ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？カップ焼きそばを作る時は先にソース掛けちゃダメだよ？」





ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それはハイチュウじゃなくて消しゴムだよ？」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それはリボンじゃないよ……春香さんだよ……？」



ζ*'ヮ')ζ「」



ζ*'ヮ')ζ「…………」

ζ*'ヮ')ζ「あれ？シャルルは連れて行ってあげないの？」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それは色鉛筆じゃなくて、お箸かなーって」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それは春香さんじゃなくてリボンだよ？」


ζ*'ヮ')ζ「」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？鉛筆は、かじるものじゃないよ？」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それはタブレットじゃなくてまな板だよ？」





ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それは携帯電話じゃないよ？そう。だから足下に置いて？それは靴底だから」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？それはテニスボールじゃなくて、まりもだよ？」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？何でも口に入れちゃダメだよ？だから、そのイヤホンを口から出して？」






ζ*'ヮ')ζ「え？私が二人に見える？何を言ってるの……？」

ζ*'ヮ')ζ「大丈夫だよ！きっとすぐに良くなるよ！」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？花瓶の水は飲んじゃダメだよ？」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？うん。早くお薬飲んで寝ようね？ 」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？今日は早起きだね？薬が効いたのかな？」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？だめだよ。公園には行けないの。ね？」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？プロデューサーは？そっか。今日はお見舞いに来れないのかな？」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……？」







ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？ここに居たんだ！良かった！みんな心配してたんだよ？」

ζ*'ヮ')ζ「さ、帰ろ？」

ζ*'ヮ')ζ「わがまま言っちゃダメだよ？治ったらまた、一緒に来ようね！」






ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？最近プロデューサー来ないねー」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？お薬飲んだ？あ、出しちゃダメだよ！？」





ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？その腕……どうしたの？自分でしちゃったの？なんで？」

ζ*'ヮ')ζ「そっか……寂しかったんだね」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！ちょっとだけおやすみ貰えたよ！うん。大丈夫」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？うん。ずっと友達だよ！」








ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？だから、包丁は危ないから机の上に置いて？……ね？」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん。雨……止まないね……」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？今日はこれから仕事だから……ね？わがまま言わないで？」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃんただい……伊織ちゃん？」





ζ*'ヮ')ζ「なんでまた……自分の腕……とりあえず救急車呼ばなくちゃ……」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！広い病室だね！」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……腕が……定規みたいになっちゃったね……」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん。プロデューサーは忙しいからしばらく来れないんだって」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！みんながテレビに出てるよ！凄いね！」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！リンゴ食べる？」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！ほら！うさぎさんだよ」

ζ*'ヮ')ζ「えっと……シャルルみたいだね」






ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？またみんなと一緒にアイドルしようね」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん。リンゴ……美味しい？……そっか！」

ζ*'ヮ')ζ 「大……丈夫……大丈夫だからっ！これくらいの傷なら直ぐに治るから！」

ζ*'ヮ')ζ「だから……気にしないで？……ね？寂しいんだよね。ごめんね？」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん。ずっと仲良くしてくれてありがとう」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……どうして謝るの？伊織ちゃんは悪くないよ！私が……私がもっと……とにかく伊織ちゃんは悪くないよ！」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？今日は、お天気だよっ！」



ζ*'ヮ')ζ「ねぇ伊織ちゃん？生まれ変わりって信じてる？もし生まれ変わっても……」





ζ*'ヮ')ζ「うん。友達になろうね？」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん。お薬飲んで寝よっか」




ζ*'ヮ')ζ「……おやすみ。伊織ちゃん」
　

ζ*'ヮ')ζ「はい。私ずっと伊織ちゃんの側に居てあげたいから……アイドル辞めます」

ζ*'ヮ')ζ「おはよう伊織ちゃん！今日からずっと一緒に居られるよ！」




ζ*'ヮ')ζ「えへへ……。私も……嬉しいかなーって……」

ζ*'ヮ')ζ「頑張って早く治そうね！」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？ちゃんとお薬飲まないとダメだよっ！？」



ζ*'ヮ')ζ「あっ……ごめんね…」

ζ*'ヮ')ζ「いきなり大きな声出したらびっくりしちゃうよね……」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？」

ζ*'ヮ')ζ「どうしたの？私だよ？」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……」



ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！ハイタッチしようよ！」

ζ*'ヮ')ζ「はい……たっち……しようよ……ねぇ……ぐすっ……」

ζ*'ヮ')ζ「初めまして伊織ちゃん。お姉ちゃんの名前はやよいだよ」


ζ*'ヮ')ζ「これからお姉ちゃんと仲良くしてね！」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！お薬の時間だよ！だめ！ちゃんと飲まないとお姉ちゃん、伊織ちゃんの事、嫌いになっちゃうよ？」




ζ*'ヮ')ζ「分かった。じゃあ飲まなくても良いよ！もうここにも来てあげないから！」

ζ*'ヮ')ζ「……伊織ちゃんの……ばかっ」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん…………ぐすっ……帰って、来てよ……」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！さっきはごめ……………い……伊織ちゃん？」

ζ*'ヮ')ζ「どうしよう……伊織ちゃんの意識が無い……せ、先生！」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃんが！伊織ちゃんを助けて下さい！お願いします！」

ζ*'ヮ')ζ「えっ……ストレスで……ですか？」



ζ*'ヮ')ζ「じゃあ、伊織ちゃんはこのままずっと寝たままなんですか……？」






ζ*'ヮ')ζ「そんな…………………………私の……せいだ」

ζ*'ヮ')ζ「私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ

　　　　 私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ
　　　　 私のせい私のせい私のせい私のせい私のせい
　　　　 私のせい私のせい私の..........わたしのせいだ」

ζ*'ヮ')ζ「……………………伊織ちゃん」

ζ*'ヮ')ζ「おはよう伊織ちゃん！今日も起きてないか……」

ζ*'ヮ')ζ「おはよう！伊織ちゃん。誰も……お見舞いに来てくれないね……」

ζ*'ヮ')ζ「おはよう！伊織ちゃん！今日はみんなが集まってライブするんだって！」

ζ*'ヮ')ζ「おはよう！伊織ちゃん。今日は雪が降ってるんだよ！初雪だって！」

ζ*'ヮ')ζ「おはよう！伊織ちゃん。この前のライブのDVD貰ったから一緒に見ようね！」




ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？始まるよ？」



ζ*'ヮ')ζ「わーっ！見て見て伊織ちゃん！みんなの衣装、すっごく可愛いよっ！」

ζ*'ヮ')ζ「……私達も……着たかったね」

ζ*'ヮ')ζ「あ！竜宮小町は律子さんが入ったんだよ？知らなかったでしょ？」


ζ*'ヮ')ζ「みんな……キラキラしてるよ」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？私、伊織ちゃんの事が大好きだよ」





ζ*'ヮ')ζ「だから……大好きのままバイバイさせて……なんてズルいかな……？」

ζ*'ヮ')ζ「あっ！アンコールだよ！」









ζ*'ヮ')ζ「この曲……伊織ちゃんの……」





ζ*'ヮ')ζ「フタリノ……記憶」

ζ*'ヮ')ζ「……そんな時 見つけた ボロボロになったキミ」




ζ*'ヮ')ζ「なぜそんなに 悲しいほどココロに傷 負ってるの？」

ζ*'ヮ')ζ「……夢や希望 打ち砕かれて 諦めたん……！？」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん…………？歌って……る？……お、起きたの？」






ζ*'ヮ')ζ「え？今………私の事……呼び捨てで……？」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん？分かるの？私のこと……分かるの？」


ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん……ぐすっ……伊織ちゃん……おﾞがえﾞりﾞっ……うぅ……」





ζ*'ヮ')ζ 「伊織ちﾞゃん……うﾞん。良かった……もう帰ってこないかと思った……」

ζ*'ヮ')ζ「えへへ、おはよっ！伊織ちゃん！」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん！今日も、お仕事頑張ろうね！」

ζ*'ヮ')ζ「はい、たーっち！いぇい☆」





　　　　　　　　　　　　　　おしまい─────。