男「何でだ」
友「どうせアレだろ?小説に影響されたんだろ?」
男「そーですけどなにか」
友「そんなんじゃ無理だ、見るのとやるのじゃ違う」
男「やってみなきゃわかんねぇじゃん?」
友「じゃあやってみ」
男「おうよ」
キャアアア
男「行きますよ亀山くん」
友「待ってください右京さん!」
タタタタタタ
教室
友「相棒になったつもりはないのに…」
男「どうしたの?」
女「あのっ…私のっ…鍵…くまさんが!」
男「落ち着いて」
男「くまさんの鍵がどうしたの?」
女「えと…今朝学校について教室に鍵を置いておいたんです」
男「机に?」
女「うん、でもね、そのとき全校集会だったの」
男「うん」
友「うんうん」
女「だから教室を出て体育館に向かったんです」
男「俺も行ったな」
友「俺途中でぶっ倒れて保健室いた」
女「でね、今、戻ってきたらくまさんじゃなくてゴキブリのきーほるだーが…」
男「ふむ」
友「なかなかセンスいいな」
男「…」ガシッ
友「フグァォ」
男「お前やろ」
友「はひが?」
男「盗んですり替えたのお前やろ」
友「」グイッ
友「俺じゃねぇよ」
男「全校集会中に動けるんお前しかいないねん」
友「だから違うって、そして下手な関西弁やめろ」
男「保健室から抜け出して教室にいった、んですり替えた」
男「違うか」
友「違う、第一保健室には先生いた」
男「…よし、じゃあ保健室へ行くか」
友「そうしよう」
男「女さん少し待っててね」
女「あ、はい」
保健室
保健室先生「らっしゃい」
男「あのーここに友くんずっといました?」
保健室先生「あーうん、いたよ」
保健室先生「ずっと唸ってたし」
友「ほれみろ」
男「ぐぬぬ」
男「じゃあ一体誰なんだ…」
友「…探偵と言えば事情聴取だろ」
男「だな」
男「行くぞエジソンくん」
友「発明王キタ」
…
モブ1「え、僕はさっき登校してきたんだよ、キーホルダー選手権のエントリーが朝だったから」
友「キーホルダー選手権………?」
男「アレだ、自分でキーホルダーを作って優勝を狙う大会」
モブ1「よく知ってるね、今回のテーマは虫なんだ」
男「虫…」
友「こいつ犯人だろ」
男「ゴキブリ作ってたりする?」
モブ1「よしてくれ、僕はゴキブリ嫌いなんだ」
モブ1「あ、でもゴキブリ博士ことモブ2ならゴキブリ模型を作ってるよ」
友「頭沸いてんじゃねぇの?」
男「まぁまぁ、モブ2のとこへ行ってみよう」
モブ1「……」
…
モブ2「なにかようかね」
モブ2「私は今忙しいんだ」
友「地味に博士っぽくてムカつく」
男「今日の朝、どこにいました?」
モブ2「今日はある人に頼まれてゴキブリの模型を作ってたんだ」
男「誰です?」
モブ2「それは言えないね」
男「…そうですか」
男「行くぞ」
友「おー」
屋上
男「容疑者を絞ってみた」
友
モブ1
友「何ではいってんの?
男「ははっ」
男「さぁて現状整理だ」
友「流しやがったコノヤロウ」
男「モブ2は誰かに頼まれて模型を作った、誰かはわからない」
男「今日は全校集会、その時の犯行可能な奴は友」
男「でも先生が証言者」
男「んー…」
ちょっと失礼
>>11はモブ1
ミスでした
それだけだとどこがどうミスなのかよくわからんのだけど
男「……あ」
友「ん?」
男「見てみ、体育館」
友「どれどれ」
友「あれは…女?」
男「…どういうことだ?」
友「体育館にいるぐらい不思議じゃないだろ?」
男「そこじゃない」
男「何で待ってろといったのに待ってないんだ!」
友「そこかよ」
男「文句いってやる」タタタ
友「お、おい」タタタ
>>17
下から四行目ですね
そこまで注意してる人はいないと思いますが
廊下をダッシュ
男「コノヤロウ!」タタタ
ヤメテヨ…
男「」ピタッ
友「どうした」
男「静かに」
友「…」
ナ、ナンデ…
男「そこか」ソロー
友「」ソロー
イケメン「俺じゃないって…」
リア充「じゃあなんで女はお前がやったって言ってんだよ」
イケメン「し、知らないって 」
リア充「パチこいんてんじゃねぇ!」ドガッ
イケメン「うっう…」
リア充「情けねぇ」
リア充「てめぇもう学校くんなや」
リア充「盗人なんか必要ねぇしwww」スタスタ
イケメン「うぅ…クソ…」
男「…」
友「なんだどういうことだ」
男「」ガラッ
友「お、おい」
え?と思ってみたら間違ってなかったです
すいません…
男「イケメン」
イケメン「!」
イケメン「何だ男か…」
男「話を聞かせてもらおう」
イケメン「……」
友「男、体育館には…」
男「いや、多分その必要はない」
友「え?」
男「まだ仮説の段階だ」
友「ゆ、湯川先生!」
イケメン「……何を話せばいいの?」
男「今の会話だ」
男「女は誰かに盗まれたんじゃないのか?」
イケメン「うん、鍵を盗まれたってのは聞いたさ」
イケメン「でも俺は盗んでない」
イケメン「なのに女さんはいきなり俺がとったのを思い出したって…」
男「ふむ」
男「女から告白されたことは?」
友「何聞いてんだよ」
イケメン「そう言えば入学式に…」
男「ふははは、やはりそうでおじゃるか」
友「まずキャラを決めろ、話はそれからだ」
男「行くぞ」タタタ
友「ちょ、まてよ」タタタ
教室
男「おいモブ1」
モブ1「な、なに?」
男「お前は本当にキーホルダー選手権にエントリーしたのか?」
モブ1「あ、当たり前さ」
男「じゃあ俺が今からお前の名前がエントリーされていることを確認してもいいか?」
モブ1「…………も、もう締め切ってるからダメだと
男「確認するぐらいなら関係ないだろ?」
モブ1「…ごめん、ホントはいってないんだ」
モブ1「でも女さんのために… 」
友「女さんのため?」
モブ1「う、うんゴキブリのキーホルダーを机に置いてこいって言われて…」
モブ1「でもゴキブリ苦手だったから投げちゃったんだ」
モブ1「そしたらたまたま女さんの机に…」
友「ふむ」
モブ1「そしてみんな帰ってきて急いで教室を離れたんだ」
男「だから俺らが聞きに言ったとき嘘をついたわけか」
男「犯人が自分だと思われないために」
モブ1「うん…バレるのが怖かったんだ」
モブ1「あのあと女さんに話そうと思ったけどどこにもいなくて…」
男「ふむ、ありがとう」
男「行くぞ、友」
友「体育館か」
男「ああ」
しばし失礼
体育館
男「女」
女「あ、男くん」
女「ご、ごめんね、待ってろって言われたのに…」
男「そんなことはもういい」
男「それよりこの事件の犯人がわかった」
女「……誰だったの?」
友「」ゴクリ
男「犯人はお前だ、女」
女「…」
友「え、マジ?」
女「何で?」
友「マジなんで?」
友「モブ2じゃないの?」
男「モブ2は違う」
男「まず入学式」
男「そこでお前はイケメンに告白した」
女「…」
男「まぁフラれたんだろうな」
男「そこにモブ1がやってきた」
友「…あぁそうか」
男「恐らくそいつも告白したんだろうな」
男「そこでお前はある条件を出した」
女「……」
男「"付き合ってほしかったらイケメンに嫌がらせをして"」
男「案の定それだけで付き合えると思ったあいつはokした」
男「お前はその時モブ2に頼んでゴキブリのキーホルダーをつくってもらった」
女「…」
男「これを机におけって言ったんだろうな、ホントにただの嫌がらせのつもりで」
男「が、モブ1は失敗した」
男「誤って女の机に置いてしまったんだ」
男「お前は全校集会が終わって教室に戻ると自分の机に置いてあった」
男「お前はその時モブ2に頼んでゴキブリのキーホルダーをつくってもらった」
女「…」
男「これを机におけって言ったんだろうな、ホントにただの嫌がらせのつもりで」
男「が、モブ1は失敗した」
男「誤って女の机に置いてしまったんだ」
男「お前は全校集会が終わって教室に戻ると自分の机に置いてあった」
男「お前はビビったんだろうな」
男「イケメンがやり返したんじゃないか、っていう考えが先に来てしまった」
男「そこからお前の芝居が始まる」
男「で、こうなったらものが盗まれたことにしよう、イケメンが盗ったことにして」
男「俺らがいったあと、大声でイケメンに言った」
男「あいつが盗んだ」
友「さっきから独壇場だべ」
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