・このスレはオリキャラメインのダンガンロンパ風SSです。
・ダンガンロンパシリーズのネタバレを含みます。
・安価進行ですが内容にそぐわないと判断したものはスルーします。
前スレ
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434803023/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439980480
研究生名簿【男】
夢崎 望(ゆめさき のぞむ)
才能:【超高校級の夢の国の住人】
身長:164cm
体重:55kg
月城 光千兎(つきしろ みちと)
才能:【超高校級の天文学者】
身長:160cm
体重:52kg
影山 移瑠(かげやま うつる)
才能:【超高校級の忍者】
身長:178cm
体重:67kg
周防 肖治(すおう しょうじ)
才能:【超高校級の消防士】
身長:176cm
体重:65kg
美山 挟身(みやま はさみ)
才能:【超高校級の庭師】
身長:172cm
体重:60kg
天龍 響(てんりゅう ひびき)
才能:【超高校級の提督】
身長:183cm
体重:67kg
篠宮 颯(しのみや はやて)
才能:【超高校級の卓球選手】
身長:167cm
体重:58kg
沙神 焔真(さがみ えんま)
才能:【超高校級の呪い師】
身長:175cm
体重:60kg
君塚 蓮二(きみつか れんじ)
才能:【超高校級の心理学者】
身長:182cm
体重:64kg
研究生名簿【女】
七色 風香(なないろ ふうか)
才能:【超高校級のアロマセラピスト】
身長:152cm
体重:46kg
胸囲:84cm
御調 鞠亜(みつぎ まりあ)
才能:【超高校級のピアニスト】
身長:156cm
体重:48kg
胸囲:83cm
神鳥 怜子 (しんどり れいこ)
才能:【超高校級のエレベーターガール】
身長:164cm
体重:53kg
胸囲:85cm
黒宮 撫子(くろみや なでしこ)
才能:【超高校級の黒子】
身長:149cm
体重:43kg
胸囲:77cm
クレア・プリーモ
才能:【超高校級のスケート選手】
身長:163cm
体重:49kg
胸囲:80cm
裁目 美心(たちめ みしん)
才能:【超高校級のお針子】
身長:155cm
体重:47kg
胸囲:79cm
碓氷 茜(うすい あかね)
才能:【超高校級の薙刀部】
身長:172cm
体重:58kg
胸囲:87cm
羽毛田 流子(うもうだ りゅうこ)
才能:【超高校級のトリマー】
身長:158cm
体重:49kg
胸囲:80cm
《現時点のステータス》
【ミッションリスト】
『ミッション01』 … 君塚の依頼。黄色いリボンを相応しい人物にプレゼントする。
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
【アイテム】
『黄色いリボン』 … まっ黄色なお子様用リボン。ある人物にプレゼントすると……?
『ハッキング夢枕』×2 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
『特別救助隊バッジ』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ジノフォビア剪定鋏』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
【スキル】
・デイリースキル…(非)日常編スキル
『アトラクト』 … 自由行動時、他のキャラを乱入させることができる
『インクワイアリー』 … ミッション時、ヒントを聞くことができる。
・ユーズスキル…学級裁判時、条件を満たしたときに使用できるスキル
『コークスクリュー』 … 閃きアナグラムの時、精神力3使って不必要な文字を消し去ることができる。
『心眼』 … ノンストップ議論の時、精神力3使ってダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
・オートスキル…学級裁判時、自動で発動するスキル
『夢の国の住人』 … 裁判中一度だけ、発言力が0になった時、残った精神力をすべてを発言力に移すことができる。
『冷静沈着』 … 学級裁判時、5連続正解すると精神力が3回復する
続きは夜に
◇◆
艦内規則
1.研究生達は宇宙ステーション内だけで共同生活を送りましょう。共同生活の期限はありません。
2.夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。
3.施設内について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
4.艦長ことモノクマへの暴力を禁じます。また監視カメラと鍵の掛かっているドアを破壊することを禁じます。
5.意図的に電子研究手帳を破壊することを禁じます。
6.監視カメラの無い場所での就寝と殺人を禁じます。仲良く共同利用しましょう。
7.研究生同士で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
8.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
9.学級裁判で正しいクロを指摘出来なかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。
10.同一のクロが殺せるのは、2人までとします。
11.なお、艦内規則は順次増えていく場合があります。
◇◆
― ??? ―
「……いよいよ起動させる時が来ましたね」
「ああ、ついに……だな」
「まさか……あなたとこんなものを作ることになるとは思いもしませんでしたよ」
「それは俺の台詞だ。呪い師が科学者の真似事をするなんてな」
「僕に言わせればオカルトも科学も最終的に行き着く場所は同じです」
「同じ……?」
「決して相反するものではないということです」
「そういうものなのか?」
「僕からすれば心理学という分野のほうがよくわからないですけどね」
「たしかに……人の心というのは難しいものだ」
「……ちゃんと動くんですよね?」
「問題ない。俺好みの完璧なプログラムを組み込んである」
「……そのあなた好みってのが一番心配なんですけどね」
「ふ……心配するな」
「……まあいいでしょう。とにかく起動してみないことには何もわかりません」
「そうだな、上手くいってるといいが……」
――――
――
―
【CHAPTER02 アンドロイドに愛を、獣に銃弾を (非)日常編】
【8日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
……ああ、もう朝……か。なんだか全然眠れなかった。
昨日のこと……やっぱり現実なんだよね。
美山クンが周防クンを殺して……。
…………。
そういえば……黒宮さんは大丈夫かな。もう誰とも関わらないって言ってたけど……。
……とりあえず食堂へ行こう。黒宮さんも来てるかもしれないし。
― 食堂 ―
夢崎「……おはよう」
沙神「おはようございます、夢崎君」
裁目「……おはようっす」
クレア「…………」
やっぱりみんな元気ないな。昨日あんなことがあったんだから無理もないけど……。
七色「……よう」
天龍「グッドモーニング、MS.七色。そろそろ全員集まった頃かな」
羽毛田「あ、あの……まだ黒宮さんが来てませんよ」
神鳥「やはり昨日のことが堪えてるんでしょうか?少し心配ですね」
御調「わたし……呼んできましょうか……?」
天龍「いや、今はそっとしておいた方がいいだろう」
……そっとしておいた方がいいのかな。
昨日の様子からすると1人にしないほうがいい気もするけど……。
篠宮「黒宮のことも気になるけどよ。俺たちはこれからどうすんだ?」
碓氷「そうね……殺人も起きてしまったものね」
篠宮「つーかお前はどういうつもりなんだよ!昨日のあれはなんだよ!」
七色「そーだぜ。どーして犯人なんて庇ったんだよ?」
碓氷「あら、結果的には犯人じゃなかったじゃない」
碓氷「それに理由なら昨日話したじゃない」
クレア「……たしか嫌われたいとか悲劇のヒロインがどうとかって話だったかしら?」
クレア「そんな理由で納得するとでも思ってるの?」
碓氷「納得してくれなくてもいいのよ?それに……昨日のやり方については私も反省してるし」
夢崎「反省って……?」
碓氷「……やっぱりみんなを巻き込むのはよくないかなって思ったの」
碓氷「だから今度やるときは私だけがひどい目に遭うよう頑張るわね!」
篠宮「だからそれが意味わかんねーんだっての!天龍からも何か言ってやれ!」
天龍「…………」
篠宮「……どうした天龍?」
天龍「……MS.碓氷、君は本当にその考えを改めるつもりはないのかね?」
碓氷「悪いけど私は自分の考えを曲げるつもりはないわ」
天龍「そうか……ならそれもいいだろう」
篠宮「え……おい!よくねーだろ!」
月城「そうだよ☆こんな時だからこそみんな仲良く団結しないと☆」
影山「……団結なんて本当にできるわけ?」
七色「どういう意味だよ?」
影山「……僕たちお互いの秘密を抱えたままじゃん?あれどうするつもりなの?」
影山「誰がどんな秘密を持ってるかもわからないのにお互いを信用できるわけ?」
夢崎「秘密ってシークレットファイルのことだよね」
裁目「そういえばそんなものもあったっすね」
ボクの秘密もこの中の誰かが握ってるってことなんだよな。
ボクはたいした秘密なんてないからいいけど……中には重大な秘密もあるかもしれないんだよね。
篠宮「そういやよ、昨日はあやふやなままだったけど羽毛田の秘密ってあれ本当なのか?」
沙神「……殺人未遂の件ですか」
羽毛田「あ、あれはその……」
裁目「ちょっと待つっすよ。そんなこと話す必要なんてあるんすか?」
篠宮「いや、だって殺人犯がいるとなると……気になるだろ?」
羽毛田「殺しては……いないの」
羽毛田さんの秘密は気になるけど……追究するべきなんだろうか?
クレア「……何にせよはっきりさせておいた方が良いと私様は思うけどね」
裁目「それなら全員の秘密もはっきりさせたほうがいいんじゃないっすか?フェアじゃないっすよ」
沙神「それこそまずいのでは?下手すれば殺人の動機にもなりかねませんよ」
神鳥「それなら誰が誰の秘密を持ってるかだけでも確認しておくというのはどうですか?」
七色「いや、それも駄目だろ」
篠宮「秘密ってそんなに隠さなきゃ駄目なもんか?別に隠す必要なんて……」
月城「篠宮君はいいよね☆自分で自分の秘密持ってるんだから☆」
篠宮「別に好きでそうなったわけじゃねーよ」
……これはまずいかも。なんか空気がどんどんギスギスしていく。
夢崎「ちょっと待ってよ。こういう時はリーダーに決めてもらったほうがいいんじゃないかな?」
夢崎「天龍クンはシークレットファイルの扱いどうすれば良いと思う?」
天龍「……リーダーか。どうなんだろうね?」
御調「えっと……どうと言いますと……?」
天龍「結局殺人は起きてしまった。僕はリーダーに向いてないんじゃないだろうか」
夢崎「そ、そんなことないよ!あれは仕方なかったことで……」
天龍「人が死んでいるのに仕方ないで済まされるわけがない」
夢崎「う……それは……そうなんだけど」
天龍「いっそ別の人がリーダーをやるべきなのではないか?」
羽毛田「で、でもでも他にリーダーやれる人なんていないの!」
クレア「そうね……私様がリーダーを務めてあげてもよくってよ」
篠宮「お前には無理だろ!それなら御調さんの方が……」
御調「ふふん、たしかにボクはリーダーとしての素質も兼ね備えていますからね」
裁目「あー……そういえば御調ちゃんの問題もあったっすね」
御調「問題って何ですか?何も問題はありませんよ」
ますます良くない雰囲気になってきたぞ。収拾つくのかな……?
……そう思ったとき、それは現れた。
モノクマ「やあやあ、良い雰囲気ですね!」
七色「……何しに来たんだよテメー」
モノクマ「うぷぷぷ、そんな邪険にしないでよ。オマエラに朗報を届けにきてやったってのに」
クレア「朗報ですって?どうせ碌なことじゃないんでしょう?」
モノクマ「碌なことかどうかはオマエラしだいですよ」
夢崎「……それで朗報って何?」
モノクマ「いつまでも同じ空間で生活するのも飽き飽きしてきたころだと思います」
モノクマ「そ・こ・で!学級裁判を乗り越える度に宇宙ステーションの施設を開放しちゃうことにしました!」
天龍「開放ってことは……開かなかった扉の先に行けるということか?」
モノクマ「開放されたエリアは電子研究手帳のマップに載せてあります」
モノクマ「あとは自由に探索をしてちょうだいな!バイナラー!」
……言いたい事だけ言ってモノクマは去っていった。
夢崎「新しく開放された施設……」
電子研究手帳を起動し、マップの確認をする。
どうやら居住エリアの今まで入れなかった部屋とメカニカルエリアという場所が開放されたみたいだ。
神鳥「あらあら、行ける場所が増えましたねぇ」
篠宮「……どうする?さっそく探索に行くか?」
碓氷「このまま議論を続けるよりは良さそうね」
影山「もしかしたら脱出の手がかり見つかるかもしれないし?」
天龍「フム、では探索が終わったらまた食堂に集まろうではないか」
……探索か。どうせなら誰かと一緒に行こうかな。
一緒に探索するメンバー(黒宮は選べません)
安価↓2まで
御調、碓氷選択で今日はここまで
マップは次回更新の時に出します
【御調、碓氷 選択】
夢崎「御調さん、良かったら一緒に探索しない?」
御調「わたし……ですか?かまいませんよ」
碓氷「あら、それなら私も同行してもいいかしら?」
夢崎「碓氷さんも?」
碓氷「……やっぱり駄目かしら?」
御調「いえ……一緒に行きましょう……」
夢崎「うん、それじゃあ3人で探索しましょうか」
碓氷「ありがとう。他の人誘ったら嫌な顔されたんだけど……2人は優しいのね」
……こうして見ると普通なんだけどな。昨日のことが嘘みたいに思える。
碓氷「だから2人からももっと嫌われるように頑張らなくっちゃね」
……前言撤回。
碓氷「……どうかした?」
夢崎「ううん、何でもない。とりあえずもう一度マップを確認しておこうか」
◇艦内マップ◆
居住エリアA
http://i.imgur.com/f3A4GXR.png
居住エリアB
http://i.imgur.com/QexkogO.png
居住エリアC
http://i.imgur.com/MYtpclC.png
メカニカルエリアA
http://i.imgur.com/7ymIogy.png
メカニカルエリアB
http://i.imgur.com/EYkQBwE.png
夢崎「居住エリアに新しく開放された場所があるね」
御調「ドレッシングルームと映画館……どちらも娯楽施設のようですが……」
碓氷「ドレッシングルームって衣裳部屋のことよね?」
夢崎「じゃあ服とかキグルミが置いてあるのかな」
御調「キグルミは……ないと思いますけど……」
碓氷「映画館は……映画館よね?」
夢崎「……ここってたしか研究施設のはずだったよね」
夢崎「なんで映画館なんてあるんだろう……?」
碓氷「何にせよ、行って見るしかないわね」
御調「ええ……さっそく行きましょうか……」
― ドレッシングルーム ―
ドレッシングルームに入る。裁目さんと神鳥さんが先に来てこの部屋を探索していた。
この部屋には服はもちろんのこと、着物やキグルミ、その他衣類が豊富に揃っていた。
碓氷「衣食住の衣がここに集まってるってわけね」
夢崎「すごい……本当にキグルミまで置いてあるよ」
裁目「ここにおいてあるキグルミって夢崎ちゃんの着てるのと同じなんすか?」
夢崎「いや、ちょっと違うかな。ボクが着てるのはここにあるものと違って防刃、防弾加工してあるし」
神鳥「あらあら、特別製なんですねぇ」
御調「あ、着物までありますよ……綺麗……」
夢崎「そういえば御調さんて……染物師の霊がとりついてるんだっけ?」
神鳥「着物にはお詳しいんですか?」
御調「いえ……わたしには染物のことは教えてくれないので詳しくは……」
夢崎「え、そうなんだ」
御調「裁目さんの方が詳しいのではないですか……お針子さんですし……」
碓氷「そうねぇ……何か衣服のことで困ったら裁目さんに頼っちゃおうかしら」
裁目「あ、仕事なら有料で引き受けるっすよ」
夢崎「……お金取るんだ」
裁目「当然っす」
……裁目さんに頼るのはいざという時だけにしておこう。
― 映画館 ―
次は映画館へとやってきた。そこまで広くはないが映画を見るだけなら十分な大きさだ。
碓氷「普通の映画館って感じね」
御調「今は何も上映されていない……ようですね……」
夢崎「これって決められた時間に勝手に映画が上映されるのかな?」
碓氷「……あ、何か置いてあるわよ」
夢崎「これは……リモコン?」
適当にリモコンを操作してみる。するとスクリーンに映像が映しだされた。
夢崎「……えっと、どうやらリモコン操作で見ることができるみたいだね」
碓氷「つまり巨大なテレビみたいなものね」
御調「テレビ……ですか……」
……よく見たらDVDプレーヤーのようなものまで置いてある。
用意すればDVDの映像も見ることができるようだ。
― 居住エリアC・廊下 ―
夢崎「居住エリアで開放された部屋はこんなところだね」
碓氷「じゃあ次はメカニカルエリアね」
御調「どんなところなんでしょうか……?」
夢崎「メカニカルっていうくらいだから機械関係の場所だとは思うけど……」
……正直想像もつかないな。ロボットとかいたりするんだろうか?
碓氷「えっと……このドアの先がメカニカルエリアよね?」
碓氷さんがドアの横についているボタンを押してドアを開く。
開いた先はエレベーターになっていた。
夢崎「ここからの移動はエレベーターなんだね」
碓氷「すぐ隣に次のエリアがあるわけじゃないってことね」
そういえばこの宇宙ステーションの構造ってどうなってるんだろう?
全体のマップがあればいいんだけどな。
― メカニカルエリアA・廊下 ―
夢崎「……ここがメカニカルエリアか」
碓氷「見た感じは居住エリアと変わらないわね」
御調「どこから……見てまわりましょうか?」
夢崎「実験室のほうからぐるりと回っていこうか」
碓氷「うーん、なんだか物騒な部屋もあるわね」
夢崎「武器庫……嫌な響だね」
御調「それに……モノクマ工場って何でしょう……?」
碓氷「モノクマが量産されてるのかしら?」
……正直あまり見たくないな。そういうわけにもいかないけど。
― メカニカルエリア・実験室C ―
ここが実験室……なんだかよくわからない機械がたくさん置いてある。
夢崎「見たこともないような機械がずらりと並んでるね」
碓氷「何をどう実験するのか想像もつかないわ」
御調「お手上げ……ですね……」
完全にボクたちの専門外みたいだ。ここで調べられることはあまりなさそうだな。
七色「なんだよ、フィッチーたちもわかんねーのか」
夢崎「あ、七色さんもここを探索してたんだね」
七色「まーな。他の実験室も見てきたがどれも似たような感じだったぜ」
七色「わけのわかんねー機械やら実験器具で溢れかえってたな」
碓氷「うーん……誰か機械に詳しい人っていなかったかしら?」
七色「マリッチにとりついてるユーレーはどうなんだよ?自分のこと天才とか言ってたよな?」
御調「……えっと……駄目……っぽいです……」
七色「マジかよ。意外と駄目駄目だな」
夢崎「まあ仕方ないよ。さすがに専門家じゃないとわからないと思うし」
七色「ま、わかったところでたいして意味なさそーだしな」
碓氷「それじゃあこの部屋の探索はもういいわね。次行きましょう」
眠いから今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
― 研究室 ―
次にボクたちは研究室へと足を運んだ。ここはいくつかのブースに分かれているみたいだ。
各ブースには机と椅子……それからパソコンと大量の資料が置かれていた。
夢崎「へえ……研究室ってこんな風になってるんだ」
碓氷「あ、パソコンが置いてあるわよ。あれで何か情報を手に入れられないかしら?」
月城「残念だけどそれは無理みたいだぞ☆」
先にルナちゃんがこの部屋の探索に来てたみたいだ。でも無理ってどういうことだろう?
御調「ルナさん……もうパソコンを調べたんですか?」
月城「調べたというか……調べられないことを調べたって感じかな☆」
月城「なんかパソコンのケーブルが全部なくなってて使うことができないっぽいぞ☆」
夢崎「それって電源も入らないってこと?」
月城「うん☆そうみたいなの☆」
碓氷「それは残念ね……何かわかると思ったのに」
月城「あ、でもでも資料は手を付けられてないみたいだから見放題だよ☆」
御調「資料と言われても……わたしたちにはさっぱりですね……」
月城「そう?けっこうおもしろい研究資料もあるのに☆」
そう言ってルナちゃんは資料を読む作業に戻った。
ボクたちに手伝えることはなさそうだし別の場所の探索に行こうかな。
― 武器庫 ―
武器庫に訪れたボクたちを待っていたのは大量の武器と影山クンだった。
影山「……やあ、ここにはなかなか良いものが揃ってるみたいだよ?」
碓氷「良いものって全部凶器じゃないの」
御調「剣に斧にハンマーに……銃火器までありますよ……」
夢崎「鎖やワイヤーまである。なんでこんなものが……?」
影山「さあ?モノクマが用意したんじゃないの?」
ここから武器を持ち出せば誰でも殺人ができる。ここは特に注意したほうがいいかもしれないな。
影山「爆弾や毒薬とかもあれば良かったんだけど?ここにはないみたい?」
碓氷「良かったって……いったい何に使うつもりなのよ?」
影山「……聞きたい?」
碓氷「……遠慮しておくわ」
あとでどんな武器があるのか……数もチェックしておいたほうが良さそうだ。
他の場所の探索が終わったらまた来よう。
― ロボット保管庫 ―
次にやって来たのはロボット保管庫。どうやらここにはいろんなロボットが置かれているみたいだ。
中には人型のものやクモみたいなもの……それに武装されたロボットまである。
夢崎「す、すごい!まるでSFの世界そのものだよ!」
御調「ふふ……夢崎君てば子供みたいにはしゃいじゃってますね……」
碓氷「どうして男ってこういうのが好きなのかしらね」
夢崎「そりゃあロボットには男のロマンが詰まってるからね!」
碓氷「男のロマンねぇ」
御調「わたしたちにはわからない世界……ですね……」
夢崎「隣の部屋は操作室だって!さっそく見てみようよ!」
碓氷「はいはい、それじゃ行きましょうか」
― ロボット操作室 ―
ロボット操作室は思っていたよりも広々としていた。
そしてその部屋の隅で天龍クンが謎の機械とにらめっこをしているのを発見。
天龍「……おや?君たちも来たのか」
夢崎「先に来てたんだね!もうロボットは動かした?」
天龍「それが……ロボットを動かすためにはパスワードが必要みたいでね」
碓氷「パスワード?それがなくちゃ駄目なの?」
天龍「イエス、何のヒントもないものだから実質ロボットを動かすのは不可能だろう」
夢崎「そ、そんな……ここまで来てなにも出来ないなんて……」
御調「あら……夢崎君が消沈しちゃいました……ふふ……」
……いや、まだ可能性はある。隣に謎の部屋があったはずだ。
そこで何かしらヒントを得られればパスワードがわかるかも……!
― メカニカルエリア・??? ―
マップ上で???と書かれていた部屋に来た。
実験室のような場所を想像していたけど……まるでお姫様が住んでいるかのような部屋だ。
御調「この部屋は……なんでしょう……?」
碓氷「随分と豪華な部屋ね。ベッドなんてカーテン付きよ。初めて見たわ」
たしかに豪華で可愛らしいベッドだ。でもコードのようなものがちらほら見えるのが気になる。
夢崎「誰か住んでるのかな?いや、でもこんなところに住むってのも変な話だよね」
御調「人は……いないみたいですが……」
碓氷「今は誰も使ってないのかしら?私ここに引っ越そうかな」
夢崎「あ、でもこの部屋にはシャワールーム付いてないみたいだよ」
御調「個室に備え付けられてる冷蔵庫も……ありませんね」
碓氷「そうなの?もしかしたらこの部屋は元々人が住むように設計されてなかったのかもね」
夢崎「個室とは違って部屋の出入りも自由みたいだしね」
居住エリアに戻るのが面倒な誰かがこの部屋を改造でもしたのかな?
うーん……謎だ。
― 遠隔操作実験室 ―
ここは遠隔操作実験室。さっき操作室を調べたけどあそことは違うものでも操作するのかな?
クレアさんと羽毛田さんが何かいじってるみたいだけど……。
夢崎「クレアさん、ここって何を操作する場所なの?」
クレア「あら、私様に聞いているの?教えて欲しければまずそれなりの態度を……」
羽毛田「さっきモノクマさんが言ってたんですけど、別のエリアにあるロボットを動かすことができるみたいなの!」
御調「別の場所……ですか?」
クレア「……そうよ。その場所がどこか気になるわよね?それならまずは……」
羽毛田「たしか無重力エリアとか言ってたの!」
夢崎「無重力エリア?そういえば前にルナちゃんがそんな場所もあるって言ってたっけ」
碓氷「まだ行けない場所よね」
夢崎「それで……ロボットは動かすことはできるの?」
クレア「……無理みたいよ。少なくとも今はね」
御調「もしかして……パスワードが必要なんでしょうか?」
クレア「それ以前の問題。ここにある機械は全部動いてないみたいよ」
碓氷「うーん……無重力エリアが開放されないと動かないのかしら?」
……ということは今は何もできないってことだね。
結局ロボットはどれも動かせないのか……。
― メカニカルエリアA・廊下 ―
夢崎「これでこのエリアの部屋は一通り見て回ったね」
碓氷「もうひとつエリアが開放されてたわね」
御調「エレベーターから……行けるんでしょうか……?」
夢崎「マップを見る限りではたぶんそうだね」
碓氷「二つエレベーターがあるのね。どちらからでも行けそう」
……残りはモノクマ工場と格納庫か。どっちもかなり広そうな場所だな。
― 格納庫 ―
ボクたちは先に格納庫へとやってきた。
格納庫というくらいだからロケットのひとつでもあると思っていたがそんなこともないみたいだ。
夢崎「なんかコンテナがたくさん置いてあるね」
碓氷「中には何が入ってるのかしら?」
近くにあったコンテナを開けてみる。
その中には……篠宮クンが入っていた。
篠宮「あ、開いた!助かったぜ!」
夢崎「……篠宮クン何してるの?」
篠宮「いや、実は探索中にコンテナの中を調べようとして入ったんだけどよ」
篠宮「俺がいると気付かずに誰かが閉めちまったみたいなんだ!やられたぜ!」
御調「危うく……第二の殺人が起きるところでしたね……」
夢崎「それで……コンテナの中には何が入ってたの?」
篠宮「俺が入ったコンテナの中は空っぽだったぜ!」
碓氷「空っぽ?じゃあ他のコンテナもそうなのかしら?」
篠宮「全部は見てないからはっきりとは言えねーけどほとんどそうなんじゃねーのか?」
これだけ大量にコンテナがあるのにほとんど空っぽなのか。
時間がある時に全部確認してみようかな。
― モノクマ工場 ―
最後にボクたちはモノクマ工場へと訪れた。
そこは文字通りモノクマを作る工場で……ベルトコンベアには大量のモノクマが流れていた。
夢崎「なんだこれ……モノクマがたくさん作られてる」
御調「これ……全部あのモノクマなんですよね……?」
碓氷「こうやって工場で作られている以上、ただのヌイグルミってことはなさそうね」
夢崎「……今の内に壊しておいたほうがいいんじゃないかな」
碓氷「あ、それいいわね!これ以上モノクマが増える所なんて見たくないわ」
モノクマ「にょほほ!壊しちゃうだって?いいね!やっちゃいなよ!」
夢崎「うわっ、モノクマ!?」
こいつ……いつも突然現れるな。もしかしてそこら中に隠れてるんじゃないのか。
碓氷「……この工場が壊されるのを止めに来たの?」
モノクマ「いえいえ、別にそれを禁止するつもりはありませんよ」
モノクマ「ただボクは忠告しに来ただけなのです」
夢崎「忠告……?」
モノクマ「オマエラ!天井に注目してください!」
天井?特に何もないように見えるけど……。
モノクマ「もしこの工場に手を出したら……こうなっちゃいます!」
そう言うとモノクマはモノクマ製造機にパンチを食らわせる。
その瞬間、部屋中に警報機のサイレンが響きわたった。
碓氷「な、何!?この警報は!?」
夢崎「……あ!天井から何か出てきた!」
天井から出てきたもの……それはマシンガンだった。
そのマシンガンはモノクマの方へと銃口を向け……。
夢崎「あ、危ない!みんなボクの影に隠れて!」
『ズガガガガガガガガガガガ!!!』
モノクマを撃ち始めた。
御調「きゃあ!」
碓氷「ちょ、ちょっとなんなのよ……!」
……どうやらあのマシンガンはモノクマのみを狙っているようだ。
モノクマがあっという間に蜂の巣にかわってしまった。
御調「モノクマが……バラバラに……」
碓氷「どういうことなの……?」
モノクマ「それはですねっ!つまりそーいうことなのです!」
どこからともなくまた現れる。やはりモノクマのスペアはいくらでもあるみたいだ。
モノクマ「このモノクマ製造機に危害を加えると今みたいにマシンガンで蜂の巣にされちゃうのです」
モノクマ「と言っても死ぬまで撃ちつづけるわけじゃなくてさっきみたいにある程度撃ったらそれで止まるんですけどね」
夢崎「……マシンガンはモノクマだけを狙ってたみたいだけど危害を加えた人だけを撃つの?」
モノクマ「そうですね。基本的には危害を加えたものに銃口を向けるようになってます」
……壊そうとすればマシンガンの餌食か。下手に手を出せないな。
モノクマ「ま、こんなんで誰か死んでもつまらないからこのことはちゃーんと全員に伝えておいてよね」
碓氷「そうね……あとで報告しておかなくちゃ」
……これで新しく開放された場所は全部探索し終えたかな。
そろそろ食堂に戻ろうか。
今日はここまで
ひとまず探索終了。本当は今の3倍近くマップあったけどどう考えても必要ないので削りました
新キャラは次回出てきます
次回更新は明日か明後日に
― 食堂 ―
探索を終えたボクたちは食堂へと戻ってきた。
すでにほとんどの人が集まっていたけど、やっぱり黒宮さんの姿はなかった。
天龍「フム、全員戻ってきたようだね。では報告会といこうか」
羽毛田「あの、まだ沙神さんが戻って来てないの」
クレア「あら、本当ね。私様を待たせるなんてなかなかいい度胸じゃない」
七色「どーする?戻ってくるの待つか?」
天龍「……いや、先に始めよう。報告会の内容は後で彼に伝えればいいだろう」
神鳥「じゃあ私から報告させてもらいますねぇ。私は居住エリアを探索してました」
神鳥「新しく開放されたのはドレッシングルームと映画館だけで他の場所は変わりありませんでしたねぇ」
神鳥「映画館は……まあ、そのまんまですね。DVDを持ち込めば好きな映画を見ることができるようですよ」
裁目「ドレッシングルームには服なんかの衣類がバッチリ揃ってたっすよ」
裁目「中には更衣室と仕立て室もあったっすね」
七色「アタシは実験室を調べてたぜ」
七色「ま、よくわかんねー実験道具ばっかで何もわかんなかったけどな」
月城「アタシは研究室でずっと資料を読んでたよ☆」
月城「パソコンも置いてあったけど全部コードがなくなってて使うことが出来なかったぞ☆」
天龍「パソコンさえ使えれば何かわかりそうなものなのだがな……」
影山「僕は武器庫を探索してた系?」
影山「銃火器に鈍器に刃物に鎖にチェーンソーに……爆弾や毒以外の凶器は大体揃ってたんじゃない?」
クレア「その部屋は要注意ね。できれば立ち入り禁止にしたいところだけど……」
碓氷「モノクマが邪魔しそうね」
天龍「フム、後で武器庫の凶器はすべてチェックしておかなければな」
夢崎「ボクはロボット保管庫と操作室を調べたよ!」
夢崎「残念ながらロボットを動かすことはできなかったけどね」
クレア「遠隔操作実験室も同じね。無重力エリアのロボットを動かすための部屋だそうだけど今は使えないみたい」
御調「そういえば……ロボット保管庫の隣に個室のような部屋を見つけました……」
御調「わたしたちの個室とは違い……自由に出入りが可能でしたね」
羽毛田「私もその部屋を見たの!なんだか豪華なベッドがありましたね」
羽毛田「誰か住んでるんでしょうか?」
天龍「まだ何とも言えないね」
篠宮「俺はずっと格納庫に閉じ込められてたぜ!」
碓氷「正確に言えば格納庫のコンテナの中ね」
夢崎「格納庫には大量のコンテナがあったね。どれも空っぽらしいけど」
篠宮「そうだな!他に目新しいものはなかったぜ!」
碓氷「えっと、最後はモノクマ工場ね」
碓氷「あそこではモノクマ製造機があるんだけど……」
碓氷「それを壊そうとするとマシンガンで蜂の巣にされちゃうみたいなの」
羽毛田「は、蜂の巣……なの?」
碓氷「実際にモノクマがそれにパンチしてマシンガンで撃たれているのを目撃したわ」
七色「目撃って……オメーらは大丈夫だったのか?」
夢崎「あくまで製造機を壊そうとした人を狙うみたいだね。……いや、人じゃなくても反応するみたいだけど」
神鳥「やはり壊されるとモノクマも困るのでしょうかねぇ」
クレア「誰か壊してくれないかしらね」
神鳥「夢崎さんのキグルミは防弾仕様なんですから試してみるってのはどうですか?」
七色「それはいいな!ドレッシングルームに予備のキグルミがあるし全部尽きるまで試そーぜ!」
夢崎「嫌だよ!耐えられないことはないだろうけど……痛いし」
……そもそもドレッシングルームのキグルミは防弾仕様じゃないからね。
天龍「……フム、報告はこんなところか」
クレア「脱出の手がかりは何もなさそうね」
篠宮「くっそー、格納庫にロケットのひとつでもあればよかったのによー」
月城「あったところで誰も運転できないと思うよ☆」
天龍「せめてロボットでも動かすことができればモノクマにも対抗できるかもしれないのだが……」
夢崎「たしかパスワードが必要なんだよね」
神鳥「パスワード……何かヒントはないんですか?」
天龍「残念ながら何もないね」
月城「うーん……じゃあ行けるところが増えただけで状況はたいして変わってないってことなんだね☆」
裁目「そうみたいっすね」
影山「……そう悲観することもないんじゃない?」
影山「少なくとも前より殺人しやすくなったと思うけど?」
篠宮「むしろ駄目じゃねーか!状況悪化してるだろ!」
神鳥「シークレットファイルのこともありますからねぇ。あれどうしましょうか?」
天龍「そうだな……それについてはMr.沙神が戻ってきてから……」
沙神「すみません、少し戻ってくるのが遅れました」
夢崎「あ、沙神クン今までどこに……」
……どうして遅れたのか聞くため沙神クンの声がした方へと振り返る。
そこには沙神クン以外にもう1人……小さな女の子が立っていた。
月城「あ!女の子だ!可愛い!」
天龍「Mr.沙神……その子はいったい誰なんだ?」
羽毛田「も、もしかして沙神さんの隠し子ですか!?相手は誰なんですか!?」
沙神「ええと……なんて説明したものか……」
沙神「とりあえず自己紹介してもらってもよろしいですか?」
??「……わかったのじゃ。」
??「わらわの名前はヒメ。アンドロイドなのじゃ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【超高校級のアンドロイド】
ヒメ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
夢崎「えっと……アンドロイド?」
碓氷「アンドロイドって……人型ロボットのことよね?」
天龍「ノーウェイ、まさか本物じゃないだろうね?」
クレア「……沙神、これはどういうことなの?」
沙神「どうやら……この子は本物のアンドロイドのようです」
ヒメ「うむ、わらわは正真正銘本物のアンドロイドなのじゃ」
羽毛田「で、でも本物の人間そっくりなの!」
ヒメ「む、わらわを疑うのか?それなら証拠を見せてやる」
そう言うとその子はなぜかボクのほうに近づく。
そして……椅子に座ったボクをそのまま持ち上げた。
夢崎「うわっ、わわ……!」
篠宮「う、嘘だろ……夢崎を持ち上げたぞ!」
御調「すごい……力持ちさんなんですね……」
ヒメ「どうじゃ?こんなこと普通の子どもにはできまい?」
夢崎「わ、わかったからとりあえず下ろしてくれないかな?」
ヒメ「うむ、しかたないのう」
そしてその子はゆっくりとボクを下ろした。
とても信じられないけど普通の子どもではなさそうだ。
ヒメ「これで信じてもらえたか?」
神鳥「うーん、まだちょっと信じられそうにありませんねぇ」
篠宮「首とか外れないのか?ひょいっと持ち上げてみたり」
沙神「そうですね……この子の首を見てもらえますか?」
七色「首?やっぱ外れるのか?」
ヒメ「外れるわけなかろう。それよりもこのボタンを見るのじゃ」
……首の後ろにボタンが埋め込まれてる。取り外し可能な物ではなさそうだ。
御調「このボタン……なんですか?」
ヒメ「スリープボタンじゃ。このボタンを押すとぐっすり眠れるんだぞ」
月城「このボタン……本物みたいだね☆」
篠宮「なんだ?じゃあこいつは本物のアンドロイドだってのか!?」
ヒメ「だからそう言っておるじゃろう」
天龍「……まあ、君がアンドロイドだってのはひとまず信じようじゃないか」
天龍「それで、君は何者なんだ?どうしてここにいる?モノクマの仲間なのかね?」
ヒメ「そ、それなんじゃが……わらわもよく覚えてないのじゃ」
夢崎「……覚えてない?何も?」
ヒメ「わらわが目を覚ましたのは昨日のことじゃ。その前のことはほとんど記憶にない」
ヒメ「そしてわらわが覚えていることといえば……」
ヒメ「わらわは沙神と君塚によって作られたということだけなのじゃ」
今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
夢崎「沙神クンと君塚クンが……?」
羽毛田「じゃ、じゃあ……ヒメちゃんは沙神さんと君塚さんの子どもということなの?」
沙神「変な言い方はやめてください。そもそも僕にはそんな記憶ありませんし」
神鳥「認知はしないというわけですか……」
沙神「だから勘違いを生むような発言はやめてくださいってば」
七色「そもそもサガミーがロボット作るとは無理だろ」
ヒメ「沙神はこう見えてすごい科学者なのじゃぞ」
夢崎「でも沙神クンて科学者じゃなくて呪い師だったよね……」
月城「じゃあ君塚君は?たしか心理学者だったよね?」
ヒメ「わらわの人格プログラムを作ったのは君塚なのじゃ」
天龍「リアリー?本当なのかね、Mr.沙神?」
沙神「僕に聞かれてもなんとも言えませんが……」
沙神「ただ僕が科学者を目指していたというのは事実です」
羽毛田「そうなんですか?し、知らなかったの……」
ヒメ「……ところで君塚は……あいつはここにいないのか?」
ヒメちゃんの問いに全員が沈黙する。
……しかしそれはいつまでも続かず、沙神クンが静寂を破るように口を開く。
沙神「……君塚クンはモノクマに殺されました。黒宮さんを庇って……」
ヒメ「こ、殺された……?君塚が?ほ、本当……なのか?」
天龍「……事実だ。僕たち全員が死ぬ瞬間を見ている」
ヒメ「そ、そうなのか……君塚のやつが……」
……当然のことだけど、ひどく落ち込んでいる。
こうして悲しんでいるところをみると……とてもアンドロイドには見えない。
夢崎「……ごめん。ボクがもっとしっかりしていれば君塚クンを助けることができたかもしれないのに」
ヒメ「……あやつは誰かを庇って死んだのだろう?皆のせいではない」
ヒメ「それより……聞かせてくれ。今ここはどうなっておるのじゃ?」
……ボクたちは今の状況を全てヒメちゃんに説明した。
記憶を消されて、宇宙ステーションに閉じ込められたこと
コロシアイ生活の始まりを告げられたこと。
そして最初の事件のことを……。
ヒメ「ま、まさかそんなことになっておったとは……」
ヒメ「モノクマとか言うヤツ……許せんのじゃ!わらわが成敗してくれる!」
影山「……やめておいた方がいいんじゃない?ヒメちゃんじゃ勝てないと思うよ?」
ヒメ「いや、駄目じゃ!わらわはこんな現状を見過ごせないのじゃ!」
ヒメ「モノクマ!今すぐ出てくるのじゃ!相手になってやる!」
夢崎「ちょ、ストップストップ!」
ヒメ「止めるでない!相手はクマのヌイグルミであろう?ならばわらわでも手を出せるのじゃ!」
碓氷「だ、駄目に決まってるじゃない!モノクマは一体だけじゃないのよ?」
ヒメ「関係ないのじゃ!君塚の敵をとらねば気がすまないのじゃ!」
……この子本当にアンドロイドなのかな。
さっき人格プログラムがどうと言ってたけど……自我が強すぎるんじゃないのか?
モノクマ「ジャジャーン!呼ばれて飛び出てモノクマ参上!」
天龍「な……呼ばれても出てこなくて良かったのに」
ヒメ「出てきたな!わらわが貴様を成敗してくれる!」
そう言ってヒメちゃんがモノクマに飛びかかり……あっという間に返り討ちにされた。
モノクマ「やめてよね、オマエがボクに勝てるわけないだろ?」
ヒメ「ぐぬぬ……たかがヌイグルミに……」
モノクマ「はあ、使い道があるかもと思って生かしておいたけど……」
モノクマ「めんどくさいからオシオキしちゃおうかな」
御調「オシオキって……まさか規則違反が適用されるんですか……?」
モノクマ「いいえ、コイツはただのマスコットキャラだから規則は適用されませんよ」
七色「じゃあオシオキなんてする必要ねーだろ」
モノクマ「いやいや、ここで唐突に理不尽に新キャラを一掃するのも一興だと思わない?」
篠宮「思わねーよ!」
モノクマ「オマエラは思わなくてもボクは思うの!というわけで止めを刺しちゃいます!」
モノクマはそう言うと、爪を剥き出しにしてすぐさまヒメちゃんへと飛びかかった。
夢崎「くっ……!」
……駄目だ、間に合わない。
このままじゃヒメちゃんが……。
『ガツンッ』
影山「……お遊びはそこまで?これ以上は僕が許さない?」
……間一髪のところで影山クンがヒメちゃんの前に現れた。
モノクマ「およ?なんだよオマエ邪魔するつもりなの?」
影山「……もちろん邪魔するけど?僕が相手する系?」
モノクマ「……ふん、まあいいでしょう」
モノクマ「コイツに圧倒的力の差を見せ付けることもできたしこれで勘弁してやるよ」
……そういい残してモノクマは去っていった。どうやら助かったみたいだ。
影山「……大丈夫?」
ヒメ「あ、ああ……大丈夫なのじゃ。ありがとう」
碓氷「え、というか今……影山君が助けたの?何で?」
影山「……何で?当然のことをしたまでだし?」
天龍「い、いや……人助けなんて君のキャラじゃないだろう……?」
神鳥「何か裏がありそうですねぇ」
羽毛田「逆に不気味なの……」
影山「……僕のことなんだと思ってるわけ?」
ヒメ「そ、そうなのじゃ!みんなひどいのじゃ!」
沙神「ですが……彼は一番コロシアイに積極的でしたしね」
クレア「どう考えてもおかしいわね」
篠宮「何を企んでるか吐きやがれ!」
影山「…………」
ヒメ「……お主どうしてなかなか嫌われておるの」
夢崎「まあまあ、ヒメちゃんも助かったんだから別にもういいんじゃない?」
御調「そうです……そんなに責めるのはさすがに可哀そうですよ……」
篠宮「そうだぞ!自重しろオメーら!」
月城「篠宮君さっきと言ってること全然違うぞ☆」
裁目「……そんなことよりもうすぐ夜時間になるっすよ」
裁目「決めること決めておいたほうがいいんじゃないっすか?」
天龍「フム……それもそうだな。とりあえずMS.ヒメのことは明日また考えるとして……」
天龍「シークレットファイルについては触れない方向でいこう」
天龍「秘密について言及するのは控えるようにしてくれたまえ」
七色「ま、それがいいだろーな」
気にはなるけど……それが一番かもしれないのかな。
篠宮「俺も賛成だ。それから……黒宮と碓氷についてはどうするんだ?」
碓氷「え?私?」
月城「え?私?……じゃないよ!」
碓氷「ちょっと落ち着いてよ。それならさっき言ったでしょ?反省してるって」
篠宮「信用できるわけねーだろ!」
碓氷「そっか……随分嫌われちゃったのね……えへへ」
天龍「……MS.碓氷のことはひとまず放置でいいだろう。問題はMS.黒宮だな」
神鳥「探索中も一切姿を現しませんでしたねぇ。部屋に引きこもっているのでしょうか?」
裁目「とりあえず黒宮ちゃんが自分から出てくるの待つしかないんじゃないっすか?」
天龍「フム、下手に刺激するよりはそのほうがいいのかもしれないな……」
夢崎「そう……なのかな……」
黒宮さんが最後にボクに言ったこと……やっぱり気になる。
天龍「……今日はこれくらいにして明日また話しあうとしよう」
篠宮「そーだな。今日は解散としよーぜ」
夢崎「……うん、そうだね」
~Mid Night~
『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』
『ではではいい夢を……おやすみなさい』
行ける場所が増えても結局状況は変わらない……か。
でも……そんなことはないはずだよね。新しい仲間も増えたし、きっとなんとかなるはず。
諦めない限り……いつかここから出られるはず……。
『8日目 終了』
《8日目リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション01』 … 君塚の依頼。黄色いリボンを相応しい人物にプレゼントする。
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
【アイテム】
『黄色いリボン』 … まっ黄色なお子様用リボン。ある人物にプレゼントすると……?
『ハッキング夢枕』×2 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
『特別救助隊バッジ』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ジノフォビア剪定鋏』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
今日はここまで
ようやく次回から自由行動に入ります
次回更新は明日か明後日に
【9日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
……たしか今日は朝食当番だったっけ。
えっと、誰と一緒だったかな?
朝食担当指名(黒宮は選べません)
安価↓2まで
― 厨房 ―
七色「おっす!今日はフィッチーと一緒かよ!」
夢崎「あれ?どうして七色さんが厨房にいるの?」
七色「どうしてって……クッチーがいないからしかたなく来てんだろーが」
夢崎「待って、でも七色さんて料理できないよね?どちらかと言えばいないほうがいいんだけど」
七色「おい、なんかアタシの扱いひどくねーか?」
影山「……やあ、おはよう?」
夢崎「あ、おはよう、影山クン!」
七色「おっす!カゲッチも朝食つくりに来たのか?」
影山「……自分の分だけだけどね?」
夢崎「そっか……やっぱり今日はひとりでみんなの分の朝食作らなきゃいけないのか」
七色「おい、だからアタシもいるってーの」
……七色さんに料理の邪魔をされないようにしつつ朝食作りをしなきゃ。
何か話でもして誤魔化しながら作ろう。
夢崎「昨日の影山クンすごかったよね」
影山「……すごい?何の話?」
夢崎「ほら、モノクマがヒメちゃんを襲ったとき間に入っていったでしょ?」
七色「つーか何で助けに入ったんだよ?カゲッチらしくないぜ」
影山「……女の子が危険な目に遭ってるんだから助けるのは当然?」
……すごくまともなこと言ってるのに違和感がすごい。
七色「んだよー、アタシが危険な目に遭っても絶対助けねーくせに」
影山「……七色さんを助けて僕に何かメリットあるの?」
夢崎「あ、やっぱりそこは助けないんだ」
七色「くっそー、まさかヒメッチに惚れたんじゃねーだろうな。ロリコンかよ」
夢崎「いや、ロリコンって……」
影山「……ロリコンで何か問題あるわけ?」
夢崎「え?」
七色「は?」
七色「おい……オメー本当にロリコンなのかよ?」
影山「ロリコンっていうか……僕が君主として認めてるのは15歳以下の女の子ってだけの話だし?」
夢崎「それ十分ロリコ……いや、なんでもない」
七色「マジかよ……それはさすがにアウトだぜ」
影山「……勘違いしてもらっちゃ困るけど?別に手は出さないし?」
夢崎「うん……そうなんだ」
まさか影山クンがヒメちゃんを助けた理由がこんな理由だったとはね……。
七色「んだよー、ロリコンにシスコンとか変態しかいねーじゃねーか」
夢崎「待って、シスコンって言った?」
七色「だってフィッチーはシスコンだろ?秘密のファイルに書いてあったぜ」
夢崎「え、ボクの秘密って七色さんのところに来てたの?」
七色「フィッチーが妹をナンパしたキャストをフルボッコにしたことあるっていうクソつまんねー秘密だったぜ」
影山「ふーん……それが夢崎君の秘密なんだ?」
夢崎「何で今それを言ったの!?秘密は黙っておくっていう取り決めだったよね!?」
七色「別にいいじゃねーか。他のやつには黙っておくからよ」
……すでに影山クンに知られたんだけど。
【info】
影山への好感度が上がりました。
七色への好感度が上がりませんでした。
― 食堂 ―
七色さんにシスコンと罵られつつも無事に朝食を作ることができた。
次々に食堂へと人が集まってきたけど……やっぱり黒宮さんの姿はなかった。
神鳥「今日も黒宮さんは欠席ですか……大丈夫でしょうか?」
碓氷「昨日黒宮さんを見かけた人はいる?」
……全員が見かけてないと言う。
もしかしたら部屋から一歩も出ていないのかもしれない。
天龍「アイシー、誰も見ていないのか」
羽毛田「心配なの……あとで様子でも見に行こうかな」
篠宮「……心配?なんかそれ違わねーか?」
羽毛田「え、どういうこのなの?」
篠宮「だってこの前の事件を起こしたのって実質黒宮みたいなもんだろ?」
篠宮「黒宮が何かしでかさないかは気になるけどよ。悪いけどあいつに同情はできないな」
クレア「たしかに要注意人物ではあるかもしれないわね」
月城「正直言うと黒宮ちゃんて怖いところあるかも……素顔も見せてくれないし」
夢崎「ちょっと待ってよ。悪いのは全部モノクマじゃないか」
夢崎「ボクには……黒宮さんが悪いとは思えない」
影山「……僕はどうでもいい?」
御調「わたしも……正直どうなのか……わからないです……」
篠宮「天龍、お前はどうなんだ?」
天龍「……僕はMr.夢崎の意見に賛成だ」
天龍「MS.黒宮が何も悪くないというつもりはないが……」
天龍「僕たちの敵はあくまでモノクマだ。それを間違えてはいけない」
天龍「とにかくMS.黒宮が部屋から出てこない以上今は各々が注意するしかない」
天龍「……それでいいね?」
篠宮「む……天龍がそう言うならそれでいいぜ」
天龍「それから……Mr.沙神、MS.ヒメは今どうしてるのかね?」
沙神「自分の部屋にいると思いますよ。どうやらメカニカルエリアにあった個室が彼女の部屋のようです」
天龍「オーケー、彼女についてはまだわからないことだらけだからね。あとでお邪魔させてもらうとしよう」
……ヒメちゃんか。ボクも少し話しておきたいな。
天龍「とりあえず今日は各自探索を進めるようにしてくれたまえ」
天龍「何かわかったことがあれば僕に報告を忘れずに」
……これで朝食会は解散となった。
さて、ボクはこれからどうしようかな……。
【info】
・自由行動時に研究生以外にヒメを選ぶことができます。
・自由行動時に黒宮を選択した場合、コンマ判定が入ります。
~Mornig Time~
今日はどうしようかな。誰かに会いに行くのもいいけど……。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>62】)
安価↓
【篠宮 選択】
― 格納庫 ―
篠宮「夢崎じゃん。こんな所に来てどうしたんだ?」
夢崎「昨日ここを探索しきれなかったから調べに来たんだよ。篠宮クンは?」
篠宮「俺もそんなところだ!一緒に探索しようぜ!」
夢崎「うん、いいよ!」
篠宮クンと格納庫を走り回って探索をした。
結局何も見つからず、ひとまず休憩。疲れを全然見せてない篠宮クンに何か聞いてみようかな。
1.さすが卓球選手だね。
2.いつも全力疾走してるね。
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「全力で走ったのに疲れてないね。さすが卓球選手だけのことはあるね」
篠宮「へへ、それだけが取り得みたいなもんだからな」
夢崎「そういえば篠宮クンてどうして卓球をやってるの?」
篠宮「卓球をやってる理由か?そりゃ俺には才能があるからだな!」
夢崎「才能があるから……?」
篠宮「正直勝負事なら何でも好きなんだけどよ。俺って勝負事には弱いみたいなんだよな」
篠宮「俺が弱いと向こうも本気出さないから大しておもしろくもない勝負しかできないんだ」
篠宮「夢崎とは前に勝負したことあるからなんとなくわかるだろ?」
……そういえば前にダーツ勝負したときはあっさり勝っちゃったっけ。
篠宮「でも俺には卓球の才能があるみたいでよ。これなら強いやつとも互角に勝負できる」
篠宮「つまり俺が卓球をやってるのは……」
篠宮「本気で勝負できるからって感じだな」
夢崎「本気の勝負か……なんだか燃えるね!」
篠宮「そうだろ!全力で戦うってのは良いよな!」
篠宮「そういや夢崎はファイターなんだよな?」
夢崎「うん、一応そういう設定になってるね」
篠宮「夢崎はどうしてファイターなんてやってるんだ?やっぱ強くなりたいからなのか?」
夢崎「キャラ作りってのが理由かな」
篠宮「……そ、そうか。キャラ作りか」
夢崎「もちろん強くなりたいって理由もあるけどね!」
篠宮「そ、そうだよな!」
……まあ、一番の理由はもっと別にあるけどね。
【info】
篠宮への好感度が上がりました。
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
【神鳥 乱入】
神鳥「あらあら、2人とも楽しそうなことしてますねぇ」
篠宮「おうよ!神鳥も一緒に走るか?」
神鳥「ふふ、私は遠慮しておきますね」
夢崎「神鳥さんもここを探索しにきたの?」
神鳥「そんなところですかね」
神鳥「それはそうと夢崎さん、聞きたいことがあるのですが……」
夢崎「……何かな?」
神鳥「パンツ見つかりましたか?」
夢崎「ちょ、神鳥さん!?」
篠宮「パンツ……何のことだ?」
夢崎「い、いや何でもないよ!」
ここは何とか誤魔化さなきゃ……!
1.ここってパンツァー……戦車とか置いてそうだよね!
2.たまにはパンとか食べたくなるよね!今度作ってみようか!
3.自由安価
安価↓
【選択 3 正直に話す】
……いや、ここはあえて話してもいいんじゃないか?
だってボクは無実なんだし……。
夢崎「実は……パンツ泥棒を探してるんだよね」
篠宮「え!?そんなやついるのか!?いったい誰のパンツが盗まれたんだよ!」
神鳥「あらあら、それは秘密ですよ。でも御調さんではないので安心してください」
篠宮「そ、そうか……それなら安心だな」
夢崎「……それで安心しちゃうんだね」
篠宮「つーかなんで夢崎がパンツ泥棒なんて探してるんだ?」
夢崎「そ、それは……」
神鳥「理由は言えませんが夢崎さんがパンツ泥棒じゃないかと疑ってるんですよぉ」
篠宮「何だと!?夢崎がパンツ泥棒!?」
夢崎「違うからね!けっしてボクじゃないからね!」
篠宮「ほ、本当か……?」
夢崎「もちろんだよ!ボクがパンツなんて盗むわけないじゃないか!」
篠宮「……ま、そうだよな。夢崎がそんなことするわけないか」
……よかった。一応、信じてもらえたみたいだ。
夢崎「ちなみに篠宮クンはパンツ泥棒について何か知らないかな?」
篠宮「そんなこと言われても何も知らないな。もっと情報はないのか?」
夢崎「えっと、盗まれた場所は……言えないし」
夢崎「盗まれた人が誰かは……」
神鳥「秘密です」
篠宮「じゃあ神鳥は何で夢崎がパンツ泥棒だと思ったんだ?」
神鳥「状況から考えると女子か夢崎さん以外に盗める人はいなかったからです」
篠宮「何だそれ?どんな状況だよ!」
夢崎「それは……ちょっと言えないかな」
……言ったらボクの覗きがバレるからね。
篠宮「……よくわかんねーけど何かの勘違いってことはないのか?」
神鳥「ないと思いますよ」
篠宮「じゃあ誰かがふざけて隠したけど大ごとになって言えなくなったとか」
神鳥「隠す場所なかったんですよねぇ」
篠宮「じゃあ……夢崎しか犯人いないな!」
夢崎「う……やっぱりそうなっちゃうんだよね」
神鳥「ですよねぇ。でも夢崎さんは違うと言ってますし……もう少し様子見ですかねぇ」
……本当にいったい誰がパンツなんて盗んだんだろう。
ボクじゃないとすれば女子の中にいることになるけど……もしかして碓氷さんの自作自演なんじゃないだろうか。
【info】
神鳥への好感度が上がりました。
今日はここまで
次回更新は土日に
~Day Time~
結局パンツハンターが誰なのかわからないままだ……。
今日はまだまだ時間あるけどどうやって過ごそうかな。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>62】)
安価↓
【ミッション09】
― 居住エリアA・廊下 ―
特に何をするでもなく、なんとなく廊下に出ると月城さんがいた。
月城「あ、夢崎君だ☆ちょうどいい所に来たね☆」
夢崎「……?何かボクに用でもあった?」
月城「前に言ってたお願い……覚えてるかな?」
夢崎「えっと……何だったっけ?」
月城「忘れちゃったの?魔法少女の勧誘のことだぞ☆」
……そういえばそんな約束したっけ。
夢崎「あ、思い出したよ!みんなに魔法少女のコスプレをしてもらおうって話だったよね」
月城「うん☆衣装はもう裁目ちゃんに作ってもらったからあとはみんなを誘うだけだぞ☆」
夢崎「……全員分の衣装あるの?」
月城「もちろんだぞ☆夢崎君の分もあるんだからっ☆」
夢崎「そうなんだ。でも全員を誘うのは難しいかもね」
月城「うーん、じゃあ夢崎君は誰にコスプレして欲しい?」
コスプレして欲しい人か。
誘うとすれば3人がいい所だと思うけど……誰を誘う?
安価↓3まで
【沙神、クレア、黒宮 選択】
夢崎「じゃあ沙神クンとクレアさん……それから黒宮さんも誘おう!」
月城「え、その3人……?」
夢崎「え?駄目だったかな?」
月城「駄目ってわけじゃないけど……一番最初に沙神君の名前が出てくるとは思わなかったかな☆」
夢崎「それはほら、魔法と言えば沙神クンでしょ?」
月城「そうかな……じゃあクレアちゃんは?」
夢崎「クレアさんはコスプレ似合うと思うんだよね!なんせ氷上の妖精って言われてるくらいだし!」
月城「h-ん、まあその2人はいいけど……黒宮ちゃんも誘うの?」
月城「前の裁判から黒宮ちゃんとは会えてないし……ちょっと気まずいかも」
たしかにボク以外の人からすれば黒宮さんはただの殺人未遂犯なのかもしれない。
でもボクは……彼女が事件を起こしてしまったことを後悔していることを知っている。
夢崎「だからこそだよ。この機会に黒宮さんと会って仲直りできないかなって」
月城「そっか……夢崎君がそう言うならそれでもいいかな☆」
夢崎「うん!それじゃあさっそく3人を探しに行こうか!」
― メカニカルエリア・ヒメの個室 ―
沙神「……おや、夢崎君にルナさんではありませんか」
ヒメ「よく来たの!ゆっくりしていくがいい!」
夢崎「ゆっくりしていきたいところだけど、実は用事があってここに来たんだ」
沙神「用事ですか?いったいどのような用件で?」
月城「裁目ちゃんが魔法少女のコスを作ってくれたの☆一緒に試着しよう☆」
沙神「ほう、ヒメに会ったのは昨日だったのによくそんなに早く作ることができましたね」
沙神「さすが超高校級のお針子と言ったところですか」
夢崎「いや、コスは沙神クンのものだよ」
沙神「……ん?」
月城「あ、でもヒメちゃんのコスももちろんあるよ☆」
ヒメ「本当か?わらわも着てみたいのじゃ!」
月城「オッケーだよ☆それじゃああとでドレッシングルームに集合ね☆」
沙神「待ってください。さっき僕の分もあると聞こえたのですが……」
月城「沙神君も遅れずに来るんだぞ☆来なかったらオシオキなんだからっ☆」
夢崎「待ってるからね!」
沙神「いや、ですから僕は……」
ヒメ「楽しみなのじゃ!」
【info】
沙神、ヒメの勧誘に成功しました。
― 書庫 ―
クレア「……あら、何か用かしら?」
月城「あのね、今から魔法少女のコスプレ大会しようと思うの☆」
月城「よかったらクレアちゃんも一緒に参加しない?」
クレア「……見ればわかると思うけど今は読書中なの。あとにしてもらえないかしらね」
月城「えー、あとじゃ駄目だよ☆今着てくれなきゃ☆」
クレア「そんなこと言われても私様はコスプレなんて興味ないわ」
……うーん、どうにかして来てくれないかな。
1.ボクと一緒に魔法少女になってよ!
2.クレアさんの魔法少女姿ぜひ見てみたいな!
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「クレアさんの魔法少女姿ぜひ見てみたいな!」
クレア「……ふふ、そんなに見たいの?」
夢崎「もちろんだよ!だから一緒に……」
クレア「でも駄目。他をあたってちょうだい」
月城「むー、クレアちゃんのケチー☆」
クレア「……私様は読書で忙しいの。さっさと別のところへ行きなさい」
月城「いいもーん☆あとで仲間に入れてっていっても入れないんだからー☆」
クレア「言うわけないでしょ」
……クレアさんは来てくれないのか。少し残念だな。
【info】
クレアの勧誘に失敗しました。
続きは夜に
― 居住エリアC・廊下 ―
夢崎「……やっぱり黒宮さん見つからないね」
月城「部屋にもいないのかな?何度呼びかけても反応なかったよね」
……本当にどこ行ったんだろう?他の人にも聞いてみたけど誰も見てないって言うし。
月城「しかたないから3人でコスプレ大会する?」
夢崎「それはないよ。ボクに沙神クンにルナちゃん……男子しかいないからね」
月城「ヒメちゃんもいるぞ☆」
男子3人に女の子1人。絵面が完全にまずい。
夢崎「……やっぱりもう少しだけ黒宮さんを探すよ」
月城「そう?じゃあアタシは先にドレッシングルームに行くね☆」
夢崎「うん、黒宮さんを見つけたらボクも行くね」
……でもどうやって黒宮さんを探そう。普通に探して見つかるかな。
1.普通に探す(コンマぞろ目で発見)
2.誰かに協力を求める(人物指名)
3.スキルを使ってヒントを聞く
4.自由安価
安価↓
【選択 2.篠宮】
黒宮さんを探すため、篠宮クンに事情を話して協力してもらうことにした。
篠宮「しょうがねーな。いつまでも姿が見えないままってのも気分良くないし……」
篠宮「俺も一緒に探してやるよ!」
夢崎「ありがとう、篠宮クン」
篠宮「でもあいつどこにいるんだ?」
夢崎「それがわかれば苦労ないんだけどね」
さて、どこから探そう?
1.倉庫
2.厨房
3.書庫
4.自由安価
安価↓(コンマぞろ目で発見)
【選択 3】
― 書庫 ―
夢崎「……やっぱりいないね」
篠宮「部屋にこもってるんじゃねーのか?」
夢崎「その可能性はなくないけど……」
篠宮「ま、いーや。別の場所探そうぜ」
夢崎「……うん。次はどこを探そうかな」
1.娯楽室
2.食堂
3.研究室
4.自由安価
安価↓(コンマぞろ目で発見)
【選択 3】
― 研究室 ―
篠宮「見つからないぞ!」
夢崎「やっぱり部屋にいるのかな……」
篠宮「くっそー……こうなったら何がなんでも見つけてやる!」
……そろそろ戻らないとルナちゃんたちが待ってる。
次で見つかればいいんだけど……。
1.ヒメの個室
2.実験室
3.多目的室
4.自由安価
安価↓(コンマぞろ目で発見)
【選択 1】
― ヒメの個室 ―
夢崎「……いないね」
篠宮「どうやら俺の負けみたいだな!煮るなり焼くなり好きにしてくれ!」
夢崎「いや、別に勝負してたわけじゃないからね」
……でもどうしよう。このまま篠宮クンを連れて戻ったほうがいいかな。
それとも黒宮さんの捜索を続行しようか……。
1.一緒にドレッシングルームに戻ろうか
2.ボクはもう少し探すことにするよ
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「ボクはもう少し黒宮さんを探すよ」
夢崎「篠宮クンはドレッシングルームに行ってそのこと伝えてくれないかな?」
篠宮「おう!わかったぜ!」
……ルナちゃんには悪いけど黒宮さんも心配だからね。
このまま探索を続行しよう。
1.医務室
2.トレーニングルーム
3.食料庫
4.自由安価
安価↓(コンマぞろ目で発見)
【選択 1】
― 医務室 ―
夢崎「……ここにもいないか」
……本当に黒宮さんいないのかな。
あの時みたいにスッと消えただけで実はそこにいたりなんて……?
夢崎「このまま闇雲に探しててもしかたがないし……」
夢崎「あと2ヶ所くらい探索したら一度部屋に戻ろうかな」
1.レクリエーションルーム
2.多目的室
3.冷凍倉庫
4.自由安価
安価↓(コンマぞろ目で発見)
【選択 4.夢崎の個室】
― 居住エリアA・廊下 ―
……もしかしたら部屋にいるかもしれない。
そう思ってもう一度居住エリアAへと戻ってきた。
夢崎「……せめて部屋にいるかどうかだけでもわかればいいんだけどな」
黒宮さんの部屋へ行こうとしたその時、自分の部屋の前に誰かがいることに気が付く。
あれはもしかして……。
夢崎「……黒宮さん?」
黒宮「……!ゆ、夢崎……!」
夢崎「よかった、探してたんだよ。でもどうしてボクの部屋に……」
黒宮「うるさいっ……!私にかまわないで……!」
そう言って黒宮さんはその場を離れようとする。
このままじゃまた逃げられる……!なんとかしないと!
1.手を掴んで拘束する
2.抱きしめて逃げられないようにする
3.ボディーブローを食らわせて動きを止める
4.自由安価
安価↓
【選択 2】
……ボクはなりふりかまわず黒宮さんが逃げられないように抱きしめた。
黒宮「……!やめて……!離して……!」
夢崎「離さないよ!黒宮さんのことずっと探してたんだから!」
黒宮「……なんで……いいから離して……私はひとりでいたいんだから……!」
夢崎「……でもみんな黒宮さんのこと心配してる」
黒宮「……そんなはずない。みんな私なんていなくなったほうがいいと思ってる」
黒宮「私のことを待ってる人なんて……誰もいない……」
黒宮「もう私の場所なんて……どこにもないんだからっ……!」
夢崎「そんなことない!少なくともボクはキミの味方だよ!」
黒宮「……なんで?私の味方ってどういう意味?」
黒宮「たかが数回話したことがあるだけのあんたが……」
黒宮「私の味方になる理由なんてないじゃない……!」
黒宮「やめて……もう私にかまわないで……!」
夢崎「……それは違うよ、黒宮さん」
夢崎「ボクがキミの味方になる理由はある」
黒宮「そんなのあるわけない……馬鹿じゃないの」
夢崎「いや、そんなことない。だってボクは夢の国の住人だから」
黒宮「……なによ……それ……」
夢崎「ボクはひとりきりになろうとしてるキミを放っておけない」
夢崎「黒宮さんの居場所がないっていうならボクが必ず作ってみせる」
夢崎「だから……もうひとりきりになりたいだなんて言わないで欲しい」
黒宮「……意味……わかんない。だいたい夢の国の住人って……何……」
夢崎「えっと……ボクにとっては家族……みたいなものかな」
黒宮「……家族……?」
夢崎「うん、ボクは夢の国に捨てられた捨て子でそこで育てられてきたからね」
夢崎「ボクにとっての夢の国ってのは家みたいなものでそこの住人は家族みたいなものなんだ」
夢崎「黒宮さんも夢の国の住人になればいい」
夢崎「そうすれば黒宮さんに居場所だってできる」
黒宮「…………」
夢崎「それに……きっとキミの大切な人だってキミがひとりになって欲しいとは思ってないと思う」
夢崎「だからその……すぐにとは言わないけど前みたいに顔を出してくれると嬉しいかな……なんて」
黒宮「…………」
……どうしよう。黒宮さん黙ったままだけど何かまずいこと言っちゃったかな。
黒宮「……本当に私の味方でいてくれるの?」
夢崎「……!も、もちろんだよ!」
黒宮「……私のせいで3人も人が死んだのよ?」
黒宮「それでも夢崎は私の味方でいてくれるの……?」
夢崎「あれは黒宮さんのせいじゃない……」
夢崎「それに他の全員が敵になろうともボクは黒宮さんの味方になるよ」
黒宮「……じゃあもし私が消えたら……また私を見つけてくれる……?」
夢崎「もちろん!必ず見つけてみせるよ!」
黒宮「……夢崎……私は……」
月城「あ!夢崎君てばこんな所にいた!」
沙神「おや、黒宮さんも一緒のようですね」
篠宮「……ていうか夢崎のやつ黒宮を抱きしめてねーか?」
ヒメ「おお!ラブラブなのじゃ!」
夢崎「いや、これは違……」
黒宮「……夢崎、そろそろ離して」
夢崎「あ、うん、ごめん!」
黒宮「…………」
……ボクが離すと黒宮さんはあっという間に自分の部屋に帰っていった。
篠宮「あ!黒宮のやつ自分の部屋に戻っちまったぞ!いいのか!?」
夢崎「……えっと……どうなのかな」
月城「というか今黒宮ちゃんのこと抱きしめてたよね?何があったの?」
夢崎「そ、それよりもコスプレの方は……」
沙神「夢崎君が帰ってこないのでやめました」
篠宮「それに男子だけってありえねーだろ!それよりさっきのはなんだよ!」
月城「アタシとの約束より黒宮さんとの密会を選んでたんだね……」
夢崎「それはその……」
……この後、黒宮さんと何があったのか説明させられた。
結局黒宮さんを説得できたのかはわからずじまいだったな……。
【info】
・【ミッション09】継続!
・自由行動選択時、コンマ判定なして黒宮に会えるようになりました。
今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
~Night Time~
……ふう、今日は疲れたな。でも黒宮さんに会えてよかった。
さて、夜時間までまだ時間があるけどこれから何しようかな。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>62】)
安価↓
【選択 ミッション01】
夢崎「そういえばこのリボンまだ誰にも渡せてないな」
夢崎「どうしよう……?」
1.誰かに渡しに行く(人物指名)
2.誰かに相談する(人物指名)
3.スキルを使う
4.自由安価
安価↓
【選択 1.ヒメ】
― メカニカルエリア・ヒメの個室前 ―
夢崎「……たしかこのリボンって子供用って誰か言ってたよね」
夢崎「ヒメちゃんなら似合うかもしれないな」
それに拾い物とはいえ君塚クンが残したものだし……
ヒメちゃんに渡したほうがいいのかも。
夢崎「よし、さっそく渡しに行こう……!」
夢崎「……ってあれ?部屋の中から話し声が聞こえる。ヒメちゃん以外に誰かいるのかな?」
人物指名
安価↓
― メカニカルエリア・ヒメの個室前 ―
ヒメ「む、夢崎ではないか!ゆっくりしていくがいいのじゃ!」
沙神「今日はよく会いますね。何か用事でも?」
夢崎「うん、実はこのリボンをヒメちゃんにプレゼントしようと思ってね」
ヒメ「わらわにプレゼントか……?」
夢崎「このリボン……君塚クンが見つけたものなんだ」
夢崎「このリボンが似合う人に渡してほしいって頼まれてたんだけどヒメちゃんに渡すべきだと思って」
ヒメ「君塚のやつが……」
沙神「そのリボン貸してもらってもいいですか?僕が付けましょう」
沙神クンはリボンを受け取ると、ヒメちゃんの頭にリボンをつける。
思っていたとおり、そのリボンはヒメちゃんによく似合っていた。
ヒメ「……ど、どうかの?似合っているか?」
夢崎「うん!可愛いと思うよ!」
ヒメ「そうか……それはよかったのじゃ!」
ヒメ「夢崎!礼を言うぞ!」
よかった。これで君塚君の依頼もちゃんとこなすことができた。
そういえばヒメちゃんの製作……には君塚クンも関わってるって言ってたよね。
君塚クンのこと……少し聞いてみようかな。
1.君塚クンがアンドロイド製作に関わってたって本当なの?
2.君塚クンてどんな人だったの?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「もしよかったら教えて欲しいんだけど……」
夢崎「君塚クンてどんな人だったの?」
ヒメ「君塚か……わらわにはよくわからぬがとんだ変人だったらしいぞ」
夢崎「変人……?たしかにたまに変わったこと言ってたような気がするけど……」
沙神「どうやらヒメのこの言葉遣いも君塚君の趣味だったようですよ」
夢崎「え、そうなの?」
ヒメ「うむ、その通りじゃ!それにわらわがこんなに小っちゃいのもあやつのしゅみとやらのせいらしいのじゃ」
夢崎「へえ……そうなんだ」
意外すぎる。あの君塚クンにこんな趣味があったなんて……。
沙神「ちなみに彼がアンドロイドに興味を抱いたのは自分だけのハーレムを作るためだそうですよ」
ヒメ「アンドロイドは3次元にして最も2次元に近い存在……とかなんとか言っておったのじゃ」
夢崎「…………」
沙神「ちなみに彼が心理学を研究し始めたのもその萌えとやらがきっかけだったらしいですね」
ヒメ「究極の萌えを作り出すことこそが俺の夢だ!……と言ってたのじゃ」
夢崎「…………」
ヒメ「他にもあるぞ!あれは……」
このあと、数時間ほど君塚クンの話で盛り上がった。
……できれば知らないままのほうがよかった情報ばかりだった。
【info】
・【ミッション01】をクリアしました!
『ミッション01』 … 君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
・アイテム『黄色いリボン』がなくなりました。
・沙神への好感度が上がりました。
・ヒメへの好感度が上がりました。
~Mid Night~
『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』
『ではではいい夢を……おやすみなさい』
……もう夜時間か。今日はいろいろあったな。
さて、今日はもう寝ようかな……。
アイテムを使いますか?
1.『ハッキング夢枕』使用(人物2名指名)
2.『特別救助隊バッジ』使用
3.『ジノフォビア剪定鋏』使用
4.使わない
安価↓
短いですが今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
【選択 2】
― ??? ―
夢崎「……ここは……?」
周防「どうした夢崎?寝ぼけてるんじゃないのか?」
夢崎「周防クン……?」
周防「……まるで死人でも見るかのような目でこちらを見ている」
周防「……どうやら夢崎は本当に寝ぼけているようだ」
夢崎「いや、ボクは寝ぼけてないからね」
周防「む、そうか、それならいい」
どうして周防クンがボクの前にいるのかわからないけど……
今のうちに何か話しておこうかな。
1.周防クンが消防士になった理由って何かな?
2.周防クンは夢とかある?
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「周防クンて自分の意志で消防士になったんだよね?」
周防「ああ、そうだな」
夢崎「何か理由とかきっかけってあったの?」
周防「俺が消防士の道を選んだきっかけか……」
周防「単純にかっこよかったからってのが理由だな」
夢崎「なかなか男らしい理由だね!」
周防「なんていうかこう、昔からヒーローとか正義の味方とかそういうものに憧れてたんだよ」
周防「それで現実的に考えてみて……それに近いのが消防士だったって感じだな」
夢崎「へえ、そうなんだ。高校卒業してからなろうとか考えなかったの?」
周防「最初はそう考えてたんだけどな……」
周防「ただ年齢・国籍問わず能力があれば入ることができる救助隊が海外にあるって聞いて挑戦してみたくなったんだ」
夢崎「それで本当に入れちゃうんだからすごいよね」
周防「おいおい、それでもかなり苦労したんだぜ」
周防「きついトレーニングは当然のこと、英語だって話せなくちゃ話にならないから勉強だってした」
周防「正直入隊する前に死ぬかと思ったな」
夢崎「……それでもやっぱりすごいよ。それで夢叶えちゃうんだからね」
周防「夢……か」
周防「夢崎はどうして夢の国の住人なんてやってるんだ?」
夢崎「ボクは元々夢の国出身なんだよ!」
周防「そういう設定の話じゃなくて夢崎自身の話をだな……」
夢崎「いや、だからボクは本当に夢の国出身なんだよ。夢の国で生まれて育てられたんだ」
周防「……夢崎はどこまで本当のことを言ってるのだろうか」
周防「……夢の国の住人として設定を徹底的に重視しているのか。それとも本当に夢の国で……」
夢崎「ほ、本当だよ!夢の国の住人としてじゃなくてボクは本当に夢の国出身なんだ」
周防「そうか。疑ってすまないな」
夢崎「いや、いいんだよ」
周防「だが……そうなると夢崎は自分の意思で夢の国の住人を始めたわけじゃないんだな」
夢崎「まあ、そうなるのかな」
周防「夢崎は何か他になりたいものとかないのか?」
夢崎「他になりたいもの……考えたこともなかったな」
周防「そうか。それなら一度は自分の歩む道ってのを考えたほうがいいかもな」
周防「夢の国の住人を続けるにしても別の道を行くにしても……な」
夢崎「別の道か……」
周防「さ、俺はもう行くぜ。後のことは……頼んだぞ」
夢崎「うん……ボクにまかせて」
周防「……じゃあな」
―
――
――――
【info】
・アイテム『特別救助隊バッジ』がなくなりました。
・スキル『正義感』を手に入れました。
『正義感』 … 精神力の最大値が2増える。
《9日目リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … 君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
【アイテム】
『黄色いリボン』 … まっ黄色なお子様用リボン。ある人物にプレゼントすると……?
『ハッキング夢枕』×2 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ジノフォビア剪定鋏』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
【スキル】
・デイリースキル…(非)日常編スキル
『アトラクト』 … 自由行動時、他のキャラを乱入させることができる
『インクワイアリー』 … ミッション時、ヒントを聞くことができる。
・ユーズスキル…学級裁判時、条件を満たしたときに使用できるスキル
『コークスクリュー』 … 閃きアナグラムの時、精神力3使って不必要な文字を消し去ることができる。
『心眼』 … ノンストップ議論の時、精神力3使ってダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
・オートスキル…学級裁判時、自動で発動するスキル
『夢の国の住人』 … 裁判中一度だけ、発言力が0になった時、残った精神力をすべてを発言力に移すことができる。
『冷静沈着』 … 学級裁判時、5連続正解すると精神力が3回復する
『正義感』 … 精神力の最大値が2増える。
>>143でアイテムの入手について書き忘れてたので追加しました
【10日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
今朝はなんだか変な夢を見たな。
ボクの夢か……考えてもすぐには答えでないや。
『ピンポーン』
……こんな時間にいったい誰だろう?
とりあえずドアを開けて確認してみようかな。
黒宮「…………」
夢崎「あ、黒宮さん!おはよう!」
黒宮「……おはよう」
夢崎「えっと……こんな朝早くどうしたの?」
黒宮「……中、入れてもらってもいい?」
夢崎「ボクの部屋に?もちろんかまわないよ」
もしかして昨日のことかな。
そういえば勢いに任せていろいろとやっちゃったな。怒ってたらどうしよう。
― 夢崎の個室 ―
黒宮「その……聞きたいことがあるんだけど」
夢崎「何かな?」
黒宮「……その……昨日はどうやって私を見つけたの?」
夢崎「え、どうやってて……普通に黒宮さんのこと探してただけだよ」
黒宮「……探してた?私のことを?」
夢崎「うん!黒宮さんに魔法少女のコスプレをしてもらいたくて!」
黒宮「…………」
……気のせいか黒宮さんが軽蔑の眼差しを向けているような気がする。
顔が見えないからわからないけど。
黒宮「……何それ、馬鹿じゃないの?」
夢崎「ば、馬鹿じゃないよ!黒宮さんなら絶対に似合うと思ったんだから!」
黒宮「意味わからない。そんな理由で私を見つけたなんて……」
黒宮「まるで……みたいなこと……」
夢崎「……?今なんて……?」
黒宮「何でもない。それより昨日言ったことって……その……」
昨日のこと……もちろん、黒宮さんの味方でいるって話だよね。
夢崎「……キミの味方でいる。その言葉に嘘はないよ」
黒宮「……その言葉……信じてもいいの?」
夢崎「もちろんだよ。夢の国に誓ってボクは嘘をつかない」
黒宮「……わかった。本当はもうひとりきりでいるつもりだったけど……」
黒宮「夢崎がそう言うなら……もう少しだけ、一緒にいようと思う」
黒宮「たとえ他のみんなが私のこと許してくれなくても……」
夢崎「大丈夫!悪いのは全部モノクマなんだから!きっと他のみんなも許してくれるよ!」
黒宮「もし駄目だったら……その、ちゃんと責任とってね」
夢崎「せ、責任……?どうすればいいかわからないけど、とにかく約束は守るよ!」
黒宮「……うん、ありがとう。絶対だよ」
夢崎「…………」
今までとのギャップのせいか……その言葉にドキッとして言葉に詰まった。
なんだろう……昨日までの黒宮さんとは違う雰囲気を醸し出しているような……。
黒宮「……?私……何か変なこと言った?」
夢崎「い、いや!何も言ってないよ!うん!」
黒宮「そう……それならいいけど」
夢崎「よし!それじゃあ食堂へ行こうか!みんな待ってるよ!」
黒宮「……うん」
― 食堂 ―
ボクと黒宮さんは少し遅れて食堂へと向かった。
すでに全員が揃っていて……そこにはヒメちゃんの姿もあった。
天龍「レイト!遅いぞ、Mr.夢崎……と一緒に来たのはMS.黒宮か?」
碓氷「あ、黒宮さん!もう大丈夫なの?」
黒宮「……私は大丈夫。それより私みんなに言いたいことがあって……」
神鳥「……言いたい事……ですか?」
黒宮「前の事件は私が引き起こしたようなもの……」
黒宮「だからみんなにあやまっておきたいの……ごめんなさい」
黒宮「謝ったところで死んだ人は戻ってこないし、みんな許してくれないかもしれないけど……」
黒宮「でももう事件は起こさないって約束する。だから……本当にごめんなさい……」
クレア「……本当に約束できるのかしらね?」
夢崎「大丈夫だよ!それはボクが保障するし!」
クレア「なんで夢崎が保障するのよ。というかなんで一緒に来たわけ?」
夢崎「それは……いろいろあってね!」
篠宮「いろいろって何だよ!本当に信用できるのか?」
月城「アタシもちょっと心配だけど……夢崎クンがそう言うなら信じようかな☆」
御調「わたしも……それでいいと思います……」
篠宮「ぐ……御調さんがそう言うならしかたないな!」
裁目「みんなお人よしすぎないっすか?いや、駄目とか言ってるんじゃないっすけどね」
天龍「フム、僕も言いたいことはあるが……まあ、いいだろう」
天龍「ひとまずは夢崎の言葉を信じることにしようじゃないか」
夢崎「天龍クン……」
天龍「だが勘違いしないでくれたまえよ。MS.黒宮のことを信用したわけじゃない」
天龍「信用と言うものはすぐに戻るものではない。MS.黒宮を信用するかどうかはこれからの行動しだいだ」
黒宮「……もちろん、わかってる」
……よかった。ひとまずは受け入れてもらえそう。
特に心配することもなかったかな……。
ヒメ「……?沙神、こやつは誰じゃ?」
沙神「……この方は前に話した黒宮さんですよ」
ヒメ「こやつが君塚がかばったというやつか……?」
黒宮「……夢崎、この子誰?」
夢崎「えっと……沙神クンの隠し子みたいなものかな……」
羽毛田「違います。沙神さんが作ったアンドロイドです」
夢崎「あ、うん。この子はアンドロイドみたいなんだよね。名前はヒメって言うらしいんだ」
黒宮「……本物なの?」
ヒメ「本物なのじゃ。……それよりお主が君塚のやつにかばってもらったというのは本当か?」
黒宮「……本当のことよ。君塚は私をかばって……死んだ」
ヒメ「……そうか」
それだけ言うとヒメちゃんはそそくさと食堂から出て行った。
まるで黒宮さんから距離を置くように……。
黒宮「夢崎、今の子は……」
夢崎「実は……」
黒宮さんにヒメちゃんのことを話した。
君塚クンとの関係やここで出会ったときのことを……。
黒宮「……そう。あの子は君塚の……」
夢崎「ヒメちゃん大丈夫かな。変なこと考えてなければいいんだけど」
沙神「……それなら心配ないでしょう」
黒宮「心配ないってどういうこと?」
沙神「……あとであの子の部屋にまで来てください。その時にあの子の秘密を教えましょう」
天龍「ワッツ?秘密とは何かね?」
沙神「それはあとで話します。興味がある人は一緒に来るといいでしょう」
クレア「ここじゃ話せないことなの?」
沙神「そうではありませんが……ヒメも一緒のときに話したほうがいいでしょうね」
七色「なんだよ?全員聞いておいたほうがいい話か?」
沙神「いえ、気になる人だけでかまいませんよ」
神鳥「そう言われると気になっちゃいますよねぇ」
羽毛田「あ、もしかしてあのことですか?」
篠宮「羽毛田は知ってんのか?」
羽毛田「えへへ、私は沙神さんと一緒に教えてもらったの」
……ヒメちゃんの秘密か。いったい何だろう。
【info】
・10日目自由行動時、ヒメを選べなくなりました。
・10日目自由行動3回目にイベントが入ります。
~Mornig Time~
さて、今日は何をしようかな?
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>157】)
安価↓
【選択 ミッション08】
夢崎「そろそろパンツハンターも探さないと神鳥さんに何言われるかわからないな」
夢崎「この前なんて篠宮クンの前でその話されたしね」
……でもパンツハンターが誰かなんてさっぱりわからない。
誰かに相談もしづらいし……どうしよう?
1.誰かに相談する(人物指名)
2.犯人に会いにいく(人物指名・理由もあればそれも)
3.自分が盗んだと神鳥に報告
4.自由安価
安価↓
すみません。よく選択肢に入れ忘れてしまいますがミッション時はいつでもヒントスキルが使えます。
とりあえず今は篠宮選択でいきます。
【選択 1.篠宮】
― 娯楽室 ―
夢崎「篠宮クン、少し相談があるんだけど」
篠宮「何だ?俺でよければ何でも話していいぞ!」
篠宮クンなら前に一度話してるしもう一度相談しても大丈夫だよね。
さて、どうしよう?
1.犯人に心当たりはないか聞く
2.状況をもう少し説明してみる
3.ヒントスキルを使う
4.自由安価
安価↓
スキル『インクワイアリー』 発動
~~~~~~~~~~~~~~~~~
クレア「……パンツハンターを探してる?」
クレア「それは間違いなく怪盗の仕業ね」
クレア「と言いたいところだけどおそらく関係ない」
クレア「……状況を整理しましょうか」
クレア「盗まれた場所は女子大浴場。入ることができたのは女子の電子研究手帳を持ってた人だけ」
クレア「その時は入れたのは夢崎と大浴場の中にいた神鳥を除いた女子全員」
クレア「女子なら盗むことは可能だったけど持ち物検査してるし大浴場内も探索した」
クレア「女子にはパンツを隠す場所がなかったってことになるわね」
クレア「つまり犯人は女子の電子研究手帳なしで大浴場に入ることができた人物か……」
クレア「大浴場内のどこかにパンツを隠し持つことができた女子ということになる」
クレア「さて、犯人は誰かしらね?」
クレア「ちなみに篠宮に何聞いても的外れな答えしか言わないと思うわよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
……今、頭の中でクレアさんが推理しているビジョンが思い浮かんだ。
これは何かのヒントなのかな……?
1.犯人に心当たりはないか聞く
2.状況をもう少し説明してみる
3.別の人物のところへ行く
4.自由安価
安価↓
【選択 4.一緒に碓氷に聞き込みへ】
夢崎「一緒に碓氷さんの所に聞き込みにいこう!」
篠宮「は?何の聞き込みだ?」
夢崎「前にパンツハンターのことは話したよね」
篠宮「ああ、聞いたぜ」
夢崎「実はパンツ盗まれたの碓氷さんなんだよね」
篠宮「ま、マジか……ていうかそれ俺に言ってもよかったのか?」
夢崎「…………」
篠宮「おい!黙るなよ!」
夢崎「言っちゃったものはしかたがないよ!とにかく碓氷さんに聞きこみに行こう!」
篠宮「いや、かまわねーけどよ……ていうか碓氷本人に聞き込みに行っても大丈夫なのか?」
夢崎「……きっとどうにかなるよ!」
― 居住エリアC・廊下 ―
碓氷「……私に聞きたいこと?何かしら?」
廊下を歩いていた碓氷さんを発見したボクたちはさっそく聞き込みをすることにした。
夢崎「えっと……実はパンツハンターを探してるんだ」
碓氷「パンツハンターって……え?それどういうこと?」
夢崎「実は……神鳥さんに犯人探しを頼まれてるんだ」
碓氷「え、じゃあ……私のその、あれが盗まれたこと知ってるの?」
篠宮「おう!夢崎から聞いたぜ!」
碓氷「……はあ、どうして神鳥さんはそういうこと言っちゃうのかしら」
碓氷「まあいいわ。どうせ知られちゃったんだから聞きたいことあれば答えるわよ」
さて、何を聞けばいいだろう……?
1.どんなパンツを盗まれたのかを聞く
2.パンツを盗まれたときの状況を聞く
3.犯人に心当たりがないか聞く
4.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「それじゃあパンツを盗まれたときの状況を聞かせてくれないかな?」
碓氷「そうね……盗まれたのは神鳥さんを除いた女子全員が大浴場にいた時だったわ」
碓氷「あれは脱衣所に置いていたのだけど……」
碓氷「私が風呂から上がって着替えようとしたときにあれがなくなってることに気がついたの」
碓氷「大浴場内にあれがないか探して……間違って誰かが持ってないかも調べたんだけど見つからなかったの」
夢崎「その間に脱衣所に出入りしてた人はいる?」
碓氷「さあ?何人かは脱衣所に出入りしてたと思うけど誰がどのくらい出入りしてたかは覚えてないわ」
夢崎「大浴場を出た人は?」
碓氷「それはさすがにいないと思うわ」
夢崎「実は最初からなかったてことは?」
碓氷「一度脱衣所で確認してるからそれはないわ」
……ここまでは神鳥さんの話とだいたい一緒だな。犯人が誰か見当もつかない。
篠宮「……なんだ。犯人ひとりしかいねーじゃんか」
夢崎「え?犯人わかったの?」
篠宮「パンツ盗めたのひとりしかいねーだろ」
碓氷「……やっぱりそうよね。盗んだ人がいるとしたらひとりしかいないのよね」
夢崎「ふ、2人とも犯人がわかったの?」
篠宮「むしろなんで夢崎がわからないのか理解できないぜ」
篠宮「犯人は神鳥以外考えられないだろ」
……あ、そっか。あの日、ボクと神鳥さんが電子研究手帳を交換していたのは誰も知らないんだ。
神鳥さんがボクを疑ったように、他の人が神鳥さんを疑うのは当然なんだよな。
夢崎「なるほど、だから神鳥さんはボクにパンツハンターを探すように言ったのか」
碓氷「でも神鳥さんが盗んだとは思えないのよね」
篠宮「やっぱモノクマが犯人なんじゃねーのか?」
碓氷「その可能性も否定できないのよね」
夢崎「モノクマ……そうなのかな」
碓氷「とにかく私が話せることはこれくらいかしらね」
夢崎「うん、ありがとう。参考になったよ」
碓氷「犯人探してくれるのはありがたいけどあまりこのことを他の男子には言わないでね」
篠宮「おう!気をつけるぜ!」
碓氷「……じゃあ頑張ってね」
碓氷さんの話を聞けたのはよかったけど、ますますわからなくなったな。
犯人はいったい誰なんだろう……。
【info】
『ミッション08』継続!
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
・篠宮への好感度が上がりました。
・碓氷への好感度が上がりました。
今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
~Day Time~
結局パンツハンターが誰なのかわからなかったな。
気分でも変えて別のことでもしようかな。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>157】)
安価↓
【選択 1.影山】
― 武器庫 ―
武器庫へ行くと影山クンが熱心に武器を眺めていた。
夢崎「武器……興味あるの?」
影山「……別に興味はない?」
夢崎「でも随分と熱心に武器を見てるみたいだけど」
影山「……いざという時はこれを使わなくちゃいけないかもだし?」
……いざってどういう時だろう。
1.コロシアイに使うつもりなの?
2.モノクマと戦うつもりとか?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「モノクマと戦うつもり……とか?」
影山「もしモノクマがもう一度ヒメちゃんに手を出したら……」
影山「それもありえるかも?」
夢崎「なんか以外だな。影山クンがそんなに子供好きだったなんて」
影山「……別にそこまで子供好きでもない系?」
夢崎「いやいや、恥ずかしがらなくてもいいんだよ!」
夢崎「むしろそんなに子供好きならボクと一緒に夢の国の住人になるってのはどうかな!」
影山「僕は1人の人間にしか仕えない主義だし?それは無理って感じ?」
夢崎「そんな……影山クンが来てくれれば百人力なのに……」
影山「何と言われようとも無理って感じ?」
夢崎「じゃあヒメちゃんが一緒ならどうかな!」
影山「……夢崎君もなかなかしつこいって感じ?」
影山「大体にして僕はヒメちゃんに仕えてるわけじゃないし?」
夢崎「違うの?てっきりもう一方的に仕えてるんだと思ったけど……」
影山「……あれは……僕のきまぐれみたいなものだし?」
夢崎「気まぐれってどんな?」
影山「……ねえ、僕と君ってそこまで仲良かったっけ?」
夢崎「もちろんだよ!一緒にスパークリングをした仲だもんね!」
影山「……君がそう思っても?僕はそう思ってないし?言いたい事わかるよね?」
……どうやら教えてくれるつもりはないってことらしい。
【info】
影山への好感度が上がりました。
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
申し訳ないですが今はヒメちゃん選べません
再安価↓
【碓氷 乱入】
碓氷「あら、2人ともこんなところで何してるの?」
夢崎「影山クンを夢の国に誘ってたところだよ!」
影山「……転職はしないけどね?」
夢崎「碓氷さんもどうかな!夢の国の住人になるつもりはない?」
碓氷「……影山君や私を誘うなんて夢崎君て本当に節操ないのね」
夢崎「そ、そんなことないよ!別に誰でもいいってわけじゃないからね!」
影山「僕には誰でもいいようにしか見えないけど?」
碓氷「誰にでもそれ言ってるわよね」
……ボクってそんなにいいかげんだと思われてるのか。
ここはキッチリとしっかりしたこと言わなきゃ駄目だよね。
1.夢の国は誰でもウェルカムだよ!
2.ボクには人の才能を見極める才能があるんだよ!
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「誰でもいいってわけじゃないんだよ」
夢崎「夢の国は誰でもウェルカムってだけなんだ!」
碓氷「やっぱり誰でもいいんじゃない」
夢崎「ち、違うよ!夢の国ではどんな才能を持った人でも受け入れられるって意味だよ!」
影山「どんな才能でも?」
夢崎「夢の国はゲストを選ばない。どんな極悪人でも聖人だろうとも夢の国を楽しむ人に境界なんてないんだ」
夢崎「だから夢の国にはいろんな住人がいる。正義のヒーローや悪の怪人なんかもね」
夢崎「つまり才能とゲストを楽しませたいという気持ちさえあれば誰でも夢の国の住人になれるってことだよ!」
よし、それっぽいこと言ったぞ。きっとボクの想いは伝わったはず。
影山「……僕はゲストとか本当にどうでもいいんだけど?むしろ消したいくらい?」
夢崎「え」
碓氷「私も。どちらかといえば好かれるよりも嫌われたいわね」
夢崎「いや、でも楽しいよ!ゲストの笑顔を間近で見ることができるっていいことだと思わない?」
影山「僕の本業はターゲットの笑顔を消すことだし?」
碓氷「私も。どちらかといえば蔑んだ目で見られたい」
夢崎「……そっか」
やっぱり2人を勧誘しようとしたボクが間違いだったのかも。
【info】
碓氷への好感度が上がりました。
~Night Time~
そういえば沙神クンがあとでヒメちゃんの部屋まで来てくれって言ってたっけ。
ヒメちゃんの秘密を教えてくれるって言ってたけどなんのことなんだろう?
……どうせだから誰か誘っていこうかな。
人物指名
安価↓
【選択 黒宮】
― 居住エリアA・廊下 ―
特に誰を誘うかも決めずに廊下を出ると部屋の前には黒宮さんが待機していた。
夢崎「あれ、黒宮さん?もしかして待っててくれたの?」
黒宮「……別に。たまたまだから」
夢崎「でもここはボクの部屋の前だけど……」
黒宮「勘違いしないで。考え事しながら歩いてたらたまたま曲がるの忘れてただけだから」
夢崎「……うん、じゃあそういうことにしておくよ」
黒宮「ねえ、それよりも……あの子の秘密ってなんだと思う?」
夢崎「うーん、ちょっとわからないかな」
黒宮「……もしあの子が私のこと恨んでたらどうしよう」
夢崎「そ、それは大丈夫だよ!沙神クンも心配ないって言ってたし!」
黒宮「本当……かな……」
どうにも不安に駆られてるみたいだ。
ここは何か言ったほうがいいのかな……。
1.君塚クンのことは助けられなかったボクにも責任がある
2.もし恨まれててもボクは味方だから
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「君塚クンを助けられなかったボクにも責任がある」
夢崎「それに悪いのは全部モノクマだよ」
黒宮「……夢崎」
夢崎「だから黒宮さんがひとりで抱え込むことはない」
夢崎「恨まれるとしたらボクも一緒だ……」
黒宮「馬鹿じゃないの?」
夢崎「え」
黒宮「別に夢崎まで悩む必要なんてない」
黒宮「これはあくまで私の問題なんだから」
夢崎「いや、でも……」
黒宮「いいの。夢崎はそこまで私に気を使ってくれなくても」
黒宮「ただその……一緒にいてくれればそれだけで十分だから……気持ちだけ受け取っておく」
黒宮「ありがとう、夢崎」
夢崎「……う、うん」
黒宮「それじゃあ行こう。あの子のところへ」
……ボクが心配するほどでもなかったのかもしれない。
最初に会った時と比べると黒宮さんも随分変わったような気がする。
― メカニカルエリア・ヒメの個室 ―
すでに天龍クンと影山クン、それからクレアさんがこの部屋に来ていた。
ほどなくして神鳥さん、七色さん、羽毛田さんもやってくる。そして最後にヒメちゃんと沙神クンが来た。
沙神「これで全員のようですね」
天龍「そのようだ。それでMS.ヒメの秘密とはなんだね?」
沙神「説明する前に……一度見てもらったほうがいいかもしれませんね」
そう言って沙神クンはポケットから拳銃を取り出して……ボクに銃口を向けた。
夢崎「え?ちょ、ちょっと何するつもりなの……?」
沙神「……もし当たったらすみません。できれば恨まないでくださいね」
そして沙神クンが引き金を引く。
それはあまりに突然のことで、誰も反応することができなかった……
ただひとり、ヒメちゃんを除いて。
沙神クンが撃つ直前にヒメちゃんはボクの目の前に現れた。
そしてヒメちゃんはその銃撃をモロに受けてしまった。
ヒメ「うわっ冷たいのじゃ!服が濡れたぞ!」
夢崎「……え?水鉄砲?というかいつの間にボクの目の前に……」
沙神「この水鉄砲は武器庫で見つけました。よくできてるでしょう?」
天龍「いや、それよりも今のはなんだね?これが秘密なのか?」
神鳥「ヒメさんが夢崎さんをかばったように見えましたが……」
沙神「これがヒメの秘密です。ヒメは人に危険が降りかかるのを見過ごすことができないようになっているのです」
クレア「危機を見過ごせない……?どこかで聞いたことある話ね」
七色「もしかしてロボット三原則ってやつか?」
沙神「正解です。ヒメにはロボット三原則が組み込まれているんです」
……ロボット三原則という言葉はボクも聞いたことがある。
あれって小説の中だけの話だと思ってたけど……。
今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
若干約一名が重要な安価をピンポイントでとったおかげで予想よりもずっと早くヒロインルートが決まりつつあります
まだ完全に決まったわけではないので他に気になるキャラとかいれば教えて欲しいです
思っていたよりヒロイン候補がいるみたいで何よりです
ヒロインは3章の事件までに決める予定なのでそのつもりでコミュとってあげてください
少しだけ更新します
天龍「三原則……か。具体的にはどんな内容なんだい?」
沙神「その名の通り三ヶ条の原則があります」
沙神「第一条 ロボットは人間に危害を加えてはいけない」
沙神「第二条 ロボットは第一条に反するおそれのない場合に限り、人間に危険が降りかかるのを見過ごしてはならない」
沙神「第三条 ロボットは第一条、第二条に反するおそれのない場合に限り、自己を守らなければならない」
沙神「この三つですね」
クレア「なるほど……じゃあさっきのヒメの行動はその第二条にあたるってわけね」
人間に危険が降りかかるのを見過ごしてはならない。それでボクのことを守ろうとしたってことか。
黒宮「じゃあ今朝に心配いらないっていってたのは……」
黒宮「ヒメが私に危害を加えないからってことなの?」
沙神「それもあります。でもそれだけではありませんよ」
ヒメ「うむ、お主の名は黒宮と言ったな。君塚のことは沙神から聞いたぞ」
黒宮「……そう。じゃあ君塚が私をかばって死んだことも……知ってるのね」
ヒメ「……このロボット三原則は君塚が組み込んだものなのじゃ」
ヒメ「どうしてこんなものを組み込んだかわかるか?」
黒宮「ロボットが暴走しないようにするため……じゃないの?」
ヒメ「少し違うの。これはわらわがより人間に近づけるために組み込まれたものなのじゃ」
黒宮「人間に……近づく?」
沙神「ロボット三原則を組み込まれたプログラムは人間みたいな行動をとるようになるそうですよ」
影山「へえ……そうなの?」
ヒメ「そうなのじゃ!つまり誰かを守るという行為は人として当たり前のこと」
ヒメ「君塚は人としてそれを実行しただけに過ぎないというわけじゃ」
ヒメ「だから黒宮よ。君塚のことは残念であったがお主が気に病むことではない」
黒宮「じゃああなたは私のこと……恨んでないの?」
ヒメ「無論じゃ。あやつが死んだのは悲しいが……お主を恨むのは筋違いというもの」
ヒメ「むしろお主は死んでしまった君塚の分まで生きなければならぬのじゃ。そうであろう?」
黒宮「君塚の分まで……そうね。そうかもしれない……」
モノクマ「あー、やだやだ。ロボット風情が人間の真似事ですか」
モノクマ「プログラムは所詮プログラム。人間様の命令しか聞くことのできない道具だってのに」
夢崎「モノクマっ!?いったい何しに来たんだよ!」
モノクマ「オマエラこんなところにいていいの?もうすぐ夜時間になっちゃうよ?」
クレア「ここは立ち入り禁止区域じゃないはずよ。何も問題はないわ」
モノクマ「うぷぷぷ……ボクは忠告したからね」
天龍「忠告?いったいどういうことだね?」
モノクマ「明日の朝になればわかるさ。だから振り向くなよ、明日があるんだから」
そう言うとモノクマは去って行った。何をしにやって来たんだろう?
沙神「でももうすぐ夜時間なのはたしかですね。そろそろ解散しましょうか」
神鳥「ええ、寝不足はお肌の天敵ですしねぇ」
羽毛田「ヒメちゃん、おやすみなの」
ヒメ「うむ!おやすみなのじゃ!」
ヒメちゃんの秘密……知ることができてよかったかな。
最後にモノクマが現れたのは気になるけど……。
【info】
黒宮への好感度が上がりました。
ヒメへの好感度が上がりました。
~Mid Night~
『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』
『ではではいい夢を……おやすみなさい』
夜時間になった。なったけど特に何も起きてないよね。
さっきのはなんだったんだろう……?
アイテムを使いますか?
1.『ハッキング夢枕』使用(人物2名指名。夢の中なので誰でも可)
2.『シルバーハートネックレス』使用
3.『ジノフォビア剪定鋏』使用
4.使わない
安価↓
【選択1 天龍、クレア】
――――
――
―
― ??? ―
クレア「あら、天龍じゃない。そんな所で何してるのよ」
天龍「MS.クレアか……そろそろ僕にも秘書が必要だと思ってね。検討していたところだよ」
クレア「ふうん……それにしては随分と暗い顔をしてるじゃない」
天龍「ザッツライト、その通りだ。まともな人材がいなくて困っている」
クレア「まともな人材がいない?前に碓氷を秘書にしたいとかいってなかったかしら?」
天龍「それが……彼女はどうも人とは違った思考回路を持っているようでね」
クレア「どんな?」
天龍「どうにも彼女は僕を巻き込んで破滅したいらしい。そのためなら何でもすると言っていた」
クレア「へえ……彼女がそんなことをね。でも他にも人はたくさんいるじゃない」
天龍「例えば誰かね?」
クレア「御調はどうかしら?彼女は時々人並みはずれた才能を見せることがあるのよ」
天龍「すでに断られたよ」
『ふふん、ボクがあなたの秘書に?どうしてあなた以上の天才であるこのボクが秘書になんかならなくちゃいけないんですか?』
天龍「……と言われてね」
クレア「そうなの?じゃあ裁目はどうかしら?仕事をしている時の彼女は有能よ」
天龍「彼女は……」
『仕事っすか?嫌っすよ、めんどくさい。どうしてもっていうなら秒給1万円から引き受けるっす』
天龍「……MS.裁目に仕事をまかせると僕は1時間足らずで破産するだろう」
クレア「…………」
クレア「天龍……あなた人望ないんじゃないの?」
クレア「私様のように人望溢れた人間なら人材にも困らないのにね」
天龍「君が人望溢れている?冗談だろう?」
クレア「あら、私様くらいになると勝手に助手が集まってくるものなのよ」
天龍「例えば誰かね?」
クレア「夢崎なんて従順に尽くしてくれるわよ」
クレア「この前なんて私様のために変装用のキグルミをプレゼントしてくれたんだから」
天龍「それはただの勧誘じゃないのかね」
クレア「他にもいるわよ。篠宮はわざと私様との勝負に負けて何でも言うことを聞いてくれるんだから」
天龍「それは単に彼が勝負事に弱いだけだろう」
クレア「それから美山。彼なんて私様が近づいただけでいきなりおとなしくなるのよ。まるで主人に使える犬の様にね」
天龍「……彼をいじめるのはほどほどにしたまえよ」
クレア「どうかしら?私様のすごさがよくわかって?」
天龍「……どうやら他の男子達もなかなか大変なようだな」
クレア「何か言ったかしら?」
天龍「いや、何でもない」
クレア「今ならあなたも特別に私様の助手にしてあげてもよしくってよ」
天龍「……検討しておく」
クレア「ふふ、いい心がけね」
天龍「…………」
―
――
――――
今日はここまで
ハッキング夢枕は主人公以外のキャラ2人の小ネタみたいなものです
特別本編とは関係ないのでキャラ同士の相性や性格を知りたいときに使うといいかもしれません
学級裁判を乗り越えるたびにこのアイテムがもらえます
次回更新は明日か明後日に
いきなり動機発表がありますがもう少しだけ(非)日常は続きます
《10日目リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … 君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
【アイテム】
『ハッキング夢枕』 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ジノフォビア剪定鋏』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
今思ったがそのネックレスいつからあるんだ……
【11日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
……今日で11日目だったかな。
いつになったらここを出ることができるんだろう。
このまま殺人も起きなければここで一生を過ごす……なんてこともあるんだろうか。
……変なこと考えずに食堂に行こう。
― 居住エリア・食堂 ―
ボクが食堂へ行くと、厨房へと通じるドアの前にみんなが立っていた。
夢崎「あれ、どうしたの?」
裁目「なんか厨房のドアが開かないんすよ」
天龍「ロックが掛かっているらしくこじ開けようとしてもビクともしないのだよ」
夢崎「え、じゃあ食べ物を取りにいけないってこと?」
御調「そうなりますね……」
夢崎「困ったね。モノクマに直してもらったほうがいいんじゃないかな」
御調「それが……モノクマを呼んでも無反応なんです……」
裁目「どうなってるんすかね。この施設はもう機能してないとか?」
天龍「わからない。とりあえず全員集まるまで待つしかないだろう」
厨房に入ることができないままボクたちは食堂で待った。
そしてほどなくして全員が食堂に集まるがそれでも厨房のドアが開く気配はなかった。
篠宮「どうなってんだよ!これじゃご飯が食べれないだろ!」
クレア「少し落ち着きなさい。もしこれがモノクマの仕業なら何か説明があるはずよ」
羽毛田「でもそのモノクマさんは無反応なの。何かあったんじゃないでしょうか?」
碓氷「本当にモノクマに何かあったなら朗報なんだけどね……」
モノクマ「ところがどっこい!ボクは元気です!」
天龍「アイノウ、だと思っていたよ」
夢崎「厨房が開かないのはお前の仕業なのか?」
モノクマ「ええ、そうですよ。そしてこれこそが次の動機なのです」
七色「動機だと……?」
モノクマ「実は今この宇宙ステーションは食糧不足の危機に陥っているのです」
篠宮「は?嘘つけよ、冷凍倉庫には大量の食料があんだろ!」
モノクマ「今はまだありますよ?でも所詮は食料だって有限なのです」
モノクマ「このままいつまでも食料を食いつぶしているとどうなるでしょう?」
モノクマ「いつかはここにある食料だって尽きるのです!」
モノクマ「それじゃあどうすれば生き残ることができるのか。ボクは考えました」
モノクマ「人が減ればその分食料が持つんじゃないかってね!」
神鳥「……それでコロシアイをしろってことですか」
モノクマ「うぷぷぷ、コロシアイが起きるまで厨房と生活雑貨倉庫は封鎖します」
モノクマ「もしどうしても食べ物を食べたくなった場合は誰かを殺しちゃってください!」
モノクマ「そういうことだからあとは頑張ってね!バイバーイ!」
天龍「食べ物が欲しくなったらコロシアイをしろだと?馬鹿げている」
月城「でも食べ物がないのは困るよね☆それこそ命に関わる問題かも☆」
沙神「まさかこんな手段をとるとは……何が何でもコロシアイをさせたいようですね」
羽毛田「ど、どうするの?このままじゃみなさん餓死しちゃうの!」
天龍「……とりあえず本当に食料が手に入らないのか調べよう」
碓氷「そうね。倉庫のほうも入れないかどうか確認しておきたいわ」
天龍「幸いこの食堂は封鎖されていないようだし……あとでここに集合しよう」
篠宮「マジかよ……食べもんがないとわかると余計腹減ってきたぜ」
影山「…………」
黒宮「なんか大変なことになりそう……食料見つけられればいいけど」
……食料か。どこかにあればいいけど。
ボクも探索に行こうかな。
一緒に探索する人物1名を選んでください。
安価↓
【沙神 選択】
夢崎「どこを探索すればいいかな?」
沙神「倉庫の確認はしておきたいところですね」
夢崎「倉庫か……でも他の人がもう確認にいったかも」
沙神「では医務室はどうでしょう?サプリやプロテインの類が置いてあったと思いますよ」
夢崎「微妙なところだけど……ないよりはマシかもね」
沙神「あとは研究室も調べてもいいかもしれません。誰かが食料を持ち込んでいる可能性もあります」
夢崎「なるほど」
沙神「あとは……実験室に冷凍庫があったので何か見つかるかもしれません」
夢崎「そんなものまであったんだ」
……全部を探索する時間はなさそうだ。どこを探索しよう?
1.倉庫
2.医務室
3.研究室
4.実験室
安価↓
― メカニカルエリア・実験室 ―
夢崎「これがさっき言ってた冷凍庫か」
沙神「食べられそうなものはなさそうですね」
夢崎「怪しい色した薬品がたくさん……あ、これは何かな?」
沙神「ドライアイスの固まりですね」
沙神「容器に入っているとはいえ直接手で触れると凍傷のおそれがあるので気をつけてください」
夢崎「そっか。アイスじゃないんだね」
沙神「誤って食べると大変なことになりますよ」
夢崎「こっちにある薬品みたいなものも飲めないんだよね」
沙神「飲んだら死ぬと思いますよ」
夢崎「やっぱり食料は何もないんだね」
沙神「そのようですね……彼女は大丈夫でしょうか」
……彼女って誰だろう?
そういえばヒメちゃんのこと?それとも別の誰かかな?
1.誰か心配な人でもいるの?
2.ヒメちゃんのこと?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「彼女ってヒメちゃんのこと?」
沙神「いえ、ヒメのことではありませんよ。ヒメは食料の心配はありませんからね」
夢崎「そうなの?」
沙神「ヒメは充電さえできれば動きますからね」
沙神「モノクマもそこまでは手を出さないでしょう」
夢崎「じゃあさっき言ってた彼女って……」
沙神「なんでもありませんよ。夢崎君は心配しなくても大丈夫です」
……気になるけど言うつもりはないっぽいね。
沙神「そろそろ戻りましょうか。みなさんも戻ってきてる頃でしょう」
夢崎「そうだね。何か見つかっていればいいんだけど……」
たぶん、何も見つかってないよな。
モノクマもそこまで甘くないはず……。
― 居住エリア・食堂 ―
天龍「全員戻ってきたようだね。さっそく報告会といこうか」
碓氷「倉庫を見てきたけどやっぱりドアが開かなかったわ」
御調「あそこには非常食があったはずですが……手に入りそうにありませんね」
篠宮「俺は医務室を調べてきたぜ!だけど栄養剤は全部モノクマが持ってったみたいだ!」
神鳥「モノクマも見逃してはくれなかったみたいですねぇ」
夢崎「ボクはメカニカルエリアの実験室を調べてきたよ」
夢崎「残念ながら何も見つけられなかったけどね」
月城「アタシは研究室を見てきたぞ☆やっぱり何もなかったけどね☆」
天龍「……やはり食料は手に入らないということか」
七色「誰でもいいから食料持ってねーのか?」
影山「もし持ってても誰も出さないんじゃない?」
篠宮「な、そんなことないだろ!ちなみに俺は持ってないぞ!」
影山「……本当に?」
篠宮「当たり前だろ。俺が食料隠すわけねーだろ」
影山「……口ではいくらでも言えると思うけど?」
篠宮「おい、喧嘩売ってるのか?今の俺ならいくらでも買うぞ」
裁目「はいはいそこまでっす。食料なら私の分を分けるから少し落ち着くっすよ」
裁目さんが持っていた袋から宇宙食を取り出して全員に配った。
天龍「その食料どこから持ってきたのかね?」
裁目「いざという時のために部屋に溜め込んでいたっす」
裁目「……本当は引きこもるために残しておきたかったんすけどね」
クレア「ふふ、よくやったわ。それであとはどれくらい食料があるのかしら?」
裁目「それで全部っす。ちょうど全員が一食とれるだけの食料しかないっすね」
天龍「これだけか……いや、ないよりは大分良いがね」
碓氷「それが最後の食事になるのね……」
最後の食料を手にしたボクたちにできることは何もなく、そのまま解散となった。
~Day Time~
お腹すいてきた……何もできなくなる前に何かしておこう。
さて、どうしようかな?
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>222】)
安価↓
今日はここまで
次回更新は未定
(非)日常編は13日目まであります
14日目には非日常編になるので悔いのないようコミュとってください
【選択 ミッション06】
碓氷さん……彼女は何を考えてるんだろう。
彼女の本心を知るためにもみんながどう考えているか聞いてみようかな。
……碓氷さんからも頼まれてたことだしね。
全員に聞きこむのも何だから3人くらいから話をきこうかな。
まずは誰のところに行こう?
人物指名
安価↓
【選択 羽毛田】
― 居住エリアB・廊下 ―
廊下で誰かいないか探していると羽毛田さんを発見、さっそく聞き込みをすることにした。
夢崎「羽毛田さん、少し聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
羽毛田「私にですか?何でもどうぞなの」
夢崎「碓氷さんについて何だけど……どう思う?」
羽毛田「漠然とした聞き方ですね。たぶん夢崎さんには脈なしだと思うの」
……あっさりと脈なしと言われるとその気がなくても傷つく。
夢崎「ごめん、ボクの聞き方が悪かったよ」
夢崎「ボクが聞きたいのは……」
1.碓氷さんの交友関係について
2.碓氷さんが何を考えているのかについて
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「ボクが聞きたいのは碓氷さんとの交友関係についてかな」
夢崎「碓氷さんてみんなに頼られるリーダーみたいなところあったけど、前の裁判でいろいろあったし……」
夢崎「今はどう思ってるのか聞きたいなと思ってね」
羽毛田「そうですね……正直よくわからないの」
羽毛田「前の裁判でしたことも良く言えば黒宮さんのためでしたし……」
羽毛田「はっきりとした悪意……みたいのがないのでなんだか掴みどころがないの」
羽毛田「極悪人とは思えませんが何を考えてるかよくわからないから少し怖いですね」
やっぱり少し警戒しているみたいだ。当然といえば当然かな。
羽毛田「あ、でも別に嫌いになったということはないの!私たち仲間ですしね!」
夢崎「仲間……そうだよね、ボクたち仲間だもんね」
羽毛田「はい、そうなの。えへへ……」
羽毛田さんの評価はそこまで悪くないって感じかな。
さて、このあとはどうしよう?
1.別の人に聞き込み(人物指名)
2.乱入(人物指名)
安価↓
【選択 2.黒宮】
黒宮「……2人とも楽しそうね」
夢崎「え、そうかな?」
羽毛田「えへへ、今碓氷さんの話をしてたの」
黒宮「碓氷さんの……?どんな?」
羽毛田「夢崎さんは今碓氷さんのことが気になってるらしくて……」
羽毛田「みんなとちゃんと仲良くできてるか話をしてたんですよ」
黒宮「……そう。夢崎は碓氷さんのこと好きなんだ」
夢崎「いや、待って、それは違うからね。これは碓氷さんに頼まれたことで……」
羽毛田「そうなの?でも碓氷さんにそんな頼まれごとをされるなんて仲良いんですね」
夢崎「仲良いからってわけじゃないと思うけどね……」
黒宮「……そう。別にどっちでもいいけど。私には関係ないし」
……心なしか黒宮さんが少し冷たい。
でもこの際だから黒宮さんにも聞いておこうかな。
1.碓氷さんとは仲悪いの?
2.碓氷さんについて気になることはない?
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「もしかして碓氷さんと仲悪かったりするの?」
黒宮「……別にそんなことないけど。どうして?」
夢崎「気のせいか碓氷さんの話題でたら機嫌悪くなったように見えたから……」
黒宮「別に機嫌悪くなってない。気のせいだから」
夢崎「……それならいいんだけどね」
黒宮「でも仲良いってわけでもないかも。前の裁判以来少しきまずいし……」
黒宮「不思議なことに向こうはそうでもなさそうだけどね」
羽毛田「そうなんですよね。なんだかんだでケロっとしてるの」
夢崎「みんなに嫌われたいって言ってたからね。逆に少し元気になってるかもね」
黒宮「やっぱりよくわからない。何考えてるんだろう……?」
……黒宮さんの評価はよくわからないって感じだな。
さて、あと1人聞いておきたいところだけど……。
1.別の人に聞き込み(人物指名)
2.乱入(人物指名)
安価↓
【選択 2.天龍】
天龍「ヘイ!君たち何を話しているんだい?」
夢崎「碓氷さんについて話したところだよ」
天龍「MS.碓氷の……そうだったか」
羽毛田「天龍さんはどうなんですか?碓氷さんのことどう思ってるんですか?」
天龍「へ……ぼ、僕かい?何とも答えずらい質問をしてくるね」
羽毛田「だって天龍さんは自ら碓氷さんを副リーダーに指名したの!」
羽毛田「何か思うところはないんですか?」
天龍「……なかなか痛いところをついてくるね。たしかに僕に見る目は足りてなかったかもしれないが……」
羽毛田「あ、そういう意味じゃないの!別に天龍さんを責めるつもりは……」
天龍「いいんだ。事実だし、それにもう彼女は副リーダーでもないからね」
黒宮「……そうなの?」
夢崎「ボクはその話初めて聞いたよ」
天龍「裁判のあとにこっぴどく振られてね。MS.碓氷の行為は全員が知るところだし言う必要もないと思ったのだよ」
羽毛田「振られた……可哀そうなの。でも元気だしてくださいね」
たぶん振られたってのは羽毛田さんが想像しているようなことじゃないんだろうけど……。
1.今は碓氷さんのことどう考えてるの?
2.碓氷さん何か言ってた?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「碓氷さん何か言ってたりしなかった?」
天龍「そうだね……自分のやり方でみんなを守るとは言っていたが……」
天龍「自分の身を守るつもりは一切無いらしい」
黒宮「……自己犠牲ってこと?」
天龍「むしろ自分がひどい目にあえばそれで良くて、他はおまけみたいなものなんだろう」
羽毛田「どうして……そんな風に考えるんでしょう。私にはよくわからないの」
天龍「彼女自身が理解できるものではないと言っていた。きっとそういうものなのだろう」
理解できない……か。本当に分かり合えないのかな。
天龍「それから……たいしたことではないが運が良いって言ってたな」
夢崎「運って……幸運とか不運とかの?」
天龍「おそらくね。自信ありげに言っていたよ」
黒宮「こんなことに巻き込まれた時点で不運だと思うけど」
天龍「彼女にとっては絶好の機会ということなのだろう」
……碓氷さんのことは相変わらず理解できない。でも少しだけわかったこともある。
碓氷さんはこのコロシアイ生活に何かを期待しているということだ。
……さて、碓氷さんに報告するだけの情報は集まったかな。
もう少し情報を集めるか、それとも碓氷さんと話をするかは今度考えよう。
【info】
『ミッション06』継続!
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。羽毛田、黒宮、天龍から話を聞いた。
~Night Time~
……さすがにお腹すいてきたな。
あまり動かないほうがいいのかもしれないけど……。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>222】)
安価↓
【選択 ミッション03】
黒宮さんのシークレットファイル……ボクのところに送られてきたんだよな。
たしか黒宮さんは76期生じゃないという内容だったはず。
直接本人に聞いてみるのがいいような気もするけど……。
1.黒宮に聞きにいく
2.誰かに相談する(人物指名)
3.ヒントを聞く
4.自由安価
安価↓
【選択 2.クレア】
― 食堂 ―
散々悩んだあげく、誰かに相談することにした。
ちょうど食堂にクレアさんがいたから話を聞いてもらおう。
夢崎「クレアさん、実は相談があるんだ」
クレア「あら、ちょうどよかったわ。私様も夢崎に話しておきたいことがあったの」
夢崎「そうなの?それって前に言ってた助手の話とか?」
クレア「そんなところね。でもまずはあなたの相談事から聞いてあげる。話してみなさい」
……さて、なんて切り出せばいいかな。
1.黒宮さんについて気になることはない?
2.シークレットファイルの内容って本人には言わないほうがいいのかな?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「実は受け取ったシークレットファイルのことについてなんだけど……」
夢崎「やっぱり本人に確認取るのってまずいかな?」
クレア「当たり前じゃない。天龍だって言ってたでしょう?」
クレア「触らぬ神に畳なしよ」
夢崎「それを言うなら祟りなしだよ」
クレア「……今のは夢崎を試したの。決して間違えたわけじゃないわよ」
夢崎「……まあ、いいんだけどね。それよりもやっぱり言わないほうがいいのか……」
クレア「内容にもよると思うわよ?実際私様が受け取ったファイルなんてたいしたこと書かれてなかったわ」
夢崎「……どんなこと書かれてたの?」
クレア「あのね、教えるわけないでしょう」
クレア「誰が誰の秘密を持ってるってこと自体内緒にしておいたほうがいいのよ」
クレア「ベラベラと話せば話すほど特定しやすくなるんだからね」
夢崎「……今のはクレアさんを試したんだよ。素で聞いたわけじゃないよ」
クレア「いや、嘘でしょ。私様に嘘付くとか100年早いわよ」
……ボクはそんなこと言わなかったのに。
クレア「とにかく、話すにしても2人だけの内緒にしておいたほうがいいわよ」
夢崎「そっか……わかったよ。ありがとう、クレアさん」
クレア「ふふ、この私様に感謝することね」
夢崎「それで……クレアさんの話って?」
クレア「これは私様の勘なのだけど……今夜現れるような気がするの」
夢崎「現れるって……何が?」
クレア「私様が追ってる怪盗よ。怪盗ハッピー」
……そういえば前にそんな怪盗の名前聞いたっけな。
夢崎「でも本当にこの施設の中にいるのかな?」
クレア「間違いないわ。私様の勘がそう言ってるんだから」
夢崎「怪盗っていうくらいだから何か盗むんだよね?お宝なんてあるのかな?」
クレア「あいつが盗むのは金目のものじゃないわ。人の幸せよ」
夢崎「幸せ……か」
たしかクレアさんは友人を奪われたといってたよな。
まさか……命が奪われたってことなのかな。
クレア「だから今日の夜時間、見回りをするわよ」
夢崎「……え、今日の夜?でも無駄に体力を消耗しないほうが……」
クレア「あなたは私様の助手よ。つべこべ言わず私様の命令にはイエスとだけ言えばいいの」
クレア「……わかったかしら?」
夢崎「……うん、わかったよ」
クレア「ふふ、良い心がけね。さすが私様が見込んだだけはあるわ」
クレアさんひとりで行動させるのも危険だからね。
ここはおとなしく付き合っておこう。
【info】
『ミッション10』が追加されました。
『ミッション10』 … クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
~Mid Night~
『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』
『ではではいい夢を……おやすみなさい』
夜時間か。クレアさんの見回りに付き合わなきゃな。
『ピンポーン』
……クレアさんかな。でもクレアさんから迎えに来るなんて意外だな。
モノクマ「やあやあ、少しお邪魔させてもらうよ」
モノクマはボクの返事も待たずに部屋へとズカズカ入っていった。
ボクは意外な来客者に驚いて止めることもできなかった。
夢崎「……って何勝手に入ってきてるのさ!何の用だよ!」
モノクマ「うぷぷぷ、イライラしてるね。とりあえずこれでも食べる?」
夢崎「え?これって……ビスケット?」
モノクマ「そうだよ。もしこれが嫌なら他にも食料は用意してありますよ?」
夢崎「……どういうつもり?ただでくれるってわけじゃないよね?」
モノクマ「察しが良いですね。もちろん条件があります」
モノクマ「それは……ボクの内通者になってもらうことだよ」
夢崎「内通者に……?ボクが?」
モノクマ「そうです!今内通者になってくれるなら特別ボクが持ってきた食料全部あげます!」
……よく見たらモノクマは大量に食料を持ち込んでいるようだ。
これだけの食料があれば……一週間くらいは持ちそうだ。
夢崎「内通者って具体的には何をすればいいの?」
モノクマ「別にたいしたことは頼まないよ。オマエラたまにボクの見えないところで何かしてるでしょ?
モノクマ「そういった情報を少ーしばかりリークしれくれればいいだけさ」
夢崎「みんなの情報を売れってことか」
モノクマ「どう?簡単でしょ?」
夢崎「……仲間を裏切るつもりはないよ」
モノクマ「いいの?でもお腹すいてるでしょ?」
モノクマ「それにその食料をお仲間に分けてあげてもいいんだよ?」
夢崎「……!みんなに……?」
モノクマ「みーんな相当お腹すいてると思うよ?みんなを救えるのは夢崎クンだけだよ?」
夢崎「でもそんなの一時しのぎにすぎないじゃないか……」
モノクマ「一時しのぎすらできなきゃみんな仲良くお陀仏なんだけどね」
……たしかにモノクマの言うことも一理あるかもしれない。
でもボクは……モノクマに屈したりは……。
『きゅうぅぅぅぅ~~』
夢崎「…………」
モノクマ「…………」
夢崎「モノクマ……今の音は……」
モノクマ「あーあー、何も聞こえません!何も聞こえません!」
夢崎「お腹の音……だよね?」
モノクマ「ノーコメントです!」
夢崎「そっちのほうから音がしたんだけど……まさか……」
モノクマ「うるさいっ!お……オマエなんかバーカ!ボクはもう帰る!」
そう言ってモノクマはそそくさと部屋を出て行った。
夢崎「……今の音、絶対モノクマからしたよな」
どういうことだろう?まさか自分も食料を取りにいけなくなったのか?
いや、今さっき食料を持ってたんだからそれはないよな。
……まあいいか。それより今は怒られる前にクレアさんのところへ行こう。
【ミッション10 強制選択】
― 居住エリア・多目的室 ―
クレア「遅いわよ、夢崎。私様を待たせるなんて100年早い」
夢崎「ごめん、なんかさっきモノクマに会っちゃって」
クレア「モノクマに?怪しいわね、何をしてたの?」
……内通者のこと、今は話さないほうがいいよな。
夢崎「ボクたちがお腹すいてヘバってるところを見に来ただけみたい」
クレア「ふうん……そうなの。まあいいわ、それよりさっそく見回りに行きましょう」
夢崎「うん、どこ見て回ろうか?」
クレア「……夢崎、あなたはどこを見て回るべきだと思う?考えてみなさい」
……また謎かけなのかな。それとも単純に意見を聞きたいだけなのか。
1.書庫
2.ドレッシングルーム
3.武器庫
4.自由安価
安価↓
【選択 2】
― ドレッシングルーム ―
ボクがドレッシングルームを提案すると、本当にこの場所を見て回ることになった。
夢崎「やっぱりいないみたいだね。クレアさんの言ってた怪盗」
クレア「当たり前でしょ。そんなに簡単に現れたら苦労しないわ」
夢崎「じゃあどうするの?」
クレア「そうね……あそこの試着室に隠れて少し待とうかしら」
夢崎「キグルミ着た状態だとせまそうだしボクはあえてこのままの格好で待機しようかな」
キグルミエリアに紛れていれば見つかりにくいしね。
クレア「何言ってるのよ。夢崎はそのキグルミを脱いで一緒の試着室に隠れるのよ」
夢崎「え、一緒の試着室に入るの?」
クレア「そうしないといざあいつが現れた時に作戦立てられないじゃない」
夢崎「いや、でも2人で試着室は狭い……」
クレア「つべこべ言わずに私様の命令に従いなさい。ほら、早く」
クレアさんに急かされ、しかたなく試着室に隠れる。
試着室は思っていたよりも狭かったけど、クレアさんはさほど気にしていない様子だった。
……試着室に入ってから大分時間が経った気がする。
まだ続けるつもりなのかな?
クレア「ふふ、それにしてもキグルミ着てないと夢崎って少し小さく見えるのね」
夢崎「それでもクレアさんよりは背高いけどね」
クレア「たいして変わらないわよ。ほら、目の高さなんてほぼ一緒じゃない」
夢崎「ちょ、ちょっと近いって」
クレア「あら、夢崎のくせに恥ずかしがってるの?まあ、私様相手ならしかたないけど」
……キグルミを着てないせいかいつもより距離が近く感じる。
これはよくない。話題を変えなくちゃ。
夢崎「そ、それにしても現れないね!今日はもう来ないんじゃない?」
クレア「……もしかしたら別のところに現れたのかもしれないわね」
夢崎「今日はもう帰らない?」
クレア「もう少しだけ……待ちましょう」
……もう少しだけ、か。
クレアさんは本気で怪盗を捕まえるつもりなのかな……?
1.クレアさんの勘て本当に当たるの?
2.そんなに怪盗を捕まえたいの?
3.自由安価
安価↓
【選択 2+】
夢崎「そんなに怪盗を捕まえたいの?」
クレア「当然でしょ。盗まれたもの取り返さなくちゃいけないもの」
夢崎「……盗まれたものって取り返すことができるものなの?」
クレア「……もし生きていればね」
夢崎「そっか……取り返せるといいね……」
……クレアさんの友人か。どんな人なんだろう?想像もつかないな。
夢崎「……もし良かったらその友人のこと聞かせてもらってもいい?」
クレア「ええ……彼女は私様のたったひとりの友人だったの」
クレア「素直な性格で自分よりも弱いものにも優しくそれでいて強い心を持っていた」
クレア「いつも私様の後ろを付いてきて……まるで妹みたいだったわ」
夢崎「……そうなんだ。大切な友人だったんだね」
クレア「もちろんよ。私様の次に優秀で一番のパートナーだったんだから」
クレア「……ただことあるごとに私様の顔を舐めるのが唯一の欠点だったわね」
夢崎「え?顔を?」
クレア「ええ、顔を。何かおかしかったかしら?」
夢崎「……ねえ、もしかしてクレアさんの言ってる友人って犬とかじゃないよね?」
クレア「何言ってるのよ。私様の愛犬の話に決まってるじゃない」
夢崎「……なんだ犬の話だったんだ。てっきり人のことだと思ったよ」
クレア「なんだって何?私様の大切な友人を侮辱するつもり?」
夢崎「あ、いやそういうつもりはないよ」
夢崎「ただクレアさんの友人ってどんな人なんだろうと思っただけで……」
クレア「……私様の友人はその子だけ。人の友人なんていないわ」
夢崎「そ、そうなんだ……」
クレア「……ふん、別に私様にはその子だけいれば十分だもの。寂しくなんてないし」
……寂しいってことなのかな。
夢崎「あのさ、ボクは友達じゃないの?」
クレア「夢崎は助手。それ以上でもそれ以下でもないわ」
夢崎「それならこれから友達になろうよ。ボクはクレアさんと友達になりたいな」
クレア「は?わ、私様と友達に……?」
夢崎「駄目かな?」
クレア「ど、どうしてもって言うなら考えてあげなくもないけど……」
夢崎「じゃあどうしてもだよ!」
クレア「そ、そう……そんなに頼むならしかたないわね」
クレア「特別に友達(仮)くらいにしてあげなくもないわ。感謝しなさい」
夢崎「う、うん……ありがとう」
……仮か。仮が外れる日はいつか来るのかな。
クレア「……それはそうと夢崎、あなた少し……」
そう言ってクレアさんはボクの体に顔を近づけて匂いを嗅いできた。
クレア「少し汗臭いわよ?キグルミ着てたせいかしら?」
夢崎「あ、そういえばまだシャワーも浴びてないや」
クレア「ふふ、そういうことは夜時間前に済ませておきなさいよ」
クレア「私様はもう先にシャワー浴びてきたわよ」
……そういえばクレアさんからシャンプーの良い香りがする。
これはよくない。大浴場で見たあの光景が頭に浮かんできた。
クレア「ちょ、ちょっと……そんなに私様の匂い嗅がないでよ」
夢崎「え、あ、ご、ごめん!つい!」
クレア「たしかにあの子もよく私様の匂いを嗅いできたけど……」
クレア「私様の顔を舐めたりはしないでよ」
夢崎「そ、そこまではさすがにしないから大丈夫」
クレア「というか匂いを嗅ぐのも禁止」
夢崎「いや、でもこの距離だとどうしても気になるというか……」
クレア「……そ、そうね。それじゃあそろそろ帰りましょうか」
夢崎「うん、そうだね。それがいいと思う」
……結局怪盗は現れず、ボクたちは自分たちの部屋へと戻った。
【info】
『ミッション10』ミッションクリア!
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗は現れなかった。
《11日目リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … ミッション成功。君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
【アイテム】
『ハッキング夢枕』 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ジノフォビア剪定鋏』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
【12日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
……昨日はよく眠れなかったな。
朝食はなくても……食堂には行かなくちゃ。
何かの間違いで厨房に入れたりしないかな……。
― 食堂 ―
ボクが食堂へ行くとみんな憂鬱そうな顔をして席に座っていた。
夢崎「やっぱり厨房は開いてないんだね」
七色「せっかく今日は早めに目が覚めたのによ。タチミーもう食料持ってねーのか?」
裁目「昨日ので全部っす」
羽毛田「お腹……すいたの」
クレア「まったく……食糧補給は断たれるし怪盗ハッピーも見つからないし散々ね」
月城「怪盗さんを探してたの?」
クレア「昨日の夜時間に夢崎と一緒に探してたわ。結局捕まえられなかったけど」
篠宮「つーかそんなのいるわけねーだろ」
クレア「いるわよ。私様の勘がそう告げてるんだもの」
天龍「予告状でも来てたのかね?こんな時に何の根拠も無く動き回るのは感心しないな」
クレア「予告状なんて出す怪盗じゃないわ。ただ犯行声明は残すけどね」
黒宮「犯行声明?どんな?」
クレア「盗んだ現場に"Happy"という文字を残すの」
クレア「それはペンキで書かれていたり、壁を削って文字が残されていたり……」
クレア「血文字が残されていた場合もあるわね」
御調「血文字……ですか?怖いですね……」
碓氷「もしかしてそれって人の血だったりするの……?」
クレア「……人の命を盗むこともあるみたいね」
……そんなに恐ろしい犯罪者だったのか。
そのこと言ってくれればよかったのに……。
篠宮「だけど誰もそんな文字見てないだろ?やっぱいねーだろ」
クレア「ふふ、それはどうかしらね。今日その文字が見つかるかもしれないわよ?」
羽毛田「こ、怖いこと言わないでください」
天龍「……そういえば誰か1人足りないのではないか?」
影山「……僕ならいるけど?」
天龍「君じゃない」
沙神「ヒメなら自分の部屋にいますよ」
天龍「いや、MS.ヒメでもない」
夢崎「あ、神鳥さんがまだ来てない」
七色「おいおい、どっかで倒れてたりしねーだろうな」
羽毛田「た、大変なの……私見て来るの!」
神鳥「あらあら、誰を見てくるんですか?」
羽毛田「きゃっ、神鳥さんいたんですか?」
神鳥「今来たところですよぉ」
天龍「今日はいつもより遅かったな。具合でも悪かったのかね?」
神鳥「荷物を持ってくるのに手間取ってしまいまして」
裁目「なんすか?でかい風呂敷抱えてるみたいすけど……」
神鳥「ふっふっふ、みなさんに朗報ですよ」
神鳥「じゃじゃーん!モノクマから食料を盗んできちゃいました!」
神鳥さんが風呂敷を広げると大量の非常食が出てきた。
どうやら本当に食料を盗んできたらしい。
篠宮「ま、マジかよ!やるじゃん!」
天龍「い、いや待ちたまえ。盗んだとはどういうことだね?」
天龍「まさかモノクマに暴力なんてしていないだろうね?」
神鳥「心配ありませんよぉ。モノクマが食料を運んでいたところをササッと拝借しただけですから」
裁目「神鳥ちゃんグッジョブっす。黒幕ざまあっすね」
黒宮「……よく盗み出すことができたわね。あのモノクマから」
神鳥「きっと夜時間だったのでモノクマも油断していたんでしょうねぇ」
……本当にそうなのかな。油断していたとはいえモノクマからこれだけの物を盗むのって至難の業だと思うけど。
影山「……でも?この人数で分けるとすぐなくなる系?」
神鳥「そうなんですよねぇ。本当はもっと盗めたらよかったんですけど……」
影山「……根本的な解決にはなってないよね?」
沙神「少しでも食料が手に入っただけでよしとしましょう」
篠宮「ていうか文句言うなら影山は食うなよ」
神鳥「まあまあ、いいじゃないですか。みなさんで仲良くわけましょうよ」
非常食がひとりひとりに配られる。1人分だとたしかに少ないけどないよりはずっといい。
……でも気になるな。まさか神鳥さんは盗んだんじゃなくて内通者になって……。
あとで神鳥さんと話したほうがいいのかもしれない。
【info】
『ミッション11』が追加されました。
『ミッション11』 … 神鳥への疑惑。食料を手に入れた方法を調査する。
※12、13日目限定ミッション。13日目の夜時間までにミッションをこなしてなければ夜時間に強制ミッションが起きます。
今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
~Mornig Time~
……少しはお腹も膨れたかな。
さて、これから何をしよう?
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>280,>>286】)
安価↓
【選択 1.影山】
― メカニカルエリアA・廊下 ―
メカニカルエリアを歩いていると影山クンを発見した。
食糧供給を断たれているにも関わらず、いつもと様子が変わらないようにみえる。
夢崎「影山クン……思ってたより元気そうだね」
影山「これくらいなら慣れてるし?」
……この分だと影山クンがコロシアイを始めることはなさそうだ。
影山「でもこのままだとさすがの僕もやばくない?」
夢崎「まあ、ずっとこのまま食料が手に入らないとまずいよね」
影山「……今がいざという時かも?」
……コロシアイ始まるかもしれない。
1.なんとか食料を手に入れられないかな?
2.コロシアイを始めたらヒメちゃん悲しむかもしれないよ
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「もしコロシアイなんて始めちゃったらヒメちゃんが悲しむよ!」
影山「……は?関係なくない?」
夢崎「関係ないって……ヒメちゃんのこと気にならないの?」
影山「だって僕たちがいくら殺しあおうともヒメちゃんが死ぬことはないでしょ?」
影山「それに悲しいって言っても命あっての物種じゃん?全滅よりはマシだと思うけど?」
夢崎「う……それはそうかもしれないけど……」
影山「夢崎君は?心の底から誰もコロシアイを始めて欲しくないと思ってるの?」
夢崎「そ、それはもちろんだよ」
影山「誰かがコロシアイをしなきゃみんな苦しむのに?」
影山「どうせ苦しんで死ぬくらいなら戦うべきじゃないの?」
夢崎「戦うって言ったって……誰かを殺してまで生きたいとは……」
影山「前の裁判は?結果として美山君を犠牲にして生き延びたってことじゃないの?」
夢崎「それは……みんなの命だってかかってたから……」
影山「ふーん……まあ優柔不断なのもいいけど?いつかは決めなきゃいけないときが来ると思うよ?」
夢崎「決めなきゃいけないって……何を?」
影山「命の選択……ってやつかな?」
夢崎「命の……選択?」
影山「……いつか夢崎君にもわかる時がくるんじゃない?」
いつか……か。できれば来て欲しくはないけど……。
【info】
影山への好感度が上がりました。
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
【選択 碓氷】
碓氷「あら、2人ともこんなところで何してるの?」
影山「夢崎君と誰を殺すか考えてたところ?」
碓氷「え、前とは違ってずいぶんと物騒なこと話してるのね……」
夢崎「ち、違うよ!コロシアイはよくないって話をしてたんだよ!」
影山「……そうだっけ?」
夢崎「そうだよ!影山クンがなんと言おうとボクはコロシアイに反対だからね!」
影山「まあ今はそれでもいいけど……ね?」
碓氷「……でも実際問題この先どうしたらいいのかしらね」
碓氷「今日の朝みたいに神鳥さんが都合よくモノクマから食べ物を盗めるとも思えないし……」
影山「むしろもっと警戒されてそうだし難易度ベリーハード?」
神鳥さんが内通者だったら別だろうけど、盗むのはもう無理かもしれない……。
1.碓氷さんはコロシアイなんてしないよね?
2.何かいい案はないかな?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「何かいい案はないかな?」
碓氷「いい案……ねぇ。特に思いつかないけど影山君は何かある?」
影山「我慢するとか?」
夢崎「我慢でどうにかなるのは影山クンだけだと思うよ」
碓氷「あ、じゃあ冬眠とかどうかしら?冷凍倉庫で寝るの」
夢崎「冷凍倉庫には入れないし人間には無理じゃないかな」
影山「夢崎君は何か案とかないわけ?」
夢崎「そうだな……あ、そういえば畳って食べられるって聞いたことあるよ!」
影山「……やめておいたほうがいいと思うけど?」
夢崎「え?駄目……かな?」
碓氷「畳のある和室って周防君が毒殺された場所よ。それでも食べたいと思う?」
夢崎「あ……そうだよね。ごめん」
影山「……結局モノクマがいる限り食料は手に入らないんじゃない?」
碓氷「望みは薄いわね……」
……やっぱりモノクマをどうにかしないことには始まらないか。
【info】
碓氷への好感度があがりました。
~Day Time~
結局食料確保の案は出なかったな。
さて、これからどうすればいいだろう?
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>280,>>286】)
安価↓
【選択 1.黒宮】
― メカニカルエリア・格納庫 ―
夢崎「あ、黒宮さん。君もここに来てたんだ」
黒宮「……偶然ね」
夢崎「もしかして食料を探しにきたとか?」
黒宮「……そんなところかな」
夢崎「じゃあボクも一緒に探すよ!」
黒宮「……うん、ありがと」
黒宮さんとは普通に話せるようになったけどまだ素っ気ない感じがするな。
いろいろと気になることもあるし何か聞いてみようかな?
1.ガスマスクを付けてる理由について
2.自分を邪険にしていた理由について
3.自由安価
安価↓
今日はここまで
安価は↓で
選択2採用
ちなみにさっきはスルー可といわれたのでそうしましたが連取りは禁止していません
次回更新は未定
【選択 2】
夢崎「聞きたいことがあるんだけど……ボクたちって前に会ったことないよね?」
黒宮「ないけど……それがどうかしたの?」
夢崎「最初に会った時にボクに対して冷たかったでしょ?なんでかなと思って」
黒宮「……前にも言ったけどあれはただの嫉妬みたいなもの」
黒宮「今は別にどうとも思ってないからその……もう忘れて」
……最初に会ったときのことはインパクトが強くて忘れられそうにない。
夢崎「じゃあ一方的にボクのことを知ってたってこと?」
黒宮「……うん、あの人から夢崎たちのことは聞いてたから」
夢崎「あの人……?」
黒宮「……私の姉で夢崎たちのクラスメイトだった人」
夢崎「クラスメイトって……76期生のこと?あれ?でもそうなると黒宮さんは……?」
そういえばシークレットファイルには黒宮さんは76期生じゃないと書かれていた。
もしかして本当に76期生じゃないのかな……?
黒宮「……あ、そっか。そういえば言ってなかったね」
黒宮「実は私、予備学科からの編入生なの」
夢崎「黒宮さんが予備学科?本当なの?」
予備学科といえば才能がなくても補欠として希望ヶ峰学園に入学できるところだ。
ただ学費がとんでもなくかかるから裕福層の人間しか入れないはずだけど……。
黒宮「うん、とある理由で希望ヶ峰学園に通わなくちゃいけなくて……」
黒宮「それでしかたなく予備学科に通うことにしたの」
夢崎「編入生ってことはそこから本科に来たってことなんだよね」
黒宮「……そうね。私の異常性が研究者にも認められたみたい」
黒宮「それで半年もしないうちに編入が決まったの」
夢崎「じゃあ黒宮さんの記憶は編入前まであるってことなの?」
黒宮「そう、だからみんなのことは少しだけ知ってた」
つまり邪険にされていたのはそれまでのボクの評判がすこぶる悪かったからなんだろう。
おかしいな……ボクはただ素質ありそうな人をスカウトしようとしてただけなのに。
夢崎「そうだったんだ……じゃあシークレットファイルに書かれていたことは半分本当だったんだ」
黒宮「え?私のシークレットファイルって夢崎のところに来てたの?」
夢崎「うん、黒宮さんが76期生じゃないってことが書かれてたよ」
黒宮「……そうなんだ。あの秘密が書かれてたんじゃないんだ。よかった」
夢崎「あの秘密って?」
黒宮「え、ば、馬鹿じゃないの?教えるわけないでしょ」
夢崎「気になるな。ボクの秘密も教えるから教えてくれたりしない?」
黒宮「…………嫌」
夢崎「どうしても?」
黒宮「どうしても」
……この後、頑張って黒宮さんの秘密を聞こうとしたが絶対に教えてくれなかった。
【info】
黒宮への好感度があがりました。
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
【乱入 七色】
七色「おっす!フィッチーにクロッチじゃん!」
夢崎「あれ、七色さん?こんなところでどうしたの?」
七色「別になんとなくうろついてるだけだぜ」
……七色さんも案外元気だな。
七色「それよりクロッチ……本当に改心したみてーだな」
七色「前なんてフィッチーのこと目の敵にしてたのによ」
黒宮「……うん、あのことは本当に反省してるから」
七色「ふーん……2人しかいないからこの際言っておくけどな」
七色「アタシはクロッチのしたことまだ完全に許したわけじゃないからな」
黒宮「…………」
夢崎「え、ちょっと待ってよ。それって……」
七色「当然だろ?いくらモノクマが唆したからって仲間を裏切ったことには変わりないんだからよ」
黒宮「……わかってる。そう簡単に許してもらおうとは思ってない」
……七色さんがこんなこと言い出すなんて予想外だぞ。
仲裁に入ったほうがいいのか……?
1.入る
2.黙って見てる
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「待ってよ、黒宮さんだって本当に反省してるしもう裏切ったりなんてしないよ」
七色「んだよ、今アタシが話してるのはクロッチだろ。オメーはクロッチのお母さんかよ」
夢崎「いや、違うけど……」
七色「あ、それともあれか?お母さんじゃなくてお兄ちゃんか?」
黒宮「……何それ」
七色「クロッチ聞いてくれよ。こいつ重度のシスコンらしいぜ」
黒宮「……何を言ってるのかよくわからない」
七色「ほれ、これが夢崎のシークレットファイルだ」
黒宮「……へえ、これが夢崎の秘密」
……なぜ今それを見せた?
夢崎「いや、何してるの!?というかさっきの話はどうなったの!?」
七色「んなもんもう終わっただろ。アタシはクロッチのことまだ完全に許してない。それだけの話だ」
夢崎「それだけって……」
七色「反省の証にあれしろこうしろ言うつもりはねーよ」
七色「ただアタシの本音を言っておきたかっただけだ」
黒宮「……そう、それなら私も言っておくね」
黒宮「みんなが許してくれなくても、もう私は事件を起こしたりしない」
黒宮「たとえ自分の命が危なくなっても……ね」
七色「……ふーん、じゃあもしフィッチーが人質に取られたらどうするんだ?」
夢崎「え?ボクが?」
黒宮「ゆ、夢崎は関係ないでしょ?」
七色「もしもの話だからいいんだよ。もし夢崎の命が危なくなっても事件を起こさないって言えるのか?」
黒宮「そ、それは……わかんないけど……」
七色「今なんて夢崎だけじゃなくて全員の命が危ないんだぜ?」
黒宮「それはそうかもしれないけど……でも他の誰かを犠牲にするつもりはない」
黒宮「もし可能なら……自分の命をかけてもいいと思ってるから」
夢崎「……黒宮さん」
七色「……そうか。ま、クロッチの気持ちは十分よくわかったぜ」
七色「でも自分の命だけかけたって今の状況は変わらないんだから変な気起こすなよ」
黒宮「……うん、わかってる」
自分の命をかける……か。できればボクとしてもそんなことして欲しくない。
でも今の状況を変えるには……。
【info】
七色への好感度があがりました。
短いですが今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
~Night Time~
……夜時間まではまだ時間がある。
今できることは……。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>280,>>286】)
安価↓
【選択 ミッション11】
― 居住エリアA・廊下 ―
神鳥「あらあら、夢崎さんじゃないですか」
神鳥「私に何か用事ですかぁ?」
神鳥さんのことがどうしても気になって会いに来てしまった。
内通者のことを聞きたいけど……どうやって話を切り出そうかな?
1.食料はまた手に入りそう?
2.2人きりで話したいことがあるんだ
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「2人きりで話したいことがあるんだ」
神鳥「……2人きり、ですか?もしかしてデートのお誘いですか?」
夢崎「いや、そういうわけじゃないけど……」
神鳥「そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないですかぁ」
神鳥「私はかまいませんよ。もしよかったら映画館にでも行きませんか?」
夢崎「映画館?映画を見てる場合じゃ……」
神鳥「まあまあ、いいじゃないですかぁ。さ、行きましょう!」
……どうしよう。内通者のことを聞くはずがデートになってしまった。
― 映画館 ―
スクリーンにはB級ホラー映画が映し出されている。
神鳥さんが最大音量に設定したせいで映画館の中に絶叫が響いていた。
夢崎「……神鳥さんてホラー好きなの?」
神鳥「いえ、どちらかと言えばアクションものの方が好きですねぇ」
夢崎「じゃあどうしてB級ホラーをわざわざ選んだりしたの?」
神鳥「それはほら、ホラーなら映画の途中で夢崎さんに抱きついたりしても自然じゃないですか」
夢崎「だ、抱きつくって……」
神鳥「……それに、このくらい騒がしければ私たちの会話も周りに聞かれることはないでしょうしねぇ」
夢崎「え?もしかしてそのためにここへ?」
神鳥「私に聞きたいことがあるんですよね?今朝のことですか?」
夢崎「……!う、うん!そのことについて聞きたかったんだ!」
神鳥「もう少し静かな声で喋ってください。モノクマに聞かれますよ」
夢崎「あ、ごめん。実は神鳥さんがどうやって食料を手に入れたのか詳しく聞きたいんだ」
神鳥「それなら今朝話したじゃないですかぁ。モノクマが油断していたところを盗んだんです」
夢崎「でもモノクマから盗むなんて芸当普通じゃできないと思うけど」
神鳥「あらあら、こう見えて私って運動神経抜群なんですよ」
夢崎「そうなの?」
神鳥「ええ、私の運動神経の良さは親譲りです」
夢崎「それでもやっぱり難しい気がするけど……」
神鳥「そんなことありませんよ。だってモノクマが食料を持っていたことは知ってましたから」
夢崎「知ってたってもしかして……」
神鳥「夢崎さん、その口ぶりからすると……あなたのところにも来たんですよね?」
夢崎「……!じゃあ神鳥さんのところにも?」
神鳥「ええ、そうです。モノクマから内通者にならないかと誘いを受けました」
神鳥「もちろん断りましたけどね」
夢崎「じゃあ盗むことができたのはモノクマが食料を持っているのを事前に知ってたから……なんだね」
神鳥「はい。別にモノクマの内通者になったから食料をもらったわけじゃありませんよ」
神鳥「証拠はありませんけどねぇ」
たしかに神鳥さんが嘘をついてる可能性もある。
でも今朝食料を分けてくれた神鳥さんが嘘をつくとも思えない……。
夢崎「ボクは神鳥さんの言うことを信じるよ」
神鳥「あらあら、そんな簡単に信じてもいいんですか?」
夢崎「なんとなくだけど……神鳥さんが嘘をついてるとは思えないんだ」
夢崎「盗んだ食料だってボクたちに分けてくれたしね」
神鳥「……相変わらず夢崎さんはお人よしですねぇ。でもだからこそ不思議なんですよね」
夢崎「不思議って……何が?」
神鳥「どうしてモノクマは夢崎さんを内通者に選んだのかですよ」
神鳥「夢崎さん、モノクマがあなたのところに来たのは何時ごろですか?」
夢崎「たしか夜時間になってすぐだったと思うよ」
神鳥「なるほど、みなさんが部屋に戻るであろう夜時間を狙ってきたんでしょうねぇ」
夢崎「神鳥さんのところには?」
神鳥「夜時間のアナウンスが流れてから数分後くらいですね」
夢崎「それじゃあ最初にボクのところに来て、そのあとに神鳥さんのところに行ったてことか」
神鳥「私のところならともかくどうして夢崎さんのところに最初に行ったんでしょう?」
神鳥「内通者に相応しい人なら他にいくらでもいそうだと思うんですけどねぇ」
夢崎「たしかに……碓氷さんなら喜んで内通者になりそう」
神鳥「夢崎さんや私は比較的他のみなさんと仲が良いですからそこを狙ったのかもしれませんが……」
夢崎「あ、そういえばボクもひとつだけ気になることがあるよ」
神鳥「なんでしょう?」
夢崎「モノクマがボクと交渉してたとき……モノクマからお腹の音が聞こえてきたんだ」
神鳥「お腹の音……ですか?」
夢崎「うん、あれは間違いなくお腹が鳴った音だった」
神鳥「黒幕もお腹をすかせていたということですか?でも食料は持っていたはずですよね?」
夢崎「だから気になるんだ。黒幕が何を考えているのか……」
神鳥「……もしかしたら、黒幕は私たちの近くにいる人間なのかもしれませんねぇ」
夢崎「近くって……まさか」
神鳥「ええ、私たちの中の誰かですよ」
ボクたちの中に黒幕がいる?
いや、まさか……そんなことありえない。
夢崎「……それはさすがにないんじゃないかな」
夢崎「だってモノクマはボクたちの前で動いたり喋ってたりしてたじゃないか」
神鳥「そんなのリモコンで動かすなりあらかじめ喋る流れを決めていればどうにかなりますよ」
神鳥「……まあ、私も本気で私たちの中に黒幕がいるとは思えませんけどねぇ」
夢崎「そう……だよね」
神鳥「でも……黒幕の人物像は少しだけわかったかもしれません」
夢崎「ほ、本当に!?どんな人物なの?」
神鳥「……まだ秘密です。それを話すには私の秘密も話さなければなりませんから」
夢崎「神鳥さんの秘密?それが関係してるの?」
神鳥「どうでしょうかね?できれば……関係していないことを祈りますが」
黒幕……いったい何者なんだろう。それに神鳥さんの秘密って……。
【info】
『ミッション11』をクリアしました!
『ミッション05』 … ミッション成功。神鳥への疑惑。神鳥も内通者に誘われていたが断ったようだ。
~Mid Night~
『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』
『ではではいい夢を……おやすみなさい』
……神鳥さんが内通者じゃないことがわかってよかった。
でも他の人はどうなんだろう?神鳥さんが食料を盗んだってことは交渉材料はなくなったはずだけど……。
アイテムを使いますか?
1.『ハッキング夢枕』使用(人物2名指名。夢の中なので誰でも可)
2.『シルバーハートネックレス』使用
3.『ジノフォビア剪定鋏』使用
4.使わない
安価↓
【選択 3】
― ??? ―
夢崎「…………」
美山「やあ、夢崎君!元気?」
夢崎「……今はあんまりかな。お腹がすいて元気が出ないよ」
美山「それはよくないね。夢の中なんだから空腹なんて気にしちゃ駄目だよ」
夢崎「そっか。今は夢の中にいるのか」
美山「そ、だから何でもありなんだよ」
夢崎「じゃあ目の前にいる美山クンはボクが考えた妄想みたいなもの……?」
美山「それはどうかな……だって俺たちって記憶がないだけで前は仲良しだったわけだし」
美山「もしかしたら夢崎君が知ってる俺かもしれないよ?」
……そうなのかな。ためしに僕が知らない美山クンのこと、聞いてみようかな。
1.美山クンが庭師になった理由って?
2.美山クンの夢って?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「美山クンの夢って何かな?」
美山「俺の夢?……そうだな、海外に出て世界中に日本庭園を広めることかな」
夢崎「世界中に?なんだかすごそうだね」
美山「ま、なんだかんだで俺って才能あるみたいだし。日本の中にとどめておくのはもったいないからね」
美山「それに日本から出ればあいつらも追いかけてこないだろうし……」
夢崎「あいつら……?」
美山「い、いやなんでもない。こっちの話だから」
夢崎「でも美山クン……海外に出て大丈夫なの?ただでさえ女性とは話せないのに……」
美山「そ、それはなんとかするさ。それに外国人なら大丈夫な気もするし!」
夢崎「本当に?でもクレアさんは苦手だよね」
美山「まあね。でもこれは俺の夢だから、なんとか頑張るしかないさ」
夢崎「……そっか」
美山「あ、でもその前に英語話せるようにならなきゃだな」
夢崎「英語話せないの?」
美山「読み書きなら少しは……喋るのは苦手かな」
夢崎「じゃあ特訓しなきゃだね!ボクが教えてあげようか?」
美山「夢崎君は英語話せるの?」
夢崎「もちろん!夢の国に国籍は関係ないからね!数カ国語は話せるよ!」
美山「あはは、それは頼もしいな。それじゃあいつか夢崎君にご指導願おうかな」
美山「いや、むしろ夢崎君も一緒に来てくれればいいんだけど……」
夢崎「残念だけどボクには夢の国があるから」
美山「じゃあしかたないか。お互い頑張んなきゃだね」
夢崎「うん!美山クンの夢……応援するよ!」
美山「……ありがとう。やっぱり夢崎君に会えてよかったよ」
美山「また会えるかわからないけど……またね」
―
――
――――
【info】
・アイテム『ジノフォビア剪定鋏』がなくなりました。
・スキル『カッティング』を手に入れました。
『カッティング』 … 反論ショーダウンの時、精神力2使って前半か後半のダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
《12日目リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … ミッション成功。君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
『ミッション11』 … ミッション成功。神鳥への疑惑。神鳥も内通者に誘われていたが断ったようだ。
【アイテム】
『ハッキング夢枕』 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
【13日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
……今日で食糧供給を断たれてから3日目だっけ。
今日こそ何も食べることができないかもしれないな……。
― 食堂 ―
……ほどなくして全員が食堂に集まったがみんな元気がなかった。
少しは食料を口にしていたとはいえ、みんな空腹である事には間違いない。
篠宮「今日は……何もないのか?」
神鳥「すみません……昨日はモノクマが現れなかったもので」
天龍「君が謝ることではないさ。しかしどうしたものか……」
碓氷「……こんな話聞いたことある?地震に巻き込まれた母親が自分の赤ちゃんを助けた話」
羽毛田「どんな話なんですか?」
碓氷「地震で崩れた建物の残骸に埋もれた母親と赤ちゃん……」
碓氷「母親は赤ちゃんの飢えをしのぐために自分の指を切って血を飲ませたそうよ……」
御調「あの……その話がどうしたのでしょうか……?」
七色「まさか誰かを犠牲にするつもりじゃねーだろうな?」
碓氷「ふふ……どうかしら?私ならやりかねないわよ?」
クレア「……くだらない。どうせそうやって自分にヘイトを向けようってことでしょう?」
月城「駄目だよ、碓氷ちゃん☆自己犠牲なんてめっだよ☆」
碓氷「ち、違うわよ……私が自己犠牲なんてまるで善人みたいなことするわけないじゃない」
影山「まあ自己犠牲にしたところで学級裁判は起きないだろうし?」
影山「自殺は殺人として認めないって言ってた系?」
たしか事故も認めないって言ってたな。このまま誰か死んでも状況は変わらないってことか。
裁目「本当に殺人が起きなきゃずっとこのままなんすかね」
沙神「そろそろ解決策を見つけないと……全滅しかねませんよ」
解決策か。内通者になればその問題も解決するのかもしれないけど……。
天龍「ナウ、とくかくだ。今はまだ諦めるには早い」
天龍「変な気は起こさないようにしたまえよ……」
みんな大丈夫かな。明らかに余裕がなくなってきてるみたいだけど……。
~Mornig Time~
……これからどうしようかな。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>341】)
安価↓
ヒメ採用で今日はここまで
次回更新は明日か明後日に
【選択 1.ヒメ】
― メカニカルエリアA・廊下 ―
ヒメ「おお、夢崎ではないか!大丈夫か?」
夢崎「うーん……あんまり大丈夫じゃないかな」
ヒメ「そうか……わらわが何か力になれればよいのじゃが……」
夢崎「ありがとう。気持ちだけもらっておくよ」
ヒメ「むう……せめて夢崎たちも充電できればよかったのに……」
今はヒメちゃんの体が少しうらやましい。
こうして元気に動いているところをみると本当にアンドロイドなんだということがよくわかる。
そういえば沙神クンがこの体を作ったって言ってたけど……。
1.沙神クンて何者なんだろう?
2.何かおもしろい機能はついてないのかな?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「何かおもしろい機能とか付いてないの?」
ヒメ「例えばどういったものじゃ?」
夢崎「目からコーラやルイボスティーが出てきたりとか」
ヒメ「飲み物があればとっくに提供してるのじゃ」
夢崎「それもそうか……じゃあ変身したりとかしないの?」
ヒメ「残念ながらないのじゃ……」
夢崎「えっと……じゃあ目からビーム出したりロケットパンチ撃てたりとかは?」
ヒメ「……すまないのじゃ」
夢崎「……いや、こっちこそごめんね」
ヒメ「あ、でも頭に付いてるアンテナを動かすことくらいならできるぞ。ほれ」
まるで犬の尻尾のようにアンテナが動いている。
夢崎「ちょっとおもしろいけど……これなんのための機能なの?」
ヒメ「わからん。たぶん君塚か沙神の趣味じゃ」
……どういう趣味なんだろう。
【info】
ヒメへの好感度が上がりました。
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
【乱入 天龍】
天龍「何やらおもしろいことをしているみたいだね」
ヒメ「わらわの特技を見せておったところじゃ」
天龍「……そのアンテナを振り回すことが特技なのかい?」
ヒメ「うむ、そうじゃ」
天龍「フム……武器としては少々心もとないようにも見えるがね」
夢崎「武器ではないんじゃないかな」
天龍「……では何のために付いているのだね?」
ヒメ「わらわにもわからないのじゃ」
天龍「そうなのか……今度Mr.沙神にでも聞いてみるとしよう」
夢崎「たぶん沙神クンに聞いてもわからないんじゃないかな」
夢崎「ヒメちゃんを作ったときの記憶はないみたいだし」
天龍「……そうか」
心なしか天龍クンいつもより元気ないな。
当然と言えば当然だけど……。
この先のこと……どう考えてるか聞いておこうかな?
1.なんとか食料手に入れられないかな?
2.コロシアイ止められるかな?
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「なんとか食料手に入れられないかな?」
天龍「……正直なところ、厳しいだろうね」
ヒメ「そうなのか?」
天龍「モノクマはこの施設を掌握しているはずだ。出し抜くのは不可能に近いだろう」
天龍「それにやろうと思えば食料だけじゃなく空気の供給も断つことができるかもしれない」
夢崎「そんなことまで……?」
天龍「モノクマはここを出るためには殺人の意思が必要だと言っていた」
天龍「その意思を引き出すためならなんだってするだろうね」
ヒメ「わからないのじゃ。どうしてモノクマはコロシアイなんてさせるのじゃ?」
夢崎「……それはボクたちにもわからないよ」
天龍「ただの狂人なのか……それともここを出るためには本当に殺人の意思が必要なのか……」
夢崎「人を殺すことが必要なんて……そんなことあるわけないと思うけど」
天龍「……だがモノクマの言うことも一理あるかもしれない」
ヒメ「どういうことじゃ?」
天龍「僕たちが全員でここを脱出するためには……黒幕を殺すしかないだろう」
夢崎「黒幕を……?」
天龍「……Mr.夢崎。君も覚悟しておいたほうがいいだろう」
……黒幕を殺す。そんなこと考えてもみなかった。
でもどうなんだろう?ボクは黒幕を殺してまでここを出なきゃいけないんだろうか……。
【info】
天龍への好感度があがりました。
~Day Time~
……お腹すいた。この言葉を言うのは何回目になるだろう?
どうにかして空腹をごまかせないかな……。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>341】)
安価↓
【選択 1.沙神】
― メカニカルエリア・実験室 ―
なんとなく実験室に来るとそこには沙神クンがいた。
どうやら沙神クンは何かを作ってるみたいだ。
夢崎「沙神クン、何作ってるの?」
沙神「実は……通信機を作れないかと思いまして」
夢崎「通信機?そんなもの作れるの?」
沙神「上手くいけば……ですがね」
夢崎「もしかしてそれで地上に助けを……?」
沙神「……?それは無理だと思いますよ」
夢崎「え?地上には繋がらないってこと?」
沙神「まあ……そうなりますね」
夢崎「そっか。じゃあ通信機ってどのくらいの距離まで通じるものなの?」
沙神「距離はわかりませんね。なんせ霊界通信機ですから」
夢崎「……え?れいかいつうしんき?」
沙神「そうです。この世とあの世を繋ぐ通信機ですよ」
……沙神クンどこまで本気で言ってるんだろう。
1.そんなオカルトありえないよ
2.成功したことあるの?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「……それ成功したことあるの?」
沙神「ありますよ。ただ霊感のある人にしか使えないみたいですがね」
夢崎「沙神クンは使えるの?」
沙神「……不思議なことに僕はどうしても上手く通信できないんですよね」
……どうしよう。どこからツッコミを入れればいいのかわからない。
夢崎「えっと、それ完成しても使える人いないんじゃないのかな?」
沙神「そう言われてみると……そうかもしれませんね」
夢崎「そもそも霊界と通信して何かいいことあるの?」
沙神「そういえば……特に何もありませんね」
夢崎「……沙神クン、空腹のあまり頭が働いてないんじゃない?」
夢崎「少し休んだほうがいいと思うよ」
沙神「……たしかに夢崎君の言うとおりかもしれませんね」
沙神「どうにも空回りしているみたいです。情けないですね……」
夢崎「しかたないよ。こんな状況だもん」
沙神「……はあ、僕はもう駄目かもしれません……」
……沙神クンがすごい勢いで落ち込んでる。
何かあったのかな……?
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
【乱入 クレア】
クレア「あら、こんな所で会うなんて奇遇ね」
沙神「……ええ……そうですね……」
クレア「私様に会えたってのに元気ないわね?何かあったの?」
夢崎「それがボクにもよくわからなくて」
クレア「ふーん……まあいいわ。それで、そこに置いてある変な機械は何かしら?」
夢崎「霊界通信機らしいよ。まだ完成してないみたいだけど」
クレア「れいかい?何よそれ」
沙神「死んだ人と……話をすることができるんです……」
沙神「まあ……何の意味もありませんけどね……」
クレア「……へえ、おもしろそうじゃない」
どうやらクレアさんは霊界通信機に興味津々のようだ。
1.誰か話してみたい人でもいるの?
2.何かに使えそう?
3.自由安価
安価↓
【選択 2】
夢崎「何かに使えそう?」
クレア「あら、これがあれば殺人事件なんて簡単に解決できるじゃない」
沙神「たしかにそういう使い方もできますね……」
夢崎「でも意外だな。クレアさんはこういう道具は邪道だって言うと思ってたのに」
クレア「あのね、殺人事件なんて解決できるならどんな手段を使っても解決すべきなのよ」
クレア「犯人を見つける過程を楽しむなんてのは推理小説だけで十分なの」
沙神「……意外と真面目なんですね」
クレア「あたりまえでしょ。あなたたちは私様のことどんな目で見てるのよ」
夢崎「てっきり推理とか楽しんじゃうタイプだと思ってたよ」
沙神「かっこいいからという理由で探偵ごっこしてるのかと」
クレア「……沙神はともかく、夢崎は私様の助手なんだから私様のこともっとよく理解しなさい」
夢崎「うーん……できるだけ頑張るよ」
クレア「頑張るだけじゃ駄目よ。ちゃんと理解してもらわなくっちゃ」
クレア「こうなったら私様が直々に探偵助手としての心得を教えてあげるわ」
夢崎「え、でもそれは前に聞いたことあるような……」
クレア「ふふ、私様が教えてあげるって言ってるのよ?感謝して何度でも聞きなさい」
沙神「……僕はお邪魔そうなのでこれで……」
夢崎「あ、待ってよ!」
……この後、クレアさんの講座が延々と続いた。
【info】
沙神への好感度があがりました。
クレアへの好感度があがりました。
~Night Time~
……なんだか無駄に疲れた気がする。
少し休もうかな……。
1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)
2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>341】)
安価↓
【選択 1.篠宮】
― 書庫 ―
ボクは気分を落ち着かせようと書庫までやってくると、そこには篠宮クンがいた。
夢崎「あれ、こんなところにいるなんて珍しいね」
篠宮「ああ……気が付いたらこんなところにいたぜ」
夢崎「気が付いたらって……大丈夫?部屋に戻って休んだほうがいいんじゃない?」
篠宮「……いや、駄目だ。もう少しここにいる」
……何かあるのかな。
1.誰かを待ってるの?
2.やっぱり部屋に戻ったほうがいいよ
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「誰か待ってるの?」
篠宮「そんなところだな」
夢崎「……やっぱり御調さんとか?」
篠宮「ああ、俺の勘だけど御調さんが現れるような気がする」
夢崎「……来るといいね」
篠宮「そうだ、どうせなら勝負しないか?」
夢崎「勝負って?」
篠宮「次にこの部屋に来たのが御調さんだったら俺の勝ち、別の人だったら夢崎の勝ちだ」
夢崎「それってものすごくボクが有利なんじゃ?」
篠宮「それくらいのハンデどうってことないぜ。負けたほうは飯おごりな」
夢崎「ご飯なんてないけど……」
篠宮「問題ない……俺が勝つからな」
……篠宮クンも限界が来てるのかもしれないな。
他のキャラを乱入させますか?
安価↓
【乱入 御調】
御調「……あ、こんにちは……」
夢崎「え?本当に御調さんが……?」
篠宮「ふっふっふ、俺の言ったとおりだろ?飯おごりな」
夢崎「だからないってば」
御調「あの……何の話でしょうか……?」
篠宮「実は御調さんが来るの待ってたんですよ」
御調「わたしを……ですか?」
篠宮「ここにいたらなんとなく会える気がしたので」
御調「えっと……わたしに用事があれば部屋まで来てくださればよかったのに……」
篠宮「用事はありません」
御調「え?ないのですか……?」
篠宮「特にはありませんね」
御調「はあ……そうですか……」
……なんで御調さんを待っていたんだろう?
それにしても本当に御調さんが来るとは……何しに来たんだろう?
1.御調さんはどうしてここへ?
2.あの子も一緒に来てるの?
3.自由安価
安価↓
【選択 1】
夢崎「御調さんはどうしてここへ?」
御調「少し調べ物を……」
篠宮「手伝いましょう。何を探してるんですか?」
御調「いえ……大丈夫です。本のある場所はわかってますから……」
御調さんは目的の本棚へとまっすぐ向かい、ある本を手にした。
篠宮「あ、その本って例のあの幽霊の本ですか?」
御調「はい……あーちゃんがどうしても気になることがあるというので……」
あーちゃん……前の裁判の時に虹橋彩乃と名乗っていた人物だったっけ。
御調「あ、そういえば……夢崎さんに彼女のことについてお話すると……」
御調「約束してました……よね?」
夢崎「そうだっけ?」
御調「はい……あーちゃんは私がいた学校に在籍してたんですよ……」
そういえば前に一緒に朝食作ってたときにそんな話をしたな。
夢崎「思い出したよ。あーちゃんがその話の人だったんだね」
御調「気安くあーちゃんなんて呼ばないで下さい」
夢崎「え」
御調「あ、今のは……あの子が……」
夢崎「そ、そうなんだ……」
いきなり口調が変わるとびっくりするな。
御調「あの……それでよかったら今少しお話しませんか……?」
夢崎「うん、ぜひ聞かせてよ」
篠宮「俺も一緒にいいですか?」
御調「あなたが?駄目に決まってるじゃないですか」
篠宮「え」
御調「い、いえ……大丈夫です……一緒にお話しましょう……」
御調「……ふふん、鞠亜が特別に話してあげるそうです。感謝してくださいよ」
……やっぱりこの幽霊は悪霊なんじゃないのか。
【info】
篠宮への好感度があがりました。
御調への好感度があがりました。
~Mid Night~
『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』
『ではではいい夢を……おやすみなさい』
今日はなんとかまだ大丈夫だった。
でもこのままだといつか全滅しかねない。
……いったいどうすればいいんだろう。考えたところでわかるものでもないかもしれないけど……。
アイテムを使いますか?
1.『ハッキング夢枕』使用(人物2名指名。夢の中なので誰でも可)
2.『シルバーハートネックレス』使用
3.使わない
安価↓
【篠宮 御調】採用で今日はここまでっす
次回更新は明日か明後日に
次回で非日常編まで進むと思います
【選択 1.篠宮、御調】
――――
――
―
― ??? ―
篠宮「……御調さんのピアノの演奏、いつ聞いても素晴らしいですね!」
御調「ふふ……そう言ってもらえると嬉しいわ……」
篠宮「もしよかったらもう一度聞かせてもらえませんか!」
御調「調子にのらないでください。鞠亜の演奏をただで聞こうだなん100年早いですよ」
篠宮「うぐ……じゃあ金払います!」
御調「い、いえ……別にお金なんて……いらないですから……」
御調「だからさっさと帰ってください」
篠宮「うぐ……わかりました!御調さんがそう言うなら俺帰ります!」
御調「あ、今のは違います……そういうことではなく……」
御調「帰って二度と鞠亜に近づかないでくださいってことですよ」
篠宮「く……御調さんがそう言うなら……」
御調「……もうっ、あーちゃんてばもうやめてよ」
御調「ふふん、鞠亜もはっきり言ったほうがいいと思いますよ。迷惑だって」
篠宮「め、迷惑ですか……?」
御調「そ、そんなこと……ないですよ」
御調「篠宮さんは……わたしの大切な友人です……から?」
篠宮「……どうして疑問系なんですか?」
御調「いえ、わたしは……篠宮さんのこと友達だと思ってますよ……」
御調「ただ……前から聞きたかったことがあるのですが……」
篠宮「なんですか?どんなことでも答えますよ!」
御調「……どうしてわたしにだけ敬語なんですか……?」
篠宮「え……それは御調さんだってそうじゃないですか!」
御調「わたしは……元々こういう口調なので……」
御調「誰に対してもタメ口叩くあなたなんかと一緒にしないでください」
篠宮「ぐぐ……でも御調さんにタメ口はちょっと……」
御調「そうですか……すこしさみしいです……」
篠宮「いえ!御調さんが望むならタメ口で喋ります!」
御調「……喋ります?」
篠宮「しゃ、喋る……ぜ!」
御調「何鞠亜に対してタメ口喋ってるんですか。もっと敬ってください」
篠宮「す、すいませんでした……」
御調「いえ、今の感じでいいんです……さっきのもう一度お願いします」
篠宮「わかり……わかったぜ!御調さんがそういうならこの口調でいきます!」
御調「……また戻ってます……」
篠宮「ぐぐ……俺、頑張りますから……ぜ!」
御調「あの……そこまで無理はしなくてもいいんですよ……?」
篠宮「問題ないんだぜ!まかせてください!」
御調「……やれやれ、先は長そうですね」
―
――
――――
【info】
・アイテム『ハッキング夢枕』がなくなりました。
《13日目リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … ミッション成功。君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
『ミッション11』 … ミッション成功。神鳥への疑惑。神鳥も内通者に誘われていたが断ったようだ。
【アイテム】
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
【14日目】
『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』
……もう朝か。なんだか寝た気がまるでしない。
さすがに4日目ともなると空腹で動くのもだるいけど……。
……なんだろう。何か嫌な予感がする。食堂へ急ごう。
― 食堂 ―
……なんだか食堂が賑わしい。何かあったのかな?
夢崎「おはよう……みんなどうしたの?」
天龍「見たまえ。厨房が開いているのだ」
夢崎「ほ、本当だ……!じゃあ食べ物も!?」
沙神「ええ、食糧倉庫も開放されているようです」
沙神「しかし……ここが開放されたということは……」
御調「殺人が起きた……ということでしょうか……」
夢崎「そんな……!それじゃあ早くみんなが無事か確認しないと!」
天龍「待ちたまえ!Mr.夢崎……」
……気がついた時には食堂を飛び出していた。
嫌な予感が的中していないことを願いながら……。
― メカニカルエリアB・廊下 ―
ここに来る途中、ヒメちゃんの個室や他の部屋を見てきたが誰もいなかった。
いつもなら自分の部屋にいるはずのヒメちゃんの姿も見えなかった。
夢崎「居住エリアのほうにはヒメちゃんは来てなかった」
夢崎「もしかして……何かあったのか……?」
夢崎「……もしヒメちゃんがいるとしたらこのエリアしかないよな」
妙な胸騒ぎを感じつつも、ボクはモノクマ工場へと足を踏み入れた。
『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』
モノクマ製造機のそばにできた血だまり……
その血だまりの上で重なりあうように倒れている2人
1人は【超高校級のアンドロイド】ヒメ……
そしてもう1人は体中から血を流して倒れている【超高校級の忍者】影山移瑠だった
【CHAPTER02 アンドロイドに愛を、獣に銃弾を 非日常編】
死体発見アナウンスを聞きつけたみんながモノクマ工場へと集まるのにそう時間はかからなかった。
みんなが集まったことを確認すると、ボクは影山クンたちを見つけた状況について説明した。
夢崎「……それで嫌な予感がしてここまで来ると影山クンの死体を発見したんだ」
天龍「シット、まさか殺人が起きてしまうとは……」
羽毛田「また……学級裁判が開かれるんですよね……」
モノクマ「もちろんです!そのために食料の供給を断ったんですから!」
七色「っち、やっぱやんなきゃなんねーのかよ」
モノクマ「うぷぷぷ、でもオマエラお腹ペコペコで捜査どころじゃないかな?」
モノクマ「特別にボクからこれをプレゼント!」
そう言ってモノクマはボクたちにアンパンと牛乳を配布した。
モノクマ「それで腹ごしらえをしてしっかり学級裁判に臨んでください!」
モノクマ「ちなみにモノクマファイルはすでに更新済みだから確認しておいてね」
モノクマ「では、裁判所でお会いしましょう!」
……またやらなきゃいけないのか。
でもボクたちに拒否する権利はない。やらなきゃボクたちみんな処刑されるから。
碓氷「それにしても……まさかあの影山君が殺されるなんて……」
神鳥「いったい誰がこんな……」
天龍「それは捜査しないことにはわからないだろう。早急に腹ごしらえをして捜査をするぞ」
裁目「捜査のやり方は……前と一緒っすか?」
天龍「それがいいだろうね」
篠宮「ま、待てよ!じゃあ俺は碓氷と2人で現場を見張らなきゃいけないのか?」
碓氷「あら、私と2人じゃ不満かしら?」
篠宮「不満に決まってるだろ!」
クレア「我慢してしっかりと現場と碓氷を見張りなさい。これは命令よ」
御調「まかせましたよ。篠宮さん」
篠宮「ぐぐ……了解しました」
碓氷「……私は別に現場を荒らすつもりなんてないんだけどな」
……見張り役は前と変わらず篠宮クンと碓氷さんか。
さて、ボクは誰と捜査をしようか……。
捜査パートナー指名(篠宮、碓氷、沙神を除く)
安価↓
神鳥選択で今日はここまで
影山クンが退場となりました。ヒメちゃんはまだ……
次回更新は少し先になると思います
男女の死亡比については言い訳のしようもないです
前回は途中で変更があったためバランスが悪くなってしまいました
今回はたぶん大丈夫なはずです。今はひどいものですが……
正直章全体でのバランスしか考えていなかったので途中経過の男女比をそこまで深く考えていませんでした
今更どうこうできる問題でもないですし完結後に見直しても失敗だと感じたら次回に活かすことにします
ちなみにヒロインについてですが、ヒロインには○○な役割があるということはなく、
この子がヒロインになったら○○な役割であの子なら◇◇な役割になるだろうといったように考えています。
つまりヒロインになっても死ぬときはあっさり死ぬし、ヒロインを決めるために生かしておくということもありません。
それと次の学級裁判から新システムを導入予定です。
【対論デシジョン(仮)】
2人の人物が対立するので正しい意見を言ってると思われる人物に味方してください。
味方をする際にはコトダマは使用せず、2人を除いたほかの人物の手を借りることになります。
(例)
【対論デシジョン 開始】
クレア「あの時現場に漂っていた匂い……」
クレア「あれが決定的な証拠になるはず……!」
クレア「あの匂いについてわかる人がいれば事件は解決よ!」
天龍「ノーウェイ!今更あの匂いがなんだったのかわかる者なんていない!」」
天龍「それよりも目撃者を探すべきだ!」
天龍「あの時事件を見ていた人物が必ずいるはずだ!」
安価↓
(例)
【クレア】←【七色】
クレアに七色で同意
七色でクレアに味方
この場合だと匂いのプロである【超高校級のアロマセラピスト】がいるので、七色でクレアに同意してください。
書き方は上のように誰の手を借りて誰に対して味方するのかわかりやすく書いてください。
実際やってみるとわかると思いますが某オリロンパの助太刀システムみたいなものです。
捜査はもう少しお待ちください
コトダマを少しばかり練り直している最中なので更新は早くても土曜日くらいになります
【捜査開始】
夢崎「……神鳥さん、一緒に捜査しようか」
神鳥「ええ……頑張りましょう」
……まずはモノクマファイルの確認からしよう。
◇◆
モノクマファイル02
被害者は影山移瑠。
死体発見場所はメカニカルエリアBのモノクマ工場。
死亡推定時刻は深夜0時頃。
死因は全身に銃弾を撃ち込まれたことによる失血死。
◇◆
夢崎「影山クンは銃で撃たれたってこと……?」
神鳥「そのようですね。それも死体を見たところ何発も銃弾を撃ち込まれているようです……」
影山クンの死体は身体中がボロボロになっていて、見るも無残な姿となっていた。
死体の周りには血だまりができていて、いくつか銃弾も転がっている。
【モノクマファイル02】を入手しました。
【モノクマファイル02】:被害者は影山移瑠。死体発見場所はメカニカルエリアBのモノクマ工場。死亡推定時刻は深夜0時頃。死因は全身に銃弾を撃ち込まれたことによる失血死。
神鳥「おかしいですね、影山さんの死体はひどいものですが……」
神鳥「ヒメさんはほとんど怪我をしていないようです」
たしかに、全身血塗れにはなっているが銃弾が当たったようには見えない。
てっきりピクリとも動かないからもう駄目なのかもと思ったけど……。
夢崎「もしかして……ヒメちゃんは生きてるの?」
沙神「……そのようですよ。どうやら眠っているだけのようです」
神鳥「そうなんですか?」
沙神「ヒメにはスリープ機能がついています。それが使われたのでしょう」
そういえば前にそんなこと言っていたような……。
神鳥「じゃあヒメさんは目を覚ますのでしょうか?」
沙神「ええ、スリープモードを解除すれば……」
どうやら沙神クンにはスリープモードを解除できるようだ。
よかった。ヒメちゃんが無事だったのは不幸中の幸いだ。
沙神「……よし。これで……」
ヒメ「…………うう……」
夢崎「ヒメちゃんが目を覚ました!」
天龍「なんだと……!それは本当かね?」
ヒメ「こ、ここは……わ、わらわは何を……?」
ヒメ「……影山は……あ……」
沙神「残念ですが彼はもう……」
ヒメ「…………」
クレア「ヒメ、悪いけどあなたが知ってることがあれば教えてもらえるかしら?」
クレア「前にも話したと思うけど……また学級裁判が始まる。何でもいいから情報が欲しいの」
ヒメ「……何も話せないのじゃ」
碓氷「何もって……何も知らないってこと?」
ヒメ「……犯人は知ってるのじゃ。でも……話すことはできないのじゃ」
羽毛田「ど、どうしてなの?もしかして犯人を庇って……?」
ヒメ「…………」
天龍「……Mr.沙神、これはどういうことなのだね?」
沙神「ロボット三原則……の影響かもしれません」
篠宮「なんだそりゃ?三原則?」
それも前に聞いた話だ。たしか……。
――――
――
―
「第一条 ロボットは人間に危害を加えてはいけない」
「第二条 ロボットは第一条に反するおそれのない場合に限り、人間に危険が降りかかるのを見過ごしてはならない」
「第三条 ロボットは第一条、第二条に反するおそれのない場合に限り、自己を守らなければならない」
―
――
――――
夢崎「えっと、たしかこんな感じの内容だったよね」
知らない人がいたのでボクが説明をした。
あの時にいなかった篠宮クン、ルナちゃん、御調さん、碓氷さん、裁目さんはこのことを知らないはずだ。
沙神「……一度しか話してないのによくそこまで正確に覚えてましたね」
天龍「それでその三原則の何が問題なのだね?」
沙神「第一条……それが引っかかるのかも……」
月城「人間に危害を加えてはいけないってやつ?」
沙神「……もし犯人がわかればその人は間違いなく処刑となる。だから話せないのかもしれません」
御調「そうなんですか……?」
ヒメ「…………」
ヒメちゃんは否定も肯定もしない。でもおそらくそういうことなんだろう。
クレア「そう簡単にはいかないってことね」
クレア「でもいいわ。犯人は必ず私様が見つけてみせるんだからね」
ロボット三原則か……それも事件に関係してるのかな。
コトダマ【ロボット三原則】を入手しました。
【ロボット三原則】:ヒメに組み込まれている三原則。内容は>>416。
コトダマ【ヒメの秘密】:を入手しました。
【ヒメの秘密】:ヒメのロボット三原則について知っているのは人物は夢崎、黒宮、天龍、影山、クレア、神鳥、七色、羽毛田、沙神の9人だけ。
次は現場を調べよう。気になることはたくさんあるけどまずは影山クンの死体からかな。
夢崎「……身体中を撃たれてる。凶器は間違いなく銃器の類だよね」
神鳥「あれじゃないですか?たしかこの部屋にはマシンガンが設置されてるんですよね?」
夢崎「そうかもしれない。ということは影山クンはこのモノクマ製造機を壊そうとしてたのかな……?」
神鳥「それはどうでしょう?それだけなら学級裁判は開かれないと思いますが……」
……他の人がモノクマ製造機を壊そうとしてたのかな。
でもそれなら影山クンが撃たれる理由なんてないよな……。
神鳥「あ、発見しました。ここ凹んでますよ」
死体のすぐそばにあるモノクマ製造機……そのカバーに凹みを発見したみたいだ。
神鳥「それからハンマーも落ちてます。誰かが壊そうとしてたのは間違いなさそうですねぇ」
夢崎「そのハンマーは武器庫にあったものかな」
夢崎「問題は誰が叩いたのかだけど……」
コトダマ【マシンガン】を入手しました。
【マシンガン】:モノクマ工場に設置されているマシンガン。モノクマ製造機に強い衝撃を与えると、その対象に対して銃撃を開始する。
コトダマ【モノクマ製造機のへこみ】を入手しました。
【モノクマ製造機のへこみ】:モノクマ製造機にハンマーで叩かれたような痕跡があった。
コトダマ【ハンマー】を入手しました。
【ハンマー】:現場に落ちていたハンマー。武器庫から持ち出したものと考えられる。
神鳥「……そういえば何か足りませんねぇ」
夢崎「足りないって何が?」
神鳥「……マフラーです。いつも巻いてるマフラー巻いてませんよ」
夢崎「あ、本当だ。どこにいったんだろう?」
神鳥「それから……電子研究手帳も付けてないみたいですよ」
影山クンの腕を確認する。たしかに付けていないみたいだ。
夢崎「……すごいね、神鳥さん。よくそんなに気が付くね」
神鳥「何言ってるんですか。何も見つけられなきゃみんな死ぬんですよ」
神鳥「夢崎さんももっと必死になってください」
夢崎「そ、そうだね……ごめん」
コトダマ【影山のマフラー】を入手しました。
【影山のマフラー】:いつも巻いていた影山のマフラーが現場から消えていた。
コトダマ【影山の電子研究手帳】を入手しました。
【影山の電子研究手帳】:影山の電子研究手帳が現場から消えていた。
夢崎「影山クンの死体はこんなところかな……」
神鳥「他に気になることといえば……この血文字とキグルミですよねぇ」
現場には“Happy”という血文字が残されていた。
死体から離れたそばに書かれていることから影山クンが書いたものではないとわかる。
夢崎「この血文字は犯人が残したものだよね。影山クンには書けそうにないし」
神鳥「最近聞いたことのある単語のような気がしますが……なんでしょう?」
夢崎「クレアさんが言ってた……怪盗ハッピーは"Happy"という犯行声明を残すって」
神鳥「ああ、そんなこと言ってましたね。でもあれって架空の犯罪者ですよね?」
夢崎「え、そうなの?」
神鳥「だってそんなふざけた名前の怪盗なんているわけないじゃないですかぁ」
たしかクレアさんが独自の調査で調べた情報って言ってたな。
信憑性は高くないのかもしれないけど……。
コトダマ【血文字】を入手しました
【血文字】:現場には"Happy"と書かれた血文字が残されていた。
血文字も気になるけどもっと気になるものがある。
血だまりから続く足跡の先……そこに血塗れのキグルミがあった。
神鳥「これ、なんでしょう?キグルミ……ですよね?」
夢崎「ドレッシングルームにあったものだね」
神鳥「ふむふむ……撃たれた痕がありますね?どう思います?」
キグルミには3つ……銃弾が貫通した痕があった。
ただ中にいた人には当たっていないかもしれない絶妙な位置でもある。
夢崎「このキグルミを着てた人には銃弾は当たってないかもしれない」
神鳥「でも当たってるかもしれないと?」
夢崎「うん……キグルミの中に血が付着してる。血を浴びたときについたって感じじゃなさそうだね」
夢崎「やっぱり銃弾が当たってる可能性の方が高いのかも」
神鳥「はっきりしませんねぇ。夢崎さんはキグルミのプロなんですからちゃんと見極めてくださいよぉ」
夢崎「もし犯人がこのキグルミを着ていたとするとその人物が怪我をしていた可能性は高いと思う」
夢崎「ただその怪我が銃弾の当たったものかどうかはわからない」
神鳥「犯人は怪我をしているということですか」
神鳥「全員の体を調べれば犯人がわかりそうですねぇ」
夢崎「いや、でもわざと血を付けただけかもしれないしそれは危険かも……」
……それにまだ犯人がキグルミを着ていたかはわからないからね。
コトダマ【キグルミ】を入手しました。
【キグルミ】:現場で発見された血塗れのキグルミ。元々ドレッシングルームに置いてあった。銃弾が貫通した痕が3つあり、キグルミの中には血痕が付着していた。
― 武器庫 ―
現場での捜査を終えたボクたちは武器庫へとやって来た。
そこでは先に沙神クンと羽毛田さんが捜査をしていた。
夢崎「何か怪しい物見つけた?」
沙神「いえ……特には見つけられませんでした」
羽毛田「あ、でもここにある銃は使われてないみたいなの」
神鳥「全部調べたんですか?」
沙神「さすがに全部は……ただ機関銃の類はどれも使われてなさそうです」
夢崎「そっか……じゃあやっぱり凶器はモノクマ工場にあったマシンガンなのかな」
沙神「夢崎君たちは何か気になったことありませんか?」
ボクは現場で捜査したことを沙神クンたちに話した。
現場からなくなった物のこと、キグルミのこと、血文字のこと。
沙神「なるほど、参考になりました。ありがとうございます」
神鳥「沙神さんたちは何か気になったこととかありますか?」
沙神「そうですね……影山さんが身に付けていた物はどこかに隠されてるかもしれません」
夢崎「どこかに?」
沙神「ええ、自分の部屋にも隠すわけにはいかないでしょうし……」
沙神「自分で持っていた場合、持ち物検査されればすぐに犯人である事がバレてしまいますから」
探せば見つかるかもしれないってことか。
神鳥「ふむふむ、ちなみにお2人はアリバイありますか?」
沙神「その……非常に言いづらいのですが……」
沙神「事件のあった0時頃は羽毛田さんと一緒にいました」
神鳥「具体的に言うとどのくらいの時間ですか?」
沙神「……夜時間です」
夢崎「夜時間って……もしかしてずっと?」
羽毛田「えへへ……実は昨日の夜、私沙神さんの部屋にお泊りしたの」
夢崎「羽毛田さんが沙神クンの部屋に……え?本当に?」
神鳥「あらあら、いつの間に……」
沙神「いえ、違います。これはその……あれです」
沙神「僕はただ羽毛田さんを見張っていただけで……」
夢崎「見張っていたって何かしたの?」
沙神「……正直に言いましょう。羽毛田さんは殺人を考えていたようなんです」
神鳥「殺人を……本当なんですか?」
羽毛田「それはその……本当なの」
沙神「昨日の夜時間前、彼女が凶器を持って歩いているところを発見したんです」
沙神「だから僕が保護しました……それだけのことです」
神鳥「でも男女が一晩同じ部屋にいたんですよね?」
沙神「……たとえ何か間違いがあったとしても事件には関係のないことです」
沙神「重要なのは僕と羽毛田さんにはアリバイがあるということだけでしょう?」
神鳥「なるほどわかりました。それで間違いはあったんですか?」
沙神「……ノーコメントで」
羽毛田「えへへ……それは秘密なの」
……とりあえず沙神クンと羽毛田さんにはアリバイがあると。
コトダマ【沙神のアリバイ】を入手しました
【沙神のアリバイ】:沙神と羽毛田は夜時間の間、ずっと一緒にいたらしい。
― ドレッシングルーム ―
キグルミの置いてあった部屋はここだ。一応、調べておいたほうがいいかもしれないな。
夢崎「……やっぱりキグルミがひとつなくなってるね」
神鳥「しかしどうしてキグルミなんて持ち出したんでしょうね?」
夢崎「姿を見られたくなかったとか?」
神鳥「それにしてももっといい方法があると思うんですけどねぇ」
……たしかにキグルミなんて普通の人にとっては動きづらいだけだよな。
天龍「フム、これは現場にあったものと同じキグルミなのかね?」
夢崎「うん、大きさも素材も同じものだね。天龍クンたちもここの捜査?」
天龍「キグルミのことを調べたくてね」
七色「テンリュー、ちょっと着てみろよ」
天龍「ワイ?なぜ僕がそんなことをしなければいけないのだね?」
七色「だってアタシたちの中で背が一番高いのはオメーだろ?誰でも着こなせるのか確かめようぜ」
夢崎「ボクの見立てでは天龍クンには厳しいと思うけど……」
天龍「僕に無理だって?ハハン、そんなことやってみなければわからないと思うがね!」
天龍クンが上着を脱いでキグルミを着ようする……が思っていた通りサイズが小さくて着られないようだ。
天龍「オーケー、どうやら僕の辞書にも不可能という文字は載っているようだ」
七色「そんなもん最初からわかってんだろ」
神鳥「ちなみに夢崎さんの見立てではこれが着れそうな人は誰ですか?」
夢崎「沙神クンならギリギリ入るんじゃないかな」
七色「つまりテンリュー以外なら着こなせるってわけだな」
天龍「なん……だと……?」
神鳥「それより捜査していて何か気付いたこととかありませんか?」
夢崎「アリバイとかも知りたいな」
天龍「……フム、アリバイについては僕もMS.七色もない」
天龍「ただひとつだけ……僕が気になったことといえば武器庫の拳銃だね」
神鳥「拳銃……もしかしてそれが凶器なんですか?」
天龍「凶器ではないだろうね。なんせ3発しか使われていないのだから」
夢崎「3発だけ……?」
天龍「イエス、Mr.影山を殺害するのに使ったとは考えにくいだろう?」
夢崎「たしかに……じゃあ事件とは関係ないのかな?」
天龍「それはどうだろうね。なんせ無くなっていたのは昨日の夜の間だろうからね」
七色「何かしら事件に関係してるのかもしれねーな」
3発だけ使われた拳銃か。何のために使われたんだろう……?
コトダマ【武器庫の拳銃】を入手しました。
【武器庫の拳銃】:武器庫に保管されていた拳銃が3発分使用されていた。
― 居住エリアB・廊下 ―
神鳥「さて、次はどこを捜査しましょうか?」
夢崎「事件に関係ありそうな場所は探したと思うけど……」
どこを捜査しようか悩んでいると、レクリエーションルームから裁目さんと御調さんが出てくるのが見えた。
あの2人にも話を聞いておこうかな……。
夢崎「捜査のほうはどう?」
裁目「そうっすね……女子更衣室のロッカーの中に影山ちゃんのマフラーがあるのを見つけたっすよ」
神鳥「本当ですか?」
御調「間違いないと思います……血がついてましたから……」
夢崎「ということは犯人は女子更衣室に入れた人物……?」
裁目「……そうとは限らないと思うっすよ」
神鳥「どうしてですか?」
裁目「男子更衣室の方で血の付いたリボンを見つけたっす。犯人は男子じゃないっすかね」
夢崎「リボン……それってもしかして……」
御調「おそらくですが……ヒメちゃんのものだと思います」
……そういえばさっきはリボンを付けていなかった気がする。
神鳥「なるほど……犯人は男子と女子両方の更衣室に入ることができた人物ということですね」
影山クンの電子研究手帳がなくなっていた。犯人はそれを使ったのかもしれないな。
コトダマ【影山のマフラー】を入手しました。
【影山のマフラー】:女子更衣室のロッカーの中に隠してあった。血が付着しており、殺害後に隠したと思われる。
コトダマ【黄色いリボン】を入手しました。
【黄色いリボン】:男子更衣室のロッカーの中に隠してあった。血が付着しており、殺害後に隠したと思われる。
裁目「あ、そうっす。これは話しておいたほうがいいかもっすね」
夢崎「何かな?」
裁目「影山ちゃんのシークレットファイルって私が持ってるんすよ」
夢崎「……前にそんなこと言ってたね」
裁目「実は……その内容を少しだけ話しちゃったことがあるんすよ」
夢崎「え、誰に?どんな内容なの?」
神鳥「あらあら、それ私聞いた事ありますねぇ。あの時ですか?」
裁目「そうっす。前に女子だけで集まったときに言っちゃったんすよ」
夢崎「女子って……女子全員?」
御調「そうだと思います……その時はわたしもいました……」
影山クンの秘密……女子は全員知ってるってことなのか。
裁目「いつのことかはわからないっすけど、影山ちゃんは女の子の護衛任務についてたことがあるらしいっす」
裁目「その女の子がヒメちゃんそっくりなんすよ」
夢崎「ヒメちゃんに……?」
裁目「影山ちゃんがヒメちゃんを助けたことがあるのは覚えてるっすか?」
裁目「ちょうど影山ちゃんのその話が出てきたときについ喋っちゃったんすよ」
夢崎「ついって……シークレットファイルのことは話さない約束だったよね?」
裁目「秘密を全部喋ったわけじゃないからセーフっす」
……それにしても影山クンが女の子の護衛か。少し意外だな。
【影山の秘密】:裁目に配布された影山の秘密。内容はヒメに似た人物の護衛任務をしていたという内容だった。その内容を女子に話していたらしい。
裁目「今のところ私から話せるのはこんなとこっすね」
御調「夢崎さんたちは……どうですか?」
ボクたちの捜査状況を簡単に説明した。
捜査内容とボクたちのアリバイについて……どうやらボクたちと同じように2人もアリバイがないみたいだ。
裁目「そうっすか。おかげで犯人が誰かまったくわからなくなったっす」
夢崎「わからないんだ……」
裁目「ある程度犯人の目星はついたと思ったんすけどね」
裁目「夢崎ちゃんの話が全部本当ならお手上げっすね」
神鳥「もう少し捜査頑張らないといけないかもしれませんね」
裁目「そうっすね。私たちは別の場所を捜査することにするっす」
夢崎「うん、じゃあまたあとで……」
御調「あ、少し待って……」
そう言って御調さんがボクの手を掴んで引っ張っていく。
夢崎「ど、どうしたの?」
御調「……あの、神鳥さんにおかしなところはありませんでしたか?」
夢崎「え、ないと思うけど……」
御調「……そうですか……」
夢崎「もしかして神鳥さんを疑ってるの?」
御調「前に鞠亜が調べ物をしてると言いましたよね?」
夢崎「うん……ってもしかして今喋ってるのは……」
御調「調べていたのはボクの作品についてなんです」
夢崎「御調さん……じゃなくて虹橋さんの?」
御調「……神鳥さんには気をつけてください。何か隠してるかもしれませんよ」
夢崎「それって……」
御調「話はそれでおしまいです。忠告はしておきましたからね」
神鳥さんが隠し事?それって事件に関係してるんだろうか?
神鳥「……あの、どうしたんですか?」
御調「いえ……なんでもありません……」
神鳥「そうですか?じゃあ捜査に戻りますね」
御調「……ええ、お気をつけて……」
……なんだったんだろう。神鳥さんが不信な行動とってるわけでもないし大丈夫だとは思うけど……。
― 影山の個室 ―
一応、ここも調べておいたほうがいいかもしれない。
何か見つかるといいけど……。
月城「何にもないぞ☆」
部屋に来て早々に何もないと言われてしまった。
神鳥「ここはもう捜査済みですか?」
黒宮「ええ、だけど事件に関係ありそうなものは何もなかった」
クレア「あなたたちのほうはどうなの?」
捜査内容を簡単に説明する。
クレアさんたちが捜査した内容もだいたい同じものだったみたいだ。
月城「あ、そういえばアタシ昨日の夜にヒメちゃんを見たよ☆」
神鳥「昨日の夜って何時ごろですか?どこで?」
月城「えっと……居住エリアだよ☆夜時間になって自分の部屋に戻ろうとしたときに見かけたの☆」
ヒメちゃんが居住エリアに……何か用事でもあったのかな。
コトダマ【月城の証言】を入手しました。
【月城の証言】:夜10時ごろ、居住エリアでヒメの姿を見かけたらしい。
キーン、コーン カーン、コーン
『そろそろ学級裁判を始めたいと思います!』
『それでは、居住エリアBにある赤い扉にお入りください!』
夢崎「もう捜査時間は終了だね……」
クレア「安心しなさい。私様には犯人がもう誰なのかわかったわ」
夢崎「ほ、本当に!?」
クレア「ふふ、裁判で私様の華麗な推理を聞かせてあげるわ」
神鳥「……本当ですか?期待してますよぉ」
影山クンを殺した犯人、それはまだわからない。
でもボクたちの中にいることは間違いない……必ず犯人を見つけなくちゃ……!
《コトダマ一覧》
【モノクマファイル02】:被害者は影山移瑠。死体発見場所はメカニカルエリアBのモノクマ工場。死亡推定時刻は深夜0時頃。死因は全身に銃弾を撃ち込まれたことによる失血死。
【ロボット三原則】:ヒメに組み込まれた三原則。内容は>>416。
【ヒメの秘密】:ヒメのロボット三原則について他の人に話したのは一度だけ。その時にいた人物は夢崎、黒宮、天龍、影山、クレア、神鳥、七色、羽毛田、沙神の9人だけだった。
【ハンマー】:現場に落ちていたハンマー。武器庫から持ち出したものと考えられる。
【モノクマ製造機のへこみ】:モノクマ製造機にハンマーで叩かれたような痕跡があった。
【マシンガン】:モノクマ工場に設置されているマシンガン。モノクマ製造機に強い衝撃を与えると、その対象に対して射撃する。
【影山の電子研究手帳】:影山の電子研究手帳が現場から消えていた。
【血文字】:現場には"Happy"と書かれた血文字が残されていた。
【キグルミ】:現場で発見されたキグルミ。元々ドレッシングルームに置いてあった。銃弾が貫通した痕が3つあり、キグルミの中には血痕が付着していた。
【沙神のアリバイ】:沙神と羽毛田は夜時間の間、ずっと一緒にいたらしい。
【武器庫の拳銃】:武器庫に保管されていた拳銃が3発分使用されていた。
【影山のマフラー】:女子更衣室のロッカーの中に隠してあった。血が付着しており、殺害後に隠したと思われる。
【黄色いリボン】:男子更衣室のロッカーの中に隠してあった。血が付着しており、殺害後に隠したと思われる。
【影山の秘密】:裁目に配布された影山の秘密。内容はヒメに似た人物の護衛任務をしていたという内容だった。その内容を女子に話していたらしい。
【月城の証言】:夜10時ごろ、居住エリアでヒメの姿を見かけたらしい。
【学級裁判準備】
モノクマ工場で殺された影山移瑠。
なぜその現場にヒメがいたのか?
現場に残された謎の血文字とキグルミが意味するものとは?
第二の学級裁判が今始まろうとしていた……
現在の発言力:5
現在の精神力:7
【スキル】
・ユーズスキル…学級裁判時、条件を満たしたときに使用できるスキル
『コークスクリュー』 … 閃きアナグラムの時、精神力3使って不必要な文字を消し去ることができる。
『心眼』 … ノンストップ議論の時、精神力3使ってダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
『カッティング』 … 反論ショーダウンの時、精神力2使って前半か後半のダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
・オートスキル…学級裁判時、自動で発動するスキル
『夢の国の住人』 … 裁判中一度だけ、発言力が0になった時、残った精神力をすべてを発言力に移すことができる。
『冷静沈着』 … 学級裁判時、5連続正解すると精神力が3回復する
『正義漢』 … 精神力の最大値が2増える。
コトダマ【>>433】
裁判席
http://i.imgur.com/ehiOpN3.png
今日はここまで
裁判中に重要な情報が発覚するので今の時点では犯人特定するのは難しいかもしれません
質問があれば答えられるものだけ答えます
次回更新は未定
コトダマ修正
【武器庫の拳銃】:武器庫に保管されていた拳銃が3発分使用されていた。他に使用された銃はない。
更新はもう少し先になります。早くても火曜日あたりに。
今回は犯人当てやすいと思います。考察は自由にどうぞ
今日の20時頃裁判開始します
学 級 裁 判 開 廷 !
モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」
モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」
モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき」
モノクマ「逆に間違った人物をクロと指摘した場合は、クロを除く全員がおしおきとなり……」
モノクマ「みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」
モノクマ「それでは議論を始めてください!」
沙神「……その前に聞いておきたいのですがあれはどういうつもりですか?」
沙神クンが指を指した先、そこにはヒメちゃんがワイヤーで縛られ吊るされていた。
モノクマ「だってあいつを自由にしておくと学級裁判を邪魔しかねないんだもん」
モノクマ「ちゃんと学級裁判が終われば開放してあげるから安心してよ」
モノクマ「クロを見つけられればの話ですがね、うぷぷぷ」
ヒメ「……ぐぬぬ」
天龍「ナウ、とにかく今は学級裁判に集中しよう」
沙神「……しかたありませんね」
篠宮「そんでまずは何から議論するんだ?」
月城「死因ははっきりしてるし凶器が何か考えるってのはどうかな?」
天龍「オーケー、まずは凶器についてはっきりさせよう」
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【武器庫の拳銃】
>【ハンマー】
>【マシンガン】
天龍「死因は全身に撃ちこまれた銃弾による失血死……」
天龍「凶器は【モノクマ工場に設置されたマシンガン】だろうね」
黒宮「それって【モノクマ製造機を壊そうと】すると出てくるはずよね」
沙神「影山さんはあれを壊そうとしていたのでしょうか?」
篠宮「そう決め付けるのは早いんじゃねーか?」
篠宮「マシンガンを【武器庫から持ち出した】可能性もあるだろ」
月城「うーん……どうなんだろう?」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【武器庫の拳銃】→【武器庫から持ち出した】 正解!
夢崎「それは違うよ!」論破!
夢崎「武器庫にあった拳銃は3発しか使われていなかった」
夢崎「それ以外の銃には手を付けられていないんんだ」
天龍「それは僕が確認済みだね。マシンガンは持ち出されていないし使われていないよ」
御調「凶器はモノクマ工場のマシンガン以外に考えられない……ということですね」
篠宮「でもあれって何かしないとマシンガンは動かないんだよな?」
神鳥「モノクマ製造機に衝撃を与えるというのが条件でしたねぇ」
篠宮「誰がどうやってそんなことしたんだ?」
夢崎「誰がってのはわからないけど、どうやってならわかるかも」
モノクマ製造機を壊すのに使おうとした道具……あれしかないはずだ。
コトダマを提示しろ!(>>433)
安価↓
【ハンマー】 正解!
夢崎「これが答えだよ!」解!
夢崎「現場にハンマーが落ちてたんだ」
夢崎「たぶんこれでモノクマ製造機を叩いたんじゃないかな」
神鳥「ちょうどハンマーで叩いたような跡もありましたね」
七色「問題はそれを誰が叩いたのかってことだな」
沙神「はたして影山さんなのか犯人なのか……」
碓氷「ヒメちゃんの可能性もあるわね」
天龍「オーケー、次はその時の状況について議論するとしよう」
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【ヒメの秘密】
>【影山の秘密】
>【ロボット三原則】
クレア「《ハンマーを使ったのは犯人》じゃないかしら?」
碓氷「《ヒメちゃんが叩いた》かもしれないわよ?」
沙神「ヒメが叩く理由なんてないはずですが……」
篠宮「《影山が叩いた》としか考えられなくないか?」
羽毛田「ヒメちゃんは人を守らなくちゃいけないプログラムが組み込まれてるの」
羽毛田「誰かが叩いたとしたらその人を守ろうとすると思うの」
御調「そのヒメさんが無傷ということは……」
御調「《誰かが庇った》……?」
月城「犯人が?影山君が?」
七色「どっちもだったりしてな」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【影山の秘密】→《誰かが庇った》 正解!
夢崎「そうかもしれない……!」論破!
夢崎「ヒメちゃんを庇ったのは影山クンかもしれない……」
天龍「Mr.影山がMS.ヒメを?」
夢崎「実は影山クンはヒメちゃんに似た女の子の護衛をしていたことがあるらしいんだ」
夢崎「今回も同じようにヒメちゃんを守ろうとしたとは考えられないかな」
篠宮「同じようにつっても結局は別人だろ?ありえるのか?」
七色「前にモノクマがヒメッチを襲ったときにカゲッチが助けたことがあった」
七色「考えられなくはねーだろうぜ」
碓氷「ええと……犯人がハンマーでモノクマ製造機を叩いて……」
碓氷「それをヒメちゃんが守ろうとした」
碓氷「そのヒメちゃんを影山君が守ろうとしたってこと?」
裁目「でもそれって殺人になるんすか?そこんとこどうなの、モノクマちゃん?」
モノクマ「方法はどうであれ犯人は影山クンの命を狙ってたことは間違いありません」
モノクマ「もし犯人がその方法を使ったとしても……」
モノクマ「ボクはモノクマ工場の防衛システムを凶器として使った殺人事件とみなします!」
天龍「アイシー、とりあえずこの方法が使われた可能性はあると考えてよさそうだね」
御調「今のところ……それしか考えられませんからね……」
黒宮「影山を殺害する方法はこれしかなかったとも言えるかも」
たしかに……真っ向から影山クンを殺そうとするなんてまず無理だよね。
裁目「でもこの方法だと犯人自身も危ないっすよね?」
神鳥「下手すればまともに銃弾を食らうことになりますからねぇ」
クレア「銃弾を防ぐため……犯人はあれを使ったんじゃないのかしら?」
夢崎「あれって?」
クレア「あなたが話してたことよ。防弾仕様があるとかなんとか言ってたじゃない」
……もしかしてあれのことを言ってるのかな。
コトダマを提示しろ!(>>433)
安価↓
【キグルミ】 正解!
夢崎「これかも……!」解!
夢崎「ドレッシングルームにあったキグルミ……」
夢崎「あれを使ったってことなのかな」
クレア「おそらくそうでしょうね」
クレア「……実際は防弾仕様でもなんでもなかったみたいだけど」
夢崎「あれ、最初からそう言ってなかったっけ?」
羽毛田「えっと……夢崎さんのキグルミは防弾仕様で……」
羽毛田「ドレッシングルームに予備のキグルミあるって言ってたの」
――――
――
―
神鳥「夢崎さんのキグルミは防弾仕様なんですから試してみるってのはどうですか?」
七色「それはいいな!ドレッシングルームに予備のキグルミがあるし全部尽きるまで試そーぜ!」
夢崎「嫌だよ!耐えられないことはないだろうけど……痛いし」
……そもそもドレッシングルームのキグルミは防弾仕様じゃないからね。
―
――
――――
夢崎「そういえば……たしかに言ってなかったかも」
神鳥「犯人が防弾対策もしていたってことは……」
神鳥「やはり犯人はさっきの推理通り犯行を行ったと考えてよさそうですねぇ」
黒宮「……でもひとつ問題があるんじゃない?」
黒宮「犯行後……ヒメはどうするの?」
黒宮「口封じしておかないと誰かに喋る可能性がある」
沙神「ですがロボット三原則がある限りヒメは事件のことを喋れませんよ」
黒宮「沙神ならともかく、そんなこと私たちにわかるはずない」
黒宮「犯人はどうにかしてヒメの口を封じようとしたと思うんだけど……」
ヒメちゃんの口を封じた方法か。
もしかしたら……あれを使ったのかもしれない。
【閃きアナグラム 開始】
ヒメの口を封じた方法は?
《7文字》
れ た な ぷ り と
す く ー ん ぼ い
安価↓
すりーぷぼたん → スリープボタン 正解!
夢崎「これがボクの答えだよ!」解!
夢崎「黒宮さんはあのときいなかったから知らないかもしれないけど……」
夢崎「ヒメちゃんにはスリープ機能がついてるんだよ」
黒宮「スリープ機能……?」
夢崎「首の後ろにスリープボタンがついてるんだ」
夢崎「それを押すとヒメちゃんは眠っちゃうんだよ」
黒宮「……そう、そんな機能がついてたのね」
天龍「ナウ、ここまでは恐ろしく順調に推理が進んでいるね」
羽毛田「でもここからが問題なの……誰が犯人なのかまったくわかりません!」
沙神「ここまでなら誰でも犯行が可能ですからね……」
天龍「犯人特定に繋がる何か……現場に残されていなかったか?」
夢崎「たしかまだ議論していないものが残ってるよ」
現場に残されていたあの証拠……まだ議論されてないはずだ……!
コトダマを提示しろ(>>433)
安価↓
【モノクマ製造機のへこみ】
夢崎「これ……かな?」
夢崎「モノクマ製造機のへこみはどうかな?」
篠宮「あれはハンマーで叩かれた跡だろ?」
月城「その話はもういいかなって思うな☆」
……どうやらこれはもういいみたいだ。
別の証拠を提示しよう。
発言力5→4
現場に残っていてまだ議論されていない証拠……あれしかない!
コトダマを提示しろ(>>433)
安価↓
【血文字】 正解!
夢崎「これはどうかな……!」解!
夢崎「現場に残っていた血文字……」
夢崎「あれについてはまだ議論してなかったよね」
天龍「あの血文字か……あれはいったい何なのだね?」
篠宮「ダイイングメッセージってやつか!?」
月城「それはないと思うな☆影山君の死体から離れた場所に書かれてたもん☆」
神鳥「犯人が書き残したと考えるのが妥当でしょうねぇ」
裁目「でもなんすかあの血文字は?"Happy"とか意味不明っす」
夢崎「いや、ここにいるみんななら一度は聞いたことあるはずだよ」
……あの血文字の意味。クレアさんが言ってたはずだ。
【閃きアナグラム 開始】
血文字の意味は?
《8文字》
は く な て ろ め
そ う せ こ ぼ ん
安価↓
すみません、間違いまくってます
今修正します
【閃きアナグラム 開始】
血文字の意味は?
《8文字》
は く め い ろ い
か う せ こ ぼ ん
安価↓
はんこうせいめい → 犯行声明 正解!
夢崎「これがボクの答えだよ!」解!
夢崎「クレアさんが言っていた犯罪者……」
夢崎「その犯罪者は現場に"Happy"という文字を残すらしいんだ」
夢崎「犯人がその犯罪者なのかはわからないけど……何か関係あるんじゃないかな?」
天龍「そういえば前にMS.クレアが言っていたね。名前はなんと言ったか……」
クレア「怪盗ハッピーよ。今回の犯行はやつの仕業で間違いないわ」
御調「あの……その人は実在する人物なのでしょうか……?」
クレア「もちろんよ。私様の勘だってそう告げてるもの」
御調「勘……ですか……?」
七色「当てになんのかよ?」
クレア「当たり前じゃない!私様がそのことを証明してみせるわ!」
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【影山の電子研究手帳】
>【影山の秘密】
>【キグルミ】
クレア「怪盗ハッピーはこの中にいる!絶対よ!」
天龍「その根拠は何かね?」
クレア「【私様の勘】よ!」
碓氷「まさか……本当にそれだけで乗り切るつもりなの?」
篠宮「怪盗っていうくらいだから何か盗むんだよな?」
羽毛田「でも現場から【盗まれたものなんてない】と思うの」
裁目「それはおかしいっす」
裁目「現場から消えていたものならあったはずっすよ」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【影山の電子研究手帳】→【盗まれたものなんてない】 正解!
夢崎「それは違うよ!」論破!
夢崎「盗まれたものならあったはずだよ」
夢崎「影山クンの電子研究手帳が現場からなくなってたんだ」
碓氷「消えた電子研究手帳……それを犯人が盗んだっていうのね」
篠宮「だけど銃弾浴びてぶっ壊れただけかもしんねーだろ」
篠宮「犯人が持ってったとは限らないんじゃねーか?」
夢崎「でも他にも現場から消えてるものがあるんだ」
現場から消えたもの……他に二つあったはずだ!
コトダマを二つ提示しろ!(>>433)
安価↓
【影山のマフラー】【黄色いリボン】 正解!
夢崎「これしか……ない!」解!
夢崎「影山クンのマフラーとヒメちゃんのリボン……」
夢崎「どっちも現場からなくなってたんだ」
篠宮「マフラーとリボンが……?」
裁目「ちなみにそれは私と御調ちゃんが見つけたっすよ」
裁目「それぞれ女子更衣室と男子更衣室にあったっす」
天龍「更衣室……なぜそんなところに?」
御調「それはわかりませんが……」
御調「両方とも血がついてました……事件に関係していると思いますよ……」
クレア「ふふ、これでわかったかしら?」
クレア「私たちの中に怪盗はいるのよ!」
天龍「いや、現場から物が消えていたからといって盗まれたとは限らないんじゃないかね?」
天龍「ただ証拠を処分したかっただけ……ということも考えられる」
神鳥「あの血文字も捜査を錯乱させるためのものだと思いまよ?」
クレア「根拠はこれだけじゃないわ」
クレア「だって盗難事件はこれに限ったことじゃないもの」
沙神「他に盗難事件があったというのですか?」
月城「聞いたことないけど……本当にあったの?」
クレア「それはそうでしょうね。男子は知らないはずよ」
碓氷「え、ちょっともしかしてそれって……」
クレア「ええ、数日前に碓氷のパンツが盗まれる事件があったのよ!」
沙神「碓氷さんの……パンツが盗まれた?」
羽毛田「ありましたね!そういえばそんなこともあったの!」
裁目「男子には言ってなかったっすね」
天龍「まさかとは思うが……それも怪盗の仕業だと?」
クレア「そうよ!そう考えるのが自然だと思わない?」
黒宮「……思わないし事件には関係ないと思うけど」
クレア「それにこれだけじゃないわ」
クレア「少し前にもうひとつ盗難事件があったはずよ!」
裁目「他にもあったんすか?」
七色「アタシは知らねーな」
クレア「ふふ、その事件ならここにいる全員が知っているはずよ」
夢崎「全員が?その事件って……」
クレア「モノクマが食料を盗まれた事件よ!」
黒宮「たしかにそんなこともあったけど……」
篠宮「あれは事件でもなんでもないだろ」
クレア「よく考えてみてちょうだい」
クレア「普通の人間がモノクマから食料を盗みだすなんてできると思う?」
羽毛田「ふ、不可能ではないと思うの……」
クレア「そうかしら?私様は盗みのプロだからこそそんなことができたと思うわよ」
クレア「それにパンツ盗難事件も食料盗難事件も同じ人物が関係している……」
クレア「そうでしょう?」
裁目「じゃあクレアちゃんのいう怪盗の正体って……」
……あの人のことだよね。
怪しい人物を指名しろ!
安価↓
神鳥怜子 正解!
夢崎「キミしか……いない!」解!
夢崎「クレアさんのいう怪盗の正体……」
夢崎「それって神鳥さんのことだよね」
クレア「ふふ、その通りよ。さすが私様の助手ね」
天龍「いや、待ちたまえ。食料盗難のほうはわかるが……」
天龍「パンツ盗難もMS.神鳥のやったことなのかね?」
クレア「状況から考えて彼女以外いないわ」
沙神「……そうなんですか?」
羽毛田「今のところ……そうなの」
クレア「つまりそういうこと」
クレア「私様の推理によると怪盗は神鳥以外考えられないのよ!」
クレア「神鳥、何か反論はあるかしら?」
神鳥「……はあ、私はこんなのに反論しなくちゃいけないんですか?」
神鳥「だいたい何が私様の推理ですか。にわか探偵のくせに」
クレア「に、にわか……?」
神鳥「あのですねぇ、さすがの私もパンツ泥棒扱いされれば怒りますよ?」
神鳥「だいたい命懸けでモノクマから食料を盗ってきた人に対しての仕打ちがこれですか?」
クレア「それはそれ、これはこれよ」
神鳥「そもそもパンツ泥棒は私じゃなくて夢崎さんですよ」
夢崎「え」
神鳥「あの日、私は夢崎さんと電子研究手帳を交換してたんです」
神鳥「そうですよね、夢崎さん?」
夢崎「それは……そうだけど」
碓氷「え、じゃあパンツ泥棒は……」
夢崎「ぼ、ボクじゃないよ!」
神鳥「ま、夢崎さんがパンツ泥棒かどうかだってどうでもいいんです」
神鳥「ようは私が犯人でないことさえわかってもらえればね」
天龍「フム、話がよく見えないのだが……」
天龍「パンツの下りは必要な議論なのかね?」
篠宮「パンツ盗んだのが誰なんてあとで考えればよくねーか?」
クレア「何言ってるのよ!今回の事件は怪盗ハッピーによるもの」
クレア「つまり同一犯のパンツ泥棒だって見つけないといけないわ」
碓氷「あの……あまりパンツパンツ連呼しないで欲しいんだけど」
神鳥「はあ、もうこの話やめませんか?食料盗難の件はともかく……」
神鳥「夢崎さんが白状している以上、パンツの盗難は私には無理だとわかったでしょう?」
神鳥「怪盗なんとかさんでしたっけ?そんな人はいないんですよ」
クレア「私様の推理は絶対よ!」反論!
クレア「いいえ、ここではっきりさせるべきよ」
クレア「私様の勘がはっきりと告げているの」
クレア「怪盗ハッピーは私たちのなかにいるとね」
夢崎「本当に……いるのかな」
黒宮「私にはそんな人がいるとは思えないけど」
クレア「いるに決まってる。私様の推理に間違いなんてないんだから」
神鳥「その推理……降下させてもらいます!」反論!
神鳥「みなさんの命を危険にさらしたまま議論を発展させるわけには行きません」
神鳥「あなたの間違いだらけの推理……もう一度考え直してはいかがでしょう?」
神鳥「さて、どちらの考えが正しいのかみなさんに判断していただきましょうか」
クレア「望むところよ。夢崎、あなたはもちろん私様の味方よね?」
神鳥「あらあら、にわか探偵様の味方だなんてありえませんよぉ」
神鳥「ね?そうですよね、夢崎さん?」
夢崎「ぼ、ボクからはまだなんとも……」
クレア「いいわ。それなら私様の完璧な推理を聞かせてあげるだけよ」
神鳥「推理……?ただの勘じゃなかったんですか?」
神鳥「思いつきなんかで私のことを犯人呼ばわりするのはやめて欲しいですねぇ」
【対論デシジョン 開始】
クレア「神鳥、あなたのことは前から目をつけていたわ」
クレア「今回の事件ではっきりとわかったわ」
クレア「怪盗ハッピーはあなたよ!」
クレア「怪しいと思っているのは私様だけじゃないはずよ」
神鳥「それがクレアさんの主張ですか?」
神鳥「それって推理でも何でもないじゃないですかぁ」
神鳥「怪盗ハッピーのことだってクレアさんしか知らない架空の存在じゃないんですか?」
神鳥「みなさんもそう思いますよね?」
味方をつけてどちらかに同意しろ!
安価↓
【七色】→【クレア】
夢崎「クレアさんに同意するよ!」
七色「え、アタシも?」
夢崎「神鳥さん、怪しいと思ってるのはクレアさんだけじゃないんだ」
夢崎「そうだよね、七色さん」
神鳥「……どういうことですか?」
七色「アタシにもわかんねー」
クレア「……夢崎、これはどういうこと?」
夢崎「えっと……なんでもないよ」
神鳥「夢崎さん、余計な横槍はやめてください」
クレア「そうよ、私様は神鳥と決着をつけなきゃいけないんだから」
……く、味方につける人を間違えたみたいだ。
発言力4→3
たしか捜査中に神鳥さんに注意するよう言ってた人がいる。
その人を味方につければ……。
【対論デシジョン 開始】
クレア「神鳥、あなたのことは前から目をつけていたわ」
クレア「今回の事件ではっきりとわかったわ」
クレア「怪盗ハッピーはあなたよ!」
クレア「怪しいと思っているのは私様だけじゃないはずよ」
神鳥「それがクレアさんの主張ですか?」
神鳥「それって推理でも何でもないじゃないですかぁ」
神鳥「怪盗ハッピーのことだってクレアさんしか知らない架空の存在じゃないんですか?」
神鳥「みなさんもそう思いますよね?」
味方をつけてどちらかに同意しろ!
安価↓
連投OKです
両方正解なので進みます
【御調】→【クレア】 正解!
夢崎「クレアさんに同意するよ!」
御調「ふふん、しかたないですね!」論破!
夢崎「神鳥さん、怪しいと思ってるのはクレアさんだけじゃないんだ」
夢崎「そうだよね、御調さん。いや、虹橋さんかな」
神鳥「……どういうことですか?」
御調「神鳥さん、あなた前にボクの作品を手に取って見たことがあるって言ってましたよね?」
神鳥「ええ、それが何か?」
御調「あなたが言っていたボクの作品……実は数年前に盗まれているんですよ」
神鳥「ああ、それならそれより前に美術館で見たことあるんです」
御調「それはありえませんよ。昨日書庫で調べましたがあれはここ数十年公開されていないのですから」
御調「あれを見ることができたのは関係者か……盗んだ犯人以外ありえないんですよ」
神鳥「……へえ……そうですか」
クレア「ふふ、それみなさい!」
クレア「やっぱりあなたの正体は怪盗ハッピーだったのよ!」
御調「ふふん、それも違うと思いますよ」
神鳥「ふふ、違うそうですよ?」
クレア「くっ……」
羽毛田「でもでも違うってどういうことなんですか?」
羽毛田「神鳥さんは怪盗さんじゃないんですか?」
御調「たしかにボクの作品を盗んだのは怪盗でした」
御調「でもハッピーという名前ではありません」
御調「その名前は……」
神鳥「怪盗ハーピーですよね?」
クレア「怪盗ハーピー……ですって?」
神鳥「ええ、ハッピーなんて浮かれた名前ではありません」
神鳥「ハーピーですよぉ」
御調「やはり……あなたは……」
天龍「まさか本当に君は……怪盗ってやつなのかね?」
神鳥「……そうなりますかね」
神鳥「まさかこんな馬鹿げた議論で自分の正体をばらすことになるとは思いませんでしたよ」
夢崎「じゃあ本当の本当に神鳥さんは怪盗なの……?」
神鳥「どうせならそれらしい格好になってみせましょうか?」
……それは一瞬だった。気がついた時には裁判所に煙幕がたちこめていた。
そしてその煙幕がはれたとき……そこにはレオタードのようなものにマントを羽織り、仮面を付けた神鳥さんの姿があった。
神鳥「じゃじゃーん!どうですか?これが私の真の姿ですよ?」
裁目「おー、すごい格好っすね。露出多くないっすか?」
月城「むむ……悔しいけどアタシより似合ってるかも☆」
クレア「ふん、少しくらい私様よりスタイルがいいからって調子にのらないことね」
クレア「これであなたが怪盗であることは証明されたんだから!」
神鳥「だからどうしたっていうんですか?」
神鳥「私が犯人であることにはなりませんよ?」
クレア「ふふ、現場には犯行声明が残されていたのよ?」
クレア「あなたがやったとしか考えられないじゃない?」
御調「それはないと思いますよ」
御調「そもそも……怪盗ハーピーは現場に"Happy"なんて文字は残しませんからね」
クレア「なんですって?」
神鳥「そうです。私が現場に残すのは"怪盗ハーピー"と書かれたカードです」
神鳥「にわか探偵様の独自の調査がどれほどのものかは知りませんが……」
神鳥「私はそんなことしないんですよぉ」
黒宮「じゃあ現場に残っていた血文字は犯人が神鳥さんに罪を着せるために……?」
神鳥「そうだと思いますよ?にわかさんの話を聞いて利用しようとしたんでしょうねぇ」
クレア「私様はにわかじゃないわよ!」反論!
クレア「人の名前を間違えないで。私様の名前はクレアよ」
神鳥「あらあら、名前を間違えてるのはどっちなんでしょうねぇ」
クレア「どっちにしろ自分が怪盗であることを隠してたあなたが怪しいことには変わりないはずよ!」
篠宮「いや、普通隠しておくと思うけどな」
夢崎「確かに……」
クレア「夢崎、あなたはどっちの味方なのよ!」
夢崎「……別に誰の味方ってわけでもないけど」
クレア「神鳥は隠し事をしていた。十分怪しいでしょう?」
神鳥「その推理……盗んであげますよ!」反論!
神鳥「私が犯人ではないこと……そんなのはっきりしてますよぉ」
クレア「いいえ、あなたが犯人に決まってるわ!」
神鳥「どうしてそこまで目の敵にされなくちゃいけないんですかね?」
クレア「あなたでしょ?私様の愛犬を盗んだのは?」
神鳥「犬……?覚えてませんねぇ。盗んだものはほとんど売ってしまいましたから」
クレア「売ったですって……冗談じゃないわ!今すぐ返しなさいよ!」
神鳥「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。きっと可愛がってもらってますって」
クレア「許さない……あなただけは絶対ゆるさないわ!怪盗ハッピー!」
神鳥「だから怪盗ハーピーですってばぁ」
なんだか事件とは関係ないところで議論が白熱してきたな。
そろそろ決着をつけないと。
【対論デシジョン 開始】
クレア「現場から盗まれた物がいくつもあった」
クレア「それも何か意味があってやったとは思えないわ」
クレア「つまり怪盗であるあなたが盗んだとしか考えられない」
クレア「それともあなたが犯人でない証拠でもあるのかしら?」
神鳥「少し落ち着いたほうがいいんじゃないですか?推理が雑すぎます」
神鳥「物が盗まれたのは怪盗ハッピーに罪を着せるためです」
神鳥「血文字も同じくですね」
神鳥「それに……私ならあのキグルミを着て犯行を行うなんて危険なことしませんよぉ」
味方をつけてどちらかに同意しろ!
安価↓
【碓氷】→【クレア】 正解!
夢崎「神鳥さんに同意するよ!」
碓氷「その矛盾……薙ぎ払ってあげるわ!」論破!
夢崎「神鳥さんは犯人じゃないよ」
夢崎「だって神鳥さんはキグルミが防弾仕様じゃないことを知ってたんだから」
碓氷「探索後に集まったときに防弾仕様のことを話したのは神鳥さんだったでしょ?」
碓氷「実はその前にドレッシングルームでキグルミについて話してたの」
碓氷「だからそこにいた神鳥さん、裁目さん、御調さんと夢崎君は……」
碓氷「ドレッシングルームのキグルミが防弾仕様じゃないことを知ってたのよ」
神鳥「そういうことですよ。わかってもらえましたか?」
クレア「……ふん、そうだったの」
クレア「私様としたことが少し冷静さを欠いていたようね」
クレア「神鳥、あなたが怪盗ハーピーだという事実はひとまず置いておくことにするわ」
【碓氷】→【神鳥】 正解!
夢崎「神鳥さんに同意するよ!」
碓氷「その矛盾……薙ぎ払ってあげるわ!」論破!
夢崎「神鳥さんは犯人じゃないよ」
夢崎「だって神鳥さんはキグルミが防弾仕様じゃないことを知ってたんだから」
碓氷「探索後に集まったときに防弾仕様のことを話したのは神鳥さんだったでしょ?」
碓氷「実はその前にドレッシングルームでキグルミについて話してたの」
碓氷「だからそこにいた神鳥さん、裁目さん、御調さんと夢崎君は……」
碓氷「ドレッシングルームのキグルミが防弾仕様じゃないことを知ってたのよ」
神鳥「そういうことですよ。わかってもらえましたか?」
クレア「……ふん、そうだったの」
クレア「私様としたことが少し冷静さを欠いていたようね」
クレア「神鳥、あなたが怪盗ハーピーだという事実はひとまず置いておくことにするわ」
天龍「やっと怪盗議論が終わったか」
神鳥「ごめんなさいねぇ、全部にわかさんが悪いんです」
クレア「ちょっと!その呼び方やめなさいよ!」
神鳥「嫌です。散々私のこと疑ってくれたんですから」
クレア「ぐぐ……夢崎、助手のくせによくも私様を裏切ってくれたわね」
夢崎「いや、だってあの場合はしかたないじゃないか」
黒宮「そうよ。それに今は影山を殺した犯人を探すほうが先決」
沙神「しかし……怪盗ハッピーのことは朝食会の時に全員が聞いていたはずです」
沙神「誰でも偽装は可能だったということになりますよね?」
天龍「別の方向から犯人を探さなくてはいけないということだな」
羽毛田「うう……本当に犯人は見つかるんでしょうか?」
七色「見つけるしかねーだろ。なんとしてもな」
七色さんの言うとおりだ
残された手がかりはあとわずかだけど……
それでもボクたちは絶対に犯人を見つけなくちゃいけない……!
学 級 裁 判 中 断 !
今日はここまで
対論デシジョンはどうだったでしょうか?
反論ショーダウンだと相手が間違った推理することが前提になってしまうので、
誰の意見が正しいのか推理しないとわからないこんな形をとってみました
次回更新は未定
今週中には再開します
最後までいかないかもしれませんが明日の21時ごろから裁判開始します
学 級 裁 判 再 開 !
天龍「血文字や盗品は彼女に罪を着せるためのものであることは判明した」
天龍「しかし犯人が誰なのかまではまだわからない……か」
篠宮「こっから何を議論すればいいんだ?」
篠宮「影山を殺害した方法はわかったけどまったく犯人が見えてこないぜ」
クレア「本当にそうかしら?これまでに判明した事実を照らし合わせれば……」
クレア「答えは見えてくるかもしれないわ」
夢崎「一度事件についてまとめたほうがいいかもしれないね」
天龍「フム、ではこれまでにわかったことをまとめてよう!」
天龍「議論再開だ!」
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ
>【影山の電子研究手帳】
>【影山のマフラー】
>【黄色いリボン】
神鳥「犯人はキグルミが防弾仕様ではないと知らなかった人ですよね?」
碓氷「【私たちは犯人じゃない】ってことでいいのよね?」
沙神「そして犯人は【影山さんの秘密】と【ヒメの秘密を知っていた】」
月城「ヒメちゃんのこと知らなかったのはー」
月城「アタシとー碓氷ちゃんとー御調ちゃんとー裁目ちゃんだけだね☆」
篠宮「俺もだぜ!」
裁目「それから犯人は男子で間違いないっす」
裁目「リボンが置いてあった男子更衣室に入ることができたのは【男子だけ】っすからね」
七色「アリバイのあるやつは……さすがにいねーか」
羽毛田「私と沙神さんは【アリバイがある】の!」
クレア「……これだけ情報があれば犯人も絞れそうね」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【影山の電子研究手帳】→【男子だけ】 正解!
夢崎「それは違うよ!」論破!
夢崎「男子更衣室に入ることができたのは男子だけとは限らない」
夢崎「影山クンの電子研究手帳を使えば女子でも男子更衣室に入ることができたんだ」
月城「ヒメちゃんのリボンを隠すことは女子でもできたけど……」
月城「でも女子更衣室に影山君のマフラーを隠すことができたのは女子だけだよね☆」
天龍「犯人は女子の中にいるということか……!」
クレア「ここまでくれば犯人はわかったも同然ね」
篠宮「そ、そうなのか!?」
クレア「犯人はキグルミの防弾仕様を知らなかった人物」
クレア「そしてヒメの秘密を知っていた人物」
クレア「その条件を満たしていて犯行が可能だった女子は……」
クレア「私様よ!」
羽毛田「く、クレアさんが犯人だったんですか!?」
クレア「もちろん私様は犯人じゃないわ」
クレア「そうなると残る容疑者はただ1人だけよ」
神鳥「そこでさらっと自分を容疑者から外すのやめません?」
御調「それで……その残った犯人は……」
御調「いったい誰になるのでしょうか……?」
沙神「その内のひとりは黒宮さんですよね」
黒宮「……私が?」
沙神「さっきの話を聞いた限りでは……」
沙神「あなたはキグルミが防弾仕様でなかったことを知らなかったことになります」
沙神「そしてヒメの秘密も知っていた……そうですよね?」
篠宮「じゃあ黒宮が犯人なのか!」
月城「そ、そうなの……黒宮ちゃん?」
黒宮「……違う。私は犯人じゃない」
クレア「そうね、黒宮は容疑者からはずれるはずよ」
クレア「そうでしょう……夢崎?」
夢崎「うん、ボクも黒宮さんは犯人じゃないと思う」
犯人なら知っているあの情報を黒宮さんは知らなかったはずだ。
1.キグルミの防弾仕様
2.ヒメの秘密
3.影山の秘密
4.電子研究手帳の仕様
安価↓
4.電子研究手帳の仕様
夢崎「これが答えだよ……!」
夢崎「電子研究手帳の仕様……黒宮さんはそのことを知らなかったはずだよ」
黒宮「……?なんのこと?」
沙神「電子研究手帳の仕様というと……」
沙神「持ち主の性別に合った部屋にしか入れないということですか?」
黒宮「それなら私も知ってるけど」
……くっ、間違えたみたいだ。
発言力3→2
クレア「夢崎、黒宮が知らない情報を持っているという発想はいいわ」
クレア「黒宮はひとりだけ別行動をしていた時があるでしょう?」
クレア「その時に私たちが知った情報があったはずよ」
クレア「……あなただけはもともと知ってたみたいだけどね」
黒宮さんが別行動をしていたのは前の裁判が終わってからだった。
黒宮さんが知ることのできない情報は……。
1.キグルミの防弾仕様
2.ヒメの秘密
3.影山の秘密
×4.電子研究手帳の仕様
安価↓
1.キグルミの防弾仕様 正解!
夢崎「これだよね……!」解!
夢崎「防弾仕様の話が出たのはメカニカルエリアを探索したあとのことだったよね?」
夢崎「その時にいなかった黒宮さんはボクのキグルミが防弾仕様だったことすら知らないはずなんだ」
神鳥「勘違いのしようもない……というわけですね」
黒宮「……そういうことみたい。わかってくれた?」
沙神「なるほど、ではやはり犯人はクレアさんということに……」
クレア「違うわよ!ひとりだけいるでしょ!」
夢崎「ひとりだけ……か」
犯人はキグルミが防弾仕様だと勘違いしていて、ヒメちゃんの秘密を知っていた。
そして犯行が可能だった女子……クレアさん以外にはあの人しかいない……!
怪しい人物を指名しろ!
安価↓
七色風香 正解!
夢崎「キミしか……いない!」解!
夢崎「条件を満たすもうひとりの人物……」
夢崎「それって七色さんのことだよね」
七色「……アタシが?」
クレア「あなたが……犯人だったのね」
七色「……いや、ちょっと待てよ。アタシは犯人じゃねーよ」
クレア「何いってるのよ。私様は犯人じゃないのだから犯人はあなたしかいないじゃない」
七色「だからアタシは犯人じゃねーよ。犯人はクレチーだろ?」
天龍「ふ、2人のうちどちらかが犯人なのか……?」
篠宮「どっちが犯人なんだよ!」
何か……犯人を見極める方法はないのか?
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【影山の秘密】
>【キグルミ】
>【武器庫の拳銃】
クレア「私様は犯人じゃないわ」
クレア「私様が憎んでやまない【怪盗の真似事】なんてするわけないもの」
神鳥「命がかかっていれば話は別だと思いますけどねぇ」
七色「アタシだって違うぜ」
七色「もしアタシが犯人だったら【カゲッチなんて狙わねーもん】」
七色「手っ取り早くシノッチ辺りを狙うぜ」
篠宮「……って俺かよ!ふざけんなっ!」
碓氷「2人とも決定的な証拠は何もないのね……」
黒宮「《持ち物検査》をして影山の電子研究手帳を持ってないか調べるのはどう?」
羽毛田「身体検査はどうでしょうか?」
羽毛田「犯人はリボンやマフラーを運んでました」
羽毛田「体のどこかに《血痕が付いてる》かもしれないの」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【カゲッチなんて狙わねーもん】→【影山の秘密】
夢崎「それは違うよ!」
夢崎「七色さん、影山クンを狙う理由ならあったんじゃないのかな」
七色「は?どんな理由だよ?」
夢崎「例えば……影山クンの秘密とか」
七色「……いや、カゲッチの秘密ってロリコンだって話だったよな」
七色「それが犯行理由になんのか?」
夢崎「……ふ、ボクが言いたかったのは影山クンが持ってる秘密ってことだよ」
夢崎「現に影山クンの電子研究手帳がなくなってるよね?」
夢崎「影山クンに受け取ったシークレットファイルは七色さんのものだったんだよ!」
月城「それは違うと思うぞ☆」
月城「だって影山君は前の裁判の時に美山君の秘密持ってるって言ってたもん☆」
夢崎「……そうだっけ?」
月城「うん☆」
七色「……だってよ」
……影山クンの秘密は犯行理由にならないみたいだ。
発言力2→1
しかたない。もう一度考えてみよう。
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【影山の秘密】
>【キグルミ】
>【武器庫の拳銃】
クレア「私様は犯人じゃないわ」
クレア「私様が憎んでやまない【怪盗の真似事】なんてするわけないもの」
神鳥「命がかかっていれば話は別だと思いますけどねぇ」
七色「アタシだって違うぜ」
七色「もしアタシが犯人だったら【カゲッチなんて狙わねーもん】」
七色「手っ取り早くシノッチ辺りを狙うぜ」
篠宮「……って俺かよ!ふざけんなっ!」
碓氷「2人とも決定的な証拠は何もないのね……」
黒宮「《持ち物検査》をして影山の電子研究手帳を持ってないか調べるのはどう?」
羽毛田「身体検査はどうでしょうか?」
羽毛田「犯人はリボンやマフラーを運んでました」
羽毛田「体のどこかに《血痕が付いてる》かもしれないの」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【キグルミ】→《血痕が付いてる》 正解!
夢崎「それに賛成だよ!」論破!
夢崎「現場にあったキグルミ……」
夢崎「そのキグルミの内側に血痕が残ってたんだ」
沙神「それは返り血を浴びたときに付いたものなのでは?」
夢崎「ううん、そんな感じの血の付き方じゃなかった」
夢崎「犯人が出血を伴う怪我をして……その血が付いたような感じかな」
天龍「犯人は怪我をしている可能性が高いということかね」
碓氷「じゃあ怪我をしているかどうか調べれば犯人はわかるかも……!」
七色「はん、いいぜ。そんなんで容疑者から外れんならここで脱いでやろうか?」
クレア「え、わ、私様は嫌よ」
クレア「男子がいるところで肌をさらすなんて……」
神鳥「ここは一度裁判を中断して確認をしましょうか?」
裁目「……いや、そんなことする必要ないと思うっすよ」
沙神「必要ない……?どういうことですか?」
裁目「だって……2人とも犯人じゃないっすから」
天龍「ワッツ?なぜそんなことが言えるのだね?」
裁目「……実は今まで言ってなかった秘密があるんすよ」
夢崎「秘密?それって影山クンの……?」
裁目「そうっす。影山ちゃんの秘密……全部話したわけじゃないって言ったっすよね」
御調「他に……何かあるんですか?」
裁目「本当は犯人が失言してくれないか待ってたんすけど……」
裁目「これ以上隠してても無駄そうだから言っちゃいますね」
裁目「影山ちゃんは女の子っすよ」
夢崎「え……影山クンが……女子?」
月城「えっと……何かの冗談かな?」
碓氷「そうよね、冗談よね。議論に戻りましょうか」
天龍「フム……そうだな」
裁目「ちょっと待つっす。聞かなかったことにするのは無しっすよ」
クレア「……いえ、聞かなかったことにしましょう」
篠宮「つーかありえねーだろ!」
羽毛田「男装……してたんですか?」
神鳥「その、男装というよりは……普通に男子だったようにしか見えませんでしたよ?」
七色「むしろ、完全に男だったろ」
黒宮「影山が女子って……本当なの……?」
裁目「間違いないっすよ。シークレットファイルに書かれてたんすから」
天龍「いや、しかし……だね」
裁目「じゃあ聞きたいんすけど影山ちゃんが男子更衣室や男子トイレ使ってるの見たことあるっすか?」
裁目「前に行われた男子会には出席してたんすか?」
天龍「たしかに、彼は男子会には欠席していたが……」
――――
――
―
沙神「そういえば影山君の姿が見えませんが……」
天龍「Mr.影山は誘っても来なかったよ」
天龍「裸の時に襲われたらたまったもんじゃない?……とかなんとか言ってね」
篠宮「そういや月城もいねーじゃねーか!」
―
――
――――
天龍「……いや、だがこれだけでは何とも」
篠宮「ほ、他に思い当たることはねーのか?」
夢崎「あ、そういえば前に一緒にトレーニングしたことがあるんだけど……」
――――
――
―
影山「……さあ?他の人が考えてることなんて僕にもわからないし?」
影山「それより、なんか久しぶりに動いたから疲れた……みたいな?」
影山「というわけだから僕は帰る?……勝負はいつかまた……みたいな?」
……そう言って影山クンはすぐに帰っていった。
―
――
――――
夢崎「男子更衣室には寄らずにそのまま帰っていったっけ……」
神鳥「そういえばそんなこともありましたねぇ」
七色「なんだよ……じゃあカゲッチはマジで女だったのか?」
夢崎「まさか彼の正体が影山クンじゃなくて、移瑠ちゃんだったなんて……」
碓氷「う、嘘でしょ?」
神鳥「まさかの展開ですねぇ……ええ、それはもう」
天龍「い、いや、待ちたまえ」
天龍「たとえ本当にMr.影山……いや、MS.影山が女子だったとしてだ」
天龍「問題は彼が……彼女が与えられた電子研究手帳が男子と女子、どちらのものかということだ」
沙神「モノクマ、これについてはどうなんですか?」
沙神「影山さんの電子研究手帳は……いったいどうなっているんですか?」
モノクマ「うぷぷぷ、面白いことになってきましたね」
モノクマ「影山クンは男子なのか女子なのか……それは難しい問題なのですよ」
モノクマ「なんせ生物学的に性別は女のくせに……」
モノクマ「戸籍上は男ということになってるからね」
篠宮「体は女で心は男ってことか!?」
夢崎「ちょっと違うと思うけど……」
モノクマ「研究生名簿にも男として登録されてるし……」
モノクマ「男子として扱うか女子として扱うかボクとしても非常に迷ったわけです」
モノクマ「でもボクは決断しました!さすがに影山クンに男子の電子研究手帳を渡すのは酷というもの!」
モノクマ「ボクは彼女に女子の電子研究手帳を渡すことにしたのです!」
クレア「影山の電子研究手帳が女子のものだったってことは……」
クレア「これまで推理してきた犯人の性別はまるっきり逆になるじゃない!」
裁目「女子更衣室には影山ちゃんの電子研究手帳があれば入ることができたっす」
裁目「でも男子更衣室に入るには男子の電子研究手帳が必要っす」
裁目「つまり犯人は男子ってことになりますね」
七色「そんじゃあアタシとクレアの容疑は晴れたってことでいーのか?」
夢崎「ひとまずは……そういうことになるのかな」
篠宮「じゃ、じゃあ犯人は誰になるんだ?」
夢崎「もしかして……」
さっきの条件が当てはまる人で犯行が可能だったのは1人だけ……
彼しかいない……!
怪しい人物を指名しろ!
安価↓
天龍響 正解!
夢崎「キミしか……いない!」解!
夢崎「さっきの条件が当てはまるのは天龍クン……キミだけだ」
夢崎「どうかな?天龍クン」
天龍「……僕が犯人?ふっ、笑わせてくれる」
七色「違うっていうのかよ?」
天龍「ザッツライト!僕が犯人なんてありえないね!」
沙神「しかし……あなた以外犯人は考えられませんよ」
天龍「フム、たしかにそうだ」
天龍「つまり今までの推理のどこかに間違いがあったということだろう」
神鳥「その間違いって何のことですかねぇ?答えてもらえますか?」
天龍「ふっふっふ……それは……」
天龍「す、すまないが少し待ってもらえるかな?」
七色「おい」
天龍「そ、そうだ!たしか犯人は怪我をしている……そうだったね?」
夢崎「その可能性が高いはずだけど……」
篠宮「どうするつもりなんだよ?」
天龍「もちろん……こうするのさ!」
そう言って天龍クンが上に着ていたものを全て脱ぎ捨てた。
天龍「見たまえ!僕のこの肉体を!どこにも怪我なんてないだろう?」
クレア「こ、こんなところで脱がないでよ!変態!」
天龍「変態ではない。いいからしっかりと僕の肉体を見たまえ」
黒宮「変態発言にしか聞こえないけど……ホントに怪我はないみたいね」
羽毛田「も、もしかしたら怪我してるのは下半身かもしれないの」
天龍「フム、しかたない。では下も脱ぐか……」
碓氷「ぬ、脱がなくてもいいわよ」
夢崎「血痕が付いてたのは腕とか肩のあたりだったしね」
天龍「ハハハ、そうだろう?これで僕の潔白は証明されたわけだな?」
沙神「その言霊……呪われています!」反論!
沙神「それはどうでしょうか?」
沙神「怪我をしている可能性は高くても……」
沙神「怪我をしていない可能性もある。そうですよね?」
夢崎「うん……はっきりとは断定できないけどね」
沙神「つまり怪我がなかったくらいでは容疑者から外れません」
沙神「条件に当てはまる以上、犯人は天龍君しかいないはずですよ」
天龍「ノーウェイ!撃沈させてもらおうか!」反論!
天龍「これ以上僕を疑うより今までの推理を見直すべきだと思うが……」
天龍「どうやら決定的に僕への容疑を潰す必要があるようだね」
天龍「いいだろう、かかってきたまえ!」
沙神「それはこっちの台詞ですよ」
沙神「あなたは今最有力容疑者なんです」
沙神「ここで身の潔白を証明できなければ裁判は終了です」
天龍「ぐぐ……僕にそれを証明しろというわけだね」
天龍「しかたない……ここで僕が負けるわけにはいかない」
天龍「完璧な僕の推理を聞かせてあげようではないか!」
天龍クンが本当に犯人なのかどうか。
ここで見極めなきゃ……!
今日はここまで、次回裁判決着
移瑠ちゃんについてですが本当は裁目ちゃんを使ってもう少し伏線を入れる予定でした
ですが見事に一度も交流することなく終わりました……ました
次回更新は明日か明後日に
天龍が犯人ならまた男・・
3章交流が男3女はヒメを含めて9人・・影山が男だろうが女だろうがバランス悪い・・
ここからの逆転に期待・・
乙です
これ影山ヒロインルートの可能性もあったんですかね
乙!
これで天龍クロならもう男子は5章まで死なないんだろうな‥女子がヒメ入れて9、男子が4で最終生き残りがバランスとれているんならこっから退場が原作みたいに(多少改変があってもだいたい)3、2、2で生き残り6なら必然的に男子が1人退場した時点で生き残りが確定するから3、4章は女子onlyだろうな‥
とか推理じゃないところで考えれちゃうから天龍はクロじゃないはず‥多分
交流だけならともかく推理面とか日常のストーリーも楽しみな人は気にするかも‥
構成の段階で影山を女子にするなら男女比が明らかにおかしくなるって気づけたと思うけれどな(天龍がクロでもシロでも)男子減らすならプロローグの退場を女子にしたりヒメ枠を男子にしたり色々方法はあったと思うけれど‥ここ好きだからおしいな‥
ここで三章で男子追加したら少しは収まると思うけれどないんだろうな‥
今日は更新できそうにないので明日か明後日に再開します
>>556、>>565、>>567
ヒメはアルターエゴやウサミのようなマスコット的ポジションと同じように考えていたので特に性別は気にしてませんでした
>>558
影山ルートはほぼ0に近いですがありえなくはなかったと思います
21時頃再開します
【対論デシジョン 開始】
天龍「そもそも僕はMS.影山の秘密なんて知らなかったのだ」
天龍「だから《MS.ヒメを利用した殺人を計画することは不可能》だ」
天龍「それに僕の目からすればあのキグルミが防弾仕様でないことは明白……」
天龍「僕があの《キグルミを着て殺害なんてするわけない》のだよ」
天龍「以上の2点から考えて僕が犯人でないことはわかってもらえるね?」
沙神「たとえ秘密は聞かされてなくとも、実際に影山さんがヒメを助けたところは見てたはずです」
沙神「防弾仕様でないことは明白と言いますがそれは本当でしょうか?」
沙神「夢崎君のキグルミを見る限り《判別は難しい》と思いますけどね」
沙神「それに怪我のことですが、キグルミの血痕が事件の時に付いたものとも限らないんです」
沙神「《事件より前に誰かが血を付けてしまった》とは考えられませんか?」
味方をつけてどちらかに同意しろ!
安価↓
【七色】→【天龍】 正解!
夢崎「天龍クンの意見に同意するよ!」
七色「矛盾の匂い……アタシにはごまかせねーぜ!」論破!
夢崎「天龍クンがキグルミを着て殺人を行った……」
夢崎「それは無理だと思うよ!」
七色「捜査中にそいつにキグルミ着せてみたが入んなかったもんな」
七色「たとえ無理やり中に入ることができても……」
七色「まともに動くことなんてできねーと思うぜ」
天龍「ふっ……そういうことだ」
天龍「僕には不可能な犯行だったというわけだね」
沙神「ですが天龍君まで犯人でないとすると……」
沙神「これまで議論が間違っていたことになるんですよ?」
沙神「もう一度、最初から推理しなおさなくてはいけないのですか?」
羽毛田「さ、最初から……ですか?」
七色「……やっぱテンリューが犯人なんじゃねーのか?」
天龍「い、今君は僕が犯人でないことを証言してくれたばかりじゃないか」
御調「天龍さんが犯人かはわかりませんが……」
御調「どちらにしろ推理をやりなおした方がいいかもしれませんね」
篠宮「う、嘘……だろ?せめてどこが間違ってたのかだけでもわからないのかよ?」
黒宮「……全部が全部間違ってるとも思えない」
黒宮「今までの推理を振り返って……」
黒宮「何が間違っていたのか考えたほうがいいのかも」
間違い……か。もしかしたら勘違いってこともありえる。
とにかくここでなんとしても推理を立て直さないと……!
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【モノクマファイル02】
>【ロボット三原則】
>【武器庫の拳銃】
神鳥「殺害の方法、そこから違っていたのでしょうか?」
七色「カゲッチが【マシンガンで撃たれた】のはいいよな?」
天龍「MS.影山が撃たれた理由……【MS.ヒメを庇った】からではないのか?」
碓氷「前の裁判で私がやったように……」
碓氷「【共犯者がいた】可能性はあるかもね」
月城「あ、ヒメちゃんが犯人に協力してた可能性はないかな?」
篠宮「自分で自分のリボンを隠したってことか?」
沙神「電子研究手帳なしでは【更衣室に入れない】はずですが……」
羽毛田「やっぱりリボンを隠すことができたのは【男子だけ】なの」
裁目「……もうちょっとで何かわかりそうなんすけどね」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【武器庫の拳銃】→【マシンガンで撃たれた】
夢崎「それは違うよ!」
夢崎「本当の凶器……それって武器庫にあった拳銃ってことは考えられないかな?」
天龍「Mr.夢崎、それは無理というものだよ」
天龍「使われていたのは3発分だけだ。MS.影山の体には何発分もの銃痕があったではないか」
……凶器はマシンガンで間違いないってことか。
発言力1→0
スキル『夢の国の住人』発動!
夢崎「まだ終わるわけにはいかない……!」
発言力0→5
精神力7→0
……碓氷さんの発言が気になるな。
もし共犯者がいたら……何か変わるんじゃないのか?
【ノンストップ議論 開始】
コトダマ(>>433)
>【モノクマファイル02】
>【ロボット三原則】
>【武器庫の拳銃】
神鳥「殺害の方法、そこから違っていたのでしょうか?」
七色「カゲッチが【マシンガンで撃たれた】のはいいよな?」
天龍「MS.影山が撃たれた理由……【MS.ヒメを庇った】からではないのか?」
碓氷「前の裁判で私がやったように……」
碓氷「【共犯者がいた】可能性はあるかもね」
月城「あ、ヒメちゃんが犯人に協力してた可能性はないかな?」
篠宮「自分で自分のリボンを隠したってことか?」
沙神「電子研究手帳なしでは【更衣室に入れない】はずですが……」
羽毛田「やっぱりリボンを隠すことができたのは【男子だけ】なの」
裁目「……もうちょっとで何かわかりそうなんすけどね」
【コトダマ・記憶】→【論破】or《同意》ポイント
安価↓
【共犯者がいた】→【男子だけ】 正解!
夢崎「それは違うよ!」解!
夢崎「犯人は男子……本当にそうなのかな」
夢崎「共犯者がいれば女子にでも犯行は可能だったかもしれない」
御調「ですが……共犯者がいても出られるのはひとりだけ……」
御調「その可能性は低いのではないでしょうか……?」
篠宮「何か共犯者がいるっていう証拠でもあるのか?」
共犯者がいた可能性……ボクなら示せるかもしれない。
【閃きアナグラム 開始】
共犯者がいた可能性を示すものは?
《12文字》
う た め い ろ い っ ん
す は あ け ぼ て な し
安価↓
したいはっけんあなうんす→死体発見アナウンス 正解!
夢崎「これなら……証明できるかも!」解!
夢崎「死体発見アナウンス……あれって3人以上が死体を発見した時に流れるアナウンスだったよね」
夢崎「ボクが死体を発見した時に流れたってことは……」
夢崎「その前に2人以上の人間が死体を見ていたことになる。そうだよね?」
モノクマ「あーあ、死体発見アナウンスは推理のためのものじゃないんだけどなぁ」
モノクマ「ま、夢崎クンの言う通りなんじゃないの?知らないけど」
神鳥「随分と投げやりな回答ですねぇ」
黒宮「それでも否定しないってことは共犯者がいるってことよね」
裁目「共犯者……もしそんなのがいたら女子でも犯行は可能になるっすね」
天龍「念のため聞いておくがMr.夢崎よりも前に死体を発見した者はいるかね?」
「…………」
天龍「どうやらいないようだな」
篠宮「つーことは犯人は2人以上ってことになるのか!?」
黒宮「……それでも実行犯はひとりのはずよ」
神鳥「でも困りましたねぇ。共犯者がいるということは……」
神鳥「今までの推理が使えないことになりますよ?」
羽毛田「どういうことですか?」
神鳥「だってどちらか一方が防弾仕様のことやヒメちゃんの秘密を知っていれば犯行は可能だったんですから……」
神鳥「容疑者がぐっと増えちゃいますよ?」
月城「うーん、それはどうかな☆」
七色「もしかして犯人がわかんのか?」
月城「もし共犯者がいたとしたら……その人は犯人を庇うはずだよね?」
月城「逆に共犯者は自分が疑われた時点で自白する……そうだよね☆」
碓氷「そう……なるわね」
月城「まず神鳥ちゃんは実行犯でも共犯者でもありえないかな☆」
月城「自白もしてないし自分が疑われるような血文字を残すはずもないもん☆」
月城「あとはクレアちゃんと七色ちゃん……黒宮ちゃんと天龍君も同じような理由で容疑者から外してもいいかな☆」
月城「影山ちゃんの秘密をバラした裁目ちゃんも容疑者にはなりえないよね☆」
月城「それからキグルミの防弾仕様を知ってた人は実行犯にはなりえなくて……」
月城「ヒメちゃんの秘密を知らなかった人同士は共犯関係になれないよね☆」
月城「それからどちらか一方は必ず男子だってことも重要かな☆」
天龍「なるほど……たしかに容疑者は大分減るようだな」
篠宮「ちょ、ちょっと待ってくれ……混乱してきた」
篠宮「結局のところ……犯人になりえるやつって誰なんだ?」
月城「あ、大事なこと言うの忘れてたぞ☆」
月城「もし共犯者がいるなら……アリバイにも意味がなくなるよね☆」
月城「そう考えたら犯人はすぐわかるんじゃないかな?」
クレア「アリバイってまさか犯人は……」
まさか……あの2人のどちらかが実行犯なのか?
怪しい人物を2人指名しろ!
安価↓
沙神焔真 羽毛田流子 正解!
夢崎「キミたちしか……いない!」解!
夢崎「沙神クンと羽毛田さん……もしかしてキミたちが犯人なんじゃないかな?」
羽毛田「わ、私たちが……ですか?」
沙神「待ってください。アリバイがあるからといって……」
沙神「僕たちを犯人だと決め付けるのは早いんじゃないんですか?」
月城「ううん、アタシもさっき気付いたんだけど根拠ならあるよ☆」
沙神「根拠……ですか?」
黒宮「何か証拠でもあるの?」
月城「証拠ではないかな☆」
沙神「証拠がないというのなら何だと言うのです?」
沙神「僕たちは本当にずっと一緒にいたんですよ」
沙神「影山さんを殺害するのは不可能で……」
月城「影山"君"じゃなくて"影山"さん……なんだね」
沙神「え……」
月城「沙神君ってさ、いつから影山ちゃんのことさん付けで呼んでたっけ?」
月城「たしか影山ちゃんの性別が判明する前からさん付けしてたよね☆」
月城「最初に凶器の話をしてたときだったかな?」
――――
――
―
天龍「死因は全身に撃ちこまれた銃弾による失血死……」
天龍「凶器はモノクマ工場に設置されたマシンガンだろうね」
黒宮「それってモノクマ製造機を壊そうとすると出てくるはずよね」
沙神「影山さんはあれを壊そうとしていたのでしょうか?」
篠宮「そう決め付けるのは早いんじゃねーか?」
篠宮「マシンガンを武器庫から持ち出した可能性もあるだろ」
月城「うーん……どうなんだろう?」
―
――
――――
黒宮「……そういえばたしかにそう呼んでたかも」
神鳥「今思い出しましたけど……それだけじゃありませんよねぇ」
神鳥「たしか捜査中も影山さんと呼んでいたはずです」
――――
――
―
沙神「そうですね……影山さんが身に付けていた物はどこかに隠されてるかもしれません」
夢崎「どこかに?」
沙神「ええ、自分の部屋にも隠すわけにはいかないでしょうし……」
沙神「自分で持っていた場合、持ち物検査されればすぐに犯人である事がバレてしまいますから」
―
――
――――
夢崎「そうだ……たしかに影山さんと言ってたよ」
天龍「Mr.沙神、MS.羽毛田……これはどういうことなのかね?」
御調「御二人が……犯人なのですか?」
沙神「……ここまでのようですね」
天龍「ここまでということは認めるのか?君たちの犯行だったということを」
沙神「そうです。僕が影山さんを殺害した実行犯です」
沙神「羽毛田さんにはアリバイ作りのため協力してもらいました」
夢崎「沙神クン……キミが……?」
篠宮「ま、マジなのか?」
羽毛田「ま、待ってください!沙神さんは犯人ではありません!」
羽毛田「沙神さんは私を庇ってくれただけで……犯人じゃないの」
御調「あの……どちらが本当のことを……?」
神鳥「困りましたねぇ。このままだと2分の1で決めなくちゃいけませんよ」
羽毛田「わ、私が犯人なんです……その証拠に……」
羽毛田さんが腕を巻くり、そこに巻かれていた包帯を取った。
その包帯の下には……まだ新しい刃物で切ったような傷跡があった。
羽毛田「……キグルミに付いていた血のあとはこれが原因なの」
夢崎「撃たれたわけじゃ……なかったんだね」
クレア「でもそれならどうしてそんな傷が?」
羽毛田「それはその……」
沙神「……それは碓氷さんの馬鹿話を真に受けてのことですよ」
碓氷「え?私の話……?」
夢崎「あ、もしかして昨日の朝の……」
――――
――
―
碓氷「……こんな話聞いたことある?地震に巻き込まれた母親が自分の赤ちゃんを助けた話」
羽毛田「どんな話なんですか?」
碓氷「地震で崩れた建物の残骸に埋もれた母親と赤ちゃん……」
碓氷「母親は赤ちゃんの飢えをしのぐために自分の指を切って血を飲ませたそうよ……」
御調「あの……その話がどうしたのでしょうか……?」
―
――
――――
碓氷「え……ほ、本当にあれをやろうとしたの?」
羽毛田「それはその……はい」
裁目「それじゃあ……本当に羽毛田ちゃんが犯人なんすか?」
羽毛田「……昨日の夜、ヒメちゃんに頼んで影山さんをモノクマ工場に来るように説得してもらいました」
羽毛田「そしてモノクマ工場へとやってきた影山さんを……殺したんです」
羽毛田「あとはみなさんに犯人当てをしてもらうつもりでした」
羽毛田「でも途中で私が部屋にいないことに気付いた沙神さんが探しにきて……」
羽毛田「そこで見つかっちゃったんです」
羽毛田「本当はそれでおしまいでもよかったんですけど……」
羽毛田「それだと学級裁判が開かれない可能性があるからと私を庇ってくれたんです」
羽毛田「だから……私が犯人なんです」
沙神「それは違いますよ!」反論!
羽毛田「……さ、沙神さん?」
沙神「羽毛田さん、もうやめませんか?」
羽毛田「やめるって……何をですか?」
沙神「それ以上僕のことを庇う必要はありません」
沙神「真犯人は……私なんですから」
天龍「なんだと?しかしMS.羽毛田の腕には傷が……」
沙神「つまり、こういうことですよ」
そう言うと沙神クンも羽毛田さんと同じように腕を捲り上げる。
そこには……切り傷とは違う、弾痕のような傷があった。
天龍「そ、その傷は……まさか……」
沙神「そうです。銃で撃たれた痕ですよ」
羽毛田「う、嘘……どうして……?」
篠宮「なっ、じゃあ沙神が犯人なのか?」
沙神「これでわかってもらえたでしょう?」
沙神「僕が実行犯だったということを……ね」
神鳥「たしかに……これは決定的証拠ですねぇ」
月城「じゃあ羽毛田ちゃんは沙神君のこと庇ってたってことだよね?」
羽毛田「ち、違います……!犯人は私で……!」
天龍「ならば彼の怪我をどう説明するのかね?」
羽毛田「そ、それは……」
……本当に沙神クンが犯人なのか?
ボクには羽毛田さんが嘘を付いてるようには見えないけど……。
夢崎「……沙神クン、本当にキミが犯人なの?」
夢崎「ボクは……とても羽毛田さんが嘘をついてるとは思えない」
沙神「この傷を見てもそう言うつもりですか?」
沙神「この銃痕こそ僕が真犯人である証ですよ」
夢崎「いや、そうとも限らない」
夢崎「銃痕が残ってるからって犯人にはなりえないはずだよ」
沙神「……いいでしょう。そこまで言うなら証明してください」
沙神「僕が犯人でないこと……!」
【反論ショーダウン 開始】
コトノハ
>【沙神のアリバイ】
>【武器庫の拳銃】
>【ロボット三原則】
沙神「僕の腕には間違いなく銃で撃たれた痕が残っています」
沙神「もちろん他の場所も同様……」
沙神「キグルミの銃痕と【同じ位置】に傷が残っています」
沙神「こんな風に傷が残るなんて……」
沙神「【マシンガンで撃たれた】としか考えられません」
沙神「つまり実行犯は僕以外にいないんですよ!」
【コトノハ】→【論破ポイント】 or 【ナシ】
安価↓
【ナシ】 発展!
夢崎「銃で撃たれたからといって実行犯になるとは限らないよ」
夢崎「犯人には銃弾が当たってなかった可能性もあるんだから……!」
コトノハ
>【沙神のアリバイ】
>【武器庫の拳銃】
>【ロボット三原則】
沙神「羽毛田さんの傷は【事件とは関係ない】ものです」
沙神「しかし僕の傷はどう考えても事件と関係している」
沙神「マシンガンで撃たれたの可能性があるのは……」
沙神「【影山さんとヒメ】……」
沙神「そしてキグルミを着ていた【実行犯だけ】です」
沙神「僕が撃たれる可能性があったのは……」
沙神「僕が実行犯である時だけですよ……!」
【コトノハ】→【論破ポイント】 or 【ナシ】
安価↓
【ナシ】 逆発展!
発言力5→4
沙神「どうやらここまでのようですね」
沙神「反論がないのであれば僕が犯人だと認めてもらえますよね」
夢崎「いや、まだだよ」
夢崎「僕にはどうしても君が犯人だとは思えない」
沙神「しかたありませんね。もう一度最初から説明してあげますよ……!」
コトノハ
>【沙神のアリバイ】
>【武器庫の拳銃】
>【ロボット三原則】
沙神「僕の腕には間違いなく銃で撃たれた痕が残っています」
沙神「もちろん他の場所も同様……」
沙神「キグルミの銃痕と【同じ位置】に傷が残っています」
沙神「こんな風に傷が残るなんて……」
沙神「【マシンガンで撃たれた】としか考えられません」
沙神「つまり実行犯は僕以外にいないんですよ!」
【コトノハ】→【論破ポイント】 or 【ナシ】
安価↓
【武器庫の拳銃】→【マシンガンで撃たれた】 正解!
夢崎「その矛盾……斬らせてもらうよ!」論破!
夢崎「マシンガンで撃たれた……本当にそうなのかな」
沙神「それ以外考えられないですよ」
夢崎「ううん、そんなことはないんだよ」
夢崎「実は武器庫にあった拳銃が3発だけ使われているんだ」
夢崎「それってちょうどキグルミに残っていた銃痕の数と一致するよね?」
沙神「で、ですがそれは事件前に使われていた可能性も……」
天龍「いや、それはない。僕が確認済みだよ」
夢崎「事件の日に拳銃が使われた理由なんてひとつしか考えられないよね」
夢崎「自分を撃つことで自分が犯人に成りすます……そうだよね」
沙神「……たしかに、夢崎君の言うとおりですね」
沙神「拳銃は犯人を庇うために使った……それは間違いないでしょう」
クレア「ということは自分が犯人でないことを認めるのね?」
沙神「……いいえ、まだです」
沙神「犯人を庇ったのは本当に僕だといえますか?」
裁目「違うっていうんすか?」
沙神「きっと羽毛田さんはこうなることを想定して拳銃を空撃ちしておいたのでしょう」
沙神「僕が羽毛田さんを庇っていると思わせるために……ね」
篠宮「なんだよそれ!?そんなこと言い出したらどっちが犯人かなんてわかんねーよ!」
羽毛田「沙神さん、もうやめませんか……私は……」
沙神「これで僕が犯人ではないと断定できなくなったはずですよ」
夢崎「沙神クン……そもそもがキミは実行犯になりえないんだ」
夢崎「これで……終わりにするよ……!」
沙神「終わらせませんよ……僕が犯人だと認めてもらうまでは……!」
【PTA 開始】
沙神「僕が犯人です……!」
沙神「羽毛田さんは僕が利用したに過ぎません」
沙神「僕が実行犯になりえない……?そんなことはない!」
沙神「もし僕が犯人でないと言うのなら……」
沙神「【実行犯になりえないという根拠を示してください……!】」
の
△
遅 刻 □ ○ 会
×
報 告
安価↓
×○△◇ → 報告会の遅刻 正解!
夢崎「これで……終わりだよ!」論破!
夢崎「沙神クン、神鳥さんがキグルミの防弾仕様について話してたときのこと覚えてる?」
沙神「……もちろんです」
夢崎「じゃあその時のこと……詳しく教えてもらえるかな」
沙神「それは……その……」
夢崎「言えるわけないよね。だってその話をしてた報告会の時、沙神クンはいなかったんだから」
七色「そういや、ひとりだけ遅れてきたんだったか」
月城「ヒメちゃんを連れてきてたんだったよね☆」
夢崎「沙神クン、犯行を行うにはどうしてもこの情報が必要なはずなんだ」
夢崎「そうじゃなかったら現場にキグルミなんて存在するはずないんだから……!」
沙神「違う……違います。僕が……僕が犯人なんです……」
夢崎「沙神クン、これから事件を振り返る」
夢崎「もしこの推理が間違ってなければ……」
夢崎「今度こそ認めてもらうよ……!」
【クライマックス推理、開始!】
Act.1
昨日の夜……羽毛田さんは影山クンとヒメちゃんをモノクマ工場に呼んだんだ。
影山クンとヒメちゃんが来る前に犯人はあるものを用意していた。
それは防弾用のキグルミと武器庫にあったハンマーだ。
Act.2
影山クンとヒメちゃんがモノクマ工場に来ると、犯人はあらかじめ用意していたハンマーでモノクマ製造機を叩いたんだ。
そうすることによってモノクマ工場に備え付けられたマシンガンを自分に向けさせたんだよ。
Act.3
ロボット三原則を組み込まれたヒメちゃんは危機を察知して犯人を守る為にマシンガンの前へと出た。
だけどそのヒメちゃんを守ろうとして影山さんがマシンガンで撃たれることになってしまったんだ。
Act.4
影山さんを殺害した犯人はそのまま自白するつもりだった。
でもそこで沙神クンがやってきてしまったんだ。
このままだと学級裁判が開かれないかもしれない……そう思った沙神クンは羽毛田さんを庇うことにしたんだ。
Act.5
まず2人はヒメちゃんを眠らせたんだ。犯人が口封じのためにヒメちゃんを機能停止させたと思わせるためにね。
次に沙神クンは怪盗ハッピーに罪を着せるため、現場に血文字を残したんだ。
それから影山さんの電子研究手帳を盗み、マフラーとヒメちゃんのリボンを更衣室に隠した。
そうすることで犯人は女子だと思わせたかったからだ。
Act.6
すべて終えたあと、沙神クンは犯人に気付かれないように武器庫から拳銃を持ち出した。
そして自分を撃ったんだ。……もし犯行がバレたときに自分が犯人だと思わせるためにね。
キグルミの防弾仕様を知らず、ヒメちゃんの秘密を知っていた人物……
そしてキグルミに血痕を残してしまった人物は……
それはキミしかいない……!そうだよね、羽毛田さん……!
C O M P L E T E !
夢崎「これが……事件の真相だよ」
沙神「ぐぐ……僕は……僕は……」
羽毛田「……沙神さん、もう終わりです」
羽毛田「ここまでしてくださればもう十分です」
羽毛田「だからもう終わりにしましょう」
モノクマ「どうやら議論の結論が出たようですね!」
モノクマ「それでは投票タイムとまいりましょう!」
モノクマ「オマエラ、お手元のスイッチで投票をしてください!」
ドルルルルルルルル
ドンッ
VOTE
【ウモウダ】【ウモウダ】【ウモウダ】
学 級 裁 判 閉 廷 !
今日はここまで
次回更新は未定
モノクマ「見事大正解!今回のクロは羽毛田さんでした!」
モノクマ「残念ながら多数決は全員一致ではありませんでしたけどね」
モノクマ「ま、誰が羽毛田さん以外に投票したかはご想像にお任せします」
沙神「…………」
天龍「しかし……まさかMS.羽毛田が犯人とはね」
七色「どうして殺人を……って理由はひとつしかねーか」
羽毛田「私、みなさんがこれ以上苦しむところを見ていられませんでした」
羽毛田「誰かがやらなきゃいけない……そう思ったんです」
天龍「だがわからないな。なぜMS.影山を狙ったんだ?」
羽毛田「私の計画が成功しようとも失敗しようとも殺人は起きてほしかったんです」
羽毛田「影山さんなら……私が失敗すれば殺してくれると思ったんです」
碓氷「じゃあわざわざあんな確実性のない方法をとったのも……?」
羽毛田「ええ、失敗してもよかったんです。それで殺人が起きるのなら」
羽毛田「……でも影山さんには悪いことしちゃいましたね」
夢崎「自分を殺してもらうために……影山クンを狙ったのか」
月城「羽毛田ちゃんは最初から死ぬつもりだったってこと……?」
月城「そんなのって……ないよ」
羽毛田「いいんです。理由はどうであれ私は殺人犯なんです」
羽毛田「それに……そんな私を見かねた沙神さんが最後まで私を守ろうとしてくれたんですから」
天龍「そういえばMr.沙神はどうしてMS.羽毛田を……?」
天龍「もしMS.羽毛田が勝てば君だって処刑になっていたはずなんだぞ」
沙神「彼女は自分の腕を傷つけ……そして自分の命を懸けようとしていました」
沙神「僕はただ……そんな羽毛田さんをどうしても見捨てることができなかった」
沙神「見殺しにするなんて……許すことができなかったんです」
神鳥「それで羽毛田さんに協力をしようとした……と?」
篠宮「くそっ……どいつもこいつも自分を犠牲にしようとしやがって……」
篠宮「こんなの……駄目だろ」
モノクマ「まったくもって篠宮クンの言うとおりだよ!ボクもそう思うね!」
篠宮「は……?どういう意味だよ?」
モノクマ「今回の事件はクソつまらなかったよね」
モノクマ「オマエラみんな互いに庇いあっちゃってさ」
モノクマ「最後の最後までこんな茶番劇を繰り返すんだもん」
裁目「……茶番劇なんかじゃないっす」
モノクマ「はにゃん?何か言った?」
裁目「羽毛田ちゃんは絶望なんかに屈せず自分を犠牲にすることを選んだっす」
裁目「絶望させることができなかったモノクマちゃんのほうがよっぽど滑稽っすよ」
モノクマ「ふーん……でもその羽毛田さんに投票したのはオマエラなんすけどね」
モノクマ「みんなのことを思って死のうとした優しい優しい羽毛田さんを犠牲にすると決めたわけだよね?」
モノクマ「ひとりはみんなのために、みんなは自分のためにってやつ?」
碓氷「そ、それは仕方のないことじゃない」
碓氷「どっちかを選ばなきゃいけないのなら……」
碓氷「少しでも多くの命を優先するのが普通でしょう?」
モノクマ「……多く……ねぇ」
モノクマ「ま、いいや。飽きてきたからそろそろオシオキしちゃおう」
沙神「ま、待ってください……!」
沙神「せめてあと少しだけ……」
モノクマ「待ちません!処刑を始めちゃいます!」
羽毛田「……みなさん、あとはお願いしますね」
モノクマ「今回は超高校級のトリマーである羽毛田流子さんのためにスペシャルなおしおきを用意しました!」
沙神「だ、駄目です……まだ……まだ言わなくちゃいけないことが……」
モノクマ「それでは張り切っていきましょう!」
羽毛田「沙神さん……最後まで守ろうとしてくれてありがとうございました」
羽毛田「……嬉しかったです」
モノクマ「おしおきたーいむ!!」
GAMEOVER
ウモウダさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
【捨て猫流子ちゃん】
【超高校級のトリマー 羽毛田流子処刑執行】
ボロボロのダンボールの中、そこに流子ちゃんは入れられてました。
外は雨がザーザー降っていて、流子ちゃんはずぶぬれ状態です。
次第に天気はどんどん悪くなり、雷まで鳴り始めました。
風が強く吹き荒れ、ときどき流子ちゃんに風に流されたゴミがぶつかります。
あまりの寒さに身を震わせる流子ちゃん。
そんな流子ちゃんの前に一体のモノクマが現れます。
モノクマは流子ちゃんに鎖つきの首輪を付け、そのまま引きずり始めました。
流子ちゃんを引きずり連れてきたモノクマは家の中に流子ちゃんをあげました。
モノクマは流子ちゃんの首輪を外し、バスタオルで優しく流子ちゃんの体を拭きました。
そしてモノクマはドライヤーを流子ちゃんのほうへと向けます。すいっちおん!
―――――――ゴオオオオオオオオ!!!
ドライヤーから火が放出され、流子ちゃんは炎に包まれました。
炎は容赦なく流子ちゃんを襲います。
もがき苦しんでいた流子ちゃんもやがて動かなくなり、火が消えます。
そこに残ったのは流子ちゃんの骨だけでした。
モノクマはその骨を拾い集めると、飼い犬を呼び出してその骨を分け与えたのでした。
モノクマ「……はい、おしまい」
モノクマ「つまんない事件だったせいでオシオキもつまんなかったよ」
沙神「つまらない事件だって……?」
沙神「お前が……お前が引き起こした事件だろっ……!」
……!まずい!沙神クンがモノクマを……!
モノクマ「はわわ!?何のつもりだよ!ボクのこと掴んできてさ!」
沙神「黒幕……お前だけは絶対に許さない……!」
沙神「絶対に……殺してやる……!」
モノクマ「……あのさぁ、ここでボクに暴力を振るったって痛くも痒くもないんだけど?」
モノクマ「こんなところで余計な死体増やしたくないんだからもう離せってば」
夢崎「そ、そうだよ……!今モノクマに手を出しても何の意味もないよ!」
天龍「Mr.沙神、気持ちはわかるが今は抑えたまえ……!」
モノクマ「そうそう、羽毛田さんだってこんなこと望んでなんかいな……」
沙神「お前が……羽毛田さんの名前を口に出すなっ……!」
―――――ガンッ!
天龍「な、な、な、何をしているんだ!モノクマを床にたたきつけるなんて!」
裁目「ちょ、ちょっとこれヤバイんじゃないすか……」
黒宮「校則違反……」
碓氷「…………」
モノクマ「……あーあ、本当にやっちゃたね」
モノクマ「ボクに突っかかってきたのは見逃してやろうと思ったのに……」
モノクマ「ここまでされたら無視するわけにもいかないんだよね」
クレア「む、無視しなさいよ!黒宮の時は見逃したじゃない!」
モノクマ「駄目でーす!仏の顔も三度まで!これ以上は見逃せないよ!」
御調「まだ三度目では……ないですよ……」
モノクマ「なんと言われようと沙神クンはオシオキ決定なんです!やっちゃいます!」
沙神「……殺せるものなら殺してみるがいい」
沙神「僕は超高校級の呪い師……死んでもあなたを呪い続けてやる……!」
七色「お、おい!モノクマを挑発してんじゃねーよ!」
夢崎「落ち着いて……!こんなことで死んじゃ駄目だよ!」
モノクマ「もう遅い!召還魔法!グングニルの槍!」
床から槍が飛び出し、沙神クンを襲った……
槍は脇腹に突き刺さり、血飛沫が裁判場に舞う
……あまりに一瞬の出来事でボクは動くこともできなかった
それは沙神クンも同じで、目の前で何が起きたのかもわかっていないのだろう
なぜ碓氷さんが自分の前に立って、自分の代わりに刺されているのかを……
モノクマ「うわわわわ!?なんで碓氷さんが!?」
碓氷「げほっ……ざ、残念だったわ……ね」
沙神「う、碓氷さん……?どうして……こんな……?」
碓氷「さ……沙神君……あなたがすべきことは……」
碓氷「こんなことじゃ……げほっ……げほっ……」
夢崎「しゃ、喋っちゃだめだよ!」
神鳥「きゅ、救急車!救急車を呼ばなくちゃ!」
篠宮「んなもんねーよ!どうすりゃいいんだ!?」
モノクマ「もうっ!なんでこんなことになるのかなっ!?」
モノクマ「どいてどいて!ボクが病院に運ぶからさっ!」
モノクマ「あ、沙神クンはもう帰ってもいいから!というかオマエラもうさっさと解散しろよ!」
……そしてモノクマは碓氷さんを連れてどこかへ消えてしまった。
碓氷さんのこと……モノクマにまかせてもよかったのだろうか……?
御調「えっと……碓氷さん大丈夫でしょうか……?」
篠宮「つーか病院ってなんだよ!」
月城「たぶん……ホスピタルエリアのことだと思う」
月城「あそこには最新の医療設備が整えられてるはずだから……大丈夫だとは思うけど」
クレア「じゃあ碓氷が助かる可能性は高いと考えていいのね?」
月城「た、たぶん……ね」
七色「ウッチーのことはモノクマにまかせるしかないってことか」
七色「それよりアタシ的にはこいつの方が心配だがな……」
……沙神クン。さっきとは打って変わって今は喪心してる……。
沙神「…………」
ヒメ「さ、沙神……」
沙神「…………」
クレア「……ヒメ、あなたもいつのまにか解放されていたのね」
ヒメ「うむ、ついさきほどな」
ヒメ「それより沙神は……」
沙神「…………」
……完全に抜け殻状態だ。かけるべき言葉も見つからない……。
沙神「……そうだ……僕がすべきこと……」
沙神「ああ……そうか……はは……ははは……」
夢崎「沙神クン……?」
沙神「…………」
何も言わず……ふらふらとした足取りでエレベーターの方へと向かっていった。
天龍「シット、どうしてこんなことに……」
神鳥「……私たちも帰りましょうか」
夢崎「……うん」
羽毛田さんが処刑され、沙神クンまでこんなことになってしまった。
碓氷さんまで大変なことになって……。
ボクたちはこれからどうなってしまうんだろう……。
――――
――
―
― ホスピタルエリア・病室 ―
…………。
ここは……どこかしら……?
病室……みたいだけど……。
……ああ、思い出した。
脇腹に槍が刺さって死にかけたんだった。
じゃあここは前に月城君が言ってた……ホスピタルエリアってとこかしら。
それにしてもよかった……運良く死なずにひどい怪我を負うことができて。
そうじゃなかったらこうして上手い具合に……
ホスピタルエリアに入り込むこともできなかったものね。
今ならモノクマも油断しているはず。探索するなら今の内ね。
……怪我の方は……一応、なんとかなったみたいね。
正直今無茶したら死ぬかもしれないけど……チャンスは今しかない。
前に私が月城君から聞いた話によると……
ここには黒幕の正体をつかめる何かがある可能性があるかもしれないってことだし……。
とにかく、モノクマに気付かれる前に行動しなくちゃちゃね。
― ホスピタルエリア・廊下 ―
碓氷「……すんなり外に出れたわね」
碓氷「それにしてもこの廊下薄暗いわね」
碓氷「他の部屋、入れるといいけ……ど……」
あれ……思っていたよりクラクラする。
早めに探索を終えないと本当に死ぬかも……。
― ホスピタルエリア・薬品庫 ―
碓氷「……変な匂い」
碓氷「消毒の匂い……とも違うわね」
碓氷「薬のようなものがたくさん置いてあるし……」
碓氷「ここは薬品倉庫ってとこかしら……?」
特におもしろそうなものはなし……。
というか私が見てもまったくわからないわね。
碓氷「……うっ……お腹が痛み出してきた……」
碓氷「別の場所……行きましょう……」
― ホスピタルエリア・手術室 ―
碓氷「ここは……手術室ってとこかしら?」
辺りに血が飛び散ってる。まさか私の血じゃないわよね?
碓氷「……ここにもおもしろそうなものはなさそうね」
手術の記録でも残ってればおもしろそうだったけど……
もしかしたらそういった情報は別の場所で保管されてるのかも。
ここはこれ以上探索しても無意味そうね……。
― ホスピタルエリア・遺体安置所 ―
……寒い。すごく寒いわ。
碓氷「こ、こんなところにいると……あっという間に死にそう……」
碓氷「この部屋は……何なのかしら?監視カメラは付いてないみたいだけど……」
部屋の壁に何か……埋め込まれてる?
7つランプが点いてるけど、何か入ってるのかしら?
碓氷「……とりあえず見てみましょうか」
取っ手を掴んで引くとすんなりそれは開いた。
その中に入っていたのは……周防君の死体だった。
碓氷「う、嘘……周防……君?」
碓氷「じゃ、じゃあここって……遺体安置所なの……?」
つまりここにあるのは遺体を保管するための冷凍装置ってことよね。
でもランプは7つ点いてる……全部死体が入ってるってこと……?
碓氷「確かめたほうが……よさそうね」
……やっぱり、こっちには美山君の死体が入ってる。
こっちには影山さんの死体……。それから……。
碓氷「……あ、君塚君……?」
君塚君の死体まで保管されていた。
てっきり宇宙に飛ばされてそのままだと思ったのに……。
碓氷「じゃあこっちは……羽毛田さんの死体が……」
羽毛田さんの死体……とは言ってもそこには骨しか残っていなかった。
碓氷「……羽毛田さん、こんなことになって……」
彼女は自分を犠牲にしてみんなを助けようとした。
その結果がこれ……でも正直なところ私からすれば羨ましい。
碓氷「羽毛田さんは……自分の命を懸けるに値する"答え"を見つけた」
碓氷「でも私は……いまだ自分がしたいことがわからないでいる……」
その"答え"……いつか必ず見つけなくちゃね……。
……残るはあと二つ。いったい誰の死体が入ってるのかしら?
碓氷「……こ、これは……誰……?」
その中に入っていたのは見知らぬ男性の死体だった。
どこかで見たことあるような気もするけど……。
碓氷「この人も……希望ヶ峰学園の生徒なのかしら?」
考えてもわからない。でも顔だけはちゃんと覚えておこう。
もしかしたら書庫でこの人のこと調べられるかもしれない。
碓氷「死体はあとひとつ……か」
残ったひとつの保管庫を開ける。
そこには……私のよく知ってる顔があった。
碓氷「う、嘘……!どうして……!?」
まさか……私が倒れてた間にまた殺人が起きたっていうの?
いや、どう考えてもそれはありえないはず……じゃあこの死体は?
碓氷「……別人?ただのそっくりさん?」
別人にしてはあまりにも似すぎている。双子と考えたほうがまだ可能性がある。
……なんにせよ、あとでこのことを確認しなくちゃいけないわね。
碓氷「……うっ……まずい……」
碓氷「そろそろ……限界……かも……」
目が霞んできた……死ぬかもしんない。
……とりあえず今はこの部屋から出ましょう。
― ホスピタルエリア・廊下???前 ―
……気がついたら謎の扉の前までやって来ていた。
この扉……他の部屋のものとは明らかに雰囲気が違うけど……。
碓氷「何……かしら……?ドア……開かないみたい……」
……もしかしてここが月城君の言っていた場所なのかしら?
それならなんとしても……ここに……。
…………あ……。
……もう……意識が……。
…………。
モノクマ「あ!やっと見つけたよ!オマエ馬鹿じゃないの!?」
モノクマ「まったく……絶対安静なのにそこらじゅう動き回ってくれちゃって!」
モノクマ「自分が今どんな状態なのかわかってないわけ!?」
……?モノ……クマ……?
モノクマ「傷口が完全に開いちゃってるじゃないか!」
モノクマ「油断も隙もあったもんじゃないよ!」
モノクマ「……まさか、碓氷さんこの部屋に入ってたりなんてしてないだろうな」
モノクマ「いや、ないない。ボクですらここに入ることはできないんだから」
……モノ……クマ……にも入れない……場所……?
モノクマ「……あれ……気のせいか……視線を感じたような……」
モノクマ「もしかして……さん?……いや、……は今それどころじゃ……はず」
……さん?モノクマ以外に……誰かが……?
モノクマ「まさか……がこの中にいるわけ……」
モノクマ「……なら……この中に……できるかも……」
モノクマ「なんせ……の正体は……」
モノクマ「……の……なんだから」
モノクマ「……ま、いいや。……も碓氷さんだ……」
モノクマ「……治療し……ないと……まったく困っちゃう……」
モノクマ「……は……ないように……縛っておく……」
…………?
モノクマ「しばらくは……ずっと入院……もらわな……ない……」
モノクマ「やれやれ……こと……なっちゃた……」
……何……?これ……?
モノクマ「……は気を失って……今の内に……いく……」
モノクマ「………………」
……まさか……黒幕の正体は……。
モノクマ「…………」
…………。
薄れゆく意識のなかで……私ははっきりと聞いた。
モノクマが言っていた謎の人物の正体……。
――――――超高校級の災厄がいると……。
【CHAPTER02 アンドロイドに愛を、獣に銃弾を END】
生き残りメンバー 12人
To Be Continued
ノーコンテニューボーナス!
アイテム『ハッキング夢枕』×2を手に入れました。
『ハッキング夢枕』 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
CHAPTER02クリアボーナス!
アイテム『桃色つげ櫛』を手に入れました。
『桃色つげ櫛』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
アイテム『ネコミミ帽子』を手に入れました。
『ネコミミ帽子』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
《CHAPTER02 リザルト》
【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。
【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … ミッション成功。君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
『ミッション11』 … ミッション成功。神鳥への疑惑。神鳥も内通者に誘われていたが断ったようだ。
【アイテム】
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『桃色つげ櫛』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ネコミミ帽子』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ハッキング夢枕』×2 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。
【スキル】
・デイリースキル…(非)日常編スキル
『アトラクト』 … 自由行動時、他のキャラを乱入させることができる
『インクワイアリー』 … ミッション時、ヒントを聞くことができる。
・ユーズスキル…学級裁判時、条件を満たしたときに使用できるスキル
『コークスクリュー』 … 閃きアナグラムの時、精神力3使って不必要な文字を消し去ることができる。
『心眼』 … ノンストップ議論の時、精神力3使ってダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
『カッティング』 … 反論ショーダウンの時、精神力2使って前半か後半のダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
・オートスキル…学級裁判時、自動で発動するスキル
『夢の国の住人』 … 裁判中一度だけ、発言力が0になった時、残った精神力をすべてを発言力に移すことができる。
『冷静沈着』 … 学級裁判時、5連続正解すると精神力が3回復する
『正義漢』 … 精神力の最大値が2増える。
2章終了、碓氷さんはしばらく退場です
次章は次スレから始めます
次スレは早ければ明日、遅ければ1週間くらい先になります
次スレ
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】3
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444651560/)
HTML化依頼出してきます
しばらく更新遅くなりそうなので補足エピソードは3章が終わった後にすることにします
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