【俺ガイル】魔人探偵は由比ヶ浜由比を振り回す。【ネウロ】 (20)

ネウロ×ガイルssっす
処女作なので多めにみてくださいww

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「我が脳髄の空腹を この魔界は満たしてくれなかった
地上(うえ)だ 地上(うえ)に求めよう
最も複雑で 最も深淵で そして最も美味な

究極の「謎」を」






ーーー混乱は、日常を壊して突然やって来る。
今の私は、そんな状況の中にいる。
「酷い殺され方だったみたいよ…由比ヶ浜さんのご主人」
「しかも捜査は難航してるだなんて…由比ちゃんはさぞ大変だろうねぇ…」

「大丈夫?由比ヶ浜さん」
「ゆきのん…うん、平気だよ」
「…あんまり寝てないでしょう、少し休んだ方がいいわ」

「由比ちゃん」
「材木座さん…ヒッキー…」
「未だに年上にヒッキーはねぇだろ…警察も今、全力で捜査してるから」
「そう 、一刻も早くお主の父上を殺めた犯人を見つける為」

あ…

「やーもぉ そんな血眼にならないで 気長に待ってるよ」

「…あやつは尊敬に値する、己を殺し必死に耐えてる」
「…耐えれてるのかね」

警察の人が言うには、謎がこの事件にはあって、その謎が捜査の遅れの原因らしい。

「由比ヶ浜、由比ヶ浜」
「元気出せよ、ほらこんなものだけど」
「わあー ありがとうさきさき!」

ーー謎は キライだ。
混乱を成長させて、頭の中をますますグチャグチャにしてく。
「王美屋のフルーツケーキ 超好きなのに」
食欲がない。



「食欲が わいてくる

我輩の大好きな 謎 の に お い だ」

悲しみやらなんやらで訳がわかんなくて、眠れない。
これ以上頭が混乱することは、たぶん無いに違いない。
「………うっ…ぐすっ…」
「なぜ貴様は泣いているのだ?」
「決まってんじゃん 自分の親が殺されたら誰だって」
「それはおかしいな 貴様は泣くのではなく笑うべきなのだ」

!?

幻聴なんて、よっぽど精神が不安定なのかな。




「至近距離に美味しそうな「謎」があるのだぞ?」
「我輩なら嬉しくて 笑いが止まらないぞ」





奴は笑いながら「壁」に立っていた。「花や遺影」と共に。
これ以上私の頭が混乱することは…一生…
絶対無いに違いない。

「なかなかに香ばしい気配だ 」「地上に来て最初の謎としては…合格点だ」
「だ…誰…ですか?あなた…」
「我輩か?おおそうか、人間はなのらねばわからんのだったな」
「我輩の名はネウロ、"脳噛"ネウロ」
「「謎」を食って生きている…魔界の生物だ」

夢か現実かは分からない。けど、今目の前に現れたコイツは
間違いなく人間ではなかった。

「…ム!これはついている 近くに小さいがもう一つ「謎」の気配を感じるぞ」
「さてどうするか…せっかくだ 前菜としてそちらの方から喰っておくか」
「ちょうどいい そこの人間よ」「我輩を手伝え」
「て…手伝…う…?」「そうだ」
「事情があって我輩は下手に地上で目立てない。そこで1人の奴隷にんぎょ…もとい良き協力者がいると心強いのだ」

八幡が笹塚さんポジなのか

>>5
せやね
由比をヤコにした方が面白いと思ったから

ーーえ今明らかに奴隷人形って言おうと「おお急がねば時間がない詳しい話は後だ行くぞさっさと立て…」
「ちょ…骨ッ…」「………………!!」
「ユイガハマユイか…今から我輩が貴様に
「謎」の旨さを教えてやる」

ーー訳のわからないままに 私は外に連れ出された。今わかっているのは 父親が殺されたということと、それともう一つ。
それ以上の何かに、あたしが巻き込まれかけていることだ。この得体の知れない化け物が求めている「何か」に。

「ご注文は?」
「あ、僕は結構です」ーー僕は?

「ねぇねぇ…こんなとこにまで連れてきて…
何が目的なの?」
「まあそう硬くなるな。貴様には言った通りただ我輩の食事を手伝って欲しいだけなのだ」
「ご…ご飯ならお金払うからさ、それで見逃してくれない?」
「…違う 我輩は魔界の生物でも変種中の変種」「このキッサに入ったのはトーストやクレープを食うためではない」
「「謎」を食うためだ」
「「謎」を食う?だ…だからワケ分かんない!ちゃんと目的を言ってよ!」
「ふむ、では分かりやすく言おうか。」
「もうすぐこの店内で殺人が起きるぞ」

「…え?ちょっと何言って」

ゲボアアアアアアアアゲボゲボゲボゲボゲボ

ーーその人は、一目で致死量とわかる血を吐いて、テーブルに落ちていった。
頭ガイ骨の音が、店中に響き渡った。
ーーこれがあたしが魔人ネウロと出会って初めての事件、
「謎」だった。


「我輩の栄養としているエネルギーは、人の悪意の中に住み着くのだ」「悪意?」
「そう、憎悪からいたずら心まで全て悪意、
エネルギーは悪意の中に入り込むと外敵から宿主を守る複雑な迷路を張り巡らす。
これが「謎」だ」
ーー???????
「理解できなくても良い、貴様はただ自分の役を演じてればいいのだ」
「役…?」

「あれっ由比ヶ浜さんじゃないか」
「材木座さん…ヒッキー…」
「ああ済まないな…人出が足りなくて
初動捜査だけやったらすぐ父上の捜査に戻る也」
「あれっ由比ヶ浜そいつは?」
「そうだヒッキー助けてコイツバケモッ」
ネウロが突如口を開き始めた。
「僕は助手です!この名探偵由比ヶ浜由比先生の・・」
「…名探偵?」「はい!」
「先生はネット上では名の知れた推理マニアでしてね、僕もこうして先生の推理力に惚れ込んでしまったわけです」
ーーえ?いや何言ってんの?
「へーそうなんだーあの由比ヶ浜がねー」
「今回のお父上の事件も必ずやご自身で解決して見せると!僕はそのお手伝いを」



「ちょっと…勝手に変なキャラにしないでよ!私推理なんて全く…」
「問題ない、「謎」を喰うのは我輩だ。ただそれを貴様が解いたことにして欲しいのだ」
「魔界の住人は地上で姿を忍ぶ身、手柄や名声で目立つのはマナーに反する。故に貴様には代理人になって欲しいのだ」
「それを私にやれって?やだっ!そんな余裕あると思う?」
「ダメか?ならさっきのように手に口を突っ込むぞ」
「いいよ!そんぐらい怖くないし!」
「ほう」
「では手を口に突っ込むぞ」

ーー「やっぱやるよ探偵役」

ここで一回切ります
なんか質問、要望ある人は書いておいてください

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