【咲-Saki-】はやり「花嫁修業に挑戦だぞ☆」
【咲-Saki-】はやり「花嫁修業に挑戦だぞ☆」 - SSまとめ速報
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この作品は上記等の続編です。一体どんなシリーズかを把握するためにも
まずどれか1つ見てみるのも良いかもしれません
本作品にはキャラ崩壊や多少の百合要素等の
人を選ぶ要素が含まれておりますのでご注意ください
では書き溜め投下していきます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439448613
白糸台高校麻雀部部室にて
菫「なぁ照、私とお前が卒業したら虎姫には渋谷、亦野、大星しか残らないよな?」
照「そうなるね」モグモグ
菫「亦野はしっかりした所は有るが一人で何でも抱えてしまう節がある…」
照「確かに」モグモグ
菫「渋谷は皆を引っ張って行くには少し気が小さすぎると思うんだ」
照「ふむふむ」モグモグ
菫「大星には実力も、物怖じしない所もあるが…責任感に欠ける言動が多い」
照「ほうほう」ムグムグ
菫「私は大星に立派な部長候補になって欲しいんだ!どうしたらいいと思う?」
照「まったくもって」モグモグ
菫「え?」
照「…あっ」ゴクン
菫「もういい!お前は大星のことが心配じゃないんだな!?私一人で考えるから!」
照「待って菫!今のは違うの!つい反射的に!」グイグイ
菫「言い訳なんか聞きたくない!離せ!私は帰る!」グイグイ
誠子「なんだろあれ…修羅場かな?」
尭深「夫婦喧嘩したみたい…」
照「尭深に誠子!良い所に来た、菫を止めて!」グイグイ
誠子「なるほど、確かに大星はもう少し人間的に成長してもいいかもですね…」
尭深「でも今の淡ちゃんもとっても可愛い…」
菫「まぁ人懐っこいのは良い事だが、フランクすぎるのもあまりよくないぞ」
照「でも人間そんなにすぐは変われないし…」
誠子「そういえば最近話題になってるテレビが有るんですけど」
誠子「そこに大星を応募させたらいいんじゃないですか?」
菫「テレビって…そんな大袈裟な…」
尭深「宮永先輩も前出られてましたよね…」
照「い、いやそんな覚えは無いが…」アセアセ
誠子「咲ちゃん可愛かったですね」
照「当然、あんなに可愛い咲を間近で見られただけであの番組には感謝してる」キリッ
菫「出たんだな?照」
照「…しまった」
菫「なるほど、学生に挑戦させて苦手を克服させる…か」
誠子「まぁ端的に言えばそういうことですね」
菫「目立ちたがりの大星のことだ、すぐに食いつくだろうしな」
菫「よし、私が応募しておこう。当日は私も一緒に行く事にする」
照「え?菫は別にテレビに出ないんでしょ?」
菫「馬鹿!大星に何かあったらどうするんだ!?心配じゃないのかお前は!」
照「いや…心配だけど淡ももう高校生なんだし…」
菫「私からすればいつまでも子供なんだよ!ついていくのは当然だろ!?」
誠子「どう見たって夫婦喧嘩にしか見えないよね?」
尭深「うん…熟年夫婦」
菫「とにかく!私は大星についていくから留守は頼んだぞ!」
照「はぁい…」
そして収録日当日
淡「ふんふんふーん♪私もついにテレビデビューか~♪」
淡「ファンレターとか来ちゃったらどうしよっかな~」ニシシ
菫「浮かれるのは良いが今日の目的を忘れるんじゃないぞ?」
淡「は~い!まぁこの高校100年生の淡ちゃんにかかれば、どんな挑戦もイチコロだけどね!」
菫「頼もしいな、なら期待して見てるぞ」
淡「まっかせてー!」フンス
スタジオにて
みさき「さてと…大丈夫ですか?野依プロ、今日は若い子が来るんだから恥ずかしいところ見せられませんよ?」
野依「頑張る!」プンスコ!
みさき「それにしても福与アナと小鍛冶プロが二人揃って風邪なんて…何やってるんですかね本当に…」
野依「ナニやってた!」プンスコ!
みさき「コラ、下品ですよ」
野依「失言!」プンスコ!
P「本番行きまーす!3、2、…」キュー
みさき「皆さんこんばんは、今日の若者の挑戦は病欠の福与アナと小鍛冶プロに代わりまして私村吉みさきと」
野依「野依理沙が!」プンスコ!
みさき「お送りいたします」
みさき「本日挑戦していただくのは全国高校麻雀選手権にも出場し活躍を収めました白糸台高校より」
みさき「大星淡さんにお越しいただきました。どうぞ!」
プシュー!ウィンウィンウィンガコーン!
菫(よし!ついに大星が出てくるぞ!本番前も緊張してなかった様だし心配ないだろう)
淡「よろしくおながいします!」カッチンコッチン
菫(大星のヤツ!本番になって急に緊張してるじゃないか!しっかり人の字を三回飲み込んだんだろうか!?)ハラハラ
みさき「大星さんテレビは初めてという事でかなり緊張してるようですね?」
野依「わかる!」プンスコ!
みさき「いや、あなたはそろそろ馴れなきゃいけないでしょう…」
淡「と、東京から来ました!大星淡16歳です!好きな漫画は別冊マーガレットです!」ドキドキ
菫(大星!聞かれてないことは答えなくて良いんだぞ!)ハラハラ
みさき「はい、自己紹介ありがとうございます。とても可愛らしい子ですね野依プロ」
野依「君に届け!好き!」プンスコ!
みさき「野依さんが主人公だったら結局何も届かないまま終わりそうですけどね」
淡(ど、どうしよう…出てくる前は何てこと無かったのに…こんなに沢山のカメラに見られると緊張しちゃうよ…)アワアワ
みさき「今日は同じ部活の先輩も応援に来てくれているので頑張って下さいね?」
淡(はっ!?そうだ、菫が見てるんだった!)チラッ
菫(大星ー!応援してるぞー!)ブンブン!
みさき「大きく手を振ってくれてますね、とても良い先輩さんですね」クスッ
淡(もう!恥ずかしいからやめてよ!///)カアッ
みさき「では今日は大星さんにこちらのお題に挑戦していただきましょう、どうぞ!」
やれば出来る子淡ちゃん!皆の為にお買い物!
みさき「さぁこちらは前回野依プロも挑戦しましたおつかいになってますが」
野依「激戦だった!」プンスコ!
みさき「大星さんには私達がお願いしたものを間違える事無く全品ここに買ってきてもらいます」
みさき「今回は大星さんが人間的に成長出来るように責任感を持って行動していただきます」
みさき「ちなみに大星さんはおつかいに行った事は?」
淡「うーん…小さい頃に何回か行った事はあるけど…」
淡「お菓子とか余計な物買って怒られた気がする…
みさき「今回はカメラも有りますのでそういった事をするとすぐばれてしまうので気をつけて下さいね?」
淡「はーい…」シュン
みさき「では買ってきて貰う物はこちらのメモに書いてありますので落とさないように!」
淡「えっと…何々?」
お買い物メモ!
・黒のストッキング
・カントリーマアム
・家用スリッパ
・セガサターン
淡「これは…本当に必要な物なの…?」
みさき「もちろんです、野依プロはいつも履いてるストッキングを今日は履いていませんし」
野依「スースーする!」プンスコ!
みさき「私はカントリーマアムを食べないと爆発しますし」
淡「なんで!?じゃあ自分で買ってきなよ!」
みさき「あらかじめ自宅に画鋲をまいてきましたからスリッパが無いと足裏がズタズタです」
淡「ひぇ~…」ゾッ
みさき「セガサターンは野依プロの青春らしいので、単純にやりたいらしいです」
野依「街!」プンスコ!
淡「最後のは名前も聞いたこと無いよ…」
みさき「ジェネレーションギャップとは怖いものですね」
野依「切ない!」プンスコ!
みさき「ではこれから大星さんにはお買い物に向かっていただきますのでお財布を渡しておきます」
みさき「中身が入ってるか確認していただけますか?」
淡「はいは~い!えっと…いくら入って…」
財布「10万円!!」
淡「ひぃ!?見たこと無いおじさんがイッパイ!?」ビクッ
みさき「お財布の中には大金が入ってますので『責任』を持って行って来てください」
淡「あわわわわ…もし落としたら…外国に売られる…」アワアワ
みさき「流石にそこまではしませんが、しっかり弁償はしていただきますよ?」
淡「あわわわわ…知らないおじさんに体をまさぐられて…汚されてしまうんだ…」アワアワ
みさき「可愛い顔して結構知識はあるんですね。お姉さんビックリですよ」
野依「監禁陵辱!」プンスコ!
みさき「良い大人なんだから自重してください」
みさき「それと、大星さんは高校生という事で今回は制限時間を設けさせていただきます」
みさき「現在午後4時ですが、午後8時がタイムリミットとさせていただきます」
淡「4時間もあれば余裕余裕!財布だけ落とさないように気を付けないと…」
みさき「では時間も有りませんのでスタートさせていただきます」
みさき「車にだけは気をつけて」
野依「いってらっしゃい!」プンスコ!
淡「いってきまーす!」
ファーン!
みさき「さぁ、今正面玄関から出ました大星淡さん」
淡「あわあわ…」キョロキョロ
みさき「大金を手にしたことで挙動不審になっていますね…」
みさき「そして今回野依プロでは解説にならないという事で、大星さんの高校の先輩である」
みさき「弘世菫さんに来ていただきました。お願いします」
菫「お願いします」
みさき「大星さんは普段どんな子なんでしょう?」
菫「落ち着きがないというか、子供っぽいですね…」
みさき「なるほど、今回の挑戦ズバリ成功すると思いますか?」
菫「そうですね…成功してくれるよう祈ってます」
みさき「後輩という事で親心の様なものも湧いてくるとは思いますが」
みさき「信じて見守ってあげましょう」
菫「はい…」ハラハラ
みさき「さぁ、大星さんはデパートである程度物を揃えるようですね」
菫「セガサターン以外はここで手に入るでしょうけど…判断ミスではないかと思います」
みさき「と言いますと?」
菫「デパートは大星にとっては大きなおもちゃ箱なんですよ…大金を持ってそんな所に行ったらと思うと…」
みさき「なるほど、今回の挑戦早くも運命の分かれ道となっています」
淡「えっと、パンスト…パンスト…あった!」
淡「野依プロってサイズどれくらいなんだろう…」
淡「まぁ私と同じくらいでいいよね?」
みさき「野依プロ、サイズはいかがでしょうか?」
野依「ぴ、ぴったり!」プンスコ!
みさき「サイズは小さかったようですが大星さん黒のパンストをかごに入れました」
野依「!?」プンスコ!
淡「そうだ!」タタッ
みさき「大星さんがもうレジに行きましたね。ここではパンストのみでしょうか?」
菫「私としては早くここから立ち去って欲しいんですが…」
みさき「?パンストを持ってトイレに向かいましたね」
菫「あいつ…まさか」
淡「じゃじゃーん!黒スト淡ちゃんでーす!」
淡「野依プロはどうせ一つしか使わないんだし良いよね?」
淡「『えんたーていなー』の淡ちゃんは視聴者サービスもかかさないのです!」フンス!
みさき「なんと大星さん、番組への気遣いも忘れない姿勢に眼福…もとい感服です」
野依「エロかわいい!」プンスコ!
菫「…悪くないか」フンフム
淡「さて、次はカントリーマアムを買わないと。お菓子売り場はっと」テクテク
みさき「さぁここは番組が作った落とし穴です」
みさき「大星さんは周りを囲むお菓子の誘惑に勝てるのでしょうか?」
菫「頼むぞ大星…!」ハラハラ
淡「はわ~!お菓子イッパイだ~!…じゃなくて!カントリーマアムだけだもん!」
菫「よし、偉いぞ大星!」ソワソワ
淡「でも…お金はイッパイあるんだよね…」チラチラ
菫「大星!めっ!ですよ!」ハラハラ
淡「糖分は頭を働かせるためにも必要だって聞いたし…」チラチラ
菫「大星!ダメですよ!絶対許しませんからね!コラ!」ドキドキ
淡「うぅ…でも絶対菫に怒られちゃう…カントリーマアムだけ買ってこ…」ガサッ
菫「よーし良い子だ!帰ってきたら沢山褒めてやろう!」グッ!
みさき「弘世さんが楽しそうで何よりですね」
野依「お母さん!」プンスコ!
淡「えっと…次は村吉さんの家用スリッパだね!どこにあるかな…」キョロキョロ
ピンポンパンポーン
アナウンス「ただいまより、デパート屋上にて魔法少女とってもマジカル雀!ショーが始まります」
淡「!」ピコーン!
淡「マジカル雀ショー!見たい!」ピューン!
みさき「なんと大星さん!子供向けのショーに釣られて屋上に向かってしまいました!」
菫「マジカル雀…いいなぁ…」ソワソワ
みさき「え?弘世さんも好きなんですか?」
菫「そ、そんなわけ無いじゃないですか!高校生ですよ私」
みさき「じゃあ現地の映像はいらないですね」
菫「大星が心配ですので映像だけは切らないようにお願いします」キリッ
みさき「…好きなんですね?」
菫「・・・・・」コクリ
淡「あぁ!マジカル雀が負けちゃう!」アセアセ
お姉さん「皆!マジカル雀を応援して!皆の力を分けてあげて!せーの…」
淡「がんばれー!マジカル雀ー!」
菫・野依「頑張れー!マジカル雀ー!」
みさき(この人達は…)
菫「村吉さんもほら!」グイグイ
みさき「え!?いや私は…」
野依「マジカル雀!負けちゃう!」プンスコ!
みさき「え、え~…」
お姉さん「皆!もう一度マジカル雀の名前を呼んで!せーの…」
淡「頑張れー!マジカル雀ー!」
菫・野依「頑張れー!マジカル雀ー!」
みさき「頑張れー///」
みさき(なんで私まで///)カア
マジカル雀「皆の応援が力に!行くわよダイチョンボー!はああああああ!!」ゴゴゴゴ
マジカル雀「『眼球に指』」ドグシュ!
ドカーーーーン!!
淡「はぁ…面白かったぁ!」スッキリ
菫「楽しかった~」スッキリ
野依「興奮した!」プンスコ!
みさき「もういいですね…」ゲッソリ
淡「さて、それじゃあおつかいの続きを…」ゴソゴソ
淡「あれ?」
淡「あ、こっちのポケットだった…」
みさき「どうしたんでしょう大星さん、みるみるうちに顔が青く…」
淡「あれ?あれ?」
菫「まさか…嘘だろ?」
淡「お財布…落としちゃた…」カタカタ
すいません、大好きな番組が始まっちゃいましたので
ご飯食べながら見て六時頃から再開します
みさき「大星さん!お財布を落としたみたいです!隠れていたスタッフも大急ぎで店内を探しています!」
淡「ど、どーしよう…あんなにイッパイ入ってたのに…ふぇ…」ジワッ
ピンポンパンポーン
みさき「落し物のアナウンスでしょうか!?」
アナウンス「ただいまよりマジカル雀の握手撮影会を始めますので、二階おもちゃ売り場までお越しください」
みさき「マジカル雀はもういいですって!お財布はー!?」
菫・野依「いいなぁ~…」
みさき(事の重大さをまったく解ってない!!)ギリッ
淡「ふぇ~ん!…ひっく…うう…」テクテク
みさき「大星さんも涙ながらに握手をしに向かってます!財布探して下さい!」バンバン!
マジカル雀「みんな、今日は応援してくれてありがとう!握手をする前に皆に大事なお話があるの」
淡(どうしよう…マジカル雀はおつかいサボってお財布も落としちゃう子と握手してくれないよね…)グスン
淡(やっぱりお財布探しに戻ろう…)トボトボ
マジカル雀「さっきのステージの前のほうでお財布を落とした子はいないかな?」スッ
淡「あっ!?あの財布!」
みさき「マジカル雀ーーー!!愛してるーーー!!」グッ!グッ!
菫「さすがマジカル雀だ!」キラキラ
淡「あ、マジカル雀!それ私の…」
マジカル雀「そうか、はいどうぞ」スッ
淡「あの…そんなにお金入ってるのに私のだって信じてくれるの?」ビクビク
マジカル雀「もちろん、あなたの目を見れば嘘なんか言ってないことはわかるよ?」キリッ
淡「マジカル雀…!」パアッ!
淡「あの…握手して下さい!」
マジカル雀「もちろんだよ!さぁ、写真も撮ろうか?」
淡「うん!」ニコッ
マジカル雀「ふふっ、やっと笑ってくれたね?」パシャ
淡「あっ…」
マジカル雀「辛いことがあっても諦めなければ今日のようになんとかなる。前に進むことが何よりも…」
マジカル雀「すばらな事なんですよ?」
淡「うん!ありがとう!マジカル雀!」ブンブン
マジカル雀「またテレビでも応援してね?」フリフリ
淡「はーい!」タッタッタ
淡(やっぱりマジカル雀はかっこいいよ!私も負けずに早く帰るぞー!)
マジカル雀(あれ…大星さんでしたよね?バレてなければ良いんですが…)スバラッ!
みさき「さぁ番組と大星さんの救世主、マジカル雀に別れを告げて大星さんのおつかい再開です!」
淡「スリッパはあっちの便利品売り場にあるよね?行ってみよう!」
淡「えっと…スリッパスリッパ…あった!」
みさき「さぁ大星さんが見事スリッパを見つけました!」
淡「あ!うさちゃんのスリッパがある!」ヒョイ
みさき「ん?」
淡「かわいいー!これにしよーっと!」
みさき「ちょっと大星さん!それ私本当に使うやつだから!もっとシンプルなものに!」アセアセ
淡「おねがいしまーす!」ゴトッ
みさき「ああ!レジに持っていってしまいました!なんてことだ…」
野依「かわいい!」プンスコ!
菫「隣のクマちゃんの方が良かったですか?」
みさき「そういう問題じゃなく…」
淡「えっと…後は『せがさたーん』ってヤツだけなんだけど…」
みさき「さぁ大星さんにはセガサターンがどんなものか教えていませんが、見つけることは出来るんでしょうか?」
淡「う~ん…どこにもないよ…そろそろ日も沈んできちゃったし…」キョロキョロ
みさき「大星さんがここまで帰ってくる時間も考えるとあと一時間が限界でしょう」
淡「う~…そうだ!店員さんに聞けばいいんだ!」タッ
淡「すいません!『せがさたーん』ってどこにありますか?」
店員「え~っとね…それはここには無いんだけど…」
店員「近くの中古屋に行けば売ってると思うよ?」
淡「中古屋…『せがさたーん』ってどんなものなんですか?」
店員「昔セガから発売されていたゲームなんだ。僕も昔やってたなぁ…」
淡「そうなんだ、ありがとうございました!」ペコリ
みさき「さぁ大星さん、店員さんに聞いてセガサターンの在り処が解りましたよ」
菫「しっかりお礼も言えて偉いぞ」ウム
淡「時間が無いよ~!急がなきゃ!」
淡「すいませーん!『せがさたーん』ありますか?」
店員「いらっしゃい、セガサターンなんて珍しい子だね」ハッハッハ
店員「はいどうぞ。『セガサターン白!』」クワッ
淡「ん~!普通ので良いから!」パタパタ
店員「『セガサターン白!』」クワッ
淡「だからー!『せがたさーんしろ』じゃなくて良いんだって!」
テレテテン!セーガターサンシロー♪セーガターサンシロー♪
淡「!?」ビクッ
セーガサターンシロー♪
店員「セガサターン!」キリッ
野依「せがた三四郎!」プンスコ!
みさき「今回の挑戦の際に駄目元で『藤岡弘、』さんにお願いしたら店員として出演して貰えました。懐かしいですね」
みさき「因みに『藤岡弘、』さんは『、』までが芸名なんですよ」
菫・野依「へぇ~」
淡「もう!変なおじさんのせいで無駄な時間くっちゃったよ…!」
淡「でもなんとか間に合いそうで良かったぁ…」テクテク
子供「おいしー」ペロペロ
淡(アイスか、良いなぁ…でも買ってたら時間が間に合わなくなっちゃうし…)
子供「きゃっ!」ドテ
淡「わわっ!大丈夫!?」
子供「ふぇ…アイスが…お小遣いで買ったのに…」グスン
淡「…待ってて!お姉ちゃんが買ってきたげる!」タッ
みさき「大星さん、転んだ子供にアイスを買ってあげるようです。これでは挑戦には間に合いませんが…」チラッ
菫「いや、いいんです。あれが…大星淡ですから」クスッ
淡「はい!お待たせ!」
子供「お姉ちゃんありがとう!」
淡「今度は転ばないように気をつけるんだよ?」ニコッ
淡(あ~あ…これじゃあ間に合わないや。菫…怒ってるかな?)
ナーンテコートーナイサ♪
みさき「淡ちゃん、時間には間に合わなかったけどそんな事菫ちゃんは気にしていません」
みさき「淡ちゃんがなんで遅れたのかしっかり見てたんですから」
みさき「帰って来たら目一杯抱きしめて頭を撫でてあげたい。そう言ってました」
みさき「もうテレビ局が見えてきました。玄関で菫ちゃんが今か今かと淡ちゃんを待っています!」
野依「・・・」ジワッ
淡「とうちゃーく!」
菫「お帰り大星」
淡「あ…ごめんね菫…間に合わなかっ…」ギュッ
菫「気にするな。あそこであの子を見捨ててきたらそれこそ私は怒ってた」ナデナデ
菫「良く出来ました」ニコッ
淡「菫…うん!」ニコッ
みさき「お帰りなさい大星さん。ミッションコンプリートですね」
淡「でも…時間間に合わなかった…」
みさき「いいんです、しっかり見せて貰いましたから。あれでよかったんですよ」ニコッ
みさき「野依さんも泣いてないでなんか言って下さいよ」
野依「グスッ…あの…グスッ…うぅ…」
みさき「駄目ですねこれは…では、今日の挑戦は失敗に終わりました。ですが今回大星さんの見せてくれた姿勢が」
みさき「挑戦だけが全てではないと言う事を教えてくれました」
みさき「では次回もこの番組でお会いしましょう。さようなら!」
この番組では、挑戦したいプロの方、させたい方からのお葉書お待ちしてます
また、本気で挑戦するプロの方からのお葉書もお待ちしておりますので
どしどし御応募下さい
P「はい、オッケーでーす!」
みさき「ほら、野依さん。もういい加減泣き止んで下さいよ」ナデナデ
野依「グスン…もう歳…」ヒック
菫「さぁ、今日は大星の好きな物を食べさせてやるからな」
淡「やったー!じゃあね、お寿司と、ステーキと…プリンとケーキと…あとね!」
菫「おいおい、そんなに置いてる店は無いぞ?」ハハッ
菫「そうだ!」
菫「お二人もご一緒にいかがですか?」
みさき「え?でもそういう訳には…」
淡「大丈夫だって!菫のお家はお金持ちなんだよ!お家だってここ位大きいんだよ!」
みさき「え!?そんなに!?」
菫「おいおい、嘘をつくな」
みさき「あ、なんだ冗談…」
菫「ここよりはでかいさ」
みさき「」
野依「格差社会…」プンスコ
プツン
一「今日も面白かったね」
智紀「目に埃が…」グスッ
純「まぁ見る分には楽しいけどよ、これを衣がやるなんて言ったら…」
衣「透華ー!透華ー!」
透華「はいはい、どうしたんですの?そんな大きな声を出して…」
衣「衣もおつかいをするぞ!」
透華「えええええええええ!?」
純「おいおい!マジかよ!?」
衣「衣は今まで一人で買い物をした事が無い!そろそろ頃合ではないだろうか?」
智紀「衣はそんな事しなくてもいい…」
衣「…また特別扱いをするのか?」
一「ともきー!」
智紀「いや、違くて!」アセアセ
透華「…解りましたわ!衣には…」
透華「おつかいに行って貰いますわー!!」ピシャーン!
衣「わーい!やったー!」ピョンピョン
純「まぁハギーがいればなんとかなんだろ…」
ハギヨシ「申し訳ありませんお嬢様」シュバッ
透華「どうしたんですの?ハギヨシ」
ハギヨシ「旦那様のお付で数日留守に致しますのでくれぐれも危険なことはなさらぬよう」
透華「わかりましたわ、気をつけていってらっしゃいな」
ハギヨシ「はっ!」シュバッ
一「…じゃあ萩原さんが帰ってくるまで待って」
透華「もう応募してしまいました」ケロッ
純(これは…)
智紀(間違いなく…)
一(何かが起きる…)
衣「?」
カン!
はい、以上です
藤岡弘、さんは自分の人生にはまだまだ先があるという事であえて名前に『、』を付け加えたそうです。お洒落ですね
次回は結構待っててくれた方も多いのではないかという衣ちゃんのおつかい編です
もしかしたら次が最終回になるかもしれませんが是非また見てください!
では読んで頂いた方ありがとうございました!また次回のSSでお会いしましょう
失礼します!
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