真「浮気がバレた」 (20)

雪歩「真ちゃん」
真「なに、雪歩」
雪歩「明日、一緒にレコーディングだよね」
真「えーと、そうだね」
雪歩「その後で、買い物に行かない?真ちゃんに似合いそうなお洋服見つけたんだ」
真「ああ・・・ボク急にその後に撮影が入ったんだ。ごめん」
雪歩「そうなんだ。じゃあしょうがないね。また今度一緒に行こう?」
真「うん。また今度ね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439704481


翌日

雪歩「あーあ、真ちゃんと一緒にショッピング来たかったなあ。この服なんて絶対に似合うのに」
雪歩「あれ?向こうにいるのは・・・・」
女の子「この服かわいいですよね。真さんが着たらちょーカワイイかも」
真「そ、そうかなあ」


女の子「フリフリの服より、こういう落ち着いた感じのカワイイ服が真さんにはピッタリだと思います」
真「ありがとう。試着してみよーっと」
雪歩「ま、真ちゃんが知らない子と・・・」


翌日

真「おはようございまーす。あ、おはよう雪歩」
雪歩「おはよう真ちゃん。かわいい服着てるね」
真「あ、これ?ボクに似合ってるかなあ」
雪歩「それ、いつ買ったの?」


真「えーと・・・ちょっと前だよ。どうかした?」
雪歩「見たことない服だなぁ、って」
真「ボクもこういうカワイイ服もたまには着ないとね。へへっ」
雪歩「真ちゃんが自分で選んだの?」
真「そ、そうだよ。なんで?」


雪歩「いつも真ちゃんが選んでる感じの服とちょっと違うなぁって」
真「ボクの事をよく見てるんだね、雪歩」
雪歩「ええ、私は真ちゃんをいつも見てるよ」
雪歩「そう、昨日の真ちゃんも」
真「え」


雪歩「昨日の真ちゃんが、私とのレコーディングを終えてから、私の知らない子と一緒に服を選んでて、その服を買っていたのも見てた」
真「ゆ、雪歩・・・」
雪歩「なんで嘘ついたの?」
真「ごめん・・・・」


雪歩「なんで・・・」
真「他の子に服を選んでもらうって、言い難くって・・・」
雪歩「あの子は誰なの」
真「ボクのファンの子なんだ。いつもかわいい服を着てるなと思ってた子で、この間ちょっと話をしてる時に『私が真さんの服を選びたいです』って言われて、それで・・・」


雪歩「いつも私が選んであげてるのに・・・」
真「ちょっと雪歩の好みとボクのセンスが合わないなと思ってて」
雪歩「!! 酷いよ、真ちゃん・・・。いつも私と買い物するのが嫌だったの?」
真「いや、そんなことあるわけ無いじゃないか!」


雪歩「でも、でも・・・」
雪歩「真ちゃんなんて、知らない!」ダッ
真「あ、雪歩!」

真「出て行っちゃった。ボク、どうしたらいいんだ・・・」


美希「ただいまなのー」
美希「あれ、真くんどうしたの。すごく落ち込んだ顔して」
真「美希か・・・。ボク、雪歩を怒らせちゃって・・・・」
美希「雪歩を?何があったの?」


美希「なんだ、そんな事なの。雪歩は優しいから、明日になれば許してくれるの」
真「そうかなあ。なんか泣いてたようにも見えたし・・・・」
美希「それより、真くん。ちょっと時間あるならミキと一緒にお昼ごはん食べに行こうよ」
真「そんな気分じゃないんだけど」


美希「もー、いつまでもクヨクヨしてるなんて真くんらしくないの」
美希「オニギリを握ってくれるお店が近くに出来たから、ミキと行こう?」
真「わ、わかったから、引っ張らないでよ」


美希「・・・それでね、ミキが寝ちゃったらハニーが・・・」
真「・・・・・・」
美希「真くん!ミキの話聞いてるの?」
真「あ、ああ。ごめん」


美希「もー。ミキとデートしてるんだから、ミキのことをちゃんと見てほしいな」
真「デ、デート?」
美希「アハッ。雪歩に見られたらまた怒られるの」
真「怖いこと言わないでよ」


雪歩「・・・なんであんなに怒っちゃたんだろう」
雪歩「真ちゃんに謝らなくちゃ・・・・」
雪歩「・・・え?あれは・・・・真ちゃんと美希ちゃん?」


続く

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom