モバP「うーん、今日も疲れたなー」 (15)


土手

茜「お疲れですか!?ならばプロデューサー、一緒に走りましょう!!!」


モバP「待て、なぜそうなる」


茜「走って疲れを振り切りましょう!ついでに鍛えられて疲れにくくもなります!!」


日野茜 (17)
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モバP「ほう、その発想はなかったな」ハハハ


茜「プロデューサー、私はふざけているわけではありませんよ!」ムッ


茜「私も勉強をした後はとても疲れます!でもそれは身体が疲れてるわけではありません!」


茜「疲れているのに疲れていない、そんなおかしな状態を解消するには走るのがうってつけです!」


茜「走り終えたあとは身体も頭もすっきりしますからね!!」


モバP「なるほど、一理あるな。さっきのは謝るよ。すまなかったな茜」


茜「いえ、気にしないでください!それより一緒に走りましょう、プロデューサー!!」


モバP「いや、それは止めとくよ。たまには茜とのんびり景色を楽しみたいからな」ハハハ


茜「む!!あ、いえ、その……はいっ!!!」


モバP「それにしても、本当に疲れたな」バキボキ


茜「わっ!!すごい音がしましたね、大丈夫ですか!??」


モバP「へーきへーき。身体が固くなったというか、凝りやすくなったというか、それだけだから」


モバP「学校に通ってた頃は体育の意味がわからなかったけど、今は結構重要なんだと思えるよ」


茜「学校……そういえば、プロデューサーはどんな高校生だったんですか?」


モバP「俺か?まあ一般的な高校生だったよ。勉強はそこそこだったけど、体育は好きだったな」


茜「私も体育は大好きです!じっとしていて疲れた身体が元気になるというか!!」


モバP「おんなじだな。あと好きだったことといえば、マラソン大会かなぁ」


茜「プロデューサーは何キロ走ったんですか?」


モバP「うちの高校は男子が8キロだったかなー。女子は忘れた」


モバP「大会は川沿いでさ、1キロ近い長さの橋をそれぞれ走るんだ。あの景色が好きだったな」


茜「すごい長さの橋ですね!風が気持ち良さそうです!!」


モバP「確かに気持ち良かった。社会人になってからは走る機会も減ったけど、それも茜と出会うまでだな」


モバP「いつも走りに誘ってくれてありがとうな。感謝してる」


茜「こちらこそ!!プロデューサーにはいつも付き合ってもらって、私も走るのが楽しいです!!!」

モバP「茜の方はどうなんだ?高校生活、どんな様子だ?」


茜「私ですか!?勉強は難しいところもありますが、特に問題はありません!」


茜「体育の授業がいつも楽しいですね!あと、学食がすごく美味しいです!おばちゃんが大盛りにしてくれるんですよ!!」


モバP「ははは、茜らしいな」


モバP「交友関係なんかはどうだ?私生活とかでもいいが、何か困ったことはないか?」


茜「みなさん優しい人ばかりで、特に困ったことはありません!私生活でも……」


モバP「ん、どした?」

茜「いえ、問題というものでもないので!なんでもありません!!」


モバP「おいおい、そんな風に話を切りあげられたらかえって気になっちまうよ」


モバP「茜、俺はお前のプロデューサーだ。パートナーだ。なんでも話してみろ」


茜「!!」


茜「プロデューサー……ありがとう!!!ございます!!!!!」


茜「あのですね、プロデューサー!今度、キャッチボールに付き合ってもらえないでしょうか!!?」


モバP「キャッチボール?」

茜「はい!学校はとても楽しいんですが、ラグビーの話はできなくて……」


モバP「なるほど、キャッチボールの相手がいないわけか」


モバP「それくらいならお安い御用だ。じゃあ今度オフの日にキャッチボールしよう」


茜「ありがとうございます、プロデューサー!!」


モバP「っと、話してたらもう事務所についちまったな。ただいま戻りましたー」ガチャ


茜「ただいま戻りました!!!」


            パパパパパパパーン!!!!!!!!!


茜「!!!!?!!?」ビクッ



         「「「「「「茜ちゃん、誕生日おめでとう!!!!」」」」」」」」

茜「え!?あっ、そういえば今日は誕生日でした!すっかり忘れていました!!!!」


未央「さーさー茜ちん、主役はこちらですよー」


藍子「ほらほら茜ちゃん、荷物なんていいから」


茜「未央ちゃん、藍子ちゃん……!!」


美嘉「誕生日おめでとー、茜ちゃん★」


莉嘉「おめでとーっ☆」


裕子「サイキック・アニバーサリー!!」


凛「おめでとう、茜」


美穂「茜ちゃんおめでとう」


茜「みなさん……ありがとうございます!」


茜「こんなステキなお祝い!私、胸が熱くて!今ならお湯が沸かせそうですっ!」


茜「いや、沸かせます!!今すぐヤカンで水をください!!!」


未央「ちょ、ちょっとちょっと茜ちん!?」

モバP「茜、誕生日おめでとう。ほら、ケーキだ」


茜「プロデューサー!このモチッとしたケーキはなんですか!」


モバP「これはかな子からだな。かな子、どんなケーキなんだ?」


かな子「ご飯を材料に作ってみたの。茜ちゃんの口にあえばいいんだけど」エヘヘ


茜「ご飯!?ご飯のケーキですか!!なんと…!さすがご飯!ラブ、ラーイス!!!」


茜「かな子ちゃん、とっっっても美味しいですよ!」

モバP「よかったな、茜。そんで、これは俺からのプレゼント」ホイ


茜「これは……チケットですか?」


モバP「今月下旬にある試合のチケットだ。その日はオフにしといたから、楽しんでこい」


茜「私が見たいと言っていたの、覚えててくれたんですか!!」


モバP「当たり前だろ。俺はお前のプロデューサーなんだからな」


モバP「改めて、誕生日おめでとう。これからもよろしくな」


茜「プロデューサー……!!うー…………ボンバー!!!!!!!!」


茜「プロデューサー!プロデューサーとはもっと!体が燃え上がるまで!!走り続けていきたいですっ!!」


茜「どこまでも…全力ダーッシュ!!!」

短いですが、これで終わりです!
茜!!誕生日おめでとう!!!

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