海未「穂乃果の家がテレビにですか?」 (15)
※初投稿で読みづらい部分があると思います。
※ラブライブとGO!プリンセスプリキュアのコラボSSです。
穂乃果「そう、TV局の人が私の家を取材したいて。」
にこ「それと私達を呼んだ事と、どう関係するのよ?」
穂乃果「それでね、同時にμ'sの事も紹介してくれるの。」
ことり「それ、本当なの~?」
凛「凛達TVに出れるのかにゃあ~~?」
絵里「本当ならばμ'sのイメージアップにもなりそうですし。」
穂乃果「それと、番組でゲームをやって勝つと歌を歌えるの!」
花陽「TVならばライブの会場や撮影も本格的です。」
真姫「まあ、いいんじゃないの?」
希「カードが告げてるで、とんでもない出会いがあるとな。」
にこ「それで、なんて番組なの?」
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穂乃果達が話を進めている同時刻。
ノーブル学園では。
はるか「きららちゃん、また「サンデーGOGO」に出るの?」
きらら「そう、でも今度はアイドル対決らしくて、審査員として出るの。
でもねぇ……。」
らん子「天ノ川きらら!!」
きらら「……こ、この声は……。」
らんこ「あなた、また私の番組に出るんでしょう。
今回は対決ではないけど。
まあ、私の活躍をゆっくり観てなさい!」
はるか「……あ、相変わらずですね……一条先輩」
きらら「お願い、はるはる。 一緒に来て!!」
そして、収録当日。
トワ「まあ、ここは……。」
みなみ「トワは、初めてよね。
こんなに人が多いところは。」
トワ「大きな建物とメイドが沢山……此処は宮殿ですか?」
きらら「いや、此処は少し変わったところで……。
あのメイドも本物じゃないの。」
物珍しく辺りを見回すトワを連れて現場である「穂むら」へと移動。
慌ただしく撮影準備が整う中、μ'sの面々が辺りを見回すと。
穂乃果「あ!? あの子って……。」
真姫「天ノ川きらら……ファッション雑誌にも出ている中学生モデルね。」
にこ「ちゅ、中学生……何なのよ、あの体型は……!?」
希「にこっち、生まれは誰も代えられんよ。」
にこ「うるさい!!」
きららは共演者であるμ'sに挨拶をしに来ると。
はるかはμ'sの中に見慣れた顔を見つける。
はるか「……あれ、もしかして穂乃果さん!?」
穂乃果「……ああ、はるかちゃん!
久し振り。」
海未「穂乃果、その子と知合いですか?」
穂乃果「うん、お父さんとはるかちゃんのお父さんが知り合いで。
はるかちゃんも和菓子屋の子なんだ。」
意外な再会と共に直ぐにμ'sのメンバーと打ち解けたはるか達。
そして、そろそろ収録が始まる為にμ'sはもう一人の共演者。
らんこと顔を合わせるが……。
らんこ「μ's……素人の事は、知らないわ。
まあ、精々このプロである、一条らんこの足を引っ張らない事ね。」
凛「だ、誰にゃ、あの子……。」
花陽「一条らんこちゃん、この番組のレギュラーで駆け出し中のアイドルだよ。」
あからさまな敵意をぶつけてきたらんこに戸惑うμ'sだったが、
打ち合わせでは今回、μ'sのメンバーの誰かがらんこと勝負するという内容だった。
監督「それではメンバーの中から、らんこちゃんと勝負する代表を決めてください!」
にこ「穂乃果、あの子との勝負。 私にやらせなさい!!」
穂乃果「にこちゃん!? ……うん、にこちゃんに任せる。」
真剣な表情のにこをみて穂乃果はにこを代表に選ぶ。
そして、収録が始まり。
らんこ「みっなさん こんにちは? 日曜日の天使・ランランこと一条らんこですっ!」
司会「それでは、らんこちゃんと対決していただく。
μ'sの代表は。」
にこ「にっこにっこにー♪
あなたのハートににこにこにー♪
笑顔届ける矢澤にこにこー♪
にこにーって覚えてラブにこー♪」
監督「……はい、OK!
いいねえ、にこにー。
らんこちゃんに負けないくらい、いい紹介だよ!」
絵里「あ、あれで良かったの……。」
凛「あの監督ちょっと変だにゃあ……。」
上機嫌な監督をよそに、らんこはにこに敵意の視線を向け始めた。
そして……。
司会「では最初の勝負は、イメージキャラ対決!」
きらら「この勝負はμ'sの勝ち……というか、らんこのは根性ドーナツ君と丸かぶり。」
にこ「んふふふ。 プロと言ってもまだお子ちゃまね……。」
司会「では次の勝負は、食レポ対決!」
きらら「これは、らん子の勝ち……μ'sには悪いけど経験の差かな。」
らんこ「うふふふ……所詮は、素人ね!」
にこ・らんこ「ぐぎぎぎ……。」
凛「にゃあぁぁ~~~~。 あの二人こわいにゃあ。」
希「まあ、二人とも似た者同士やからなあ……。」
にこ・らん子「「誰が!?」」
勝負が進む毎に二人のにらみ合いが強くなる中。
最後の勝負内容が発表される。
司会「では、最後はイメージキャラの着ぐるみを使った競争です。」
きらら「……って、相変わらず仕事が早いわね。」
収録の準備で休憩中。
はるか「……はあ~、あれじゃあ私がテレビに映るのも無理かな……。」
真姫「ダメよ、にこちゃん!!」
はるか「……ん!?」
真姫「にこちゃん、知ってるわよ。
昨日、レッスン中に足を捻ってるでしょう。」
にこ「うっ……な、何の事ニコ?
にこは全然大丈夫ニコ!」
真姫「嘘言わないの!!」
にこ「……大丈夫だって!
それに、μ'sを、皆を素人って言ったあの子には負けたくないの!!
皆の、そして、にこの夢を叶えるためにも!」
真姫「ちょ、にこちゃん!!」
真姫の制止を振り切り、その場を立ち去るにこ。
はるか「あの……。」
真姫「ああ、あなたは……ごめんなさいね、変なところ見せちゃって。
分かってるの。 でも、にこちゃんが無理ばかりして……。」
心配する真姫にはるかは声をかける。
はるか「私にも小さい頃から叶えたい夢が有るんです。
でも、誰からも無理だと言われて泣いていた時に、信じてくれた人がいるんです。」
はるか「信じてくれる人がいるから頑張れる。
矢澤さんも西木野さんが信じてくれるから、頑張るんだと思います。」
真姫「あなた……。」
はるかの話を聞いた真姫はにこが準備している楽屋に行き。
真姫「にこちゃん!!」
にこ「な、何!?」
真姫「いいから、此処に座って!!」
真姫「……これで1日位は大丈夫よ。 でも明日からは必ず治療に専念するのよ。
夢を叶えるのはそれからでも大丈夫でしょう。」
にこ「真姫ちゃん……。 あ、ありがとう……。」
司会「それでは、よーいスタート。」
にことらんこの競争が始まったが。
シャット「ふう……このままロックの好きにさせていたら。
私の立場が……。」
ディスダークの幹部シャットは失敗続きで、
意気消沈のまま彷徨っていたが騒ぎに耳を傾ける。
シャット「ン……? あれは……。」
にことらんこの競争は一進一退で。
しかも中継もあってか見物人が集まり、いつの間にか大盛り上がりになり。
勝負はμ'sがトレーニングに使う大階段を上るだけだった。
らんこ「……ハァ、ハァ。
素人のくせに、なかなかやるじゃない……。」
にこ「……ゼェ……ゼェ。
あんたこそ、お子ちゃまのくせして結構根性あるじゃない。」
猛暑の中、重い着ぐるみを着た状態で大階段の上る二人だったが。
その時にこは捻った足を庇ったせいで、体勢を崩す。
しかし、階段を踏み外しかけたにこにらんこは手を伸ばし支えた。
にこ「あんた……。」
らんこ「勘違いしないで、私は自分の力で夢の頂点を目指すの。
全力のあなたに勝たなければ意味が無いわ!」
再び階段を駆け上がる二人に見物客の声援は大きくなり。
二人は同時にテープを切り、二人はそのまま倒れ真っ白に力尽きた。
真姫「にこちゃん!!」
にこを心配して駆け寄ろうとするが、にことらんこの前にシャットが姿を現した。
希「なんや、あのけったいな格好の人は?」
シャット「相変わらず暑苦しい、それと同じ感じの奴か……。
お前たちの夢、見せてもらう。」
シャットの眼が怪しく光ると。
二人の眼からは輝きは失われ二人の夢が現れる。
らんこ「テレビで……。」
シャット「お前のは、前に見たからいい!
それで、そいつの夢は!!」
にこ「ラブライブで優勝して!
目指せ! 宇宙NO.1アイドル!!」
シャット「え!?」
はるか、みなみ、きらら、トワ「「「「え!?」」」」
にこ「宇宙NO.1」
シャット「コメディアン?」
にこ「アイドルにこ!!」
シャット「……まあ、いい。
シャット・ユア・ドリーム!」
シャットの放った南京錠はにことらんこを捕えると。
二人の夢が閉ざされ絶望の怪物、ゼツボーグが誕生した。
ゼツボーグ「「ゼツボ~~~グ!!」」
凛「にゃあぁぁ~~~~。
巨大なドーナツにほむまんにゃあ!!」
きらら「あ、あの人のゼツボーグもアイドルじゃないの……。」
シャット「さあ、行けゼツボーグ!
人間共に恐怖を与えるのだ!!」
ゼツボーグ「「ゼツボ~~~グ!!」」
シャットの命令を受けゼツボーグは見物客に襲い掛かり。
辺りを破壊し始めた。
希「ドーナツとほむまんが大暴れしとる!!」
穂乃果「やめて~~~。
ほむまんのイメージが……。」
パニックで逃げ出す見物客と嘆く穂乃果を尻目に、
真姫はにこが閉じ込められた絶望の檻へと駆ける。
真姫「にこちゃん!!
どうしたの、目を開けて!!」
はるか「西木野さん、此処は危険です!」
はるかは真姫を引き離そうとするが真姫は聞き入れない。
シャット「無駄だ、絶望の檻に入った者は永遠に目を覚ます事は無い。」
海未「何故、こんなひどい事するのですか?」
シャット「この世界を絶望に染めるためだ。
ゼツボーグこの、騒がしい者共を片付けろ!!」
希「あかん、挟まれてもうた。」
海未「こうなったら、春野さんだけでも逃がすしか……。」
真姫を追って駆け付けたμ'sだったがゼツボーグに挟まれてしまう。
そこに、みなみ、きらら、トワが駆け付けると、はるかはゼツボーグの前に立つ。
絵里「何してるの、早く逃げなさい!!」
はるか「大丈夫です、矢澤さんのμ'sの夢は必ず取り返します。
皆、行くよ!!」
みなみ、きらら、トワ「「「うん!!」」」
はるか、みなみ、きらら、トワ「「「「プリキュア、プリンセスエンゲージ!」」」」
掛け声を発し、プリンセスパフュームにドレスアップキーをセットし
パフュームに溜まった光の香水を体に吹きかけるとはるか達の姿が変わる。
はるか「咲きほこる花のプリンセス! キュアフローラ!」
みなみ「澄みわたる海のプリンセス! キュアマーメイド!」
きらら「煌めく星のプリンセス! キュアトゥインクル!」
トワ「深紅の炎のプリンセス! キュアスカーレット!」
フローラ「強く!」
マーメイド「優しく!」
トゥインクル「美しく!」
スカーレット「GO!」
フローラ、マーメイド、トゥインクル、スカーレット「「「「プリンセス・プリキュア!!」」」」
プリンセスパフュームの力を使いはるか達は伝説の戦士プリキュアへと変身した。
凛「にゃあぁぁ~~~~!? はるかちゃん達が変身したにゃあ!!」
ことり「きゃあ~~~! 何、あの衣装、可愛い!!」
希「こ、これはまたスピリチュアルなものを見たわ……。」
海未「……穂乃果、あなたのお友達は変身ヒーロだったんですか?」
穂乃果「……ううん、初めて知った……。
というか、はるかちゃん髪型変わりすぎ……。」
絵里「……プリキュア!?」
花陽「そうです! 彼女達こそ都市伝説になっているヒロイン、プリキュアです!!
まさか、実際にお目に掛かれるとは……。」
真姫「……イ、イミワカンナイ……。」
はるか達の突然の変身に感嘆の声を上げるμ's達。
マーメイド「まずはμ'sの皆さんを安全な所へ!!」
フローラ、トゥインクル、スカーレット「「「うん!」」」
プリキュア達がμ'sのメンバーを軽々と持ち上げ、
軽く跳躍すると街を一望できる高さまで飛び上がった。
穂乃果「……うわぁ~~~何これ!?」
海未「な、何で私達こんな空の上に……。」
花陽「た、高いです……。」
絵里「ハ、ハラショー……。」
μ'sを安全な場所に連れていくとプリキュア達はゼツボーグへと挑み。
プリキュアの攻撃を喰らったゼツボーグは倒れこんだ。
穂乃果「す、すごい……はるかちゃん。
あんなに強かったんだ……。」
海未「いえ、穂乃果……あれは強いというレベルではありません……。」
シャット「ええい、何をしているゼツボーグ!
せっかく2体居るのだから何とかしろ!!」
ゼツボーグ「「ゼツボ~~~グ!!」」
倒れているゼツボーグにシャットが劇を入れると。
ドーナツ型のゼツボーグの輪の中に、ほむまん型のゼツボーグが収まり。
2体のゼツボーグは1体となった。
トゥインクル「合体した!!」
凛「でも何か美味しくなさそうだにゃあ!」
合体したゼツボーグにマーメイドとスカーレットが挑むが反撃を喰らい。
二人の心配をしたフローラとトゥインクルが攻撃を喰らい吹き飛ばされる。
フローラ、マーメイド、トゥインクル、スカーレット「「「「きゃあぁぁぁ~~~!!」」」」
穂乃果「はるかちゃん!!」
シャット「フハハハハハ……強いではないかこのゼツボーグ!
この調子だ、プリキュアに止めをさせ!!」
プリキュアに迫るゼツボーグの前に真姫が立ちふさがる。
真姫「やめて、にこちゃん!!」
絵里「真姫!」
海未「危ないですわ、下がりなさい!!」
シャット「そうだぞ、私は彼女達の夢だけを利用してるだけだ。
別にお前には関係無いだろう。」
真姫「関係無くない、にこちゃんの夢は私達μ'sの夢なの!
にこちゃんの夢を返して!!」
真姫の言葉を聞きμ'sのメンバーも駆け寄り。
穂乃果「そうだ!にこちゃんの夢でひどい事をするな!!」
海未「人の夢を利用するなんて、最低です。」
ことり「にこちゃんが居ないのに、ことりの夢はかなえられない。」
花陽「私たちの夢は9人居ないとダメなんです。」
凛「だから、直ぐに、にこちゃんを返せ!!」
絵里「あなたはこんな事をして恥ずかしくないのですか?」
希「あんた、にこっちにこれ以上ひどい事させたら、絶対に許さんで。」
シャット「黙れ! 所詮お前達の下らない夢など、さっさと諦めて。
ディスピア様の為に利用されるがいい、目障りだ!!」
標的をμ'sに代えて襲い掛かるゼツボーグだったが。
フローラ「矢澤さんの夢で、皆を傷つけさせない!」
μ's護るために攻撃を喰うフローラ。
それでも何度も立ち上がりμ'sを護るために攻撃を喰らい倒れる。
穂乃果「はるかちゃん!!」
海未「もう止めて下さい。 これ以上はあなたが……。」
絵里「私達の為に……でも何故あなたが、ここまで……。」
フローラ「矢澤さんの夢、とても素敵な夢です!」
ふら付きながらも立ち上がるとフローラは笑顔で語り続ける。
フローラ「……プリンセスになりたい、それが私の夢。
ゆいちゃんも、みなみさんも、キララちゃんも、トワちゃん、カナタも。
簡単には叶わない大切な夢があるのに私の夢を応援してくれる。
夢を叶えたいし、私もみんなの夢を叶えるために応援したい!」
語り続けるフローラにゼツボーグは止めの一撃を放とうとするが。
フローラ「そして、私は夢を諦めない!!」
決意の表情で放ったフローラの拳とゼツボーグの拳がぶつかり合った瞬間。
ゼツボーグは吹き飛び、そのショックで合体は解けてしまった。
シャット「何!? ゼツボーグが!!」
戸惑うシャットに対してフローラはいつもの決め台詞を放つ。
フローラ「冷たい檻に閉ざされた夢…返していただきますわ!お覚悟は、よろしくて!?」
凛「かっこいいにゃあ~~。」
再び襲い掛かるゼツボーグ達に対してフローラは互角の戦いを繰り広げる。
しかし、隙を突いたゼツボーグが挟撃を放とうとするが。
マーメイド、トゥインクル、スカーレット「「「はぁあああ~~~!!!」」」
回復したマーメイド達が加勢に加わりピンチを脱する。
トゥインクル「私達がいるのも忘れないでね!
それにフローラを本気にさせた時点であなたの負けよ。」
マーメイド「ええ、彼女の大きな夢の前にはどんな絶望も無力よ。」
スカーレット「絶望の底にいた私を導いてくれたフローラに適う筈はありません!
さあ、行きますわよフローラ!」
フローラ「うん!!」
フローラ、マーメイド、トゥインクル、スカーレット「「「「エクスチェンジ・モードエレガント」」」」
フローラ「リリィ!」
マーメイド「バブル!」
トゥインクル「シューティングスター!」
キーをセットして、パフュームに溜まった光の香水を再び体に吹きかけると。
通常形態の「モードプリティ」から「モードエレガント」へと変身する。
花陽「あぁ!! 皆のが服が変化してドレスに!」
ことり「すご~~~い、綺麗。」
スカーレット「フェニックス!
羽ばたけ、炎の翼! プリキュア・フェニックス・ブレイズ!」
スカーレットバイオリンの先端にフェニックスキーをセットして、軽快な楽曲を優雅に奏でる。
背後に現れた魔法陣で巨大な炎の鳳凰を創り出し、スカーレットバイオリンの弓を振りかざし、
敵に向けて飛ばして突撃させると紅炎の中に包み込んで浄化する。
フローラ、マーメイド、トゥインクル「「「輝け! 3つの力! プリキュア・トリニティ・エクスプロジオン!」」」
クリスタルプリンセスロッドの先端にミラクルドレスアップキーをセットし、空中に光るリボンで巨大なティアラを描き。
そのティアラから放たれた強力な虹色の光波を相手に浴びせて、ロッドを円を描くように振り回し浄化する。
ゼツボーグ「バーニング」
ゼツボーグ「ドリーミング」
プリキュアの技を受けて浄化されたゼツボーグは火花と花びらとなって散り。
それを背にしたプリキュアはお辞儀をして戦いの終わりを告げる言葉を放つ。
フローラ「ごきげんよう!」
シャット「お、おのれ……次こそは!!」
プリキュア達によってゼツボーグが浄化されたのを見るや。
シャットは姿を消す。
希「次なんかあらへんよ!」
凛「二度と来るにゃあ!!」
スカーレット「開け! 夢への扉!」
スカーレットはキーでらんこを開放すると。
フローラは真姫にキーを手渡す。
フローラ「西木野さん。
さあ、これを使って矢澤さんの夢を……。」
真姫はキーを受け取るとμ'sの皆を見渡し。
皆が笑顔で頷くと真姫はにこの檻にキーを差し込む。
真姫「開け!夢への扉!」
絶望の檻から解放された、にこを抱きしめて真姫は安堵の表情を浮かべる。
真姫「……あぁ、にこちゃん。」
海未「にこはもう大丈夫なのですか?」
マーメイド「ええ、矢澤さんの夢は無事に戻りましたわ。」
花陽「あ、あの写真撮って良いですか?」
ことり「この衣装、何で出来ているんだろう……?」
トゥインクル「ええ、ちゃんと綺麗に撮って……って引っ張らないで。」
絵里「皆、逃げていた人達が戻ってきたわ。」
希「プリキュアの皆は、早よ隠れんと……。」
スカーレット「それなら、大丈夫ですわ。」
μ'sの心配をよそに、プリキュア達は変身を解き元の姿に戻った。
みなみ「それで、皆さん。
私達の事は……。」
絵里「ええ、内緒にしときます。」
その後、何とか収録を再開。
勝負の結果は引き分けになったが、歌の披露はさせてくれる事になった。
にこは足のケガがあったが、どうしても出ると言い張り。
皆も「1人でも欠けたらμ'sじゃない」と言うことで、
今回の功労者と言う事でにこがセンターを務めて収録は無事終了した。
にこ「……ねえ、真姫ちゃん。
大丈夫だから降ろしてよ。」
真姫「駄目!
怪我人は大人しくしてなさい!」
希「にこっち、そんな事言いながら真姫ちゃんにおんぶされて嬉しいんやないか?」
らんこ「矢澤にこ!」
にこ「一条らんこ!」
らんこ「あなた達を素人と呼んだ事は謝罪するわ。
μ'sの歌、とても良かったわ。」
にこ「あなたこそプロのアイドルの根性見せてもらったわ。」
らんこ「だったら早くプロになりなさい!
その時は完全勝利で勝って見せるわ!!」
にこ「あ~~~ら、にこがプロになったら。
あんたなんて簡単に勝てるけどね!!」
にこ・らんこ「ぐぎぎぎ……。」
凛「にゃあぁぁ~~~~。 またやってるにゃあ。」
希「まあ結局、似た者同士やからなあ……。」
にこ・らん子「「誰が!?」」
真姫「もう、私の背中の上で張り合わないで!!」
きらら「……はぁ、相変わらず暑苦しい先輩。
でも、いいライバルが出来たのかも。」
穂乃果「……ありがとう、はるかちゃん。
にこちゃんの、μ'sの夢を護ってくれて。」
はるか「ううん、μ'sの皆が頑張ってくれたからだよ。」
穂乃果「はるかちゃんが護ってくれた夢、必ず叶える!
……はるかちゃんの夢も叶えられるように応援するよ。」
はるか「うん!」
終わり
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