八幡「そういうのリア充グループの葉山たちに頼みましょうよ」
由比ヶ浜「えぇ楽しそうじゃんやろうよ!」
雪乃「と言っても私たちにはそういった知識はないのですが」
平塚「気にしないでくれたまえ 君たちが好きな屋台を出していいんだ だから出来そうなものをやればいい」
由比ヶ浜「じゃありんご飴ね!」
八幡「そうだな お前たち二人がいれば客が寄ってくるだろう 頑張ってくれ」
雪乃「寧ろ社交的な由比ヶ浜さん一人で大丈夫だと思うのだけれど」
由比ヶ浜「えぇやろうよ~ゆきの~ん」ダキッ
雪乃「抱きつかないで貰えるかしら!」
由比ヶ浜「やるって言うまで放さないもん!」
雪乃「し、仕方がないわね。貴方も手伝いなさいね」
八幡「お前由比ヶ浜に甘すぎだろう ったく仕方ねぇなぁ」
(まぁこいつらとの最後の夏になるだろうし、思い出のひとつがあってもいいか)
平塚「決まりだな では一週間後までに何を出すか決めてくれたまえ」
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由比ヶ浜「ねぇゆきの~ん私りんご飴がいいなぁ~」
雪乃「でも私にはどういう仕組みか分からないわ 手間が掛かりそうね」
八幡「無難に焼きそばとかでいいだろう」
由比ヶ浜「でも他にもいっぱい出てるはずだよ」
八幡「まぁ確かに素人が作ったのと的屋のおっちゃんが作ったのじゃ後者の方がいいしな」
由比ヶ浜「でもそんなこと言ったら何もできないと思うよ!」
八幡「まぁ一人壊滅的な奴がいるがプロにも劣らない雪ノ下がいるからな」
由比ヶ浜「何か酷くない!」
雪乃「では菓子パンなんてどうかしら?斬新でいいと思うのだけれど」
八幡「パンさんからとりあえず離れろよ」
雪乃「そういう貴方は何か良い意見があるのかしら?」
八幡「あるぜ!ズバリ くじ引きだ ゲーム機の箱だけ並べておいてあとは全部ハズレって事で大儲け出来るぜ」
由比ヶ浜「そういうのよくないし!」
八幡「ばっか、的屋なら誰でもやってる事だよ」
雪乃「比企谷くんに相談したのが間違いだったわね」
八幡「じゃあお前もまともな意見を出せよ」
雪乃「やはり何か目新しいものよね。プロにはかなわないのだから、別のベクトルで勝負すべきよ」
八幡「と言っても目新しいものを屋台で作れるかどうかだな」
陽乃「その心配はいらないよ お姉さんが権力を振るって必要なものは揃えてあげるから」
雪乃「姉さん!どうしてここへ?部外者は帰って頂戴」
八幡「そういうなよ 今の雪ノ下さんはかなり戦力になるぞ 権力的な意味では」
陽乃「始めて肯定してくれた 八幡くん大好き~」ダキッ
由比ヶ浜「むぅ!」
八幡「は、放れてください」
雪乃「姉さん、今すぐにその男から離れなさい 孕ませられるわよ」
陽乃「比企谷くんの子供なら産んでもいいかもね~」
八幡「ほ、本気ですか?」
雪乃「!!!貴方もそんな冗談に何本気になってるのよ!」
陽乃「比企谷くん童貞さんでしょ?反応が可愛いもん」
八幡「なっ!」
雪乃「とにかく私たちは今大事な話をしているのよ 姉さんには詳細が決まったら教えるから帰ってもらえるかしら」
陽乃「はいはい じゃあ楽しみに待ってるよ」
八幡「偉い素直に協力してくれたな 何か裏がありそうだ」
~2時間後~
由比ヶ浜「全然決まらないね~」
八幡「そうだなぁ今日はこのぐらいにしておくか」
雪乃「そうね」
材木座「は、八幡よ、今日は相談があって来たぞ!」
八幡「悪いな材木座、今日はお前のラノベ見れる程気力は残ってはいない」
材木座「ち、違うのだ。我は全うな依頼をしに来たのだ」
雪乃「一応聞くけれどどんな依頼かしら?」
由比ヶ浜「あっ!優美子に呼ばれたから私もう行くね!ごめんね中二!」
材木座「だ、大丈夫です…」
八幡「お前、何由比ヶ浜にそんな緊張してんだよ まぁお前みたいなオタクは苦手なタイプそうだもんな」
由比ヶ浜「そういう事本人の前で言うなし!」
八幡「マジかよ…」
雪乃「驚いたわ。貴方が由比ヶ浜さんに好意を寄せていたなんて」
材木座「そんなに驚く様な事か?我だって男の子なのだ!」
八幡「で、お前の依頼は由比ヶ浜と上手くいく様に手伝って欲しいって事か?」
材木座「その通りだ!八幡よ!」
八幡「由比ヶ浜は競争率高いぞ。無理だろう」
材木座「確かに今の我が夏祭りに誘ったとしても轟沈するのは目に見えているだろう」
八幡「夏祭りに誘う?それなら心配ねぇぞ あいつは嫌でも夏祭りに行くからな」
雪乃「そうね…由比ヶ浜さんと貴方が二人になれる様に協力すればいいかしら?」
材木座「それは物凄く良い提案だ!頼むぞ!我の恋路のために!」
八幡「珍しいな、お前がそんな提案をするなんて…何か裏があるんじゃないのか?」
雪乃「べ、別にないわよ。ただ依頼を受けるというだけよ」
八幡「さいですか…」
(何を考えてるんだこいつは?)
~夜~
八幡「って訳なんだよ 何かいいアドバイスはないか?」
小町「でもさ小町が答え出してもそれは意味がないと思うな 色んな意味で あっ!今の小町的にポイント高い!」
八幡「お前に相談したのが間違いだったよ」
小町「お兄ちゃん携帯鳴ってるよ」
八幡「由比ヶ浜からLINEか なになに 中二の相談って何だったの? 何て返せばいいんだろうか」
あいつの掃除を手伝わされただけだよ 既読
そうなんだ!大変だったね!また明日も屋台の事考えようね!
了解。既読
小町「あれれ世間の流行に乗り遅れてるお兄ちゃんがLINEをしてる!しかも女の子と!」
八幡「ばっか 俺だってLINEぐらいやるぜ」
~翌日~
雪乃「由比ヶ浜さんは今日は部活休むそうよ。家庭の用事で」
八幡「そういえばさっきLINE来てたな」
雪乃「貴方、LINEやっていたの?」
八幡「まぁな由比ヶ浜が始めろってうるさいからな」
雪乃「奇遇ね、私もつい先日始めたわよ」
八幡「お前って誰とLINEすんだよ」
雪乃「大方由比ヶ浜さんね、あとは電話番号登録で姉さんや葉山くんが出てきたわね。」
八幡「ちなみに葉山ってLINEのニックネーム何にしてるんだ?」
雪乃「そういった情報を他人に教えるのはどうかと思うのだけれど」
八幡「俺とお前の仲じゃねぇか いいだろうそのぐらい」
雪乃「都合よくそんなこと良く言えるわね」
八幡「ってかお前葉山とLINEしたりしたか?」
雪乃「私から送る事はないのだけれど、葉山くんからLINEでもよろしくねとだけ来たわ」
八幡「うっわリア充がやりそうな事だわぁ」
雪乃「そういう貴方はLINEに誰を登録しているのよ」
八幡「由比ヶ浜と戸塚と川崎だ あと昨日の夜小町のも登録した そういえばあと材木座もいたな」
雪乃「つい由比ヶ浜さんと小町さんとご両親だけかと思ったわ」
八幡「まぁ俺の場合両親に見られようが困る投稿なんてないからな」
雪乃「貴方らしいわね」
八幡「さいですか」
雪乃「あ、あの」
八幡「どうしたんだ急にキヨどって」
雪乃「勘違いはしないで欲しいのだけれど、互いのLINEを知っていれば何かと便利だと思うのだけれど」
八幡「それもそうだな」
雪乃「卑猥な発言や卑猥な画像を送ってきたら即座に通報させてもらうわね」
八幡「んなもん送らねぇよ」
雪乃「そう…」
トーク届いてますか?
八幡(何こいつ可愛すぎだろう。テストを送ってくるなんて)
届いてるぜ 既読
八幡「なぁ普通に会話すればいいんじゃねぇか?今の」
雪乃「それもそうだったわね」
雪乃「所で貴方、何か良いアイデアを思いついたのかしら?」
八幡「斬新なものって言われてもなぁ まずは食べ物で行くのか縁日で行くのかを決めないとならないな」
雪乃「そうよね、明日由比ヶ浜さんが来たら本格的に話し合いを始めましょう」
八幡「だな」
雪乃「じゃあ今日はこの辺で終わりにしましょう」
八幡「そうだな、お前の事だからアイデアを考えすぎて寝不足になるなよ?」
雪乃「お気遣いありがとう」ニコッ
八幡「お、おう」
(昨日から雪ノ下が若干、柔らかくなった気がするな)
雪乃「とにかくLINEに卑猥なことは送らない様に 通常の発言ならば許可するわ」
八幡(そんな事なかったな)
このSSまとめへのコメント
続き、待ってます。
次も待ってます。
続きはよ