真姫「お試し田舎ぐらし」 (156)

夏が終わるまでには終わりそうに無いですが、
2年生になったまきりんぱな+αが中途半端な架空の中途半端な田舎にステイする田舎あるあるなお話です






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ミーンミンミンミンミンミーン


花陽「夏だね、凛ちゃん」パチャパチャ

凛「うん。夏だね」パチャパチャ

花陽「気持ちいいね」

凛「うん。井戸の水って気持ちいいねー」

花陽「にこちゃんどうしてるかなぁ・・」

凛「そうだね。きっと暑い暑い!ってまたイライラしてるんじゃない?」

花陽「はぁ・・お水ぬるくなってきたし足そうか?」

凛「じゃぁ凛は麦茶入れてくるね?」

花陽「ありがと♪」


真姫「ハァハァ・・・あんた達・・ずいぶんすずしそうじゃない・・」ゼェゼェ

凛「あ、真姫ちゃんおかえり。どうだった?」

花陽「真姫ちゃんの分もお茶入れるね?」

~~~2日前


凛「ねぇねぇ、真姫ちゃん、明日から3日間予定ある?」

真姫「いや、今のところ無いわね。もう旅行も行って来たし」

凛「実はね、凛のおじいちゃんのお家に留守番兼ねて泊まりにいくんだけど真姫ちゃんもどう?」

真姫「留守番って?」

凛「叔父さんたちがおじいちゃんを旅行に連れて行ってあげるってことで留守にするんだ。で、その間留守番するんだけどどうせならお友達も連れてきていいって」

真姫「いいの?私が行っても」

凛「うん、一人だと何もなくて暇だろうからお友達誘っておいでって。一軒屋だし真姫ちゃんとこほど大きい家じゃないけど全然泊まれるにゃ」

真姫「そう?でもどうせならもっと早く声掛けてよ」

凛「だって凛もおととい急に言われたんだもん!」

真姫(直前になって行動するのは家系かしら)

凛「なんかいま失礼なこと思わなかった?」

真姫「キノセイヨ」

凛「それならいいけど。で!電車でいくから8時に駅ね!」

真姫「結構早いわね。で、どこなの?」

凛「××ってとこだよ」

真姫「全然わからないんだけど!」

凛「えーと、○○県の・・だよ」

真姫「結構遠そうね」

凛「じゃぁ来るのやめる?」

真姫「そんなこと言って無いじゃない!行くってば!」

凛「結構田舎だからね。田舎に慣れてない真姫ちゃんには新鮮なこと一杯かもね!」

真姫「田舎ね。確かに・・」

凛「それじゃ約束の時間にきてね!楽しみで寝不足なんてなっちゃだめだよ?」

真姫「子供じゃあるまいしバカにしてるの?ほんとにもう・・それじゃ明日ね、おやすみ」

~1日目


花陽「あ、真姫ちゃん。おはよう♪」

凛「おはよー!真姫ちゃん思ってたより来るの遅いにゃ。ひょっとして楽しみにして眠れなかったとか?」

真姫「おはようってそんなことないわよ!単に低血圧で朝が弱いだけよ」

凛「ほんとに~?」ニヤニヤ

真姫「うるさいわねぇったく!」ムニー

凛「いはいにゃぁ!!」

花陽「真姫ちゃん、許してあげて?」

真姫「別に怒って無いってば!これも挨拶のうちじゃない。で、これで全員よね?」

花陽「え~と、電車に乗っていくのは3人だね」

凛「さて、出発にゃ~!」

~~30分経過


真姫「ねぇ、なんだか建物がずいぶん減ってきたんだけど」

花陽「田んぼの緑が綺麗・・・はぁ~なんて美しいんだろう・・」

凛「建物自体はまだあるけどあれだよね、3階以上の建物が極端に少なくなるんだよね」

花陽「はぁ・・田んぼ・・」ウットリ

真姫「なんか大きな工場とか田んぼが増えてビルっぽいものはなくなってきたわ。これから先どんどん視界に緑が増えていきそう」


~~さらに30分

凛「やーっと次の駅にゃー!準備いい?」

花陽「うん、忘れ物ないようにっと」

真姫「ねぇ、さっきから家と森みたいな山と田んぼしかなかったんだけどホントに人住んでるの?」スタスタ

凛「失礼すぎるにゃ・・限界集落みたいなこともないから大丈夫!ちゃんとコンビニもスーパーもあるから!ほら、降りるよ!ってあ!」

運転手「あ、お客さん!」

凛「まって真姫ちゃん!」

真姫「?なによ?」

運転手「切符はここで確認しますので」

真姫「え?普通改札じゃないの?」

運転手「あー、初めてなんですね。ここら辺は無人駅ですからここで検札させていただきます」

真姫「そ、そうなのね。はい、これでいい?」

運転手「はい、どうも」

~~××駅

真姫(え?今気がついたけど電車に[ワンマン]って書いてあるけど何?っていうか今乗ってきたの電車?レールの上だからバスってこともないだろうし?)

真姫「まぁいいわ。ねぇ?ここ駅前のはずよね?」

凛「うん、そりゃそうでしょ?今降りたばっかりにゃ」

真姫「ロータリーの周り家しかないじゃない。普通駅前ってその辺りで一番色々あるもんでしょ?!」

凛「真姫ちゃん、それが田舎と都会の認識の違いなんだよ」

花陽「真姫ちゃん、ほらジュースの自動販売機もあるよ?」

真姫「そういう問題じゃないわよ!」

花陽「あとはほら、電話ボックス!珍しいよね?」

真姫「そ、それはいまどき珍しいわね。久々に見たわ」

短いですが今日はこの辺で
ありがとうございました


 真姫ちゃんの別荘がある場所は上に書いていただいてる方の説明の通りだと思います。

 軽井沢や那須高原は普段住んでる方は少ないとはいえああいった場所を田舎と呼ぶと若干違和感ありませんか?
確かに田舎と言えば田舎ですが、ああいった場所はリゾート地とか避暑地とかそんな感じじゃないかなーと思ってます。

 今回舞台にしてるのはお年寄りしかほとんど残ってない限界集落みたいな田舎ではなく、
そこで育った人間は特に不便は感じないけど、都会から来ると田舎くさく非常に不便。そんな感じの町です。

 日本のかなりの地域がこんな感じじゃないかなぁ?と勝手に思ってます。

 あと私信ですがなんでも書いていただけると励みになります、ありがとうございます。
スレが落ちるほど反響なんて有りえないので、何かしら思うことがあれば遠慮なく書いていっていただけると喜びます。
でもハードルは上げないでください・・

真姫「で、ここからどうするの?」

凛「えーと、バスはー・・」

花陽「1時間ほど前に出てたみたいだね。次は?」

真姫「いまから30分後?一日3本とかじゃないみたいだし、需要有るんだか無いんだか分からない本数ね」

花陽「夕方や朝は電車の時間にあわせてあるみたいだけど昼間は少ないみたい」

真姫「そういえば確かに空いてたわね、電車。私達ともう1組くらい?あれで採算取れるのかしら」

凛「で、どうする?歩く?」

真姫「歩いてどれくらいかかるわけ?」

凛「ん~?どれくらいだろう。歩いたことないからわかんないにゃ」

花陽「普段はバスに乗ってるの?」

凛「ううん、いつも迎えに来てもらうから」

真姫「じゃぁ歩いてみる?せっかくだし」

花陽「うん、暑そうだけどのどかでいいね。」

真姫「アスファルト舗装の道に家がまばらに並んでるだけで情緒もなにもあったもんじゃないけど」

凛「細かいことは気にしない!それじゃ歩いていこー!」

~~15分後


真姫「はぁはぁ・・あっつい・・・し・・しぬ・・」

花陽「ちょっと・・・・歩くのは無理だったかなぁ、この天気だと・・」

凛「今日は暑いから辛いねー」

真姫「で、後どれくらいなの?」

凛「ん?まだ1/3くらい?」

真姫「はぁああ?!」

花陽「もうだめ・・」フラッ

真姫「花陽!だめよ、こんなところで倒れちゃ死んじゃうわ!」

花陽「あ、あそこにコンビニの看板が!」

凛「それじゃ冷たーい飲み物でも買うにゃー!」

真姫「なんであんたそんな元気なのよ!!!」

花陽「凛ちゃん、ねぇ、これどこからコンビニ?」

真姫「なんかここおかしくない?駐車場と建物の比率が5:1くらいあるんだけど」

凛「うん、確かにおっきいね」

真姫「絶対こんなにスペースいらないでしょ。全部埋まったらお客さんで店があふれちゃうじゃない」

凛「あれだよ、大型トラックが止まるからある程度大きくしてあるんだよ」

真姫「キャラバンでも通るわけこの道?!トラック何台止めれんのよ」

凛「そんなこと凛に言われてもしらないにゃ!」

~~コンビニ

真姫「はぁ~生き返るわ」チュー

花陽「しあわせ~・・」ボーッ

凛「で、どうする?いける?」

真姫「悪いけど無理。凛、詳しい住所は分かる?」

凛「番地までは分からないけど・・」

真姫「タクシー呼んだら案内できる?」

凛「うん、近くまでならナビできるよ」

花陽「いくらくらいするのかなぁ?」

真姫「たぶん30分も乗らないでしょ?いいわよ、私が出すから。この暑い中いつ着くんだかわからないまま歩くよりマシ。だって花陽倒れそうじゃない」

花陽「ごめんね?私のせいで・・。花陽も出すから」

凛「それじゃ3人で割り勘で!じゃタクシー呼ぶね?」

真姫「スマホって偉大ね。コレ一台で電話番号しらべてそのまま掛けれるんだから」

凛「あ、もしもし?タクシーお願いしたいんですけど」

~~タクシーでの道中

真姫「ここまで来るとそれなりに車通ってるのね」

花陽「マックがあるね」

真姫「なんかしらないけど異様に車止まってない?」

花陽「なんか混んでるみたいだね」

真姫「お昼時も終わってるし何でこんなに人が居るのかしら」

凛「なぜか田舎のマクドナルドは混むんだよ」

真姫「珍しいものでもなんでもないのに・・」

凛「最近はそうでも無いけど、凛が小学校の頃までファストフードのお店なんてショッピングモールにしかなかったからね」

真姫「流石田舎ね」

花陽「ま、真姫ちゃん」

~~祖父宅前

花陽「タクシーに乗ったらあっという間だったね?」

真姫「カードで払っといたけど割り勘にしなくていいわ。拍子抜けするくらい早かったわね」

花陽「ね?5分ほどでついちゃった」

凛「じゃぁ歩けばよかった?」

真姫「絶対無理!!!」

花陽「ここが凛ちゃんのおじいちゃんのおうちかぁ」

真姫「・・・凛、家ちっさいっていったなかったっけ?」

凛「そりゃうちに比べたら大きいけど」

花陽「田舎のお家ってこういう感じだよね」

真姫「小さく無いわよ!大きいじゃない!庭なんて完全にうちの3倍はあるんじゃない?」

凛「まぁ区内だとこんな家ありえないよね」

真姫「裏に畑まで・・凄いわね。この広さだと音乃木にあれば何億円するのかしら」

凛「ここだと土地代だけだとせいぜい400万円ほどとかなんとか言ってた気がするにゃ」

真姫「イミワカンナイ」

凛「そもそも400万でこんなところの土地買う物好きなんて居ないって笑ってたけど」

真姫「めちゃめちゃ安い気がするけど」

凛「帰る頃に同じ事言ってるかにゃ?」フフフ

凛「あ、そうそう。畑に出来てるの、できれば採って食べて欲しいって言ってたよ?」

真姫「勝手に取っていいの?」

花陽「あ、そっか誰も居ないんだからそうなるよね。野菜って取らないとだめだから」

真姫「どうして?そのまま置いとけば大きくなるんじゃないの?」

花陽「ほっとくと大きすぎて大味になったり割れたり鳥に食べられたりいいことないんだよ?あと生えてるうちに腐ったり」

真姫「え?生えたまま腐るのもんなの?!」

凛「何がなってるのかなー?たぶんいつもと同じだと思うけど」

真姫「畑って見るの初めてなのよね」ワクワク

凛「なんか凄いテンション上がってるにゃ」

花陽「珍しいね、こういう真姫ちゃん」クスッ

真姫「と、トマトが一杯!!!」パァーッ

凛「鍵預かってるから中から籠取って来るね」

花陽「ピーマン、茄子にきゅうりにかぼちゃそれに
トマト。これはゴーヤかな?あれはトウモロコシ?かな?なんかまだ小さくて食べれそうに無いけど」

真姫「こんなにトマトが一杯・・ここが天国ね」ニコニコ

花陽「あ!スイカもあるよ?あとでみんなで食べさせてもらおっか?」

真姫「三つもあるの?食べ放題じゃない」

凛「おまたせ、はい、真姫ちゃん。とりあえず食べごろのをこの籠にいれていって?」

真姫「美味しそう・・あ、これ傷ついてるわね、もったいないけど食べれないかしら」

凛「あ、ちょっと真姫ちゃん!」

今日はこの辺で
ありがとうございました

あまり時間ありませんが少しだけ


真姫「え?何よ?」

花陽「真姫ちゃん、売り物にするんじゃないんだからもったいないよ!食べれるよ!」

真姫「コレ食べれるの?」

凛「痛んでるところ切り落とせばいいにゃ。傷ついてるところ食べなきゃいいんだし」

花陽「うん、毒が回ってるわけじゃないから。そこ大きめに切り落とせば大丈夫だよ?」

真姫「そうなのね。こういうのお店で売って無いから知らなかったわ」

真姫「ん?なんか付いてる・・ヒッ!」

凛「ん?どうしたの?」

真姫「こ・・これ・・・」

凛「ああ、バッタだね。別に噛んだりしないよ」ポイッ

真姫「あんた平気なの?」

凛「あれくらいはね。気持ち悪い虫とかは流石にヤダよ?」

真姫「あれも十分気持ち悪いと思うんだけど」

凛「・・・だいじょうぶかなぁ?」ニヤニヤ

真姫「ちょっと!なにがよ?!なんのことよ?!あ、ちょっと凛!!」

花陽「さて、野菜はもう十分かな?」

凛「うん、大漁大漁!!」

花陽「ねぇ凛ちゃん!お米は?お米はあるの?!」wkwk

凛「もちろん、田んぼもしてるからあるはずだよ?けど」

花陽「どうしたの?ま・・まさか・・」

凛「あー・・うん、さっき中で見たときに米びつにお米なかったにゃ」

花陽「お・・おこ・・め・・」フラッ

真姫「ちょっと花陽!」

凛「大丈夫だから。ちゃんとあるはずだよ?おじいちゃんに聞いてみる!えーと・・・あ、もしもし?おじいちゃん?うん、今ついたんだけど・・・」

凛「うん、うん、わかった。あのお店の駐車場?うん、大丈夫、分かるよ。それじゃおじいちゃんもたのしんできてね!」

真姫「どう?お米は?」

凛「せっかくだから精米したて食べてもらおうと思って玄米を納屋においてるからそれ磨ってきてって」

花陽「精米したてのお米?!」ガバッ

真姫「もう大丈夫そうね」

花陽「それじゃ早速精米機に!」

凛「ごめんね、かよちん。おうちに精米機はもう置いて無いんだって」

花陽「そ・・そんなぁ~・・」

真姫「じゃぁ何処で擦るの?」

凛「コイン精米機までいくんだよ。あ、でもまだ擦りにいけないかなぁ」

花陽「どうして?」

凛「だって重くてもてそうにないもん」

花陽「大丈夫!お米なら絶対もてるからっ!」

凛「遠いから歩いてはかよちんでも大変だよ?」

真姫「あんた達の会話で思うことはあるけど、それはさておき確かにこの炎天下お米もって歩くのは止めたほうがいいわ。買い物に出るのも一苦労しそうだし。コンビニ以外のお店なんて結局駅からここまでろくに見なかったわよね?」

花陽「そういえば庭からコンビニみえるけどあそこくらいかな?買い物いけそうなの」

真姫「見えるっていうけど間にまったく遮蔽物ないだけじゃない!」

凛「おじいちゃんが言うには国道沿いにはコンビニが一杯あるけどそこ外れるとほとんど無いって」

真姫「じゃぁあの車が割りと通ってた道が国道なのね」

花陽「国道が通ってないところは?」

凛「コンビニなんていんじゃない?」

真姫「国道が近くてよかった」

花陽「じゃぁお買い物はあそこくらいしかいけない?」

凛「スーパーもあるよ?ここから2kmほどのとこ」

真姫「さっき思ったんだけど歩いてみると田舎の1kmと普段私達が住んでる場所の1kmの距離の重みが違う気がするわ」

凛「ここらへんは歩いてもまったく風景変わらないからね。凛はのどかでいいと思うけど住んでる人は徒歩ってありえないって」

花陽「じゃぁ自転車?」

凛「自転車は高校生までかお年寄りくらいらしいよ?田舎に住んでる大人は一人一台車持ってないと生活に困るから軽自動車くらいは絶対もってるって」

真姫「確かに駅からここまでだけでも大変だからそうなるのかしら」

凛「それに3台も自転車置いて無いからどっちにしろ凛たちは自転車無理だね」

凛「あ、そうそう!いっとくけど、ここ駅からまだ近いほうだからね?」

真姫「は?これで?」

凛「これで、ってここに住んでる人に聞かれたら怒られるにゃ。えーと・・ほら」スマホ

花陽「あ、この辺りの地図?」

真姫「これ縮尺間違ってない?」

凛「ううん、ほら隅にちゃんとスケールでてるにゃ」

花陽「じゃぁこんなに大きいの?」

凛「で、線路がここでしょ?線路が通って無いこの辺りに住んでたら」

真姫「これどうやって通勤すんのよ!」

凛「だから車」

花陽「じゃぁ通学は?」

凛「バスじゃないかにゃ?後は自転車?」


今日はこの辺で

ご指摘の通りですね。気をつけます
すこし続きを


真姫「この辺りに生まれなくてほんとによかったわ・・」

凛「叔父さんは自転車で毎日45分掛けて通学してたって言ってたし」

花陽「ダレカタスケテー!!!」

真姫「で、私達だれも免許もってないから歩きなわけね。苦行だわ」

凛「あ、車はなんとかなるよ?」

真姫「誰か運転してくれる知り合いでもいるの?そもそもここ車なんて無いけど」

凛「真姫ちゃんには内緒にしてたけどそろそろじゃないかにゃ?」

花陽「あ、そういえば・・って、え?車で?」

凛「うん、乗ってくるって」

真姫「何の話よ?」

花陽「えとね?」ムグッ

凛「まだだめだよかよちん!」

真姫「誰か来るのは分かったけど・・」

真姫「じゃぁその人待てばいいのね」

花陽「精米♪精米♪楽しみだなぁ~擦りたてのお米♪」

凛「今どの辺りだろ?ちょっと聞いてみようかにゃ?ってあれ?」

真姫「なによ?どうしたの?」

凛「ラインにメッセージ来てたの気付いてなかったにゃ。この様子だと掛けても良さそうかな?」スッ

凛「もしもし?」

にこ「やっと着いたの?長かったわね」

凛「じゃ、スピーカーにするね?」

真姫「もう一人ってにこちゃんだったのね。久しぶり」

にこ「そうね、真姫ちゃんは久しぶりかしら?元気にしてた?」

真姫「さっきまでは元気だったけどね」

花陽「にこちゃんはいまどこ?」

にこ「もう1時間ほど前にきて暇でしかたないからそこのイオンで涼んでたのよ」

凛「早かったねー、飛ばしすぎじゃない?」

にこ「んなことないわよ!ちゃんと制限速度守ってきたわよ!」

花陽「あ、そういえばさっきの地図で」

真姫「ん?じゃちょっと私の見てみるわ。で、地図がどうしたの?」

花陽「ほら、線路みて?」

真姫「それがどうしたの?」

凛「凛たちの家からここまで来るのに線路だと凄く迂回してるんだけど」

花陽「高速だとほとんどまっすぐだね」

真姫「なるほどってすっごい遠回りね」

にこ「車出せるなら出してって言うから。思ったより早くついて拍子ぬけよ」

真姫「確かにこの辺り車がないと生活に支障でるってなおさら実感したわ」

にこ「じゃぁ着いたのね、地図もらってるから今からそっち向かうわ」

凛「あ、凛たち買い物に行こうと思ってるんだけど」

にこ「じゃぁこっちにくる?」

真姫「歩いてとかムリ!!!」

にこ「何甘えてんのよ、って言いたいとこだけど分かるわ。半端ないわね、この暑さ。仕方ないから迎えにいってあげるからちゃんと戸締りしとくのよ!」

花陽「うん!待ってるね!」

凛「さて、それじゃ準備して出発にゃー!!」

今日はこの辺で
ありがとうございました

ちょこっと再開します


にこ「おまたせにこ♪」

花陽「こんにちわ、にこちゃん♪」

凛「ごめんね、にこちゃん。助かるにゃ!」

真姫「久しぶりね」

にこ「そうね、真姫ちゃん最近会ってなかったかな?凛と花陽はこないだ会ったけど」

真姫「・・・」ジー

凛「だって真姫ちゃん家族と旅行いってたでしょ?」

真姫「あ、なるほど」

花陽「別にのけ者になんかしないよ~?ね?」

真姫「べ、別に拗ねてたわけじゃないんだからっ!!//」

にこ「はいはい。さて、さっさといっちゃいましょ!」

真姫「にこちゃんはカルチャーショックとかないわけ?」

にこ「うちもお母さんの方のお爺ちゃんちってこんな感じだからね。小学校のときから夏になるとこういうとこで過ごしてたから」

花陽「あー、確か海未ちゃんのそうめんの時になんかそんなこと言ってたね」

凛「そんなこともあったにゃ~」

真姫「にこちゃんって田舎慣れしてるのね」

にこ「なんかトゲ感じるだけどっ!」

凛「とりあえず買い物いこ?」

にこ「ここら辺にある大きなとこって私がさっき居たイ○ンくらい?」

凛「小さめのスーパーなら他にも4,5件あるけど」

花陽「精米機があるところにいかないと・・」

凛「あ、そっか。じゃさっきにこちゃんが居たところが手っ取り早いかも?」

にこ「そう?ならイ○ンでいっか。ほら、とっとと乗り込んで!」

真姫「っていうかなんか古くない?このワンボックス」

にこ「うっさいわね、うち5人もいるんだし安く譲ってもらったんだから仕方なかったの!文句あるなら真姫ちゃんだけ歩いてもいいんだけどっ?!」

真姫「誰も悪いなんていって無いじゃない!もっとピンクにデコったりしてるのかと」

にこ「車でそれすると可愛いっていうか、ヤンキーっぽいって言うか・・」

凛「ぁあ~」

花陽「そ、そうだね」

真姫「それに乗る方がちょっとアレね」

にこ「で、あんた達何買うの?」

花陽「買うのもあれだけどまずこれ!」オコメッ

にこ「あ、コイン精米か」

真姫「擦ってないお米みただけで察するってどんだけ田舎の常識なのよ!」

花陽「すりたてのお米だよっ?!もっとリアクションないの?!」

にこ「ご、ごめん」

凛「こんなかよちんも好きにゃ~」

真姫「後は何が要る?」

凛「普段お爺ちゃん住んでるから大半のものはそろってると思うけど」

にこ「じゃあ虫除けは?」

凛「あー、それだけは追加で買っておいたほうがよさそうだね」

真姫「そんなに虫来るの?さっきの事もあるから絶対買うけど」

凛「蚊はねー。家にもたぶんあると思うけど思ってるより噛まれるとおもうよ?」

真姫「やっぱり街より虫多いのね」

花陽「やっぱりそうだよね。セミの声もこっちの方が凄く大きいし」

~~イ○ン


真姫「・・・・なにこれ」

花陽「駐車場何台止めれるの?」

凛「おっきいよね~」

真姫「さっきのコンビニの比じゃないわね。建物が大きい分比例して駐車場が増えてるって言うか」

にこ「さっき私が止めてたの反対側の駐車場だからこれでも一部のはずよ」

真姫「これ駐車場でちょっとしたスポーツできるんじゃないの?」

花陽「あ、あれです!あの隅っこにある精米って書いてある小屋みたいなの!」

にこ「んじゃそばに寄せるから先にすっちゃいましょ」

花陽「よいしょっと」

真姫「えーっと、ここに100円玉入れるみたいね、でここにお米入れると。あなた達なれてるんじゃないの?」

凛「実際に自分がやるとなると話し別だにゃ」

にこ「にこもそうね。実際にしたことはまだないから。これ10kg単位みたいね。どうすんの?それ全部入れるの?」

真姫「っていうかそれ何キロ?」

花陽「これ10キロだと思うよ?」

真姫「花陽ちゃんと計ってたのね」

花陽「ううん?お米なら分かるから」

真姫「・・そ、そう」

凛「さすがに30キロの袋丸ごとはもってこれなかったんだね」

花陽「ううん?持ってこようと思えば持てたけど。でもそんなに擦って置いといたら悪くなっちゃうし」

真姫「なるほど。美味しくなくなるのね」

花陽「それもあるけどこの季節だとね、虫が・・」

真姫「虫?!ウジでもわくわけ?ちょっと無理よそんなお米!」

花陽「乾燥してたらウジなんてわかないよぉ。羽虫?みたいな小さな虫だよ。後その幼虫」

真姫「似たようなもんよ!」

凛「んー、この先大変そうだにゃぁ」ニヤリ

にこ「そうね・・夜が楽しみね」ニヤニヤ

花陽「さて、じゃぁ投入してっと。はぁ楽しみだなぁ・・」


ゴウンゴゥンゴゥン・・・

花陽「あ、出来たみたい!」

にこ「さて、それ袋に戻したらとっとと買い物して帰りましょ」

真姫「気のせいかしら、妙に袋のかさ減ってない?」

花陽「そうだね、うーん、7キロくらいかな?」

真姫「そんなに減るのね。でもそんなに長い間居ないのに7キロって食べきるの?」

凛「真姫ちゃん」

にこ「真姫ちゃん」

花陽「真姫ちゃん・・・」

真姫「悪かったわよ!だから名前だけ言うの止めてよ!変な病気にかかったみたいで怖いからっ!」

凛「どっちにしろおじいちゃんまた擦りに来るだけになるから余ればおいとけばいいよ」

凛「買い物にきたけど具体的に何買う?」

にこ「とりあえず花火でしょ!」

凛「おー!いいね!あと言ってた虫除け、あとキンカン」

真姫「なんでキンカンなのよ。うちはムヒ派なんだけど」

にこ「田舎の夏って言えばキンカンって相場がきまってんでしょ!」

凛「そうにゃそうにゃ!」

真姫「そ、そうなの?」

花陽「花陽はウナ派だよ?」

真姫「余計に割れちゃったわ・・」

凛「あ、あとお野菜はいいけどご飯の材料も買わないと」

にこ「じゃぁなんか適当に野菜にあいそうなの買いましょうか」

真姫「熱中症対策に水分たくさん買っときましょ」

花陽「あと何がいるかなぁ?」

にこ「後は行き当たりばったりでいいんじゃない?」

真姫「そんな適当でいいの?」

凛「いいのいいの!!」

今日はこの辺で
ありがとうございました

導入終わるとショート形式に一場面ごとに話を区切ろうと思っています

完全に夏終わってしまいましたが






真姫「なんでいきなり2Fいくのよ?」

にこ「え?」

真姫「先に食料品みてからでいいんじゃないの?」

にこ「冷たいもの買ってうろうろしたら悪くなったり溶けちゃうじゃない」

真姫「なるほど」

凛「真姫ちゃんそういう世帯じみたこととは無縁だもんね~」

真姫「うっさいわね!そういう凛はどうなのよ?」

凛「凛は最初から食料品は後だと思ってたよ?」

にこ「それはきっとあんまり興味がないからじゃ・・」

凛「あー、あれみてかよちん!」

真姫「思いっきりごまかしたわね」

花陽「あはは・・ん?水鉄砲?」

凛「ねね、安いのみんなで買って遊ぼうよ!井戸水冷たくてきもちいいよ?」

にこ「そうね、たまには童心に返るってのもいいわね」

花陽「冷たくて気持ちよさそう~」

真姫「ほんっとに子供っぽいわね。私はいいわ・・」

凛「そう?じゃぁ3人であそぼ!」

真姫「は?!ちょっとそこはもうちょっと食い下がるとこでしょ!」

凛「えーと、凛はどれにしよっかなぁ~♪」

真姫「ちょっと!聞いてるの!」

にこ「あー、真姫ちゃんも相変わらずもう面倒くさいわね!買うなら買うでとっとと選んじゃいなさいよ!」

真姫「相変わらずってなによ・・・もう・・」ブツブツ

花陽「ねぇねぇ、みんなで花火しない?」

凛「うんうん!あ、でも庭でやれる程度のやつえらんでね?あとロケット花火とか落下傘とかだけは絶対ダメだよ!」

真姫「そうね、危ないから手持ちだけにしましょ」

凛「そうじゃなくて、水が入ってる田んぼに落ちたらそこの田んぼの人に怒られるから絶対ダメなの」

にこ「あー、それお祖父ちゃんよく言ってたわ。最近は乗る田植え機だけど昔は危なかったって」

花陽「そっか、昔は歩いて植えてたもんね」

にこ「お父さんやお母さんの世代の前は歩きながら手で押してやるやつだったんだって。だから田んぼの中に変なの落ちて踏んで怪我ってたまーにあったらしいのよ」

真姫「じゃぁ今ならいいんじゃないの?もし落ちても後で取りに入れば」

花陽「真姫ちゃん?稲が植えてある田んぼにそんな用事で入るつもりなの?正気かな?」ニッコリ

真姫「ひっ!ご、ごめんなさい」gkbr

にこ「てか、あの家の前の田んぼ凛のとこの田んぼ?」

凛「ううん。近所の人のだよ?」

真姫「え?家の前の田んぼが自分のとこのもんじゃないの?」

凛「そういう人も居るけどそうじゃない人のほうが多いよ。家の前が自分の田んぼなんてたまたまか大地主だけじゃない?」

真姫「そういうもんなの?よくわかんないわね」

花陽「詳しいことは農地改革でぐぐってね!」

にこ「誰に言ってんのよ、誰に」

凛「さて、花火と水鉄砲は買ったし、あとは下に下りて虫除けかおっか」

にこ「そうね、必需品ね。あとはキンカン!」

真姫「だからなんでそここだわるのよ」

見てくれてる方居られるかすら分かりませんが、書きためて作ってもあげる体力が…
近いうち続きを

~晩御飯は?~


真姫「さて、キンカンも買ったし虫除けも買ったし。あとは食事関係ね」

凛「にこちゃん!何作ってくれるの?」

にこ「せっかくあんなに沢山野菜あるんだからそれ生かさないとね。何食べたい?」

花陽「花陽は精米したてのご飯があればおかずなんて要らないよ?」

真姫「花陽、申し訳ないけど私達にはおかずが必要なの」

凛「ね、せっかくだしBBQとかどう?たぶん納屋にBBQコンロと炭はあるはずだよ」

にこ「あー、いいわね夏っぽくて!野菜はあるからお肉とかを買えば良いし」

真姫「確かに広い庭があるから場所も困らないわね」

凛「うん。わざわざ出かけなくてもスペースは十分だからね」

真姫「庭でバーベキュウなんてなかなか良い響きね」

にこ「田舎じゃ普通よ、普通」

凛「うんうん。たまに家の前を通る人に見られるけどね」

真姫「それはそれで嫌ね」

~支度~


凛「えーと、あったこれこれ!」

にこ「結構いいコンロね。これなら4人だったら余裕ね」

凛「おじさん一家と凛のとことお祖父ちゃんで食べる様に買ったやつだからね。もう一個あるけど出さなくていいよね」

花陽「それじゃ花陽は野菜切ってくるね。真姫ちゃん手伝う?」

にこ「花陽、私が行くわ。凛、それじゃ真姫ちゃんお願いね」

凛「了解にゃっ!」

真姫「なんで凛が頼まれてるのよ」


凛「じゃぁ真姫ちゃんこのコンロ組み立てて火おこせる?」

真姫「できるわよっ!あったりまえじゃない!・・・たぶん」

花陽「真姫ちゃん?」

真姫「どうして花陽までそんな目でみるのよ!」

にこ「じゃぁ凛、後は頼んだわよ」

凛「うん、それじゃ網は台所のどこかにビニールに入れてしまってあるはずだから」

真姫「ちょっと聞いてるの?!ねぇ!!」



花陽「真姫ちゃん大丈夫かなぁ」

にこ「凛が居るし大丈夫でしょ。しっかし真姫ちゃんはいつまで経っても真姫ちゃんね」

~奮闘~


真姫「ほら、こんなもんよ!ちゃんとコンロらしくなったじゃない?」ドヤッ

凛「そりゃ足を穴に挿すだけだからね」

真姫「うるさいわね!凛はできるの?!」

凛「どうしてこれが出来ないと思うのか疑問にゃ」

真姫「ぐぬぬぬ・・・」

凛「で、ここからが本番だよ?この炭に火を付けていくんだけどできそう?」

真姫「ガソリンでも掛けて火をつければ早そうね」

凛「そんなことしたら凛たちみんな死んじゃうよ!!」

真姫「冗談よ。ほら、あれ、着火材ってやつ。無いの?」

凛「そんなのもう使い切って残ってないよ」

真姫「じゃぁどうしろっていうのよぉお!!!」

凛「はい、ライターに新聞紙。あとは風を起こす道具ね」

真姫「ほんとにこんなので付くわけ?」カチッ

凛「あー、もう!新聞紙にいきなり火付けたらもえつきちゃうじゃん!」

真姫「どうしろっていうのよ」

凛「真姫ちゃんが出来るって言ったんじゃん」

真姫「ゴメンナサイ」


凛「えーっとね、まずこの新聞紙をこうやってぎゅーってねじって硬くするでしょ?コレをいくつか作って・・」

真姫「うん、それで?」

凛「で、これを芯に炭をこうやって積み上げて・・」

真姫「あ、さっきみたいに簡単に燃え尽きないのね」


・・・

・・






真姫「炭の端っこが赤くなってる!凄い、こんなので付くのね!」キラキラ

凛「真姫ちゃん無人島に漂着したら1時間でしんじゃいそうだね」

真姫「仕方ないじゃない、こんなの誰も教えてくれなかったんだもの」

凛「じゃ、ここからは真姫ちゃんの出番にゃ!このうちわで煽って火を大きくしてね」

真姫「任せなさい。それくらいならホントにできるから」フンス

凛「ほんとにって・・」

真姫「ねぇ、腕が痛いんだけど。そろそろ代わって?」

凛「うん、いいよ?ちょっとまつにゃ」カチッ

真姫「ちょっと凛、それなによ」

凛「ん?ドライヤー」ゴオオオ

真姫「何それずるい!」

凛「もっと凄いのも有るけど」ゴソゴソ

真姫「なにそれ?掃除機?」カチッ

凛「ブロアーっていうんだよ」ゴオオオオオオオオ

真姫「ブッ、ちょ、とm・・とめt・・」

凛「凄いでしょ?」

真姫「プハッ、あなた何人の顔に吹きかけてんのよ!呼吸できないじゃない!」

凛「さーて、さっさと火を付け終わるにゃ」ゴー

真姫「あなたねぇぇぇ」

~唐突なニコ'sキッチン~


花陽「で、にこちゃん、野菜は切っておいたよ?」

にこ「じゃぁお肉のほうね。まず豚肉から。個人的にはスペアリブがBBQにはお勧めよ!」

花陽「花陽のうちはコレを使って角煮風にするんだ」

にこ「へぇ、これで煮物かぁ。それも美味しそうね。RubっていうBBQ用のアメリカンスパイスもあるんだけど普通のスーパーには滅多にお目にかかれないかな。で、この家にはスパイスなんて置いて無いので」

花陽「おじいちゃんのおうちには流石に無いよね」

にこ「今日はおうちに大体ありそうなので作ります。じゃぁ私は調味料用意するから花陽はスペアリブを骨とお肉の間に包丁をザクザクと突き刺して筋を切ってくれる?」

花陽「うん。骨の周り全部突き刺すの?」

にこ「筋を切るのもあるし、調味料がしっかりしみこむようにと、食べるとき骨から取れやすくなるから。今日はあんまりしっかり漬け込めないから特にしっかり切り込みいれてね」

にこ「調味料はケチャップにオレンジジュースとかりんごジュース。ウスターソース、お砂糖、お酢、胡椒。塩は他のもので十分入ってるから塩だけで入れなくていいから。ん、面白いのあるわね。すこーしだけ山椒借りて入れてみましょ。で、これを混ぜて・・」

花陽「にこちゃん、こんな感じでいいかな?」

にこ「ええ。で、これをジップロックが無いから今日は綺麗な新品のビニールにお肉を入れてこのソースいれてひたすら揉みこんで・・っと」

花陽「それで終わり?」

にこ「うん、豚肉はこんなもんね。牛は普通に焼いて食べれば良いし。次は鶏モモね。モモの処理仕方は分かる?」

花陽「大丈夫だよ。凛ちゃんもにこちゃんが教えてくれたことはちゃんと今でもできるんだよ?」

にこ「へぇ~。嬉しいじゃない」

花陽「鳥モモはこれだけでいいの?」

にこ「それを火が通りやすいようにスライスしてさっきみたいにビニールに入れてくれる?で、こっちは醤油、みりん、おろしニンニクとおろしショウガをいれてモミモミ・・」

にこ「さて、これでお肉もいいわね。野菜も切れたしそろそろ炭も育ってるかしら」

花陽「うん、それじゃ凛ちゃんと真姫ちゃんのところにもっていこ?」

にこ「ばーべきゅー開始にこ♪」

~BBQ~

花陽「おまたせ、二人ともお疲れ様♪」

凛「こっちはもういい感じにゃ」

真姫「なかなか大変だったわ」

にこ「それじゃ焼いていきましょっか」

花陽「おにぎりもたくさんあるよ?」ドカッ

真姫「それだけでお腹一杯になりそうなんだけど」

にこ「あ、そうそう、網置く前にちょっとこれ炭のそばに入れるから網持ち上げて?」

凛「なにそれ?焼き芋?」

にこ「明日食べるものよ。まぁ足りなかったら食べてもいいけど」

真姫「ほら、熱いんだからさっさと入れなさいよ!」

にこ「はい、それじゃとーにゅーっと。じゃぁ最初に焼くのはー」


大してありませんがこの辺で。

年を越す前になんとか・・全然進みませんが




※この世界の海未ちゃんはそうめんに縁が深い設定です。。
経緯はこんな感じで。暇でしょうがなければ読んでみて下さい。
にこ「・・・何この量」
にこ「・・・何この量」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406552701/)


にこ「最初はコレよ!」

凛「なんでししゃも~!小骨いっぱいじゃん!」

真姫「ししゃもの小骨って気になるレベル??」

凛「だって~・・」

にこ「いや、意外と美味しいのよ?BBQコンロって言ってもでっかい七輪みたいなもんだし」

真姫「露骨に嫌な顔してるわね」

花陽「凛ちゃんはこっちでエビ焼くから食べて?」

凛「さっすがかよちん♪」スリスリ

真姫「うん、悪く無いわね。BBQかって言われるとちょっとあれだけど」

にこ「コンロが小さいとみんなに魚の匂い移っちゃうけどこれだけ大きいと細かいこと気にしないでいいでしょ?」

凛「そぉ~お~?」クンクン

真姫「そういえば食料品の方、私と凛行ってないから何買ってきたか知らないのよね」

にこ「真姫ちゃんはあまり食べたこと無いものもあるから楽しみにしててね」

真姫「ゲテモノじゃないでしょうね?」

花陽「大丈夫だよ、そんなのスーパーで売って無いから」

にこ「あくまで真姫ちゃんが馴染みなさそうなのだからね」

真姫「まぁにこちゃんだし不味いものは出さないでしょ」

にこ「嬉しいこといってくれちゃうじゃない」

真姫「で、何やいてくれるの?」

にこ「はい、まずタンからよ!」

真姫「?これホントにタン?焼肉やさんで見るのと全然違うんだけど」

にこ「あれよ、予算の関係よ。豚タン!」

花陽「ちょっと前からスーパーでよく見るようになったよね。花陽はまだ食べたこと無いんだけど」

凛「焼肉やさんじゃあまり見ないね」

にこ「意外といけるのよ?牛のアレとはまぁ正直別物だけど」

真姫「これも塩で食べるの?」

にこ「そうそう。で、レモンちょっと絞って、はいどうぞ♪」

真姫「mgmg」

にこ「どう?」

真姫「分厚い割りに牛のあのサクっとした食感は無いわね。全くしないわけじゃないんだけど」

花陽「なんか若干もにゅもにゅって感じ?」

凛「うんうん。歯ごたえもそうだけど味も違うね」

にこ「別物っぽいカンジするけど美味しいでしょ?」

真姫「そうね。タンですって出されたらちょっとおかしな感じだけど分かって食べれる分には美味しいわね」

真姫「mgmg」

にこ「どう?」

真姫「分厚い割りに牛のあのサクっとした食感は無いわね。全くしないわけじゃないんだけど」

花陽「なんか若干もにゅもにゅって感じ?」

凛「うんうん。歯ごたえもそうだけど味も違うね」

にこ「別物っぽいカンジするけど美味しいでしょ?」

真姫「そうね。タンですって出されたらちょっとおかしな感じだけど分かって食べれる分には美味しいわね」

にこ「で、次はロースね。奮発したのよ♪」

凛「確かににこちゃん大目に出してくれたけどほとんど割り勘じゃん。にこちゃん印税とかあるんじゃないの?」

にこ「そんなすぐ入ってくるもんでも無いのよ・・給料制だし」

凛「ギャラになると逆に下がるんじゃ?」

にこ「そんな事というのはこの口かぁぁ!」

凛「いはいはい!ほめんにゃぁ」

真姫「近すぎてあれだけど現役アイドルとBBQしてるのよね、私達」

花陽「そう思ったら緊張して・・あわわわ」

にこ「そのやり取り何度目よ。いい加減慣れなさい」ピシッ

花陽「はっ!ご、ごめんね?アイドルと食事してると思ったら急に」

凛「そうそう、所詮はにこちゃんなんだし」mgmg

にこ「あんたはもうちょっと敬いなさいよ!」

真姫「とか何とかいいながらこないだのCD3枚も買ってたのよ、この子」

にこ「へぇ~」ニヤニヤ

凛「ニャッ!?ちょ、真姫ちゃーーん!!!///」

にこ「もぉ~、素直じゃないんだから。凛ならいくらでもサイン書いちゃうわよ?特別にハグもしちゃうニコ♪」

凛「ち、違うにゃ!フリスビーが丁度欲しくて買っただけにゃ!!」

にこ「そ、そう、ごめんね。そうよね。にこのCDなんて投げ捨てる程度にしか・・」シュン

凛「あ、ちが、ごめん、違うの。そんなことないよ?」

花陽「もう、にこちゃんからかっちゃだめだよぉ」ニコニコ

にこ「ふふっ、ありがとうね」ナデナデ

凛「ぁ・・ぅー!うるさいにゃ!もう!バカ!アホ!えーっと洗濯板っ!///」

にこ「それはあんたもでしょうが!」

真姫「ほら、お肉こげちゃうわよ」

花陽「あ、そうそう。花陽のお勧めの食べ方があるんだ。まずお皿にわさびをだして・・」

凛「お寿司みたいにゃ」

花陽「で、お塩をちょっと振って、はむっ♪」

にこ「塩とわさび?」

花陽「うん、脂が大目のお肉はこうやって食べると口の中すっきりするの。思わずご飯が進んじゃうんだよ?」mgmg

真姫「悪くは無いわね。でもこれ確かBBQよね?なんかさっきから方向性おかしくない?」

にこ「美味しけりゃいいのよ。細かいことは気にしないの」

にこ「んじゃ次はホルモンやセンマイなんかの内臓系ね。で、網の反対でにこ特製の鳥モモとスペアリブをっと」

真姫「希と焼肉いったらよくホルモン頼んでるわね。希ってこういうの好きよね」

凛「そうだね。希ちゃんに連れてってもらって初めて食べたのいっぱいあるにゃ」

花陽「凛ちゃん、今並んでるのは火をしっかり通さないと行けないからちょっと待ってね?」

真姫「内臓系っていまいち良くわからないのよね、こういうお肉って焼けたかどうかって何処見たら分かるの?」

にこ「それは永遠のテーマね、勘と経験!」

真姫「え?適当なの?」

凛「縮んできて焦げる前に食べればいいんじゃないの?」

花陽「そんな感じだと思うけど」

にこ「見た目だけで判断はねぇ。最悪口に入れたら分かるけどさ。ホルモンが一番難しいかなぁ」

凛「ぷるんぷるんが無くなったらっていう人も居れば無くなったらもう遅いって言う人もいるし」

にこ「新鮮さとか処理もあるから一概にどうとも言えないのよね。今日はスーパーのだからしっかり焼いたほうが良いかな」ジュウジュウ

真姫「このスペアリブBBQって感じね。甘酸っぱくて美味しい」

にこ「喜んでもらえて良かったにこ♪」

花陽「みんなでBBQって久しぶりだよね。夏色のとき以来?」

凛「9人そろってないのは残念だけど仕方ないにゃ」

真姫「流石にね。急にBBQするからここまで来いって言えるわけないし」

凛「真姫ちゃん?気に入ったならBBQコンロでも買ってみる?」

花陽「流石にそれは~」

真姫「そうね。家にあればまだ集まることも出来そうだしありかもね」

花陽「ガッヂャウノォ?!」

・・・

・・


凛「はぁ~、お腹いっぱいにゃ」

真姫「トマトが美味しいわ」

にこ「ちょっとあんたたちまだお肉残ってんでしょうが!食べなさいよもったいない!」

凛「ちょっと買いすぎじゃないかにゃ?」

真姫「花陽がまだ食べてるから平気よ」

花陽「えー・・花陽そんなに食べれないよぉ」mgmg

にこ「あんたはご飯ばっかり食べないの!」

凛(相変わらず)

真姫(お母さんみたいね)

~夜の散歩~

にこ「さて片付けも済んだしそろそろあたりも暗くなってきたわねー」

花陽「街と違って星が綺麗だね」

凛「周りにそんなに明かりが無いからね。凛が生まれる前はコンビニも無かったからポツポツある街灯と月明かりだけだったって」

真姫「いいわね、こういう空」

花陽「真姫ちゃん夜空好きだもんね」

真姫「ええ、星空って素敵よね、ほんと」

凛「改めて言われると照れるにゃ」

真姫「あなたのことじゃないわよ!」

凛「そうだ、ちょっと家の裏みてくるね」

にこ「うん、気をつけなさい?」

花陽「何しにいったんだろう?」

凛「ねぇねぇ、みんなちょっと来て!」

花陽「どうしたの?」

凛「いいからいいから!」

真姫「一体なんなのよ」

にこ「まぁ凛に付いていきましょ」

凛「あそこ、よーくみて!」

にこ「まだこういう小さな溝残ってるのね」

花陽「こっちのはコンクリートで舗装されて無いんだね」

真姫「そういえば土むき出しのこういう溝って見なかったわね」

凛「あ、真姫ちゃんその懐中電灯消して?」

真姫「?うん、じゃぁ」カチ

花陽「あ!」

にこ「まだ居るのね。最近田舎に帰ってもホントに見ないから。懐かしいなぁ」

真姫「蛍!?初めて見たわ!」

凛「ここも舗装されちゃうと居なくなっちゃうかもしれないけど。おじさんが子供の頃はもっと居たって。おじいちゃんの頃はそこらじゅう飛び回ってたっていってたし」

真姫「なんか複雑」

花陽「儚い光だね・・」

にこ「ほんと綺麗」

凛「それじゃあとはそっとしておいてあげよ?」

~明日の予定~

にこ「まさかここに来て雨とはね。ホントに急に降ってきたわね」

花陽「ね。このまま明日も降るのかなぁ?」

凛「きっと夕立だから大丈夫にゃ。でも強いね、これってゲリラ豪雨ってやつ?」

真姫「この勢いじゃそう言ってもいいかもね。あ、天気予報見る限りは明日は快晴だし大丈夫そうよ?」

花陽「そっか、よかった♪ね、明日はどうしよっか?」

凛「とりあえず花火するでしょ?」

にこ「いきなり夜の予定?!」

真姫「せっかくだし夏っぽいことしてみたいわね」

花陽「海はないから登山とか?」

凛「や・・山はいやにゃぁぁあぁあ!!」

にこ「う、うん、分かったから落ち着きなさい」

真姫「ね、してみたいこと有るんだけどいいかしら?」

花陽「うん、真姫ちゃんからって珍しいね」

にこ「特に決まって無いんだから言っちゃって?ホントに無理ならそのときは考えれば良いし」

真姫「流し素麺してみたいの」

にこ「確かに夏っぽいけど」

凛「予想外すぎて」

花陽「・・う、うん」

真姫「そうよね、いきなりなんて無理よね」

凛「竹は裏の藪にあるからお祖父ちゃんに電話してもらえるか聞いてみるにゃ」

にこ「そうめんはまぁスーパーでもいけばいっか」

花陽「竹貰えるといいね、真姫ちゃん」

~同刻 園田家~


海未「急に家まで来てどうしたのですか?」

穂乃果「コレを見てアドバイス欲しいんだ」

海未「これは・・小論文・・?」

穂乃果「うん。推薦はμ'sの活動もあったし勉強も海未ちゃんとことりちゃんに教わって貰えたから。あとはコレを頑張れば海未ちゃんと一緒の学校に行けるんだもん!穂乃果だって頑張ってるんだよ?」

海未「穂乃果・・・」

ザーーーーッ

穂乃果「あ、夕立?凄いね」

海未「えぇ、穂乃果がそんなことを言うからです」

穂乃果「ひどっ?!」ガーン

海未「それではしっかり読ませていただきます」

・・・

・・

海未「思ったより良く書けてますね」

穂乃果「思ったよりって!」

海未「そうですね、ここの辺りの書き方を少しこう・・」

穂乃果「ふむふむ・・」

海未「そうですね、あとはよく書けていると思います」

穂乃果「え?それだけ?」

海未「自分で書いておいてなんですかそれ」

穂乃果「えへ、もっと手直しいるかと思ってたからさ」

海未「頑張っているのですね。見直しました」ナデナデ

海未「でもコレだけ頑張ってますし最近私も息抜きしていませんでしたから丁度いいかもしれませんね」

穂乃果「やった!」

海未「それではどこにいきまs・・」ピキーン

(???「流し素麺が・・」)

海未「何故でしょう、誰かに呼ばれた気がします」

穂乃果「誰に?!」

海未「分かりません、しかし誰かが私を呼んでいるような・・!」

穂乃果「まぁいいや、それじゃことりちゃんに明日の予定聞いてみよっと」prr

穂乃果「もしもし?ことりちゃん?」

ことり「こんばんわ♪穂乃果ちゃんどうしたの?」

穂乃果「急に悪いんだけど明日何か予定ある?」

ことり「んー、特に決まってないかな?」

穂乃果「久しぶりに息抜きしようって海未ちゃんと話してたんだけど明日どうかな?急だけど」

ことり「穂乃果ちゃんらしいなぁ。いいよ♪どこいくの?」

穂乃果「そこはまだ考えてるから予定だけ先に聞いておこうと思って」

ことり「あはは・・。で、海未ちゃんは?」

穂乃果「なんか隣で唸ってるんだけど」

ことり「え?ど、どういうこと?」

穂乃果「誰かに呼ばれた気がしますって言ってるんだけど」

ことり「どうしちゃったのかなぁ、海未ちゃん」

海未「穂乃果、少し電話代わって下さい」

穂乃果「うん、いいよ。はい」

海未「こんばんわ」

ことり「あ、海未ちゃん?どうしたの?」

海未「分かりません、でも誰かに呼ばれたような・・。凛や希達の予定知ってますか?」

ことり「え?う、うん、確か凛ちゃん達は三人で凛ちゃんの田舎に行くっていってたし、希ちゃんと絵里ちゃんはこの夏は海外にぶらり旅に行くって」

穂乃果「海外にぶらり旅ってなんか凄いね」

海未「にこはどうしてるんでしょう?」

ことり「流石に現役のアイドルだからちょっと分からないかなぁ?」

穂乃果「でもあんまりテレビで見ないよね」

ことり「ほ、穂乃果ちゃぁん」

海未「歌番組がそんなにあるわけでもないですし、ランキングチャート1位を取ったわけでもないのですからそんなにテレビに出れないでしょう」

ことり「でも結構人気あるみたいだよ?」

穂乃果「動画サイトの人気の動画っていうのではにこちゃんしょっちゅう見るよね。頑張ってるなぁーって穂乃果も見てるよ」

海未「で、お腹を空かして夜食を食べるのでしょう?

穂乃果「だいたいにこちゃんがあんな夜のお腹減る時間に美味しそうな料理の動画上げるから悪いんだよっ!」

ことり「お昼に見ればいいんじゃないかなぁ・・?」

海未「まぁそれはさておき、希たちは海外でですし凛たちなのでしょうか・・」

穂乃果「海未ちゃんデビルイヤーでも持ってるの?」

海未「・・・きっとこれですね。では久しぶりにハイキングにでもいきましょうか」

ことり「あ、いいね♪」

穂乃果「ホントにハイキング?」

海未「・・・・ええ、そうですよ?」

穂乃果「今の間何?!」

ことり「それじゃことり今から美味しいお菓子作っておくね?」

海未「そうですね、高速バスで目的地に向いますので明日の朝5時に迎えに行きますね」

ことほの「ぇえええーーー?!」

海未「穂乃果は今日はどうせ泊まるつもりできたのでしょ?この時間ですし」

穂乃果「いやいやいや、帰るつもりマンマンだよ?!」

海未「今日くらいは遠慮しなくていいのですよ?いつもしないのですし」

穂乃果「大丈夫だよ!それじゃ穂乃果はこの辺でおいとm」ガシッ

海未「だめです。起きれないでしょう?」ニッコリ

ことり「ことり今からお菓子作らないと間に合わないかなぁ」

海未「無理しなくていいのですよ?ことり」

ことり「大丈夫だよ、まだ20時前だしそんなに時間掛からないのになっちゃうけど」

海未「気持ちだけで十分ですよ。ありがとうございます」

ことり「それじゃ、もう作らないといけないからきるね?また明日」

海未「はい、おやすみなさい」

穂乃果「やっぱり穂乃果もそろそろ・・」ガシッ

海未「言ったでしょう?」ニッコリ

穂乃果「しくしく・・分かったよう」

海未「隣で寝れば明日起こしてあげますから。それじゃさっさとお風呂に入って寝ましょう!」

穂乃果「なんでこんなことに・・」

海未「さて、明日の支度を今のうちにしておきますか」

穂乃果「あ、やっぱり荷物いるよね?!じゃ穂乃果も取にかえらn・・」

海未「あ、穂乃果とことりは手ぶらでも大丈夫ですから」ニッコリ

穂乃果「やっぱり帰れないんだね・・あれ?でも登山するのに手ぶらって」

海未「登山がしたかったのですか?ならそれならそうと先に言ってくれれば」

穂乃果「いやいやいやいや!ううん!そんなことないよ!」(あれ?じゃぁ何するんだろう?ホントにハイキング?)

今年はこれくらいで。
皆様良いお年を

ぼちぼちと書いていきます


~侵入者~

にこ「それじゃ凛、シャワー借りるわね」

凛「お風呂も去年リフォームしてるから綺麗なはずだよ。真姫ちゃんちほど立派じゃないけど」

にこ「さすがにあの家と比べるのはアレだわ。それじゃ借りるわね」

凛「虫除けもあるから大丈夫だとは思うけど。あ、寝る前にこれ掛けないと」ファサ

真姫「なにこれ?」



凛「蚊帳だよ。しなくても平気だとは思うけど」

花陽「えーっと、これを天井につけて・・」

凛「凛はこっちのやるから真姫ちゃんかよちんの手伝って」

真姫「え、ええ。とりあえずこのベールみたいなので覆えばいいのね。天蓋みたいなものね」

凛「で、虫除けをセットしておけば大丈夫かにゃ」

にこ「はー、さっぱりしたわ。真姫ちゃん次どうぞ?」

真姫「私でいいの?花陽と凛は?」

にこ「ちょっと花陽には個人的に話があるから入ってきていいんじゃない?」ニヤ

凛「うんうん、どうぞどうぞ」ピーン

真姫「そう?じゃぁお先に」トテトテ

凛「ね、にこちゃん、お風呂場に虫でもいたの?」

にこ「流石にお風呂場に虫がいたらにこでも嫌だしどうにかするわよ。外よ外」

凛「?なんかあったの?」

にこ「窓にね、居たのよ。久しぶりに見たわねー。流石に中に入ってきたらにこでも悲鳴上げるわ」

凛「なんだろう」

花陽「にこちゃん、話って?」

にこ「2,3分すれば意味が分かるから大人しくまってて」

花陽「?う、うん・・?」

真姫「きゃあああああああああ」

花陽「?!ま、真姫ちゃん!」ガシッ

にこ「大丈夫、絶対怪我とかしたわけじゃないからちょっと待ちなさい」

花陽「でも真姫ちゃんが」

凛「何が居たの?」

にこ「かべちょろっていうやつよ」

凛「あー、あれはねぇ。知らないとびっくりするよね」

真姫「あああああ 窓に窓に!!」ドタドタ

花陽「?!ディープワンでも出たの?!」gkbr

凛「かよちん、ここインスマスじゃないにゃ」

姫「窓に!窓に!!」

花陽「やっぱり・・」

凛「ダイジョウブだってば!かよちん!」

真姫「なんか変なのが!なんか居るのよ!!」

にこ「真姫ちゃん、タオルくらい巻きなさいよ//」

真姫「そんなこと言ったって!あれなによぉおお!」

凛「まぁまぁ落ち着いて、お茶でも」

真姫「あああ!もう、こんなところ居られないわ!まきちゃんおうちかえる!」ナミダメ

花陽「ね?落ちつこ?真姫ちゃん、ほら、もう大丈夫だから」

にこ「効果覿面すぎたかしら・・」

凛「とりあえず見にいこっか」

花陽「り、凛ちゃん大丈夫?危なくない?」

にこ「絶対危険はないから大丈夫よ。ほら花陽も一回見ときなさい、いきなりだとびっくりするから」

花陽「ホントに大丈夫?」

にこ「ほら、真姫ちゃんも」

真姫「あんなの居るところにもどりたくない!」

凛「ほらほら、いくにゃ」ズルズル

真姫「いやなのぉおおお!」ジタバタ

にこ「じゃぁ真姫ちゃん私が見てるから二人で見てきなさい。私もう見てるし」

凛「それじゃいこっ?かよちん」

凛「あ、居た居た!かよちん、ほら窓」

花陽「?!トカゲ?イグアナ?」

凛「ヤモリだよ」

花陽「へぇ~、始めて見たよ♪」

凛「あれ?意外と平気?」

花陽「だって益獣だよ?」

凛「えきじゅう?」

花陽「虫を食べてくれるんだ」

凛「それは分かるよ?それを食べに来てるんだよね」

花陽「うん、だから家守」

凛「ああ、なるほど・・。じゃぁ触るのも平気?」

花陽「それはちょっと怖いかな~」

凛「だよね。窓越しだからいいけど流石に入ってきたら凛もちょっと・・」

にこ「どうだった?」

凛「窓の向こうだから平気だよ」

真姫「田舎って何でも居るのね・・まさか窓にトカゲなんて」

花陽「真姫ちゃんヤモリだよ?」

真姫「似たようなもんでしょ。どうすんのよ、私イヤなんだけど」

花陽「じゃぁ一緒にはいろっか?ちゃんと入ってこないように見張るから」

真姫「それなら・・まぁ・・」

にこ「え?入ってくるの?」

凛「そんなことないよ!窓開けない限りは」

にこ「入ってきたから追い払ってって言われてもキツイわね」

~おねむ~

にこ「さて、そろそろ寝るわよ。明日もあるんだし!」

凛「じゃぁ凛はかよちんのとなり!」

にこ「蚊帳二つだから私は真姫ちゃんとね」

真姫「寝ぼけて蹴ったりしないでよ?」

にこ「真姫ちゃんこそ虫が出たって大騒ぎしないでよ?」

真姫「え?!出ないようにこれ吊ったんでしょ?!」

凛「まぁ大丈夫だよ、虫除けもしたしこれもあるし。もし来てもそれこそ蚊帳の外だよ」

花陽「それじゃ電気消すね?」ピッ

・・・

・・

ゲコゲコゲコゲコ

グアッグアッ


真姫「・・・ったく、うるさいわね」

ガッガッガッ

グァグワグワ

真姫 イライライライラ チラッ

凛 「スース・・ムニャ・・カヨチーン」

花陽「エヘヘ・・オコメ・・タキタテ~・・」

真姫「幸せそうね。気にならないのかしら」

にこ「どうしたのよ」

真姫「うるさくない?」

にこ「そう?こんなもんよ?BGMだと思えば」

真姫「あんな騒々しくてナマモノっぽいBGM要らない」

にこ「今でこそこれくらいだけど昔はもっとだったそうよ」

真姫「よくみんな寝れたのね」

にこ「あ、そうだたしかポーチに・・・」

真姫「何探してるの?」


にこ「はい、これ」

真姫「あ、耳栓?ありがとう。遠慮なく使わせてもらうわね」ギュッ

にこ「移動なんてそんなにないけどね。一応ほら、にこってやっぱりアイドルだし?」

真姫「あ、ごめん。なんかいった?」スポッ

にこ「・・おやすみ!」

真姫「何怒ってんのよ、ちょっとにこちゃん!」

にこ「真姫ちゃんの方がうるさいー!もう寝るの!」

真姫「ったくなんなのよもう・・おやすみ」

~何の声?~

ワンワン

にこ「・・なに?今度は犬?ほんとにうるさいわね」

凛「ん・・ん?何か吼えてるね。仕方ないにゃ、どうせすぐ鳴き止むよ」

にこ「あ、凛起きたの?満月にでも吼えてるのかしら」

ヒャン!ビャャン!

にこ「・・・コレも犬?喧嘩でもしてるのかしら」

凛「・・?あれって犬・・?」

にこ「凛、アレ何か分かる?」

凛「ううん?凛にもわかんない。なんだろう」

にこ「聞こえなかったことにしましょう」

凛「ぇえ、ちょ、にこちゃん!」

にこ「声も遠かったし家に近づいてるわけでもないから平気よ。それにわざわざ見に行くほうが怖いじゃない!」

凛「それもそうだけど・・」

にこ「真姫ちゃんに耳栓貸してて正解ね」

凛「そうだね、大騒ぎになってたかも」

花陽「そんなににぎっちゃ・・らめぇ・・」zzz

にこ「まぁこの子はあれくらいの音じゃ大丈夫か」

凛「かよちんは凛が守るもん!」

ヒィヤン!

にこ「あ、また鳴いてる。けど遠くなったわね」

凛「今夜は犬ってことにしとこ?気になって凛まで寝れなくなっちゃうよ!]

にこ「そうね。それじゃおやすみ」

凛「うん、おやすみ」(何の声だろ・・ちょっと怖いにゃ)

~今日の予定~

凛「おはよ、かよちん」

花陽「おはよう、凛ちゃん。にこちゃんとご飯作るから真姫ちゃん起こしてくれる?」

凛「そういえばさっきまだ寝てたね。ヴぇえええっていびきかいてたよ?」

にこ「あんた聞かれたらたたじゃすまないわよ?おはよ、凛」

凛「おはよう、にこちゃん。とりあえずたたき起こしてくるにゃ」

凛「ほら~、朝だよ~!起きて!」ユサユサ

真姫「起きてるわよ・・まだ立ち上がる気力が無いだけ」

凛「それ寝てるのと変わんないから!ほらほら、起きて!」グイーッ

真姫「いたたた、もー、ったく・・血圧低いから朝辛いのよ・・」モソモソ

凛「二人はご飯の支度してるから真姫ちゃんも顔洗いにいくよ!」グイグイ

真姫「しーつこーい~・・もう、行くから先行ってなさいよ」

凛「朝の真姫ちゃんはちょっと信用できないにゃ。凛が行ったらまた寝ちゃうんじゃ?」

真姫「穂乃果じゃあるまいし。ほら、立つからこれでいいでしょ?顔洗ってくるわ」

凛「じゃ、凛は食卓の用意してこよっと」

真姫「おはよう、にこちゃん、花陽」

花陽「おはよう、真姫ちゃん。凛ちゃんはお皿とお茶碗用意してくれてるからじゃぁコップ並べてくれる?」

にこ「にこの~♪特製モーニングで~朝からぁ~」

真姫「分かったわ、ここの使っていいのかしら」

にこ「最後まで聞きなさいよっ!」

真姫「やっぱりパンじゃなくてご飯なのね」ボソッ

花陽「・・・パンが良かったの?」

真姫「ううん!いや、朝はご飯よね!もちろんご飯でよかったわ!」ビクッ

花陽「だよね?」ニッコリ

凛「真姫ちゃん、なんで・・」コソコソ

真姫「つい口に出しちゃったのよ!言うつもりなんてあるわけないじゃない」コソコソ

花陽「何を言うつもり無かったのかな?」

真姫「ひっ!朝ごはんなにかな~?って話してたのよ!ね?!凛!」

凛「うんうん!!」

凛「もー、変なこというから~」

真姫「はぁ、まだ頭が起きて無いのかしら。私としたことが・・」

にこ「はい、それじゃもう並んだし食べるわよ!」

まきにこりんぱな「いただきま~す」

真姫「ご飯だけど洋食なのね」

にこ「せっかくの新鮮野菜だしサラダメインにしてたらね~」

凛「目玉焼きにハムになんか物凄い色々入ってるサラダ・・量多すぎない?」

にこ「傷む前に昨日採ったの食べちゃおうとするとこうなるのよ。お昼そうめんだからあんまり減りそうに無いし」

真姫「ハムって言うかベーコン?こんなの買ってたのね」

花陽「それ昨日にこちゃんがBBQのときに入れてたお肉だよ」

真姫「あー、あれがこうなったのね。自家製ベーコン?」

にこ「ベーコンって言うかロースとポークって言うか・・」

凛「焼き豚?っていうのが一番近いかも」

にこ「炙りベーコンよっ!焼き豚って響きに納得できないけどまぁ・・うん」

真姫「美味しいわね、朝からしつこそうに思えるけどこれだけの野菜があれば全然そんなことないし」

花陽「もう、精米したてのご飯ににこちゃんのお料理。ご飯が止まらないわけ無いよねっ!」mgmg

にこ「あんたは止まりなさい。5合炊いた炊飯器もう空じゃないの!」

花陽「えへへ・・つ、ついおいしすぎて・・//」

花陽「今日これからどうする?」

にこ「そうそう真姫ちゃん昨日流し素麺っていってたからさっき花陽と調べたんだけど、ここから奥にいったところで食べさせてくれるところがあるのよ」

凛「そういえば昔おじいちゃんたちにつれてってもらったことある気がするにゃ」

真姫「そうなの?」

凛「どうする?家で竹切ってきてしたい?」

真姫「竹ももらえるかどうかわからないし準備も大変でしょ?みんなで食べれるならそれでいいんじゃない?」

花陽「そうだよね、みんなで食べれたらそれでいいよね♪」

にこ「もー、真姫ちゃんってば今日は素直なのねっ!このこのぉ」

真姫「なんなのよ!うっさいわね!じゃぁにこちゃんだけ一緒に来なくていいからっ!//」

にこ「私が運転しなきゃどーすんのよっ!」

真姫「くっ、た、タクシーで!」

にこ「そこまで意地はんなくたっていいでしょうがっ!」

真姫「なによ!そっちからおちょくってきたんでしょ!」

ギャーギャー

凛「この光景久しぶりにゃ」

花陽「そうだね、落ち着くね。はい、凛ちゃん。麦茶のお代わり」

凛「ありがと。かよちん♪」

~ことほのうみの場合~

海未「目的にまでもう少しですよ。次はここで路線バスに乗り換えです」

穂乃果「海未ちゃん、たしかに登山じゃなかったし歩くわけじゃなかったけどさ・・」

ことり「どこまでいくの?結構遠くまできたよね?」

海未「昨日穂乃果がお風呂に入っている間に昼食の手配はしておきましたので11時までにそこに着けば大丈夫ですから」

穂乃果「おー、さすが海未ちゃん気が利くね!でもさ、これどんどん山のほうに行ってるけどやっぱり登山するの?」

海未「ですから大丈夫ですよ。歩くのはハイキング程度ですからそれも舗装された森林の中を歩くだけです。心配要りません」

ことり「じゃぁ、ここでバス待ってる間にお菓子食べよ?」

穂乃果「さんせーい!ことりちゃんのお菓子楽しみだなぁ~」

海未「あなたさっきバスの中でランチパック食べてたでしょう!」

穂乃果「ことりちゃんのお菓子は別腹だよ!」

ことり「えへへ♪今日はクッキーなんだ。あんまり水気の多いお菓子だと暑さでだめになっちゃうから」

海未「そうですね、お昼の前に少し運動もあるので大丈夫でしょう」

穂乃果「・・え?」

ことり「ことりたち何させられるの・・」gkbr

今日はこの辺で
間は空きますがエタらないと思いますのでもし読んでくださる方は気長にお願いします

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