鈴谷「サボロー♪」 (36)

艦これ、鈴谷がタダサボるだけです



鈴谷「提督ー、書類仕事だけじゃなくて出撃しようよー」 

鈴谷「場所?鎮守府正面海域がいいなー」

鈴谷「鈴谷一人でも大丈夫だし、気分も高翌揚するし」

鈴谷「サボりたいだけだって?そ、そんなわけないから!」


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鈴谷「いくら忙しいっていっても、この夏は一度きりなんだよー」

鈴谷「そして、二度と同じ夏はこないのだ!」

鈴谷「だからもっと遊ばないとだってー」

鈴谷「合同作戦も一段落したんでしょ?」

鈴谷「新しい子も来たんだから親睦を深めないと!」

鈴谷「だからあそぼーよー」

鈴谷「出撃計画もいいけど遊びの計画もたてないとだよー」

鈴谷「ちゃんとたてないとすぐ夏は終わっちゃうんだから」

鈴谷「でもだらだら過ごすのもありだね」

鈴谷「間宮さんとこでお菓子食べながら話してたり」

鈴谷「んで気付いたら夕方になってる感じの」

鈴谷「もったいないけど贅沢だよねー」

鈴谷「瑞鶴さんといっしょに水着買っちゃった!」

鈴谷「プールに行く?海に行く?どうするー?」

鈴谷「海は毎日行ってるけど、砂浜に遊びに行くのとは違うからねー」

鈴谷「プールは設備も整ってるから海とは違った遊び方ができるしっ」

鈴谷「行くならパーカーでも着てけって?でも暑いじゃん?」

鈴谷「日焼け止めもちゃんと塗るからそんな気にしなくていいよー」

明光義塾のポスターのアレか

鈴谷「でも提督はあんまり焼けてないよね」

鈴谷「あたしたちは必死になっていろいろと手入れしてるんだよー?」

鈴谷「タダでさえ艤装があるんだから変なとこにあとついちゃうし」

鈴谷「しおいちゃんあたりの潜水艦組とか駆逐艦組は気にしてないみたいだけどね」

鈴谷「でもあとあとお肌に響いてくるんだよねー」

鈴谷「それとも提督は、鈴谷の日焼けあと、見たい?」

鈴谷「あ、顔真っ赤にしてるー、にひひー」

鈴谷「じゃあ、この夏の間にこのゲームクリアしようよ!」

鈴谷「仕事の合間にも息抜きは必要でしょー?」

鈴谷「だってシリーズの新作だよ!新作」

鈴谷「一人でも楽しいけど、一緒にやればもっと楽しいんだから」

鈴谷「今度夕張とか秋雲も呼んでくるからさー」

鈴谷「でも二人とも廃人だからやばいかも……」

鈴谷「よし、二人で始めて二人でクリアしてからにしよう」

鈴谷「いつも海にいってるからさ、たまには山もいいよね」

鈴谷「冒険しようよ冒険!」

鈴谷「キャンプとか川遊びとか、海と違って楽しいよ」

鈴谷「まぁ、虫刺されとかはテンション下がるけど」

鈴谷「くま?なんで球磨が山にいるのさ?」

鈴谷「しかも人を襲う?球磨はうちの鎮守府の軽巡でしょ」

鈴谷「あれ?ちがうの?」

鈴谷「こないだのキャンプの写真、みんなアップしてるよ」

鈴谷「たのしかったよねー、川遊びもバーベキューも!」

鈴谷「やっぱり雰囲気なのかなぁ、ああいうところで食べると安いお肉でもおいしく感じるよね」

鈴谷「あ、別に買ってきたのが安いって訳じゃなくて!」

鈴谷「提督ー、いじけないでよぉ。人数多かったんだから仕方ないって」

鈴谷「そこは鈴谷の水着姿を見られたことで帳消しってね!」

鈴谷「どったのにやにやして……え?!」

鈴谷「写メ撮ってたって……もう、マジ恥ずかしいじゃん!」

鈴谷「提督ー、こんな暑いんだから休もうよー」

鈴谷「クーラー壊れてるんだからマジ無理だって!」

鈴谷「そもそもなんでこの時期に壊れるかなー、もぉー」

鈴谷「脳みそまでとろけて仕事になんないからさー」

鈴谷「何で提督涼しい顔してんの?」

鈴谷「あ!足に水バケツとかずるい!」

鈴谷「あーつーいーよぉー」

鈴谷「提督ー、コンビニ行ってアイス買ってきてー」

鈴谷「間宮さんもいいんだけどー、たまにはあのチープな感じが食べたくなるんだよねー」

鈴谷「最中とかアイスバーとかさー」

鈴谷「別にあごで使ってる訳じゃないってー」

鈴谷「仕方ないから鈴谷もついてってあげるからー」

鈴谷「はーやーくー」

鈴谷「あーつーいーのー」


鈴谷「提督ー、鈴谷いいもの見つけてきたっ」

鈴谷「じゃーん!キンキンに冷えたラムネでーすっ」

鈴谷「冷蔵庫からくすねて来ちゃった」

鈴谷「壊れたクーラーの代わりにこれで涼しくなろう!」

鈴谷「鳳翔さんには内緒ね?」

鈴谷「……ッ……っぷはぁ~、この一本のために生きてるって感じ~」

鈴谷「あれ、飲まないならそれもらっちゃうよー?」



その後、鳳翔さんに二人で怒られた


鈴谷「あー、やっとクーラー直ったぁ」

鈴谷「もうこれであの蒸し暑さとはおさらばだねぇ」

鈴谷「やっとここでお昼寝ができるよ」

鈴谷「だって2部屋冷やすと電気代かかるんじゃん?」

鈴谷「だったら効いてるこの部屋で寝る方がいいっしょ」

鈴谷「2時間くらいしたら起こしてねー」


鈴谷「ふぁ……おはよー、ていとくー」

鈴谷「あー、もう2時間たっちゃった?」

鈴谷「あと1時間追加おねがーい」

鈴谷「いーじゃんいーじゃん、蝉だって5年くらい寝てるんだし」

鈴谷「あれ?6年だっけ?7年だっけ?まぁいいや」

鈴谷「仕事ー?いつも提督すぐ終わらせちゃうじゃん」

鈴谷「それじゃぁ……おやすみぃ……」


鈴谷「提督ー、こないだテレビでやってた映画撮っておいたよ」

鈴谷「えらいでしょー、うーんとほめてね」

鈴谷「映画見ながらお菓子食べてジュース飲んで最高だね!」

鈴谷「クーラーもばっちりだから無敵!」

鈴谷「だって超大作だよー?見なきゃ損じゃーん」

鈴谷「前の週にやってたアニメの方も撮ってあるから抜かりはないっ」

鈴谷「だってここのテレビ大きいから迫力がちがうのさぁ」


鈴谷「提督!鎮守府のすぐ近くでお祭りやってるって!」

鈴谷「駆逐艦の子たちが噂してるの聞いてきた!」

鈴谷「これは行かないとだめっしょー、夏の風物詩だよ」

鈴谷「ちょっと豪華に、浴衣なんか着ちゃおうかなぁ?」

鈴谷「鈴谷の浴衣、みたいんでしょー?ほらほらー」

鈴谷「なっ……そういうことはほいほい言わないこと!」


鈴谷「提督!こないだのお祭りの戦利品、花火やろうよ!」

鈴谷「見る方もいいけど、やっぱり鈴谷はやる方が好きだなー」

鈴谷「あれ?『やる』ってきいて何を想像しちゃったのかなあ?」

鈴谷「むっふっふー、やっぱり提督も男なんだねー」

鈴谷「ちょっと安心した、なーんてっ」

鈴谷「早く早く!バケツもって広場に集合ー!」


鈴谷「夏にすることと言えば、お祭り、花火と来てもう一つあるよね」

鈴谷「そう、怪談でーす!」

鈴谷「テレビで特番やるからさ、部屋暗くして雰囲気出して見ようよ」

鈴谷「しかもこのあとにホラー映画もやるんだって!」

鈴谷「一人じゃ怖いだろうから鈴谷も一緒に見てしんぜよう」

鈴谷「え?べ、別に怖いからじゃないし!ヲ級の艦爆の方が断然怖いし!」

鈴谷「あー、信じてないなー?ホントだってば!」


鈴谷「夏の恋……ってさ、なんかいいよね」

鈴谷「さっぱりしてるっていうか、さわやかっていうか」

鈴谷「いろんなとこにいけるから、魅力倍増、みたいな、ねぇ」

鈴谷「提督はそういうこと、なかったの?」

鈴谷「何でいきなりそんなこと言い出すのかって?」

鈴谷「ばーかっ!鈍感っ」


鈴谷「提督ー、今日は何してサボろうかなー」

提督「今日は俺からサボりを宣言しよう」

鈴谷「お、提督もノリがよくなってきたねぇ。何するの?」

提督「何をするって訳ではないが、YDKだ」

鈴谷「へ?YDK?」

提督「そう。YDK」






「Y(やっぱり)D(大好きだ)K(ケッコンしてくれ)」





鈴谷「えっ?あっ、ちょ、マジ?」

提督「もちろん、大マジだ」


提督「この夏、鈴谷と一緒に仕事をしてたけどひたすら鈴谷はサボってて」

提督「でもそれがちょうどいい息抜きになって、次はどんな手で来るのかと楽しみでもあった」

提督「そのうちに鈴谷と一緒にいることが当たり前になって、それ以外は考えられくなって」

提督「好きに、なったんだ。」

鈴谷「……。」

提督「ケッコン、してくれないか?」



鈴谷「そんなの……そんなの、もちろんいいに決まってるよ!」

提督「ありがとう、鈴谷。愛してる」


鈴谷「提督……鈴谷もっ!大好き!」






鈴谷「じゃあ提督、お仕事中止して、さぼろー!」







終わり


こんなサボり魔な鈴谷に遊びに連れ出されたいだけの人生だった

ちなみにイベントはE-7これからスタートです

難易度は今までオール甲突破、ラストももちろん甲のつもりです


瑞穂?知らない子ですね


>>5で言われてるとおり、夏休みの真の友である明光義塾のサボローくんの女版

これがpixivにあがってたので妄想してしまいました

各ネタそれぞれに合っているはずですが、クワガタだけは思いつきませんでした

それは深雪とか天龍のお仕事だと思ったので

忘れてたのでHTML化出してきます
ありがとうございました

またどこかでお会いしましょう

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