「ゴム屋おのでら キラーコンドーム事件」 (47)

ゴム屋おのでらです。
今回もニセコイssですが、今回は映画『キラーコンドーム』のパロディがあります。
詳しくは映画をご覧ください。
また、作中グロテスク及びカオスな描写を含む可能性がありますので、閲覧時はご注意ください。
それでは、よろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437001462

ここは凡矢理市内にある極道一家、集英組。
市内元締めでもあるヤクザの一人息子として生まれた主人公一条楽は、組員と共にせっせと身体を動かしていた。

楽「オラッ、もっと腰振れやぁーーー!!」ズッコンバッコン

竜「アアーーーーッ♂ 坊ちゃん…坊ちゃんのがあっしの中で、アア…アアアーーーー!!」

楽「オラオラ、もっと声出せよ竜!」

竜「アア……坊ちゃん、あっし……もうッ!!」ハァハァ…

楽「チッ、なんだよ竜。俺はまだまだなのに、しょうがねえな。ホラッ、行くぞーーーー!!!」

竜「アアッ……、アアアーーーーーーーー♂」

ハァハァ…ハァハァ…

楽「ふぅ……。ったく、竜はいっつもイクの早えよな。」

竜「ハァハァ…。すいやせん坊ちゃん。でも、坊ちゃんの………凄く…気持ち良かったっす///」

楽「まあ俺も、一人で虚しくオナニーするよりかは、こうして男相手でもやってた方が気持ちいいしな。」

竜「坊ちゃん、あっしでよかったら、何時でも相手になりやすいぜッ!」

楽(あ〜ぁ、これが小野寺とだったらなぁ。)

組員A「あの〜すいやせん坊ちゃん、コンドームありませんか?」

楽「はぁ?コンドームならこの間大量に買い付けただろ。」

組員B「いやそれが、倉庫の方も見てみたんですがね、何処にも見当たらねえんです。」

楽「おいおい、この間あんなに大量に買っておいたのに、もう使い切ったのかよ!?」

竜「あははは、坊ちゃんをはじめ、ウチの若えモンはお盛んなもんで!」

楽「どうやらたった今俺が使ったので最後だったみたいだな。」

竜「なら、また買ってきやしょう。ゴム屋おのでらから。」

楽「ああ、俺が行く。お前達は留守番しといてくれ。」

竜「あいあいさー!」

こうして楽は、コンドームを買いに行くという名目で小野寺に会いに行くのだった。

ここは、凡矢理市内でも有名なコンドーム専門店"ゴム屋おのでら"

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira078512.jpg


楽「こんにちわーー。」

小咲「いらっしゃいま…あっ、一条くん!」

楽「よう、小野寺!」

小咲「えっと、いつものかな?」

楽「ああ。いつもので頼む。」

小咲「わかった。いつもの"ゴム屋おのでら特性コンドーム6個入り500箱"だね。用意するから待っててね!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira078825.jpg


楽「おう、頼むぜ。」

楽「あれ、そういえば今日お母さんや春ちゃんは?」

小咲「あ、お母さんなら今留守にしてるんだ。春なら出前に行ってるよ。」

楽「ふ〜〜ん。そうなんだ。」

楽(ってことは、今小野寺と二人っきり!?ラッキー〜〜〜〜)

小咲(つまり、今私は一条くんと二人っきり………/// しかも、こんなコンドームだらけの空間でッ!!?)

楽「お…おい、どうした小野寺!?顔が赤くなってるぞ。」

小咲「ふぇ!?そ、そういう一条くんこそ顔が赤いよ///」

楽「え!?そ、そうか//」

楽(いかんいかん、何考えてだ俺は!! 俺はただコンドームを買いに来ただけ、やましいことなんて何もねぇぞ。)

小咲(もうッ、私ったら何考えてるのよ〜// 今は仕事中なのよ!)

小咲「はい一条くん。コンドーム用意出来たよ。」ガサゴソッ

楽「おう、サンキュー。はいお金。」
チャリーン

小咲「あ、そうだ一条くん。今キャンペーンやってるんだ。」

楽「キャンペーン?」

小咲「うん。コンドーム100個以上買った人にこれを渡してるの、はい。」

続きです。


楽「なんだよこれ、コンドーム?」

小咲「うん。キャンペーン中はおまけでこの特性コンドームが付いてくるの!」

楽「特性ってことは、これも小野寺んちで作ってるのか?」

小咲「ううん。これはうちで作ったやつじゃないよ。なんかね、コンドーム取り扱うお店に配布されてるものらしいの。」

楽「へえ、そうなのか。」

そして帰宅…、

竜「おう、お帰んなせぇ坊ちゃん!」

楽「おう、ゴム屋おのでらから買ってきたぞ〜〜!」

組員「よっしゃーーー、これで今晩もヤリまくるぞッ!!」

竜「おうおめぇら、坊ちゃんがわざわざ買って来てくれたんだ!あんまし騒ぐなや。」

そして夜…、

楽「さ〜てと、風呂にも入ったし課題も終わったし、寝るか。」

竜「え、坊ちゃん!?今晩はやらんのですかいッ!?」

楽「いや、もう風呂にも入っちまったしよ。」

竜「そんなぁーーー、あっし、坊ちゃんのために今日は念入りにアナルと直腸を洗ってみたんでさッ!」

楽「いや、今日だけじゃなくて毎日洗えよ。」

竜「坊ちゃん、駄目ですか………」

楽「あぁーーーもうッ、わかったよ!!やってやるからさっさと服脱いでケツ突き出せッ!」

竜「っしゃーーー!!ありがとうごぜぇやす。坊ちゃん!」

楽(あ〜ぁ、これが小野寺とだったら毎日でも飽きねえのになぁ。)

竜「さあ坊ちゃん、遠慮せずにあっしのケツの穴へぶち込んでくだせぇッ!!」
ケツプリーン・・

楽「おう、待ってろ。今ゴムを付けて…あ、そういえば。」

竜「ん、どうしたんですかい坊ちゃん?」

楽(そういやキャンペーンでもらったコンドームあったよな。竜相手にわざわざ新品のコンドーム使うのは勿体ねぇし、キャンペーンのやつ使うか。)

楽「いや、実はお店で新しいコンドーム貰ったから、そっちを使おうかと思って。」

竜「何ですかいそのコンドームは?いつものとは違うようですが…」

楽「いやな、大量に買った人にキャンペーンで渡してんだとよ。」

竜「ええ、そんなんで大丈夫なんですかい!?あっしとしてはいつも使ってるやつがいいんですが……」

楽「まあ、ちゃんと店で渡されたもんだし、多分大丈夫だろ。」

竜「はぁ…まあ、坊ちゃんがそう言うなら。」

楽「よし、そんじゃ早速装着して……」

ゴム「ガサゴソ…ガサゴソ」

楽「ん!?」

竜「どうかしやしたか、坊ちゃん?」

楽「いや…今コンドームが勝手に動いたような。」

竜「まさか〜、坊ちゃんったらそんな冗談、通用しやせんぜ。ははは。」

楽「あ、ああ〜そうだような。悪い悪い。」

ゴム「ガサゴソ…ガサゴソ」

楽「ッ!?」

竜「あの……坊ちゃん?」

楽「やっぱり気のせいなんかじゃねえれ!!このコンドーム、勝手に動いてやがるッ!!」

竜「ええッ、そんな馬鹿な…」

コン「ガサゴソ…ガサゴソ…スタタタタ!!」

竜「ッうわぁぁぁ〜〜〜〜!!本当だ、コンドームが勝手に動いた!!?」

楽「うわぁ、袋から飛び出てどっか行ったぞ!!竜、探してくれ。」

竜「わかりやした坊ちゃん。」

楽「確かそっちの方へ行ったような。」

竜「あ、そこの隙間のところかもしれませんぜ。」

楽「おっと……こっちの方かな〜〜」

竜「気をつけてくだせえ坊ちゃん。動くコンドームですから、もしかしたら坊ちゃんの立派なイチモツを狙って………!!」

楽「いやまさか、そんなことは流石に………って、変なフラグ立てんじゃねえよ!!」

ゴム「………………」ジーーーーー


ゴム屋おのでらです。
今日はここまで、
おやすみなさい。

おはようございます。続きから…

スタタタタタタタタ……

楽「あ、そっちへ行ったぞ竜!」

竜「なにぃ、こうなったら意地でも捕まえて見せやすぜッ!!」

楽「そこだ、竜!!」

竜「せいやッ!」バシンッ

ゴム「甘いッ!!」ササッ

竜「何ぃッ!?」

楽「コイツ、素早いぞ!」

竜「野郎……、男用のゴムならな、逃げ回らねえで堂々と向かってきやがれってんだッ!! おい野郎共〜〜、全員でこのコンドーム捕まえろやーーーッ!!」

楽「おいやめろって竜ッ、何もコンドーム捕まえんのに組のもの総出でだなんてみっともねぇだろ……」

ゴム「フンッ……、ならばお望み通りにしてやろう!!」

ゴム「ハァッ!!」

パスッ

竜「うぉ、なんじゃこりゃッ!?」

楽「コンドームが勝手に竜のチンコに飛びついたぞッ!!」

竜「クソォ……離れやがれ!」ギシギシッ

ゴム「フフフ……ガブリンチョ!!」


ブチィィィィィィーーーーン

竜「ギャアァァァァァァァァァァァァーーーーーーー!!!!」

楽「りゅ…竜ーーーーーーーッ!!?」

組員「ど、どうしたんすか坊ちゃん!?」

楽「大変だ、竜が…竜がッ!!」

組員「うわぁッ!? 竜さんの下腹部から大量に出血しとるじゃねぇですかい!?」

楽「コンドームに…、コンドームにやられたんだッ!!」

組員「コンドームに!?てゆうか、どうして二人とも真っ裸なんですかい……」

楽「詳しい話は後だ! それよりも今は、早く救急車を呼んでくれ!!」

組員「は、はい!!わかりやしたぜ坊ちゃん」

ピーポーピーポー

こうして竜は、救急車で凡矢理総合病院へと搬送されたのだ。

竜手術中……


楽「くそッ……俺のせいだ。俺があの時普通のコンドームを使っていればこんな事にならなかったかも知れねぇのに!!」

組員A「坊ちゃん、そう自分を責めねえでくだせえ。」

組員B「そうですぜ、坊ちゃんが悪いんじゃねぇ。そもそも、コンドームが生きてる方がおかしいんでさ!」

楽「お前ら………」

楽の父「しかしよ、こりゃ妙な話だな。まさか勝手に動く行きたコンドームがあるとなりゃ、只事じゃすまねぇぞ。」

続きです。

楽「どういう事だよ、親父?」

楽の父「考えてみろぉ、コンドームが生きてるなんて知れたらそりゃニュースにもなるわな。それにそのコンドームってのはゴム屋おのでらでキャンペーンで配られてたんだろ? 竜の他にも被害者が出ててもおかしくねぇだろ。」

楽「ちょっと待てよ親父、まさか小野寺の店を疑ってんのかよッ!!?」

組員「落ち着いてくだせぇ、坊ちゃん!」

楽の父「まあ聞けや楽。竜のチンポに噛み付いたそのコンドームはよ、その小野寺の店で貰ったんだろ? おめえの気持ちもわかるが、今回の事に全く無関係だとは言えねえだろう。」

楽「クッ……、いや、小野寺はそんな奴じゃねえよ、親父!! 俺は小野寺の
店を信じる。」

楽の父「まあ好きにしろい。どのみち今は、竜の手術が終わるのを待つしかねえからな。」

ガラガラ…

組員「あ、手術が終わったみたいですぜ!」

楽「本当か、竜!!」


カタカタカタカタ…

楽「先生、竜のチンコは…竜のチンコはどうなったんですか!!?」

医者「手術は無事成功しました。しかし肝心のペニスの方ですが、完全に噛みちぎられていて縫合する余地がありませんでした……。」

楽「そ、そんな………」ガクッ

組員「坊ちゃん、しっかりしてくだせぇ!」

楽の父「てことは、竜にはもう、男の勲章がねぇってわけか……」

医者「はい。ただし食いちぎられていたのはペニスだけで、金玉は無事でした。」

楽の父「そうですかい。それだけでも不幸中の幸いってやつだな。」

楽「あの………、竜のチンコを食いちぎったコンドームは?」

医者「そのコンドームでしたら一度病院の方で管理することになりました。後ほど警察の鑑識の方に回して詳しいことを調べることになってますよ。」

楽「そうっすか……。」

組員「坊ちゃん、そう落ちこまねぇでくだせい。坊ちゃんが悪いんじゃねぇんでさぁ。」

楽の父「まあ詳しいことはサツの方に任せるとして、俺らは竜の回復を待つしかねえな。」

こうして竜は麻酔で眠ったまま病室へと運ばれ、楽達は一度帰ることになった。

そして翌日の朝…、

組員A「坊ちゃん、昨日はあまり寝てねぇみていだ……」

組員B「ああ、竜さんのことが気になってまともに寝れなかったらしい。」

組員A「坊ちゃんのことだ、きっと竜さんのチンポコがあんなことになっちまったのも、自分のせいだと責めてるにちげえねえ。」

組員B「くそ……、坊ちゃんのために俺たちに何が出来ることはねえのか!!」

楽の父「おう楽よ、いつまでもそんなしょげた顔すんなや。」

楽「親父……」

楽の父「もしかしたら今頃病室で寝てんのは、竜じゃなくておめぇの方だったかも知れねぇぞ。」

楽「………」

楽の父「竜は確かに男にとって一番大切なもんを失った。でもそのおかげでよ、おめぇの大切なもんは失わずに済んだんだ。おめぇは集英組の跡取り、もしもおめぇのおチンポコが食われてたら次の代、世継ぎが産まれなくなるってもんよ!」

楽「…………俺は公務員になってこんなヤクザの家なんか出てやるよ!」

楽の父「へッ……、生意気言いやがる!」

楽「…………親父」

楽の父「うん?」

楽「…………………ありがとな。」

楽の父「……………へッ」

楽「そうだ。とにかく今は、俺に出来ることをやるしかねぇよな!」

prprpr……

楽「ん、小野寺からだ!!」


ガチャッ

楽「もしもし、小野寺かッ!?」

小咲「あ、一条くん。お店が、お店が大変なのッ!!」

楽「大変って、もしかしてあのコンドームのことかッ!?」

小咲「う、うん!!とにかく、今やってるテレビのニュース番組を見て!!」

楽「ニュース番組を……、わかった!」

ポチッ

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