弟「兄の周りにハーレムが形成されてゆく」 (12)

弟 (それは今日の夜の出来事だ。何時もなら帰ってきているはずの兄が帰ってこなかった)

弟 (事故だろうかとか、なんかあったのかと心配した。嫌な予感もした)

弟 (だけどその嫌な予感がこんな結果で当たるとは思わなかった...思わなかったんだ...)

弟 (僕の心配は他所に、兄は普通に帰ってきた。ただし、とんでもないお土産を持って、だ)

兄「だーっ!ついてくんな鬱陶しい!」ドタバタ

白髪女「貴様が話を聞いてくれたら止めてやろう!」ドタバタ

弟 (どうしてこうなった)

弟くんのラブコメ要素はたぶんありません あくまでキャッキャするのは兄の役目です

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弟 (兄が持って帰ってきたのは白髪の女だった。最初は綺麗な人だなとか思ったよ。血まみれの服を見るまでは)

弟 (兄は、この女が何かに追われてたから連れて帰ったらしい)

弟 (とことんバカだと思ったよ。今のご時世、迷子の幼女と手を繋ぐだけでも通報されるヤツがいるってのに)

弟 (まあ取り敢えず応急手当てはして、ソファに寝かせてたら彼女が起きて...)

白髪女 「貴様...何て事をしてくれたのだ!?」クビツカミ

兄「え!?」

白髪女「このままだと貴様にも危害が及ぶ可能性がある!私の話を聞け!」ツメヨリ

兄「ちょっとまt」

白髪女「待てない!いいか!?貴様g」

兄「近ーいッ!!」ダッシュ

兄のハーレムはまだできません しかし時間の問題です

弟 (とまあこんな感じで、リビングで鬼ごっこが始まったわけだ)

弟 (安いライトノベルや打ち切り漫画によくあるパターンだ。このままだと敵が乗り込んできたりなんか悪い事に巻き込まれる)

弟 (下手な事になる前に、さっさとストーリーを進めて欲しいもんだが)

白髪女「捕まえたッ!」アシツカミ

兄「はブッ!」ビターン

弟 (おっ、鼻が折れたかな?)

白髪女「抵抗するから!さあ話を聞いてもらうぞ!」ノシカカリ

兄「解った解った!聞くから降りてくれ!(下半身に悪い!)」ジタバタ

弟 (何考えてんだ馬鹿野郎)

弟 (ちなみに僕は長年一緒に暮らしてたから大体考えてる事は分かる。だから今の煩悩も伝わったってわけ。決してサイキッカーではない)

※BLEACH要素はありません

兄「...つまりあんたは魔術師で、その別な世界からはるばる事件を追ってこの世界にやって来たってワケか。よし!信じよう!」

兄「...って信じられるかボケェ!!」チャブダイガエシ

白髪女「机よ、【落ちろ】!!」キュイイン

兄「なガッ!」ゴスッ

弟 (落ちたな)

白髪女「貴様...私の血まみれの姿は信じたというのに私の言うことは信じぬのか!」

兄「あたりめーだ!生憎今までお前みたいなヤツは一回も見た事がねーんだよ」ムクッ

兄「目に見えないものは信じない主義でね」

弟 (僕は見えてるしアンタにも見えてると思うが。というか目視して運んできたのはどいつだ)

短いけどここまで
次は女の子出します

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