・モバマスss
・短い
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南条光(確かモバPさん、だったかな。なにをやってるんだろ)
モバP「……」
光(おもむろに三桁入力した?いや、あのSEはもしかして!)
モバP「……」
光(携帯を閉じて、持った手を勢いよく突き上げ!)
モバP「変身!」
光(ベルトに差し込んだ!)
モバP「……」
光(……)
モバP「よし。こいつも問題ないな」
光「いや、何をやってるんだ、モバPさん」
モバP「ん?PaPの所の南条か」
モバP「いやなに。今日は珠のオフだからな。持ってるベルト達がちゃんと作動するか、試しているところだ」
モバP(感傷もある、かな)
光「わざわざ屋外で?」
モバP「良い天気だからな。家も近くだし。あと変身ポーズを忘れてないかの確認もある」
光「うわ、凄いな。平成シリーズ一期も二期も、勢揃いだ」
モバP「直撃世代ですから」
光「……あれ。最新のはひとつも無いんだな」
モバP「まあこういうのって基本子供モノだろ?ブームが去るまでは、譲る意味も込めて現行シリーズは買わない様にしてるんだ」
光「そうなんだ。けどほとんど初対面だけど、モバPさんって特撮好きのイメージがわかないから、結構意外だ」
モバP「まあよく言われるな」
光「でも、そこまで堂々とできるのは少し羨ましいな」
モバP「南条もそうじゃないか」
光「うーん、なんというか、周りとの温度差と言うか。PaPも理解を示してくれるけど、やっぱりそう感じるし」
モバP「ライダー以外の特撮にあまり明るくない癖に言うが、こういうのって結局子供の頃にどれだけハマれたか、だしな」
モバP「南条みたいな気持ちを経験したこともあるしな」
光「そうなのか?やっぱり意外だ」
モバP「誰でも子供だったことは在るってことだ」
モバP「そうだ。南条さえ良ければ、こいつらの点検手伝わないか?」
光「え?」
モバP「どうせなら勝負形式にするか。どっちがよりダイナミックに、かつカッコよくポーズを決められるかってな」
モバP「ちょっと家から特注のマット持ってくるよ。あれの上なら少しくらい乱暴に扱っても安心だしな」
光「でも、良いのか?」
モバP「当たり前だろ?玩具は遊んでもらってこそ意味があるんだからな」
モバP「それとも、倍以上歳上相手に挑むのは怖いのかな?」
光「そこまで言われたら引けないな。……勝負だ!モバPさん!」
モバP「かかってこい!南条光!」
光「くっ、まさか……!」
モバP「……ふん」
光「まさかあんなに高く放り投げたモノを正面を向いたままキャッチし、鮮やかに変身を決めるなんて……!」
モバP「君とでは、築いた犠牲の数が違うのだ。南条光!」
光「犠牲だって!?」
モバP「そうだ!あの変身をモノにするため、天井の一部と蛍光灯にぶつけて破損させたロックシード!そして力んで握り潰したロックシードという犠牲を払ったのだ!」
光「そ、そんなことが!……なにをやってるんだ、モバPさん」
モバP「だって帰ってくるのいつも夜中だもん。お外真っ暗だもん。練習家の中でするしかないもん。おのれメロンの君!」
光「いや確かに座談会であんなこと言ってたけどさ……。確実に濡れ衣だ。冤罪だぞ」
モバP「うん」
光「素直だ……」
モバP「いつの間にやらこんな時間か。しかしまあ、全部問題なくて良かった。ありがとうな、南条」
光「良いさ。アタシも楽しかった。……次は勝つからな」
モバP「実質引き分けなのになぁ。まあいつでもこい」
光「なあ、モバPさん」
モバP「なんだ?」
光「ベルト以外のグッズは持ってるのか?」
モバP「おう、もちろん」
光「え、と。ならさ」
モバP「悪いけど、担当してるアイドルが一部除いて面倒くさくてな。アイドルは二人以上居ないとモバPの家に入らせない、とかいう頭痛い協定が有るらしいんだ」
モバP「南条は無関係とは言え、どんな粗相があるかわからん。だから、な」
光「そ、そっか」
モバP「だからまあ、うちのアイドル達と仲良くなってくれ。特撮の布教も兼ねて、な」
光「え?」
モバP「PaPのとこのアイドル連れてくる手もあるけどさ。そっちのが気兼ねしないだろ?布教用のDVD、置いとくからさ」
光「!うん!」
もうちっと続く
モバP「しかし変身ポーズ決めるのに夢中で気付かなかったが、私ら汗すげえな」
光「まだまだ暑いか、ら!?」
モバP「ん、どうした?」
光「モバPさん!汗でちょっと酷い事になってるぞ!」
モバP「うわ、マジだ。そう言う南条もアイドルに有るまじき事態に」
光「ど、どうしようモバPさん!?」
モバP「まあタオル貸すくらいなら良いだろ。知ってるアイドル通りかかったら家に上げて風呂貸せるんだが。取り敢えず行こう」
光「う、うん」
棟方愛海(唐突にこんにちわ。あたし、棟方愛海です)
愛海(ナニかに引き寄せられる様に通りがかったら、我らが担当プロデューサーと、南条光ちゃんを発見致しました)
愛海(他の女の子と遊んでいることとか)
愛海(中身パッションなくせして最近元気がなかったのが持ち直しているとか)
愛海(そういうのは良いんです。あたし、除かれた一部だし)
愛海(いえ、立ち直ってくれたことは嬉しいです。けど今は重要ではありません)
愛海(トランジスタグラマーな南条光ちゃん。そして筋肉指数高めでもグラマラスなプロデューサー!)
愛海(この二人がが汗だく!汗だくでエロい!ここが重要です)
愛海(互いに汗で張り付いたシャツで、体のラインが丸わかり!)
愛海(エロいです。眼福です)
愛海(ではあの桃源郷を掴むため、愛海!イきます!)
『待ってよ!』
愛海(な、まさかあんたは!あたしの良心!?)
天使愛海『そうだよ!』
愛海(そんなのが今のあたしを止められると思ったか!)
天使愛海『冷静に!冷静になろうよ!』
愛海(ふむ?)
天使愛海『あたしはアイドル。南条光ちゃんもアイドル。これでアイドルは二人以上!』
愛海(ふむふむ)
天使愛海『面倒な人達が立てた協定はこれでパス!プロデューサーは南条光ちゃんにお風呂を貸せる運び!プロデューサー喜ぶ!』
愛海(ふむふむふむ!)
天使愛海『さらにあたしに課せられた条件発動!他のアイドルのお山を揉むにはきちんと了承取る必要が有る。代わりに正面からならプロデューサーのお山は揉み放題!』
愛海(ふむふむふむふむ!)
天使愛海『お風呂でプロデューサーのお山を生で揉む!上手く運べば南条光ちゃんも!一石二鳥!大勝利!』
愛海(さすがあたしの良心だね!ではこんどこそ!)
『待ちなよ』
愛海(やはり来たわね、アタシの中の悪い心!でもこれ以上があると言うの?)
悪魔愛海『確かに天使の言うプランは最高だ。だがな?』
愛海(ふむ?)
悪魔愛海『あなたはあの汗だくのお山を諦めるの?』
愛海(ふむ!?)
悪魔愛海『汗に濡れたお山と、お水に濡れたお山の感触は全くの別物……判っているよね?あたし』
愛海(ふむ!)
悪魔愛海『アレを踏破した上で天使の策を実行。それこそが最適解だよね?』
愛海(さすがあたしの中の悪い心!こんどこそイきます!)
天使愛海『ま、待ってよ!プロデューサーのお山を正面からなら、正面からしか揉めない理由はあたしが一番よく知ってる筈だよ!』
天使愛海『あたし!ダメだよー!』
最近モバPさんの元気がない。
まだ担当されるのアイドル達や、付き合いの長い私、千川ちひろくらいしか気付いていませんが、これは由々しき事態
そう思い、飲みにでもそ誘って少しでも嫌な気持ちを吐き出して貰おうと、彼女の家に向かう途中私が視たものは
「しっかりしろ愛海!」
「傷は浅いぞ!えっと、アツミ!」
マットに頭から突き刺さった愛海ちゃん。そして彼女に必死に呼び掛けるモバPさんと南条光ちゃんでした。
おそらく愛海ちゃんは、並みいる痴漢を撃退する内に、死角からの襲撃に無意識でも迎撃できるモバPさんに襲いかかったためにあんな姿へ変わり果てたのでしょう。
「目を、目を開けてくれ!愛海ー!」
一度似たような目に逢ったのに、懲りずに実行出来る愛海ちゃんには畏敬の念すら覚えます。
ともあれモバPさんも元気が出ている様子。
私はソッと、その場をあとにしました。
終
と言うわけで終わりです。
書いてる途中、露骨にPの性別判る振り入れ忘れたらこんなことに。
愛海ちゃん及び愛海Pには深くお詫びをば
見てくれた方に感謝を
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