ドッペルクラウン

頭が良く戦闘経験も豊富

細胞ひとつからでも再生できる

一応色々脚色してこんな感じに設定は出来ました。　
拡散雲獣 ドッペルクラウン
全体の98%が気化状態という、雲に限りなく近い性質を持つ怪獣。
この特性を活かした分身能力を持ち、更に水分さえあれば細胞一つからでも再生できる不死身の肉体を持つ。
知能も高く更には多くの戦闘経験を積んだ怪獣。しかし、困った人をほおって置けないという奇妙な性質を持つ。

初っ端からこりゃ難敵が
少ししたら書き始めたいと思います

『最近、妙に天気が悪いな。大地。』
「ああ。ここんとこずっとどんより雲。なんというか、ジメジメしてるなあ…」

俺は大空大地。
15年前から全世界に発生した怪獣に対抗するため設立された地球防衛組織の戦闘部隊、Xioのラボチーム所属の隊員。でも、怪獣の分析とかで現場の担当もしている。

『だけどな、あーあれだ。恵みの雨とでも言うのだろう？雨っていうのは、生命にとっては欠かせないもので…』

「その雨すら降らないから気分が重いんだろお！？」

そしてさっきから二重括弧で喋ってるコイツはエックス。俺のエクスデバイザー（Xioの戦闘デバイス）に住み着いているデータ生命体。俺はコイツとユナイトして未知の巨人、ウルトラマンエックスになるんだ。
まぁ、一言で言えば変な奴だ。

大地「でも、やっぱり変だ。雨すら降らないなんてこの気象現象……」


『怪獣出現！怪獣出現！直ちに戦闘態勢へ…』


エックス『あ、二重括弧だけどこれは私じゃないぞ！』

大地「そんなこと言ってる場合か！早く行くぞ！」

ドッペルクラウン「オォォォォ………」

「くそぉっ！この怪獣があっ！！」

ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ………

ドッペルクラウン「オォォォ………」

「全く通じねえ！それどころか、攻撃を食らわせた感触もねぇ！」


エックス『大地、SSではマスケッティの戦闘描写は難しい』

大地「さっきからメタ発言ばっかだな！それよりも！この怪獣……」


隊長『怪獣の分析は終わったか？』

大地「隊長！この怪獣はタイプC、分散雲獣ドッペルクラウンです！奴の身体は97%近くが水蒸気で構成されていて、どんな攻撃を食らわせてもすぐ空気中の水分を使って傷口の補完をしてしまうんです！」

隊長『殆ど雲の怪獣……厄介な相手だな…』


ドッペルクラウン「オォォォ……」

大地「（それにしてもあいつ、自発的な攻撃は一切してこないぞ…もしかして敵意がないんじゃ…）」

大地「だとしても、止めるしかない！」

『ウルトラマンエックスに ユナイトします』


「エックスーーーーーーー！！！！」

『ヘァァッ！！！』

ズドォォォォン………

ウルトラマンエックス「ハァッ！」

エックス「ショアアッ！」ドゴォッ！

変身するや否や、エックスは渾身の力でドッペルクラウンを抱える。

ドッペルクラウン「オォォッ」ズバッ

ドッペルクラウンは抱えていくエックスを意にも介さず振り払い、更に右腕で追撃を加えようとする

「こんなものぉっ！届かない！」

グィィィィィィンッ

「腕が伸びたっ！？」

ゴォォォッ！

「ああっ！！」ドンッ

ドッペルクラウンの体表は気体感に満ちているものの、構成物質は水分。当然質量はある。５０ｍもある巨体がそれを振りかざすのだから尚更重みはある。
更にはドッペルクラウンは空気中の水分を一瞬にして腕の一部として補完し、あたかも腕を伸ばしたかのようなパンチを繰り出したのだ。

ドッペルクラウン「オォォォォッ」グィィィィィン

「今度は左腕を！？ぐあっ！」

モロに攻撃を食らったエックスの胸部に鈍い痛みと大量の水滴が残る。

「変な感覚だな…雲に殴られるってのも…」
『ああ。それにあの怪獣、かなりの戦闘経験を積んでいるようだ。動きに無駄が無い。』

だが、ドッペルクラウンの雲を散らすような猛攻はこれだけでは終わらなかった。

ドッペルクラウン「オォォォォォ！！！！」ムクムクムクムク……

「オォォォォ…」「オォォォォ…」「オォォォォ…」


『なんだアレは！？分身したのか！？いや、脱皮か…？』

「雲が分身するなんて…っ！」

「「「オォォォーーーーッ！！！」」」
ビリビリビリィィィッ！！！

3体のドッペルクラウンが両腕から激しい電撃を繰り出す。耳を切り裂くほどの轟音が鳴り響く。

「『グアアアアアーーーーッ！！！』」

激しい電撃により大きく膝をつきダウンするエックス。もはやこれまでか…？

『つ、強い……ここまでとは…』
「何か手は無いのか・・・！？」

――Xio研究室

グルマン「えーーっと、あれをこうしてこう……」

彼はグルマン博士。Xioの研究部所属。異星人、ファントン星人ではあるがズバ抜けた頭脳と発明力を持ち、周囲からの信頼も厚い。

グルマン「…ほいなっ！遂に完成したぞ！あの雲の怪獣にも対抗できるかもしれん！届けてきてくれ！」

マモル「はいっ！！」

ルイ「エックスさんもこれで対抗できるはず…！」

ルイとマモル。同じくラボチーム所属の研究員だ。


――市街地

エックス『アイツ………何処へ行くんだ……』

大地「アイツに敵意は無いけど早く止めないと…っ…でも、あいつの身体に対抗できる武器が…！」


ルイ「エックスさーん！これ受け取ってー！！」ｼｭﾋﾟｰﾝ


『またデータが転送されてきたぞ！』

「来たか……逆転の切り札…！」

『サイバーアーマー…怪獣をサイバー化したサイバー怪獣、その怪獣の力を鎧として纏うことの出来るシステム…』

「ああ…こいつの力なら、ドッペルクラウンを止められる！行くぞ！！」


今回アーマーにする怪獣↓１　※X本編未登場でも基本なんでも

『サイバーレッドスモーギ、ロードします』

『サイバーレッドスモーギアーマー、アクティブ！！』

ギシャアアアアアアア！！！

「『サイバーレッドスモーギアーマー！！』」

『あ…赤いな。あと質感もなんか乾燥しているし、二次元に似た性質も感じる』

「この怪獣は以前北アルプスで生息が確認されたドッペルクラウンと同じような性質を持つ雲の怪獣！」

ドッペルクラウン「オォォォーーー！！！」グニィィィィン

『またズームパンチをしてくる気だ！』

「大丈夫だ！」

ジュゥゥゥゥ………

『か、乾燥していたアーマーが水分の吸収を始めている！？』

ドッペルクラウン「オォォォ………」ｶﾗｶﾗｯ

『ドッペルクラウンの水分が吸収され尽してしまった……』

「まだだ！他の2体も！！」

エックス「ショアアアッ！！！」ガァッ！！

エックスの強烈な回し蹴りが1体のドッペルクラウンに強烈なインパクトを与える。

ドッペルクラウン「ガァァァァ！！！」

ドッペルクラウンが水分を吐血するかのように噴き出しながら大きく吹き飛ぶ。
残りのドッペルクラウンにもエックスが力を込め、右ストレートを叩き込む。

エックス「ショアアアッ！」

レッドスモーギの体質をイメージした拳状のパーツがドッペルクラウンの柔らかい腹の辺りにヒットする。

ドッペルクラウン「オォォォォーーッ！！！」ｶﾗｶﾗｶﾗｯ

どんどん体中の水分が失われ干からびていくドッペルクラウン


「これで決めるぞ！！」

「『ハァァァァーーーーーーーーッッッ…』」


「『スモーギ大台風！！！』」

ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！

身体を竜巻のように高速回転させたエックスが3体のクラウン目掛け突進していく。
強力な旋風に飲み込まれたドッペルクラウンは全身の水分を一粒残さず弾き飛ばされ、極小サイズまで縮小、データ化されていく。

ゴォォォォォッ！！！！！

エックスの主要な技は怪獣をデータ化させる能力があるが、その余剰エネルギーで起こる爆発が響き渡る。

「最後にこれを！」ギュイイイイイン

スモーギアーマーが吸収し尽くした水分を天空目掛け放水していく。力強く放水された水分はやがて雨のように地上に降り注いでいき、先ほどの爆発で発生した煙も鎮火させていく。


『恵みの雨…だな。』

「ああ。待ちに待った大雨だよ。」

エックス『なぁ大地、結局あの怪獣は悪い怪獣では無かったのだな？』

大地「ああ。なんでも、地球に飛来した時に地球の人々が雨で悲しむ姿を見て不憫に思ったらしい。そこで元々雲みたいな性質を持ったドッペルクラウンは上空で雨を吸収して、曇り続きにしていたんだ。」

「実体化したのも水分を吸収しすぎたからみたいだって。レッドスモーギも同じように水分を吸収する事で実体化する怪獣だったんだ。」

エックス『成程、中々おせっかいな怪獣のようだ。』

大地「……いつかお前と共存できる時が来たら、地球の環境問題にも色々役立つ日が来るかもな。ドッペルクラウン。」

エックス『だな……なぁ、それよりも大地』

大地「どうしたエックス？」

エックス『精密機械は水に弱いんだ…！あんな大雨を降らすからびしょ濡れだ！！早く拭いてくれ！！』

大地「ご、ごめんよエックス！！」フキフキ

「……おお、久々に晴れたな…」フキフキ

「あっ！！虹だ！！虹だぞ！！！綺麗だな～…」

『お、おい大地！私にも見せろ！！おい！！タオルが、邪魔でっ！！タオル、タオルをどかせてくれ！！』


――第α1話 『降らない雨』 おわり

とまぁこんな感じに基本は進んでいきます 地の文形式はあまり慣れてないけど、大丈夫かな…
ウルトラマンSSも増えてきているようで喜ばしい限りです。最後に2回目登場の怪獣安価を


名前 >>19
設定 >>20～>>22

ハイパーバド星人

巧みなプロレス技を使いこなす

セブンに出てきた個体を一族の恥と思っている

お待たせしました
今日は導入だけでも

――α第2話『プロジェクト・コバルト』


大地「いよいよ『プロジェクト・コバルト』計画が始まるのか…」

エックス『大地、そのプロジェクトコバルトとは…？」

大地「以前、試作段階で計画が頓挫した地球に防御バリアを貼る計画『プロジェクト・ブルー』。その発展版の計画『プロジェクト・コバルト』によるバリア計画が今日！実行されるんだよ。これが成功したら、宇宙外からの脅威を完全にシャットアウト出来るんだ。」

エックス『地球防御バリア！？凄いじゃないか…これもXioの技術で？』

大地「ああ。この前、ベムスターに食われれ月に行った時にスペース・マスケッティに助けられたろ？あのスペース・マスケッティで、月と地球の間により強い磁力網を張れるようになったんだ。それに、あるサイバー怪獣の技術もこれに大きく関わってるんだ。」

エックス『サイバー怪獣も…？』

大地「ガギって怪獣だよ。バリヤー怪獣ガギ。透明のバリヤーフィールドを展開する特性を持った怪獣なんだけど…以前遊園地に飛来した個体がいてね、その遊園地からガギが卵を一粒だけ残してたんだ。そこから、ガギを孵化してサイバー化、サイバーガギを創り出したんだ。もう一体も樹海の魔境に飛来したらしいけど、怪獣同士の共食いで倒されちゃったんだ。」

大地「んで、今日はそのサイバーガギのバリアを活かした磁力網を地球に展開する段階の実行日なんだ。でも、もう大方バリアは貼られたんじゃないかな」

エックス『……』

大地「どうしたんだ？エックス。」

エックス『いや……友好的な宇宙人も、地球への道を閉ざされてしまうのではないか…とな……』

大地「……その時は、その時だ。グルマン博士だって受け入れてくれた地球なんだ。きっと受け入れてくれるよ。」

エックス『…だな。』


グルマン「へっくしっ！アイス食い過ぎたかなあ～……」

ｳｰｳｰｳｰｳｰｳｰ
怪獣出現！怪獣出現！


グルマン「ん、また怪獣か……？」

グルマン「…！？こ、この宇宙人は…まさか……」

「そうか……あの計画を嗅ぎつけて…」



大地「嘘だろ……単体でバリアの壁を突き破ってきたっていうのか！？」

エックス『大地！？あの宇宙人は…！？』

大地「タイプA、宇宙帝王バド星人！間違いない、以前プロジェクト・ブルー計画の妨害を目論んだ宇宙人だ！」

エックス『…大地、自分で帝王を名乗ってもいいものなのか…？』

大地「………とりあえず、ユナイトだ！」