【R-18】渋谷凛「お疲れ様」 (69)

初めてのSS投稿

R-18
アナルメイン、微スカ有りなので苦手な方はブラウザバック

アニメとは別の世界線

台本形式ではありません
凛視点

短編です。書き溜め終わってるので一気に流します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440588267


 初めは、プロデューサーに頼って欲しいだけだった。

 毎日夜遅くまで私たちの為に仕事をして、家に帰らないことなんて珍しくない。そんなプロデューサーの疲れを少しでも癒せたら、ただそう思ってた。






 夜遅く、日付も変わろうかという時間。私は事務所の扉の前に立っていた。

 事務所に入ろうと思えばいつでも入れる。だけど、扉の向こうから聴こえる音と、私の激しく跳ねる心臓がそれを邪魔していた。



 ギシギシと椅子が軋む音。私の名前を呼ぶプロデューサーの声。
 誰もいない廊下に、扉から僅かに漏れ出て響いている。


 5分ほど時間が経ち、二つの音が止んだ。その代わりに手を洗う音が聴こえる。

 ようやく心臓も落ち着いた。覚悟も、決まってる。

 私はノブに手をかけ、静かに扉を開いた。



「こんばんは、プロデューサー」



 私はプロデューサーに声をかける。こんな時間に人が来るなんて思ってなかったのだろうか。彼はとても慌てていた。



「り、凛?なんでお前がここにいるんだ?というか、どうしてこんな時間に?」

「プロデューサーの事が心配だから、今日も無茶してないかなって。それと、まあ、私は気にしてないから」



 一瞬プロデューサーはきょとんとして、顔を赤くして、青くして、最後には泣きそうな顔をした。相変わらず忙しい人だ。


「聞いてたのか、さっきの……」

「……うん」



 プロデューサーはひとつ溜息を吐くと、ゆっくりと喋り出した。



「ごめんな、凛。担当アイドルで抜くような変態がプロデューサーで。明日、辞表出すよ。こんな変態にプロデュースされたくないだろ」

「気にしてないって言ったじゃん。辞めるなんて言わないでよ」

「そんな訳にいかないだろ!担当アイドルのお尻の穴弄くりまわして犯すような妄想して抜くド変態だぞ!って、あ、すまん……」



 想像以上だった。まさかそれほどとは思わなかった。だけど、私は覚悟を決めてこの部屋に入った。いまさら逃げられないよ、プロデューサー。



「おしり、か。びっくりしたけど、大丈夫。それに、きっとみんなもプロデューサーに辞めて欲しくないって、そう言うよ」



 プロデューサーが何か言いたそうに口を開いたけど、言わせてあげない。どうせ、ダメだとしか言わないから。



「我慢出来なくなってみんなに手を出しそうになるなら、私が受け止めてあげるから。プロデューサーの妄想、欲望、ぜんぶ私にぶちまけて」

「……っ、いやいや、ダメだろ!そんなのダメに……」

「ちひろさんに全部言うよ、さっきのこと」



 魔法の言葉だ。プロデューサーがみるみる萎れていった。



「あとさ、今日、泊まるとこないんだ」



 魔法の言葉がどこまで効くか、試してみようかな。



 プロデューサーの車に揺られて数十分、大きなマンションに辿り着く。プロダクションが用意した、プライバシー保護の効いたマンションらしい。

 車から降りて、二人でエレベーターに乗り込む。どういう仕組みかは知らないが、途中階で乗り合わせることが決して無いそうだ。エレベーターの中では最近の仕事はどうだ、とかユニットの調子はどうだ、とかとりとめのない話ばかりしていた。

 プロデューサーの住む部屋の前に着き、プロデューサーが鍵を開けた。中に入ろうとするとプロデューサーが私の肩を強くつかんだ。



「どうしたの、プロデューサー?」

「なあ、本当にいいのか?この扉を閉めたらもう、止められないぞ?」

「なんだ、そんなこと。さっきも言ったよ。ぜんぶ私にぶつけてって」

「……ごめん。いや、ありがとう、凛」



 肩を掴む手の力が緩んだ。
 その時のプロデューサーの優しさと欲望が混ざりあった瞳は少しだけぞくぞくした。



 ガチャリと音をたてて鍵が閉まる。部屋の空気が変わった気がした。

 プロデューサーがぱちりと証明のスイッチを入れる。



「適当にソファにでも座ってくれ」


 言われたとおり私はソファに座る。部屋の奥に消えていったプロデューサーを待っていると、あの人は大きなキャリーバッグを運んできた。

 プロデューサーが私に見せつけるようにしてバッグを開けると、見たこともない道具が所狭しと並んでいた。



「な、なにこれ、プロデューサー?」

「これか。これはな、全部アナル用、あー、お尻に使う道具だよ。使う機会が無くなったから奥にしまってたんだけど」



 興味半分怖さ半分で眺めていると、プロデューサーの口からさらりと聞き捨てならないことが零れた。



「使う機会が無くなった……?使う予定はあったってこと?」

「待て待てまて、怖い顔するなよ!彼女がいたのは凛をプロデュースする前の話だし、コレ使わせてくれって頼んだら頬引っ叩かれて別れたんだよ」



 プロデューサーに彼女はいない。そう聞いて私は安心する。けれど、これから訪れるだろう行為への好奇心や羞恥心、僅かな怖れがその安心感を塗りつぶした。



「ふーん。まあ、そういうことにしてあげる」



 私が納得した素振りをすると、プロデューサーは分かりやすくホッとしていた。仕事をしてる時のプロデューサーもカッコイイけど、こういう慌ててるのも可愛いかな。



「それで、その、お尻だし。やっぱり、か、浣腸とか、するの?」

「そうだな。アナル、お尻の穴の開発は嫌悪感を無くす事が大切だからな。ちゃんと腸内洗浄して綺麗だって自覚があった方がスムーズに進むし、何より安全だ」



 そんな理由があったんだ。プロデューサーは変態だし、私を恥ずかしがらせたいだけだと思ってた。



「まあ、凛が恥ずかしがってるのが見たいってのもあるけどな」



 ……ばか。



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 トイレの水を流してリビングに戻ると、プロデューサーがにやにやしてこっちを見ていた。奥の奥まで見透かすような目つき。恥ずかしいからやめてよ……。



「ただいま。初めて使ったよ、イチジク浣腸なんて。まだお尻に違和感がある……」

「おかえり、凛。それじゃあ続きは風呂場でやろうか」

「お風呂ぉ!?え、ぬ、脱ぐの……?あ、いや、大丈夫。ほら、いくよ」



 私が狼狽えると、プロデューサーが悲しそうな顔をする。やめてよそれ、断れないじゃん。それに、私も覚悟を決めてたはず。逃げちゃだめだよね。




「広いね、ここのお風呂」

「まあ、そうだろうな。お高いマンションだし、風呂くらい広くなくちゃな。実際俺の実家のより広いし」



 いま、私はどんな顔をしてるんだろう。いや、見なくてもわかる。林檎みたいに真っ赤に違いない。それもそのはずだ。プロデューサーの目の前で、一糸纏わぬ産まれたままの姿なんだから。



「ん、まあなんだ、その。綺麗だぞ、凛。今まで見たことのある女性の誰より、ずっと」



 プロデューサーの顔をちらりと覗くと、あの人の顔も真っ赤に染まっていた。それに、ズボンか膨らんでる。恥ずかしいけど、嬉しいかな。



「あ、あー。始めてもいいか?」

「うん、いい、よ?」



 いそいそとプロデューサーが動きはじめる。視線がくすぐったいなあ。


「私は、どうすればいい?」

「そうだな、床に膝をついてバスタブの淵に手を置いてくれ」



 言われたとおりの格好になる。これ、全部見えてるんじゃないの……!?

「よーし。それじゃ、お湯でお腹の中洗うからな。入れるぞ」

「ひゃっ、ばかっ!そんなとこ広げないでよっ!」


 プロデューサーが私のお尻を片手で広げる。
 普段、決して人前には晒さないところを風呂場の暖かい風が通り抜ける。もしかしたらプロデューサーの息かもしれないけど。


「そんなとこって言われても……今からお腹洗うんだから、仕方ないだろ?ほら、入った」

「いきなりぃ……っ、んっ、ふぅ……っ!」



 うわ、入ってくる。生あったかいお湯がお腹の中、ぐるぐるって進んできてる。



「200cc、入ったぞ。初めてだし、まずはこんなもんだろ」

「う、っそぉ……。もう、お腹ぱんぱんだよ……」

「すぐ出すんじゃないぞー。10分は我慢してもらうからな。トイレットペーパーで抑えててやるから、安心しろって」



 そういう問題じゃないってば。さっきのイチジク浣腸なんて5分も持たなかったんだから……。キッチンタイマーなんか用意してるし。


 プロデューサーの右手がお腹に添えられ、左手は丸めたトイレットペーパーでお尻を抑えている。



―――ぐに、ぐっ、ぐぐ



「くっ、ふぅぅ……!プロっ、デュー、サー、なんで、ぐ、おなかぁ、押すの……ぉ?」

「マッサージだよ。お腹の奥の筋肉をほぐしてるんだ」



―――ぐ、ぐぐぐ、ぎゅぅぅ



「それは、あぐ、わかったけど、ふぅ、さあ。しんどいよ、これ」

「そ、そんなにか?俺も実際にやるのは初めてだし、どうすれば……」



 プロデューサーがあわててる。だめじゃん、しっかりしなきゃ。でも、私も頑張らないと。



「ね、プロデューサー。一つ、おねが、い」


 いい事を思いついた。こんなときじゃないと二度とできない、おねだり。


「ん、ああ。どうした、凛」

「キス、して。そしたら頑張れるから」


「え、あ、いや、いやいや、だめだろ。それはちゃんと大切な人の為にとっておけよ」

「だめ。もう、私の大切な人はもう決まってる。だから、キス、してよ」



 バスタブに張られたお湯に反射してプロデューサーの顔が見える。目と目が合う。プロデューサーも、覚悟が決まったみたい。



「ありがとう、凛」

「……うんっ!ね、早く。我慢出来なく、なっちゃう、よ」

「まったく、我慢出来ないのはどっちの方だよ」

「ふふ、っんぅ、む、ぅ」


―――ちゅ、ちゅる、える、れろ

―――えろ、ぷちゅ、ちゅぅぅぅ



 あたまがくらくらする。片時も離れないくちづけ。プロデューサーが私を操ってるみたいだ。

 なんでこんなにキスが上手いんだろ。元彼女さんと練習したのかな。嫉妬しちゃう。だけど、そのキスも今は私のもの。絶対に手放さない、私だけのもの。


 ああ、きもちいい。おなかの痛みなんて、気にもならない。ふわふわして、くらくらする、甘いキス。今が永遠に続けばいいのに…………



―――ピピピ、ピピピ、ピピピ


 甘ったるい空気が破裂した。お湯を入れた時に、タイマーをかけてたんだったっけ。


「ぷは。偉いぞ、凛。ちゃんと10分我慢できたじゃないか」

「あたま、撫でないでよ。イヌじゃないんだから」



 それでもプロデューサーは頭を撫でる。子供扱いされてるみたいだけど、気持ちいいから許してあげる。

「お湯を出そうか、このタライにゆっくり。気張るんじゃなくて、お尻の力を抜いて漏らす感じで」



 そう言って引っぱってきたのは大きめの、タライというよりバケツだった。



「ね、ねえプロデューサー。まさかとは思うけど、見るつもり?」

「当たり前だろ。俺は凛が恥ずかしがるのが見たいんだから」



 プロデューサーはそう言うと、私の膝を抱えて鏡の前に立った。抜けだそうとはするけど、お尻から力が抜けそうで激しく動けない。手で顔を隠すくらいしか為す術は無かった。



「うう、恥ずかしいから見ないでよ」

「顔隠すなって。まあ、いいけどさ。ほら、マッサージしてやるからな」


 私の膝を抱えたまま、プロデューサーは器用に私のお尻の穴を弄くりまわす。



―――かりっ、かりかり、くにゅ



「くふ、ふぅっ、はぁっ、まって、やめて」



―――くにくに、くりゅっ、ぱちゅ、くぱ



「まって、や、見ないで、あ、あぁぁ??っ!」



―――ぴゅ、ぴゅる、ちょろ、ちょろろろ


 うううう、恥ずかしい、恥ずかしい!わかってたけど、ここまでなんて知らなかったよ!



「うう、プロデューサーのばかぁ!う、うぅ……」



 顔が真っ赤だ。見なくてもわかるけど、鏡越しに自分の顔を見ると余計に赤さを増した気がする。



「あ、ああ、ごめん、ごめんな、凛。配慮が足りなかった。女の子だもんな、嫌だったよな」

「ほんとにそう思ってるなら、またキスして。お詫びの、キス」



 そこから言葉はいらないよ。

―――ちゅう、ちゅ、ちゅる

 唇を啄ばむような、優しいキス。


―――える、ねろ、ねりゅ

 舌同士を絡める、激しいキス。

―――はむ、ぢゅる、ぢゅちゅ



 互いに舌を吸い合う、くらくらするようなキス。

 くちづけだけで、本当に蕩けてしまいそう。

「ちゅ、ぷは。ありがと、プロデューサー。もう、大丈夫」

「本当に大丈夫か?嫌だったら、もうここで……」

「止める、なんて言わないでよ。嫌だったら、ここに来てないよ。ちょっと恥ずかしいけど、続き、しようよ」



 私が笑ってそう言うと、プロデューサーも笑ってくれた。

「じゃああと二回、がんばろうな!」



 ……へ?



「あ、あと二回?」

「おう、イチジク浣腸してくれたからお腹の中もだいぶ綺麗だったけど、ちゃんと綺麗にした方が安心だからな」



 後悔先に立たず、なんて今ほど思ったことはないよ……



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 三回目が終わりシャワーを浴びた後、私たちは寝室にいた。私は四つん這いになり、見せつけるように腰を高く突き上げている。

 一方プロデューサーは鼻歌交じりにキャリーバッグを漁っていたけど、ようやく何を使うかを決めたみたいだ。



「ね、ねえ、なにそれ、プロデューサー?」



 プロデューサーは取り出した瓶に筆を差し入れ、穂先に謎の液体を染み込ませていた。



「これか。まあ、なんだ、その、媚薬らしい。使ったことないから効果はどうかしらないけどさ」

「大丈夫なの、それ?」

「大丈夫大丈夫、なにしろちひろさんから買ったやつだからさ!」



 ちひろさんのなら大丈夫そうだけど、逆に心配になってきたよ……。



「よ、よし。塗るぞ」

「うん……、ひっ」

「だ、大丈夫か?やっぱヤバいやつなのか、これ?」

「いや、大丈夫だよ。くすぐったかっただけ」



 恐る恐るといった風にプロデューサーは媚薬をお尻の穴に塗りこんでいく。

 お尻の穴の皺の一本一本に染みつかせるように、ねっとりと。手つきがいやらしいよ、プロデューサー。



「んぅ、ふっ、んっ、くふ……っ!」



 ヤバい、この薬ホンモノだ。筆が表面を走るだけで腰が跳ねそうになってる……!



「くぅ、んん、はぁっ、くっ、ふー、ふーっ」



 ほんとに蕩ける、とろけちゃう、あたまが、まっしろに……

「なあ、凛。声、我慢しなくてもいいぞ。気持ちよくなってるの、知ってるから」



 体が震える。プロデューサーの低い声で、耳元で囁かれて意識が引き戻される。



「つぎ、指でほぐすぞ」



 プロデューサーはもう私の返事を待たなかった。人差し指を媚薬に浸し、ゆっくりと私のお尻に挿入する。

―――ずちゅ、ずずず



「ぁあ、はぁぁああああ……っ!」



 入ってる。プロデューサーの指が、私のナカに入ってるよ。



「凛のお尻、入り口はキツイけど中はもう柔らかいね。浣腸のおかげかな」

「あっ、あぁっ、し、知らないよ、そんなこと、ぉお!」


 もう、なにが起こってるのか、わけがわからない。視界はボヤけ、その代わりにお尻の感覚はどんどん鋭敏になっていく。プロデューサーがどこを弄ってるのか、どんな風に弄ってるのか。全部お尻の穴で感じ取っている。



「くる、ほんとにキちゃうよ、プロデューサぁあ!あ、ぁぁあああ、ああぁ??っ!」


 お腹の奥で溜まってたナニカが爆発した。お尻が、腰が今までに無いくらい大きく飛び跳ねる。情けない叫び声が止まらない。


 がくがくと跳ね続けた腰のシビれがようやく消える。
 その代わりに顔を出したのは、キャンディみたいに甘い疼き。私の口から漏れる声は、既に意味を成していない。


 最後に感じたのは、プロデューサーのとびっきりに甘いキスだった。


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 瞼の裏に届いた光で私は目を覚ました。寝ぼけた頭も、自分の部屋じゃないことに気がつくとすぐさま覚醒する。

 記憶を頼りにリビングまでいくと、プロデューサーがキッチンで料理をしていた。朝ごはんを作ってるのかな。



「おお、起きたか。おはよう、凛」

「うん、今起きた。おはよう、プロデューサー」


 プロデューサーはまるで何も無かったみたいに振舞ってる。私は昨日のことを切り出した。



「ねえ、プロデューサー。ごめんね、私、昨日気絶しちゃって。全部ぶつけてって言ったくせに、ダメだよね、私」



 泣きそうだ。最後のほうなんて、完全に涙声じゃん。


「あー、いや、その事なんだけどな。お尻の穴の開発自体急いでやるもんじゃないし、凛も初めてだから仕方ない」



 コンロの火を止めて、プロデューサーが私に近づいてくる。二人の距離が30cmほどになるまで近づいて、プロデューサーは私の肩に手を置いた。


「今日は二人ともオフだし、一日中、ゆっくりやろうとおもうんだが、どうかな」



 ふふ、そんなに顔赤くして言うようなセリフじゃないよ。

 それに、私の返事は聞かなくても分かるでしょ?



「……まあ、悪くないかな…」

終わりです。ありがとうございました。

だいぶあっさりしてしまいました。需要があれば新しいスレ立てて続編書こうとおもいます。

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