美少女「こっくりさんしようよ!」 (30)
美少女「こっくりさんしようよ!」
友人「おう!いいぜ!放課後だしな!」
貧乳「私も一向に構わんッ!」
半不登校「いいぜ……!」
美少女「メンツは揃ったね!」
貧乳「ふふふ……こんなこともあろうかと!
あらかじめこっくりさん用のこっくりペーパーを作ってきたぞ!」
友人「さすが、伊達にまな板おっぱいじゃないぜ!」
貧乳「よせやい、照れるだろう」
半不登校「ククク……実は俺もこともあろうかと、雰囲気出るように蝋燭持ってきましたよ」
友人「さすが!一週間に一回くらいしか来ないだけあるな!」
半不登校「それほどでも」
友人「実は俺も……
十円玉持ってきたけどな!」
美少女・貧乳・半不登校「スゲェ!!!」
美少女「みんな準備いいね!さっそくやろうか!」
貧乳「お前等!気合い入れて十円玉に指乗っけろッ!
私が一番乗りだ!うぉぉぉおおおおおおッッッ!!!!」
友人「御意ッ!」
美少女「おらァ!」
半不登校「……」
貧乳「ふふふ……暗いと雰囲気出るな」
友人「こっくりさんこっくりさん、あなたのスリーサイズはいくつですか?」
ボシュ……
美少女「ひっ、ひぃ!蝋燭が!」
貧乳「な、なんだ!マジでヤバイのか!こっくりさん!」
半不登校「(ククク……計画通り……ッ!!)」
半不登校「(昨日美少女ちゃんにこっくりさんを教えたのは、この俺ッ!
単純かつ影響されやすい美少女ちゃんは翌日にでもやりたいと提案する……ッ!)」
美少女「ひぃぃぃいい!暗いよ怖いよ!」
友人「ゆ、指を離したらだめだぜ!」
貧乳「わ、分かっとるわ!」
半不登校「(俺はあらかじめ蝋燭に細工を施し、消えるようにした……
つまり視界は奪われ……
辺りは闇へと溶ける……)」
半不登校「(ククク…………
この状況下……
悪戯【セクハラ】やりたい放題!)」
半不登校「ククク……んふふふふ……んははははははははははははははははははははははははははははははッッッッッッ!!!!!!」
貧乳「半不登校ッ!?」
美少女「ひ、ひい!引きこもりがおかしくなった!」
友人「チクショウ!こっくりさんめ!」
半不登校「(夢と股間が膨らむぜッ!)」 ムクムク
美少女「イ、イヤァァァアア!!!!!!
半不登校くんの指が膨らんでるよッ!」
半不登校「(馬鹿め!それは俺の相棒だよ!)」
友人「くそ!早くも半不登校の体に異変が!」
美少女「半不登校くんの指が固く、熱く、脈打ってるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおお!!!」
半不登校「ハァハァ……(美少女ちゃんの指やべぇ!
出る出る中身出るやばいよ)」
半不登校「(セクハラしねぇと!)」
サワサワ……
半不登校「(なんだこれ!真っ平らだ!
友か?あいつ大胸筋ねぇな……)」
貧乳「ぁっ!ぅふん!こっくりさん!ら、らめぇ!」
半不登校「(ジーザス!こいつかよ!)」
美少女「半不登校くんの指がビクンビクンしてるよォォォォォォォォォォォォオオオオオオ!!!!!!」
半不登校「ハァハァハァハァ(くそ!まだセクハラ楽しみたい!美少女ちゃんのワガママボディを弄びたい!)」
サワサワ!
友人「ふ、ふわぁ!こっくりさん!俺男の子らよぉ!」
半不登校「(また外した!股だけに!)」
半不登校「うっ(あ、限界だ)」
半不登校「(せめて最後に……おっぱいを……
圧倒的なおっぱいを……!)」
サワサワ……むにゅ
半不登校「幸せや」
ドピュ!ドピュ!ドピュ!ドピュルルルルルン!ブルン!ブルン!ブルルン!ブプッ!バルピュッ!
半不登校「う、ああ(気持ちよすぎだろ……やべ……意識が……)」
バタン
美少女「!?……半不登校くんが倒れた!」
友人「チクショウ!一旦指離すぜ!電気つけるぜ!」
貧乳「馬鹿野郎ッ!指を離したらこっくりさんがお怒りに!」
友人「仲間のピンチに!
黙ってたら男が廃るぜ!」
カチッ
友人「電気付けたぜ!こ、これは……!」
貧乳「気絶している半不登校……こっくりさんペーパーに付着している白い液体……」
美少女「い、一体暗闇で何が起きていたというの!?」
貧乳「ま、待て!状況を整理しよう」
貧乳「友がこっくりさんに質問し、急に暗闇になった……ここまではいいな?」
友人「……おう」
美少女「……うん」
貧乳「美少女の様子だと、半不登校の奴は暗闇の中おかしくなった、と」
美少女「うん、半不登校くんの指がおっきくなって、固くなって、ビクビクして熱くなったよ」
貧乳「ふむ……不可解な現象だな……」
美少女「!?」
友人「どうした?美少女!」
美少女「ねぇ……なんで……」
美少女「なんで…………
半 不 登 校 く ん は 下 半 身 裸 な の ?」
――西日が差す教室が、水を打ったように静まり返った。
皆、何も言わずに蒼白した顔を見合わせる。
先ほどの美少女の言葉には、それほどの衝撃があったのだ。
一分、二分と経ち、貧乳が視線を半不登校に下ろした。
貧乳「それだけじゃない……よく見てみろ!こっくりさんペーパーに付着した白い液体が、半不登校のデリケートゾーンにもべったりあるぞ!」
美少女「これは……ミステリーだね」
友人「とりあえず……先生呼んでくるぜ」
友人が教室のドアに手を掛ける。
が、泣きそうな顔で貧乳と美少女に振り返った。
友人「あ、開かねぇ……」
美少女が声にならない悲鳴をあげ、膝から崩れた。
4人だけの教室に、美少女の啜り泣きが虚ろに響く。
友人も美少女も完全に狼狽したが、不可解な事象は逆に貧乳をCOOLにさせた。
貧乳「――落ち着け。泣いたって始まらない」
貧乳は半不登校に近寄り、脇腹を蹴りあげた。
貧乳「起きろ。お前の話も聞きたい」
再度強く蹴る。
半不登校がうめき声を漏らし、起き上がる。
半不登校「んーなんだよ……」
半不登校が寝呆け眼で辺りを見渡す。
怯えきった様子の友人と美少女を一瞥し、弾かれたように立ち上がった。
半不登校「ど、どうしたんだ二人共!」
貧乳「どうしたもこうしたもない。
お前が倒れて、こっくりさんのせいだと……
それにドアが開かないんだ」
半不登校「ドアが開かないぃ?んなわけありますかよ」
半不登校がそう吐き捨て、下半身裸でドアに近寄った。
ドアノブへ手を掛け、回す――
半不登校「開くじゃねぇですか」
ドアの向こうには、夕陽でオレンジに染まった廊下。
顔をしかめながら、半不登校が下半身裸で、三人に振り返った。
友人が目を丸くして嘘だ、と零した。
友人「確かに俺がドアを開けようとしたときは……」
貧乳「何はともあれ……帰れるな……」
美少女「……なんだったんだろ……?」
友人「エロいこっくりさんだったな……俺、股間まさぐられた」
貧乳「私も胸揉まれた」
半不登校の額に冷たい汗が流れた。
美少女「えっ?私何もされなかったよ」
半不登校「えっ?」
ドキリ、と心臓が飛び上がる。
正常な鼓動の間に無理矢理割って入ってきたような鼓動だ。
半不登校の脳裏に、あの時さわったおっぱいがフラッシュバックする。
――美少女でないなら、あのおっぱいは……
一 体 誰 の お っ ぱ い だ ?
友人「まだ怖い、一緒に帰ろうぜ」
貧乳「ああ」
美少女「うん。あ、半不登校くん早くしないと置いてくよー!」
半不登校「あ、あぁ……」
半不登校が教室を出る前、背中に冷たいものを感じ振り返った。
こっくりさんペーパーが敷かれた机の脇に、黒髪の少女が立っていた。
顔を赤らめ、潤んだ瞳で半不登校を睨んでいる。
少女が、口を開いた。
黒髪少女「責任、とってよね!」
半不登校「もしかして君は……こっくりさんなのか?」
黒髪少女「違うでしょ!」
黒髪少女「こっくりさん、じゃなくって……こっくりって呼んでよ!///」
―FIN―
見てくれてありがとう!
したらな!
やっぱりまだ書くぞオッッ!!!!!!!!
ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
>>28
申し訳ないがマジなホラーはNO
美少女「こっくりさんは飽きたよ!」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1438876867/14-)
毎度毎度見てくれてありがとう!
したらな!またどこかで!
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