キア「チッカラの胸筋だよ。凄すぎないか?」
クン「え……? あ、そうですね」
チッカラ<フンッフンッ
キア「あいつは鍛えるのが好きとはいえやりすぎじゃないか? 胸筋が凄すぎて女と見間違えそうになる」
クン「どこかのキレやすい若者だったら殴りかかってきそうなセリフですね」
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キア「こっちはジットラボでの研究にばかり力を入れていたからな、最近は身体がたるんできて仕方がないというのに」
クン「確かに最近、私もお腹がポッコリ出てきた気がします」
チッカラ<12357...12358...
キア「そこで胸筋が凄いチッカラにアドバイスして貰おうと思ったんだが……」
クン「本格的過ぎてついてけませんね」
キア「本格的……というよりだな」
チッカラ<オラオラオラオラオラオラ
ガシャーン
チッカラ<フタツメモダメニナッタヨ
クン「うわ……サンドバッグに本当に砂入れてる……」
キア「あれは人間がやっていい運動量なのか……?」
クン「こっちはこっちで軽くから始めましょう」
キア「そうだな。ところで」
クン「はい?」
キア「最近ラボでダイエット用の画期的なメカを発明したんだが……使ってみないか?」
クン「えと……どんなのですか?」
キア「実はさっきチッカラがフンフンやってたあれだ」
クン「チッカラのに合わせて大丈夫なんですか」
キア「大丈夫だ。力は殆どいらずに胸筋を鍛えられる」
キア「名付けて《倒れるだけ胸筋G-ワンダーコア》!」
クン「どっかで聞いた事ありますね」
キア「試しにやってみよう」
グイッ
<タオレルダケフッキンワンダーコアー♪
キア「ドヤァ」キリッ
クン「すみませんキア隊長。なんで音楽流れてくるんですか? なんでキリッとしてるんですか?」
キア「突っ込みが足りん!」
クン「っ!?」
キア「もう一度やるぞ?」
<タオレダケフッキンワンダーコアー♪
クン「倒れるだけ腹筋ワンダーコア……例のCMままじゃないですか!?」
キア「倒れる度に音楽が流れる機能を付けたはいいが、音楽制作をどこも引き受けてくれなくてな。仕方なくこうなった」
クン「ちなみに鍛えられるのはちゃんと胸筋なんですか?」
キア「……チッカラの様子はどうなってるかな」
チッカラ<スゥゥゥゥハァァァ
キア「仕上げに入ってるな。こちらも切り上げるとしよう」
クン「そういえばこの前大きな物の宅配が来てましたけどもしかして……」
キア「細かい事を機にする女は嫌いだぞ」
クン「すみません。もう気にしません」
チッカラ「ふぅ。あら、隊長達見学に来てたんですか?」
キア「ああ。今から温泉に汗でも流しに行くのか?」
チッカラ「ええ、そうですけど」
キア「どれ、偶には背中でも流してやろうと思ってな」
チッカラ「はぁ……?」
キア「気が乗らんか? ならいいが」
チッカラ「嫌じゃありませんよ。ですけど彼女の前でそういうのはどうなんですか?」
キア「なんでだ?」
クン「?」
チッカラ「そうですか。なら温泉はアレなんで隊長の家にお邪魔しても?」
キア「ああ、いいぞ。温泉はざわついてるしな」
チッカラ「ざわついてるというかざわつきますからね」
キアの家
チッカラ「隊長、先に入っときますね」
キア「分かった。ではこちらも服を脱いで、と」
ガラガラ
キア「たまには男同士、裸の付き合いも……なぁ!?」
チッカラ「男同士? 何言ってんですか?」ボイン
キア「胸筋じゃなくて……お、お、お、
おおおおおおおっっぱああああああいいいいい!!!???」ハナヂブー
次の日
キア「という事があったんだ」
ローゼンタール「あらあら」
キア「男同士と思って友情を感じてたんだが……っと、女のお前に男の友情の話をしてもしょうがないな」
ローゼンタール「そうねぇ。そんなに語りたい事があるなら、今夜ゆっくり聞いてあげましょうか?」ニヤッ
キア「ほ、本当か!? なら適当なホテルを予約しておこう」
ローゼンタール「今夜はた・の・し・み・ましょうね」
夜
キア「お、お前男だったのk……アッー!?」
完
設定見直してたらチッカラが女という事に驚いて勢いで建てた
後悔はしていない
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