御坂「さあ、私と一緒に踊るわよ!」 (12)
今日は海の日だなーとか思いつつ、季節外れの作品を書こうかと。
以下アテンション
・とあるシリーズの二次創作
・設定が変わってるかも(かも)
・時間は上条帰還後(グレムリン?なにそれ)
・>1はここでは初心者なので優しく接してくれると嬉しい
・超不定期←おい
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うん、投稿して閉じる押しても何もならんかったから放置してたけど、今気づいたよごめんなさい。
前置きって書かないものなのか
12月24日──クリスマスイブ。
上条「あーもうほんと、嫌になっちゃいますっての」
一年に一回しかない特別な日だと言うのに、不幸少年こと上条 当麻は、ため息と一緒に肩を落とす。
今にも空気と一緒に溶けてしまいそうな程、覇気をなくした容姿は
ロシアに行った時に身につけていたマフラー、いつもの学生服。
そして手に持つ袋には、卵など上条にとって生活に必要なものを携えていた。
“嫌になる”というのは別段、魔術師にだったり、科学サイドだったり、卵が割れていたといった事態に遭遇したのではない。
このクリスマスイブが問題なのだ。
特別な日というも、それは人によるもの。
家族でなら意味はあるかもしれないが、非リアには目に毒だ。無論、上条もその一人だ。
現にスーパー帰りの上条の目には、何ペアものカップルがいる。
リア充の巣窟と化した学園都市は、幾分か狭く感じた。
上条「……さっさと帰ろう」
「あ、あんた!」
上条「ったく、今日は珍しく不幸にあわないと思ったら。精神的に削ってきますか神様(バカヤロウ)は」テクテク
「あれ?おーい聞いてるー?」
上条「上条さんにも春って来ないのかねぇ。冬だけど」テクテク
「無視?無視なの?」
上条「インデックスはステイルや神裂とイギリスに一旦帰ってるし、今年は寂しくクリスマスを──
御坂「無視すんなやゴラァァァァァァァ!!」ドン
上条「ぐはぁッ!?」ゴッ
背中にぶつかった衝撃により、上条は地面を転がる。
幻想殺しは健在のようで、袋からグシャッと嫌な音が響く。
上条は袋には目を向けず、現実にも目を向けず、現況へと顔を向ける。
上条「なにしやが──……げっ、ビリビリ」
御坂「ビリビリ言うなツンツン」
上条「ツンツン言うなビリビリ」
御坂「ビリビリ言うな……って!そうじゃなくてあんた!なんで声掛けても無視するのよ!」
上条「はい……?」
首を傾げる。
御坂「ほーう、私のことは意識外とでもいいたいのかしら?」ビリビリ
上条「ちょ、まて!街中でそれはまずい!落ち着け、な?」
御坂「元はといえばあんたが悪いッ!」ビリビリ
上条「あぁもう不幸だぁぁぁぁ!!──って、御坂お前何か用があったんじゃないのか?」
御坂「あ、そうだった」
素直に電撃を治め、ひと呼吸いれる。
それだけの筈なのに、前兆の予知かなんだか知らないが、上条の不幸センサーに引っかかる。
御坂「えっと、その、言いにくいことなんだけど」
御坂「実家に、来てくれない?」
上条「はぁ?」
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