
女(せーので男くんに飛びつくッス…。大丈夫、イケる、イッちゃうッス)バクバク
男「…~っ」
男(まだだ、まだイケる!耳たぶが四人分!耳たぶが五人分!)
女「…」ハァ…ハァ…
女(……せー…っの!)
女「えい!」ギュッ
男「んむぅ!」ムニュウ
女「あっ!…あぅっ」ギュ-ッ!
男「んむむむっ!」
男(何コレ何シテ!?やわらかい何かに押しつけられて!こ、呼吸がはっ!)ムニュムニュ
女「ど、どうッスか男く…!んはぁ、男くんっ!?」グイッグイッ
男「んむむっんむむむむっ!」
男(なんかスッゴい人肌!でも苦しい!やわらかい!何コレ!?離してっ!いや、やっぱりこのままで…!)アップアップ
女「ちょ!?あぅん!まっ、ふぁあっ!」ビクッ
男「…んむっ…ぶむっ…」
男(やばい…いろんな意味で気持ちよくなって…意識…が…)ガブガブガブ…
女「やっ、あっ!?…ぁっあっあ゛!」
男「んぐっ…」ビクッ
男(………福耳の天…使…)ガクッ
女「…ぁ…っ」クタァ ビクッ
―夕方―
男「…ぅ~…」ビクビクビクビク
男「…んばっ!」
男「…」ハァハァ…
男「福耳おばけに…押しつぶされる夢を見た…」ハァ…ハァ…
ズシッ
男「なんだ!え゛、真っ暗だ!?」オバケ!?
男「なんでっ?」ワタワタ
男「…あ、アイマスクしてたんだ」ズリッ
女「…」ハゥ…ハゥ…
男「…」
男「……」
男「………」
男「…お、女さんが、パンイチで俺にのしかかって、寝てる…」
男「…」チラッ
男「あ、ありのままry」
男「……」チラッ チラッ
男「…どうなってんの?」
男「………」ジー
女「…」アゥ…アゥ…
男「…」サスサス
男「うわっ、ほんとに裸だっ」スベスベ!
男「…」
男「はっ…耳たぶ!」スッ
男「…」ムニムニ
男「……大きくなってない」ホッ
男「そ、そんな場合じゃない!」
男「まったく!」ヌギヌギ
男「ハレンチなっ」キセキセ///
女「ん…」
男「おい、起きて女!」ペシペシ
女「…あぅ」グスッ
男「ね、ねぇ?」サスサス
女「………」ボヤァ
女「…おとこー、くん?」コクン
男「寝ぼけてる場合じゃないぞ?」ナデナデ
女「んっ…んん~…」グシグシ
男「…」///
女「…?……」
女「…………はっ!」ビクッ
男「…」モジモジ///
女「~~~~!」
女「あっ…あぅあぅあぅ…」/////アパアパ
男「…っ」///
女「どっ、どこまで見たッスか!?」ギュッ
男「お、俺にのしかかってる間は背中と薄い黄色のチェック柄パンツと太もも…」
女「…柄まで言わなくていいッス!」///////
男「あと起き上がった際の…」
女「うっ…」ウルッ
男「!ご、ごめんね?」アセアセ
女「うっぐ…ち、違うッス…」エッグ
男「な、なにが?」
女「じ、実は…」エグエグ
男「…ん?」
女「っ」グスッ
女「あ、あたしがっ」
女「あたしが脱いだのっ!!」
男「…」
女「…っ」
男「…」
女「…ぅぇ」ブワッ
男「!あぁ、泣かないでっ!?」ナデナデ
男「…」ナデナデ
女「…っぐ…」ギュッ
男「…」ナデナデ
女「…」スンスン
男「…」
男「…落ち着いた?」ナデナデ
女「……はぃ」グスッ
女「…はぁ……ふぅ」
男「…」
女「…あのね?」
女「き、今日はあたし、病気の症状もなくてとても元気だったッスよね?」
男「うん」
女「だから、なんかわからないけど、朝起きてからすごく、男くんに会いたくなったの…」
男「…うん」
女「でもきっとそのあたりから、あたしは…こう…、男くんを欲してたんだと思うッス…」
男「お、おぅ」
女「…っ」グスッ
男「大丈夫」ナデナデ
女「…」グシグシ
女「それで…」
女「あんな早くに男くんの家に来ちゃってさ…」
女「さすがにダメかなって思ったら、あっさり許してくれて…」
男「…」
女「あたしすごく嬉しくってね!…1日中好きな人といられるって舞い上がっちゃった」エヘヘ
男「…」フフッ
女「そっからもう歯止めがきかなくてきたの…」
女「気がついたら男くんが好きで好きでしょうがなくて」
女「うん…いろいろやっちゃった…」
男「うん…」
女「だから…、こ、こんな変態…嫌いに、っなっちゃったよねっ?」グスッ
男「…ふっ」
女「…!」
男「あはははっ!」
女「っ……んゎあああぁ」エッグ
男「おとと、ごめんごめん」クスクス
女「ぜ、絶対嫌いになったよぉ~…」エグエグ
男「そんなことないよっ」ギュッ
女「あぶっ…っぐ…」グスッ
男「じゃあ、俺も言わせてもらおうかな」
男「まず俺は朝の一発目に女からメールが来て驚いたね」
女「…」グシッ
男「女が俺を必要としてくれてる事についてさ」
男「嬉しかった」ナデナデ
女「…ん」
男「ふたつ返事で返したら、そしたらもう家の前にいたっていうね!」
男「まさかのサプライズだったよ」ニコッ
女「…っ」//
男「そっからまぁ…スゴかった」
男「まず、おはようのチューで1回、朝ご飯作る女のエプロン姿に2回、食後の女の可愛さにに3回…嬉しくて計3回もトリップしちゃったもん」ニヒヒ
女「あ、あの時だね?」
男「あぁ」
男「もう何されても嬉しかった」
女「はい…」
男「…」
男「女がな?」
女「?」
男「俺にいたずらしたいって言ってさ、初めはおもしろかったけど」
女「うぅ…」
男「まさか目隠しがあんなにスリリングだなんて思わなかったよ!」ハハハ
男「女が何仕掛けてくるかまったくわからないんだもん!」
女「あ、あれは…」アセアセ
男「…その時な」
女「…」
男「その時俺は、それが気持ちよく感じてしまったんだ!」
男「視界をさえぎられていたずらされる事に!」
女「…!」
男「だから変態なのは俺なんだ!」
男「女だけが悪いんじゃない」
女「~!」
男「だからな?別に気にする事は…」
女「ずるいっ!」
男「っへ!?」ビクッ
男「ず、ずるいってなんでぇ!?」
女「ずるいよ!」
女「話では男くんばっかり気持ちよくなってたみたいだけど、あたしだって負けてないもん!」
男「な、なにが?」
女「例えば、昼間男くんの激しいキスで…」
女「…い、イッちゃったもん!」
男「ぅうえ!?」
女「あ、あたしは男くんのキスでイッちゃっうような変態なのっ!」ガオー
男「…っ!」
男「俺だってそのチューの後にボッキしちまって、片づけの間ずっと鎮まらなかったぞ!」
女「まだマシだよ!あたしなんかパンツまで…ぐ…っ…だから!」///
男「っ!」//
男「…お、俺は息を限界まで止めてる事にもかかわらず快感を得てしまったぞっ!」
男「ついでに何かに締め付けられてる間にボッキしちまったしぃ!?」
女「あれはあたしの胸だぁっ!」女「もがいてる男くんに噛みつかれてイッちゃった後気絶しちゃいましたぁ!!」
男「じゃあたぶんその時俺もやわらかさと苦しさが気持ちよくて気を失いました!!」
女「め、目隠し中、腕に胸の先をあてたり、ふくらはぎあてたのに気がつきましたかぁ!?」
男「え!?わ、わっかんねぇよ!」
男「腕とか曖昧すぎてどこがなんだかなんてしりませんよーだっ!」
男「だいたい、シッペとか、つつかれたりする方が感じちゃったし!」
女「なんで!?」
女「あたしなんかあの時またっ…パンツを……やっちゃったし…」ゴニョゴニョ
男「っ…」
女「~!」///
男「…じゃあ俺は裸の女が眠ってる間に耳たぶを愛でてしまうような耳たぶフェチだ!」ギャオー
女「んなっ!?」
女「な、なんで襲って来なかったのっ!!?」
男「無防備に寝てる愛しい女にどうやって仕掛けろと!?」
女「うぐっ…」
女「そ、そんなの男なら、や、やっちゃうものじゃないの…?」
男「初めてはお互いに愛し合って卒業するもんだろ?」
女「!…」
男「…な?」
女「…はい」
男「…っ」///
女「うぅ…」///
男「…」
女「…」モジモジ
男「…」
女「…」
男「…これは」
女「…?」
男「アレだよな?」ウインク
女「?………あ」
女「…はい」ニコ
男「おあいこだ」
女「おあいこッスね」
男「はぁ…」ゴロン
女「ふぅ」コロン
男「…」
女「…」
男「言い争いって初めてじゃないか?」
女「…そう言われてみれば…そうかもッスね」エヘヘ
男「ふふっ、初めての言い争いは、ずいぶんと下ネタだったなっ」
女「…きゅ、急に恥ずかしいなってきたッス」///
男「…」
女「…」//
男「女さん」
女「ん?」
男「…そのパンツください」
女「っ」///
女「ばかっ」ガオー
男「すみません!」
男「けっこう夜になっちゃったけど、時間大丈夫?」8ジハン
女「あ!お母さん!」ノシノシ
女「…」カチッ カコカコ
女「あちゃー…お母さんすねちゃってるッス」
男「あははは…」
女「…」パコン
女「…帰らなきゃ」
男「…そっか」
女「…」
女「その前に着替えなきゃいけないッス」
男「あぁ、どーぞ」
女「…」
男「…」
女「え?ここにいるッスか?」
男「え?ダメか?」
女「もう、えっち!」
男「もう1回言って…」ハァハァ
女「…っ」プイッ
男「…」
女「…」スルッ パサッ
女「…」シュルッ キュ カチッ
女「…」モソモソ スルスル
女「…」ポチポチポチ…
女「…」スルッ ギュッ ポチポチ
女「…よし」ポンポン
男「ワンピースだったんだね」ジー
女「…ずっと見てとれてたんスか?」
男「うん」コクン
女「…」
女「…えーっち」クネッ
男「…っ」///
―玄関―
ガチャッ
男「暗いなけっこう」
女「ほんとだ」ノビー
男「送っていこう」
女「大丈夫ッスよ?別に」
男「いいや、途中まででも送るよ」ハキハキ
女「…ありがとッ」ニコッ
―女宅方面―
男「…」スタスタ
女「…」ギュ-ッ トコットコッ
男「…女さん」
女「はい?」
男「…俺はさ。俺の人生に、女が居てくれてほんとに良かったって思うよ」ニコッ
女「っ」
女「い、いきなりッスね」ドキドキ
男「ふふっ」
女「…やっぱり男くんは卑怯ッスよ」
男「ん?」
女「」チュッ
男「」
女「…っぷぁ」
女「これがあたしからの返事ッス」ギュッ
男「…あぁ」ギュ-
男「何か濃密な1日だった」スタスタ
女「そうッスね」トコトコ
女「…すごく疲れちゃったッス」ヨロヨロ
男「2回もイッたらな?」クスクス
女「んんん!」プクッ
男「ごめんて」ツンツン
女「…」
男「あははは…」
女「……そっか、男くんはまだなんスね…」ボソッ
男「ん?」
女「そんな男くんにいいモノ貸してあげるッスよっ?」コクン
男「はぇ?なんだ?」
女「ちょっと待ってね」グイッ
男「お、おう」
女「…」スルスルスルッ
男「…!!」
女「…」ヌギヌギ
男「…っ」
女「はい」っパンツ
男「…はい、って女さん!?」ガボーン
女「え?くださいって言ったッスよね?」キョトン
男「い、言ったけど…」
女「…なら今日はこれで勘弁してくださいッス」
男「な、なんで?」
女「ほ、本来ならあのまま最後までしてあげたい所ッスけど…」
女「…生憎帰らなきゃいけないッスから」
女「今日はコレを貸してあげるッス」ピラッ
男「あ、あなた、一体どこでそんなこと覚えてきたの?」///
女「あたしをなめちゃいけないよ?これでも変態さんなんだからっ!」エヘン
男「そこ、胸張るところじゃないって」フフッ
女「うっ、うむむ」///
男「…」フゥ
男「お心に感謝して、ありがたく使わせて頂きまぁすっ」デレッ
女「あ、でもちゃんと洗って返してねッス」ニコッ
男「あ、はい」キリッ
女「あ、家の近くまで来ちゃったッスね」トコトコ
男「そうだな」スタスタ
女「…じゃあ、男くん」クルッ
男「…おう」
女「今晩はあたしの夢を見ますようにっ」チュッ
男「…!」ンム
女「ありがとう!おやすみなさいっ!」ブンブン
男「お、おう、おやすみっ」フリフリ
~こうして、2人の長い1日は終わり、夜は更けていった~
―男宅・男の部屋―
男「…」ゴロン
男「…」
男「…」モソモソ
男「…」ピラン
男「…」
男「…」クンクン
男「…っ!」
男「うおおおおおおおおっ!!」モゾモゾモゾモゾモゾモゾ!
男「!」クンカクンカ
男「うおおおおおおあぁっ!!!」モゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾ!
男「うおっ!うおっ、うっ…ううっ……!」
男「ふぅ…」
男「…」ハァハァ…
男「…」ハァ…ハァ…
男「……すっげー出たぁ」テカテカ
<パンツスゲェ!!>
――――
女「ひっくしゅっ!」
女「うぅ、お腹の下がムズムズするッスよぉ…」モジモジ///
~そんな1日の出来事だったとさ~
普通に綴りゃあいいのに、こんなに長く、ましてや大変だらしなくなってしまった事…本当に!…すまないと思っているっ
見ていただいた方、アドバイスをくださった方、壁殴り代行の方、ありがとうございました
いつものように、ほのぼのとやってきます
<思イツイタラ書イテッテネー>
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2834606.jpg_1seonp5gsvyokqnnmrmt/www.dotup.org2834606.jpg
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>>511
まいった、嬉しすぎてハゲた
ありがとう、ありがとう!
いやーまいった
こんなにご支援いただいたら期待に応えるがつとめ
少ししたらやります
お付き合いください
―朝・女宅―
女「~♪」モゾモゾ
女「~」キュッ
女「…ん」グシグシ
鏡
女「♪」チラッ
女「♪…」
女「…」
鏡
女「…」チラッ
鏡<マンマルオメメ
女「…」パチッ パチッ
女「ひっ…!」ブルッ
<ギョワアアアアアァッ!!>
ドタドタドタ バタン!
女母「どうしたぁ!?」
女「…あ…あぁ…」ブルブル
女母「ど、どうしたんだい…?」ススッ
女「お、お母さん…」
女「…あたし」
女母「…ん?」
女「こんな顔になっちゃったッス…」ギョロッ ボロボロ
女母「ひっ!」ビクッ
女「…」エグエグ
女母「ひょわああああ!おばけ嫌あああぁ!!」ドタドタドタ…
女「…」
女「お、お母さん…」パチクリ
―1階・居間―
女「…お、お母さん?」トコトコ
女母「や、ちょっ、待って!!」ガタッ
女「…っ」
女母「ま、待ってね…」スーハー
女「…」
女母「…」ソー…
女「…」パチパチ
女母「っぐ…」ブルッ
女「だ、大丈夫?」ジロッ
女母「…!」
女母「ご、ごめん、ダメみたいっ」グスッ
女母「お、女で…間違いないんだよ、な?」チラッ
女「はい…」
女母「…」フー…
女「…」パチッ
女母「…っ、よし!なれた!」ギュッ
女「ふえ?」ビクッ
女母「もう驚かないよ」ニカッ
女「うぅ、お母さぁん…」エグッ
女母「よしよし」ナデナデ
女「ぐすっ…ひ、ひとつ目おばけとか、なんなんスかぁ…」ボロボロ
女母「…欠損系の症状にしても、こりゃどう見てもひとつ目おばけだな…」
女「こんなんじゃ…学校いけないッスよぉ…」ウルウル
女母「うーん…」
女母「…聞いてみるか」
女「…?」
女「どうしたんスか?」グシグシ
女母「まぁ、すぐわかるよ」ニヤッ
女母「…」カコカコ
女母「…」
女母「やぁ、おはよう」
女母「うん、いやね、今日は今から来れないかな?…うん」
女母「……そうそう、うん………ちょっと面倒なことで…っ」
女母「うんうんwはい、はいはいww…じゃ、待ってるよ、はい」ピッ
女「…」
女母「だってさ」クスクス
女「え?何が?」パチクリ
女母「っ…正義の味方さんさ」ニカッ
女「…!」
女「お母さん…」///
女母「じゃ、学校には理由言っておくから、おとなしくしてなよ?」グシャグシャ
女「…はい」ニコッ
女母「んじゃ、会社いくね」ピッ
女「はぃ、いってらっしゃい」ヒラヒラ
女母「…」ガチャッ バタン
女母「…」
女母「…っ」ブルッ
女母「や、ヤバかった…」グスッ
――――
タタタタ ガチャッ
ドタドタドタ バタン
男「どうした女っ!」ドン!
女「…」
男「…」
女「…男、くん…」スクッ
男「おう?」
女「…」
女「お…とこ、くん」ユラァ
男「…」ビクッ
女「…」ユラッ
男「…っ」
女「…」ズルッ
男「な、なぁ、どうして…うつむいてるんだ?」アセアセ
女「…」
女「男くん…」
男「…はい」
女「…」
女「驚かないで…ね?」
男「…」ゴクリ
男「う、うん…」
女「…」
女「…あのね」ズルッ
男「…」
女「…っ」トトト ギュッ
男「うおっ?!」グラッ
女「あたし…」グスッ
女「こんな顔になっちゃったッス…」ギョロッ
男「…わっ!」
女「…っ」フルフル ギュッ
男「…わ?」
男「…」ジー
女「…うっ」ジワッ
男「…わ」
男「…」
男「わお」
女「ん…んっ…」フルフル
女「…」
女「えっ?」パチクリ
男「…」ジー
女「…」パチパチ
男「…」ジーー
女「…~っ」
男「…」ジーー-ッ
女「…ぃゃ」プイッ//
男「…っぶはっ!」デレッ
女「な、なんで!?」
男「んあ?」
女「なんで驚かないんスか!?」ユサユサ
男「いやだって」カクカク
男「かわいいじゃん?」
女「…」
女「えっ」
女「な、どっ、どこがッスかっ?」クワッ
男「語っていいの?」ズィッ
女「あ、は、はぃ、どぞッス…」
男「んおっほん、では」
女「…」
男「まぁ、ひとつ目おばけってさ、一般的に和服を着たおかっぱ頭の少女なイメージじゃん?」
女「そ、そうなんスかね?」コクン
男「まぁ、知ってる限りだけどね」
男「そんで、大きなひとつ目の顔で゛おばけだぞー゛って驚かそうとするおばけじゃん?」
女「さ、さぁ…?」
男「もうそれだけでもうかわいいじゃん!?」クワッ
女「…へ!?」ビクッ
男「だってその大きくて潤んだ瞳で驚かそうだなんて、発想がすでにかわいいじゃん?」
女「か、かわいくはぁ…ないかと…」
男「ましてや、目をうるうるさせて切ない眼差しで見つめられちゃったら……」
男「…っ」ブルッ
男「正直…たまりません」キリッ
女「…」
男「なので、最初はおばけが出た意味でびっくりしたけど、ひとつ目な女さんと知って、今は別な感情が芽生えていますってこった」ドキドキ///
女「…」
男「こちらからは以上です」ニコッ
女「…」
男「…」
男「…?」
女「…」ジトォ
男「うぐっ」ドキッ
女「なーんか、ビクビクしてたあたしがバカらしくなってきたッスよ…」プイッ
男「あらら…」
女「男くんはつまり、ひとつ目がお好みな感じッスか?」ジロッ
男「いや、耳たぶの方が大好きですっ!」
女「今はそんな話じゃないッス!」ギロッ
男「うひゃ」キュン///
女「さっきからなんスか?睨むたんびにビクッとしちゃって?」
男「い、いえ、なんか胸がキュンキュンしちゃうっていうか…」
女「えー…」ジト
男「うっ」//
女「…」
男「…」
女「…っぷ」
男「…?」
女「うふっ、あははははっ!」
男「…う、うぐ」
女「んふふふ…」クスクス
女「さすが男くんっ」
女「やっぱり私の味方さんッスね」ニコッ
男「たとえどんな姿であれ、女には変わりないからな」フフッ
男「お前を悲しませはしないさ」
女「うっ…」ウルッ
男「よしよし、泣かない泣かない」グシャグシャ
女「…はいっ」グシグシ
女「ありがとッス男くん」ニコッ
男「いやー、まさか女の母さん直々に電話で呼び出されるとはね」
男「学校休みにしちゃったし」ハハハッ
女「…」
男「…女さん?」
女「…お母さんは」
女「…あたしの顔みて、初めはひどく怯えてたッス…」
男「…んー」
女「男くんを呼んだのも、パニックになってたところも、あったかもしれないッスね」
男「…」
女「…」シュン
男「…女の母さんってさ」
女「?」
男「おばけ大っ嫌いじゃなかったっけ?」
女「えっ?」キョロッ
男「んー昔さぁ、俺と女と女の母さんで、お祭りのお化け屋敷行ったの覚えないかなぁ?」
女「あー…」ウーン
男「そんでさ、お化け屋敷の入り口のさ、ひとつ目のろくろっ首で腰抜かしたの、覚えてない?」
女「はいはい!あったッスねそんなこと!」ニヒッ
男「でさぁ、思いっきりすっころんでさぁw」
女「大声で叫んでたッスよね!」
男・女「ひょあああぁ!って!」
男「いひひっ」
女「あははははっ!」
<ヘーックショイ!>
男「まぁ、人には苦手なモノくらいあるってことさ」
女「そうッスね」
女「あの後すぐにあたしを心配してくれたッス」
女「…やっぱりあたしのお母さんは強いッス」
男「あぁ、素敵なお母さんだよ」グシャグシャ
男「ふー」
女「…」パチパチ
女「あ、せっかく来てくれたんスから、お茶煎れてくるッスよ」スクッ
男「あら、おかまいなくぅ」ホホホ
女「なんスかそれぇ?」クスクス
男「…」
<トコトコ>
男「…かわいいなぁ」ホフゥ
<カチャカチャ>
男「オバケなんかうーそさ!っていうから、諦めてたけど…」
<ジャー トポポポポ><ウワップ!ユゲガメニ!>
男「かわういなぁ」デレッ
女「うー…」グシグシ トコトコ
女「なにニヤついてるんスか?」カチャン
男「ニヤニヤしたかっただけですよ」
女「理由がわからないと気持ち悪いだけッスよ」ジトッ
男「あはぁん」ビクン
女「うわぁ…」
トポトポ ピンッ
女「ぎゃっ!」ビクッ
男「どうした!?」
女「は、はねたお茶がっ、目にっ」グシグシ
男「あぁあぁ、こするなこするな」
女「うぅっ」シバシバ
男「大丈夫か?」
女「…あい」ウルウル
男「…」
女「…」
男「これはあざとい」
女「…へ?あざ?」
男「目が大きな分、普段より異物が入りやすいのか…」
女「な、なんかヒリヒリするッス…」シバシバ
男「どれ、ちょっと見せてごらん?」
女「ぅ…」ジッ
男「…」ジー
女「…どぉッスかぁ?」
男「……」
女「……ねぇ?」パチッ
男「…」
男「」チュ
女「んむっ!」チュ
女「…っ」
男「…」
女「な、ななななっ!」アワアワ
男「…っおぉ、吸い込まれる錯覚におちいった…」グシグシ
女「…っ!」プクッ
男「ご、ごめんごめん、見上げる時のちょっと半開きになる口元が愛らしくて」エヘヘ
女「ふ、不意打ちは卑怯ッス!」キッ///
男「今の場面は、しとかなきゃいけない気がした!」シイラレテイルンダ!
女「気のせいッス!!」ガオー
男「すみません!」ウェヘヘ
男「でも今のでヒリヒリは治ったんじゃない?」
女「かゆいヒリヒリが熱いヒリヒリに変わったッスよ!」モゥ
男「なら大丈夫だなw」
―昼過ぎ―
男「なぁ?」ジャー カチャカチャ
女「はい?」フキフキ
男「昼飯も終わったし、少し外に出てみない?」カチャカチャ
女「えー…」カチャン
男「帽子を深くかぶればわからないさ」ジャー キュッ
女「で、でも…」フキフキ
男「人間は日光に当たらないと不健康になるんだぞっ」
男「…あ、おばけさんは夜が過ごしやすいかな?」ニヤッ
女「…っ!」ムッ
女「あたしはおばけじゃないッス!」ガオー
女「じゃあ行こうッス!お散歩へ!」ギョロッ
男「お、おうっ」ドキドキ
男(ガオーとギョロッのダブルパンチきたぁ!)フッフゥ!
―外・近所―
男「…」スタスタ
女「…」トコトコ
男「女って、めったに帽子かぶらないけどさ」
女「ん?」チラッ
男「ふむ…」
男「…けっこう似合ってんなぁ」
女「あ、あははは…」フニャ///
男「麦わら帽子とか健康的だわっ」クイッ
女「…あたしは帽子って、苦手ッス」ボウシギュッ
男「なして?」
女「うー、頭が押しつけられる感じ?がなんか嫌ッス…」ムーン
男「撫でられるのは好きなのに?」
女「そ、それはそれッスよっ」//
男「あらあら」ニコ
男「…」スタスタ
女「~♪」トコトコ
男「…」チラッ
男(帽子の裏からたまに覗く瞳がまたなんとも…)ハゥ
女「男くん?」キョロッ
男「わ!な、なんもやましいことなんてっ!」ビクッ
女「…」ジトォ
男「…す、すみません」
女「はぁ…」
女「ところで、あたしたちはどこに向かってるッスか?」ナガシメ
男「ん?あぁ」
男「…ちょっと、思い出の場所へ、ね」ニコ
女「思い出の場所?」
男「そっ」
女「思い出はいろいろあるッスけどねぇ…」ウーン
女「どこでしょう?」コクン?
男「あー、そうだなぁ」
男「ヒントは今の女の目と、長い首、かな?」
女「…」パチパチ
女「…んっ!何となくわかるような、多分あそこかも!」ティロン
男「さすがにわかるよな」フフッ
女「まだお祭りの時期じゃないッスけどねっ」
―神社―
男「とおちゃーく」フィー
女「やっぱりここッスねっ」ニコッ
男「あぁ」
男「神社は人あまりこないし、静かだし、おばけ出てきそうで楽しいしなっ?」キラキラ
女「…お、男くんの目が少年のように輝いてるッス…」アルイミマブシイッス
男「…ふむ」
男「神社にきたらまずはアレだろ?」
女「アレ?」キョロッ
男「そう…」
男「参拝だ!」
女「り、律儀ッスね」アハハハ
カランカラン…パンッパンッ!
男「神様、ここで遊ばせてください」ナムナム
女「…遊ばせてください」ナムナム
男「あと、おばけと遊びたい!」クワッ
女「あたしは遊びたくないッス!」ギョロッ
男「…よし」
男「何しようか?」
女「…」ウーン
女「せっかくお散歩しにきたなら、神社をまわってみないッスか?」
男「ナイス」bグッ
女「えへへっ」dグッ
男「神社の狛犬ってさ」
女「はい?」
男「…けっこうかわいい顔してるよなっ」ナデナデ
女「…」
男「なっ?」キラキラ
女「よ、よくわからないッス…」
男「昔はよく、またがって遊んだもんだ!」
女「はっきりいってバチ当たりッスね」クスクス
男「今だってやってみたいけど…」
女「えぇ…」シラッ
男「無理だな」
女「そりゃそうッスね」
男「体重的に…」ウーン
女「モラル的に無理ッス!」
女「神社の下に入ってよく遊んだッスよねっ」トコトコ
男「入っなぁ」
男「中すっかすかだけど、秘密基地にしてたよな」フフッ
女「うんっ」モゾモゾ
女「わっ、あたしまだ入れるッスよ!」ヒョコッ
男「!おぉう…いい眺めだな」
女「そんなに視界はよくないッスよ?」パチクリ
男「…」チラッ チラッ
女「?」
女「した?」チラッ
女「…!」ミズタママルミエ
女「バッ、バカバカッ!えっちっ!」///
男「うっへっへ」
女「…」ジロッ
男「…ごめんなさい」ボロッ
女「っふん!」プイッ
男「ふ、不可抗力なんです!」ドゲザー
女「…!」
女「ど、土下座はやめてッス!」
男「…」ドゲザー
女「お、男くん!頭あげてくださいっ」
男「…」
女「…あっ、あの」ワタワタ
男「…ビー玉みっけぇ!」っ°
女「…………」
女「…っ」ギロッ
男「っ!?」ビクッ
女「…このっ、このっ!反省してよっ!」ペシペシペシペシ
男「す、すみませんっ!」アウアウ
ガサッ…
女「っ!」ビクッ
男「?」
男「どうした?」
女「い、今そこの茂みが、がさって…」
男「…」
男「きたかっ!?おばけっ!」ガサッ!
女「な、なんで立ち向かうんスか!?」
男「本物のひとつ目おばけかもしれないだろ!」ノシノシ
女「ぜ、全然嬉しくないッス!!」ガオー
男「出といで~」ガサガサ
男「…っ」ガッサガッサ
男「!うおわっ!」ドテッ!
女「お、男くんっ!?」アワワワ
女「お、男くん!男くんっ!?」
…
女「やだ、冗談はやめてほしいッスよ!」グスッ
…
女「…男くんっ!ねぇ!」エグエグ
…
女「っぐぅ…」
…ガサッ!
女「ひっ!ひょわあぁ!!」ビクビク
ガサガサガサッ!
女「ううっ!」ギュッ
男「…」っ猫<…
女「…っ」フルフル
男「…」っ猫<ジタバタ
女「…」
男「…」っ猫<ニャー
女「…ん?」オソルオソル
男「…」っ猫<ニャーン
女「男くんっ!」エグッ
男「ごめん、心配かけた…」
男「でも……」
男「…ネコかよっ!」ポイッ 猫
女「もう、どっからツッコミいれたらいいかわかんないッス!!」グスグス
―夕方―
女「っ!」トトト ギュッ
男「おっと!」ガシッ
女「…もうびっくりさせないでほしいッスよぉ…」エグエグ ギュ-ッ
男「ご、ごめんな」ナデナデ
女「おばけはもうこりごりッス…」ポロポロ
男「う、うん、そうだな」ナデナデ
女「…」グスッ
女「…っ!?」ギョロッ
女「わっ、わっ!わっ?」ギョロギョロッ ギョロギョロギョロッ
男「っっっ!!?」
女「め、目がっ!」ギョロッギョロッ
女「うぐっ!」シャガミ
男「おい!目がどうした!?」
女「…っ……っ」ブルブル
男「…お、女?」
女「…」
男「しっかりしろ!おい!」ユサユサ
女「…」
男「…」
女「…ん」スッ
男「…?」
女「んん…」グシグシ
女「…お、くん?」ボヤァ
男「お」
女「あ」フタツアル
男「戻ったな」ヨシヨシ
女「…っ」
女「うぐぐぐっ…!」ジワァ
男「…」
女「や、やっぱり目は2つある方がいいッス!!」ウワアァン!
男「…あぁ」ニコッ
男「やっぱりいつもの女が1番だよ」ナデクリ
―女宅・近所―
男「すっかり暗くなっちまったな」スタスタ
女「はい」トコトコ
女「でも、久しぶりに神社行けて楽しかったッス」エヘヘ
男「ひとつ目の女さんで思い出したからなっ」クスクス
女「…っ」
女「もうおばけは嫌ッス!」プイッ
男「ははははっ」
男(また、なってもらいたいなぁ)ドキドキ
女「じゃ男くん、また明日ね」フリフリ
男「おう、お母さんによろしく言ってくれ」ヒラヒラ
女「はい」ニコッ
――――
男「…」スタスタ
男「…」スタスタ
男「…」スタスタ
…トトト
男「…」スタスタ
…トトトト
男「…」スタスタ
…トトトトト
男「…」スタスタ
…トトトトトト チョンチョン
男「ん?」クルッ
男「…」
男「…気のせいか…?」スタッ
子供?「…」
男「おわっ!」
子供?「…」
男「…」
子供?「…」
男「どうしたのかな?」シャガミ
子供?「…ふふ」クスッ
男「…!」ゾクッ
子供?「…お兄さん…」
―――――――――――
ひとつ目「アソボウ?」ギョロッ
―――――――――――
男「!!!!!?」
男「で、ででっ…でっ…」フルフル
ひとつ目「キャハハハハハッ!」ギョロギョロッ
男「……っっっ」
男「でたぁああああぁ!」キラキラ
ひとつ目「……………エッ?」パチクリ
<ホ、ホンモノキタコレッ!><オッ、オバケダゾォ!コワインダゾォ!?>
<ウッハ!カッ、カワイイ!>ナデナデ<ヤ、ヤメテヨ!>アウアウ
<ウワァスゲェ!モッテカエルシカネェ!>ヒョイ<エ、ヤメテ、オロシテッ!ヒョワアアアァ!!>
~次の日、ひとつ目は居なくなっており、男はおばけを捕まえた事を話したが、誰も信じてくれなかったそうな~
男「」スタスタ
…トタトタトタ
男「」スタスタ
トタトタトタ ヒョコッ
男「?」
?「おはようございます」ニコッ
男「…」
?「…」ジー
男「…」キョロキョロ
?「?」
男「…」オレ?
?「はいっ」コクン
男「…あ、あー」
男(どなたでしょう、こちらの可憐なお姉さんは…?)
男(俺の学校と同じ制服だよな…)ウーン
男「え、えーと…どこかで会ったことありますか?」
?「うふふっ」
?「わかりませんかね?」クスクス
男「えぇ?」
?「よ~く悩んで考えてね?」ニカッ
男「…っ」//
男(何だろう、見たことある笑い方…)
男(ニカッと…ニカッと……!)
男「…あ!」
男「女さん」
?「うふふっ、あた 男「のお母さんですか!?」
?「り…」
男「…」
?「…えっ?」
男「へっ?」
?「…」
男「…」
?「さ、さっきのもう一度言ってもらって、いいかな?」
男「へっ?」
?「その前っ!」
男「女さんのお母さんですか!?」
?「そう、それ!」
?「あ、あたしのお母さんが制服着て学校に登校すると思ってるんスか!?」
男「あ、そっか…」
男「…」
?「むーっ…」プクッ
男「…え?あれ?」
男「あたしのお母さん?てかその話し方っ…」
?「…やっと気づいたッスか?」ヤレヤレ
男「あ、あははは…」
男「い、一応お聞きしますが、お姉さんは…、女さんですか?」
女「…そうッスよ」プイッ
男「ま、マジか」
女「ひどいッスよ…男くんひどいッス」エグエグ
男「す、すまんかった」アワアワ
女「…」フフッ
女「お姉さんはわかるッスけど、まさかお母さんって言われるなんて思わなかったッスよ…」
男「だ、だって笑い方が似てたんだもの…」
女「まぁ、お母さんの娘ッスから、将来大人になったら似るかもしれないッスね」
男「ま、よくよく見れば女だとすぐわかったけどねっ」フフン
女「嘘おっしゃいっ」ツン
男「おうふ」ビクン
男「…」ジー スタスタ
女「…?」トタトタ
男「そんなことよりさぁ…」ジロジロ
女「ん?」
女「…っ!」バッ
男「大人っぽくなったなぁ…」ジロジロジロ
女「な、舐め回すように見ないでよっ」///
男「あははは」
男「その様子だと今日は成長する症状?」
女「たぶんそうッスね」
女「制服がきつくて少し無理やり着てきちゃったッス」ムチッ
男「ひえー」ジロジロジロジロ
女「…み、見すぎッスよ!」モジモジ
男「…」ジー
女「…」//
男「…」ジー
男(ま、まいった、すげーかわいい…)
男(いや、かわいいを通り越してなんか、品があるというか、綺麗になったな…)
女「…っ」///
女(お、男くんからの視線が…)女(あ、あついッス!)ドキドキ
男「…」ジーッ
男(あの小さくて華奢な女さんが、将来ここまでナイスバディになるというのかっ!)クワッ
女「…」ビクッ
女(な、なんかスゴい形相であたしの体を見てるんすけど…)女(は、恥ずかしいっ)///モジモジ
男「…っ」ジーッ
男(くっ、女が身をくねらせると腕の間に制服でぴっちりしてるにも関わらず、主張してやまない立派なたわわがしき詰まって…)
男(エロいっ!)///ハァハァ
女「…お、男くんっ」
男「っ!ひゃい!」ビクッ
女「さ、さっきからいやらしい目つきで、あたしのどこをみてたの?」
男「っ!い、いやらしいくなんて…見てたかな?」フイッ
女「…」
女「…」ニヤッ
女「質問したのはあたしッスよ?」ジロッ
男「あ、いや…」ドギマギ
女「そ、それとも男くんは、お、お姉さんの言うことがきけないのかな?」ズイッ
男「うっ」ビクッ
男「…っ」
女「…」
男「おっ」
女「…ん?」
男「女さんのその…ナイスなボディがあの…」
女「…お姉さん」ボソッ
男「へ?」
女「お姉さんの体が、なんですか?」
男「お、お姉さんの健康的な体に…」
男「…見とれてましたぁ」フニャ//
女「そ、そうだったんスか…」///モジッ
女「っ、じゃなくて」フルフル
女「そうなんだ?やっぱり男くんはいやらしいんだね?」ジトッ
男「は、はいぃ…」
男「いやらしいくて、ごめんなさいぃ…」ファーファー
女「…」
男「…」ファー…ファー…
女「…」クスッ
女「ふふっ、よく言えました」ナデナデ
男「あ、あぁ…」///
女「…」ニコッ
男「…」
女「ほらっ、立ってないで早く学校に行くッスよ」ミギテギュッ
男「お、おう」グイッ
―学校・教室―
男「…」フラフラ
ガタガタガタ
男子「おはようグッドモニ、男さんよぉ」バシッ
男「…おぅ」ボヤァ
俺「よ、少し遅かったじゃないか?」
男「…おぅ」ボヤァ
男子「どうしたぁ?まだひとつ目おばけが忘れられないのか?w」カッカッカ
男「…いや」
俺「…?」
男「…あれ見てみ」ユビサシ
男子「なんだぁ?」クルッ
俺「…」クルッ
<オ、オハヨウゴザイマッス>
<…ス、スミマセン、ジョウキュウセイハ、キョウシツチガイマスヨ?>
<ア、アタシハオンナッスヨッ!>
<エ、オンナサン!?><ウソダァ!><アイコトバヲイエ!>
<アイコトバナンテ、シラナイッス…!>ガビーン
<コウスルッ>ムニュムニュ!
<ヒ、ヒョアアァ!?>ビクッ
<ナンダ、オンナジャン!><オトナッポクナッテル!><ナニソノオッパイ!?><サワラセテ-><アタシモー>ワイワイ
<ヒョアァデハンダンシナイデヨッ!…チョ、ヤダ、ヤメテッス!…ヒョアアアァ!>モミクチャ
男「…」
俺「…」
男子「…」ハァハァ
男「…」
俺「…」
男子「…な」ガタガタ
男子「なんじゃこりゃあ!」ウオォッ!
男子「男!説明しなさい!」
俺「詳細キボンヌ」
男「ご覧の通りです」キリッ
俺「なるほど」フム
男子「そんなんでわかるかぁ!」ガビーン
男「今朝、登校中、綺麗なお姉さまと化した女神…じゃなくて女がひょっこり現れました」
男子「まぁ…ありゃあ確かに女神に見えちまうな…」ドキドキ
男「手ぇ出すなよ?」
男子「あぁ?」ギロッ
俺「…」
男「…しかも、見た目は綺麗なお姉さん、中身もしっかりお姉さんになっていました」クワッ
俺「…」ピクッ
男子「どういうことだ…?」
男「…」
女「…お、男く~んっ!」エグエグ
\ _,,-‐'"ヽ. ∧ _∧ /
_ \ノ\ ヽ ト、 /∧´・ω・) /∧_∧
../ jjjj. \. ヽ_(⌒) _,,.. -‐'"ノ /ノ >‐个 、../ ( ´・ω・)
/ タ {!!\ `7⌒/'フ >,ノ--―‐‐' ̄ /_‐'´ \ / `ー、_
ノ ~ `\ ∨ ∨ >ミ .//' ̄`y´ ̄`y´ ̄`レ⌒ヽ
`ヽ. ∧_∧ , ‐'` \ { { / { 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
\ `ヽ(´・ω・`)" ノ/ \∧∧∧∧∧/ /\ ̄ ̄ ̄ (;;゚;;) ̄ ̄旦 ̄\
`、ヽ. ``y" r < 壁 >/◇◆\_________\
i. 、 ¥ ノ < 殴 >\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
`、.` -‐´;`ー イ. < の り > \(ニニニニニニニニニニニニニ)
───────────< 予 代 >──────────────────
★壁殴り代行始めました < 感 行 > ∧__∧ __________
ムカついたけど壁を殴る < !!!! > __( ´・ω・` ):!::. :. . .....:::=≧=‐- 、
壁を殴りたいけど殴る壁 < > _/ .:ヽ :i::::::::/: /:::':.. .:..,. ''. :: `ヽ
壁殴りで鍛えたスタッフが /∨∨∨∨∨\-'´;.:.、... .: .:i :i::/: .:::..:,.‐''". . .:、 :.
モチロン壁を用意する / ∧_∧ \ノ:. ..\. ヽ: , -‐''´ ..::: .. : .::l . :.
スタッフがあなたの家/ (´・ω・`) _、_,,_,,,. \ ` ヽ、::/ .:::、:.. .. . :. .::i ...:
家の壁を無差別に/ /´`''" '"´``y'""``'j ヽ. .\ :i::. . .::`''‐-=、ヽ、.:.. .:: :ノ
1時間\1200~ / { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l. \ :|: . .:: :.::::::::::::/゙"ヽ、:.:::´::.
24時間営業 / '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ.. \:|: . . . :: :.:.:::::::::{::. ::;'`‐ .::
年中無休!!!/ ヽ、, ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/ \ . . . .. .. .:.::..:.:::::::::::|::. .::i ..:::
男「ど、どうした!?はだけまくってるぞ?」//
女「み、みんながよってたかってイジメてくるッス!」アウアウ
女「ぎゃっ!」グイッ
<ニゲチャダメダヨォ?>フフフッ<マダマダイジリタリナイ!>グイグイ
女「あーれー…!」ズルズル
男「女ー!女ぁー!!」オーノー!
男子「茶番はよそでやれや!」ウガー
俺「…」
俺(ん?女さん、さっきブラしてたか?)
男「…」
男子「…あれのどこがお姉さんだって?」
俺「まるで発育のいい妹みたいだな」
男「…」グヌヌ
男「あ、朝はスゴかったんだってば!」
男子「はいはい幻想幻想」ヒラヒラ
俺「…っ」クスクス
男「ホントなんだってぇ~…」エグエグ
―授業中―
カツカツカツ…
教師「~はぁ、~であるからにしてぇ…」
女「…」カキカキカキ
男「…」
女「…」カキカキカキカキ
男「…」ボヤァ
女「…」カキカキカキ…チラッ
男「…」ウトウト
女「…」
女「…」フー
男「…」コクッ…
女「…っ」ケシケシケシケシネリネリネリ
女「~」…ピンッ
男「…?」コツン チラッ
女「…」ニコ
男「?」
女「~」パクパクパクパク
男「!」
女「…」フフッ
女「…」カキカキカキ
男「…」///
男(後で膝枕してあげるッスよっ…だって)ドキドキ
―昼休み―
男「…」///
男(あれから必死に起きて勉強しようとしたけど、全く集中できんかった…)
男子「お前、珍しく寝てなかったな?」
男「た、たまには俺だって本気出すときあるしぃ?」ドヤ
男子「はぁ~ん?こりゃ雨が降るなw」
男「…ふんだ」フイッ
俺「ところで、授業中に女さんとなにかコンタクトをとってたみたいだが、なんだったんだ?」
男「えっ?」ドキッ
男子「あ?」
男「な、何のことかなぁ~?」プープー
男子「…おいおい、どういうことだ男く~ん?」
俺「…爆発の予感!」ティロン
男「な、何でもないって!」アワアワ
男子「ほぉ、シラを切るか」ガシッ
男「ぐえっ!」グイッ
男子「言えよ!おらっ!言えっ!」コブラツイスト
男「おっばばばばばばっ!」キリキリ
俺「あっはっはっはっは!」バンバン
女「…」トタトタ
女「ふふふっ、男くん達は元気ッスね」ニコッ
男子「お、女さん…」//キリキリ
俺「ど、ども」
男「おうふ…」キリキリ
女「あ、俺くんと男子くん?」
男子「は、はいっ!」
俺「は、はい…」
女「さっきのコンタクトはね?男くんはすぐ居眠りしちゃうッスから、ちょっと注意しただけッスよ」
男「だ、だから言ったじゃん!」
男子「お前はなんも言ってねぇよ!」ギリギリ
俺「そうだったんですか」キリッ
男子「お前抜け駆けすんな!」
女「ごめんね、男子くん?」
男子「へっ?」ドキッ
女「男くんは恥ずかしがり屋さんッスから、なかなか口を割らないんスよ」クスッ
男「なっ、ななっ」//
男子「…」
女「痛そうだからそろそろ離してあげてください」
男子「は、はい」スルッ
男「っはぁ、はぁ…」ヨタヨタ
女「えへへ、ありがとうっ」ニカッ
男子「い、いえいえ…」///
俺「…」
女「ほら男くん?ヨタヨタしてないで屋上でご飯食べよッス」ギュッ
男「お、おう」ヨタヨタ
男「じゃあ、また後で」フリ フラフラ
男子「あぁ…」ヒラヒラ
俺「…爆発しろ」フッ
<ホラホラ、ダイジョウブッスカ?>ギュッ<アァ、スマン>
男子「…」
俺「…」
男子「…」ハァ
俺「どうした?」
男子「俺も…」
俺「…?」
男子「俺も女さんみたいなお姉さんが欲しいよぉ!!」ウガー
俺「…」
俺「…俺も…欲しい」ボソッ
男子「なんと」
―屋上―
ガチャン バタン
男「うわぁ~、腹減ったぁ」グァー
女「ふふっ、プロレスなんかしてるからッスよ」トタトタ
女「っしょと」ストン
女「おいでっ」チョイッチョイ
男「…」
女「…ん?」コクン?
男「い、いや」
男(格段にお淑やかになっとる!)
男「では、しつれいします」ノシッ
女「はい、いらっしゃい」ニコッ
★壁殴り代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
∧_∧
( ´・ω・` )
__/ | ! `ニ´ 丿 三二ヽ._
/三三 ̄ `ヽ\__/ / / ̄ ̄ `ヽ.
/‐--,、 \ \ \三__/ / / _>-、
ノ `ヽ ヽ \ ,.イ / ,.>'"´ ヽ \
i l-─ァ、 (`ト--rイ_リ / ィ彡三{ ヽ } ', 壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています
ノ / / ¨ ‐- ..i,_,,.. ∠ ---< ∨ i 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
/ i> 、 /ー- ..,_ v , '
`¨フ¨ ̄ l /丶、 丶、 i ´
/ // | _l_\  ̄ _,>‐--'
_/ /、__i._ |`¨二 ¨ ̄ /<
¨丁 ̄ __/ /__l___l_  ̄ 〉
\/ `v´l l l_ll⊥llll二ニ=--‐'
/l´ ̄ /ノ〉
男「いただきまぁ」パチン
女「いただきます」
男「お、今日の女の弁当、気合い入ってるなぁ」イイナァ
女「えへ、そうでしょ♪」
男「卵焼きなんかキレイな焼き色で、ばっちり巻かれてるじゃん」
女「けっこう練習したんスよ?」
男「なるほどな、その成果がこれか」ウマソウ
女「ちなみにね?」
女「今日のは、男くんを思って作りましたっ」ニヒヒ
男「あ、ありがとう…」///
女「ぜひ食べてほしいッスよ」
男「そ、そうかぁ?」
女「もちろん!」
女「今さら食べないって言ったら、すねちゃうッスからね?」チロッ
男「ぼくそんな事言わないよっ!」プクッ
女「うふふっ、知ってまスよぉ~だ」ツン
男「うへぇ」///
女「…」ジッ
男「おぅ?」
男「…どした?」カオニナンカツイテタ?
女「ん、いえいえ」
女「なんでも」ニコ
男「ふうん?」
女「遅くなっちゃったけど、ほらっ」スッ
女「めしあがれ?」アーン
男「い、いただきます」//
男「」アー
男「…」パクッ モグモグ…
女「…どうッスか?」
男「…」
女「お、おいしくなかった?」アセアセ
男「……」ゴクン
男「…女さん」ギュッ
女「え?」グイッ
男「俺…生まれてきてよかった」ポンポン
女「そんなオーバーなっ」///
ギュッ ムニンムニン
男「本当に…生まれてきてよかった…」ムギュムギュ
>>609
頼む…(´・皿・`)っ10000
男「ふぅ、ごちそうさん」パチン
女「ごちそうさまでした」
男「やー女さん、お料理ますます上手になったよ!」
女「ホントッスか!?」パァッ
男「…俺の胃袋は、完全にお前につかまっちまったぜ?」キリッ
女「そ、そんなぁ…」///
男「もはや一生俺のためにご飯作ってください!」
女「っ」
女「そ、その願いは!」
女「早くあたしたちが…け、結婚すれば…、叶うッスよ?」チラッ
男「」キュルーン
男「お、男さん、がんばるよっ!」/////
女「はいっ」ニコッ
男「ふあぁ…、食後の眠気キター…」ノビー
女「…」フフッ
女「あ、そうだ!」
男「お?」
女「ほら、お待ちかねの膝枕してあげるッス」ポンポン
男「!」
男「…ほ、本当によろしいのかしら?」
女「あたしがしてあげたいから、遠慮はいらないッスよ」ニコッ
男「…」ドキドキ
男「じ、じゃあ、お邪魔します…」モゾモゾ
男「…」ゴロン
女「…ふふふっ」ナデナデ
男「…」ムニムニ
女「…♪」ナデナデ
男「…」ムニムニ
男(あぁ…、なんということでしょう!)
男(女さんの…やわらかい太ももが俺の頭を優しく受け止めて、最高の寝心地が約束されました…)ファーファー
女「どうッスか?気持ちいい?」
男「テンピュール通り越した新素材な寝心地ですぅ…」スリスリ
女「あぅん…もう、えっちッスねぇ」ナデナデ
男「ふぁ…ふぁあー…」ブルスコブルスコ
男「うぅん…」コロン
男「…」パチッ
女「…zz」コックリ タユン
男「わお…ふたつのチョモランマから女神の寝顔がのぞいて見える…」ウツラウツラ
女「…」コクリ タユン
男「…」
女「…」ビクン フルルン
男「…ま、間近で見るとさらにでけぇ」///
男「…」ポツッ
男「…ん?」
男「なんか曇ってきたな…」
ポツ…ポツ…
男「げっ、降ってきっ」ムクッ ダイン!
男「おわっ!」ドタッ
女「ひょあっ!」ビクン
男「ご、ごめん!」
男(わはははっ、起き上がったらたわわに弾かれたww)
女「えっ、あっ」
ポツポツ…ザザー…
女「うわぁっ!?雨ッス!」
男「戻るぞっ!」ダッ
女「はいっ!」タタッ
女「あっ」コケッ
女「…っ!」ビシャン!
男「女、大丈夫か!?」クルッ ダッ
男「つかまれっ!」ギュッ
女「ううぅ…」グシッ ギュッ
ガチャ バダン!
男「なんつうタイミングの悪い雨だっ!」プンプン
男「気持ち良く女の膝で寝てたのにっ!!」
女「…あっ、いてて…」ズキ
男「女!大丈夫か?どこかケガしたか?」オロオロ
女「うぅ…転んだ際に少し足を挫いたみたいッス…」イッツツ…
男「マジか…」
女「んぐっ…」ジワァ
男「オーケー、保健室行こう」
男「立てる?」
女「はい…っ!」ズキッ
男「あぁあぁ、無理はダメだな、乗って」シャガミ
女「…でも」
男「大丈夫だって、ほら」ニコッ
女「…」グスッ
女「ごめんね…」ギュッ
男「しっかり掴まってね」
女「はい…」ギュッ
男「…っ」ビクッ
女「…お、重かった?」ウルッ
男「いやいやいや!全然重くない!」アハハ
男(むしろ、その重さでたわわが背中に密着してますけど!)ムニュン
男(うーん、これはヤバい…大きい…やっこい…幸せ…やっほい!)
女「…っ」ギュ-ッ
男「あばばばばば…」
女「?」
すみません、寝ます
お疲れ様でした
残りは明日続けます
申し訳ないッス
―保健室―
ガラッ ピシャン
男「失礼します」
男「…」
男「…先生?」
女「ありゃ?先生今、いないんスか?」
男「まぁ、仕方ない」
男「ソファーに降ろすよ?」ヨイセ
女「ありがとうございました」ウンショ
女「サーセン、男くん…」シュン
男「あぁいいって」ニコッ
男(こちらもいい思いをしたので…)//
男「勝手に漁るかぁ」
女「そ、そんな事しちゃっていいんスか?」
男「大丈夫だろう」ハハッ
男「えーと、湿布はこの辺だったよなぁ…」ガサゴソ
女「…」
女「…さっき転んだから、上着が濡れちゃったッスよ」
男「そこで乾かしといたらいいさ」ユビサシ
女「ここ、まだ石油ストーブあったんスね」ヘー
女「じゃ、失礼して…」ヌギヌギ
男「……あ、湿布めっけ」ホウタイモアッタ
男「どれ、ちょっと見せて…」クルッ
男「…」
男「…」
女「あったかぁ…」ホワ
男「…!?」
男(え?あれ?ワイシャツ濡れて透けてるはずなのに、女さんの背中…)
男(…ブラのヒモが見当たらないんですけど!?)
女「…?」
男「な、なな…」//
女「どうしました?男くん?」クルッ
男「わぁー!見えちゃう!こっち向いたら見えちゃうからぁ!!」アタアタ
女「え?」
男「お、女さん、今日は色々大きいんだから!してないとばっちり見えちゃうよ!」フタフタ///
女「…」
女「…」
男「…」チラッ
女「…お?」チラッ スケスケ
男「…っ」//
女「あぁ、なぁるほど…ねっ」ニヤッ
男「うっ」ドキッ
女「………」フゥ
女「…男くん?」
男「は、はいっ!」
女「キミは…」フイッ
女「またいやらしい目でお姉さんの体を見ちゃったのかな?」ナガシメ
男「!」
男「だ、だって…!」アワッ
女「あら?言い訳?」ジトッ
男「…っ」ビクッ
男「ご…」
男「ごめんなふぁい…」ファフゥ
女「うふふっ…」クスッ
女「そんなにあたしの胸に興味しんしんな感じ?」
男「い、いえ、見えてるものは…」
男「み、見てしまうのが男だっ!」ウオー
女「…」
男「…」ウオー…
女「そっか」
女「男くんはやっぱり男の子ッスもんね」ウフフッ
男「お、おうよょ…」キ、キリッ
女「じゃあ…」
女「…直接見てみたくは…ないッスか?」コクン?
男「…」
男「……」
男「………ふぅ」
男「えーーーっ!!?」
男「…ま、マジでごさいますでござるか?」
女「うーん…」
女「どうでしょう?」フフッ
男「…」モジモジ
女「…」
男「……み、」
女「うん?」
男「見て、みたい…です」ボソッ
女「…」ウーン
女「よく、聞こえませんでしたっ」ニコ
女「だからもう一度、言ってもらえますか?」ニヤッ
男「~~~!」
女「ほら、何て言ってんですか?」クミアシ
男「ぅ…うぐぃ…」
男(な、何だってこんなっ、こんな!)
女「さん、はい?」ムナモト チラッ
男「…女さんの胸をっ!」
男「見てみたいです!」ビクンビクン
男(…魅力的なお姉さんなんだっ!!)ハァハァ///
女「…」
男「…っ…っ!」フルフル
男(は、はずかしぃ~!)//
女「…」ニヤッ
女「ふむ!」
男「…え?」
女「いいでしょう」
女「見せてあげます!」ドーン
男「えっ?うぇ!?」
女「何ですか?嫌なの?」スクッ
男「ち!ちがう、いえ、違います!」ドキッ
女「うふふ…」トコトコ
女「…いやしんぼめぇ」ズイッ
男「うぐっ…」///ドッキドッキ
女「…っ」キュン
女「お、」
女「男くん…かわいいっ!」ギュッ ムニュン
男「おむん!」ギュムッ!
女「男くんはアレッスね」
女「女心といいますか、母性をくすぐりますっ!」ナデナデ
男「あ、あはははは…」//
男(ヤバい!み、見る前に落ちそう…!)ファーファー
女「かわいいなぁ」ナデクリ
男「お、おねぇさん…」ファーファー
女「…」
男「…」ファー…ファー…
女「……」スッ
男「…?」
女「…やっぱり男の子は大きな胸がある子が、いいんスかね…?」
男「な、なんで?」
女「だ、だって…」モジッ
女「クラスメートの女の子達が、男なんか性格より胸だって…口ぐちに言ってたッスから…」シュン…
男「…ん」
女「今のあたしの体は、男くんには魅力的だと思うッス…」
男「…」
女「でもっ」
女「体がもとに戻ったら、き、嫌いになったりとか…しませんか…?」ウルッ
男「…」
女「…っ」ポロッ
男「…」
男「そうだなぁ」ポツリ
女「…」
男「確かに今のままだとスゴく魅力的かもね」
女「…やっぱり…」
男「うん」
女「…」
男「…でも、その魅力は女さんの魅力だから」
男「俺は見た目の変化で嫌いになったりはしないよ」ニコッ
女「…っ」
男「どうした?当たり前だろう?」ワシワシ
女「…」カクカク
女「んっ…ん…」グシッ
女「そうでしたねっ!」
女「忘れてました」テヘッ
男「なははは…」
女「ふふふっ」
男「…」フフッ
女「…」
男「…」
女「あ、そうだ」パチッ
男「お?」
女「見せてあげるんでしたね」プチプチ
男「な、なななな!」
男「い、いきなりすぎるぞ!」////
女「えへへへへ」ニカッ
男「それに女さん、今日はつけてなっ」
女「ほらっ」ガバッ
男「うわあああぁ!」////フイッ
女「あははははっ!」
男「うぅ…!」///
女「ほら、目を閉じてたら見えないッスよ?」ヒラヒラ
男「だ、だって!」
女「大丈夫ですよ」
女「生ならこんなところで大体に見せないッスから」ニヒヒ
男「な、なんだって?」///チラッ
女「ほらっ」
男「わ………!」
女「ほら、ちゃんとブラジャーしてますよっ」ドーン
男「…こ、これは」
女「はい」
女「朝、この胸に合うやつがなかったので、お母さんがたまたま持ってた"ヌーブラ"を借りてきたッス」ジャーン!
男「…」ゴクリ
女「便利ッスねーこれ」ムニムニ
女「背中がチクチクしないッスもんっ」アハッ
男「…」
女「こんなことしても落ちないし!」ヌーブラヤッホー!
男「…」
女「…」ヤッホー
男「…」
女「男くん…?」
男「…」ジー
男(はい、こちら現場の男ですっ)
男(大変です!)
男(な、なんと!僕の目の前にお姉さんとなった女さんの、豪快に佇むチョモランマ2つを、肉眼で確認する事に成功しました!)
女「男くーん?」
男「…」ジー-
男(情報によりますと女さんは、大きくなった胸のせいで覆う胸当てが無いとのことで、ヌーブラを着用してきました!)
男(よって、あの雄大なチョモランマを寄せて上げてのグレードアップに成功し、より壮大なチョモランマになっております!はい!)
女「あ、あう…」//
女「ね、ねぇ、ちょっと?」アウアウ
男「…」ジー--
男(普通のブラジャーと違い、ヌーブラのシンプルな作り、中央に寄せる仕組みにより、女さんダイナミックなバストが隠しきれず…じゅ、縦横無尽に…)
男(は、はみ出ています!)
男(皆様には映像でご覧いただけないことを、私はざまぁねぇな!と勝ち誇ります!)ヒャッホウ!
女「そんなに見つめないで…ッス」///
男「…」
男(もう何も考えず眺めていたいので面倒くさくなりましたので、お返ししまーす)
男(以上、男でした)ノシ
男(どれ、じっくりと…)ニヒヒ
女「…っ」フルフル
女「…もう!男くんのえっち!」///ガオー
男「へ?あ、す、すいません!」
女「い、いくらなんでも!」
女「そんなに見つめられたら…」フルフル ギュッ
男「…あ、いや」
女「は…恥ずかしくなってきたッス…」フニャ
男「…」ゴクリ…
女「…はうぅ…」ウルウル
男「お、女さん」
女「は、はい…?」
男「せっかく、保健室にいるしわけだし…」
男「…ベッドも…あるから…」
女「…っ」
男「も、もう一度よく、見てみせてもらたいな?」
女「…あうあぅぁうぁぅ」///
女「…」
男「…」
女「…」モジモジ
男「…」フイッ
女「…っ」
女「あ、あのっ!」
男「…は、はい!」
女「…お、男くんさえ…良ければ…」
男「…!」
女「あっちに…、行きませんか?」
男「お、おう…」ドキッ
女「じ、じゃあ…」ススッ
ガラッ!
保健「遅くなったじゃーん!」タハァ!
男「…」
女「…」
保健「…」
男「わお」
女「わお」
保健「わお」
―教室―
男「…」グッタリ
男(あの後、保健の先生をごまかすの大変だった…)
女「…」グッタリ
女(終始ニヤニヤされて…、絶対弱み握られたッスよぉ…)
男子「なんだなんだぁ?」ツカツカ
男子「遅くなったうえに2人してグッタリたぁ、一発ヤってきたのかぁ?」ニヤニヤ
俺「おいおい…」ヤメロッテ
男「…」
男子「…?」チラッ
男「…っ」ウルッ
男子「!なんで泣くんだよ!?」アワッ
俺「…どうしたんだ?」
男「聞かないでくれ…」グスグス
男子「…なんだよ」
俺「…」ナデクリ
男「…うぅ」
―授業中―
保健「いやぁ、若いっていいよねぇ」タハァ!
男「…」
女「…」
男「…」チラッ
女「…」チラッ
男「!」フイッ
女「!」プイッ
男「…」///
男(なんで次の授業が保健なんだよ!)
女「…っ」
女(いくらなんでもタイミングが良すぎッス!)
保健「アタシも昔にかえりたいねぇ」ニヤニヤ
男(…もう保健室行かねぇ!)ウガー
女(…もう保健室行かないッス!)ガオー
―放課後―
<オンナー?アシタモソノカラダデコレナイノ?>
<ムリッスヨ、モウジキモドルッスカラネ>
<ヤダー!><ハシタクナイー!><ズルイー!>
<ソ、ソンナコトイワレマシテモ…>
<ジャア…><モドルマエニ><タンノウセネバ!>ワキワキ
<エ、ナンデミンナワキワキシテルンスカ?>
<カカレー!><モクヒョウ・ムネノゼイニク!><ガマンシテネ?>ウフフッ
<ヤ、ヤメテ、ヒョワァー!>
キャーヒョアー!
男「…でかいのも大変なんだな」
男子「女に生まれなくて良かった…いや、そこは残念なのか?」
俺「…」
俺「…女さん、美しいな…」
男子「!?」
男「!?」
男子「俺、女さんに惚れやがって…」
男「手ぇ出すなよ?」
俺「出さねぇよ」
俺「俺はあぁいう女性に憧れてんだ」
男子「まぁ、あぁいう女性は俺も欲しいな」
男「女をあぁいう女性呼ばわりすんな!」
俺「はっは、すまん」
男子「ぷぇー」(´・з・`)
男「まったくもう、まったくもったらまったくもうだよ!」
<バイバイオンナー><マタネー><アシタモオオキクナッテネ!>ツヤツヤ
<サ、サヨウナラ>ボロッ
男子「さて、俺たちも帰宅すっか」ヨイショ
俺「ちょっとコンビニよってくわ」
男子「あ、俺も行く!」
男子「男は?」
男「もう少し…黄昏ていたいんだ…」フッ
男子「…」
俺「…」
男子「ぶっは!似合わねぇ!www」
俺「なんだそりゃw」
男「っ!いいじゃねぇか!」プンスコ
男「さっさとけぇれけぇれ!」シッシッ
男子「はははっ、邪魔しちゃ悪いから帰ろーぜーw」マタナー
俺「おうwじゃあな」ヒラヒラ
男「おう」ワライスギダ!
女「男くーん」トタトタ
女「あたしを待っててくれたんスか?」
男「まぁ、そんなとこ」ニコ
女「…っ」
女「あ、ありがとうございます」///
男「ふふっかまわんよ」
男「ほら、帰ろうか」ミギテ
女「いえ、少し待ってください」
男「お?どした?」
女「…今日のあたし、本当のお姉さんになれてましたか?」
男「え?どうしたいきなり?」
女「男くんの答えを聞いたら話すッス」
男「…うーん」
女「…」
男「…お姉さんか」
女「うん」
男「なってたんじゃないか?」ニコッ
女「そ、そうでしたか?」//
男「うん、たぶんね」
男「でも何でまた急に、そんな事を?」
女「ん」
女「そ、それはですね…」
女「男くんは…兄弟っていませんよね?」
男「うん…まぁね」
女「あたし、今日はなんだか体も心も大人になれた気がしました」
女「なのでこんな1日だけでも、男くんのために、お姉さんのように…接してみたかったんスよ…」フフッ
男「女…」
女「でも、ダメでしたっ」テヘッ
女「…やっぱりあたしなんかじゃ、お姉さんにはなれませんね」
男「…」
男「そんなことないよ」
女「…ふふっ、ありがとう」
女「でも…」
男「少なくとも今日の女は、俺のお姉さんに見えたよ」ニコッ
男「男子達から助けてくれたり、お弁当作ってくれたり、膝枕してくれたり…」
男「…とても嬉しかったよ」
女「…」
男「でも保健室のは失体だったなっ」
女「あ、あれは男くんが誘ってきたからっ…!」
男「なぁ?だって見せてあげるだなんてどう聞いたって誘ってるだろっ!」
女「うぅ…」///
―夕方―
女「そ、その話はお互い様です!」///
男「う…、そ、そうだな…」///
女「…」
男「…」
女「あ、あの!」
男「うん」
女「…も、戻る前にもう一度」モジッ
男「え?」
女「…抱きしめて、ください」フニャ
男「あ、あぁ、わかった」オイデ?
女「…はいっ!」トタトタ
女「~」トタトタ…
女「…っ!」ドクン!
男「え?女!?」
女「…っ、うぐっ…!」ガクン
男「おい!大丈夫かっ!?」ガシッ
女「あ、あぁ…」シュルシュル
女「や…やだっ、まだ…戻りた、く…ないっ!…よぉ」ハァッ…ハァッ… シュルシュルシュル
男「女…っ」
女「うわぁ…!ふああぁっ…」ギュッ… シュルシュルシュルシュル
男「…」ギュッ
女「あぅ…ぐすっ、うぐっ…」シュルシュル…
男「…」
女「…うぅ」グスッ
男「…お疲れさま」ナデナデ
女「ご、ごめんなさい…」エグッ
男「おいおい、どうして謝るんだ?」
女「だって…うっぐ、男くんは…」
男「…」
女「…大きいおっぱいのうちに、だっこされたかったッスよね?」グスッ
男「…」
男「えぇ?」ズルッ
女「…えっ、ちがうんスか?」ヒック
男「…なんか」
男「ずいぶん誤解されてるみたいだけど」ハァ…
女「…?」
男「あのねっ?」ガシッ
女「うわっ!?」グラッ
男「俺は女さんのおっぱいが好きなの!!」ユサユサ
男「別に大きいても中くらいでも小さくても!」ユサユサ
男「女さんのなら大好きなの!!!」ユサユサ
男「わかる!?」
女「わぁ、わぁかぁりぁまぁしぃたぁあぁ!」カクンカクン
男「まったくもうだよ」プンスコ
女「はぁ、はぁ、はぁ…」グラグラ
男「……あ」ビクッ
男「…」
女「…」
男「…あ、あの」
女「…」
男「…ごめんなさいっ!取り乱しましたっ!」ペコー
女「いぇ、こちらこそ…ごめんなさいッス…」モジッ
男「そんなことっ」
女「男くんが…」
女「あたしの胸にそこまで執着してたなんて…」
女「ごめんね?気づかなくて…」ショボン
男「え?なんか誤解が増えてる!」ガビーン
女「…」モジモジ
男「だ、だからそういう意味では!」アワアワ
女「いえ、大丈夫ッスよ」ニコッ
男「あ?あぁ」ホッ
女「…つまり男くんは…おっぱい星人って事ッスね!?」ドーン
男「やっぱり違うし!大丈夫じゃなかった!」ガビーン
女「あ、あたし!急用思い出したッス!」タタッ
男「ちょ!待ってってば!」ダダッ
女「ひょあぁ!おっぱい星人にもみしだかれるッスぅ!」タタタタッ
男「そんな事しないからぁ!」ドタドタドタ
女「あはははははっ!」キャッキャッ
保健「」スタスタ
保健「お?」
<チガウカラァ!><ヤーイ!オトコクンノ、オッパイマジ-ン!><カンベンシテクレー!>
保健「…たはぁ!」
保健「青春じゃ~ん?」ニヤニヤ
支援、壁殴り代行ありがとうございました
この頃方向性が迷子だな…
―女宅―
ピピッ ピピッ
女「…」ゴソゴソ
女「…」
女「38.8℃…」ボヤァ
女「っげほっ!えほっ、けしょん…ぐずっ、ん~…」ゲヨゲヨ
女「…のどの痛みと鼻づまり…」グズグズ
女「…それと頭痛に寒気体のダルさ…」
女「…」グワングワン
女「何という風邪のデパートッスか…っ」ゲホゴホ
女「はあぁ…」
女「せっかくの休日が…風邪で缶詰ッスふぁ…ずずっ」グズグズ
女「…」シュッシュッ
女「~」チーン
女「…んふぁ」グシグシ
女「…」クシャクシャ ポイッ
女「んあ、ハズれた」ヨイショ
女「うぎ~…」ノビー
女「んぃ」チョン ポイッ
女「…」モゾモゾ
女「んあぁ…げほっ」
女「…うぅ」ブルッ
女「ただの風邪なのに今までの病気より特にしんどいッス…ふぁっふぁ…」
ヘークショイ!
カチ…コチ…カチ…コチ…
女「…」
女「…っ」ゲホゴホ
女「…はぁ」
女「…んぐっ」グズグズ
女「…」シュッシュッ
女「~!」ヂーン
女「…」クシャクシャ ポイッ カサッ
女「…あ、入った」ニヘ
女「…」
女「…」
女「…のど渇いてきたッスね…」
―1階―
トタ…トタ…トタ
女「ぬおぉぅ…」ヨロ…ヨロ…
女「あ、頭が重い…ッス」グワングワン
女「…」フラ…フラ…
―キッチン―
ジャー…キュッ
女「~」コク、コク
女「うげぇ…ノドのヒリヒリが増した感じッス…」イガイガ
女「…あ」
女「…口ゆすいでうがいをしてから飲めば良かったッス」
女「…」
女「いいや、寝てよ…」フラフラ
女「…」ヨタ…ヨタ…
女「…ん」
女「おしっこ行っておこうっと…」フラフラ
―トイレ―
女「…」グワングワン
女「…」
女「…んぅ」ブルッ
女「…」ガラガラ ピッ
女「…」モゾモゾ
女「…ふぅ、おわぁと」スクッ ヨロッ
女「た、立ち眩みがヤバいッスね」フラフラ
女「!」
女「な、うわ、おしっこが少し赤黒いッス…!」
女「…」
女「…なんか怖くなってきちゃった…」ジャー…
―2階・女の部屋―
トコ…トコ…トコ
女「…ふぅ」コロン
女「…」モゾモゾ
女「…」
女「…熱、下がってないかなぁ」カチャッ ピッ
女「…」ギュッ
女「…」
女「…風邪ひくと、アイス…食べたくなるッスよねぇ…っ」ゲッホゴホ!
女「うー…」
女「…」
ピピッ ピピッ
女「…ん」
女「38.7℃…」
女「ダメだこりゃ…全然下がんないッス…」ゴロン
女「…」
女「…ぅ」
女「うーん…むーん…」
――――
女「熱い…熱いッスぅ…」ダクダク
女「…」
女「何スかここ…?」キョロキョロ
女「オレンジの電気にブーンって唸ってるような音…」
女「さっきから…景色がぐるぐる回ってるッス…」
女「…うぅ」ダラダラ
女「何か…内側から熱い…」シュー…
シュー…シュー…バチン!!
女「!」
女「うぐあぁっ!!?」
女「え、え?か、肩が!?」シュー…バチン!バチン!
女「きゃあああぁ!!!!」
女「…か、体が、破裂してるっ!?」シュー…バチバチバチバチ
女「うぐぁ…げぼっ…」シュー…バチン!
女「あ゛ぐぅ!」ボン!
女「ぁ……あ…」ビクッビクッ
チーン
ガチャッ
女「…」シュー
<…ブカ>
女「…」
<オイ、オンナ>
女「…」
「しっかりしろ!」
――――
女「うぐぐぐ…」ユサユサ
男「おい女!しっかりしろ!」ペシペシ
女「…っ!」パチッ
女「うわっ!」ガバッ
男「おぉ!?」
女「はぁ、はぁ」
男「…」
女「はぁ…はぁ…夢…?」
男「…大丈夫か?」チラッ
女「はぁ…、はぁ…おとこ…くん…?」
男「俺だ」ニコ
男「あー悪い、勝手に入ってきちまった」テヘッ
女「…」
女「はぁ…っぐすっ」
男「い、嫌だったか?」アセアセ
女「あ…あぁぅ」ウルッ
女「お、おとこくぅん!!」ガバッ
男「おぉおぉ」ギュッ
女「ひぐっ、うあっ…」エグエグ
男「よしよし…」ナデナデ
女「…っくぅ」グスッ
男「…」ナデナデ
女「はぁ……っ」ヒック
男「…落ち着いたか?」
女「あぃ…」グスッ
女「ありがとう、ございまス」
男「あぁ」
男「すげぇうなされてたな?」
女「なんか…熱い所で、体が内側から破裂する夢を見たッス…」
男「ひでぇ夢だな…」ゲコゲコ
男「ってか、お前スゴく体が熱くないか!?」ピタッ
女「だって熱…下がんないんスもん…」ニヘ
男「笑えないからっ」ガビーン
男「…こんなに辛そうになっちゃって…」ピタッ
女「ん、男くんの手…ひんやりしてて気持ちいいッスね…」ハフゥ
男「そりゃ焦ったら冷たくもなるよ…」ハァ
女「んー…」スリスリ
男「ほら、抱きついてないで横になりな?」
女「あい…」コロン
男「具合はどうなんだ?」ノシッ
女「あー…」
女「熱に寒気…ノドの痛みと鼻づまり、あと頭痛ッスかね…?」ズズッ
男「何じゃそりゃ…風邪のデパートか…」
女「あはっ、あたしとおんなじ事っ…」ゲホッゲホ
男「あぁあぁ、あまりはしゃぐなって」ナデナデ
女「はい…ずずっ、サーセン…」ズルズル
男「ほら、ちりがみ」
女「んぁ、ありがとぉ」シュッシュッ
女「~」チーン グシグシ
女「んぷぁ…」クシャクシャ
男「ほら、ゴミ箱」
女「ありがとう」ニヘ ポイ
女「…」ニコッ
男「どうした?」
女「…なんだか男くんって、看護婦さんみたいッスね」クスクス
男「看護婦て…俺は男だから看護士だよ」
女「そうッスね」クスッ
女「っげほ、げへげほっ…」コンコン
男「うーん、まだまだ辛そうだな…」ナデナデ
女「…いえ、ん゛ん、男くんが居てくれるおかげで、とても気が楽になったッスよ」
男「おぉ、そりゃあ来た甲斐があったよ」ニカッ
女「そういえば…」
男「ん?」
女「どうしてあたしの家に来てくれたんスか?」
男「んーそりゃあ…」
男「愛する人の苦しんでる声が聞こえたから…かな?」
女「!」
女「っげほっ!ごほがほっ、うえっ」ゲヨゲヨ
男「だ、大丈夫か?」
女「い、今のは完璧に不意打ちのクリティカルヒットッス…」///
男「ふふっ」
男「まぁ、ホントは頼まれて来たんだけどね」
女「え?」
男「そうだ!忘れてた」ガサガサ
女「…?」
男「差し入れでアイスやらを買ってきたんだよ」
女「ほ、本当ッスか!?」パァ
男「お、食いついたな?」ニヤッ
女「はい!男くんがくる前に、アイスが食べたいなーって思ってた所だったんスよ」ニコッ
男「以心伝心だな」
女「…」モジモジ
男「ん?」
男「どうした?」
女「そ、それは…」モジモジ
女「相思相愛ってやつッスかね…?」///
男「あぁ、そうだね。間違いないな」ニカッ
女「はいっ」エヘヘ
男「そんな大好きな女さんには…」ガサガサ
女「お、男くん…今日は容赦ないッスね…」///
男「ん?」
男「あった、コレを献上しよう」っアイス
女「あ、ありがとうございまス」
女「!」
女「こ、これは!」
男「へっふっはぁ」
女「だ、ダッツさんじゃないッスかっ!」ゲホゴホ!
男「落ち着け…」アハハ
女「んぐぐ、よ、良かったんスか?こんなものいただいちゃって…」
男「なぁに」
男「他でもない、女さんのためならね」ニコ
女「…っ、はぁ、はぅ」
男「ど、どうした?」アセッ
女「き、今日の男くんは、はぅ…はぅ、心臓に、うぅ…悪い影響を…」///
男「な、なんか悪いこと言ったか?」
女「…いいえ」
女「嬉しいだけッスよ」ニコッ
男「んん、そうか?」//
男「どれ、起こそうか?」
女「だい…お願いしまス」//
男「オーケー」
男「いくぞ?」ギュッ
女「はい」ギュッ
男「ほいよっ」グイッ
女「…んっしょ」ムクッ
女「ありがとう…何から何まで…」グスグス
男「かまわんぜ」ニカッ
男「ほらほら、鼻みずが」シュッシュッ ムンズ
女「んぶ、んあ」
女「~」チーン
男「いいね」クシャクシャ ポイッ
女「…」///
女「じゃあ、いただきます」パカッ
女「…」アンム
女「~~~~っ!」
女「おいしぃ~…」ホフゥ
男「ふふふっ」ニコニコ
女「~♪」ムグムグ
男「…あぁ、これも買ったんだっけ」ガサガサ
女「?」ムグムグ
男「テレーン!ひーえーピーター!」
女「そ、そんな物まで…」
男「まぁな!動くなよ?」ペリペリ
女「んっ」
男「…」スッ ペトッ
女「ひゃ…」ビクッ
男「これファーストコンタクトが冷たいんだよなっ」ハハッ
女「んんっ…」////
女「あぁ…おでこがすーすーしてきたッス…」
男「効いてる証拠だな」ナデナデ
女「…あれ?」マグマグ
男「なんだい?」
女「男くんはアイス食べないんスか?」
男「女さんがアイスを美味しそうに食べる顔が見れたから、男さんはいらないのです」
女「…」
男「なんてな」ニコ
男「ほら、溶けちまうから早く食べな?」
男「それとも食欲わかないか?なら冷凍庫に…」
女「男くん」
女「どういう…つもりッスか?」
男「お、女さん?」
女「…っ」
男「どういうつもりって…なぁ」
女「…っぅ」ポロッ
男「!」
男「め、迷惑だったか?」
女「…!」フルフルフル
男「んー…?」
女「あたし…あまりにも甘え過ぎだと、思うッス…」
男「…」
女「親身に看病してくれるし、アイスとか、差し入れくれるし…」ズズッ
女「なんか、なんかっ!」
女「嬉しい反面…不安になっちゃったッスよ…」
男「…」
女「…優し過ぎて、怖くなっちゃったッス…」
男「…」
女「…」
男「ふぅ…」
女「…っ」
男「ぶぁあか」デコピン
女「んあ!?」ピシッ
男「何か、怖い思いさせたみたいだけど、はっきり言います」
女「…」
男「…すごく」
女「…」
男「考え過ぎです…」
女「…そ、そんな」
男「あるぇ?俺そんな怖くなるほど世話焼きかなぁ?」
女「だ、だって…なんか…っ」ゲホゴホ
男「まぁ、そんな思いをさせてしまって申し訳なく思うけど…」サスサス
男「だって当たり前じゃん?」ナデナデ
女「っ…?」ゴホッ
男「他ならぬ思い人のためなら、寝込んでいる時には看病しに行くし」
女「……」
男「身の回りだって喜んでサポートする」
女「っ…っ…」
男「それにダッツさんの一箱二箱安いもんだしな」ヘヘッ
女「ぅ…」エグッ
男「さすがに寝込んでいる時はイジワルなんかできないさ」ナデナデ
女「そ、そうッスよね」グスッ
男「おう」
女「お、男くんがイジワルなんてしてくるはずもん!」
男「そうそう…ん?」
女「優しい通り越して、すごいお人好しだし!」
男「お、お人好し…」ハハッ…
女「あたしの事、だいだい、だーい好きだし!」
男「…なははは」///
女「だから」
女「だから…急に嫌いになったり…いなくなったりしないッスよね…?」ウルッ
男「…あぁ」
男「当然だ」ニコッ
★壁殴り代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
,.. --‐'"ヽ、
,.∠´,,.. -‐/ヾ_\
,,..-'" _,,..===,`' ,-、゙ヽ.
/, ,.. -‐<__,{ ,(´ `ヽ、
(´ォi ゙r-‐''"´ ̄ { ,/´' , ', ゙i
'ミーぅ∪' ∨ ヽ. リ リ
`ー'′ 人、,.-、..ヽ,∧_∧ 壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています
/ ,' { r,( ´・ω・) 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
/' !∨/:`ニニ´/ ̄ヽ 壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
i ゙i /`ヽ、_,,. `ヽ´ ヽ
.ハヽ ノ__,.-、 `y´ `ヽ ',
!. { `,r-{´、 ,..ーヽ ヽ{. ,,..- 、:_ リ
/!ゝ、 ゝ_ヘ‐'_,..-'"ヽ、._/´_,,. _ ゙ヽ_,ハ
/ ハ.(`},、 `ヽ.-‐''',.ハ _ ̄ 、. ヽ、,リ
/', ヽ、゙i、ヽ. },`=彡ヾ、 、. 、 ∨
/ ヽヽ、 } ヽ}゙¨`)ヒニ彡>、 `` 、.ヽィノ
/: ヽ. ヽ. イ /´'''7´ \.ヽ `ヽ、_ノ
男「心配性なんだよ、まったくもう」ナデクリ
女「えへへ…へっ」
男「へっ?」
女「へっ、ふぇーくしょびっ!」
男「っ」
女「っ…あはは、サーセン…あ」
男「…」ネチョーン
女「あわわわ…サー、ごめんねっ?」シュッシュッ フキフキ
男「んむんむ…」グニグニ
男「ぷあっ」
女「…」
男「…」
女「ぷふっ」
男「ふっ」
女「あははっあはははははっ!」
男「ははははははっ!」
女「はふぅ…あははっ」クスクス
女「げーほっごっほっ」ケショケショ
男「おいおい、大丈夫か?」
女「ん゛んんっ、えへへ…」
女「なんだか治った気がするッス、ぐずっ…んあ」ズルズル
男「治りかけが一番油断禁物だからな」
男「夕方までまだ少しあるし、寝てなよ?」ナデナデ
女「はぁい」ニヘ
男「うん」ニコッ
女「んっしょ」コロン
男「…」ホオヅエ
女「…」モゾモゾ
男「…」
女「…」クルッ
男「…?」
女「…」ウトウト
男「…」ムニムニ
女「…んにゅぁ」
男「ふふっ…」
男「…かぁあい」ボソッ
女「…」///
男「…」
女「…」ジー
男「…」
女「…」ジー
男「…?」
男「なん?」
女「あのね」ガバ
女「添い寝、してほしいッス」モゾッ
男「い、いやいやぁ」テレテレ
女「弱ると人肌恋しくなるんスよん」エヘヘ
男「だがしかし…」
女「は~い~って~!」ユサユサ
男「な、なんという甘えん坊」///
女「それにこの風邪はあたしの自前ッスから」
女「移らないッスよっ」
男「そこらへんは気にはしてないけどさぁ…」チラッ
女「…男くん?」
男「…」
女「おいでっ」ニコッ
男「!」
男「し、失礼いたします」///
男「…」ノソノソ
女「…」ワクワク
男「…ん」ゴロン
男「ども」
女「っ」モゾモゾ
女「いらっしゃい♪」ギュッ
男「わお、あったけぇなぁ」ピタッ
女「…っ…っ」
男「まだ、熱は下がってないみたいだな」ナデナデ
女「…だって」
女「男くんが隣にいるから、熱くなっちゃうんだもん」ギュ-ッ
男「もう遠慮なんかしなくなってきたな」フフッ
女「風邪ひいてるから、遠慮なんてわかんないッスよー」イー
女「…」ウトウト
男「…」ナデナデ
女「…」…スゥ
男「…」ナデ…
女「…」
男「…おやすみ」ボソッ
女「…」
女「…」モゾッ グイッ
男「…?」
女「」チュ
男「!」
女「…」ギュッ
男「…」///
>>698
もうダメだ(´・ω・`)っ6000
――――
女「熱い…熱いッス」ハァ…ハァ…
女「なんスかここ…」キョロキョロ
女「ピンク色の…部屋?」ズシッ
女「え?」
男「…ふふっ、どうしたんだい?」
女「なぁ!?お、男くん!?」///
女「じ、上半身裸で何を…ひょあぁ!!」
女「な、なんであたし裸なんスかぁ!?」/////
男「誘ってきたのは、お前だろ?」スルスル
女「そ、そんな…」///
男「今さら…逃がしはしないぞ?」ズイッ
女「あぅあぅあぅ…」フニャ
ちゅる、にちゅっ…ちゅぱっ
女「んむぁ…お、男くん…、やぁ…」
男「嫌?遠慮なんてしないんだろ?」
女「ひあぁっ!」ビクッ
女「あぅ、んみやぁあ…」フルフル
男「大丈夫、まかせて…」
女「んむっ、ちゅる、んりゅ…はぁ、んん」
女「ぷぁ、あつ、あついっすよぉ…」
男「まだまだ…」フフッ
女「ひああぁ、だぁ、だめっすぅ…!」
女「あ、あふくて、とけひゃ…あうんっ!」ビクッ
男「~」
女「ひあああああぁ!」
――――
<ハァ…ハァ…>
男「……ううん」ゴロン
<ア、アツイ…>
男「…女」ギュッ
<ヤラァ…ハゥ…ハゥ…>
男「女!?」パチッ
女「あつい…ッス…」フーフー
男「おい、おい!またか!?」ペシペシペシペシ
女「…うぅ」
男「しっかりしろ!」ペンペン
女「おとこくんのぉ…、あ、あついよぉ…」ニヘェ
男「…」
男「…んんんん??」オレ?
―夕方―
男「…なんぞぉ?」
女「…うぅ、うぅ…」ビクビクッ
女「あうん!?」ビクッ ガバッ
男「おわっ!?」
女「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
男「…お、女さん?」クイクイ
女「へっ!?わ!あ?お、男くん!?」///
男「どうした?またすごいうなされてたけど…?」
女「だ、たって男くんが…!~…っ」ゴニョゴニョ
男「あんだって?」
女「…っ!…っ!」
女「…な、なんでもないッス…」モジモジ
男「お、おぅ…」
男「ぐ、具合はどうだ?」
女「へ?あ、具合…具合は…」
女「お、治ってるッス」カルイ
男「うん、これでよしだな」ニコ
女「は、はい…」エ、エヘヘ
男「…なんかすげー汗かいたな?」ビショビショダ
女「!?」
男「お?」
女「ちょ、ちょっとトイレ行ってきますッス!!」ガバッ
ガチャン ドタドタドタ… ガチャ バタン
男「…あ、あぁ」
男「…そんなオシッコ我慢してたんかなぁ?」
女「はぁ…」
女「…」グッチョリ
女「こ、これは汗!汗だから!」
女「…汗であってほしいッス…」エグエグ
女「…」
女「着替えてから戻ろう…」ヌギヌギ
トタトタトタ…
女「た、ただいま」
男「おう、着替えてきたのか」
女「えぇ、まぁ」モジモジ
男「そのままだと、気持ち悪いしな」
女「!?」
男「は?」
女「き、気持ち悪いって…アレ(下の汗)が?」
男「アレ(汗)が」
女「ひょー…」ワナワナ
男「?」
男「さて、そろそろお邪魔しますか」
女「は、はい」
男「早く風呂にも入りたいだろうし」
女「な!!」ビクッ
男「さっきからなにびっくりしてるんだ?」
女「…」
女「お、男くん、気づいてなかったんスか?」モジモジ
男「何が?」
女「…」
女「…っほ」
女「あーいえ、なんでもないッスよ」ニコ
―玄関―
男「じゃあ、後はゆっくりしときなよ」
女「はい、今日は本当にありがとうございました」
男「次は俺がまた風邪引いたら頼むわぁ」クスクス
女「えぇ!その時はまかせてッス」ドーン
女「…遠慮しないで…ね」ボソッ
男「ん?」
女「いえいえ、では、気をつけてね」フリフリ
男「おう、また明日な」ヒラヒラ
ガチャ バタン
女「…」
女「…」///
女「あんな夢…絶対風邪のせいッス!」///
女「…」
女「お風呂沸かそ…」トコトコ
女「…」(今さら…逃がしはしないぞ?)
女「…」(大丈夫、まかせて…)
女「…」
女「…男くんのえーっち」ボソッ
――――
男「っ!」
男「っあ、ふあ、がーぶしょい!」
男「ぶるぁ」ブルッ
男「…」
男「え、風邪引いた?」
女「やっほー男くん」ヒョコ
男「おう、ご機嫌よ…」
女「えへへ」ポワッポワッ
男「!」
男「は、花に寄生されてる!?」ガビーン
男「また奇っ怪な…」ジロジロ
女「朝起きたらベッドが花びらでファンタジーだったッスぅ♪」クネクネ
男「…」
男「ほ、本物なんだよな?」
女「はい!」ヒランヒラン
男「……」
男「触っても大丈夫?」
女「いいッスよ、ただ…優しくね?」
男「…」ゴクリ
男「…」ソー
男「…」サラッ
女「うひゃっ」
男「!、だ、大丈夫か!?」
女「…」
女「うっそぴょん!ッス」テヘッ
男「…」
男「…」ピンッ
女「ああぁ!サーセン!サーセンッス!お願いだから花びらむしらないでくださいぃ!!」アウアウ
男「…」
女「うぅ…せっかく咲いたとこだったのにぃ~」ナデナデ
男「わ、悪かったよ」
女「あたしは痛くはないッスけど、お花さんが嫌がってるッスからやめてね?」
男「は、はい」
女「よろしいっ♪」ニコッ
男「あははは…」
男(…頭の中にも花が咲いたのかな?)
男「…」
女「~♪」ヒョコヒョコ
男「この花はやっぱり肌から出てきてるんだよな?」
女「ん?」
女「そうッスよ、ほら」ウデ
男「…!」
男「ひ、皮膚の下から出てきてるのか…」ブルッ
女「あたしも初めはビックリしたッスけど、別に痛くないし、花が増えると嬉しいから何ともないッスっ」エヘヘ
男「さ、さいですか」
女「男くん」クイッ
男「どうしたん?」
女「のど渇いちゃったッス」
男「あぁ、そうか」
男「んー、お、自販機発見」
女「じゃあ、お水買ってきまス」
男「ん」
チャリン ピッ ガタン
女「ただいマンモッスー♪」トコトコ
男「…お、おぅ」フ、フルイ
女「んっく、んっく」コクコク
女「ほぅ」プァ
女「んー」パチャパチャ
男「な!なんで水かぶってるんですかぁ!?」ガビーン
女「え?お花さんにも水あげなきゃッスよ?」
男「だからってかぶることないでしょ…?」
男「指でちょんと付けるみたいなじゃダメだったの?」
女「…」キョトン
女「…うーん」ポクポクポク
女「…」
女「はっ、ナイスアイデア!」チーン
男「だめだwwwこの子おもしれぇwww」
女「でももう乾いたッス」ジャーン!
男「うそーん」
女「今のあたしは吸水力バツグンッスからねっ」ドヤッ
男「そうか」ツン
男「…つぼみと花が増えたな」
女「楽しみぃ」ニヘ
男「そうだな」ニコ
男「…」
男「あれ、なんかペースに乗せられてる?」
男「さっきから服の下がモコモコしてきてないか?」
女「うわ、ホントだ」モコモコ
女「こんなに咲いてるッスよ」ピラーン
男「おい!こんなところでスカートめくるなって!」///
女「どれどれ」ヌギヌギ
男「ちょwww脱ぐなwww」////
女「大丈夫ッスよ、ほらっ」バッ
男「わお、大事なところがうまい具合に隠れて…エロい」キョウハジョウゲハートガラ
男「じゃなくて!大丈夫じゃないから早く服着ろ!」
女「もう、静かにしてッス男くん!」ガオー
男「すみませ…なんでっ!?」ガビビーン
女「お花さんだって呼吸は必要なんスよ?」クネッ
男「だからって道の真ん中で広がんなって!」アセアセ
女「ふぁ~気持ちぃ~」
男「あぁもう!」グイッ
女「おわぁ」ギュッ
男「とりあえず俺んち帰るぞ!」ノシノシ
女「いやん、お姫さまだっこッスかぁ?恥ずかしいッスよぉ…」テレテレ
男「下着姿を恥じなさい!」ノシノシ
女「んー…」ノビー
男「…なに伸びるの?」ノシノシ
女「こーごーせー?」クネッ
男「羞恥心ぬぇなぁ!」カワイイナァ!チクショウ!
男「ふん!ふん!」ノシノシ
女「…」ヒラッヒラッ
男「まったくもうだよ!」ノシノシ
女「…」ウルッ
女「男くん…ごめんねぇ?」シュルシュル
男「んむ、巻き付くなって…って巻き付いてる!?」
女「ごめんなさいぃ~」シュルシュルシュル
男「わ、分かったから!締め付けないでっ!」ヤワラカイ…!
女「あ、落ち着く…」ホワン
男「ちょっと女さん!?」
<ナニアレ…><ママー、アノヒトオハナガマキツイテルヨー?><オンナノコニハナガサイテルヨ…><バクハツ?バクハツ?>
男「!」
男「こ、これは…」アワアワ
男「…そう!菊人形です!はい!」
女「あ、あたしまだ死んでないッスよぉ!」ギリギリ
―男宅―
男「ついたぁ…」ゼェゼェ
女「お疲れさま」ナデナデ
男「…」ユサユサ
男「もう離れてもいいぞ?」
女「ん?離れないッスよ?」ギュッ
男「おいおい…男さんは疲れてるんですよ?」
女「でもでも、男くん…落ち着くんスもん」ピトッ
男「お、女さん」///
女「…」ギュ-ッ
男「…」
女「…」ポワッポワッ
男「あ、あの」
女「はい?」ポワッ
男「なんか…」
男「すごく…体がダルいんですが…」ゴロン
女「あ、サーセン」ポワ
男「…んあ?」
女「…実は」
男「…」
女「知らず知らずに男くんから、養分吸い取ってたみたいッス」テヘッ
男「ええええ…」ダレーン
女「大丈夫ッスよぉ」ポワッポワン
女「ご飯食べたら治るッスから」シュルシュル
男「横暴かつ横着だぁ…」
男「…」
女「…」ポワポワポワッ
男「なぁ」
女「…はい」ポワッポワッ
男「ぜ、全身花に埋め尽くされてね?」
女「あ、なんか真っ暗だなぁって思ったら埋まってたんスね」モゴモゴ
男「大丈夫なのかよ…」
女「あははー、さぁ?」ポワッ
男「さぁ、ってあなた…」クスクス
女「…」
男「…」
女「」
男「なぁ」
女「」
男「女さん?」
ハラ…ハラリ…
男「…」
ヒラヒラヒラ…
男「おい、女?」
ヒラヒラヒラヒラ…
男「なぁ!?返事しろよ!?」ユサユサ
ハラハラハラハリ…
男「なんで、なんか花びらが散ってるんだよ…」
男「…まさか!」
ヒラリヒラヒラ…カサカサ…
男「女!何とか言ってくれ!」
カサカサカサカサ…
カサカサカサ…
男「…」
ガサガサカサカサ…
男「…ちくしょう」
ヒラリヒラ…
男「どうすりゃいいんだよ!」ドン!
カサカサリ…
男「…女」ポロッ
カサカサカサカサ…
カサカサ…カサ
カサ…カサ
カサ…
……………ゴロン
ゴロンゴロン…コツン
男「…?」グスッ
男「…」
男「なんだ、これ…?」
男「…」コンコン
男「実…種?」
男「…女の変わり身ってやつか…」
男「…」
男「うん…、きっと夕方には元通りさ」グシッ
男「…」ナデナデ
男「…大丈夫、大丈夫…」
―夕方―
男「…」
男「…だいぶ日が暮れてきたな」
男「そろそろか」
男「…」
男「…まったく、ビックリさせるなよなぁ」フゥ
男「今日1日、花に囲まれた女も素敵だったがね」フフッ
男「…」ナデナデ
男「…」
男「…まだかな」
男「…」
男「……」
男「今日は…遅いな…」
男「…」ナデナデ
男「なんだよ…恥ずかしがってんのか?」
男「下着姿で光合成してたくせに」グリグリ
男「…」
男「……」
男「早く戻ってこいよ…!」
―夜―
男「ウソだ…」
男「こんな時間になっても戻らないことは、今までなかったのに…」
男「…」
男「女!!どうしたほら!?」
男「早く戻れよ!」
男「…」
男「…」クスッ
男「…そうだ、もうこんな時間だし、夕食食べていけよ!な?」
男「今日の夕食は野菜たっぷりのミネストローネを作るんだっ」
男「あ、女が嫌いなセロリいれちゃうぞ?」
男「知らないぞ?止めても遅いぞ?ほら!」
男「…」
男「なんとか言えよ!!」ドン!!
―深夜―
男「…」
男「結局、このままか…」
男「…」
男「こんな…ことなら、今日はもっと、かまって…やるんだったな…」グスッ
男「…っ」
男「…」グシッ
男「…」
男「今日は…このまま寝るか…」
男「…」ナデナデ
男「…」ゴロン
男「…」
男「おやすみ、女…」ギュッ
…
……
………
………ユラッ
ユサユサユサ…ピシッ
―早朝―
男「…」
…
男「…」
…ギュッ
男「…っ」パチッ
…スー、スー
男「…んぉ」クルッ
女「…」クー…クー
男「女…」
女「…」クー、クー
男「…!」
男「女!!」ユサユサ
女「…んにゃ~ん…せろりはらめっすよぉ…」ニヘ
男「…」
男「…はぁ」
男「悪いけど、起きてくれ!」ペシン!ペシン!
女「…むわぁ!」ビクッ
女「男くん?あぁ、おはようございまふ…」ウツラウツラ
男「…」フルフル
女「…男くん?」
男「…今は朝だけど…」
男「どっちかっていうと、おそよう…だよ」グスッ
女「なんで…泣いて」ブルッ
女「!?」
女「ひょあぁ!!」
女「あ、あたしなんで裸っ!?」///
男「よかったよぉ!!」ギュッ
女「ひゃああぁ!まってまってッス!!」///
男「も、戻ってごないがど思っだぁ~…」エグエグ
女「ううぅ…」///
女「よしよしっ、あたしはどこにも行かないッスよっ」ナデナデ
男「うわあああぁん!」グリグリ
女「あう、ちょ!やぁめっ!」ペシンペシン!///
男「…」エグエグ
女「…夕方になっても夜になっても、あたしは種から戻らなかったんスか」キガエタ
男「…うん」
女「んー、まさか体がお花畑になって、種にまでなっちゃうなんて…思わなかったッスもん…」
男「…」グスッ
女「花が散ったあたりは、ダルいなぁって感じで覚えてまスけど」
女「今は生まれ変わったような気分ッスねっ」ツヤツヤ
男「俺は6年寿命縮んだ…」ゲッソリ
女「…し、心配かけまして、ごめんなさいッス」
男「…」
女「…っ」アウアウ
男「…」
男「…」グー
女「!」
女「そ、そうだ!朝ご飯にしましょうッス!」パチン
女「今ならあたしが作ってあげますからっ!」フンス
男「…」
女「…ね?」
男「…」
男「…ミネストローネ」
女「はい?」
男「昨日俺が作ったミネストローネ、食べてくれよ?」
女「は、はい!何でも食べまスよ!」
男「オーケー…」ニヤリ
――――
女「あ、あの…」
男「なんだい?」ニコッ
女「これ、ミネストローネッスか?」
男「セロリのミネストローネさ」
女「…」
男「どうした?なんでも食べるんだろぅ?」ニヤリ
女「た、食べますよ!」ガブガブ
女「!」ツーン
男「どうだ、うまいだろ?」フフッ
女「ゆ、許してくださいッス!」エグエグ
男「はぁーん?」
女「うぅ…」
女「せめて、水をください…」
男「しょうがねーなーぁん」アハハ
男「はい水、かぶるなよ?」コトン
女「かぶらないッスよ!」ガオー
男「さぁて、行きますか」
ども、男です。
突然ですが皆さんは、天使の存在を信じますか?
男「女さん、いきなり呼び出してどうしたんだろ?」スタスタ
天使って、どんな姿なんでしょうね。頭に輪っかを付けて、白い翼を輝かせてる感じなんでしょうか。
男「声は元気だったから、調子はいいみたいだけど、なんかソワソワしてたみたいだ」
一度なら憧れますよね。天使様。きっと綺麗な方なんでしょうね…。
男「…なんだか曇ってるなぁ」
まぁ僕は綺麗より可愛いほうが好きなんですがねっ!デュフフフ
男「~」スタスタ
と、まぁいろいろ妄想は尽きませんが、結局僕が言いたいことは…
…ヒラッ
男「ん?」ヒラッ
男「…羽?」マッシロダ
天使って…
パァ…
男「お、雲の切れ目から光が」マブシイ
<ぁぁぁぁ…
男「…なんだ?」マブシクテミエナイゾ
案外…
<ぁぁぁぁあああ バサ…バサ…
男「えっ、えっ?えぇっ?」
<ひょあぁぁぁぁぁあああ!バッサバッサ!
男「なななぁあ!?女さ 女「う、受け止めてくださぁぁいッスぅ!」バッサバッサ!
近くにいるみたいです。
男「えっ、ちょっ!まっ!」ワタワタワタ
女「み、みぎみぎみぎ!いや、ひだりっひだりぃっ!」ビューン
男「どっち!?」
女「うわはああぁぁ!!」
男「こなくそぉ~!!」
ガシッ
ドシーン!ゴロゴロゴロゴロ…
男「…」
女「…」
男「…」
女「…」
男「…うぅ」
男「いったぇ…くもないな」ケロッ
女「…」グッタリ
男「お、女!?しっかりしろぉ!」グイッ
男「おい、大丈夫…か…」
初めはなにが起こったかわからなかった。空、雲の切れ目から人が降りて…降ってきたのか?
その人は白い翼をバタつかせて、僕の胸に突っ込んできた。
男「…」
翼をバタつかせてたおかげなのか、衝突の衝撃はそこまで強くはなかったようだ。
しかし、その人は僕の腕の中で気を失っていた。
男「…け、ケガはしてないみたいだな」ナデナデ
その人とは、女。僕の大切な人だ。そう、人なんだが…
男「ケガはないけど…」
なんだこれ…背中に翼があるじゃないですか!?
男「もしもーし…?」ユサユサ
光にあたると透き通るような肌、煌めく柔らかな髪、しなやかで小柄な身体…まるで絹のような、それでいて力強い白い翼。
女「ぁぅ…」
頭に輪っかはなくても、その容姿はまるで…
男「…」
女「んんん…」ボヤァ
女「…」
女「ふぁ!男くん!?」フワッ
男「おう」
まるで天使のようだった。
男「大丈夫か?」グイッ
女「はい」スクッ
男「…」
女「ひゃー、ビックリしたッスぅ」ポンポン
男「…もう、なにから聞けばよいのか」ウーン
女「さ、サーセン…」テヘ
男「…」
女「…」バサッ
男「まずじゃあ…その翼は、もしかして?」
女「はい…今日の症状ッス」ヒラヒラ
男「やっぱりなぁ」
女「もう大変なんスよコレ…」
女「ちょっと動くと羽がヒラヒラ舞うもんスから、部屋がそこら中ふわっふわになっちゃったッス」ショボン
男「それは大変だわな…」アハハ…
女「でも、何とか自分で操作出来るようになったんスよ」ニコッ
男「空から降ってきてか?」
女「う、うぐぐ…」
女「先ほどはすみませんでした…」ウルッ
男「そうだ、どうして降ってきて来たんだ?」ナカナクテイイッテ
女「そ、それはですね…」グシッ
――――
女「と、とりあえずあたしの家に来てほしいッス!」
女「はい、うん、ありがとうっ」
女「はぁい、あとでねっ」…ピッ
女「…」
女「ひゃー、キレイな羽ッスねぇ」クルクル
女「…」ヒラヒラ
女「ふんっ、ふんっ」バッサバッサ
ボワッ!
女「うわっぷ!」ボハボハ
女「あわわ!は、羽が抜けるッス!」ジタバタ
女「…っ」ピタッ
フワフワ…
女「…」
女「…」ソロー
ガチャ パタン フワッ
―ベランダ―
ガラッ
女「外なら羽が舞っても大丈夫…かな?」フワッ
パタパタパタ…
女「…」
女「…鳥」バサッ
女「そうだ、せっかく羽があるんだし…モノは試しッスね!」ノシッ
女「よ…っと」
女「むむむ…」ググッ
女「せ、せーのっ」グワッ
バサッ!
女「おわっ!」グルン ガターン!
女「いったたたた…」
女「くぅ…、まるで雛鳥ッスねぇ」サスサス
女「ど、どうやって飛ぶんスかね…」バッサバッサ
女「んー…」キョロキョロ
女「…あ」
カラス<…>ジー
女「…」
カラス<…>ジー-
女「…」
カラス<ダッセーwww>
女「!」
女「う゛ー…わんっ!」ガオー
カラス<www>
女「なんスかもう!」プクッ
カラス<…>
グワッ ピョンバサバサバサ…バッサバッサバッサ…
女「…お?」
カラス<>バッサ…バッサ…バサバサバサ…
…バサバサバサッ
カラス<…>
女「…」ワーオ
カラス<…>
カラス<…>
女「じょ、上手ッスね…」
カラス<…>
女「…」モジモジ
カラス<…トベヨ>
女「えっ?」ビクッ
カラス<…>
女「…うぅー」バッサバッサ
女「や、やってやるッスよ!」
女「せぇーのっ」ピョン バッサ、バッサ
カラス<シュウチュウシロ!>
女「おわっ!うわぁっ!」ユラユラ
ドシーン!
女「…ぐぐぐ」
カラス<…>
女「っ!っ!」パチンパチン
カラス<…>
女「集中…集中…」バッサ…バッサ…
カラス<…>
女「…」バッサバッサ…
女「っやぁ!」グワッ ピョン!
カラス<ソコダ!>
女「!」バサバサバサッ!
女「わああああああっ!」グイーン!
カラス<…フフン>グワッ ピョン バサバサバサ…
女「と、とと、飛んだぁはははは!」バッサバッサ
女「ひょあぁ!は、早いいいい!」ビューン
カラス<…>バサバサバサ…
女「あ」
女「カラスさん、ありがとうございましたッス!」ケイレイ
カラス<…>ニヤッ
カラス<カァー>バサバサバサ…
女「ありがとうー」フリフリ
女「~」バッサ…バッサ
女「ほわぁ~」
女「…地平線が丸見えッスねぇ」
女「…」バッサバッサ
女「よぉし!あの太陽に向かって上昇だぁ!ッス!」グイーン!
女「あははははっ!」バサバサバサッ!
女「うっ、眩しっ!」グラッ
女「おととと」ユラユラ
女「っ!」ピキーン
女「ぎょ~!せ、背中ツったぁ!」ピキピキ
女「うわっ!うわっ!うわあっ!」ヒュー グルングルン
ボフン!
女「おわっぷ!雲でみ、見えな…っ!」ピキキーン
女「いててて!」バッサバッサ グルングルングルン
女「ひょあぁぁぁぁぁあああ!助けてえぇぇッス!!」
――――
女「なぁ~んて事が…」テレテレ
男「…な、なんとまぁ、素敵なお話だこと」ガックリ
女「えへへ…そんなぁ」///
男「ほめてないからね!?」ガビーン
男「まったくもう!」
女「あははは…」
男「てか!」
女「?」
男「どうすんだよ!そんな格好じゃ目立つどころじゃないだろう!」
女「え~?」ヒラッ
男「…」
女「…」
男「…」
女「っ!やだっ!恥ずかしいッス!」///
男「遅いよ!!?」
女「あわわわ…ど、どうしよう!と、とりあえず移動しなきゃッス!」フワフワフワフワ
男「は、羽が抜けて舞うから落ち着けって…」
女「…っ」ピタッ
男「…か、固まった」
男「…!そうだ」
男「ちょっと女、動くなよ?」
女「はい?」
男「ほいさ、ほいさ」ノシノシ
女「…」
男「よいしょ、よいしょ」ノシノシ
女「うぐぐ…」プルプル
男「ほら、もっと力入れてっ」ノシノシ
女「くっ、さすがにっ、これはっ、キツいっ、ッス」プルプル
男「静かに、固まってないと人形に見えないだろ?」ボソボソ
<オニーサン、ソレナーニー?>
男「これ?天使さまのマネキンだよ」ニコッ
女「…」
<スゴーイ!>
男「おっと、触っちゃダメだぞー。大事に扱わなきゃいけないからね。ほら、そこ通りますよー」
<ワカッター、バイバーイ>タタタッ
男「…ふぅ、案外ばれなかったな」
女「うぅ、でもマネキンってヒドくないッスか!?」
女「はっきり言って人形のマネをするのも恥ずかしいッスよ!」ヒソヒソ
男「女は後ろ向いてるし、直立してればわかんないって」ヒソヒソ
女「だ、だって背中開いてる服着てるんスよ?」//
男「翼で隠れてるだろ?」
女「うー、あたしの身にもなってほしいッス…」
男「はいはい」ヨッコラ
女「…」ムスッ
男「おっと、しゃべるなよ」
<デュフwwチョwwナンスカコwレwww>
男「コレは天使さまのマネキンです!はい!」
<ウハッwwテンシチャンwwwwマジテwンwシwwww>
男「ですよねwwwwww」
女「…」
男「ひぃ…ひぃ…」ヨロヨロ
女「お、男くん…大丈夫ッスか?」
男「大丈…夫、だっ」
女「でも…」
男「とりあえず、神社、なら、人はぁ、来ないだろうしぃ…」
女「…」
男「ほら、もうちょっとで着く、から」ハァハァ
女「…」
女「…はい」ギュッ
男「だ、抱きついたらダメよ」
女「うぅ…」ピン
―神社前―
男「ここまでくれば、人通りは少ないな」ヨッコラ
女「そうッスね…」スタッ
女「…まさか人形のふりでここまで来れるなんて思わなかったッス」ナットクイカナイ…
男「まぁ、翼のついた後ろ姿なら、マネキンに見えなくもないしな」ハハッ
女「だからマネキンって言わないでッス!」 ガオー
男「ははは、かわいいからいいじゃないか」ナデナデ
女「むむむ…」
男「か、階段が、しんどいぞぉ…」ヒーヒー
女「ふぁいとぉッス」バッサバッサ
男「と、飛ぶとか、卑怯なりぃ!」ゼーゼー
女「だって男くんと会ってから一歩も歩いてなかったッスからね」クスクス クルクル
女「まぁ、同じ体制を維持するのは大変だったッスけどね」ヒラヒラ
男「…あんまり、飛び回ると、見えるぞ」ハァ…ハァ…
女「ん?何が?」バッサバッサ
男「…」
男「水色ぉ」ニヤッ
女「…」
女「っ!」バッ///…ドサッ!
女「んぎゃっ!」
―神社―
女「もうっ!もうっ!」ポコッポコッ
男「あ、あれは仕方ないってば」ダメージ1 ダメージ2
女「…っ」プイッ
男「ねぇ」
女「…」ププイッ
男「機嫌なおしてよ」ナデナデ
女「…」クリクリ
女「…しょうがないッスねぇ」フフン
男「かわいいなぁ」グリグリ
女「いたぁっ!や、やめて、髪がボサボサにっ」ジタジタ フワフワ
男「ははははっw」
男「改めて見たけど、本当に綺麗だな…」
女「そうッスね」ヒラヒラ
男「…」
女「…?」
男「まぁ、その、なんだ」ポリポリ
女「はい?」コクン
男「…女が…か、かわいいから、その、余計に…なっ」ゴニョゴニョ
女「な、何言っちゃってるんスか…」///
男「そ、そういう事だっ!」///フイッ
女「…ふふっ、こんな時にぶっきらぼうになったって遅いッスよ?」フワッ
男「お、おぉ…」ファ-
男「その翼、触ってみてもいいかな?」
女「ん?いいッスよ」ファサ
男「では、失礼して…」サラッ
女「…」
男「おぉ」ナデナデ
女「…っ」ピクッ
男「かたい羽とやわらかい羽でしっかりとしつつも…ふんわりしていて…」モフモフ
女「くっ…ぅ!」ビクビク
男「素晴らしい!」サワサワ
女「…ひゃあああ!」ビクン
男「おわっ!?」
女「お、終わりッス!」
男「ど、どうしたいきなり?」ビビッタァ…
女「く、くすぐったいっていうか…、あまり長く触られたくない感じでした…」バッサバッサ
男「触り方が嫌だったか?」
女「んー」
女「…いやらしい触り方はいつもの事ッスけど」
男「なんと」
女「そうでなくとも羽は敏感な所みたいッス」
女「鳥さんだって羽は触られたくはないみたいだし」
男「そうなのか?…わからないけど」ウーム
女「まぁ、だいたいッスよ」
男「ふーん」
女「…」ヒラヒラ
男「…なるほど」
男「じゃあ、もう1回だけ触らせてくれっ」ニカッ
女「…」
女「…今の話し聞いてましたか?」
男「鳥なら嫌がるって事でしょう?」
男「鳥人間なら我慢くらいできるかなって」ヘヘヘ
女「っ!」
女「はぁ…すごい勘違いッス…」
女「てか、なんか不快な気分になりました」
男「ど、どうして?」アセッ
女「…わかりませんかね?」ジトッ
男「うぅ…」
女「…」
男「…いや」
女「…」
男「その…」
女「…」
男「あ、あははは、ごめんな?」
女「…」ハァ
女「すみません」バサッ
男「えっ?」
女「今日は先に帰らせてもらうッス」ニコッ
男「な、ちょ、おい!」
女「お疲れさまでした!」タタタッ
ピョン バサバサバサ…バッサバッサ…
男「…」
男「……」
男「や、やっちまった…の?」
―空―
バッサバッサ…
女「…」
女「……」
女「………男くん」
女「なんであんな言い方しまスかねぇっ!」
女「……」
女「あたしがどんな姿になっても」
女「それが例え、良くも悪くも…」
女「…全部…病気なんだけどなぁ…」
女「……」
女「あたしの存在が…」
女「この病気が、当たり前だと思ってるんスかね…」
女「…」
女「男くんの…ばかぁ…」グスッ
―神社―
男「…」ポツーン
男「…なんで?」
男「俺そこまでヒドいこと言ったかな?」
男「……」
男「そりゃ今日の女は魅力的だぞ?」
男「ホント天使さまみたいで、じっとしてればお人形さんみたいにかわいかった…」
男「…まぁ、マネキンって言い方を嫌がっていたのはわかってたけど」
男「………」
男「そんなんであんなに怒るかなぁ…」
男「…………」
男「……うん」スクッ
男「とりあえず、女を追いかけよう」ダッ
男「…」タッタッ…
…走りながら考えていた。
どうして女は、飛んで行ってしまったのか。
まるで愛想を尽かしたかのように。
女は俺にとって大切で、かけがえのない存在である。それは彼女のためになら例え火の中水の中、といったところか。
男「…」タッタッタッ…
…話を戻そう。
今日出会ってまもなく、翼を生やした女と遭遇した。焦った女を如何に怪しまれずに移動させるため、人形のフリをさせ抱えて運んだ。結果的にうまくはいったのだ。しかし…。
…今思えば、なんと浅はかな考えであっただろうか。
恥ずかしい、嫌な思いをさせていたとならば、どう考えても俺に非があるではないか。
どうしてすぐ気にかけなかったのか。まったく。
謝らなければ。
これくらいなら、きっと笑って許してくれるだろうから。
男「…女」タッタッタッタッ
―女宅―
女「…」
女「……」グスッ
…トントントン コンコン
男「…」
女「…」
男「…女」
女「…どうぞ、入ってください」
男「うん…」
ガチャ フワッ…
女「…」
フワフワフワ…
男「…っ」
男「は、ははっ」
女「…」
男「部屋、真っ白だな…」
女「…」
男「…」
女「話は、それだけッスか?」
男「い、いや、あの…」
男「ごめん」
女「…」
男「人形のフリをしろって、普通に考えて恥ずかしい事だよなっ」
男「…女の事、マネキンとかデリカシーのないこと言って悪かった」
女「…」
男「この通りだ」ペコーッ
女「…」
女「はぁ…」
男「っ」
女「確かに、その言葉にはカチンときたことはありました」
女「でも、あたしが気に入らないのはそこじゃないッス」
男「…え?」
女「…」
女「男くんは、今日あたしと外で出会ってからの自分の言動に責任をもてますか?」
男「責…任」
男「も、もてるっ」
女「どうやって?」
男「…う」
男「そ、それは…」
女「…」
男「…」
女「…」
男「…」
女「ふぅ」
男「…っ」
女「では聞きます」
女「男くんは、あたしの事をどう思っていますか?」
男「そ、それは」
男「女は…俺の愛する…人で…」オドオド
女「はっきりと、言えないんですね…」
男「ちがう!そんな訳じゃ!」
女「…」キッ
女「そうですか」スクッ
男「ま、待って!」グイッ
女「っ」フワッ
男「その、だから…」ギュッ
女「やめてっ!」ガバッ
男「!?」グラッ ドサッ
ボフン!…フワフワフワ
女「…っ」フーッ、フーッ
男「…」
女「そんな、そんな理由なんかじゃ許せません!!」
ガチャ ダンダンダンダン…
男「…」
男「…」…フワッ
男「……まいったな」
男「…」
いったいどういう事だ…
女のためだと行った行動が、これほどまでに心に傷をつけるモノだったのだろうか。俺は何を勘違いしたというのだろうか。
俺はただ、彼女を他人の目から守りたかっただけなのに。
…背中に翼が生える。
空を飛ぶことのできる能力とその美しい見た目に、人間は幻想とわかりつつも尚憧れるものだ。
彼女はまさにその幻想を実現させたというのに。
今日限りの素晴らしい症状を、なぜ煙たがるのだ、ろう…か。
………。
男「症状…」
男「!!!」ガタッ
ドタドタドタドタ…
―外―
バタン!
男「クソッ、どこへ…!」
フワッ…
男「…」
男「…羽」
男「!!」
男「こっちか!」ダッ
男「はぁ、はぁ」ダダダダ
バカだバカだ大バカ者だ!!
何が憧れだ!何が幻想だ!
俺はわかっていなかった。
…女という、本質をっ!
そう、いつだって女は苦しんでいる。
だから決して自慢なんかしない。
どんな状態であれ、それは全て『病気』なのだから。
男「なのに…俺はっ!!」
男「…はぁっ、はぁっ」キョロキョロ
フワリ…ヒラッ…
男「っ!」グルッ ダダダ…
ポツリ…
男「はぁ…はぁ…」
男「この方向は…」
フワフワ…
男「公園…か」
フワッ…
男「…」
男「いくらでも、飛んで行けるだろうに」
男「…」
男「これも、俺の責任…だな」タタタタッ
―公園―
ポツポツ…
男「…はぁっ、げほっ!」ゼーゼー
男「女、どこに…」キョロキョロ
バサッ
男「…」
フワフワ
男「…」
男「木に、翼が生えてる…」ゼンゼンカクレテナイ…
―木の裏―
女「…」
女「…」グスッ
女「はぁ…」
ザク…ザク…
女「…」
女「っ」バサッ
男「女!」
女「!」ビクッ
男「そのままでいい、聞いてくれ」
女「…」
パラパラ…
男「…」
女「…」
男「俺は、わかっていなかった」
女「…」
男「…」
男「女は一度だって、自慢したことなかったな…」
男「病気の事」
女「…っ」ピクッ
男「…どこで誤ったんだろう」
男「毎日の変化を、女の病気を当たり前の事だと勘違いしてしまっていた…」
女「…」
男「でも!」
男「俺は女に言われて、改めて知ったんだ!」
男「その病気で、例え良い症状、悪い症状でも、女であることに変わりは無い事を!」
女「!」
男「人の扱い方なんか考えていけないことをっ!!」
男「…」
女「…ぁ」
男「…あんな事言った後で、愛とかなんかとか語っちゃって…恥ずかしいね」
男「だから俺は…」
女「あのっ!」
男「!」
女「あたしにも言わせてほしいッス!」
サー…
男「…」
女「…男くんが言いたい事は良くわかりました」
女「あたしが気に入らなかった所は、ちゃんと反省したみたいッスね」フフッ
男「じ、じゃあ…」
女「だからこそ言わせてください」クルッ
フワッ…
男「…っ」
女「男くんが、あたしの事を思って今日の行動を示してくれたのは知ってたッス」
女「例え」
女「…天使とかマネキンとか鳥人間とか言われても」
男「そ、そんな事まで口走って…ごめん」シュン
女「いえ、それはもう許したッスよ」アハハ…
女「でも!」バサッ
女「気に入らなかった事が…ありました」
男「…」
女「その、『愛』とは何かという事です…」
男「…うん」
女「好きだという気持ちは大切だと思います」
女「でも、それだけじゃ愛ではないはず」
男「…」
女「ただ抱きしめたり、キスしたりする事じゃない」
男「…」
女「…あたしが言いたい事、それは」バサッ!
ピカッ フワッ
――――
愛を、勘違いしないでください
――――
シャラシャラシャラ…
男「…ぁ」
―夕方―
ゴロゴロゴロ…
女「…」
男「…」
…その時、風によって舞い上がった羽が雷に照らされ、女が頭に輪のついた真っ白な天使のように見えた。
次の瞬間、女の背中の翼は割れたガラスがこすれたような音をたてて崩れ、光となって消えていった…。
男「…」
女「…」ブルブル
男「…あ、あの、女さん」
女「っ」バッ!
男「ひっ!」ビクッ
女「お、男くん!」
男「ひゃい!」ビシッ
女「む、胸をお借りします!」ガバッ
男「な!?どうしたいきな ピカッ
…ドゴーン!!!
女「ひょわあああぁ!」ブルブル
男「うわぁ…すげぇ雷…」
女「うぅ…うぐぐぐ…」ギュ-ッ
男「…」
男「…ふふっ」ナデナデ
女「…!」ハッ
女「べ、別に抱きついたからって、愛をどうこう言う訳じゃないッスからねっ!」ブルブル
男「えぇ、わかってますよ」
男「俺だけの天使さま」ニコッ
―近所―
ゴロゴロゴロ…
女「雷とかなんなんスか…もぅっ」ギュッ
男「まぁ良かったじゃん、たまたま木の下のビニール傘を借りて、こうして帰ってる訳だし」スタスタ
女「それ、どう考えたってねこばばッスよ」シラッ
男「ほう…あのまま雷と降りしきる雨の中、木の下で過ごしたかったのかしら?」
女「っ!」
女「いじわる、いじわるっ!」ペンペン
男「ごめんごめん!」アハハ
男「羽まみれの女の部屋、帰ったら俺が全然掃除するからさ」
男「な?」
女「…なら、許してあげるッス…」ギュッ
女「…うーん」トコトコ
男「どうした?」スタスタ
…皆さんは、天使の存在を信じますか?
女「どうして、小さい羽は消えなかったんスかね?」
男「あー、抜けて…自分のモノで無くなった、から?」
…僕は、きっと近くにいるんだと思います。
女「そういうモノなんスかね…?」
男「たぶん…」
ピカッ!
…そして時々、天使はいたずらをして教えてくれるんでしょう。
ゴロゴロゴロ…!
女「うあああぁっ…!」ビクッ
女「あ、あたし!先に家に戻ってますからっ!」ムンズ
男「あ、こら!」
…誰かを愛するためには、もっと努力が必要だと、ね。
男「待ってってば!」バチャバチャ
女「ま、待てないッス~!」ビチビチ
…きっと彼女は
男「…まったく」フフッ
男「まいったね!」ビチャビチャ
『どうしようもない僕に、降りてきた天使』かもしれません。
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