穂乃果「好きな今期アニメ?」 (39)
穂乃果「みんな最近ハマってるよね」
ことり「うんっ、μ'sメンバー全体で練習後にそれぞれ見てるみたいだし結構前のも視聴してるし」
海未「程々にしてくださいね。練習に支障が出ないくらいでお願いしますよ」
穂乃果「ちなみにことりちゃんは何を見てるの?」
ことり「『アイドルマスター・シンデレラガールズ』だよっ」
海未「確かに……アイドルとしての心構えの参考になりますね」
穂乃果「もしかして、女の子がたくさん出るアニメ?」
ことり「よくわかったね穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん……二人が見るアニメっていつも女の子ばかりというかほぼ女の子だけというか…」
ことり「『ゆるゆり』とか『きんいろモザイク』とか『ごちうさ』いつもおススメしてるもんね」
海未「私のおススメした『ゆゆ式』『GJ部』『帰宅部活動記録』は観ましたが?」
穂乃果「う、うん……海未ちゃんって、意外とギャグ色強いの好きなんだね…」
海未「そうでしょうか……」テレ
穂乃果「それで、そのシンデレラガールズはどういう内容なの?」
ことり「えっとね、女の子達がアイドル界を駆け上がるまさにシンデレラストーリーで……ファンの皆さんに対する感謝の気持ちとか、アイドル同士の交友とか…私たちも大事にしたいなって思える素敵なアニメなのっ!」
穂乃果「へ~、また女の子だけなの?」
ことり「男性のプロデューサーが1人とか、部長さんとかかな」
穂乃果「いいの!?」
ことり「いいよ!? 穂乃果ちゃんはことりの事をどう思ってるチュン!」
穂乃果「GJ部パターンかぁ」
海未「GJ部…NYに行くアニメは名作の法則ですね」
穂乃果「GJ部ってほぼ部室内で進行してなかったっけ?」
海未「OVAを見てください。貸しますから」
穂乃果「みんな良くお金が続くね~」
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絵里「あら楽しそうね」
穂乃果「絵里ちゃんっ! いま今期アニメのおススメを聞いてたんだっ」
絵里「あらそう。じゃあ私も一つおススメしようかしら」
穂乃果「へえ、例えば?」
絵里「『干物妹うまるちゃん』よっ!!」
穂乃果「ひもうと……? ん??」
絵里「兄妹二人暮らしをしている女の子うまるちゃん。家の外では品行方正完璧美少女なうまるちゃんだけれど、その実は家の中ではやりたい放題コーラがぶ飲み朝までゲームというダラけっぷり!」
絵里「そしてこのダラけモードのうまるちゃんがワガママ言ったりで可愛らしかったり憎らしい、でも可愛いっ! っていう感じでもうたまらないのよ!」
穂乃果「なるほど……そんなに言うなら見てみようかなぁ」
絵里「なんていうのかしら。私、ちょっとダメなところのある妹系の女の子に弱いのかもしれないわね」チラッ、チラ
穂乃果「?」
絵里「私がいないとダメなんだから、って感じもありつつそこがまた可愛いのよね……」チラッ、チラ
穂乃果「なんで穂乃果を見るの! 穂乃果ダメな子じゃないもんっ!」
絵里「ぁっ、その、そういう意味で言ったんじゃ……」
絵里「その、ね? 穂乃果が可愛いって事を……」
穂乃果「……まあ、そういうことならいいけど…」テレ
ことり「はいはいこの話は終わり終わり!」
真姫「まったく、エリーは素直じゃないわね」
絵里「だって……仕方ないじゃない」
絵里「そういう真姫はどうなのよ?」
真姫「もうこれしかないわね」
真姫「『オーバーロード』よっ! モモンガ様超強いんだから!」
穂乃果「モモンガ? 動物園の話??」
真姫「ちがうわよ……主人公は、その日でサービス終了になるネトゲに最後まで1人でログインしていたんだけど、サービス終了時刻のはずなのにゲームのオンクロックが進み続けている…気がついたらゲームの中? いやいや主人公が統括していたギルドの巨城ごと異世界に!? っていう最近流行りの異世界ものね」
穂乃果「へえ……どう面白いの?」
真姫「主人公が超強いの」
穂乃果「強いのが面白いの?」
真姫「配下のキャラも愉快だし、主人公のモモンガ様…まあアインズ様の素の感じとオーラ出してる怖いモードとのギャップがまた面白いのよ」
穂乃果「ふむふむ。一回見てみるね」
真姫「ええ、強くおススメするわっ!」
穂乃果「モモンガ様、きっと可愛い容姿なんだろうな〜」ニコニコ
凛「『てーきゅう』が面白いニャ」
穂乃果「急だね凛ちゃん!?」
凛「凛、あまり長くアニメを見てられないにゃあ」
凛「その点、てーきゅうは短い時間でまとまってるし他のアニメも頑張れば一話5分位で収める事出来ると思うニャー」
穂乃果「なるほど……5分なら観やすいかもね」
凛「一応言っておくけどギャグアニメにゃあ」
穂乃果「じゃあ海未ちゃんにも教えておかなくちゃ」
アニメ「ラブライブ!」の監督である京極尚彦氏の今期の作品「GATE 自衛隊、彼の地で斯く戦えり」は話題に昇るかな?
あ、私は「うしおととら」をお薦めしておきます。
凛「逆に穂乃果ちゃんはどんなのが観たいの?」
穂乃果「うーん、あまり真面目じゃない方がいいかなぁ……ワイワイ楽しそうなアニメってある?」
凛「『監獄学園』にゃ」
穂乃果「へえ〜、どんな感じなの?」
凛「ほぼ女子校に入学した男子主人公が数人の男子仲間と一緒に牢屋に入れられて、刑務所さながらの罰を受けるアニメ」
穂乃果「なんか暗そうなアニメだね……」
凛「でも笑えるからおススメにゃあ」
穂乃果「凛ちゃんがそう言うなら見てみるよ!」
凛「あとは『下ネタの存在しない退屈な世界』とか」
穂乃果「ほうほう」
凛「規制社会への反抗ニャン」
穂乃果「また暗そうなアニメだね……」
凛「型にハマった生徒会長も出てくるにゃあ」
穂乃果「なんだか最初の頃の絵里ちゃんみたいだね」クス
凛「でも笑えるからおススメにゃ」
穂乃果「凛ちゃんがそう言うなら見てみるよ!」
凛「『ビキニ・ウォリアーズ』」
穂乃果「ほうほう」
凛「勇者一行が世界を救うために頑張る話ニャー」
穂乃果「でも?」
凛「でも笑えるからおススメにゃ」
穂乃果「凛ちゃんがそう言うなら見てみるよ!」
凛「かよちーん!」
花陽「私?」
凛「かよちんは何がおススメ?」
花陽「私は…… 凛「『食戟のソーマ』以外で」
花陽「以外で!?」
花陽「うーん……そうなると」
花陽「いま『がっこうぐらし!』っていうアニメを見てるんだけどね」
穂乃果「うんうん」
花陽「明るく可愛いくて、クラスメートのみんなにも好かれているような女の子が主人公なんだけど、授業中に部活動で飼ってる(?)犬が教室に入ってきてそれを追いかけ回したりしてるの」
穂乃果「えっ、授業中に? そんな事して怒られないの??」
花陽「なんか色々大騒ぎしてたけど怒られたりとかはないかなあ」
花陽「一話のあと5分位で止まってるから、帰ったら見ないと」ニコ
穂乃果「それはほんわか癒し系な感じがするアニメだねえ、穂乃果も落ち込んでる時に見てみるよ!」
差し出がましいようですが、更にいくつか個人的なお気に入りを
「赤髪の白雪姫」
「キュートランスフォーマー」
「城下町のダンデライオン」
この穂乃果には、ダンデライオンをお薦めしたくなった。
にこ「アンタら何を騒いでるのよ」
穂乃果「にこちゃんは今期アニメでおススメなに?」
にこ「にこ? 私は……そうね、『GO! プリンセスプリキュア』は妹も観てるし目に入るわね」
穂乃果「今やってるやつって面白いの?」
にこ「ここ最近でも面白いシリーズね。中々よく出来てるわ」
にこ「あ、あと『城下町のダンデライオン』は好きよ。姉妹多いのって親近感沸くし観ていて微笑ましいわ」
穂乃果「兄妹多いんだ」
にこ「ええ。王族の家族なんだけど、8人兄妹でそれぞれ特殊能力を持っていてその能力を使ったホームコメディが楽しめるの。能力だからバトルものってワケじゃないし、また可愛いのよみんな」
穂乃果「にこちゃん家みたいだねっ」ニコ
にこ「そうね……」フフ
穂乃果「特殊能力っていうのはどういうの?」
にこ「物を成長させたり幼くしたり……」
希「じゃあにこっちも、わしわししやすいようにしてもらえばええやん」
ワシワシ
にこ「希っ! やめなさいよっ」
希「でもにこっちの場合は成長しても……いや、なんでもないわ」ウル
にこ「ぶん殴ってもいいわよね? 穂乃果」
穂乃果「希ちゃんの言う事にも一理あるし……」ウーン
希「ちなみにウチのおススメはスピリチュアルなアニメ『Charlotte』や!」
穂乃果「スピリチュアルなの?」
希「人に乗り移ったり、降霊したりで凄くスピリチュアルやん?」
穂乃果「はーそれはスピリチュアルだね」
希「主人公は3秒人に乗り移る能力を使って良い思いをしたいたんやけど、そうは問屋が卸さんってーワケでバレてから様々な問題に関わっていくんや」
穂乃果「なるほどなるほど、ダンデライオン−ホームコメディ=Charlotteってことかな?」
希「うーん、どうやろ」
希「たぶん主人公の妹は味覚に問題があるか、どうして妹の弁当を食べてあげなかったんだ的な悲しい方向あると思うんよ」
穂乃果「へー知らない」
穂乃果「こうなると大人の意見も聞きたいなー……」
ーー……
理事長「へ、私?」
穂乃果「お願いしますっ!」
理事長「仕方ないわねえ……穂乃果ちゃんったら」
ことり「親子揃って穂乃果ちゃんに甘いチュン……」
雪穂「GATEのレレイちゃんって可愛いなぁ」
理事長「こうみえても結構最近までアニメを観てたんだから」フフ
穂乃果「期待しています!」
理事長「『とんでぶーりん』とか」
穂乃果「とんでぶーりん!?」
穂乃果「なんですかそのアニメ……」
理事長「知らない? 愛と正義のピッグガール」
穂乃果「知りません……」
理事長「『魔法騎士レイアース』とか」
穂乃果「ごめんなさい……」
理事長「うーん……」
理事長「あっ、『実は私は』とか?」
穂乃果「今期のですか?」
理事長「そうね。今期のアニメなんだけど、なんだか懐かしさを覚えてね……」
理事長「主人公には想いを寄せているクラスメートの女の子がいるんだけど、ある日ラブレターを渡すために放課後その子の元へ行くの。そこで目にした光景とは……」
穂乃果「ふむふむ」
理事長「OPがまたなんだか懐かしい感じで良いのよ〜」
穂乃果「ほう……」
理事長「EDもちゃんと毎回聞いてるわよ」
穂乃果「帰ったら聞いてみます……」
ーー……
高坂母「あらどうしたの穂乃果」
穂乃果も 「実は……かくかくしかじかで」
高坂母「流石に穂乃果にはわからないわよねえその年代は」
高坂母「でも私は成人近くまでアニメを観てたから、スポーツアニメとかにも強いのよ」
穂乃果「お〜それで!?」
高坂母「『フォルツァひでまる』とか」
穂乃果「……」
穂乃果「わかんない」
高坂母「『ガッチャマンクラウズ』か『のんのんびより』かしらね……よく雪穂が居間で観てるから知ってるわ」
高坂母「のんのんびよりかしらねスローライフっていうのも憧れるし……」
穂乃果「どういうアニメなの?」
高坂母「田舎で可愛い女の子が田舎の良いところを見せてくれるのよ。不便な部分も、まあ田舎だなぁって感じで悪く見えないし癒されるわ。本人達も勿論可愛いわよ」
穂乃果「(ことりちゃん好きそうだなー)」
穂乃果「それで、お父さんは?」
高坂母「『それが声優』だって」
穂乃果「へえ……」
穂乃果「へえ……」
高坂母「なによその反応。知ってるの?」
穂乃果「わからないけどなんとなくかな」
高坂母「それなら雪穂に聞いてみたら? アリサちゃんもいるから邪魔しない程度にね」
穂乃果「はーい」
穂乃果「ゆーきほっ」
雪穂「どうしたの?」
アリサ「お邪魔していますっ」ペコ
穂乃果「実はね……」
ーー……
雪穂「私は『うしおととら』かなー」
穂乃果「おっ、初めて聞いた」
雪穂「獣の槍っていう妖怪退治の武器を持った主人公が、凄く強い妖怪を相棒にしてどんどん妖怪退治をしていくの」
穂乃果「少年漫画的だね」
雪穂「みたいだね、原作は」
雪穂「トラちゃん可愛いし」
穂乃果「雪穂みたいに?」
雪穂「……嬉しいけどちょっと違うかなぁ」
穂乃果「アリサちゃんは?」
アリサ「私は『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』です!」
アリサ「主人公は自衛官で、銀座に開いた異世界へ通じるゲートを通じて彼の地で様々な体験をするのです」
アリサ「それに魔法使いの子の声が可愛いんですよっ」
穂乃果「雪穂みたいに?」
アリサ「はいっ!」ニコ
雪穂「君達はなんでそう人を誉めそやすかな……」カアァ
ーー……
穂乃果「よしっ、みんなのおススメを聞いた事だし見てみよう!」
穂乃果「お母さーん! 夕飯の時にこれ見たいんだけど良い〜?」
穂乃果「やった!」
穂乃果「後は凛ちゃんに借りたこれを……」
穂乃果「……よしっ」
穂乃果「お父さんもお母さんも早く早く!」
穂乃果「さぁ映すよ〜っ」
穂乃果「ん? そうだなぁ、3つ候補があるんだけど……これにしよう!」
穂乃果『”監獄学園”っ!!』ニコッ
ポチー
<了>
放映中……高坂家の空気は氷漬けとなり、後日凛ちゃんは説明不足の追求を受けたようです。
乙です。
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