【ニセコイ】楽「ドラクエⅤ?」(168)

万里花「どうぞ」ニコニコ

楽「これは… なに?」

万里花「ドラクエⅤですわ!」ニコニコ

楽「タイトルを聞いてるわけじゃなくてだな…
これを俺にどうしろって言うんだ」

万里花「プレイして欲しいと思っております」ニコニコ

楽「あのなあ… 俺はゲームなんてやったことないし、興味もないんだが…」

万里花「まあまあ」ニコニコ

楽「それに橘お前、なんでそんなに上機嫌なんだよ」

万里花「まあまあ」ニコニコ

楽「とにかく、これはいらん。やらないから持って帰ってくれ」

万里花「ダメです、これはやってくださらないと」

万里花「私の父が…」

楽「はああ!?なんでここで親父さんが出てくるんだよ!!」

万里花「……」

楽「……」

万里花「とにかく、やってください楽様」ニコニコ

楽(だめだコイツ… やらないと警視総監に何されるかわかんねえ)

万里花(ふふふ… 私は幼少から、父にゲームを禁止されて育ってきました。室内で遊べるなら、病弱な私にぴったりなのに…)

万里花(曰く、お前は熱中しすぎてしまうから、と)

万里花(一週間前、このドラクエⅤを舞子さんから押し付けられ…)

万里花(曰く、一途で健気な橘さんにぴったりだから、と)

万里花(私は楽様以外の男性は塵に等しいと考えてますから、あの男のことも適当に流してしまおうかとは思ったのですが…)

万里花(…私はずうっと楽様一筋。一途で健気でありたいと考えています。ですからあの男の言葉も、別に悪い気はしませんでしたし)

万里花(…そんな私にぴったりと言われ、興味をもってしまいましたし)

万里花(まあ、やってしまったわけです)

万里花(ここで私は父の言葉の正しさを知ることになります)

万里花(熱中しすぎて3日と半分でクリアしてしまうとは…)

万里花(今でもエンディングの感動のなかにいるような気がします)ホクホク

楽(なんか満足げにしてる…)

万里花(私は、花嫁を選んでいるらっくんの姿を見たい!)

万里花(成長してから恋心が芽生え…主人公のために頑張るしっかり者のビアンカさんもよし。花嫁修行をしていて、結婚してからは尽くしに尽くすフローラさんもよし。)

万里花(どっちも私っぽいではありませんか!)ペカ-

楽(あ、なんか頭悪そうな顔してる)

万里花(楽様がどちらを選ぶか楽しみですし、どちらを選ぶとしても、彼はプレイしながら私と花嫁さんとの共通点を思い出すはず…)

万里花(そして、楽様は花嫁さんと私を重ねて見るようになり…)

万里花(そう!いわばこれは擬似的な結婚!新婚生活と出産、子育て、魔王討伐という名の共同作業…)

万里花(そんな生活を続け、最後に彼はエンディングにたどり着くでしょう)

万里花(楽様は、すべてが終わった達成感と充実感からため息をつき…)

万里花(すぐとなりにいる私を見てこう言うのです)

楽cv万里花(ふう… 結婚ってのもいいもんだな。橘、結婚しよう。はやくしよう。)

万里花(なんて… もーらっくんってばそんなに焦らんと///)ペチペチ

楽「いたいいたい!」

万里花「というわけですから、楽様。結婚いたしましょう!」

楽「」

万里花「……あ」

楽「な、なんでそうなる!!」

万里花「ご、ごもっともですわね… 仕切り直させてください」

万里花「こほん。楽様。これをどうぞ」

楽「わーったわーった。やればいいんだろ」

万里花「やればいいのです。」

楽「じゃあ、やっとくから。また明日な」

万里花「だめですわ!私も見てますから、今から始めてください!」

楽「なんでそうなる!」

楽「今日はダメだ。これからウチのやつらのメシを作らなきゃいけないからな」

楽「夜にやるから、明日学校でお前に感想を言えば文句ないだろ?」

万里花「そういう事なら仕方ないですわね… 分かりました。明日を楽しみにしてますね」

楽「おう。じゃあな、これありがとう」

万里花「こちらこそありがとうございます。それでは」

楽「……」

楽「さーて作るか!」



楽「宿題終わったー」ノビ-

楽「風呂も入ったし、後は寝るだけ…」

楽「…いけね、橘のゲームやらねえとな」

楽「……」

楽(……どうやればいいんだ)

楽「携帯と同じか?まずこの本体の電源を探さないと」

楽「あ、powerみっけた。これを矢印の方に引いて…」

楽「おっ ついたついた」

楽「オープニングか…すげえな。映画みたいだ」

楽「!」

楽「この音楽聞いたことある!!」

楽「…ぼうけんのしょ? をつくる?」

楽「これかなあ…よくわかんねえけど」

楽「名前は、らく…っと」

楽「これは…城? こいつは王様っぽいな」

大臣『パパス王。お気持ちは分かりますが少し落ち着いて お座りになっては…』

楽「ホント、ずいぶんと落ち着きがねえ王様だな…」

カチ…カチ…

楽「時計の音…」

楽「……」

楽「…?」

楽「…あ。俺が進めるのか。ゲームだもんな」ポチッ

ザッザッザッザッザツ

楽「あ!?びっくりしたーなんだこの太い奴」

オギャ-オギャ-

楽「……おぎゃー?」

楽「…なるほどな、出産待ちしてたのかこの王様は」

楽「ちゃんと生まれたのか。良かったな」

楽「名前か…」

パパス『トンヌラ というのは どうだろうかっ!?』

楽「ぶふぅ!! トンヌラってなんだよ!!ダセェだろ!」

マーサ『まあ ステキな名前!いさましくて かしこそうで……。』

楽「…まじかよ姫様」

マーサ『でもね 私も考えていたのです。 らくと いうのは どうかしら? 』

楽「」

楽(…カタカナにすりゃよかったな)

パパス『パッとしない』

楽「うるせえよ」

楽(姫様が病気っぽいのは、何かの暗示か?)

パ-パパラパッパッパ-

楽(そしてまたもやオープニング…)

ザザ-ン

楽(そしてなんか波の音の聞こえる小屋…)

ザザ-ン


……

楽「で5分」

楽「なげえよ!待っちゃったじゃん!」ッタ-ンッ

パパス『おう らく! 目が さめたようだな。』

楽「」

楽「俺が進めるのか… ゲームだもんな…」

楽「誰にも見られてなくて良かった。さすがに2回目は普通に恥ずかしいわ」

楽「もう同じ間違いはしない…!」

楽(波の音が聞こえてたのは、船の上だったからか…)

楽(散策してみよう。ゲームだもんな)

*『帆をたためー!錨を下ろせー!』

楽(船がついたみたいだ。散策は正解だったな。なんとなくコツをつかんだな)

パパス『どれ 私が 手を 貸そう』

楽(お嬢様、と派手な太い奴)

パパス『この人と 話が あるかr』

楽(オーケー親父。散策だな?)ポチポチ

トゥルトゥルトゥルトゥル

楽(うおお!??敵か!?)

楽(えっ ダメージ通らねえじゃん!)

そのとき パパスが 以下略!

ズバ-ズバ-

楽(親父つええええええ親父かっけえええええええ)

楽(村の散策…)ポチポチ

楽(洞窟の散策…)ポチポチ

楽(金髪娘と太い奴…)ポチポチ

楽(お化け退治…)ヒュ-ドロドロ

楽(お前はアンドレ…)ポチポチ

楽(妖精の国…)ポチポチ

楽(ありのままに女王しばく…)レリゴ-

楽「」ブツブツブツブツ

翌朝

千棘「ふあぁ…」

千棘(ちょっと早めに教室についちゃった。ひまー)グデ-

千棘(……楽、早く来ないかな)

千棘(…ってえぇ!何考えてんの私!!)

楽「」ガラッ

千棘「」ビクゥッ!!

千棘「お、おはよっ ダーリン!ずいぶん眠そうな顔してるわねっ…と!」ドンッ!!

楽「」グシャ

千棘「え?」

楽「」マッシロ

千棘「なにこの脆さ…」

千棘「で、なに?あんたは借りたゲームを寝ずにやってたわけ?ほんっと信じらんないわね!」

楽「しょうがねえだろ。面白いんだから」

千棘「ふーん。まあ、あんたがそんなに言うなら面白いのかもね」

千棘「でも、たかがゲームでしょ?何が面白いんだかー……」

楽「それがな、俺も最初はゲームなんてなあと思ってたんだけどやってみたらかなりハマるっつーかまず絵が綺麗で音楽もしっかりしてるなによりなんか進めたくなっちまうストーリーがいいんだよまず主人公が生まれるところから始まって気付いたら子供時代で話が進む度に成長してんのがわかるっつーか」

千棘「」

小咲「」

るり「おはよ小咲… あんた、なにボーッと廊下につったってんのよ」

小咲「る、るりちゃん… 一条くんが、怖いよ…」ウルウル

楽「ペラペーラペーラペーラスタピーア」

千棘「よ、よく分かったわ。もういいから…」

楽「ああ。分かってくれてなによりだ」

千棘(めっちゃ疲れた…それもこれも)

ガラッ

万里花「楽様ぁー!!おはようございます!!」

千棘(あいつのせいよね…)

万里花「楽様楽様!ゲームの感想を聞かせて頂いてもよろしいですか?」

楽「おう!いやーあれ面白いわ!特にあの」ペラペラペラペラ

万里花「さすが楽様!私もですね、あそこは」ペラペラペラペラ

千棘「」

小咲「」

ガラッ

誠士郎「おはようございます。お嬢」

誠士郎「…お嬢?」

千棘「うん、おやすみ」グデ-ン

万里花「それで楽様、どこまで進められたんですか?」

楽「今はヘンリー王子を助けに行ってるな」

楽「親父でレベル上げしてるとこだ」

万里花「」

万里花(は、早いですわね… しかも親父でレベル上げって… 楽様はゲームはあまりやらない人だと思ってましたが…)

万里花「た、楽しんでいただけているようで、私も半ば強引に楽様にゲームを押し付けた甲斐があったというもの」

万里花「ですが楽様。体調に気をつけながらにしてくださいね?」

楽「おう、ありがとうな」

千棘(むむ… ずいぶんと仲良さそうにしてること)

千棘(まあ、楽があれだけハマってるんだから当然か。ゲームを持ってきた万里花は恩人みたいなものよね)

千棘(でもまりかはゲームやりそうには見えないけどなあ。お嬢様だし。どうなってるんだか)

集「」ニヨニヨ

るり「細かい部分はわからないけど原因はアレね」

放課後

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

千棘「さて!帰ろうかダーリ

楽「」ドドドドドドド

千棘「楽が… 消えた?」

誠士郎「一条楽…!あいつ、あんなに高度な歩行術が使えたのか!」

万里花(分かりますわ~ 私も先週は早く帰ってゲームをしたいがためにヘリで登下校してましたわ~)

楽「ただいま!」

したっぱ「坊ちゃんおかえんなさ

楽「」ドドドドドドドドスコスコ

したっぱ「…あ?」

したっぱ2「坊ちゃんが…消えた?」

部屋

楽「よし!帰宅!やるか!」

楽「」カチカチカチカチ

楽の家の前

千棘(来てしまった…)

千棘(こ、恋人である私をここまで放っておくのは問題よね。うんうん)

千棘(朝アイツに聞かされたおかけで、ストーリーは分かるし…頭痛いけど)ズキズキ

千棘(だから、私もあのゲームを一緒に楽しめたらな…なんて)

千棘(べ、別に恋人なのに放っておかれるのがさみしいとかじゃないけど)

したっぱ「あれ?ビーハイブんとこの嬢ちゃんじゃねえか!坊ちゃんに会いに来てくだすったんで?ささっ どうぞ中へ中へ!」

千棘「」

千棘(捕まった… 後には引けない…!)



(と言う感じで、メインヒロイン全員回して楽とドラクエやってもらいます)

(ニセコイSSって少ないですが、なんとか頑張ります)

(ここからゆっくり更新ですが、お付き合いください)

したっぱ「坊ちゃーん!お客さんですよー!」

シ-ン

したっぱ「あ?返事がありやせんね… ま、部屋上がっちゃってくだせえよ!」

千棘「ど、どうもありがとう」

千棘「」フ-

ガチャ

千棘「ら、楽?来てあげたわよ…って」

楽「」カチカチカチカチカチカチカチカチ

千棘「」

楽「あ?千棘か、どうした」

千棘(私のことどうでもよさそう!)



アンドレにしたのか……

千棘「わ、私も、楽と一緒に、げ、ゲームが出来たらなあって思ったのよ…」

楽「おお!!!!」

千棘「あわわわ!?な、なになに!?」

楽「いや、大歓迎だってことだよ!面白いからなーこれ。でも1人プレイなんだよな…」

千棘「あ、ああ!いいっていいって!私は見てるだけでいいから!」

楽「そうか?悪いな」シュン

千棘「き、気にしないでいいわよ…そ、それより、隣座るからね!」

楽「はいよ」

千棘「ん、ありがと」ドキドキ

楽「ちょうどレベル上げが終わったとこなんだよ。ってか少し飽きてきた。どうしてもストーリーの続きが気になってな」

千棘「ふ、ふーん。見ててあげるから、先に進みなさいよ」

楽「おう」

千棘「どれどれ…」ノゾキコミッ

楽「……」カチカチ

千棘「………」ジ-ッ

千棘「…」ジ-

千棘「あっ あの手前のとこ宝箱が…」

(20分後)

パパス『ぬわーーっっ!!』

楽「親父いいいいいいいいいいいいい」
千棘「パパああああああああああああ」

千棘「うええ… ひぐっ」

楽「…」

千棘「うう… ぐすっ」

楽「…千棘、大丈夫か」ポンポン

千棘「うん… でもパパが…」

楽「ああ… ゲマの奴、許せない…」

千棘「そうね… あの部下の馬と豚も… ぐすっ」

楽「ビアンカと手に入れたゴールドオーブも壊されちまった…思い出のモノだし、きっと大事なモンだったのに」

千棘「うん…ぐすぐす」

楽「…千棘、平気か?」

千棘「ううぅ…」

楽「せっかく遊びに来てくれたのに、悪いな。いきなりキツかったろ。大丈夫だからな、な?」ポンポンナデナデ

千棘「ぐす… ひぐっ」

楽「今日はもうやめよう。送っていくよ」

千棘「ひっく…* ありがと」

楽「千棘を家に送ってきた。あいつには悪いことしちまったな」

楽「それにしても、ゲマの奴、許せねえ」

楽「…」

楽「今日は寝るか」

楽「……」

楽「……」

楽「……親父」グスン


翌朝

楽「」ドヨ-ン

千棘「」ドヨ-ン

小咲「あわわわわ」

るり(これはめんどくさい)

小咲「な、なるほど…… ずっと一緒にいたお父さんが、敵にやられちゃったんだ…」

千棘「うん…」グスグス

楽「千棘、悪かったな。いきなりあんなキツいとこ見せちまって」

千棘「ううん、大丈夫… それより、お母さんのことだけど」グジグジ

楽「ああ。母は生きているって言ってたな」

千棘「うん。パパのためにも、なんとしても探し出さなきゃ」

千棘「楽は昨日、あの後ゲームは進めた?」

楽「いや、昨日はキツくてな… すぐに寝ちまったよ」

千棘「そっか、そうよね」

楽「でも今日からまた頑張るから。絶対にお袋のこと見つけるからな。」

千棘「…そうね!応援するわ!」

小咲(なんか仲良くなってるような…)

小咲(私も一緒にゲームした方が…)

るり「……」


るり「ねえ一条くん」

楽「ん?どうした宮本」

るり「話を聞いてたら、なんだか私もゲームに興味が出てきちゃった」

るり「今日の放課後、小咲と一緒に遊びに行ってもいいかしら?」

小咲「る、るりちゃん!!?」

楽(お、小野寺がウチにいいい!!?)

楽「あ、ああ…別にいいけど…」

楽「あれは1人用のゲームだぞ?2人とも退屈しちまうんじゃ…」

るり「大丈夫。すごく楽しみ」

楽「へ?」

るり「すごく楽しみ」

小咲(ぼ、棒読みだあああ!!な、なんか嫌な予感がするよ……)


放課後

楽「」

小咲「」

楽(ふ、2人きりいいいいいいっっ!??)

小咲(ややややっぱりこうなったあ!!!)

楽「お、小野寺。宮本はどうしたんだ?」

小咲「え、ええええっと、なんかね、るりちゃん、持病のデング熱が出たって…」

楽「は?」

小咲(絶対違うよ、持病っておかしいよ、用事が出来たからとかの方がマシだったと思うよ…)

小咲(……)

小咲(私のため…なんだろうなあ)

小咲(…わ、分かったよるりちゃん。私頑張るからね)グッ

小咲「と、とにかく行こうか?」

楽「あ、ああ…」

ザッザッザッザッザッザツ

楽「ただいまー」

小咲「お、お邪魔します…」

したっぱ「あ、坊ちゃんおかえんなさい!それと…ああ坊ちゃんのお友達ですかい」

したっぱ「ゆっくりしてってくだせえ」

小咲「は、はひぃ!」

楽(お、小野寺がめちゃくちゃ緊張してる… そりゃそうだよな、ヤクザの家に2人きりだもんな)

楽「……」

楽(ふ、2人きり…)

部屋

小咲「お、おおおお邪魔します…」

楽「どどどどうぞ!!」

小咲「……」

楽「……」

小咲「……」

楽(気まずい!な、なな何か話題を! !)

楽「……」

小咲「……」

楽「……」

楽「と」

小咲「…と?」

楽「とりあえずゲームしようか…?」

小咲「あ、あああそうだね!そうしようか」

小咲(目的を忘れてたよおおおおお)

ペシ-ンペシ-ン!!

楽「さてと」カチカチ

小咲「…主人公って子どもなんじゃなかったっけ?」

楽「デカくなってるな。親父がやられてから大分時間が経ったのかも知れないな」

ペシ-ンペシ-ン!!

小咲「主人公… らくくんだね?」フフフ

楽「お、おう」ドキ

小咲「ら、らくくん、か、かっこいいね~?」

楽「そ、そうか…?」ドキドキ

小咲「う、うん!」

小咲(私自然に一条くんの名前呼べてるよ!!ゲームの主人公の事だから、恥ずかしくないよ、大丈夫だよ私!頑張れ私!)

ペシ-ンペシ-ン

小咲「……さっきならなんの音かな」

楽「ムチ…だろうなあ」

小咲「む、むち!!?」

楽「どうやら俺は奴隷になったようだぞ」

小咲「らくくんが、奴隷に」

楽「」

小咲「…あ、ごめんね!一条くんのことじゃないからね!」

楽「わ、分かってるよ。大丈夫」

小咲「なんで奴隷になっちゃったのかな?」

楽「ゲマに負けて売られたんだよ。ほら、ヘンリーが最初に人さらいにやられただろ。アレは子供を奴隷として売って金を稼いでる奴らの仕業で、ゲマに負けた俺は殺されるんじゃなく少しでも金になるように奴隷にペシ-ンペシ-ン

小咲「らくくんが、ムチで打たれてるね」

楽「」

小咲「…あ、一条くんのことじゃないって!」

楽「わ、分かってる…」

楽「マリアさんを助けたらマリアさんのお兄さんに助けてもらった」

小咲「うわああああ一条くん!外だねえ!海がすごく綺麗だよ!」

楽「そうだな、携帯機なのに映像がすごく綺麗だ」

小咲「海かあー…」

小咲(前に一条くんと海に行ったときは…)

小咲(キスしてもいい?って…聞いちゃったんだっけ)

楽「ん?小野寺、どうした?顔赤いぞ?」

小咲「わわわわわごめんなさい!なんでもないです!」

小咲「さ、先に進めよう?」

楽「? おう」

小咲「れ、れっつごー」

楽「馬車だ!」

小咲「すごい!さっき買った馬車がちゃんとついてきてるよ」

楽「これでモンスターが仲間になるのか… ヘンリーとの二人旅より、やっぱり賑やかな方が楽しいよな」

小咲「そうだね!モンスターもかわいいし」

小咲「私はスライムちゃんと一緒に冒険したいなあ」キラキラ

楽「!!」

楽(よし、すぐにスライムを仲間にしよう!小野寺の喜んだ顔が見れる!)

楽「俺もそう思ってたんだよ!スライムを仲間にしよう」

小咲「へへ。がんばれ一条くん」

楽「おーっし!」カチカチ

(20分後)

楽「」

小咲(こーゆうゲームなのかな…)

楽「なんで…」

楽「なんでお前らばっかりなんだ…」

パーティ
らく*ヘンリー*ブラウン*ボコボコ

小咲「ま、まあまあ。私はブラウニーもかわいいと思うよ?好きだなあこのちっちゃいのにおっきいとんかちもってるとことか!」

楽「小野寺の優しさが痛い」

楽「…ちょっとトイレ行ってくる。後でもう少し頑張ろう」

小咲「わかった。待ってるね」

楽「すまん!」タッタッタッ

小咲「…」

小咲「…」

小咲「……」

小咲「……」カチカチカチカチ

楽「やっぱり小野寺には敵わないな。小野寺は動物にもモンスターにも好かれるのか」

楽「これからモンスターを仲間にしたい時はお願いしてもいいか?」

小咲「えっ そっそそそそれなら任せてよ!」

小咲(~~!!一条くんに頼られちゃった!るりちゃん。私は今日とても頑張りました。ほんとにがんばりまし…)

小咲「ふあぁ

楽「」ドキッ

小咲「~あぁんむ」

小咲「……あ///」

楽(あくびかわいすぎるだろおおお!!!)

小咲「ご、ごごごめんね!あくびなんて…」

小咲(なんだろう、すごくねむい…)

小咲(普段ならこの時間はまだ…)

小咲「!!!?!」ビクンチョッ

楽「ど、どうした小野寺!?」

小咲「い、いつの間にこんな時間に…」

楽「ん? ……どわあああ!!!?」

(その後、楽は小咲を送り、小野寺宅にいた春にたっぷり叱られました)

今回はここまでです。
千棘と小咲でした

>>26
アンドレにしました。
千棘ならきっとビビンバにしてましたね!

ここでも策士マリーは健在か


翌朝

千棘「楽!おはよー!どこまで進んだ?」

楽「おーっす。昨日は小野寺とだな…」

小咲「おはよう一条くん。昨日の話?」

千棘「小咲ちゃんおはよー!2人で進めちゃうなんてずるい!私も見たかったなあー」

小咲「ふふふ。昨日のお話の解放感はすごかったよね~」

楽「ああ。…それに引き換え千棘は一番キツいシーンしか見てないしな。普通にかわいそうだわ」ニヤニヤ

千棘「ぐぬぬ…」

誠士郎(…なんだろう。3人とも以前より仲良くなってるような気がする)

誠士郎(……いいなあ)

誠士郎(………ってえ!!いかんいかん!私はお嬢の護衛… お嬢の影とならねばならん)

誠士郎(……しかし)

ワイワイガヤガヤ

誠士郎(むう…)

楽「…ん?どうした鶫?そんな顔して」

誠士郎「っ!??」

誠士郎(し、しまった!!!油断していた…!わ、私はどんな顔をしてしまったんだ…)

楽「そんなに羨ましそうな顔で…」

誠士郎(な、なななな…)

誠士郎(うわああああぁぁぁ!!!!)

楽「お前、そんなにドラクエⅤやりたいのか?」

誠士郎(あぁぁぁぁ…)

誠士郎(……うん?)

楽「まあお前、ゲームしなさそうだもんなー。興味持つのも分かるよ」

誠士郎「あ、ああ…」

誠士郎(これは…セーフなのか…?)

千棘「なーんだ、つぐみもこーゆうの興味あったんだ。じゃあさ、今日帰りにどこか寄ってかない?一緒にもやしのゲームしてるの見てようよ!」

楽「おいおい…」

誠士郎「わ、私は、お嬢についていくだけですから…」

千棘「わーい!じゃあ決まりっ!小咲ちゃんもどう?」

楽(!! 千棘グッジョブ!)

小咲「うーん… すっごく行きたいんだけど、今日は早く帰らないといけないんだ。春に怒られちゃうから…」

楽「」ゾクッ

るり(小咲…後でメラミ)

千棘「そっか… 残念」

楽「じゃあまあ、とりあえず放課後な」

誠士郎「わ、分かった」


放課後
まっくどバーガー

千棘「学校帰りにマックでゲームとか、テンション上がるわー!!」

誠士郎「そ、そうですね」

千棘「つぐみ~あんたもよかったわねえ。念願のゲームじゃないの」

誠士郎「お嬢~!別に念願などでは…」

楽「千棘、鶫、お前ら何食うの?買っといてやるよ」

千棘「あんたにしては気が利くじゃない!私はてりやき!!!セットで!!!」

誠士郎「私はフィレオ…ってお前一人で持つには多いか…」

誠士郎「わ、私も行こう。て、てて手伝ってやる」

楽「おう、サンキュー。じゃあ行こうぜ」

千棘「ヨッロシクー!席で待ってるからねー!……さて楽のカバンはっと」……カチカチ

楽「手伝わせて悪いな、助かる」

誠士郎「い、いや…」

楽「レジ前結構並んでるな~」

誠士郎「そ、そうだな」

楽「にしても、鶫もゲームとか興味あんのな。やっぱり小さい頃からそんなもんやらしてもらえなかったから…とかか?」

誠士郎「あ、ああ…* いや、そんなことはないぞ」

楽「そうなのか?意外だな、あの眼鏡がゲームをやらせてくれるとは思えねえが」

誠士郎「むしろ、クロード様が率先してゲームをさせてくれていたぞ」

楽「はあ!?まじかよ…あいつも意外と保護者っぽいところあるん

誠士郎「拳銃組立のタイムアタックゲームとか」

楽「は?」

誠士郎「拳銃解体のタイムアタックゲームとか」

楽「」

誠士郎「実写版シューティングゲームとか」

楽(アカン)

楽「千棘、買ってきたぞ」

千棘「うん、ありがとー」カチカチ

楽「やっぱり勝手にいじってやがったか… どこまで行ったんだ?」

千棘「ふふん。勝手に進めたら、細か~~いアンタの事だから、どうせ私のこと説教すると思って」

楽(なんだ、進めないでくれたのか。確かに自分で進めたい気持ちはあるよな、こーゆうゲームは。コイツも案外いいとこ…)

千棘「アンタのためにカジノで一発大儲けしようとしてるとこよ!」

楽「えっ」

千棘「大穴のスライムに全財産掛けたとこ!まあ、私のカジノの強さを見てなさい!ベガスでよくやったのよねー!」

楽「えっ」

千棘「相手のメタルっぽいスライムが強そうだけど…まあ大丈夫よね!」

楽「えっ」

ティロリッ ペシッ

千棘「あっ」

楽「あっ」

誠士郎(お嬢がカジノで勝てるのは、ビーハイブが…いや、何も言うまい)

楽「ゴールドが……ゴールドが……」

千棘「悪かったってばー。でもこんなのすぐ貯まるしいいじゃない!グジグジしてたってしょうがないって!」

楽「お前な…!」ギリッ

千棘「な、なによ…」

楽「……はあ。まあいいか。確かに気にしてたってしょうがねえな」

千棘「そーそー!進めましょ!私は食べながら見てるわね」パク-

楽「……はあ」

楽(サンタローズに来た。酷い変わりようだ。しかも)

千棘「どうして……」ジワッ

楽(千棘が泣きそうになってる。そして)

誠士郎「ラインハット……ビーハイブならあんな国……!」

楽(鶫こわい)

楽(しかも…)

楽「洞窟を探索したら親父の手紙を見つけた」

“らくよ。お前がこの手紙を読んで
いるということは 何らかの理由で 私は
もう お前のそばにいないのだろう。
“すでに 知っているかもしれんが
私は 邪悪な手にさらわれた 妻の
マーサを助けるため 旅をしている。
“私の妻 お前の母には
とても 不思議な力が あった。
“私には よく分からぬが
その能力は 魔界にも
通じるものらしい。
“たぶん妻は その能力ゆえに
魔界に 連れ去られたのであろう。
“らくよ!
伝説の勇者を さがすのだ!
“私の調べたかぎり
魔界に入り 邪悪な手から 妻を
取りもどせるのは……
“天空の武器と防具を 身につけた
勇者だけなのだ。
“私は 世界中を旅して
天空のつるぎを 見つけることができた。
“しかし いまだ
伝説の勇者は 見つからぬ……。
“らくよ! 残りの防具を さがし出し
勇者を見つけ わが妻マーサを
助け出すのだ。
“私は お前を信じている。
たのんだぞ らく!”

千棘「パパぁ……」ヒグッ

誠士郎「パパス殿…この無念は必ず…ぅ…」ウルッ

楽(この二人とドラクエやると臨場感がすごい)

千棘「ぐす………ふう」

千棘「ほら、行くわよ。早くラインハットと戦わないと」フンスッ

誠士郎「その通りです、お嬢。潰してしまいましょう」イライラ

楽「わーったわーった!でもその前に寄りたい町があるんだ」

楽(そしてたどり着いたアルカパの町に)

楽(ビアンカの姿は無かった)

楽(もう君に会えないのだろうか)

ビアンカ『また いつか いっしょに 冒険しましょうね!』

ビアンカ『ぜったいよ。』

楽(約束、したのに)

楽(……約束か)

楽(俺はもう、絶対に忘れない)

楽(ラインハットに潜入したら)

千棘「あーもう!!どっちよ!太后!」

楽(太后が二人いた)

誠士郎「元凶はこのどっちかなんですよね…」チャキ

楽(チャキってなんの音だよ)

楽(ポートセルミ着)

千棘、誠士郎「いえーい!」パンパン

楽(ニセ太后を倒してからこの2人ずっとハイタッチしてる)

楽(いや、鶫はハイタッチに付き合わされてる。照れまくってるし)

千棘「はー!気持ちいい!やっぱり平和が一番よねー!」

誠士郎「そうですね、お嬢。私も胸がスッとしました!」

楽「じゃあ、区切りもいいし今日はそろそろ帰ろうぜ」

千棘「えっ* うーーーーーーん…」

楽「ち、千棘?」

千棘「…わかった、今日は帰る。行きましょ、つぐみ」

誠士郎「はい。そ、それじゃあな一条楽」

誠士郎「ありがとう、今日は楽しかった」フワッ

楽(!!!)

楽(鶫って、あんな笑い方するのか…)ドキドキ

今回はここまでです。
つぐみ編……短い!

何か欲しい攻略の描写があれば書きますので、遠慮なくどうぞ!

私も、パパスの耐えてる姿を見るのは、かなりしんどかったです。
初めて見たのが小5とかだったような気がします。

>>46
策士マリーなのにアホなマリーです。


攻略ってかパーティーメンバーどんな感じになってんのこれ

>>63
パーティメンバーを確認しようとして読み返したところ、投下ミスが判明しました…
ご指摘ありがとうございます!


>>41>>42の間にコレを入れ忘れてました…話通じなかったですよね申し訳ありません!

>>41>>42の間です
次回で今のパーティは明らかになりますが、このエピソードのせいで今のところ楽を褒めるしかないパーティになってます



楽「すまん、お待たせ…!!?」

小咲「あ!一条くん見てみて!!」キラキラ

小咲「ほら!スラリンだよ!あの後すぐに仲間になったんだよ~かわいいよねえ」

楽「…ふう。さすがは小野寺だな。動物に好かれる能力がこんなところでも…」

小咲「それにほら、スラぼうだよ!この子もかわいいなあ」

楽(2匹!?すごいな、さすが小

小咲「アキーラとサスケもかわいいねえ~ よしよし!」

楽「」

楽(こーゆうゲームなのかな……)

あれ?同じ種類のモンスターは、名前は四匹目まで設定されてるけど同時に仲間に出来るのは三匹までじゃなかったっけ

>>66
そのようですね…

小咲は、かわいいなあ~とか言いながらスラぼうと別れてたということにしましょうか。ひどい

一匹は安心安定のピエールさんと入れ換えでどうかな

翌日
学校

万里花(楽様にドラクエⅤをお貸しして今日で5日目…)

万里花(すっかりハマってくださってるようで、私は嬉しいですわ)ムフフ

万里花(……皆さんも楽様と一緒にゲームを楽しんでいるようですが、まあいいのです)

万里花(私が毎日楽様と一緒にいては、きっと霧崎さんが面倒になりますし)

万里花(私は、結婚イベントの時一緒にいられればよいのです。おそらく、もう少しかかるでしょうから、それまではせいぜい皆さんも楽しんでるといいですわ)フフフ

千棘「おはよ、楽。昨日は爽快だったわー」

楽「おう。お前、鶫とすげえハイタッチしてたもんな。鶫少し引いてたぞ?」

千棘「な…」ガ-ン

誠士郎「え?そ、そんなことはないですよ!お嬢!おい一条楽!!勝手なことを言うな!」

楽「でもお前、千棘のパワーであんなにハイタッチされたら… 手、大丈夫なのか?」ギュッ

誠士郎「ふあぁ!!?」

千棘「あ、手赤い…」

楽「…なんか顔も赤いな。本当に大丈夫か?」

誠士郎「だだだだだだだ大丈夫だ!離せっ」バッ

小咲「あ、みんなおはよー!ゲームの話?」

千棘「小咲ちゃんおはよ!そうなの、昨日はね……」カクカクシカジカ

小咲「おおー結構進んだみたいだねえ」

小咲「ポートセルミまで行ったんだ?」

万里花「!」ピンッ

万里花「フフフ… ポートセルミですか。まだゆっくりしてても大丈夫そ

楽「まあな。でもウチに帰ってからもう少し進めたんだ」

万里花(ん?)

楽「今サラボナ」

万里花(早っ)

千棘「なんで一人で進めちゃうのよ!」

楽「わりいな。続きが気になって。何があったか全部話すからいいだろ?」

千棘「…まあいいわ。ちゃんと話してよね!」

小咲「わー」パチパチ

楽「あの後アンドレがな…」

ヤンヤヤンヤ

万里花(楽様を舐めていた……)

万里花(というか、ドラクエⅤを舐めていましたわ。あの先が気になって仕方がなくなる独特の魔力…)

万里花(危うく結婚イベントを逃すところでしたわ…)

万里花(よし…今日は楽様と一緒にゲームを進めねば。お誘いしま

千棘「じゃあ楽!今日も楽の家に行っていい?」

万里花「!!* あんのゴリ

小咲「わ、私も先が気になっちゃって…」

誠士郎「お嬢。お、お付き合いします」

万里花(うひゃー!)

万里花(こ、これはマズイですわね… 本格的にドラクエⅤの魔力が恐ろしい)ブルッ

万里花(これは結婚資金を貯めてる場合じゃないですわね。目先の楽様をとりましょう)プルルルルル

店長「あ、万里花ちゃん?どうし

万里花「店長さん。今日はキャンセルしますわ」

店長「えっ」

万里花「よろしくお願いします」ブチッ

万里花(これでよし……いざっ)

万里花「楽様ぁー!!!!!」ダイブッ

楽「うわあぁぁ橘あぁぁぁ!!」


放課後

楽(という訳で)

千棘「また来ちゃったわねーおもてなしよろしく!」

万里花「霧崎さん?図々しいにも程があるのでは?」

千棘「うるさいわねー私のダーリンなんだから当然でしょうが」

万里花「許嫁の私を差し置いて誰が誰のダーリンですって?さすがゴリラのようにたくましい神経をしておられるようで」

誠士郎「橘万里花!!キサマ、お嬢が図太いと言いたいのか!」チャキッ

小咲(わーまた来れた~)ポワポワ

楽(場が散らかり倒してる)


楽の部屋

千棘「おじゃましまーす」

小咲「し、失礼します」

誠士郎「お、おじゃまします…」

万里花「くんくんくんスハースハー(おじゃましますわ)」

楽「おー。なんか飲み物持ってくるから、適当なとこに座っててくれ」

小咲「い、一条くん!私も手伝うよ!」

楽「えっ!? じゃ、じゃあ頼む…」

小咲「うんっ」

万里花「布団……布団はどこ……」


キッチン

小咲「急に押しかけちゃってごめんね」

楽「い、いいって!俺もみんなでドラクエを楽しめて嬉しいしよ!」

小咲「そっか…ありがとう」ニコッ

楽(うおおおおおおおおお!!!)

楽(最初は何なんだって思ってたけど、橘には感謝しねえとな)

楽(小野寺がこんなに何回もうちに来てくれてるのも、今みたいな笑顔を見れるのもドラクエのおかげだからな!)

小咲「一条くん、このコップ使ってもいいー?」コクビカシゲッ

楽(うおおおおおおおおお!!!)


楽の部屋

楽「おーい。お茶持ってきたぞー」

千棘「あーありがとっ 楽!小咲ちゃんも!」

小咲「いえいえ」

楽「じゃあ、早速…」スッ

千棘「うん、やるぞーー!!」

万里花「じゃあ私はここで見てますわね」ストン

楽「」

千棘「……アンタ、よくそんな、私は離れてみんなを見守ってますねーみたいなニュアンスのセリフを吐きながら」

小咲「い、一条くんの胡座の上に…」

誠士郎「コラァァ!!一条楽キサマ!!!」

楽「俺かよ!!!!」

万里花「楽様。私たちは場所決めをしますので、先に始めててください」

楽(こいつらドラクエを見に来たんじゃ…)

千棘「万里花、アンタなんでそんなに近いのよ!」

万里花「あら。ではあなたが先ほどの場所に座りたいのですか?」

千棘「うぐっ* そ、そーゆうわけじゃ…」

ヤンヤヤンヤ

楽(……放っておこう)

楽「さて、指輪を2つ集めて、フローラさんと結婚する権利を得る…みてーなイベントだったな」

楽「つーかパーティがいい加減限界だろ… なんでここまで仲間になんねえのか」

ヒダリ小咲「……」

楽「よくここまで来れたよな。らく以外の攻撃力がアレだから」

楽「もう控え回すのに馬車の扉ギイギイ言ってるし、出張ってるらくもアンドレも薬草中毒じゃねえのか」

ミギ千棘「……」

楽「とりあえず火山行くけどよ…」

楽「まず雑魚が雑魚じゃない。もう雑魚と呼べない」

チョットウシロ誠士郎「……」

(パーティ)
らく/アンドレ/スラリン/サスケ

楽「と言うかどう見てもこっちが雑……」

楽(いやいや!せっかく小野寺が捕まえてくれたスライムたちだ!絶対に雑魚とは呼ばねえ!意地でも呼ばねえ!)

ピッタリウシロ万里花「……」ウズウズ

楽「…あ、場所決まったのか?」

ピッタリ万里花「はい!」

万里花「楽様。先ほどから苦戦してるようですが… パーティの入れ替えはしないのですか?」

楽「ま、まあな… どうも道中で仲間になるやつがいなくてよ」

楽(それに小野寺のスライムを外すわけには……!)

万里花「でも……」

ティロリッ ペシッ

小咲「あっ」

千棘「死んだ」

誠士郎「弱すぎるぞ。一条楽…」

楽「うおおおおおおこの馬野郎おおおおおおお!!!」

万里花「新しい魔物を仲間にすることをオススメしますわ。と言いますか、このメンバーでここまで来られた楽様がすごいです」

楽「そうか?いやでも仲間にならねえからさ… まあ、俺がやると仲間になってくれそうにないから、あんまり粘ったりしてないせいもあるかもな」

楽「頑張って仲間にしてみるわ。誰かオススメはいるのか?」

千棘「クラスの >>68君が、ピエールが安心安全って言ってたの聞いたわ!」

万里花「はい、ピエールは何をしても優秀な良い味方になりますわ」

万里花(スライムナイトって言ったら面白くなさそうですから、皆さんのイメージでたどり着いていただきましょう)

楽「ほー、ピエールか。じゃあいっちょ、仲間にしにいくかな!」

小咲「ピエールかあ…なんかかわいいね?」

楽「そうかー?俺の中では、ピエールは頭悪そうな王族って感じだな。すげえ勝手なイメージだけど」

千棘「私はスイーツのイメージかなあ。フランス!って感じ」

楽「スイーツってお前…」

千棘「う、うるさいわね!イメージなんだからしょうがないでしょ!あんただって漠然としまくってるじゃない!」

楽「ぐぬぬ… くそ。どこで誰を仲間にしろってんだよ。スイーツじゃ分かんねえだろ」

千棘(スイーツスイーツスイーツ……)
楽(王族って言えば……)

千棘「オ、オラクルベリー?」
楽「ラインハットか」

千棘、楽「……」

楽「とりあえずルーラだな」

千棘「うん」

万里花(おお~)

楽「結局ラインハットでピエール発見した」

千棘「スライムナイトか~。なるほどね、納得のこのフランス感!」

楽「うるせえぞハニー」

楽「よし」

小咲「ふう」

楽「小野寺、頼んだ」

小咲「任せて一条くん」

小咲「はい、一条くん」

楽「」

千棘「え、何が起こったの?」

パーティ
らく/アンドレ/ピエール/スラリン

長らく空いてしまいすみませんでした。
またもやゆっくり更新していきたいと思います。

大正義ピエールに頑張って頂きましょう

おひさ
ひょっとしてはぐれメタルとかもあっさり懐かせたり出来るんですかね……?

>>87
お待たせいたしました。
それを詳しく説明するエピソードがあるといいかもしれませんね…小ネタとしてどこかに入れさせていただきます!

楽「ピエールってすごいわ」

小咲「この子、すごく強いね~」

千棘「あんたの馬車ガチャガチャする薬草頼みの戦い方、かなりウザかったからよかったわ!」

楽「うぐっ」

千棘「さすが小咲ちゃんね!ありがとうっ」

小咲「いえいえ」

楽「ピエールがちゃんと育ってきた」

千棘「なんか、火山の中の道も覚えちゃったわね…」

楽「そうだな… しかも元々あんなパーティだったせいか」

千棘「レベル高かったのよね」

楽「ぬるゲーになっちまった」

万里花「あちゃあ」

楽「メダパニ?」

小咲「スラリンが新しく覚えたね」

楽「相手を混乱させる呪文か… なんか、スラリンすげえな。便利な呪文ばっかり覚える」

楽「さすが小野寺のスラリンだな!」

小咲「え、や、い、一条くんが頑張って育てたからだよ!」テレテレ

楽「そ、そうかな~」テレテレ

誠士郎「………一条楽~~~!!!」ゴゴゴ

楽「!」ビクッ

千棘「さすが小咲ちゃん!」キラキラ

楽「ようがんげんじんが3匹!」

万里花「中盤ではそこそこ強いボスですから、苦戦するかもしれませんが…頑張ってください楽様!」

楽「ようがんげんじんが2匹!」

万里花「ん?」

楽「ようがんげんじんが1匹!」

万里花「な」

楽「指輪!」

万里花「」

小咲「ピエールとスラリンのお手柄だったね、すごいサラッと勝っちゃった」

楽「そうだな、この調子でもうひとつの指輪をとっちまうか!」

千棘「でも、どこにあるのよ?」

楽「んーとりあえずルドマンさんのとこ行ってみっかな」

(5分後)

楽・千棘「ビアンカ!!!!!!!」

楽「ま、まさかビアンカと会えるなんて…」

千棘「すごいわね!奇跡の再会じゃない!」

楽「ああ。こんな事ってあるんだな…」

楽(まさか、約束の女の子にもう一度会えるなんて)

小咲「でも、今はらくくんが他の人と結婚しようと頑張るのを手伝ってもらうってことになるんだよね?」

小咲「ちょっと切ないね」

楽(………)

楽「やたら綺麗な洞窟だな…」

小咲「そんなところに幼なじみと2人きり…」

千棘「はあ~ロマンチックだわ~」タメイキ

誠士郎(……)ドキドキ

万里花(今さらながら、皆さんがここまでハマるとは)

楽「綺麗なのはいいんだが、肝心の指輪がない」

千棘「一番奥の部屋にあるもんよね?これ見よがしに置いてあったアイテムがただのアイテムとは……」

小咲「むむむ……」

千棘「まあ、ビアンカちゃんとの時間が長い方がいいわよね!」

小咲「うん、ちょっと寂しそうにしてるしね」

楽「そうだな、じゃあのんびり探すかー!」

万里花(全然苦としてない)

小咲・千棘「あ………」

楽「指輪だ…」

誠士郎(まさか通り過ぎてたとは)

万里花(ここは通り過ぎてこそですわ)

楽「…街に戻るか」

千棘「えー… もう少し」

小咲「でも、千棘ちゃん。それだとお話進まないよ?」

千棘「うん…」

楽(めちゃくちゃしょんぼりしてる)

楽「確かに、ここでお別れはな…」

コンコン

*「失礼しやす!」

万里花「!」ピンッ

したっぱ「お友達方、もう夜も遅いんでそろそろお帰りになった方が!」

万里花(……)コッソリ

楽「お、もうこんな時間か… そうだな、もう今日はお開きにしようぜ」

万里花(……)カチカチ

千棘「そうね、帰りましょうか」

楽「危ねえし、全員送るから」

小咲「え!わ、悪いよそんなの…」

万里花(……)カチカチ

千棘「べ、別にあんたなんか送ってもらう必要ないわよ」

千棘「私にはつぐみがいるしね!」

誠士郎「お嬢は私がしっかりお送りする。き、キサマが気にすることはない」

万里花(……!)カチ……カチ……

楽「そうか?でも鶫も女の子な訳だしな」

誠士郎「な!な、な、なななななな!!!」カァ-///

楽「じゃあ、まあ俺はとりあえず小野寺と橘を……」

楽「……橘?何やってんだ?」

万里花「いえ、何もしてませんわ」ニコニコ

万里花「それより楽様。これが床に置いてありました。高価なゲーム機なんですから、大事にしませんと」

楽「あ、わりいな。ありがとう」

楽「…あれ?俺ドラクエ床に置いたっけ……」

楽「……しかもいつの間にルドマン邸に…」

楽「………」

楽「…え?ビアンカとフローラ、結婚する方選ぶのか?」

千棘・小咲・誠士郎「!!!!」

万里花「…」ニコニコ

万里花「まあ!結婚イベントですか!そんな大きな出来事、見ないわけにはいきませんわね!」

万里花「ですが、困りました。もう夜遅いですし、私が外を出歩くのはとても危険です…」

楽「俺もいるし、本田さんもい

万里花「というわけで、私は今日は泊まりますから。楽様、よろしくお願いしますね!!」

楽「」

千棘「」

小咲「」

誠士郎「え」

「「「「ええーー!!!!????」」」」

万里花「ふふふ」

こ、今回はここまでです。
亀過ぎて最早見てくれている方がいるのか怪しくなってまいりましたが、なんとか書き切りたいと思います。思います。

ルドマン以外ありえないだろJK

(各地の反応)

??「お、お嬢… そそそそれはどう言ったことなんですかねまさか一条のクソガキが強引にああああああああああああ!!!!」

??「……ほーん?へーえ?あんたもやるようになったじゃない。しっかり落として来るのよ~」

??「ほほお…けどそういうのはもっとお互いを知ってかブチッ

??「おおお誠士郎かよく聞けお嬢が…… お前も一緒?そうか、油断させて…なるほど。許可しよう」

楽「おい許可出てないヤツいないか」

小咲「お、お母さんに電話してみたら、と、泊まっていいって」

小咲「そ、それじゃあ一条くん。よ、よろしくお願いします…」

万里花「よろしくお願いしますわ!」キラキラ

千棘(みんなでお泊り……!)ワクワク

誠士郎「いいい一条楽!お嬢に妙な事をしたら即貴様をううう撃つからな!」

したっぱ(ぼっちゃんすげえ!!!)
したっぱ2(彼女とお友達とお泊りなんて眩しすぎやすぜ……!)

楽(一体何が起こってるんだ)


万里花「では楽様?早速進めましょう!さあ!さあ!!」

楽「お、おう…」

楽「あー…でもみんな。もうこんな時間だ。順番に、寝る準備してかないと誰か寝るのが深夜になっちまうやつが出ちまうだろ」

千棘「んー?どういう事?」

楽「あ、あれだよ… 女子は長いからな…」

誠士郎「何のことだ…?」

楽「…ふ、風呂だよ風呂!順番に入らねえと、一人ひとりが長いだろうから寝るの遅くなっちまうって話!」

女子達(………)

万里花(…なるほど)

千棘(もちろん早く入りたいし、早く寝たい)

小咲(でも…)

誠士郎(これから一条楽は、けけけ結婚相手を決めるから、運が悪ければ、それを、み、み、見逃す事になるな…)

小咲(なるなー)


万里花(これから起こるイベントは、ふと夜に目が覚めた主人公が、街を歩き特定の人物の話を聞くというものでしたね…)

万里花(それが終わり、翌朝結婚相手を選ぶ。という流れで進行します)

万里花(私はこの結婚相手を選ぶタイミングで、この部屋にいなければならない…なんとしても、楽様が結婚相手を選んでいる時に、お風呂でくつろいでる!なんて間抜けな事態は避けねばなりません)

万里花(主人公が街を歩き話さなければいけないのは、ビアンカ、ルドマン、宿屋の主人×2のみ)

万里花(全てわかっていれば5分程度で終わるイベントです。しかし楽様は完全初見プレイ中。のんきに寝てるフローラを始め街の人全員に話しかける筈です)

万里花(所要時間は、長く見積もって15分と言ったところでしょうか。)

万里花(皆さんも、楽様の結婚相手選びを見逃したくないはず…恐らくお風呂に入るタイミングが大事だということは分かっているでしょう)

万里花(選ぶまでが15分で終わってしまうなら、1番目にお風呂に入る人が最も大事なところを見逃しやすくなるはず)

万里花(と言うことは、どうにかして一番風呂だけは避けねばならない…と言うことですね)

万里花(……ここまでは皆さんも気付いてますよね。軽くつついてみましょうか)

万里花「皆さん、先にお入りくださいな。私はゆっくりお風呂につかりたいので、一番最後で構いませんよ」

千棘「いいいいや、わ、私もゆっくりでいいというか人生ゆっくりが座右の銘だしみんな先に入ってよ私はあとがいーなー!」

小咲「わ、私も、みんなを差し置いて入るのは申し訳ないし、後でいいよ。みんな、お先にどうぞ?」

誠士郎「わわ、私はお嬢より前に風呂に入るようなことはしない。」

万里花(…これは皆さん気付いてますね、特に霧崎さんは分かりやす過ぎてもうどうにも)

万里花(恐らく話し合いは平行線を辿ることになります…ならば、仕方ありません。順番は公正な勝負によって決められるべきですわね)

万里花「それでしたら、お風呂の順番は、じゃんけんで決めましょうか」

3人(………!!!)

千棘「い、いいわ…やってやろうじゃない」

小咲「ふう…」

誠士郎「いいだろう…本気を出させてもらう。いくぞ!」

ウオオオオオオオオオ!!!!!

ジャ-ンケ--ン…

楽「…へえー。みんな優しいんだな。みんな自分は最後でいいって考えなのか。自分より相手を優先して考えてあげんのな。みんなえらいわ」

女子達「」ピタッ

楽「うちには結構でかい風呂場もあるんだけどさ。みんな一緒に入っちまったらどうだ?それなら公平になるんじゃねえかな」

万里花「で、ですが楽樣!そしたら私達、結婚イベントを…」

楽「あ?ああ、大丈夫だよ。ゲームは少し休憩しようと思ってたんだ。ていうか俺も別の風呂に入っちまおうかなと…」

女子達「………」

(みんなでのんびりお風呂に入りました)

お風呂順決め頭脳バトル編・完

全国の坊ちゃん、待たせてしまって申し訳ない…

あと一週間ほどしたら一気に書いちゃうので、もうしばらくお付き合いください。

書き込んでくださった方々、ありがとうございます。嬉しいです!

もう来ないかと思ってたぜ

>>116
失踪だけはしないので、更新が止まってたらニセコイ読むかドラクエⅤして、なんとか待っててください……!

遅れてすまない坊ちゃんたち……

万里花「いいお湯でした~」ホカホカ

千棘「あんたってば普段あんないいお風呂に入ってたのね~」ホカホカ

小咲「本当に広いお風呂だったね」ホカホカ

誠士郎(楽しかった…)ホカホカ

楽(幸せな光景です神様ありがとうございます)ホカホカ

千棘「パジャマが和服なのはちょっと気になるけど…」

楽「し、しょうがねえだろ!うちはそれしかねえんだから」

小咲「こーゆうの、新鮮で楽しいよ!ありがとう一条くん」

楽(あー小野寺よく似合ってるなー神様ありがとうとことんありがとう)ホクホク

万里花「楽様?そろそろ…」

楽「そうだな…」

千棘「」ゴクリ…

楽「どっちにするか決めないとな」

小咲(ひゃあー!)

万里花「あ、楽様。そのことなんですけど」

万里花「実は選択肢は二つじゃないんです」

楽「なに…?」

万里花「その場をよく見てください」

楽「よく見ろったってな…」

誠士郎「!」

誠士郎「あいつじゃないか?あの派手な…」

楽「ああ……?デボラっつったっけ?こいつ俺の事嫌ってたじゃねえか 」

小咲「そもそもこんなに後から突然出てきて結婚しようは無いよね」

千棘「そうね」

誠士郎「邪魔だな」

万里花「全くそのとおりですわ」

楽「ん?なんか厳しくないか?」

小咲(後から出てきて鍵持ちとか無いと思う。誰とは言わないけど)

千棘(そうね)

誠士郎(邪魔だな)

万里花(全くそのとおりですわ)

楽「なんでみんな真顔なんだ?」

万里花「そして実はもうひとり…」

楽「まだ選択肢があるのか?ま、まさか…」

プルプルプルプル

楽「あ、俺のケータイ」

差出人:>>105
件名:嫁
本文:ルドマン以外ありえないだろJK
****** ハアハアルドマンハスハスハスハス…
****** ルドマンかわいいよルドマンハアハアハア
****** なあ一条ルドマンを選べよ俺と一緒にルドマンを愛そうじゃないかあああルドマン好きだはあはあ…ウッ

楽「」

小咲「一条くん、メール?誰から?」

楽「クラスの友だちだったやつ」

千棘(……過去形?)

楽「まあ、二択だな」

万里花「そうですわね」

楽「ふう……みんなは誰がいいんだ?」

女子たち「!!」ビクッ

千棘「さ、さあね~?誰でもいいんじゃない?」アセアセ

小咲「2人とも、いや4人とも魅力的だよね~」アセアセ

誠士郎「い、いいからさっさと決めろ!」アセアセ

万里花「そうですわ、ほら楽様?お選びくださいな」アセアセ

楽「な、なんなんだ…」

楽「じゃあ、俺が決めるからな」

女子たち「!」グッ

女子たち(誰を選ぶのか、見たい!)


脳内大予想会!

千棘(当然ビアンカよね!)

千棘(小さい頃一緒に冒険した金髪の女の子!)

千棘(まるで私!!選ばない理由がないわ!)

千棘(………)

千棘(…)

千棘(そ、そうじゃなきゃ困る…)ドキドキ

小咲(一条くんがどっちの女の子を選ぶのか見てみたい…)

小咲(別にどっちを選んで欲しい…とかは無いんだけど)

小咲(……真剣に悩んでる一条くん、かっこいいなあ)

小咲(選んでもらえる人が羨ましいや)ポ-


脳内大予想会!!

誠士郎(一条楽は、どちらをえらぶのだろうか)

誠士郎(そんなことには、興味はないが…)

誠士郎(……)

誠士郎(ほんの少ししか興味はないが…)

誠士郎(髪の色が私に似てる、フローラ様を…選んで欲しい……?)

誠士郎(選んで欲しいとはどう言う意味だ?そ、そそそそれではまるで)ガタガタガタ

楽「鶫、どうした?」

誠士郎「と、トイレを借りる!」ダダダダ


万里花(私はどちらでも構いません)

万里花(本当は、私が選択肢のひとつだったらどんなに嬉しいか…と、考えてしまいますが)

万里花(それにしても)

万里花(皆さんの脳内が透けて見えるようですわ。リアクション芸人の集いでしょうかね)

万里花(まあ、まずは…)

万里花「楽様?まずは少し話を進めましょう」

万里花「ルドマンさんのお話の途中でお風呂に行っちゃいましたし…」

楽「お、おう。進めちまっても大丈夫なのか?」

万里花「すぐに選ぶことにはなりませんから安心してください。まずはルドマンさんの話を全て聞いてしまいましょう」

楽「なるほどな…」カチカチ

ルドマン『うんぬんかんぬん』

楽「一晩考えろってか……」

万里花「ええ…そうです」


万里花「結婚前夜ですわ」

という訳で、試験ごとが終わった1です。久しぶりに書いてみました。

結局忙しくて、どばっと書けないのですが…時間を見つけてじわじわ貯めていきたいですね。

118様、待っていてくださってありがとうございます!
きっと、もっとたくさんの方がこのSSを見て待ってくださってる……とはあまり思えませんが(残念!)

せいぜい書き切りたいと思います。のんびりレベル上げでもしながらご覧下さい。

>>後から出てきて鍵持ちはないと思う。誰とはいわないけど。
 に笑わせていただきました
 ドラクエやったことないけどこのss好きです

うがぁぁぁぁぁぁぁ!!
続きが気になる~!楽しみ過ぎてDSを引っ張り出した私(笑)

「わ、私と結婚したいと申すか!?(゜ロ゜)
それはいかん!!もう一度、よく考えるのだ…(´-ω-`)

楽(結婚前夜………)

楽(うおおおおおなんだ緊張すんなこれ!!!)

楽(結婚ってやべえ…ゲームなのにこの緊張感は一体…)

楽(手汗がとまんねええええこの静けさがやべえだろもおおおおお)

楽(…)

楽(……)

楽(……静かすぎやしないか?)

楽(ゲームの中じゃなくて、俺の周りが…?)

千棘「…」ジ-ッ

小咲「…」ジ-ッ

万里花「…」ジ-ッ

部屋「」シ----ン

楽(ああなるほどこいつら)

楽「と、とにかくまずは行動あるのみだな」

…………
……

*「悩めや」

楽「宿屋の主人、すげえ男らしいなーこんな格好してるのも納得だわ」

注・宿屋の主人は半裸マッチョです

楽「まあ、こいつの言う通り色々歩いて悩んでみるしかねえな!」

楽「……一人じゃ決めにくいしな」

千棘(コイツはこーゆうタイプよね)

楽「とりあえず町の人全員に話を聞いてみよう!」

小咲(あちゃー)ハァ

楽「?!」

楽「違うんだ小野寺!町の人の話を聞くのはRPGの基本だからであって、別に町の人に相談しにいくわけじゃないから!」

万里花(優柔不断な楽様も素敵ですわ!)


楽「まずは近場から!……酒場だ!」

楽「商人風の男がいるな」

*「フローラさんと 結婚すれば
家宝の盾も もらえるというし」

*「なーんにも 悩むことなんか
ないじゃないですか。」

楽「な?!!」

千棘「」イラッ

小咲「」イラッ

万里花(あらま)

楽「こ、コイツが勝手に言ってるだけだろ!俺が悪いんじゃないよな!?二人ともそんな顔しないでくれよ!」アセアセ


楽「もう酒場はいいよ…勘弁してくれよ…」

楽「次は教会にしよう」

千棘「」イラッ

小咲「」イラッ

万里花(ありゃ)

楽「殺気!?」

誠士郎「キサマ、セーブしてから決めようなどと思ってないだろうな……?」

楽「おおおおお思って無い無いない!!」

千棘「あーつぐみおかえり!聞いてよこのもやしがさー……」セツメイ

誠士郎「…ほう?町の人全員に話を聞いて決めるとは随分と優柔不断じゃないか」

千棘「しかも家宝の盾が……」セツメ-イ

誠士郎「…ほほーう??いい身分だな一条楽…!」チャキ

楽「違う!やめて!銃を下ろして!」

楽「…はあ。次は噴水の前のやつらかな」

*「え? まさかデボラさん?
まさか! あんな人と結婚したら
とんでもないことに なりますよ!」

楽「」

女子たち(ヨッシャ!)ガッツポ

楽「」




注・少し調べたらデボラが素晴らしい嫁だと言うことがよーーーく分かりました。私は今まで、あの見た目とあのキツイ態度で敬遠してきましたが、今度はぜひチャレンジしてみたいです。黒髪タバサにも会いとうございます。

ーー
ルドマン邸

楽「……おっさん、いい人だったな…」

千棘「ほんとにね。ビアンカと結婚してもちゃんと祝ってくれるなんて」

楽「全くだ」

誠士郎「あ。ふ、フローラの所に行って話を聞いてみたらどうだ?」

楽「それもそうだな。でも結婚前夜に、結婚相手候補と直接相談できるのか?」

千棘「相談?」イラッ

楽「言ってないぞー相談なんてー」

1分後!

楽「フローラ寝てたな」

千棘「信じられないわ」

小咲(たとえ結婚前夜だろうと、私も夜は寝ちゃいそうだな……)

楽「あとは…左下の建物だな。あそこなんだっけ?」

千棘「さあ?」

万里花「行ってみれば分かりますわ」

楽「? まあ行くけど…」

1分後!

謎の建物の二階には!

窓に手を掛け!

夜風に当たる一人の女性がいた!

楽「び、ビアンカ……」

小咲「起きてるね…話せそう」

千棘「眠れないのかな?」

楽「…なんにしろ……」

楽小咲千棘(綺麗…!)

ビアンカ「あら らく。
 なんだか 大変なことに
 なっちゃったわね。」

ビアンカ「でも 悩むことないわ。
 フローラさんと 結婚した方が
 いいに 決まってるじゃない。」

ビアンカ「私のことなら
 心配しないで。 今までだって
 1人で やって来たんだもの。」

ビアンカ「さあ らくは
 疲れてるんだから もう
 眠った方がいいわよ。」

ビアンカ「私は もう少し ここで
 夜風に あたってるわ。
 なんだか 眠れなくて…。」

楽「」ポカ-ン

千棘「」ポカ-ン

万里花(これは落ちた様子…?なぜ霧崎さんも?)

万里花(このビアンカの献身的な感じといいますか、自分の事より相手の事を考える感じは、やっぱりいいのです。わかります。)

万里花(これに惚れたということはつまり、普段の私の楽様への愛の注ぎ方も間違っていないと言うこと!)

万里花(いい情報が手に入りましたわ~)タラ-

誠士郎「…橘万里花。なんでこの場面でヨダレをたらしているんだ」

万里花「あら?」ジュルッ

楽「……よし、今日は寝よう」

千棘「ええー!!?今一番いいところじゃない!」

楽「え?だから寝るんだが…」

千棘「意味わかんない!どうしてまだ悩めるわけ!?」

千棘「まだそんなに遅い時間じゃないし、進めるわよ!」

楽「? ああ。宿屋で寝るってことだよ」

千棘「!」

楽「まったくお前はせっかちというか…」

千棘「う、うるさいわね!あんたがややこしいのよ!」

千棘「…………」

千棘「このくだり必要あったの!?」

と言うことで、今回も短い更新で申し訳ございません…私は作家にはなれないな…

こんなにだらだら更新になっているにもかかわらず、見てくださってる方がいるのはとても嬉しいです。幸せです。

幸せゲット目前の一条くんですが、このSSのゴールも目前のような気がします。万里花的には花嫁ゲットのところで一段落つきそうですし!

ですから、もう少しだけドラクエをしながらお付き合いくださいませ。
結婚前夜のBGM、オススメです。

>>130
コメありがとうございます。とても嬉しいです!!
ドラクエⅤ、ぜひプレイしてみてください!ヒロイン達や楽と同じところで悩んだり楽しめたり出来るはずです!

>>131
ぬわーーーっ!!!死ぬほど嬉しいです!ありがとうございます!見てくださってるだけでなく楽しみにしてくださってるとは…!

か、書き終わりました!
お待たせしてしまい、ほんっっとうに申し訳ありません。

時間が出来たらアップします。短めですが、よろしくお願いします!

ルドマン「選ぼか」

楽「やってまいりましたルドマン邸」

楽「3人の候補から1人だけ嫁さんを選べるという、ゲームじゃなかなかなさそうな展開です」

楽「一人はビアンカ。健気で元気な幼馴染み」

楽「一人はフローラ。美人でお淑やかなお嬢様」

楽「一人はデボラ。今のところツンしかねえツンデレ。でもデレると凄まじいらしいツンデレ」

楽「うん。デボラはよくワカンナイ」

楽「どうして一人で話してるかというと」

千棘「…」ドキドキ

小咲「………」ドキドキ

誠士郎「…………」ドキドキ

万里花「……………!」ギラギラ

楽「みんなドキドキしてるせいで静かなせいでございます」

千棘「いいから早くしなさいよ!」ゲシッ

楽「もたもたしてると蹴られます」

楽「てかもう12時だよ!眠いよ!」

(女性陣は、楽の花嫁選びが気になりすぎて、一条家に泊まっています。ちなみに作者はニセコイ原作でお泊り回があったことを知らずにこの設定を作ってました。びっくらこいた)

楽「この選択で、将来が決まると思うとな。やっぱり緊張するな」

楽「しかし俺は、もう心に決めた人がいる……」

楽「」カチカチカチ…

千棘(らくが動きだした…)

小咲(ついに決まるんだ…)

誠士郎(そ、そっちは……ビアンカ!!!)

万里花(キャー!!!)バタバタバタ

ビアンカ「まあ らく。こんな私で
  いいの? フローラさんみたいに
  女らしくないのに。」

** はい
→いいえ ピッ

楽「あっ」

千棘「あっ」

楽「ちっ!違う!焦って思わず…」

千棘「ふーん」ピキピキ

千棘「アンタは、思わず……」

ビアンカ「……そうよね。
********* やっぱり フローラさんの方が
********* ふさわしいよね。」

千棘「ビアンカにこんな事言わせたワケ?」ゴゴゴゴ

楽「ちがうちがうちがう!!!!」

万里花「まあまあ霧崎さん。楽様もわざとやったわけではないんですし、そんなに怒らなくても」

千棘「いーやこのモヤシは肝心なところでこういうことをする奴なのよ。だからちゃんと説教してやん ないと」ゴゴゴゴゴ

万里花「まあまあ。楽様?気になさらないでください。実はここにいる人間全員に話しかける事が出来るんですよ」

楽「お、おおそうなのか。じゃあ試しに…」

千棘小咲誠士郎「!!」イラッ

楽「ルドマンとかに話しかけてみるか」

小咲「……!!!!!!」ジタバタ

楽「…どうした小野寺」

小咲「………!」ハ-ハ-

千棘「小咲ちゃんがツボった…」

千棘「…仕方ないわね。小咲ちゃんに免じて、気がすむまで話しかけるといいわ」

千棘「……たぬきっぽいお嫁さんもいいんじゃない?」チラッ

小咲「ふふ…!!ひー!!」ジタバタ

千棘(よっしゃ)

楽「了解!」カチカチ

ルドマン「 なんと この私が 好きと申すか!? そ、それはいかん!もう1度考えてみなさい。」

小咲「ひゃー!!!!」バタバタ

楽(よっしゃ)

誠士郎「…い、いかんぞ一条楽。そんなに優柔不断でどうするんだ。それならいっそルーラをしてしまえ」チラッ

小咲「る、ルーラひちゃうの?あはははは!!」ジタバタ-

誠士郎(よっしゃ)

万里花(ここまで楽しんでくれると嬉しくなります)ニコニコ

楽「なんか当たり前のようにルーラできなかった」

誠士郎「だろうな」

楽「でも、テキストが『不思議な力でかき消された』じゃなかったのはびっくりしたな。スタッフがこっちのしそうなことを全部分かっててすごい」

千棘「ね。ちょっと感動したわ」

楽(さて、ここにいる他の女性陣に話しかけるのは…)


千棘「小咲ちゃん落ち着いた?」
小咲「うん。だいじょぶ」フ-
誠士郎「小野寺様がこうなるのはマック以来ですね」
千棘「あの時は英語の例文がぶっ飛んでたのよね」
小咲「思い出させないで~!」バタバタ
万里花「なんですかそれ!私にも教えてくださいな」
千棘「あ!あの時はまだ万里花はいなかったんだ!」

ワイワイ ヤンヤヤンヤ


楽(…この空気を壊しかねないからやめとこう)

楽「さて。ビアンカ」ピッ

ビアンカ「まあ らく。こんな私で
  いいの? フローラさんみたいに
  女らしくないのに。」

→はい
** いいえ

楽「ふー」

ピッ

ビアンカ「あら なによ 私が
***** 女らしくないっていうの?」

ビアンカ「でも それでも
 私を 選んでくれるのね。
 ありがとう らく。」

ビアンカ「また 一緒に
 旅が できるね!」

楽(そう。一緒に旅する約束だったからな)

楽(小さい頃の約束は、たとえそれが10年も前のものであっても大切にするべきなんだ)

楽(もちろん今の気持ちも大事だけどな)

楽(その2つを踏まえて、よーく考えるんだ)

楽(そうすれば……)

千棘「うわあああ!素敵!約束が叶った!!」
小咲「いい人だね。ビアンカさん。素敵…」
誠士郎「結婚するのか… 感動してしまうな」
万里花(はあー…いい顔が見られましたわ。楽様は本当に一生懸命考えて花嫁を選ぶのですね。素晴らしいですわ……)

楽(俺だって、誰か、たった一人の大切な人を見つけられるかもしれない)

楽(ゲームでこれだけ悩んだんだ。現実ではもっと大変だろうけどな)

楽(それでも…俺は……)

朝 学校

楽「おーす集」

集「おっ 楽。おはよーさん」

モブ男1「一条はよーっす!ってお前…」

千棘「結婚式最高だったわね!憧れちゃうわ…」
小咲「ホントだねー!ドレスも綺麗だった!」
誠士郎「お二人なら素敵な結婚式が迎えられますよ」
万里花「……私は?!」

モブ男1「…なんで我がクラスの4大美女と一緒に登校してんだ?」

楽「い、いやっ 偶然そこで会ってさ……」

集(髪型が普段と微妙に違う。普段のセットをしてないな。それも全員。ということは……)

集「…ほほーん」

集「楽ぅ。まさか~」

集「お前んちにお泊りした?」ニヤニヤ

楽「なっ!!!!」

モブ男123456789101112131415「なにぃ!!!!!?????」

モブ女123456789101112131415「キャー!!!!!!!!!!!」

モブ男1「詳しく話を聞かせてもらおうか」ビキビキ

モブ男2「死ね」

楽「うわあああああぁぁぁぁ!!!!」

モブ女1「なんでなんで?聞かせてよー!」

モブ女2「ライバル全員で男の子の家に…はうっ」バタン

小咲「え、ええっとね…」

千棘「げ、ゲームが…ね」

モブ女1「ほえっ?」

…………
………
……

イチジョウシスベシ!
オオオオオオオ!
ギャ-ギャ-

集「おーい」

万里花「あら。舞子さん。おはようございます」

集「ドラクエⅤ楽しんでくれてるみたいじゃん」

万里花「ええ…おかげで楽様とさらに仲良くなれましたわ。感謝いたします」ペコッ

集「いいっていいって!楽しいことになったし!」


集「と言うことで…今度はこれをあげましょう」

万里花「これは……………」






万里花「FF4?」

という訳で、ひとまず終了とさせていただきます!
ナメクジのような速度での更新になってしまい申し訳ありませんでした。やめて!塩かけないで!

最後まで見てくださってありがとうございました。こちらに書き込んでくださった方、まとめサイトの方に書き込んでくださった方、どちらも嬉しかったです。ありがとうございます。


さて、マリーさんがあんなセリフで終わっているように、次はFF4で書くやもしれません。
この話の続きを書くやもしれません。
はたまた、全く関係ないニセコイSSを書くやもしれません。
今のところは、3番目の説が濃厚です。地の文アリのマリーSSの予定です。

何にしろ、次は最後まで書きためてからここに来ます。すみませんでした。塩はかけないで!


お付き合いいただき、ありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月19日 (日) 02:58:58   ID: XOGZciLa

見てるよ!

2 :  SS好きの774さん   2014年10月22日 (水) 05:02:03   ID: nT395c-p

俺もみてる!

3 :  SS好きの774マン   2014年10月22日 (水) 17:33:20   ID: jGWaKVN-

みてますぜ坊ちゃん!

4 :  SS好きの774さん   2014年10月27日 (月) 21:25:54   ID: QcfF3ufE

続きが増えたよ!やったね坊ちゃん!

5 :  SS好きの774くん   2014年11月13日 (木) 00:06:53   ID: vzxPakMM

続き待ってるぜ!(^∀^)

6 :  SS好きの774さん   2014年11月23日 (日) 00:04:51   ID: we0d8RFt

続きが楽しみです

7 :  SS好きの774さん   2014年11月23日 (日) 09:22:44   ID: t5jLgDIo

が、がんばってねダーリン by千棘頑張ってね、一条君 by小野寺
まぁ頑張れ、一条楽 by鶫
楽様〜頑張ってくださいですわby橘

8 :  SS好きの774さん   2014年12月26日 (金) 10:03:32   ID: KQ5tdCTO

DQ8もすばらしいと思うな、うん…
多分ゼシカの服が替えられる情報を集か友達 だ っ た 人に教えてもらえるだろな。そして気まずくなる4人が目に浮か…ブフォッハナヂガ…

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