モバP「特殊能力を会得した」【安価】 (546)

 

P「毎日毎日プロデューサーとしてそのスキルを磨き続けていたが……」

P「まさかこんな能力が身につくとは……」

P「これはきっと、この能力でさらにアイドル達を立派な子にせよ、という神様の思し召しに違いない!」

P「よっし、早速能力を使っていこう!」



Pが会得した特殊能力の内容
↓3

 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436958232

 
P「俺が手にいれた能力、それは……!」


『一レス毎に徐々に衰弱していく能力』


P「……?」

P「ど、どういう事だ……? “一レス”とは何を指す言葉なのか……」

P「“何か能力を得た”という感覚と、“その能力名”はハッキリ頭に刻まれているが、その詳細がいまいち分からん……」

P「というか、冷静に考えて“衰弱していく”って完全にマイナスの能力では!?」

P「くっ……これは、神様からではなく、悪魔からのプレゼントだったってことか……」


「おはようございます」

P「むっ、事務所に誰かきたな」


入ってきたキャラ
↓2

 

 
泰葉「おはようございます」

P「おお、泰葉か……おはよう」

泰葉「……プロデューサー? なんだか思いつめたような顔をして、どうしました?」

P「え? あ、ああ、いや……」


P(うーん、どうする? 今俺の身に起こっていること、泰葉に話してみるか?)

P(いやしかし信じてもらえないんじゃなかろうか。というか俺自身、自分が今どういう状況に立たされているのか説明できんし)

泰葉「プロデューサー?」


1 思い切って泰葉に相談してみる
2 能力のことは気にしないことにして、普通に仕事する
3 その他自由安価

↓2

 

 
P(そうだ……冷静に考えたら特殊能力ってなんだよ。そんなこと現実にある訳無いだろ)

P(俺多分疲れてるんだな。だから突然そんな訳分からんことを思いついたんだ、うん)


P「いや、なんでもないよ。心配してくれてありがとな、泰葉」

泰葉「いえ……プロデューサーはいつも私達のために頑張ってくれてますから。もし、疲れていたりしたら遠慮せず言ってくださいね」

P「大丈夫さ、俺は昔から丈夫な事だけが取り柄だからな。それにそうやって泰葉から声かけてもらうだけで体力満タンだよ」

泰葉「ふふ……」

P「よーし、それじゃ早速今日も頑張っていくかー!」


今日の予定
↓2

 

 
P「今日は泰葉の……ん……?」

泰葉「どうしました?」

P「い、いやなんでもない。今日は泰葉の新曲の収録だからな。俺も一緒にスタジオまでついてくぞ」

泰葉「はい、お願いします」

P「……」


P(なんだ……? 今、なんだか瞬間的に疲労がたまったような……?)

P(気のせいだよな……? “どっと疲れる”ってことはあっても、“徐々に疲れる”なんてことなかなかない)

P(あるにしても、何か疲れる原因があるはずだ。今俺は普通に泰葉と会話してただけ……泰葉との会話に疲労を感じる要素など皆無だ)

P(うん、やっぱ気のせいだ。俺は疲れてなんかない……いや、ある意味疲れてるか。さっきから変なことばっか考えて)

 

 
スタジオ―


泰葉「お疲れ様です」

P「……おう、お疲れ泰葉」

泰葉「私、どうでしたか? プロデューサー」

P「うん、すごくよかったよ。ミスも少なかったから収録もスムーズだったな。流石は泰葉だ……ほい、ドリンク。喉かわいたろ」

泰葉「あ、ありがとうございます」

P「……ふぅ」

泰葉「……って、プロデューサー? 本当に大丈夫ですか?」

P「……へ、何が?」

泰葉「何だか朝より顔色が良くないですよ? 実はやっぱり体調が悪いのでは?」

P「な、なに言ってるんだ泰葉。そんな訳ないだろ? 俺はこの通り、元気もりもりだ!」

P(俺はそういって、ラジオ体操第二的な動きをキビキビとしてみせた)

泰葉「そ、そうですか……それならいいんですが……」

 

 

その夜―


P「はぁ……泰葉にはああ言って強がったものの……」

P「つっっっかれたなー今日はー!」ノビー

P「いやホント、こんなに疲れを感じるのは久々かも……しかも今日の仕事にいたってはただの付き添いで足もほとんど使わない内容だったにも関わらず、だ」

P「……なんだか家ついてまたさらに疲れた気がするし……」

P「ぐあー、やっぱ今日俺色々おかしいわ。こんな時はさっさと寝るに限る!」

P「昔っから一晩ぐっすり寝れば大抵体も頭もスッキリするようにできてるからな」

P「明日も予定あるし……とっとと眠るとするか。電気消して、と……」


P「おやすみー!」

 

 

朝―


P「……か……体、だる……」

P「ちょ……嘘でしょ? しっかり寝たはずなのに、疲れが取れるどころかむしろ疲れが増すなんて……こんなの初めての経験だ」

P「これは……流石にどっかおかしい可能性あるな」

P「今度予定が空いたときに病院行った方がいいかも……」

P「しかし今日も予定が入ってるし、いつまでも布団の中にいる訳にいかん」

P「とりあえずスタドリでも飲んで……」ゴクゴク


P「よしっ、元気一発! 今日も頑張るぞ!」シャキーン


今日の予定
↓2

 

 

P「今日は動物愛護センターでロケだ」


P「同行するアイドルは……↓2と↓4か」

 

 

動物愛護センター―


みく「うにゃあああ! 可愛い猫ちゃんがいっぱーい!」

藍子「ワンちゃんもたくさんですよ」

ワイワイ


P「こらこらお前たち。今日のお仕事はただ動物達と戯れるんじゃなくて、ペットを飼ってる人達に犬や猫を簡単に捨てないようにってメッセージを送るのが目的だぞ」

みく「にゃーん! 猫チャーン! おいでおいでー!」

藍子「きゃっ……もう、急に舐めたらくすぐったいよ」


P「おーい……聞いてるかー?」

みく「にゃはは、分かってるってー! 言われなくてもしっかりお仕事はするにゃ!」

P(みくは余程テンションが高いのか、話しかけてくると同時に俺の背中をバシバシと叩いた)

P「うっ……!」グラッ

みく「……へ?」
 

 

みく「ぴ、Pチャン……?」

P「……」


みく「み、みくそんなに強く叩いたつもりは……あ、あの、ご、ごめ」


P「……ぷっ」

みく「えっ?」

P「……あははは! 騙されたー! 今マジで心配してただろお前ー!」

みく「……にゃっ! にゃにそれー!」

P「いやー、みくは純粋だなー。こんな三文芝居にも乗っかってくれて。けど悪いやつに騙されないか不安になってきたよ」

みく「も、もうっ! Pチャンなんか知らない! いこ、藍子ちゃん!」

藍子「え、う、うん……」

P「……ははは」


P(……言えねえ。マジでよろけたなんて)
 

 
仕事が終わり―

みく「いやー今日のお仕事はとっても楽しかったにゃ! ね、藍子ちゃん」

藍子「うん、そうね。これもPさんが私達のためにこの仕事を選んで取ってきてくれたおかげかな」

みく「むー……でも、Pチャンにはさっきみくをからかった罰を与えないと」

みく「ということで……今日はPチャンはみく達と一緒に夜ご飯の刑! にゃ!」ビシッ

P「……」ボーッ

みく「って、Pチャン! 何をボーっとしてるにゃ!」

P「…………え? ……ああ、悪い悪い。なんだった?」

みく「もー、しっかりしてよね。この後ご飯食べに行こうよ、って話」

藍子「大丈夫ですか? お疲れでしたら今日は無しでも……」

P「……えーと」


1 正直に疲れてる事をいい、断る
2 疲れがばれない様にご飯に行く
3 その他自由安価

↓3
 

 
P「……悪いな二人とも。なんだか最近疲れててさ……今日のところはやめとくよ」

みく「えーっ、普段はいつ休んでるんだってくらい元気なPチャンが疲れてる!? 珍しい事もあるもんだにゃ」

藍子「Pさんも人間だもん。そりゃ疲れだってするよ」

P「……すまんな。この埋め合わせはまたいずれ……」

藍子「そんな、気にしないでください。それより、早くお家に帰って休んだ方がいいと思います。車に行きましょう?」

P「あ、ああ……そうだ、な……」グラッ

藍子「……キャッ!?」

P(俺は動き出そうと一歩を踏み出した……つもりだったのだが、思った以上に足に力が入っておらず、そのまま藍子によろけてもたれかかってしまった)

みく「って……な、なにしてるにゃPチャン!」

P「す、すまんすまん! 足がもつれて……はは、俺もいい年だな……」

藍子「Pさん……ちょっとおかしいんじゃないですか? 病院に行った方がいいんじゃ……」

P「あー、今度予定が空いたら行こうとは思って……」

藍子「それで先延ばしにして実は悪い病気とかだったらどうするんですか? 早く元気になってもらう為にもすぐ行くべきですよ」


P「……↓3」
 

ここでいう事情とは特殊能力の件でよろしいでしょうか

と、ついでに日付変わるしトリをば

俺ももっとバカでエッチな内容ばかりくると思ってたのでびっくりしました
シリアスはあまり得意じゃないのでふわっと終わらすかもしれません

とりあえず、IDに疑問を感じましたが他に人もいなかったので事情=特殊能力と解釈します

 

P(……確かに。もし本当に俺がヤバい状態なんだとしたら、すぐに病院に行くべきだ)

P(だがそれは、あくまで現実的な病気だった場合……)

P(この疲れの原因が、万が一現代の医学では測れないようなものだった場合……果たして効果はあるのだろうか……?)


P(そう……薄々考えてはいた……この疲れの原因)

P(こんな風にどんどん体力が削られていく感覚に襲われはじめたのは、あの時からだ……アレが、もしも俺の妄想勘違いじゃないんだとしたら……)


P「なあ、二人とも……俺が今から話す事、信じなくていいから最後まで聞いてもらってもいいか?」

P(気づけば俺は目の前の二人に、そう語りかけていた……多分、一人で考え込むのがだるくなったんだと思う)

 

 
P(そこから俺は、昨日突然自分に特殊能力が身に付いたと“分かった”こと)

P(その能力の内容が“一レス毎に徐々に衰弱していく能力”だという、いまいち意味が理解できないものだということ)

P(しかし、それから確かに、僅かずつではあるが俺の体力が減っていっていることを話した)

P(二人はこんな突拍子もない俺の話を最後まで黙って聞いててくれた)

P「――とまあ、こんな話なんだが……流石に信じられない……よな?」

みく「うーん……簡単には納得できない……かも。特殊能力とか……漫画とかゲームの世界って感じだし……」

藍子「だけど、Pさんがこうして体調が優れないのも事実ですし……やっぱりどちらにしろまずは病院へ行くべきですよ」

藍子「それで原因がなんであろうと、はっきりするんだったらいいじゃないですか」

P「……そうだな」

藍子「そうと決まれば早速明日行きましょう! 明日は私もオフですから、付き添います」

P「えっ? いいよそんなわざわざ、悪いから」

みく「こんな話聞かされて、結果も知らずにいるのはムズムズするにゃ! みくも行くからね!」

P「み、みくまで……?」


P(あれよあれよという間に、明日三人で病院へ行くこととなったのだった)
 

 
P(次の日俺達は、病院が開くとほぼ同時に駆け込み、診察をしてもらった)

P(その結果は……)

医者「――ただの過労だと思います」

P(……だった)

P(分かりやすく噛み砕くなら、『原因不明』)

P(一応点滴をうってもらったが、気休め程度にもなりやしなかった)

藍子「過労……ですか」

みく「本当にそうなら、Pチャンには一週間ぐらいお休みしてもらってリフレッシュすればいいっていうところだけど……みく、何だか嫌な予感がするにゃ」

P「……嫌な予感?」

みく「Pチャンとお別れしちゃったら、もう二度と会えないような気がする……」

P「二度とって……そんな大げさな」

みく「だって! Pチャン昨日より明らかに顔色悪いもん! こんなにみるみる変わっていくなんて変だよ! 絶対変!」

P「みく……」


P(俺は返す言葉がなかった……その変化については、誰よりも自分が一番理解していたから)
 

 

藍子「さて、これからどうしましょうか……」

P「もっと大きな病院に行って……精密な検査を受けるっていうのも……ふー……ありか……?」

みく「意味無いよ多分……いい加減みくにも理解できてきた。Pチャンが明らかに異常な状態だって。それはきっと、病気とか、そういうんじゃない」

P「……というと」

みく「昨日の話、みく信じるよ。Pチャンはその特殊能力ってやつに苦しめられてるんだってこと」

藍子「私も……信じます。特殊能力というか……呪いですよもはや」

P「二人とも……」


P(みくと藍子の後押しを受けたこともあり、俺もようやくこの特殊能力のことと再び向き合う気持ちになった)

P(しかし、この理不尽な現実と向き合おうとすると、巨大な壁が立ちふさがってくる。それは……)


みく「どうすればその特殊能力を解くことができるの……?」

藍子「“一レス”というのも……どういうことなんでしょう……?」

 

 

みく「……レスっていうのは、ネットの掲示板とかに書き込んだりするときのことをいうみたい……全然意味わかんないにゃ」

藍子「やっぱり私達だけで考えていても駄目ですね……時にPさん、今のPさんの状態を知っている人って他にいるんですか?」

P「いや、いない……泰葉には会ったが……まだその時は今より元気だったから……異変には、気づかなかったと思う」

みく「……じゃあみんなにも早く教えてあげなきゃ」

藍子「うん。だけど闇雲に動いてもPさんの状態がどんどん悪くなる一方だと思うから、無駄な動きはできない」

藍子「確実に現状を良い方向に持っていけそうな行動をとらないと」

みく「それじゃあ、どうする?」


行動安価
↓2

 

今日はここまで
シリアス疲れる

ネット民「呪いの除去方法しってるよ 知りたかったらうp
みく「ええええ!なんで裸見せるとか無理にゃ!でもpチャンのためなら・・・
ドラム缶「・・・」

 

みく「みく、さっき色々ネットで調べてたんだけど、思いきってこのことをネットで聞いてみるっていうのはどうかにゃ」

P「……特殊能力の、ことをか? そんなこと聞いて、相手にされるんだろうか……」

みく「でもネットは世界中の人が見てる。もしかしたらたまたま心当たりのある人が見て何か教えてくれるかもしれない」

藍子「そうですね……何事もやってみないと。けど、聞くといってもどこで聞きます? できるだけ多くの人目につくところで質問したいところですけど」

みく「それだったら『2ちゃんねる』はどうかにゃ。すごく大きな掲示板だって聞くし、きっと色々な人が覗いてるんじゃない?」

P(……『2ちゃんねる』は人は多いが、それだけデマやガセも多く回っていると聞く……が、あまりマイナスな情報ばかり口にして二人に水を差すのもな……)


みく「……よし、これでいいのかな?」

藍子「多分大丈夫だと思う……」



スレタイ『“一レス毎に徐々に衰弱していく能力”について知っている人きてください』

1 私の知り合いが、原因不明の特殊能力“一レス毎に徐々に衰弱していく能力”にかかってしまい苦しんでいます。何か少しでも知っている方いたら教えてください



ついたレスの内容
↓2 ↓3 ↓4
 

 
2 妄想乙

3 くっさ

4 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ!

↓以下、役に立たないレスたち




みく「……なにこれ……全然……誰もちゃんと話を聞いてくれない! 妄想なんかじゃないもん! ばかぁ!」

藍子「天狗の仕業っていうのはもしかしたら、何かのヒントかも……! この人にもう少し話を詳しく……!」

P「……やめとけ、藍子……それは馬鹿にされてる……だけだ……はぁ……はぁ」

P(まあ予想通り……こうなるか……)フラフラ


みく「って、Pチャン! フラフラしてるけど大丈夫!? 辛いの!?」

P「いや……ちょっと、な……あれだ……眠く、なってきただけ……だから……いったん……俺の家に……戻ろうぜ……横になりたい……」ハァハァ

みく(ぴ、Pチャンの家に!? ……って、違う! 今は全然そういう場合じゃない! Pチャンが……Pチャンが死んじゃう!)

藍子(家というより病院に入院してもらった方がいいんじゃ……いや、多分時間の無駄……! それよりも早く特殊能力を解く方法を見つけないと……!)

 

Pの家―

P「はぁ……はぁ……」バタンッ

P(俺は我が家につくなり、布団を敷くのも諦めてソファにダイブして寝転がった)

P「二人とも……すまんな……客人をもてなしもせず、ゴロゴロして……かなりおねむなんだよ、俺……ははは……」

藍子「Pさん、無理して強がらないでください……私達は分かってますから……」

P(そういいながら藍子がブランケットを俺の体にかけてくれる)

P「……はぁ……すまん……」

みく「Pチャン……お腹空いてない!? 部屋の気温はどう!? 暑い!? 寒い!? 何か欲しいものあれば買ってこようか!?」

P「みく……落ち着け……お腹もすいてないし、気温も大丈夫……欲しいものも、別に……ない」

みく「落ち着けないよぉ! 落ち着いてほしいなら、早く元気になって!」

藍子「みくちゃん! あんまりPさんを困らせちゃダメ! 一番つらいのはPさんなんだよ!?」

みく「だって……だってぇ……」

P(みくは今にも泣きだしそうになっていた……よく見ればみくを怒る藍子の目にも涙が浮かんでいる……ごめんな、二人とも)

P(……さて、そろそろ……俺に残された時間はそう多くは無いと……俺の体が言っているな……)

P(残りの時間……何かできることは、あるかな……?)

行動安価↓3

 

P(今俺にかかっている特殊能力を、何か別の能力に上書きすることができれば……あるいは助かるのかもしれんが……)

P(しかし能力について何も分かってない状況で……一体どうやってそんなことができるんだって話だよな……はは……)


P(ダメだ……そうこう考えてるうちにどんどん体が衰弱していってる……こりゃマジでいよいよか……?)

P(なぁ……神様よぉ……もしアンタが本当にいるってんなら、この俺の悪魔みたいな能力を消し去るいい方法を、教えてくれよ……)

P(頼む……俺はもう正直、死への覚悟はできてきてるんだが……目の前の二人はきっとすごく悲しむ……)

P(こんなに可愛い女の子二人を悲しませるなんて、そんな非道なこと……神様がしていいのか? ダメにきまってるだろ……)


P(さぁ……分かったら……この状況を好転させられる何か……いい方法を……教えてくれっ!)



1 何か思いつく(内容も)
2 何も思いつかない

↓3

 

 

P(……………………なんて……な)

P(ははっ……ここでドラマとか漫画とかだったら……いきなりスゲー展開になって一気に助かるとこまでいけるんだろうけど……)

P(……分かってる……これは現実だ……都合のいい神様なんていない……)


P(ふぅ……よし…………覚悟は決まったよ)


P「二人とも……ちょっと聞いてくれ」ヨロッ

みく「Pチャン……!? なに!?」

藍子「Pさん、無理せず、横になったままお話してください!」

P「いや……これは……ちゃんと……お前らの顔を見ていいたい……」

みく「……い……いやっ! みく、それ聞きたくないっ!」バッ

P「……みく」

みく「そんな……遺言みたいな……それを伝えたら……Pチャンが……死んじゃうような……やだっ! やだっ!」ブンブン

P「……仕方ないな……本当は顔を見ながら言いたかったが……そのままで聞いてくれ」

藍子「うっ……うう……」プルプル
 

 

P「俺は……お前たちのプロデューサーになれて……本当によかった」

P「一つ心残りがあるとすれば、お前たちがトップに立つところを見届けられないことだけど……」

P「たとえどこにいたって……俺はしっかりお前らのことを……見守ってるからな」

藍子「P……さん……ううっ! うええええん! やです! お別れしたくないですううう!」ギュウウウ

みく「うぐぅ……Pチャン……行かないでええええ!」ギュウウウ

P「ごめん……ごめんな……」ナデナデ

P(それからしばらく、俺の胸に抱き着いて泣きじゃくる二人の頭を優しく撫でつづけた)

 

 

藍子「ぐすっ……ひっく……」

みく「うう……ぐすん……」


P「……さっきさ……俺に、欲しいものはないかって聞いてきただろ? あれ、今思いついたんだけど、いいか?」

みく「……なんで今そんなこと……なに」

P「俺はお前たちの笑顔が欲しいよ」

みく「……にゃ……そんな……こんな時に……笑える訳ないよっ」

P「頼むよ……俺からの……最期のお願いだ……せめて最期は……お前らの可愛い笑顔を見ていきたいんだ」

みく「う……ううっ……最期って……そんなの……」


藍子「……っ! みくちゃん……笑おう」

みく「……藍子……ちゃん……?」

藍子「私達は……ぐすっ……アイドルだもん……どんな時でも……笑顔を……届けないと……うっ……」プルプル

みく「う……ううううっ……分かった……笑おう……!」
 

 
藍子「え、えへっ! どうですか、Pさん!」

みく「……にゃはっ……可愛いみくのスマイル……だにゃ!」


P(二人とも涙で顔がくしゃくしゃになっていて、とてもじゃないがTVで見せる華麗な笑顔とは似ても似つかなかった)

P(だが……そんな二人の精一杯の笑顔は……今まで見たどんな顔よりも……)

P「ああ……すごく可愛いよ。二人とも……ありがとう」

P(こんなに可愛い子達が、トップアイドルになれない訳がないな……これなら俺がいなくても大丈夫……)

P(安心して………………逝ける……)


P「…………………………」


藍子「P……さん……?」

みく「Pチャン……どうしたの……? 寝ちゃったの……ねえ、返事して……お願いっ! Pチャン! Pチャン!」


――その日一人のプロデューサーがこの世を去った。

――あまりに突然の死であったが、しかし、生気を失ったその顔は、アイドル達の笑顔に送ってもらえた幸せからか、とてもいい笑顔だった。


――「一レス毎に徐々に衰弱していく能力」編 end

やっつけで終わらせてすいません
シリアスは大変です
そういう意味では選択肢でバッド直行させてくれた人には感謝します
違う能力でもやろうかちょっと考えてますが、とりあえずここまで

乙ありがとうございます
続きをこのスレでやろうと思います(違う能力で)
IFや後日談を望んでくれるのはありがたいんですが、俺の頭では安っぽいご都合主義展開しか思いつかないので今回はやめておきます

再開します。が、今日は時間なくて全然できません
とりあえず能力決めときます

 

P「……はっ!? ……な、なんだっ!?」

P「なんだかとても悲しい夢を見た気がする…………って、そんな事より!」



P「毎日毎日プロデューサーとしてそのスキルを磨き続けていたが……」

P「まさかこんな能力が身につくとは……」

P「これはきっと、この能力でさらにアイドル達を立派な子にせよ、という神様の思し召しに違いない!」

P「よっし、早速能力を使っていこう!」




Pが会得した特殊能力の内容
↓3


 

皆さん割とシリアスな流れを望まれてるんでしょうか?
そうでもないなら今回はあまり重くない感じにしたいと思ってるんですが
まあ沙耶の唄やったことないけど

えー期待されてるー
まあほどほどに頑張ります

 

P「俺が手にいれた能力、それは……!」


『他人が異物にしか見えなくなる』


P「……はっ!? な、なんだその能力!?」

P「“異物”? “異物”ってなんだよ? 大体これアイドル達のために使うとか、そんなレベルの話じゃなくない?」

P「“他人”というのは……俺以外全ての人に対して当てはまる言葉なのか……?」

P「な、なんにせよ誰かに会ってみないと何とも分からんな……」


「おはようございます」

P「……っ! だ、誰かきた! この声は……」


入ってきたキャラ
↓3

そのキャラの外見(“異物”の詳細)
↓5
 

安価把握(白目)
短くてすみませんが今日はここまで

やっていきますー

 
幸子「おはようございます、Pさん!」

P(扉を勢いよく開けて入ってきたのは、声は確かに聞き覚えのあるもの。しかし……その外見は……)

P「な……な……」


P(まるで豚かなにかを巨大なミキサーにかけてグチャグチャにしたかのようにすら見える――“グロテスクな肉片”)

P「う……うわああああああああああああああ!」

P(あまりに突然の事態に、俺は我を忘れて叫んでしまった)

幸子「ど、どうしたんですかPさんっ!?  そんなに驚いた顔をして……大丈夫ですかっ!?」

P(肉片がこちらに近寄ってくる……怖い。来るな。気持ち悪い)

P「ひっ! くっ……はぁ……はぁ……」ズリズリ

幸子「ど、どうして後ずさりして逃げるんです……?」

P(お、俺は……俺は……)

1 事務所から逃げ出した
2 事務所の物置に閉じこもった
3 肉片を攻撃した
4 その他自由安価

↓3

見た目だけそう見えて実際は元の幸子なままなら、Oculus Rift使えば余裕でいけるでしょ

いまはマジモンのVRヘッドマウントディスプレイが製品版できるって時代だから、こういう能力だけで悲しい展開って想像しにくくて困る……

そういえば今さらなんですが
自由安価を取る時に、あまりにその時の状況とあってない、展開に無理がありすぎる等と判断した場合は安価下採用とすることがあります
という報告

>>205
おいおい
肉眼で生の姿見たらアウトだけど、VRの映像ならセーフって随分温い特殊能力だな
写真や動画、絵画までアウトな可能性あるだろ(ニコッ

>>207
まぁ視覚情報について議論する気はないけど、もうこういう系で悲劇は考えにくい人もいるってだけで

 
P「く……来るなあああ!」ドンッ


P(俺はあまりの恐怖に、肉片を思いきり突き飛ばした)

幸子「うぐっ!」ドタッ


幸子「い、痛い……うう……い、いきなり何をするん……ですか……」

P(倒れこむ肉片が何か言っている。しかし俺は肉片に触れた時の『むにっ』とした生々しい感触に吐きそうになっていて、それどころではない)


幸子「お、落ち着いてください……ね? ほら、とってもカワイイボクが話を聞いてあげますから……」スッ

P「……っ」

P(再び起き上がろうとする肉片。それに対し俺は……)


1 れんぞくこうげき!
2 今のすきに逃げだす!
3 幸子に気づく
4 その他自由安価

↓3
 

P(……と、その時)

ガチャ

輝子「お、おはようございます……」

P「うっ!」

P(なんと、事務所の扉を開け、もう一体の肉片が現れた)

P「ううう、な、なんなんだお前らはあああっ!」

輝子「えっ、えっ……? ええと……こ、この状況は……なんだ……?」

幸子「輝子さん……ボ、ボクにもよく分からないんですが……とにかくPさんの様子が少し……いえ、かなりおかしいんです」

輝子「P……? ど、どうした……? 具合、悪いのか……?」

P(二体の肉片に囲まれて、俄然パニックに陥る俺。しかし、そこであることに気づく)

P(……この声……聞き覚えがあると思っていたが……二つの声を聞いて、より確信を得た)

P(幸子と……輝子の声だ……)

P(これは……これは一体どういうことだ!? 何故肉片が二人の声を使って喋っている!? これは……つまり……)

1 自分の特殊能力について思い出す
2 二人が肉片に乗っ取られたのか!
3 その他自由安価

↓2

 

P(二人がこの、得体のしれない肉片に乗っ取られたのか!)


P「く……くそぉ……」プルプル

幸子「ぴ、Pさん……? 震えてますけど、大丈夫ですか……?」

P「そ、その声で……」

幸子「え……?」


P「幸子の声で……喋るんじゃねえええ!」ドゴッ

幸子「ぐ……がはっ!」

P(俺は怒りに身を任せ、幸子を乗っ取った肉片を思いきりぶん殴った)

輝子「さ……幸子ちゃん! P……な、なにをやってるんだ……!」

P「うるせえ! てめぇも……輝子を……輝子を返せえええ!」

輝子「ひっ……! P……や……やめて……」

 

 


P(……気づけば俺は、複数の肉片に取り押さえられていた)



「貴様、おとなしくしろ!」

P(ああ……この肉片は、俺の知らない肉片だ)


輝子「痛い……痛いよP……うう……」

幸子「Pさん……どうしてこんな……うっ……げほっ、げほっ!」


P(向こうの方では、幸子や輝子、それに他のアイドルを乗っ取った肉片達が口々に何か言っている)

P(ごめんみんな……結局お前らを助け出すことはできなかったよ。思いきり痛い目にあわせれば追い出せると思ったのに……)


「おら、こっちに来い!」

P(そして俺は知らない肉片に引きずられるようにどこかへ連れていかれる)

P(そうか……こうして俺も肉片の仲間にされるんだな……まあみんなと同じになるんだったらそれでもいいか……)

 

 


P(出会う者出会う者がみな肉片に乗っ取られている世界……そんな現実を見るのが嫌になり、俺はずっと目を瞑っていた)

P(そうして長い事心にしていた蓋を久方ぶりに開けてみた時……目の前に広がっているのは病室らしき風景)

P(一瞬今までのは夢だったのでは? と、一縷の希望を胸に部屋の外を覗いてみる。が……)

P(廊下を歩く肉片。肉片。また肉片)

P(寝ぼけた頭を覚ますには十分すぎるおぞましい光景を見れば、これが夢じゃないと理解するのは容易かった)


P(トイレに行って鏡を見ると、そこに映る姿は見慣れた自分のものだった)

P(なんだよ……どうせなら俺も肉片にしてくれればよかったのにな……はは)


P(これから俺は……どうすれば……)


1 もうこんな世界で生きるのは疲れたよ
2 誰かお見舞いにくる(名前も)
3 その他自由安価

↓3

 

 

P(病室に戻り、ボーっとしていると一つの肉片が入ってきた)


頼子「……こんにちは……Pさん」

P(……頼子だ……正確には、頼子を乗っ取った肉片)

P「……何の用だ」

頼子「え……! い、今、Pさん、喋った!? Pさん、私のこと、分かるんですか!?」

P(何を思ったか、急に興奮気味にこちらに迫ってくる頼子の肉片)

P(うっ……! もうすっかり見慣れたと思っていた肉片だったが、こう近距離だと腹から何かこみ上げてきそうになるな……!)

P「やめろ、くるな! 離れろっ!」

頼子「あっ……ご、ごめんなさい……私、つい嬉しくなって……」

P「何がだよ……くそ……」

P(頼子の肉片が言うには、俺はいままで意識はあるものの、誰が何を話しかけても何も話さない人形のような状態だったらしい)
 

 
P「そのまま人形でいたかったぜ……」

頼子「そ、そんな……そんなこと、言わないでください……みんな、Pさんがこうして戻ってきてくれたことを知ったら喜びます……勿論、私も」

P「みんな……? みんなって、お前ら肉片どもがか!? そんなこと言われたって、何も嬉しくねぇんだよ!」

頼子「に、肉片……? Pさん、一体何を……」

頼子「……いえ、今のPさんには、私達がそう映っていると……そういうことですか……」

P「何ごちゃごちゃ言ってるんだ! てめぇ早く頼子から出ていけよっ!」


P(俺が怒声を上げていると、他の肉片どもがわらわらと湧いてきた)

「ど、どうしましたっ!? 大丈夫ですかっ!?」

「いかん、錯乱している! 一旦抑えるぞっ」

「君、いったん病室から出ていってくれ!」

頼子「で、でも……」

「いいから早くっ!」

頼子「……っ! はい……」

 

 
――――――――――


頼子(……病室を追い出された私は、仕方なく病院を後にしていた)

頼子(せっかくPさんが意識をはっきりさせてくれたのに……今日はもう面会もさせてもらえないだろう)


頼子(ある日……私の、私達のプロデューサーはおかしくなってしまった)

頼子(私はその日オフだったが、突然事務員のちひろさんから晴天の霹靂ともいうべき連絡を受けた)

頼子(Pさんが数名のアイドルに暴行を行った……と)

頼子(当然信じられなかった私は、すぐさまPさんに会いに行ったが、そこで私が見たのはひどく錯乱した彼の姿)

頼子(しばらくしてPさんは精神病棟に入れられ、私を含む多くのアイドルが彼を見舞った)

頼子(そして先ほど、長い人形状態から目覚めた訳だけど……)

頼子「肉片……か」

頼子(どうやら彼には私が肉片に見えるらしい……恐らくは、私以外の人間も全て)

頼子「どうすれば……元のPさんに戻ってくれるんだろう……」


頼子の行動安価
↓3

 

頼子「……」カタカタ


頼子「……はぁ、何してるのかな私」

頼子(淀んだ心のまま家に帰った私は、大した結果も得られないのを薄々は理解しつつも、気づけばパソコンに向かって行動していた)

頼子(モニターに映るのは『2ちゃんねる』の画面……そう、ここにスレを立てて、誰かに助けを請おうというのである)




スレタイ『心の病に詳しい人きてください』

1 私の知り合いが心の病にかかってしまい、周りの人間を“肉片”として認識してしまうようです。誰かこういう時の最良の対処法を教えていただけませんか



頼子「……お願い、誰でもいい……少しでもいいから有益なアドバイスをちょうだい……」


ついたレスの内容
↓2 ↓3 ↓4

 

 

それなんて沙耶の唄?

パンを尻にはさみ 右手の指を鼻の穴に入れ 左手でボクシングをしながら「いのちをだいじに」と叫べば治るらしいですよ

これは鮫島事件やろなあ

↓以下、役に立たないレスたち


頼子「……はぁ」


頼子(次々についたレスの内容を一瞥した私は、小さくため息をついてからパソコンをそっと閉じた)

頼子「まあ……予想通りだったけど……」

頼子(とはいえ落ちた気持ちを隠し切れない私は、そのままベッドに寝転がる)


頼子「それより明日は事務所に行くし……みんなにも相談しよう……」

頼子(Pさんが目覚めたことは、送れる範囲の子には全員に一括で連絡しておいたけど、“肉片”の件など、もっと話すことがあるだろう)


頼子(……結局その日は色々と考えてしまって、なかなか寝付けなかった)
 

 

頼子「おはようございます……」


頼子(次の日、決して軽くない足取りで事務所に入った私。するとすぐさま……)


バタバタバタ

頼子(誰かが近づいてくる音がする)



事務所にいたキャラ
↓3 ↓5

 

池袋晶葉

まぁ今回の能力安価は前回よりたいしたことないし、あっさり解決できそうなもんだし、まぁいいじゃん

 
志希「頼子ちゃんきたっ!」

凛「プロデューサーが目覚めたって本当!?」

頼子「志希さん、凛ちゃん……うん……」


頼子(興奮義気に話しかけてくる二人に対し、私は昨日あったことをできるだけ分かりやすく伝える)


凛「肉片って……なにそれ。じゃあ私のことも肉片に見えるっていうのっ?」

頼子「ええ、多分……」

志希「じゃあ幸子ちゃん達に急に襲い掛かったのは……」

頼子「Pさんは私に『頼子から出ていけ』と言いました。これも推測ですが……Pさんは私達がその肉片に乗っ取られていると錯覚しているのではないかと……」

頼子「幸子ちゃん達に手を上げたのは、Pさんなりに彼女達を助けようという思いからの行動だったのでは……?」

凛「そんな……そんな悲しい事って……」

 

 

頼子「私……Pさんを助けたいです……!」

凛「私だって……!」

志希「うん……あの人がいないと、アイドルやってても面白さ半減だもんね」


頼子「それで……どうしようか考えてたんだけど……私一人で悩んでても全然ダメで……二人の力も貸してください……!」


行動安価
↓3

 

認識阻害を投薬治療して、治療を妨害する元(能力発生させてるところ)を根絶する

 
凛「……とりあえず、手紙を書いて送ってみるっていうのはどう?」

頼子「……手紙?」

凛「うん……プロデューサー、私達の姿を見るとまた混乱しちゃうでしょ?」

凛「だから、闇雲に何度も会いに行くよりは、まず手紙に私達の伝えたい気持ちを書いて渡すの」

志希「なるほどねー……ちょっと消極的な感じだけど、今の取り付く島もない彼に対しては、それぐらいでちょうどいいかも」



頼子(そして手紙を書くことになった私達は、自分たちが肉片に乗っ取られてなんかいないことや、今でもPさんが戻ってくるのを心から待っていることなど)

頼子(書いてる途中で涙が浮かんでくる程想いをこめ、それをPさんに贈った)


頼子(お願い……! 私達の声、Pさんに届いて……!)



コンマ判定
現在のPの心の病み度を100として、↓3のコンマの数値分Pの病み度が下がる(0は100扱い)

 

特殊能力というか状態異常なんだよな

 
結果 56
Pの病み度 100-56=44


P「なんだこれ……手紙?」

P「頼子達からだと? ……くそっ! あの肉片どもめ! 訳分からんもの送ってきやがって!」


P「こんなもの捨てて……! すて……て……」

P(すぐにゴミ箱にポイしてやろうと思った。思ったのに……何故か、体がそれをためらった)

P「ちっ……一体どんな反吐の出る内容を書いてるのか、一読してやってもいいか」

P(誰に言うでもなくそうつぶやき、くしゃくしゃにしかけた手紙を開いて読む)


P(内容は……自分たちは肉片ではないだとか、俺のことを待ってるとか、そんな、俺を騙して混乱させようという魂胆の見えるくだらないもの)

P(読んでて腹が立ってきた……なのに……)

P(何故だ…………涙が出るのは)

P「くそ! こんなもんに騙されんな俺!」


P(頭では分かってたつもりなのに……俺はまだ心のどこかで、あの“肉片ども”を大事なアイドルだと信じたいらしい……)
 

 

頼子「あれから数日が経ちましたが……」

凛「プロデューサー、私達の手紙読んでくれたかな……?」

志希「読んでなかったら、作戦は大失敗だね」

凛「うっ……そ、そんなはっきりと言われると怖くなってくるじゃん……」


頼子(反応を確かめるためにも、そろそろ会いに行ってみてもいいかもしれませんけど……)

頼子(でも、また拒絶されるかも……)


行動安価
↓3

 

 

頼子「そうだ……Pさんのことを診ている主治医さんに相談してみるのはどうですか?」


頼子「主治医さんなら何と言ってもその道の専門家ですし、私達にもできることを教えてくれるかもしれません」

凛「なるほど……それじゃ一度病院に行こうか」

志希「……ほーい」


病院―



主治医「そういうことでしたら……なにもしてほしくない、というのが正直なところですね」

頼子「……え」

 

 
主治医「あの患者さんは今とても精神不安定な状況だ。本当なら少しでも安らかに生活してもらって落ち着かせたいというのに」

主治医「あなた達がかわるがわるお見舞いに現れて、そのたび彼は取り乱して……こっちとしてはいい迷惑なんです」

凛「かわるがわるって……」

頼子(そうか……他のみんなもお見舞いに……それはそうだよね……)


主治医「だからあの患者さんは面会禁止にすることにしたんですよ」


頼子「え……そ、そんな……!」

主治医「あなた達も……彼のことはしばらく我々に任せて、お帰り下さい」


頼子(Pさんに……会えなくなっちゃう……? そんな……そんなの……)


1 Pの病室に無理やり突撃
2 お医者さんに任せよう
3 その他自由安価

↓3
 

 
頼子「……分かりました」

志希「……はっ? 頼子ちゃん、本当にそれでいいの!?」

頼子「だって、主治医の先生がそう言ってるんです……従うしかないでしょう……?」

志希「…………」

頼子(志希さんは、何か言いたそうにこちらを見てきた。が、何も言わなかった。恐らく彼女もベストの回答がみつからなかったのだと思う)


頼子(そして私達は病院を後にした)

頼子(でも私達は諦めず、Pさんにお手紙を送り続けた。Pさんから返信が来ることを信じて)

頼子(しかし……Pさんから返信が来ることはなかった……もしかしたら手紙の類も届かないように医者にシャットアウトされているのかもしれない)


頼子(……あれからずっとPさんには会えない。事務所にもどんどん新しいプロデューサーがやってくる)

頼子(世界はPさんを忘れようとし始めている)

頼子(だから私は、彼を忘れないため、今日も届いてるかすら分からない手紙を書きつづける……)


end

コンティニューorニューゲーム

天才ケミカルもいたのにBADなっちゃったか
ニュー

考えても取れなければね!(白目)

ではニューゲームで
今日はとりあえず能力決めてちょっとだけやったら終わろうと思います
三度目の正直期待してます

あと>>292が良い事言ったけど特殊能力と状態以上は分けて欲しいね

 


P「……はっ!? ……な、なんだっ!?」

P「なんだかとても悲しくてグロテスクな夢を見た気がする…………って、そんな事より!」



P「毎日毎日プロデューサーとしてそのスキルを磨き続けていたが……」

P「まさかこんな能力が身につくとは……」

P「これはきっと、この能力でさらにアイドル達を立派な子にせよ、という神様の思し召しに違いない!」

P「よっし、早速能力を使っていこう!」




Pが会得した特殊能力の内容
↓3

 

本当の年齢がわかる能力

アイドルの雰囲気属性で変化する派手な翼を、生やせたり消せたりできる能力

>>335
17歳「セーフ!」

パーマンはアイドルと結婚説があるからな

 
P「俺が手にいれた能力、それは……!」


『スーパーマンと同じ能力』


P「……うおおおっ! やっと、それっぽい能力がっ!!」

P「……って、何言ってるんだ俺。やっとも何も、これが初めての能力なのに」


P「そ、それより……じゃあ、あれか……? 今の俺は、スーパーマンって事か?」

P「本当にそうなら、空だって飛べるはず……」フワッ

P「おおおおおっ! マジで飛べるーっ! すげーっ!」フワフワ


「おはようございます」


P「だ、誰か来たっ! と、とりあえず着地して……」スタッ


入ってきたキャラ
↓3

 

卯月


これか。

80万トンの物体を持ち上げる怪力。

40メガトンの核爆発に耐える耐久力。このような耐久力を誇るのはスーパーマンの体表(および体を包む服)が強靭なフォースフィールドで覆われているからであり、それ故たいていのことでは傷つきも汚れもしない。ただし体から離れているマントはフィールドで覆われてはいないため簡単に破れてしまう。

最高時速800万kmで飛行。地球の自転にさえ影響を及ぼし、


時間を戻す事ができる


(ただしこれは映画『スーパーマン』において死に瀕したロイスを救うための「愛の奇跡」であり、任意に時間逆行できるわけではないことに注意)。

超高速の走行力。地球上を走る最高速度については不明だが、高校生時代に、録画された監視カメラをコマ送りしても人体としてはっきり認識できないなどの記録がある。アニメ版ではDCコミックを代表するスピードスター・フラッシュと並ぶ速度を見せている。

超鋭敏な視覚(望遠・透視・赤外線・X線モード等、鉛のシールドだけは透視出来ない)と聴覚、常人による刃物や銃撃等の攻撃は全て見切れる驚異的な動体視力。

眼から熱線(ヒートビジョン)を放射。威力の調節は元より、有効範囲や熱線の幅など自由自在。

吐く息で物体を凍結させる(スーパーブレス)。空気を肺で圧縮することで液体窒素にすることにより実現。

高速な頭脳、労働作業。高度な計算、数学的能力および事務処理能力、速読術。タイプライターだけでなくコンピューターのキーボード操作も早くパスワードを一瞬で探り当てることも可能。

太陽エネルギーが力の源。

人間と同じように酸素呼吸しているが、空気を肺で圧縮することで宇宙空間でも行動可能。


こいつはすげーや

 

光「おはようございます!」バーン


P「おお、光か。今日も元気に登場だな」

光「ヒーローたるもの、いつだって明るく元気に! それが基本だろ!」

P「ははは、相変わらずヒーローが大好きだなあ、光は……ん? ヒーロー?」

光「どうした、P」


P(スーパーマンと言えばヒーローの代表格みたいなもの……俺がソレになったと光が知ったら、こいつ喜ぶかな……? 羨ましがるかな……?)

P(ああ、早速言いたいなあ……でも、こういうのっていきなり言っちゃマズいんじゃ……でもなぁ)ウズウズ


光「ほ、本当にどうしたんだ? 薄気味悪くニヤニヤして……」


P「↓3」

 

俺、アンパンマンになったんだ

 
P「ふむ、今日のパンツはくまさんマークか」

光「へっ……? なっ!」バッ


P(突然俺にパンツの柄を言い当てられ、赤面しながらお尻を手で押さえる動作をする光)

光「って……よく考えたらアタシは半ズボンだっ! 見える訳ないだろ! どうして分かったんだ!?」

P「いや……そんな気がしただけだったんだが……まさか当たってたとは」

光「なーっ!? は、はかったなPー!」

P(なんて……本当はこの超鋭敏な視覚を駆使して視たんだけど……)

P(……あれ? スーパーマンになってまずやることが女の子のパンツ透視って……俺ゲスすぎない?)

P(い、いかんいかん。この能力は、もっとすごいことに使わないと)


光「全く……おい、P! ふざけてないで、仕事をするぞ、仕事をっ!」

P(怒りからか恥ずかしさからか、はたまたその両方なのかは知らないが、顔を赤くしたままの光に促される)

P(今日の予定は……と)


↓3
 

今日はここまで
平和っていいですね
>>358は参考にさせてもらいます

 

P「今日の予定は川島さんの映画撮影だな」

光「そうか! それじゃ早速……って、えっ? 川島さん? アタシの仕事じゃないのかっ?」

P「そうだけど……なんだ。てっきり光は何か用があってきたんだと思ってたけど、勘違いしてただけなのか」

光「むぅー、せっかく早起きして気合いいれてきたのになー」

P「あはは、まあそういうこともあるさ。で、どうするんだ?」

光「うーん……せっかくだし、Pについていって、川島さんの仕事見学しようかな……ダメか?」

P「ん? いや、俺は全然構わないが……そういうことなら早速出発するか。現場で川島さんが待ってるし」

光「よーし、しゅっぱーつ!」


川島さんの映画の内容と配役
↓3

 

P「川島さーん」

瑞樹「あら、P君。来てくれたのね。と……あそこにいるのって……光ちゃん?」

光「うおおーっ! これがあのスーパーヒーローの映画の撮影現場かー! やや、あそこにいるのは悪の組織の幹部のあの人ではっ!?」キャッキャッ

P「は、ははは……騒がしくってすいません……」

瑞樹「ふふふ、いいじゃない可愛らしくて」

P(俺についてくるといった光。最初は普通に大人しくしていたのだが、川島さんの出る映画が有名なヒーローものの映画だと知った途端……)

光「あ、あのっ! アタシと一緒にあの決めポーズやってもらっていいですかっ! ……や、やった!」

P(……あのはしゃぎっぷりである)

P「それにしても、川島さんは正義の組織側の若き博士役ですか……直接の戦いには出ないものの、とても重要な役ですね」

瑞樹「そうね……博士って柄でもない気がするけど、精一杯頑張るわ」

P「そこは、あえての配役だと思いますよ。普通なら大体お年を召された男性俳優さんがやることの多い役を、美人アイドルにさせるっていうギャップが面白いんです」

瑞樹「美人だなんて……おだてても何もでないわよ?」

P「いえいえ、本音ですって」

P(そんな談笑もしているうちに、撮影の時間となった)

1 撮影は無事に終了した
2 トラブルが発生した(内容も)
↓2

 

P(……現在、撮影は主人公達の組織の基地でもある博士の研究所シーン)

P(このシーンは、劇中もっとも博士の出番が目立つところ……つまり、川島さん最大の見せ場な訳だ)

P「頑張れ、川島さん……」ボソッ


P(しかし心配をよそに、流石は川島さん。抜群の演技力で大きなNGもなく速やかに撮影を進めていく)

P(そろそろ終わりか……)

P(俺が、そう安心しかけた、その時――)


ガラガラッ


P「……っ!?」

瑞樹「……えっ?」


P(なんと、川島さんの頭上にあったセットが突然崩れてきたのだ)

P(このままでは、川島さんが下敷きになる……!)

 

 

P「おおおおっ!」ビュンッ



P(……気づいたときには体が動いていた。俺は高速で川島さんの元へ駆けつけると、セットが直撃する前に、両手でそれを持ち上げた)


P(……こ、こんな人間離れした動きができるなんて……俺ってマジでスーパーマンじゃん……)

P(自分の身体能力の高さに自分で驚いていると……)


瑞樹「ぴ……P君……?」

P(……あ)


P(俺の足元でへたりこんでいた川島さんと目があった……)

P(……えーと……この状況、どうしよう?)


1 正直に能力について説明する
2 なんか言い訳してみる(内容も)

↓3
 

 
P「こ……これが、火事場の馬鹿力ってやつかー……」

瑞樹「えっ?」


P「う……お、おお、おもたーい……こんなの持てねー」プルプル

P(俺は、両手で支えていたセットを、極力重そうに見えるように置いた)

P「い、いやあ……本当にあるもんですね、火事場の馬鹿力って……川島さんを助けようと必死になったら、こんなスーパーマンみたいなことも出来ましたよ……ははは」

瑞樹「…………」

P(川島さんはポカーンと口を開けて、こっちを見ている……うっ、やっぱりこんな誤魔化し方じゃ無理があるか……?)

P(どうしようかと俺が模索していると……)


「大丈夫ですかー!?」

「怪我はないかー!?」


P(次々にスタッフの人達が駆け寄ってきて、現場が混乱状態になったため、川島さんにそれ以上言い訳できなかった)

 

 

P(その後、撮影は中断。俺たちは帰されることとなった。今日の不祥事については、後日改めて正式に謝罪をするとのこと)

P(俺の常人離れした動きについては……もちろん多数目撃者がいた訳だが)

P(騒ぎを大きくしたくない人や、大事故にならなくて安堵している人たちは、俺の“火事場の馬鹿力”というガバガバな説明に、納得してくれていた)

P(まあ、普通“スーパーマンだからできました”なんて説明の方が、信じられないよなあ)

P(それよりも問題は……)



瑞樹「……」

P(俺の動きを一番近くで見ていた川島さんと……)

光「なーなー! 今日のPすごかったな! まるで本物のヒーローみたいですっごいかっこよかったー! 火事場の馬鹿力ってすごい!」

P(このヒーロー大好きっ子である……)


P(川島さんは先ほどから全然喋らない。やはり俺のことを疑っているんだろうか?)

P(……かたや光は喋りっぱなしの興奮しっぱなし。ずっとそのテンションで疲れないのか?)

 

 
光「なあ、P。今度アタシにも火事場の馬鹿力ってやつ、教えてくれよー!」

P「ば、ばか。アレは教えるとかそういうんじゃないから……か、川島さんからも何か言ってやってください……」

瑞樹「……そうね。光ちゃん、ヒーローに憧れるのはいいけど、危険な真似だけはしちゃだめよ」

光「うっ……はーい」


瑞樹「……それと、P君」

P「は……はいっ!」

瑞樹「今日の件……まだちゃんとお礼を言ってなかったわね……助けてくれて、ありがとう」

P「い、いえ。いいんですよお礼なんて。こっちも必死で、よく覚えてないですから」

瑞樹「ふふ……やっぱりP君はP君ね……」


瑞樹「君が何者であろうと、私達の大事なプロデューサーであることは変わることがない……それが分かれば十分かな」


P「あ、あはは……」



P(……なんか意味深なこと言われたぁー!)
 

 



P「ふぅ……この間は色々と大変だったなぁ」

P「あれから光にやたら絡まれることが多くなったし……」

P「でも、この能力がなければ川島さんが大怪我してたかもしれない……能力があって本当によかったよ」


P「さて、今日はどうしようかな……」


行動安価
↓3

 

 

P「それにしても、せっかくスーパーマンになれたことだし……なんか衣装とか欲しいな」

P「い、いや! 別にこれからスーパーマンとして活動してくとか、そういうことじゃなくてな!? ちょ、ちょっとしたおふざけというか……」

P(誰も聞いていないのに何故か言い訳してしまう俺)


P「こ、こほん……しかし、衣装作りなんてしたことないからなあ……どうしたものか」


1 自分で調べて頑張る
2 誰かに教わる(キャラ指定)
3 その他自由安価

↓3
 

 
P「とりあえず、素材一式は集めてきたが……うーむ」

P(事務所の一室に衣装作りのアイテムを広げて唸っていると……)


蘭子「我が友Pよ。忘れられし古の場に何故いるの?(プロデューサー、こんな誰もいない部屋で何してるんですか?)」

P「ん? お、おお、蘭子か。い、いや、ちょっと衣装を作ろうかな、なんて思ってるんだが、いかんせんそういったことに詳しくなくてな……どうしたものかと」

蘭子「ククク、面白そうな企みね……それで、貴方はどのような形態に生まれ変わりたいの?(楽しそうです! どんな衣装を作るんですか?)」

P「え、えーと……す、スーパーマンみたいなやつを、さ」

蘭子「超人を望むか……ならば、私が力を添えてあげてもいいわ(スーパーマンですか……あの、私もそれ作るの手伝いましょうか?)」

P「お、そうか? そう言ってもらえると助かるかも」

P(そして蘭子の協力の元、俺達はスーパーマンの衣装を作り上げた。その結果……)


P「で、できた……」

蘭子「ククク、我らの力の結晶ね……」



できあがった衣装の見た目
↓3
 

 

P(できあがったその衣装の見た目は、全身真っ黒の西洋甲冑みたいなスーツ。顔には“P”の文字をかたどったマスク。胸には“P”の文字)

P(……な、なんだか随分と蘭子の趣味に寄った形に……しかもこのPヘッドはちょっと恥ずかしいような……)


蘭子「さあ我が友Pよ。いざこの鎧をまとい、超人Pへと昇華するのだ!(プロデューサー、早速着てみてはどうですかっ?)

P(どこか嬉しそうな蘭子にスーツをあてがわれる。まあ……せっかく作っておいて、着もしないのはもったいないしな……)

P(そして、少しドキドキしながらそのスーツを装着……鏡を覗いてみる)


蘭子「うむ、貴方の肉体とよい共鳴をおこしているわ!(とっても似合ってますよ!)

P「おお……これは……」


1 カッコイイ! テンションあがってきたー!
2 まあ悪くないかな
3 やっぱりちょっと恥ずかしいかな
4 その他自由安価

↓3
 

 

P「これ見た目重そうだけど、空を飛べるかな?」

蘭子「なんと! 私としたことが、飛行能力のことを失念していた……確かに鎧の重量による能力低下は否めんか……(プロデューサー、なりきり度が本気だ……)」

P「ははは、どうせスーパーマンに変身するなら細かくなりきった方がいいかな、と思ってな……でも、ありがとな蘭子。おかげでいい衣装ができた」

蘭子「礼など不要よ。我らは魂の契りで繋がった関係……これくらいのこと、容易いわ(プロデューサーのお役に立てたならよかったです)」



P(そうして蘭子にお礼を言ってから、衣装を持ち帰った俺)


P(……なんだかんだで衣装も作っちゃったな。コレ……何かに活用した方がいいのかな……?)


1 衣装を着て、パトロールする
2 誰かに見せて、自慢する(キャラ指定)
3 その他自由安価

↓3
 

 

P「せ、せっかく蘭子がこんなにクオリティ高い衣装作ってくれたしなー……使わないともったいないよなー……」

P「どうせ使うなら、これ着てヒーローっぽいことしたいよなー……」

P「ヒーローっぽいことって言ったら、やっぱ町の平和を守るとか、そんなんだよなー……」

P「それでいて今すぐ簡単にできることって言ったら、パトロールとかになるよなー……」

P「…………うん」



P(はい、という訳でやってきましたパトロール)

P(現在の位置は俺が住む町のはるか上空……高所恐怖症なら小便ちびっちゃう光景が眼下に広がっています)

P(だがこんな高さにいても、ちょっと目を凝らしてみれば……町のいたる動きが、見える見える)

P(さーて、何か事件はないかなぁ?)


1 むむっ、アレはっ!(内容も)
2 意外と町は平和だった
3 その他自由安価

↓3
 

かわっぺってそれ、俺が前書いてた安価ssのやつじゃないですかーやだー
川島さんの入浴シーンですね了解

 
P「むむっ、アレはっ!」

P(俺が目を凝らしたその先に視えるもの、それは……!)


瑞樹「ふんふ~ん♪」


P(入浴中の、川島さんの姿っ!)

P(そのスリムでありながら、出るとこはしっかりと主張しているナイスなプロポーションを、まさかこんな上空から見られているとは知り由もしない川島さん……!)

P(陽気に鼻歌なんて歌いながら、一糸まとわぬ無防備な姿を俺にさらし続けている……こ、これは……なんという絶景か……!)


P「…………はっ! って、何をやっているんだ俺はああっ!?」

P「俺はパトロールをするんだろ! 町の平和を守るんだろぉ! 俺が率先して平和を乱してどうすんだよっ!」

P(思わぬ誘惑が視界に飛び込んできて、一瞬本来の目的を忘れかけてしまった俺)


P「気、気を取り直して……」

1 むむっ、アレはっ!(内容も)
2 意外と町は平和だった
3 その他自由安価

↓3

 
P「むむっ、アレはっ!」

P(俺が目を凝らしたその先に視えるもの、それは……!)

杏「ふんふ~ん♪」

P(自宅でくつろぐ、杏の姿っ!)

P(……って、なんだ。いつも通りの光景じゃないか)

P「ん? ちょっと待てよ……アイツ今日、確か仕事入ってた筈じゃ……って事は……」

P「……アイツ……サボってるなぁー!」

P(俺はすぐさま杏の家までぶっ飛んでいき、そのまま扉を破壊して家の中に侵入……は、流石に非常識なので、持っていた合鍵で入る)

P「こぉぉぉらああああ杏ううううう! お前また仕事サボってんなああああああ!」グワアア

杏「ひいいい、ちょ、ちょっと待ってプロデューサー! これには海より深い訳が…………って、あれ? プロデューサーじゃない?」

P(杏はまた俺がきたと思い、一瞬降伏のポーズを取りかけるが、俺の姿を見て目を丸くしている)

P(そうか……今の俺は、スーツを着ているんだった……!)

杏「え……あ、あんた誰……? へ、変質者……?」

P「え、と、お、俺は……」

↓3

 
P(な、何か名乗らなければ……何か、それっぽい名前を……! そ、そうだ……!)

P「私の名は……正義のヒーロー、Pマンだ!」バーン

杏「正義のヒーロー……ピーマン?」

P「違う! ピーは英語のPだ!」

杏「いや、どっちでもいいけど……そ、それでその正義のヒーローが何の用? ここ杏の家なんだけど?」

P「えっと……そうだ。正義のヒーローはどんな些細な悪事も見逃さないのだ。双葉杏くん、君は今日仕事をサボったね?」

杏「うぐ……! そ、それは、今日ちょっとお腹の調子が良くなくてー……って、なんであんたみたいな見ず知らずの怪しいやつにそんなこと言われなきゃ……」

P「それは……君のプロデューサーにお説教するように頼まれたのさ!」

杏「げっ! ぷ、プロデューサーにっ?」

P「ああ、彼は『今からでも仕事に行け。さもないと一週間飴抜きだ』とも言っていたよ」

杏「い、一週間もぉ!? そんな殺生なー……わ、分かったよ、仕事行きますよー……うぇぇ」

P「よろしい。それじゃ私は行くよ……パトロールの途中なのでね」


P(そう言い残し、俺はまた杏の家から出て飛び立った。その後杏を監視していたが、かなり足取りは重いものの、ちゃんと仕事に向かっていた)

 

 

次の日―


P「結局あの後もパトロールを続けたが、事件らしい事件は起きず」

P「昨日俺がやったことと言えば、杏を仕事に行かせたくらいか……まぁ、これもヒーローの仕事といえば仕事かも……」

P「……いやちょっと待て! これはプロデューサーとしての仕事だよ!」

P「はは……せっかくヒーローになっても、やってることはいつもと変わらないとは……笑っちゃうぜ」

P「ま……凶悪な事件が起こるよりは、平和な方がいいに決まってるよな」

P「それに、パトロールってのは一回だけして終わりってもんじゃないしな。これからも定期的に続けていこう」←なんだかんだでノリノリ


P「さて……今日の予定は……」


行動安価
↓3

 

 
P「今日は特に忙しい仕事はない……書類整理の仕事はちひろさんに一任して……」


P「今日もパトロールだぜー!」ワー

P「って、いかんいかん。パトロールとは、こんなにウキウキとするもんじゃないな。町の平和を守るという、強い信念のもと、するべきだ」コホン

P(しっかりと自戒して、俺は昨日同様上空に飛び立つ……うむ、町の様子がよく見えるな)

P「さて、今日も町は平和であるかな……?」


1 むむっ、アレはっ!(内容も)
2 やはり町は平和だった
3 その他自由安価

  

城ヶ崎姉妹がナンパに絡まれてる

すいません↓3でした…
という訳で>>510を採用させてもらいます

ごめんなさいごめんなさい
次同じことが起きたら再安価出します

指定忘れやすいなら特に言及しない限り↓3にしといたら?

>>518
そうですね、そうします

安価忘れの場合は↓3で統一させてください
極力忘れないようにはします

 
P「むむっ、アレはっ!」

P(俺が目を凝らしたその先に視えるもの、それは……!)



「へへへ、君達、あの城ケ崎姉妹だよね? いやー、二人とも可愛いねー」

美嘉「そう、ありがと」

「でさ、俺らこれから美味いもん食いに行こうと思ってたんだけど、一緒に行かない? 2対2で丁度いいじゃん」

莉嘉「んー、でもアタシ達これからお買い物なんだー。だからごめんねお兄さん達」

「そんな冷たい事言わずにさー、ちょっとくらいいいだろ? なぁ――」ガッ

莉嘉「……いやっ!」

美嘉「ちょっ……莉嘉に乱暴しないでよっ!」

「ちょっと腕掴んだだけだろうが。君たちが素直に来てくれたらこっちだって……」



P「そこまでだお前たち!」

 

 
「あん? 誰だっ!」


P「私は……正義のヒーロー、Pマン!」


「正義のヒーローだぁ? ただのコスプレ変態野郎じゃねえか!」

P「ナンパなんかしている下世話な輩に変態呼ばわりされる筋合いなどないな」

「なんだとぉ!」


P「君達! 危ないから少し下がっていたまえ」

美嘉「え……あ、う、うん……ていうかプロデューサーなんでそんな恰好……」

莉嘉「すごーい! ヒーローだって、お姉ちゃん!」

美嘉「え……? いや、あれどう見てもプロ……」

莉嘉「ヒーローって本当にいたんだねー! うわー、格好いいなー! Pマン頑張れー☆」

美嘉「えーと……まあいいや」

  

 
 
P「さて……公衆の面前で恥ずかしい姿を晒したくなければ、今すぐここから去りたまえ」


「寝ぼけたこと言ってんじゃねぇ! てめぇ、2対1で勝てるとでも思ってるのか!?」

P「10000対1だとしても負ける気はしないな」

「てっめぇ……調子に乗んじゃ……ねぇ!」

P(二人のナンパ野郎の内、長髪のチャラい見た目の男が俺に殴りかかってくる)

P(が……遅い。あくびが出そうとは、まさにこのことだ)

P(俺は極めてリラックスした状態で、その攻撃を避ける……そして隙だらけのそのチャラ男の脇腹を、指先で「ちょんっ」と押した。すると……)

「どわああああああああああああ!?」ギュンッ

P(まるでロケット花火のように勢いよく飛んだチャラ男は、通りにあったお店の前に置かれた観葉植物の鉢に、頭から突っ込んでいった)

「ひぃっ……!?」

P(仲間が一瞬で数メートル先へ飛ばされたのを見送ったもう一人のナンパ野郎は、顔を歪ませる)

P「さて……まだやるか? それとも、君もどこかに頭を突っ込みたいか?」

「ひ、ひいいいいい! ごめんなさあああい!」

P(情けない声を上げながら逃げていった。おいおい、仲間を置いていってやるなよ)
 

 
P「もうナンパなんてするなよー、特にアイドルのナンパは絶対ダメだぞー」

P(聞こえているかは分からないが、一応ナンパ野郎たちに勧告をしていると……)


莉嘉「ヒーローさん! 助けてくれてありがとー☆」

美嘉「ありがと、プロデュ……じゃなくて、えっと、Pマン? こんなに強かったんだね」

P(城ヶ崎姉妹に声をかけられた)

P「はっはっは、私はヒーローだからね。強くて当り前さ」

莉嘉「すごーい☆ アタシも、昔は変身ヒロインとか憧れてたから、実際にヒーローに会えて、感激です!」

P「そうか、それは良かった……私はこれからも君たちのことを陰ながら見守っているから、もしも困ったことがあれば私の名を呼んでくれ!」

莉嘉「うん! Pくんがいない時に困ったら、Pマンを呼ぶね!」

P(俺、二番目か……いや、一番も俺だけど……)

美嘉「え、えと……今日のお礼はまた今度改めてするね……プロデュー……」

P「いやお礼なんていいさ! 人々の安全を守るのはヒーローの義務だからね! それじゃ私は行くよ! さらばだ!」ダダダダッ

莉嘉「いっちゃったー……足はやーい……」

美嘉「……な、なんなのよ一体……どういうノリなの……?」
 

 

P「……ふぅ、何とか二人に正体がばれずに助けることができた」

P「うん……なんか、いい感じだな! 今、俺ヒーローっぽいぞ!」

P「この調子でどんどん頑張るぜー!」


1 パトロール続行
2 なんか違うことしよう(内容も)
3 その他自由安価

↓3

 

安価把握
今日はここまで

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