上条（俺は上条当麻、どこにでもいるちょっと不幸なだけの高校生だ、超能力の研究をしてる学園都市に住んでるけど無能力者だし、本当に普通の高校生だ）

上条（まぁ完全に無能力者って訳でもないんだけどな、俺の右手には二つの能力が宿っている、一つは異能の力ならどんな物でも消してしまう幻想殺し、まぁ実際に使った事はほとんど無いけどな）

上条「上条さんはケンカとかしませんからね、能力を消す機会なんてこれっぽっちもありませんよ……って俺は誰に説明してるんだか」

上条「まぁいいかせっかくの夏休みなんだしな、とりあえず何をして過ごすか」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

上条「ん？小萌先生から？……はい上条です」ﾋﾟｯ

小萌『上条ちゃんはおバカさんですから今から補習なのですよー』

上条「マジですか？」

小萌『マジなのです、早く学校に来てくださいねー』ﾌﾟﾂﾝ

上条「……マジか……とりあえず着替えて行くか……晴れてるし布団でも干して」ﾊﾟｷｨﾝ

上条「ん？またか……今度は何だ？」

上条（今のはもう一つの能力、幻旗殺し（フラグブレイカー）だ、建ったフラグを消す力らしいが……フラグってなんだよ？俺の部屋で幻想殺しが出る訳ないから幻旗殺しだろうけど）

上条「まぁいいか布団干してってあれ？窓開かねーな？どっか壊れたか？まぁいいか雨降るかもだしこのまま行くか、行ってきまーす」ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ


？？？？？？「お腹空いたんだよ……」

上条「外に出るとやっぱり暑いな、早く学校に行くか」

？？？？「ン？上条？何で制服なンざ着てンだ？」

上条「あれ？一方通行？何でってそれは、上条さんはバカですからこれから補習に行く所ですよ」

一方通行「おいおいマジかよ？この後集まって夏休みの予定建てンじゃなかったのか？」

上条「あっあー！そうだった！うぐ……一方通行さん？」

一方通行「あー分かった分かった俺から連絡しといてやるよ、適当に時間潰しとくから、お前は終わり次第連絡しろ」

上条「ありがとうございます！やっぱり持つべきものは友達だな」

一方通行「……けっ、くっちゃべってねェでとっとと行ってこい」

上条「おうっすぐ終わらしてくるぜ！」ﾀﾞﾀﾞｯ

一方通行「次からは補習自体無くせよなァ……ったくよォ……上条が補習で予定変更っと、コーヒーでも飲んでるか」ｽﾀｽﾀ