幼「私...なんであんなこと言っちゃったんだろう...」(203)

三年前

男「お、幼!」

幼「ん?」

幼「なに男?」

男「お、俺と...」

幼「?」

男「俺と付き合ってくれ///!!」カー

幼「!」

幼「...」

幼「うーん...」

男「お、幼...?」

幼「男」

男「!な、なんだ幼..」

幼「男が今私にしてくれてるそれって『告白』?」

男「!?」

男「あ、ああ...そうだが...」

幼「ふーん、そっかあ」

男「お、幼?」

幼「ごめん男」

男「!?」

幼「私男をそんなふうに見てなかったからさ、なんかごめんね」

幼「男とはいつも一緒にいたから、男と付き合うのってなんか
 違うんだよね」

幼「だからごめん男」

男「あ、ああ...そ、そっかあ..ははは」

幼「大丈夫だよ、男ならすぐに良い彼女さんが出来るからさ」

男「...あ、ああ」

幼「なんなら紹介してあげようか?」

男「...い、いや、いいよ..」

幼「そお?ならいいけど」

男「あ、ありがとな...ははは」

現在

幼「私は馬鹿だ...馬鹿だ」

幼「あの時男がどれだけの思いを持って告白したか...」

幼「どれだけの覚悟を持って私に思いをつたえたか...」

幼「それを私...」グッ

幼「...」

幼「..うう」ジワ

幼「ううう、ごめん...男...ごめんね...」ポロポロ

学校

男「よっ、幼おはよう」

幼「う、うん..おはよう男」

友「おっ、男、幼ちゃんおはよーさん」

男「おっ友おはよう」

幼「おはよう友くん」

友「男、聞いてくれよ昨日さあ...」

男「はは、なんだよそれ..」

幼「...」

幼「...」チラ

男「ははは」ニコニコ





幼(.....)シュン

幼(私...どうして..どうしてあの時..)

幼(あの時男に...)

幼(うう...)ジワ

幼友「幼おはよう」

幼「...」

幼友「幼?」

幼「...」

幼友「幼!」ワッ

幼「!」

幼「あ、ああ幼友..」アセアセ

幼友「おはよう幼」

幼「お、おはよう」

幼友「?」

幼友「どうしたの、元気ないよ?」

幼「あ、いや...そんなことないよハハハ」

幼友「?」

友「てっ、男なんだよその手紙!?」

男「おい、声でかいぞ友..」

幼「?」

幼友「どうしたの男くん?」

男「いや、なんと言うか..ハハハ」

友「それラブレターだらう!」

幼「!?」

男「だからお前は声でかいって」

幼友「へー、ラブレターかぁ。すごいじゃん男くん」

男「いや、なんか机の中に入ってたんだけど...どうしよう?」

友「どうしようって、お前やっぱりそりゃあokするだろう」

幼「!?」

男「いや、いきなりokはないだろう」

友「なんでだよ、可愛かったらokするだろう?」

男「それはお前だけだろう」

友「なんだよ男、お前誰か好きな人いるのかよ?」

幼「!?」

男「いや、俺は...」

幼友「へー、男くん誰か好きな人いるの?」

男「いや...」

幼(男...)

男「俺は...」

幼(...)

男「俺は好きな人なんていないよ」

幼(!?)

友「えーなんだよそれ、すこしは青春しろよ」

幼友「へー男くん、好きな人いないんだ」

幼(うう...)ジワ

男「まあそう言うことさ、この手紙も読んだらちょんと返事は
 するし、慌てることじゃないって」

友「冷静だな」

友「男はなんて返事するんだろうな?」

男「さあな、その気があれば付き合うさ」

幼(!?...うう)

キーンコーン カーンコーン

友「ヤベ、そろそろ授業だ」

男「席つくか」

友「そうだな」

幼友「ええ」

幼「...うん」

幼「...」

幼(...男は..)

幼(男は...もう...)

幼「...」ジワ

幼(私馬鹿だな、本当...)


 いつからだろう、いつから...私が男を好きになったのは...
いつからだろう、いつから...男が私にとってかけがえのない存在
になったのは...、そうあれは中学3年の春頃...私がその『過ち』
に気付いた最初の季節...

二年前

幼「お、男...!」

男「ん?どうした幼」

幼「あ、あの...あのね...///」

男「どうしたんだよ改まって、幼らしくないぞ」ニコ

幼「あ、あの...///」


 私が犯した『過ち』...それが今、この気持ちに気付いたときから
私を苦しめている...

幼(うう...い、言えない...言えないよ...)

幼(いまさら男のことが好きなんて...)

幼(ううう...)

幼(わ、私はなんて酷いことを男に...)

幼(今なら分かる...あの時男がどれだけ悲しそうに笑っていたか...)

幼(それを私は...!)グッ

幼(ううう...)


 ずっと一緒にいて、いつも側にいてくれた...この気持ちに気付いて
はじめて分かった...男の気持ち...

幼「うー...」

男「なんだなんだそんな顔して、もっと笑えって、なっ?」ニコ

幼「う、うん...///」


幼(...男の中で...もうあの日の告白は...)

幼(ううう...)ジワ

一日一レスペースか・・・


 分かってる...自業自得、一年前のあの日...それを私は...

幼(そうだよ...むしがよすぎるよ...)

幼(あの時私は男を振ったんだ...)

幼(いまさら何を...)

幼(...でも)

>>36 夜にまた書きます

幼(それでも...男と一緒にいたい...)ギュッ

幼(でも、どうすれば...)シュン

男「幼」

幼「!な、なに男?」

男「幼は志望高何処にするんだ?」

幼「!」

幼「わ、私はa高校に希望を出してるけど...」

男「そうか、幼はやっぱ頭良いからa高かあ」

幼(男は...)
グッ
幼「男は何処の高校に行くの?」

男「ん?俺か」

男「俺はなあ...」

幼「」ドキドキ

男「b高校かな」

幼(!?)

幼(そ、そんな...)

幼(男と離ればなれ...)シュン

男「でも、第2希望でa高にも希望を出してる」

幼「!」

幼「そ、そうなんだ」

男「でも俺なんかじゃa高は無理だな」

男「幼のように頭が良いわけじゃないし」

幼「...そ、そんなことはないんじゃない」

男「ん?」

幼「男が決めてるb高もa高と比べてそんなに差はないと思うし、
 男が頑張りさえすればa高にだってきっといけるはず」

男「そうか?」

幼「な、なんなら私男に勉強教えてあげようか?」

男「本当か?」

幼「う、うん。男さえよければ...」

男「ああ、頼むよ幼」

男「俺もa高にはまだいくのを諦めてなかったからさ、是非頼む」

幼「う、うん///」


 それから私は男に勉強を教える名目で男の側にいた...
未練がましく...でも、分かってる...分かってるから
せめて少しでも男の側にいたい...男と一緒に同じ高校に
いきたい...細やかな抵抗が私を苦しめることになっても
...私は...

現在

幼(男と一緒の高校にはなれたけど、それからは余り男と一緒に
 帰ったり、遊んだりしてない...)

幼(中学の頃はあんなに一緒だったのに...うう)ジワ

幼(一緒の高校になれば少しはとは思ったけど...」

幼(もう高校2年生...このままじゃ、本当に男と...)シュン

休み時間

友「それにしても男」

男「ん?」

友「ラブレターの相手ってだれなんだ?」

男「さあ?」

友「さあ?てお前、相手誰か知らないのかよ!」

男「ああ、手紙には名前書いてなかったからさ」

友「マジで?」

男「ああ、マジで」

>>51 間違い

幼(一緒の高校になれば少しはとは思ったけど...)

男「今日の放課後、体育館の裏側にきてくれってさ」

友「ベタだな」

男「ああ、ベタだ」

友「男ってさあ」

男「ん?」

友「俺が思うに」

男「?」

友「幼ちゃんのことが好きだよな?」

男(!)

男「...なんでそう思う?」

友「いやだって、男と幼ちゃんて幼馴染みだろ?」

男「ああ」

友「そりゃあ好きになるだろう?」

男「...」

男「え、それだけ?」

友「ああ、それだけ」

男「...友お前って」

友「え、好きじゃねーの?」

友「俺なら好きになるけどなあ」

男「じゃあ、なんで友はそんな理由で好きになると思ったんだよ?」

友「だって男と幼ちゃんずっと一緒だったんだろ?」

男「誰から聞いたんだよ、それ」

友「見りゃあ分かるよ」

男「俺余り幼といた覚えないぞ」

友「今のところはな」

男「...」

友「男って幼ちゃんのことになるとちょっと雰囲気が
 変わるんだよな」
 
友「それでかなあ、男は幼ちゃんのことが好きだって思ったのは」

男「...」

友「やっぱ一緒だったらお互いのこと分かって好きになるんじゃねーの?」

友「幼ちゃん可愛いしさ」

男「...それでも、駄目だったんだよ」

友「?」

男「俺、中学2年の時にさ幼に告白して振られたんだ...」

友「マジか...」

男「ああ、マジだ...」

男「幼とはずっと一緒にいてさ、あの時はこれからもそうなんだと思ってた」

男「でも俺ふと考えたんだ...もしも幼と離ればなれになったらって」

男「だから俺幼に告白してた...」

友「...」

男「好きだって気づいて幼に...」

男「でも駄目だった...」

友「だからなんか男、幼ちゃんのことになると何か違ってたのか」

男「友はよく観てるな」

友「はは、まあな」

男「そう言うことさ」

男「だから今は違うんだ、今は...」

友「...そっか、分かった。今は違うんだな」

男「ああ...」

キーンコーン カーンコーン

男「じゃあ、席つくか」

友「ああ」

友(今はって...)

友(じゃあ、幼ちゃんは...)


放課後

男「おし、行くかな」

幼(!)

幼(...うう)シュン

友「おっ遂にか」

男「ああ」

幼「...」

友「相手は誰なんだろうな」

男「それは行ってからのお楽しみだ」

友「余裕みせやがって」

男「はは」

幼「...」シュン

男「じゃあ行ってくるは」

友「ああ」

幼(お、男が行っちゃう...)

幼(相手は誰なんだろうな...)

幼(ううう、気になる)

友「気になるなら後を追ってみてたらいいじゃん」

幼「!?」

幼「と、友くん...?」

友「気になるなら追った方がいいぜ幼ちゃん」

幼「な、なにを言ってるの...?」

友「好きなんだろうな男のこと」

幼「!?」

幼「い、いや...私は...」

友「後悔してる」

幼「!」

友「男から聞いたぜ、一度男の告白をこと割ったんだって」

幼「!?」

幼「い、いや私は...」

友「幼ちゃんバレバレだって」

幼「え?」

友「幼ちゃんてさ、いっつも男のこと見てるだろ?」

幼「!?」

友「ほらやっぱり」

幼「うう...」

友「だからなんだな、煮え切らないって言うかさ」

友「男の告白を断って後ろめたいんだろ?」

幼「...」シュン

>>69 間違い

友「男から聞いたぜ、一度男の告白を断ったんだって」

友「でもいいじゃん」

幼「えっ」

友「今は男のこと好きなんだろうな?」

幼「えっ、あ...その..」

友「男取られちゃうぜ、どっかの誰かさんに」

幼「!?」

幼「わ、私にそんな資格...」

友「それでもだ!」

>>72 間違い

友「今は男のこと好きなんだろう?」

あと>>67

友「好きなんだろう男」

ごめんなさい間違えました

友「好きなんだろう男のこと」

友「あの時後悔して、今も後悔するのかよ」

幼「...!」

友「だったら、追わなきゃ幼ちゃん」

幼「...うん」

幼「私いってみる、あの時男に言えなかったことを伝えに」

友「ああ」

幼「ありがとう友くん」

友「いいて」

友「ちゃんと伝えるんだぜ幼ちゃん」

幼「うん!」

幼「じゃあ、行くね」

友「ああ」

タタタタッ

友「行ったか...」

 「ありがとね友」

友「いいて、お互いの親友のため人肌脱ぎますよ」

幼友「本当ありがとう」

幼友「幼もほんとまるわかりだもんね」

友「だな」

幼友「これで上手くいくといいんだけど」

友「ああ」

友「多分、男の方も今でも...」

友「あとは二人次第だ」

幼友「ええ」

タタタタッ

幼「はあ、はあ、はあ」
タタタッ

幼(私ずっと後悔してた...)

幼(今でもしてる...)

幼(男を振って、酷いこと言って...今なんか未練がましく...)

幼(でも、この先後悔したまま何も言わないで終るよりも、この気持ちを
 しっかりと男に伝えて終る方がまだ...)

幼(答えなんかいい、今はただ男にこの気持ちを...!)

体育館

タタタタッ

幼「はあ、はあ、はあ」

幼(あの角を曲がれば男がいるはず...)

幼(男...)ギュッ
タタタッ

 「ずっと好きでした!」

幼「!」ビクッ

幼(この声は...)ソロ~リ

女「私ずっとずっと男くんのことが好きでした!///」

幼(あ、あれは...女さん...そんな...)

女「初めてあった時から今日この日まで、私ずっと男くんのことを見てきました!」

女「いつも男くんのことを思ってました」

女「いつも男くんと一緒にいたいと思ってました」

女「こんな私ですが、どうか私を男くんの彼女にしてください!!///」

男「...」

男(マジか...)

男(まさか手紙の相手が女だったなんて...)

男(女...品行方正で才色兼備、誰もが羨む学園のマドンナ)

男(そんな存在がなんで俺なんかのことを...)

男「お、女はなんで俺なんかを好きになったの?」

幼(!)

女「男くん、覚えてる?私と男くんが初めてあった日のこと」

男「えーとたしか、あれは俺が一年生のときに女が入ってた生徒会で
 仕事の雑用やらされてた時に初めて女とあったんだっけ?」

女「うんうん、ちがうよ」

男「ありゃ、違ったっけ」

女「男くんは覚えてないとおもうけど、私と男くんはね
 高校入試の日の試験会場であってたんだよ」

男「マジで」

女「うん」

幼(...)

女「私ね、その試験会場でちょっとガラの悪そうな人達に絡まれたの」

女「そこにね男くんが...」

男「あっ!もしかして...」

女「思い出した?」

男「はいはい、思い出しました」

男「たしか、この高校にしては不釣り合いな人達が一人の女の子を無理矢理
 引っ張ってどっかに連れていこうとしてたのを俺が止めたんだっけ?」

女「そう」

女「で、その女の子がこの私です」

男「マジっすか」

幼(...)

女「あの時私、凄く恐くて泣きそうだった」

女「嫌だって行っても止めてくれなくて」

女「でも、そんな時男くんが私を助けてくれて」

男「あーそうそう、で俺その人達にボコられて...」

女「うん、でもそのあとすぐに先生が来てその人達を連れてって
 くれたんだけど」

男「そっかあ、あの時の女の子は女だったんだな」

女「うん」

男「でも、あの時とは女だいぶ違うな?」

女「うん、眼鏡もしてたし髪もあの時よりは短かったから」

男「そっかあ、どうりで気付かん訳だ」

女「男くん、あの時は本当にありがとうございました」

女「男くんがいなかったら私どうなっていたか」

男「ははは、いいっていいってそんな大したことはしてないからさ」

幼(...)

男「じゃあ、女はそれで俺のことを?」

女「うんうん、それもあるけどちょっと違うかな」

男「?」

女「男くんはどうしてあの時私を助けてくれたの?」

男「それはやっぱり、女が『困ってた』からさ頭で考えるよりも身体が先に
 動いたというか...」

女「ふふふ」ニコ

男「女?」

女「やっぱり、男くんはかっこいいね」ニコ

男「?」

幼(女さん...)

女「男くんはどんなときでも決して困った人を見捨てない」

女「私の時もそう、あんな恐い人達の中にもなんの躊躇もなく私を助けに
 来てくれたり」

女「生徒会の仕事では何時も私をサポートしてくれた」

女「明るくて、優しくて、凄くかっこよくて」

女「そんな男くんだから私は男くんのことを好きになったの」

男「女...」

幼(ああ...)

女「一緒にいて、初めて気付いた...これが好きなんだって」

男「...」

幼(ううう...)

女「だから男くん、もう一度言うね」

女「私は男くんのことが好きです!///私を男くんの彼女にしてください!!///」

男「!」

幼(.....)

男「女...///」ドキドキ

女「男くん...///」ドキドキ

幼(うう.....)ジワ








幼「」スウ ポロポロ

タタタタ....

タタタタッ

幼宅
ガチャン!! バン!!

ダダダダッ

幼母「?」

幼母「幼、帰ってきたの?」

シーン

幼母「どうしたのかしら?」

二階 幼部屋

ガチャン!! バン!!

幼「はあ、はあ、はあ」

幼「はあ、はあ....」

幼「はあ...」

幼「...」

幼「...」ジワ

幼「うう...ヒグッ..」ポロポロ

幼(無理だよ...あんなの無理に決まってる...)ポロポロ

幼(男は...)ヒグッ ポロポロ

幼「うう...ヒグッ..ヒグッ..」ポロポロ

幼(女さんは分かってた...分かってた男のことを...)ポロポロ

幼(私がようやく気付くことの出来たこの想いを...)ポロポロ

幼(女さんはあんなにも直ぐに...)ポロポロ

幼(もう遅かったんだ...遅すぎたんだ...)ポロポロ

幼(それを私は...)ポロポロ

幼(いまさら何を...)ポロポロ

幼(男は今頃...)ポロポロ

幼(...でも...)ポロポロ

幼「うう...グスンッ..ヒグッ..男...」

幼「お、男...ヒグッ..グスンッ..あああ..」ポロポロ

幼「う、うぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ボロボロ ギュッ

幼「ヒグッ男、男グスンッ..ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ボロボロ

幼「ヒグッわ、私はヒグッもう...ああ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ボロボロ

頑張れ!頑張れ!(´;ω;)

体育館裏

男「女...///」ドキドキ

男(女はこんなにも俺のことを///)

男(女とは生徒会の仕事で一緒になって、こんな俺にも声を掛けてくれた)

男(それがまさか、俺のことが好きだなんて)

男(夢じゃないよな...)

男(これはもう断ることなんか...)


  男......


男(.....!)

男「...」グッ

男(俺は...)

女「男くん///」

男「!あ、ああ...」

女「男くんの気持ちを聞かせて...///」

男「あ、ああ...俺は...」

男(...)

男(...俺は)


 男...  



 一緒に帰ろう



 えへへ、私が教えてあげるよ


男「...」ググッ


(;・ω・)…男…

男(俺は...!)

男「女...」

女「はい...」
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .
    .

体育館裏

男「...はぁ...」

男「...終ったな...」

男「なにもかも...」

男「女泣いてたな...」

男「はぁ...」

男「俺、一生に一度あるかないかのチャンスを棒に振ったんだな...」

男「...はぁ...でも...」

男「...幼」

男「俺、やっぱりまだ幼のことを...」

男「...はぁ」

男「くそ、こんなこと言ってても何も始まらないのに...」

男「帰るか...」
テクテク



校門前

男「はぁ...」

先生「おい、男」

男「はい?」

先生「ちょうどよかった」

男「?」

先生「お前幼とは知り合いだったよな?」

男「はい、まぁ一応...」

先生「すまんがこれを幼に渡しておいてくれないか」スウ

男「プリント?」

先生「ああ、今日クラスの全員に渡すはずのプリントを幼にだけ
  渡しそびれてしまったんだ」

先生「で、わるいんだがそれをお前から幼に渡しておいてくれないか?」

男「...」

男(...幼)

先生「ダメか?」

男「!あ、いえ大丈夫です。わかりました、幼に渡しておきます」

先生「そうか、よろしく頼む」

男「はい!」

テクテク

男「...はぁ」

男「なんでこんな時に...」

男「でもただプリント渡すだけだもんな」

男「さっさと渡してさっさと帰ろう」
テクテク



幼宅

男「幼の家、久しぶりだな」

男「昔はよく行ってたのにな...」

ストーリーが動き始めたぞ♪

( ・∀・)っ④"

ガチャ

幼母「あら、男くん?」

男「あ、こんにちはご無沙汰してます」

幼母「まーまー久しぶりね」

幼母「男くんが家にくるなんて。今日はどうしたの?」

男「幼に用事があって、このプリントを渡してくれって先生に
 頼まれて」スウ

幼母「あらそうなの」

幼母「あーでもごめんなさい」

幼母「私これから大事な仕事があって急がないといけないの」

幼「わるいんだけど、そのプリント幼に直接渡してくれないかしら?」

男「あ、いや...でも」

幼母「大丈夫、男くんなら大歓迎よ♪」

男「...いや、そう言う問題じゃ...」

幼母「あ、もうこんな時間!じゃあ幼は二階にいると思うから
  よろしくね!」
タタタタッ

男「...行っちゃったよ...」

男「はぁ、なんで俺が...」ガクッ

ガチャ

男「お邪魔しまーす」

男(幼の家に入るなんていつ以来だ?)

男(本当久しぶりだな)


続き…( ・ω・)っ④"

テクテク

二階 幼部屋前

男(幼の部屋...)

男(ええい!プリント渡して帰るだけだろ!)

男(躊躇するな俺!さっさと渡して帰るぞ!)

男「幼入るぞ」
ガチャ

幼「え...」ボロボロ

男「...」

幼「え、なヒグッ..なんでグスンッお、男が...」ボロボロ

男「...なんで」

幼「ヒグッ..グスンッ...」ボロボロ

男「なんで泣いてんだよ!」

幼「い、いやグスンッ...見ないでヒグッ..」ボロボロ

男「見ないでって、お前どうして...」スウ

幼「こないで!」ボロボロ

男「!?」

幼「こないでよヒグッ...こないでグスンッ...」ボロボロ

男「幼...」

幼「男にはグスンッ...関係ないヒグッからヒグッ...」ボロボロ

男「」

男「...関係なくなんか...」

男「ねーよ」スウ ダキッ

幼「え...」ボロボロ

男「関係ないわけないだろ」ギュッ
幼「あああ...ヒグッ..グスンッ」ポロポロ

男「好きな人が泣いているのに、それを関係ないなんて」ギュッ
幼「ヒグッ..男...ううグスンッ」ポロポロ

男「幼」ギュッ
幼「ああ男ヒグッ」ポロポロ

男「好きな人が泣いている...これほど嫌なことはない」ギュッ
幼「うううヒグッ...」ポロポロ

男「だから幼、泣かないでくれ...俺がいるから泣かないでくれ幼」ギュッ
幼「ああヒグッ男...グスンッ男...ううう」ポロポロ ギュッ

幼「ヒグッお、男今ヒグッわ、私のこと」ポロポロ
男「ああ、好きだよ幼」ギュッ

幼「あああ、男..う、うう...うわぁぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ ギュッ



それから...

幼「ヒグッヒグッ、グスンッ」ポロポロ ギュッ
男「」ナデナデ ギュッ

男(...)

男(...あれから結構な時間がたったわけだが...)

男(俺も幼が泣いてたからそれどころじゃなかったけど...)

幼「グスンッ、ヒグッヒグッ」ポロポロ ギュッ
男「...」ナデナデ ギュッ

男(...冷静になって考えたら...)

男(色々ヤバイな!)

男(幼を抱き締めてるわけだし、なにより...)

男(す、好きって言ってしまった!)

男(はあ、どうしよう...)

男(どさくさに紛れてなにいってんだ俺)

男(...でも、さっき幼は聞き返してきたし...まさか...)

男(いやいや、ないない)ブンブン

男(と、取り合えずこの現状をどうにかせねば)

幼「ヒグッヒグッ」ポロポロ ギュッ
男「お、幼そろそろ落ち着いてきたか?は、離れるぞ..」

幼「だめ...」ギュッ ポロポロ
男「!?」

男「お、幼...?」アセアセ
幼「もう少し...もう少しだけこのままで...」ポロポロ ギュッ

男「...あ、ああ...分かったよ」ギュッ
幼「ありがとう男...」ポロポロ ギュッ

男(今は...落ち着くまでは仕方ないよな)


そして...

幼「男...」ギュッ
男「ん?」

幼「ごめんね...」
男「幼...?」

幼「本当ごめんね」ポロポロ
男「!?」

男「幼泣かないでくれ」ギュッ ポロポロ
幼「うう、ヒグッヒグッ...」ポロポロ

幼「私ヒグッ本当グスンッ馬鹿だ...」ポロポロ

幼「あの時私何にも分かってなかった...」ポロポロ

幼「男がどんな気持ちで私に告白してくれたか...」ポロポロ

幼「それを私は...」ポロポロ

幼「あ、あんなヒグッ酷いヒグッことを言って...」ポロポロ
男「幼...」

間違い>>156

男「幼泣かないでくれ」ギュッ

あと、すみません これからまた仕事でいなくなるので書けそうに
ありません...5日ほどいなくなるのでもし待ってもらえるなら
完結は絶対させます。本当にすみません

幼「分かってる、私にそんな資格なんてないのは...」ポロポロ

幼「でも...!」グッ ポロポロ

幼「でも、これだけは言わせて...」ポロポロ
男「幼...?」

幼「」スウ ポロポロ

幼「わ、私はヒグッおとヒグッ男のことがグスンッ...」ポロポロ

幼「好きです!」ポロポロ
男「!?」

幼「大好きです...」ポロポロ

幼「あ、あヒグッ愛してグスンッます...」ポロポロ
男「...」

幼「ずっと一緒にヒグッいてくれて...」ポロポロ

幼「初めてヒグッき、気付きヒグッました...」ポロポロ

幼「あの時私はヒグッ...」ポロポロ

幼「その事をヒグッずっとこ、後悔していましたグスンッ...」ポロポロ

幼「だ、だからヒグッお、お願いヒグッです...」グッ ポロポロ

幼「私にヒグッそんな資格はないけれどグスンッ...そ、それでも...!」グッ ポロポロ

幼「わ、私を...」ポロポロ

幼「男の傍に...ヒグッ...い、いさせてヒグッください!」ポロポロ







男「ああ、喜んで!」ギュッ

幼「!」

幼「...ヒグッう、ううヒグッ..う、うわぁぁぁぁぁぁぁん」ボロボロ ギュッ
男「これからはずっと一緒だからな」ギュッ ナデナデ

幼「男ヒグッ男グスンッうう、ぁぁぁぁぁぁぁん」ボロボロ ギュッ
男「うん、うん」ジワ ナデナデ 

幼「ごめんなさいヒグッ男グスンッ男ヒグッ」ボロボロ ギュッ
男「もういいんだ幼、もう」ギュッ

男「本当は俺あの時からもずっと幼のことが忘れられなかった」
幼「ううヒグッ男グスンッ」ポロポロ

男「高校も出来れば幼と同じところがいきたかった」

男「そんな時に幼から勉強の話しがきて俺凄く嬉しかった」
幼「ヒグッヒグッ」ポロポロ

男「でも、それからは余り幼とは話すことなかったよな」
幼「ヒグッうん」ポロポロ

男「気まずかったのもあるけど、やっぱりそれ以上に寂しかった」
幼「ヒグッ男ヒグッ」ポロポロ

男「でも...」

男「ようやく一緒になれた」ギュッ
幼「ああ、ヒグッ男、男グスンッ」ギュッ ポロポロ

男「嘘じゃないんだよな?」ギュッ
幼「うんヒグッ嘘じゃないヒグッ嘘じゃないよグスンッ」ギュッ ポロポロ

男「嬉しいよ幼」ギュッ
幼「私もヒグッ凄く嬉しいよ」ギュッ ポロポロ

男「幼...」
幼「ヒグッ何男?」ポロポロ

チュッ

幼「!?///」
男「嘘じゃない証な」ニコ

幼「うう///」ガバッ!!
男「!?」

チュ~~~~~

パッ

男「お、幼///」
幼「えへへ、私もお返しだよ///」ギュッ

男「ああ、ありがとう幼嬉しいよ」ギュッ
幼「えへへ///」ギュッ



幼「でも、男...」
男「ん?」

幼「本当に...」
男「?」

幼「本当に私でよかったの?」グッ
男「幼?」

幼「男今日...女さんに...」グッ
男「!」

男「...見てたのか幼」
幼「うん...」

幼「お、女さん凄く綺麗だよ!」

幼「頭も良いし」

幼「みんなの憧れの的だし...」

幼「わ、私何かとは...」

男「幼」
幼「え...」

男「幼じゃないとだめなんだ」
幼「!?」

幼「お、男...」ジワ

男「正直女に告白された時すごく嬉しかった」

男「付き合おうとさえ思った...でも」

男「そんな時にいちばんに思い浮かんだのが幼の顏だった」
幼「ヒグッうんヒグッ」ポロポロ

男「ああ、俺やっぱりまだ幼のことが好きなんだって」

男「そう思ったら女の告白断ってた」
幼「ヒグッ男ヒグッ」ポロポロ

男「泣かないでくれよ幼」ギュッ ナデナデ
幼「だってヒグッだってグスンッ」ポロポロ

幼「私もヒグッ男が女さんに告白されてグスンッもうダメだと思った」ポロポロ
男「だから此処に俺が来たとき幼泣いてたのか?」

幼「ヒグッうん」ポロポロ

幼「凄く悲しくて、本当にダメだと思った」ポロポロ
男「ごめんな幼」ギュッ ナデナデ

幼「でも、もう大丈夫」

幼「私の傍にはいつも男がいてくれるから」ギュッ
男「ああそうだな、いつまでも一緒だ」ギュッ

幼「うん///」ギュッ


                       おしまい

数々のご支援等ありがとうございました。あと、だらだらとすみませんでした。
もう少し幼を絶望のどん底に叩き落とせればよかったかなと思います。
でも最後はハッピーエンドで。そんなこんなでまた機会があればどこかで
それではこの辺で失礼します(__)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月11日 (土) 18:56:32   ID: Y6RjJ2zk

はぁ?
なんで幼と引っ付いてハッピーエンド?
気持ち悪。
気持ち悪すぎて、読み飛ばした...。

2 :  たくおおおおおおお   2016年03月14日 (月) 22:02:59   ID: tngdBM6W

落ち着けよ。
気持ちわるいとかいうなよ。ヒグッう、ううヒグッ..う、うわぁぁぁぁぁぁぁん

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