天使「必ず会えますから…」(68)
男「好きです、付き合っ」
女「無理」
男「え…」
女「え?ww付き合えると思った?wwwナイナイw」
男「…」
女「これ、ゲームなんだ。どんだけ優しくしたら惚れるかっていうww」
女「まさか1週間とはねww」
女「バイバイw」スタスタ
男「…」
タタタ
友「なぁ、あいつ殴ってこようか?」
男「いや、いい…」トボトボ
友「…」
自宅
男「うぐっ…ヒック…」
男「なんだよ…ヒック」
男「何で…何で…」
ピーンポーン
男「…」
ピーンポーン
ピーンポーン
ピーンポーン
男「うるさい!」
?「なら開けてくださいよ」
男「いやだって自慰中だし…」
?「自慰?」
男「おなn…え?」
?「おな?」
男「」
?「?」
男「ちょ、え?」
?「ん?」
男「誰?え?はい?」
男「はいっt…え?」
?「あ、幽霊とかじゃないんで安心してください」
?「似たようなものですけど」
男「え…?」
?「とりあえずそれを隠して…くれませんか?」
男「…」チラ
男「キャアア」
?「キャアアって」
男「」
?「よく失神する人だなぁ…」
間
男「ん…」
?「起きましたか?」
男「あ、はい」
?「落ち着いたとこで自己紹介いいですか?」
男「あ、はい」
?「コホン…えっと、私は天使と申します」
男「ちょっと待って」
天使「はい」
男「本名なの?芸名なの?」
天使「本名です」
男「…うん、あとでまとめて質問するとしよう」
天使「あ、じゃあ続けますね」
五分後
天使「とまぁはい」
男「つまり恋のキューピッドと」
天使「はい」
男「…証拠を見せてくれ」
天使「証拠?」
天使「女の子と言うことをですか?」
男「いや違うよ」
天使「では何を…」
男「天使と言う証拠」
天使「じゃあ明日学校でお見せしましょうか」
男「いやもう学校行かないから…」
天使「振られたから?」
男「そうそう…ってなんで…」
天使「なぁんでも知ってますよ」
天使「女さんの隠し撮りでハァハァしてるのも」
男「やめてくれ」
天使「女さんの胸を隠し撮りしたことも」
男「なっ…墓まで持っていこうとした事を…」
天使「やってることは犯罪レベルですよね」
男「ごめんなさい…」
天使「まぁ見ててください」
天使「では失礼します」スッ
男「…消えた」
男「なんだあいつは…」
ピーンポーン
男「…はい」ガチャ
友「ハロー」
男「何か用?」
友「いやお前…さっきまで落ち込んでたから慰めに…」
男「…あ、ああ。そういやそうだった」
友「忘れてたとか抜かすなよ」
男「ちょっとの間に色々あったからね」
友「まぁいいさ、どうだ?」クイ
男「お酒は二十歳から」
友「固いこと言うな、な?」
男「…少しだけだよ」
友「そうこなくっちゃな」
……
男「てかてか何であんなやつにコクったんだ」
友「全くだぜ 」
男「顔だけだよなぁ」
友「全くだぜ」
男「まぁ何かどーでもよくなったし、気にすることねーか」
友「全くだぜ」
男「もち今日はオールだよな」
友「全くだぜ」
男「イェーイ飲むぞぉぉ!」
朝
男「…」
友「…」
そこにはひどい臭いと汚い液体が散乱していた
男「…こんな飲んだっけ」
友「持ってきたのが全部消えてるから相当…」
男「なに持ってきたの」
友「赤と白二本。v.o一本」
男「むしろよく持ってこれたね」
友「家が酒屋だしな」
男「あぁ…」
友「とりま片付けて学校いこう」
男「サー」
学校
男「…」
友「これは…」
女「www」
男「やることがちっこいなぁ」
友「全くだぜ」
黒板に大きく『男がコクったw』と書かれていた
男「さて」カキカキ
友「消さないのか?」
男「うん」
友「ほー」
友「なんで?」
男「先生にしかられるとこ見たいから」
男「今日は教頭の数学だからね」
女「え…」
友「時間割り変更があったのか?」
男「うん」
女「」アセアセ
男「…」チラ
男「トイレいこうか」スタスタ
友「課題やってない…」
男「いいから」
友「…」スタスタ
女「早く消さないと…」
トイレ
友「おい、課題どうしよう」
男「大丈夫だよ、時間割り変更ないから」
友「…」
男「あの焦った顔見た?」
男「面白かったよね」
友「…お前」
男「さぁ戻ろう」
友「あまり敵に回さない方がいいみたいだな」
男「よく言われたよ」
友「だろうな」
教室
女「」エッヘン
友「何だあのどや顔」
男「ほっときな」
ガララ
先生「授業やんぞー」
女「え…数字じゃないんですか?」
先生「それは明日だろう」
女「…」
先生「いつまでも寝ぼけてるんじゃないぞ」
クスクス
女「クッソ…」
ピロロ
男「ん…?」
先生「ケータイはマナーモードな」
男「あ、はい」
男「…!」
女「…」キッ
友「…ん?」チラ
女「」ギンッ
友(なんで俺!?)
休み時間
男「おい、おい」
友「あい」
男「幼馴染がカムバックアゲインするだと」
友「マジで?」
男「マジ」
友「…いつ?」
男「今週末」
友「じゃあその日遊びにいってもいいか?」
男「コイコイ」
(屋上…)
男「…ん?」
友「うわ、女なんか殺気出してるぞ」
(屋上…)
男「…屋上…?」
友「だからなんで俺がにらまれるんだよ」
男「ちょっとごめん」タタタタ
友「あ、おい!授業はじまんぞ!」
ガララ
友「あら」
屋上
天使「どうでした?」
男「やっぱ君か…」
天使「幼馴染さんに会えるようにしてあげましたよ」
男「…偶然でしょ」
天使「んー…」
天使「じゃあ女さんと親密にしましょう」
男「えー…」
天使「だってそうしないと信じてくれないじゃないですか」
男「んー…」
天使「まぁまぁ、見ててください」スッ
男「消えた…」
教室
女「」ギンッ
男「」ビクッ
友「ねぇ男ぉ」
男「え?」
友「一緒に保健室で保体の実技をしない?」
男「え?」
男「どうしたんだよ」
友「何かぁ…体がほてっちゃって」
男「」ゾゾ
友「いいでしょぉ…?」
男「目をさませぇぇぇぇ!」バシバシ
友「いたたた」
ガシッ
友「ごめんね」
男「え…?」
友「私sなのぉ!」ガバッ
男「ちょ、やめ…」
男「アッー!」
ピタッ
男「アッー…あ?」
友「」カチン
女「」カチン
男「あれ…おーい…」
天使「ご、ごめんなさい」
男「…あれ」
天使「間違えちゃいました」
男「間違えた!?」
天使「いやー…その…」
天使「ホント偶然なんですよ…」
天使「狙ったのがずれてしまって…」
男「…おかげでファーストキス奪われたよ」
天使「申し訳ございません…」
男「ちなみにこの人たちは…」
天使「天使の権限で時間を止めてるんです」
男「そんなことできるの?」
天使「はい、私が担当してる人の貞操が危うくなった場合」
天使「五分間止めれます」
男「貞操…」
天使「えと…」
男「とりあえず後で話そう」
男「家で待ってて」
天使「え…いいんですか?」
男「何が?」
天使「こんな失態したのに…」
男「まぁしょうがないよ、失敗くらい」
男「じゃあまたね」
天使「はい…すいませんでした」
天使「あ、友さんは元に戻しておきますね」
男「うん」
パッ
友「ん?」
男「正気か?」
友「俺イケメン」
男「よかった…」
女「…」
友「何か気分悪いから早退する」
男「何かショック…」
友「じゃな」スタスタ
男「じゃあなぁ」
放課後
男「さて…」スタスタ
女「ストップ」
男「…え?」
不良「へへ」ドガッ
男「うぐっ…」
女「そいつ連れてきて」
不良「あいよぉ」ズルズル
自宅
天使「遅いなぁ…」
時計「カッチコッチコケーッ」
天使「もう8時…」
天使「迎えに行こう!」
天使「~♪」
ガチャ
天使「」ビクッ
男「ただいま」
天使「あ…おかえりなさい」
男「ごめん、今日は寝かしてもらうよ…」
天使「はい…あれ」
天使「お顔どうしました?」
男「元からこんなんだったよ」
男「おやすみ」
天使「…」
キィィバタン
天使「絶対なんかあった…」
天使「これは調べるしかないですね」スッ
…
女の家
女「サンキュー」
不良「いいてことよ」
不良「じゃああの件頼む」
女「一日デートだっけ」
不良「そそ」
女「そんくらいならいーよ」
不良「サンキュー」
不良「しっかしよぉ」
女「んー 」
不良「ちょっとバカにされたぐらいであれはキツいんじゃねーの?」
女「実行したのはあんたでしょ」
女「それに、あんなモサ男にバカにされたら誰だって腹はたつわよ」
不良「明日もやんのか?」
女「当たり前。明日は顔面殴るだけじゃなくカツアゲもね」
不良「へいへい」
…
天使「…なるほど」
天使「これにはさすがに頭にきますね」
天使「…」スッ
自宅
男「…グスッ」
男「はぁ…」
天使「男さん!」
男「…何?」
天使「どうして黙ってるんですか!」
男「包茎だってこと?」
天使「包茎…?」
天使「たぶん違います、そのお顔のことです」
男「前髪で隠れて見えてなかっただけだよ」
天使「…さっき女さんの家に行ってきました」
男「…」
天使「殴られたならそう言ってくださいよ」
男「言って何になるの?仕返ししろって?」
天使「そうです」
男「馬鹿馬鹿しい」
天使「じゃあこにままでいいんですか?」
男「そう」
天使「…」
天使「ダメです」
男「…」
男「いいからほっといてくれ」
天使「…もういいです」タタタ
男「…」
翌日学校
男「…」
友「明後日だよな」
男「幼馴染?」
友「そう」
男「うん、午前中に来るだって」
友「じゃあ午後に行くわ」
男「了解」
不良「男、面かせ」
男「…嫌だ 」
不良「いいからいいから」グイッ
男「…」
友「おいやめろや」
不良「あ?」
友「離せよ」
不良「ンッダテメー」
男「友、大丈夫だから」
友「でもよ…」
男「いいから、行くよ。」
不良「チッ」
スタスタ
友「…」
使われてない教室
男「今度はなに」
女「昨日から懲りてないみたいだからねー」
男「こっちの台詞だよ」
女「なっ…」
不良「黙れや」ボキッ
男「っ…」
女「…まぁいいわ」
女「でさ、ちょっとお金貸してくれない?」
男「嫌だ」
女「」クイッ
不良「オラッ!」バキッ
男「うっ…」
女「あんまふざけないでよ」
不良「つーかおめぇが言ってた幼馴染って誰だ?」
女「幼馴染?」
不良「あぁ、何でも明後日に来るんだと」
女「ほっときなさいよ、どうせブスよ」
男「」ピクッ
不良「ゴリラみたいな顔してるぜきっとwww」
女「wwww」
男「おい」
不良「あ?」
男「あいつの悪口を言うな」
女「わwwるwwぐwwちwww」
男「…」
不良「不細工の肩持ってどーすんだよw」
男「」ブチッ
男「てめぇ…」
男「許さん」
不良「許さんwww」
女「なにするきなのよw」
男「…まず、逃げる」ダダダダ
不良「あ、待て!」ダダダダ
女「ちょ…」
男「追ってくるわな」
男「そんで窓から外へ!」バッ
不良「なっ!」
不良「あいつ…落ちやがった…」
男「バカだな、ここの校舎は窓の外に少し足場があるんだよ」
不良「!?」
男「落ちろ!」グイッ
不良「うわっ、ちょっ…あーれー」ドンッ
男「死にはしない高さだけど骨折はするからね、気をつけて」
不良「」
男「次はあっちか」タタタ
…
女「もう…女の子一人を置いて…ブツブツ」
男「…知ってる?」
女「」ビクッ
女「どこ!? 」
男「その教室はね、昔死者が出たから使われてないんだよ」
女「死者…」
男「ずっとそこにいたら取り憑かれて…おしまい」
女「…だ、だからなによ」
女「出ればそんなもん…」
ガタガタ
女「!?開かない!?」
男「…取り憑かれた人は一生そこからでれない」
女「え…」
男「ずーっと1人」
男「一生…1人」
女「」ガタガタ
女「あ、あんただって…」
男「俺…?」
男「俺はもう…」
女「え?」
男「さぁ…あの世から迎えが来るよ」
男「ほら…もうすぐそこに…」
女「」クルッ
男「ガァァ!」ガバッ
女「キャアアアアアアア」
女「」
男「ふう」
男「天井裏に隠れるのも疲れるな…」
男「さて…教室にかーえろ」
…
教室
先生「えーっとこの時間は自習にします」
「なんかあったんですかー」
先生「複雑骨折の生徒と泡を吹いて倒れてた生徒を病院に連れてくんだ 」
「なにそれ」
先生「とにかく自習してなさい」タタタ
友「…まさか」
男「俺を怒らせたらああなるよ」
友「…」
……商店街
天使「全く…」
天使「何であんな弱気なんですか…ブツブツ」
キャッチ「お、君きみ!」
天使「…え?私ですか?」
キャッチ「そうそう、君可愛いね。何歳?」
天使「えと、年齢とかはないんです」
キャッチ「あーなるほどねー、そーゆーキャラねー」
キャッチ「ね、こっちおいでよ、楽しい場所だよ」
天使「…いえその」
キャッチ「君ならすぐ上位になれるよ」
キャッチ「ね?おいで」グイッ
天使「いやっな、何なんですか!?」
キャッチ「お、い、で」グイ
天使「い…嫌です」ググ
?「けーさつだー!」
キャッチ「」ビクッ
キャッチ「やっべ…」タタタ
天使「…?」
?「大丈夫?」
天使「え、あ、はい……あれ」
天使「幼馴染…さん?」
幼馴染「ん?私のこと知ってるの?」
天使「はい…男さんから聞きました」
幼馴染「え!?男を知ってるの?」
天使「はい、居候させてもらってます」
幼馴染「ほえー…あいつもやるなぁ…」
天使「?」
幼馴染「こんな可愛い子を連れ込むなんて…ね」
天使「連れ込む…?」
幼馴染「知らなくていーよ」
天使「…あ、そういえば明後日に来るって聞いたのですが…」
幼馴染「男の家にいくのは明後日。着いたのは昨日だよ」
天使「なるほど」
幼馴染「久々に街を見てたらあなたを見つけたの」
天使「その節はどうも…」
幼馴染「いいっていいって」
幼馴染「じゃあまたね」タタタ
天使「…」
学校放課後
男「帰るね」スタスタ
友「課題手伝ってからにしてくれ」ガシッ
男「今時漢字が読めなくて居残りしてる高校生いないよ」
友「中学あんま行ってなかったからな」
男「よくここ入れたね」
友「推薦的な」
男「なるほどね」
男「じゃ」スタスタ
友「ウェイト」ガシッ
男「また今度ね」スタスタ
友「男ぉ!待ってくれぇぇぇ!」
自宅
男「ただいま」
天使「あ、おかえりなさーい」
男「もう怒ってないの?」
天使「え?何にですか?」
男「何でもないよ」
男「あ、ねぇ」
男「天使とかはファッションに詳しい?」
天使「多分人並みでしょうね」
天使「急にどうしたんですか?」
男「別に」
天使「言ってくださいよぉ」
男「あとでね」
二時間後
男「天使、おやすみ」
天使「おやすみなさーい」
男「あ、明日出掛けるから支度しといてね」
天使「私もですか?」
男「嫌かい?」
天使「とっとんでもないです!」
男「はは、じゃあね」
天使「はい…」
天使「楽しみ…♪」
翌日
男「行くよ」
天使「は、はい」タタタ
洋服店
男「んん…」
男「ねぇ、これとかどうかn」
天使「ほわぁぁ…」キラキラ
男「…それほしいの?」
天使「えっいやっそんな…」チラチラ
男「いいよ、買おうか」
天使「で、でも…」
男「気にしないの」
男「さ、いこう」スタスタ
天使「ありがとです…」
店員「あっざしすつー」
男「次は…」
天使「男さんっ」
男「ん?」
天使「いっそのことその髪を短くしたらどうですか?」
男「…」
男「美容院とか床屋にいけないんだ」
天使「え?」
男「凶器で人の髪の毛を切るんだよ?」
男「絶対動いちゃいけない緊張感で汗がたまって担当の人の手が滑って頭に刺さって出血多量で病院に運ばれて意識不明の重体になるのがオチだよ」
天使「恐らく二十回くらい輪廻転生してもそうはならないと思いますよ」
男「とりあえず俺は行きたくない」
天使「えー…行きましょうよぉ」
男「やだねったらやだねぇ」
天使「明日幼馴染さん来たら引かれちゃいますよ」
天使「好きなんですよね?」
男「ど、どうしてそれを…」
天使「私が天使だってこと忘れてますよね…」
男「でも昔からこうだったし…」
天使「まぁまぁ、行きましょっ!」グイッ
男「ちょ…」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません