いろは「せんぱぁーい♪」 女八幡「何?」 (35)


いろは「生徒会の仕事、手伝ってください」

八幡「無理、さよなら」

いろは「ちょっ、待ってください」ガシッ

八幡「一色、セクハラだぞ」

いろは「えっ、すみません」

八幡「じゃっ」

いろは「待ってください」ガシッ

八幡「だからセクハラ」



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いろは「なら、逃げないでくださいよ」

八幡「はぁ、わかったから離せ」

いろは「ホントですか?嘘じゃないですよね」

八幡「嘘のわけないだろ。今までに私が嘘をついたことがあるか?」

いろは「結構あるんですけど……」

八幡「今回は大丈夫だから、離しなさい」

いろは「はい」

八幡「で?何だっけ?」


いろは「だから生徒会の仕事を手伝ってください」

八幡「えー、またなの?」

いろは「そうです。またです」

八幡「昨日も手伝ったよね」

いろは「はい」

八幡「一昨日も」

いろは「はい」

八幡「てか、今週ずっとだよね」


いろは「そうですね。今週は忙しかったですからね」

八幡「忙しいにしても頼みすぎじゃない?なに?もしかして私のこと好きなの?」

いろは「な、なななにを言ってるんですか!そんな分けないじゃないですか!お、俺が先輩のこと好きだなんて……」

八幡「ごめん、ごめん。冗談だからそう剥きになるなよ」

いろは「別に剥きになんてなってません」

八幡「そうだね。いっうくんは剥きになんてなってないね」

いろは「何ですかその言い方」

八幡「別に」

>>4

訂正



いろは「そうですね。今週は忙しかったですからね」

八幡「忙しいにしても頼みすぎじゃない?なに?もしかして私のこと好きなの?」

いろは「な、なななにを言ってるんですか!そんな分けないじゃないですか!お、俺が先輩のこと好きだなんて……」

八幡「ごめん、ごめん。冗談だからそうむきになるなよ」

いろは「別にむきになんてなってません」

八幡「そうだね。一色くんはむきになんてなってないね」

いろは「何ですかその言い方」

八幡「別に」


いろは「……」

八幡「たまには私じゃなくて他の人に頼みなよ」

いろは「先輩じゃないとだめなんです!」

八幡「そ、そうなの?」

いろは「だからお願いします」

八幡「でも昨日、雪ノ下に一色を甘やかしすぎだって怒られたからさ」

いろは「そこをなんとか」

八幡「えー、雪ノ下怖いからやだ」


いろは「うぅ、せんぱい」

八幡「そんな母性をくすぐる声を出してもだめ」

いろは「せんぱぁーい」

八幡「ダメなものはだめ」

いろは「俺が生徒会長になるとき言ったじゃないですか」

八幡「何って言ったっけ?」

いろは「んん……『なにか困った事があったら直ぐに言うんだよ?私が手伝ってあげるからね。気にしなくて良いよ。お姉ちゃんに全て任せなさい!』って言いました」

八幡「絶対言ってないよね。キャラ崩壊も甚だしいな」


いろは「確かにちょっと変えましたけど、だいたいこんな感じのこと言ってましたよ」

八幡「んー」

いろは「せんぱいお願いします。今度ごはんご馳走しますから」

八幡「そう言われても……」

いろは「お願いします!」

八幡「はぁ、わかった。……でも雪ノ下に聞いていいって言ったらだぞ?」

いろは「はい!」


八幡「うーすっ」

雪乃「比企谷さんいい加減、その挨拶は辞めなさいと何度言ったら分かるの?」

八幡「ご、ごめんなさい」

雪乃「もう一度やり直し」

八幡「こんには」

雪乃「はい、こんには」

結衣「ヒッキー、やっはろー」

雪乃「遅かったけど、どうかしたの?」


八幡「えっと……実は……一色いいぞ」

いろは「し、失礼します」

雪乃「あら、一色くんこんには」

いろは「こんには」

結衣「いろはくん、やっはろー」

いろは「結衣先輩やっはろーです」

雪乃「それで一色くんがどうしたの?まさかまた手伝いを頼まれたのではないでしょうね」

八幡「そのまさかです」


雪乃「はぁ……比企谷さん」

八幡「……はぃ」

雪乃「昨日、私は何って言ったかしら?」

八幡「一色を甘やかしすぎだって言いました」

雪乃「そうね。それで比企谷さんは何って答えたのだった?」

八幡「明日からは一色に厳しくするって言いました」

雪乃「はい、正解。それならこれはどういうことなの?」

八幡「えっと……てへぺろ♪」


結衣「うわぁ……」

いろは「先輩……」

八幡「え?そんなにダメだった?自分じゃ結構かわいいと思うんだけど」

いろは「いや、確かに可愛かったですけど、今やるのは自殺行為ですよ」

結衣「なむー」

雪乃「……比企谷さん」

八幡「は、はひ!」

雪乃「こっちにきなさい」ニコッ


雪乃「大丈夫よ。殺しはしないわ……殺しはね」ニコニコ

八幡「殺しはって……」

雪乃「ほら、早くきなさい」

八幡「や、やだっ」

雪乃「き、な、さ、い」

八幡「……はぃ」

雪乃「まったく、世話が焼けるわね」

八幡「その言い方だとまるで私が手のかかる子供みたいじゃないですか。やだー」


雪乃「私の子供がこんなにひねくれている訳がないでしょ」

八幡「それもそうですね……あの」

雪乃「なに?」

八幡「なぜ私は雪ノ下さんの膝の上に座っているのでしょうか?」

雪乃「こうすればあなたを拘束できるでしょ?」

八幡「なにそれ怖い……」


結衣「いいなぁ……あたしもゆきのんの膝に座りたい!ヒッキーを膝に乗せてよしよししたい!」

八幡「欲張りすぎだろ。そして私の扱いがやっぱり子供にするそれなんだけど……」

雪乃「由比ヶ浜さん、私にいい考えがあるわよ」

結衣「え!なに、なに?」

雪乃「それは――」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月14日 (金) 17:48:28   ID: D4XPU4Nu

男女あべこべか……。支部にも似たようなのあった希ガス

2 :  SS好きの774さん   2015年10月14日 (水) 22:17:38   ID: 8cUaQPC9

こんにはって何だ?こんにちはの間違えか?

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