オーク「オークの誇りにかけて人間の手で生き長らえようとは思わん!いっそ殺せ!!」
ナース騎士「馬鹿な!受け持ちの患者を死なすなど看護師としての恥!」
オーク「ていうかお前だろ俺を斬りつけてきたのは!!」
ナース騎士「敵を目の前にして逃げ出すなど騎士としての恥!」
オーク「なんなんだよこいつ」
ナース騎士「さぁ口を開けろ、食事の時間だ!」
オーク「人間の用意した食物など口にするものか!」
ナース騎士「心配するな。オークの身体に合った栄養バランスにしてある。さぁ口を開けろ!」
オーク「どうせ毒でも入ってるんだろ!!」
ナース騎士「毒と薬は紙一重だ」
オーク「やべぇマジでなんか入ってんのかよ」
ナース騎士「さぁ食え!」
オーク「がっ、やめ・・・アツゥイ!!」
ナース騎士「なんだ貴様!オークのくせに猫舌か」
オーク「そらそんな湯気がもうもうと出てる粥いきなり突っ込まれたらそうなるわ!」
ナース騎士「むっ・・・ふー、ふー・・・大丈夫かな・・・よし、冷めたぞ食え!」
オーク「もうやだなにこの人」
ナース騎士「待て、どこへ行く」
オーク「小便」
ナース騎士「ダメだ。傷に障る!」
オーク「だからその傷は誰が作ったんだよ」
ナース騎士「尿瓶を持ってきた。さあ!」
オーク「なにがさあ!だよSURFACEかお前」
ナース騎士「ふんッ!はアッ!!」ブンブン
オーク「なにをしている」
ナース騎士「看護師とはいえ、私も騎士の端くれだからな。こうして日々鍛錬を重ねているのだ」
オーク「・・・そうか」
ナース騎士「ていッ!!とりゃァッ!!」
オーク「とりあえず病室で剣を振るうな」
ナース騎士「消灯の時間だ」
オーク「もうゆっくり寝かせてくれ・・・」
ナース騎士「何かあったらナースコールで私を呼べ」
オーク「はいはい、いいからもう出てってくれ」
ナース騎士「それじゃあおやすみなさい」
オーク「・・・行ったか。やれやれ、随分身体が鈍っちまった」
オーク「傷の具合は・・・かなり良くなってきたな。よし、これならいける・・・」
オーク「いつまでも人間の虜囚でいられるか!ここから逃げ出してやるぜ!」
ナース騎士「逃がすものか!今こそ我が剣を喰らえ!!」ズバァン
オーク「ぎゃあああああああ!!お前なんなんだよもう!!!!」ブシャー
・・・
オーク「・・・」←大けが
ナース騎士「バカめ。せっかく回復しかけていたものを。また流動食からやり直しだぞ」
オーク「もう疲れた・・・」
ナース騎士「身体が弱っていると心も弱る。それはオークとて同じはずだ。今はしっかり身体を休めるといい」
オーク「もう全部お前のせいだよほんと全部お前のせいだよ」
ナース騎士「これに懲りたら2度とこの病院から逃げ出そうとしてくれるな」
オーク「・・・そうか、分かったぞ。こうして俺たちオークを生かさず殺さずの状態で幽閉し、人間どもに危害を与えないよう見張っているというわけか。おそらく、ほかの部屋にも俺と同じようにオークの連中が・・・」
ナース騎士「何を言っている!ここにいるオークはお前だけだ!」
オーク「えっ」
ナース騎士「人間にこれほど簡単に捕らえられるオークなどそう多くはない!オークだけにな!!」
オーク「野郎ダブルでハートをえぐってきやがった」
ナース騎士「さあ点滴だ、腕を出せ」
オーク「なるほど・・・こうして俺を実験台に・・・」
ナース騎士「そうじゃない。流動食しか取れていないせいで、不足した栄養を補うためだ」
オーク「全部お前のせいなんだけどな」
ナース騎士「さあ腕をだせ!・・・はい、ちょっと手グーパーグーパーして」
・・・
オーク(ここに捕らわれて早数か月・・・)
オーク(俺は今でもこうして生かさず殺さず人間どもの用意した病室のベッドの上に繋ぎとめられている・・・)
オーク(なんたる屈辱・・・あの女め・・・いつか殺してや・・・)
ナース騎士「回診の時間だ!!」
オーク「病室では静かにしろ!!」
・・・
ナース騎士(今日は一段と冷えるな・・・)
ナース騎士「どうだ。何か変わりはな・・・」
オーク「」ガクガク
ナース騎士「なぜそんなに凍えている!?」
オーク「部屋が寒いからだよ!!」ブルブル
ナース騎士「くっ、何故窓を開けておいたのだ!?」
オーク「お前だろ!お前が今朝の巡回のときに窓全開にしていったんだろ!!」ガチガチ
ナース騎士「あっ・・・い、いやしかし定期的な部屋の換気は重要だ!」
オーク「限度考えろバカ!!」プルプル
ナース騎士「そこで待っていろ!いま毛布と湯たんぽ持ってくる!!」
ナース騎士「よし、入浴だ」
オーク「は?」
ナース騎士「身体を清潔に保つことは重要だからな」
オーク「ふん。人間みてぇにいつも身体を小奇麗にしとくなんざぁバカバカしくてやってられ・・・」
ナース騎士「さぁ行くぞ!」
オーク「おねがい話聞いて」
ナース騎士「熱かったら言えよ」グツグツ
オーク「おいお前その煮えたぎった湯をどうするつもりだ」
ナース騎士「オークの皮膚は人間より厚い。全身の血行を良くするためにはこれぐらい必要なはずだ」
オーク「だから限度考えろバカ!!>>3のくだり見ただろ!?」
ナース騎士「じゃあ背中から流しますね」ザパァン
オーク「ぐあああああああああああ!!!」
・・・
オーク「・・・」←大やけど
ナース騎士「オークの皮膚も思ったほど強くはないのだな・・・」
オーク「もうひと思いに殺して・・・」
ナース騎士「心を強くもて。そうすれば、いつか必ず傷は癒える」
オーク「お前のせいで心の傷は残ったままだよ」
ナース騎士「食事だ」
オーク「また粥か・・・たまには肉が食いてぇ」
ナース騎士「消化器官が弱ってるんだ。我慢しろ」
オーク「・・・」
ナース騎士「ふーふー・・・熱くないよね・・・よし。ほら、口を開けろ」
オーク「そこに置いといてくれ・・・後で食う」
ナース騎士「食事の時間は決まっている。食わないなら下げるぞ」
オーク「・・・」
ナース騎士「・・・ここに置いておく。食い終わったら、コールを押せ」
オーク「・・・ああ」
・・・
オーク(もう我慢できねぇ・・・何でもいい、どこかに肉は・・・)コソコソ
ナース騎士「何をしている」
オーク「ぐっ・・・!」
ナース騎士「病室を抜け出して、何をしていると聞いている」
オーク(ダメだ・・・ろくに食ってねえせえで身体に力が入らねえ・・・今の俺じゃコイツを倒せそうにねえ・・・)ガックリ
ナース騎士「・・・」スッ
オーク「へへっ・・・今度は何を取り出すつもりだ?またあの剣で俺を斬りつけ・・・」
ナース騎士「いいか、バレないように食えよ」
オーク「えっ」
ナース騎士「私の分の食事から抜いてきた。量は少ないが、肉が入っている」
オーク「お前・・・」
ナース騎士「ふふ・・・こう見えても私はお前の担当看護師だからな」
オーク「あのごめん。なんかそれ以外にも剣っぽいの持ってるよね、持ってるでしょ。見えるよ?」
ナース騎士「これで満足しないというのなら、もう一度ここでお前を食い止める!」ジャキッ
オーク「あっすんませんこれでいいっす満足っすハイ、喜んで食うっす」
・・・
ナース騎士「やはりオークの回復力は人間のそれとはちがうな」
オーク「っていうかいつになったら俺はここから出られるんだよ・・・」
ナース騎士「身体の傷が癒えてからだ」
オーク「癒えかけたところで毎回お前に怪我させられてるんだけど」
ナース騎士「よし、それではリハビリといくか」スチャ
オーク「待ってなんで剣を構えるの」
ナース騎士「人間とオークが対等に身体を動かすというのなら、お互いに戦うのが一番だろう」
オーク「どんな理論だよどこの戦闘民族だお前」
ナース騎士「そっちがこないならこっちから行くぞッ!」
オーク「な、ちょ、バカやめ!来るなあああああああああ!!」ブシャー
オーク「・・・」←大けが(2回目)
ナース騎士「やはりまだ本調子ではなかったようだな」
オーク「あのさぁ。捕虜虐待で訴えたら勝てるよこれ」
ナース騎士「ここを退院したければ私を倒してから行くんだな」
オーク「なんだよお前ラスボスだったのかよ」
・・・
ナース騎士「回診・・・なんだ、珍しいな。本を読んでるのか」
オーク「もう下手に暴れてお前に怪我させられたくないしな」
ナース騎士「オークに書物を読む知能があったとは」
オーク「むしろこれまでの流れを見れば10人中9人は俺の方が常識的だって答えるんじゃないかな」
ナース騎士「愚弄するか!!」ジャキッ
オーク「そういうところがダメだって言ってんだよ」
僧侶「失礼します」
オーク「誰だお前」
僧侶「騎士さんに代わって今日は私が回診させていただきます」
オーク「へー」
僧侶「ああ、なんという酷い怪我を・・・オークとはいえ、その身に受ける苦痛は人と変わらないでしょうに」
オーク「やったのはお前の仲間なんだけどね」
僧侶「効果があるかはわかりませんが、回復魔法をかけて差し上げましょう」
オーク「ていうか久々にまともなコミュニケーションがとれる相手で一安心だよ」
僧侶「・・・いかがでしょう?」
オーク「おぉー、すげぇ。これが回復魔法か」
ナース騎士「僧侶、遅くなってすまない・・・貴様ァ!僧侶に何をした!!」ジャキッ
オーク「来たよバーサーカーが」
ナース騎士「お前の主担当はこの私だ!他のものに迷惑をかけるようなことは慎んでもらおうか!」
オーク「別に迷惑かけてねえとおもうんだけどなあ。ねえ?」
僧侶「ええ」
ナース騎士「くっ・・・この間書物を読んでいたのは人間を洗脳するためだったのか!!」
オーク「こいつ、いつもこんな感じなの?」
僧侶「ええ」
ナース騎士「僧侶よ、すまない・・・私が間に合わなかったばかりに・・・」
僧侶「それでは、失礼しますね」
オーク「あいよ」
ナース騎士「貴様・・・この報いは必ず・・・」
オーク「だから何もやってねえ」
ナース騎士「覚えておけよ!!」
オーク「何をだ」
・・・
ナース騎士「喜べ。今日は肉を持ってきた」ドン
オーク「おっおう」
ナース騎士「どうした?食っていいんだぞ」
オーク「・・・」
ナース騎士「貴様ァ!!」ジャキッ
オーク「い、いただきます!!」
ナース騎士「どうだ、うまいか?」ニコニコ
オーク「ああ、うまい」モグモグ
ナース騎士「そうか、よかったな」ニコニコ
オーク「・・・」ムシャムシャ
ナース騎士「貴様ァ!!」ジャキッ
オーク「な、なんでだよ!?」
ナース騎士「わざわざ持ってきた私に何か言うことがあるだろう?」
オーク「おお・・・あんがとよ」
ナース騎士「・・・」ニヘラ
オーク「な、なんだよ・・・?」
ナース騎士「かっ、顔を見るなあっ!!」ズバァン
オーク「おぎゃああああああああああああああ!!!」ズパー
・・・
オーク「もうやだ。本格的にやだ。もう村に帰して」シクシク
ナース騎士「まだだ!まだ怪我が治ってない!!」
オーク「ここにいた方が早死にしそう・・・お願いだから医者にもう俺を見放すように言ってくれ」
ナース騎士「医療従事者としてそんなことはできない!!」
オーク「医療従事者として最もやっちゃなんねえことやってるだろお前」
医者「もういいんでない?」
ナース騎士「せ、先生!?」
オーク「ここにきて初めて医者見たわ俺」
医者「もう身体も十分に動かせるみたいだし、年金にも入ってないオークを入院させといて誰がその金を払うのかね」
ナース騎士「わ、私が払います!!」
オーク「なんでだよ」
ナース騎士「お前は私の患者だからだ!!」
医者「そもそも、オークとの戦争も終わった今、いつまでも彼を人間側に縛り付けておく必要もあるまい」
ナース騎士「そんな!せっかく捕らえたのに!!」
医者「オークはオークの社会で生きることが一番の幸せのはずだ」
ナース騎士「でも・・・でも・・・!」
オーク「おうお前ら俺を珍しい昆虫か何かみたいに」
・・・
医者「我々のできることは全てやった。あとは自らの村へ戻るがいい」
オーク「本当に打てる手の全てを打ってきた感あるわ。特にあの女」
医者「君が入院していた間の費用については心配いらない。王国から捕虜を扱った際の戦費として補助が出ることになった」
オーク「そうかい。それじゃあ、あばよ」
ナース騎士「・・・」
オーク「あぁ~、せいせいしたぜ!!やっとあのくそ忌々しい場所とはオサラバだ!!」
オーク「まったく、半年近くあんなところに閉じ込められてたせいで身体中バキバキだぜ!」
オーク「さーて、さっそく村に帰って一狩りいくとするか!」
ナース騎士「・・・」
オーク「」
ナース騎士「退院おめでとう」ニッコリ
オーク「なっ、な・・・」
ナース騎士「これでもう、お前と戦わなくていい理由はないな」ジャキッ
オーク「ちょっと待て!それこそ戦う理由のほうがねえよ!このまま黙って俺を村に帰してくれ!!」
ナース騎士「問答無用ァ!!」ブォン
オーク「なにコイツまじ怖ぇ!!」
ナース騎士「待ァァァてェェェェ!!」
オーク「うわああああああああ!!」
ナース騎士「私の患者ァァァァァァ!!」
オーク「も、もう俺はお前の患者じゃねえ!どこも悪くねえ!!」
ナース騎士「ならばもう一度患者にするまでぇぇぇ!!」
オーク「なんだよこいつ!!これが巷で噂のヤンデレってやつかよォォォォォォ!!」
<ガキィン!!
オーク「くっ・・・ぐぐぐ」
ナース騎士「ふっ、受け止めたか・・・やるではないか」
オーク「なっ、なんだってお前はそんな俺に執着するんだよ!?患者ならもっと他にいるだろ人間のが!!」
ナース騎士「私にあてがわれる患者などいない!いないのだ!!」
オーク「あー分かるわー。なんとなくそれ分かるわー」
ナース騎士「いわばお前は私の初体験!私の初めての人!!だからお前はいつまでも私の患者なのだ!!」
オーク「やっぱりヤンデレじゃねえか!!」
ナース騎士「私にとってお前は!なくてはならない存在なんだ!!だから頼む!!いつまでも私の患者でいてくれ!!」
オーク「人にものを頼む態度じゃねえよそれ!ていうか俺オークだけど!いいから剣納めろ剣!!」
・・・
ナース騎士「わっ、私は・・・騎士として戦い他人を傷つけることしかできなかった私は、今度は他人を癒したいと思い後方勤務の看護師に志願した・・・」
オーク「それ多分騎士がお前の天職だよ。ていうか前職の癖治ってないよ」
ナース騎士「わ、私は不器用なんだ・・・それ故、私にあてがわれる人間の患者はいないのだ・・・」
オーク「そりゃお前、俺だから何とかなったけど、人間だったら今頃入院中の数々のインシデントで死人が出てるぞ」
ナース騎士「私は・・・私は初めて自分にあてがわれた患者であるお前が、愛おしくて愛おしくてたまらないのだ!!」
オーク「やっべぇ治療が必要なのコイツなんじゃねーの?主に頭の」
ナース騎士「だから・・・だから頼む!いつまでも私のそばにいてくれ!私の患者であってくれ!!」
オーク「悪いけどそんな歪んだ慈愛の相手したくないんですが」
ナース騎士「そうか・・・ならば」ジャキッ
オーク「おーい落ち着けー。剣しまえー目が殺す目してるぞー」
ナース騎士「手に入らないならいっそ・・・!」
オーク「もう本当こいつの相手すんの疲れた」
ナース騎士「私はあきらめないぞ!!」
オーク「分かった、分かったよもう。俺があきらめるよ・・・」
ナース騎士「本当か!?」
オーク「ただし、一つ条件がある」
ナース騎士「何だ?」
オーク「さっきから言ってるとおり、今の俺にはもう治療は必要ない」
ナース騎士「くっ、ならば・・・」
オーク「いいから最後まで話を聞け。・・・これを、お前に渡しておく」
ナース騎士「これは・・・?」
オーク「オーク族に伝わる魔石だ。これを使えば遠くにいても連絡を取り合うことができる」
ナース騎士「!」
オーク「本来、オークは傷を受けても自然に治るのを待つだけだが・・・今後、俺が怪我をしたときはこの魔石を使って必ずお前を呼ぶ」
ナース騎士「・・・本当か?」
オーク「ああ」
ナース騎士「ふふ・・・ではさしずめ、この石はナースコールといったところだな」
オーク「そうだ。さあ行け。離れていても俺はお前のいつまでも患者だ」
ナース騎士「・・・ありがとう、オーク」
オーク「・・・行ったか」
オーク「・・・」
オーク「っしゃオラあああああああ!!なんとか乗り切ったあああああああああ!あれはただのその辺で拾った石ころだよバーカ!!」
オーク「さー帰るぞー!帰ってオークらしい酒池肉林の日々をおくるんだい!!」
オーク「イヤッホオオオオオオオオオオオウ!!!」
・・・
オーク「よう!」
オークA「お前!!生きてたのか!!?」
オーク「この通りピンピンよ!!」
オークA「いやピンピンではないな」
オークB「むしろやつれて見えるぞ」
オーク「とりあえず肉と酒持ってきてくれ!」
・・・
・・・
ナース騎士「・・・」
ナース騎士「おかしい・・・」
ナース騎士「あれからもう3か月は経っている・・・その間に一度も怪我をしないなんてことがあるだろうか?いや、ない!」
ナース騎士「くっ、コール押せ!!」
石ころ<・・・
・・・
・・・
オーク「あーうめぇうめぇ!これこそオークの生活だぜ!!」ムシャムシャバクバク
オークA「そういや、隣村の噂聞いたか?」
オーク「噂?」
オークB「ああ。なんでも隣村のオークたちが、夜な夜な正体不明の敵に襲われてるらしい」
オーク「なんだって!?」
オークA「ただ、襲われたといってもあくまでも一時的に意識を失ってただけらしいんだが」
オークB「襲われたオークの話によると、そいつは小さな声で『こいつじゃない・・・』とつぶやいていたそうだ」
オーク「」
オークA「怖いね」ネー
オークB「ねー」ネー
オーク「ちょ、ちょっと用事思い出した・・・」ガクガク
オークA「どうしたんだ?そんなに焦って」
オークB「顔色悪いぞ?」
ナース騎士「すぐに治療しないとな」
オーク「」
オークA「うお!人間じゃねえか!?」
オークB「女か・・・へっへっへ、こいつは上玉だぜぇ」
オーク「お前ら逃げろ!やられるぞ!!」
オークAB「へ?」
ナース騎士「心配するな・・・私の患者はお前だけだよ」ニッコリ
オーク「も、もう勘弁してくれ!!」
ナース騎士「会いたかった!会いたかったぞ!!さあ!いますぐ病院へ行こう!!」
オーク「いやああああああああああああ!!」
オークA「あいつ・・・人間の女相手になにビビってんだ?」
オークB「もしかして、いなくなってた半年の間にタマでも抜かれたのかねえ」
オーク「もう勘弁してくれええええええええええ!!!」
おわり
>>46
オーク「そうだ。さあ行け。離れていても俺はお前のいつまでも患者だ」
↓
オーク「そうだ。さあ行け。離れていてもいつまでも俺はお前の患者だ」
なお>>4
http://m.youtube.com/watch?v=004UFLdIxaE
尿瓶吸い込んだり噛み砕いたりするのはちょっとマズイんじゃないですかね…
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