昼
美優「あの…Pさん?」
P「どうしましたか、三船さん?」
美優「今日は…お仕事早く終わるんですよね?」
P「ええ、おまけに明日は休みで大変ありがたい」
美優「もし良かったら…その…就業後、私と付き合ってもらえないかな…って」
P「付き合う、って個人的なことか何かですか?」
美優「ええ…お仕事とは関係ないので無理にとは言わないのですが」
P「いえいえ、どうせ仕事終わってから予定もなかったですし、俺で良ければ」
美優「本当ですか?ふふ、よかった…」
P「それで、どういった用件で?」
美優「大したことでは無いのですけど……趣味に付き合ってほしいなって…」
P「趣味ですか?」
美優「ええ、先日良いアロマのお香が手に入ったので、一緒に楽しみたいかなと思いまして」
P「そういや、三船さんアロマセラピーが趣味でしたね」
美優「忘れてました?」
P「うっ…すみません…」
美優「いえ、別に良いですが…あっ、そういうのって苦手とか…?」
P「そんなことはないですが……いいですよ、担当アイドルの趣味も知っておきたいですし」
美優「もうPさんってば…いつも仕事のことなんばかり…ふふっ」
P「あっ、これまた申し訳ない…ついつい…」
美優「いえいえ、それじゃあ終業後、私の家で、いいですか?」
P「ええ、楽しみにしてますよ」
夕方
P「ふう…こんなもんかな…と」
美優「お疲れ様です、Pさん」
P「あっ、今レッスン終わったところですか?」
美優「ええ」
P「じゃあ一段落ついたら…」
美優「いえ、私は大丈夫なので早速…」
P「えっ、でもきつかったでしょう?」
美優「そんなことないですよ、もう慣れましたし…えっと、準備もできているので」
P「なんか妙に急かしますね?」
美優「そ、そんなことないですって!ほら、疲れたし、早く家に戻ってゆっくりシャワーでも、なんて思ったり」
P「さっきと言ってることが変わってません?」
美優「か、変わってないですよ!全然!」
P「……まあ、いいですけど……車出すんで下で待ってもらってていいですか?」
美優「は、はい!」
P「この部屋でしたっけ?」
美優「ええ」ピンポーン
P「?」
美優「私です」
P「えっ、ここって三船さんの部屋じゃ?」
美優「そうですよ?」
P「一人暮らしじゃなかっ……まさか同棲!?」
美優「あっ、いえそうじゃなく……」
ガチャ
「はいはーい、おかえり美優さん、とプロデューサーさん!」
美優「ふふ、お帰り、柑奈ちゃん」
P「あれ、なんで柑奈がここに……」
柑奈「なんでって、そりゃあ準備のためですよ!準備!」
P「準備?」
美優「実は、今回手に入れたお香っていうのが柑奈ちゃんに紹介してもらったもので…」
P「そうだったんですか、っていうか柑奈もそういう趣味があったのな」
柑奈「まあこれもラブアンドピースの一環なので!」
P「そういうもんなの?」
柑奈「そういうもんですよ!気持ちの良いお香を焚いてるみんなハッピーな気分になれるんです!」
P「なるほどなー」
柑奈「ささっ、立ち話もあれだし、中に入って入って!」
P「お、おお…」
バタン
カチッ
一時間後
柑奈「さっ、プロデューサーさん、そこに座って!」
P「うん…ってこれはケーキかい?」
柑奈「はい!これを作って待ってたんですよ!」
美優「今日Pさんが付き合っていただけるということ私が頼んでおいたんです」
柑奈「チョコレートにクッキー……ハーブティーもありますよ!」
P「…んん?」
美優「どうしましたか?」
P「なんか……食卓に並んでる料理が甘いものばっかりのような…?」
美優「お香との相性がいいんですよ」
P「そうなんですか…あ、いえ、有り難くいただかせてもらいます、腹も減ってることですし」
P「それじゃあ、いただきます……」モグモグ
美優「どうですか?」
P「いや、結構美味しいですね、ちょっと甘すぎるような気もしますが」
柑奈「そうですか!?気に入ってもらえて嬉しいです!」
P「クリスマスの時にもお菓子配ってたけど、柑奈は料理もなかなかいけるな」
柑奈「いやーでも今回のはバターが違いますからね!」
P「バター?高いの使ってんのか?」
柑奈「そりゃあもう!ちょっと頑張っちゃいましたよ」
P「ふーん……ナッツも入ってるんだな……これはなかなか食が進む…」モグモグ
美優「ところで、柑奈ちゃん、そろそろ……」
柑奈「あっ、そうですね!始めましょうか!」ゴソゴソ
P「……ん?始める?」
美優「ええ、ですからお香の用意を……」
P「……お香………ああ、そういえばそうでしたね、シャワーに入ったりご飯食べたりですっかり忘れて……んん?」
美優「どうしました?」
P「今、ここに来てどれ位経ちましたっけ?」
美優「えーっと……大体一時間そこらですけど……?」
P「ですよね……んん……仕事疲れかな…頭がついてってないというか……」
美優「ふふ、それじゃあ今日は特別なお香でリラックスしていってくださいね」
P「……はい」
柑奈「香炉をセットして……それから……ハーブを……」
P「ハーブ?」
美優「ええ、今回用意したのはハーブのお香なんです」
P「ハーブ、ねぇ……パセリ、とか?」
美優「ふふっ、そういうハーブじゃないですよっ、えーっと、なんて言いましたっけ?」
柑奈「あーっ、はた…そうそう『ハタゴールド』、『ハタゴールド』ですよっ!」
P「聞いたことないなぁ…」
柑奈「そりゃ、いいお香ですから!知識がなきゃわかんないですって!……っと準備できましたよ!」
美優「それじゃあ始めましょうか」
柑奈「はいっ」カチッ
シュッ
ムワムワムワムワ…
P「けほっ…けほっ…なんかすっごい煙たいんですけど…焚きすぎじゃあ……」
柑奈「そんなことないですよ」
美優「ほら、Pさん落ち着いて、ゆっくり、煙を肺に取り込むように……」
P「……んっ」スゥゥゥ
美優「煙と肺の中の空気を入れ替えるような気持ちで……そうそう……」
P「……はぁ」
美優「どうですか…?少しリラックスしてきたでしょう…?」
P「んっ、確かに……ちょっと気持ち良く……」
美優「その調子でゆっくり……ゆっくり………………ゆっくり…………」
P「んん………」
美優「そろそろ、体の力もいい具合に抜けてきたでしょう?」
P「ん、はあ……?」ウトウト
美優「少し、横になりましょうか?」
P「あ、はい……」ユラッ
ムギュ
P「ん…三船さん…?ちょっと近い……?」
美優「そうですか…?」
P「少し…くっつきすぎや…しないかって……」
美優「でも…気持ち良いですよね……?」
P「はぁ……そりゃあまあ……んん……?」
美優「リラックスしていると……こうやって体が触れ合うだけでも……なんだか気持ち良いですよね…?」
P「そういえば……」
美優「こうやって右側から囁かれるのって…嫌いじゃないですよね……?」
P「はい……」
柑奈「それじゃあ…私もそろそろ……」
ギュッ
P「んっ…?かん……な……?」
柑奈「美優さんが右ですから、私は左からプロデューサーさんを癒してあげますね?」
P「えっ、ちょっ……ふたりとも…なにやって…」ググッ
柑奈「?、どうしました?」
P「あれっ…ちからが……」
柑奈「もう力、入らないですよね?」
P「な……んで……?」
柑奈「ふふ、効いてきたみたいですね?」
P「は…はなして……」
柑奈「ダメです…!離しませんよっ……!へへっ…!」
P「くっ…んんっ……」ググッ
柑奈「全然力入ってないですねぇ……そんなんじゃ女の子も振りほどけませんよ?」
P「くっ……」
美優「大人しくしてください…?そうすればたくさん気持ち良くしてあげますから、ね?」
柑奈「ふふ、ラブ&ピース、ですよ」
P「うっ……くぅ……」
美優「こうやって…Pさんと私たちの体を擦り合わせると……」スリスリ
P「!?、んぁっ…!」
美優「なんだか…すごく、気持ち良くないですか…?」スリスリ
P「あっ…ああっ…んんっ…!な、なんだ……これ……?」
柑奈「ところで、ちょっとお腹減ってきたんじゃないですか?」
P「あっ…?ああ……」
柑奈「ほら、ケーキ、プロデューサーさんが気に入ってくれたやつ、はい、あーん」
P「あー……あむっ……むぐっ…んん…」
柑奈「どうです?さっきより美味しいでしょう?」
P「ああ…うん…」コクコク
柑奈「それじゃ、もっと食べさせてあげますね?ほらっ」
P「あー……んん……」モグモグ
柑奈「ふふふっ」
美優「Pさん、大人しくなっちゃって……」
美優「次は…私が食べさせてあげますね?」
P「……」コクッ
美優「ほらっ、このチョコレート……食べるともっと気持ち良くなれますよ…?」
美優「はい、あーんっ…」
P「あっ……」パクッ
美優「どうです?」
P「うんっ……」コクコク
美優「美味しかったみたいですね……それじゃあ、もう一つ……はい、あーん…」
P「あー……」
美優「あむっ…」パクッ
P「あっ……」
美優「むっ…甘い…」ムグムグ
P「あー…?」
柑奈「もうっ…美優さんってば、意地悪ですねぇ…」
美優「んふふっ…おいひい……」
P「うー……」
チュゥ
P「……!?」
美優「んんんんー……」ニュルニュル
柑奈「わっ、口移し……やりますね~…」
P「んんっ……んん……」
美優「むむぅ…んん…」クチュクチュ
柑奈「どうですか、プロデューサーさん?美優さんに口の中かき回されてますよ?」
P「んーんー」ビクビク
柑奈「聞くまでもないみたいですね、ふふっ」
P「んんっ…!んん!んん!」バタバタ
柑奈「あっ、逃げちゃ駄目です……!」
美優「んんんっ!んふぅ…!ふぅ……!」クチュクチュクチュクチュ
P「んー!んんんんー!んんんんんんんんっ!」ビクンッ
美優「んふっ……っはあ…!」
P「んはぁっ……!」
美優「ふふ……ごちそうさま」
P「ああ……はあ……はあ……」
柑奈「プロデューサーさん?」
P「はあ……はあ……」
柑奈「ああ…これもう一回イッちゃったかなぁ……」
美優「ふふ、かわいい……」
柑奈「もう…やりすぎですよ、私まだ全然楽しんでないのに……」
美優「あ、ごめんね、柑奈ちゃん?」
柑奈「まっ、でも時間はまだたっぷりありますからっ」
柑奈「さっ、プロデューサーさん、ちょっと疲れちゃいましたね?」
P「んっ……」
柑奈「このハーブティーを飲んで少しリフレッシュしましょうか」
P「はあ……」ゴクゴク
柑奈「疲れてるプロデューサーさんのために甘くしておきました、どうですか?」
P「うん…」コクッ
柑奈「ふふ、美味しいみたいですね、それじゃあもう一回、リラックスしましょうねぇ…」
P「うん……」
柑奈「こうやって体を寄せ合うと気持ち良いですよね」
柑奈「でも今度はもっと気持ち良くなりましょうか」
P「…はい」
柑奈「それじゃあ、Pさん服を脱ぎましょうね」
P「んっ…」
柑奈「あっ、いいですよ、美優さんと私で脱がせてあげますから」
――――
――
柑奈「はい、全部脱がし終わりましたよ」
美優「素敵ですよ、Pさん」
P「んっ…」プルプル
柑奈「そのままだとちょっと寒いですけど…こうやって私たちが寄り添えば……」ピタッ
美優「暖かくて、さっきより気持ち良いはず、ですよ?」
P「んん……」
スリスリスリスリ
美優「はぁ……はぁ……Pさんとくっついていると……」
柑奈「はぁ…んっ…私たちも、気持ち良くなってきましたね……」
美優「うんっ……」
P「あっ…あっ…」
柑奈「ほら、美優さん……」
美優「?」
柑奈「プロデューサーさん、力はもう入らないはずなのに、こっちは……」
美優「っ…すごい……」
柑奈「いつでもいいみたいですね……」
美優「柑奈ちゃん……」
柑奈「わかってますよ、そういう約束でしたからね」
美優「ごめんね、何もかも準備してもらったのに……」
柑奈「いえいえ、私も後からもらう約束でしたし、ラブ&ピースってやつですよ」
美優「ふふ、ありがと…」
P「はあっ…はあっ…!」
美優「Pさん…?」
P「あっ…?」
美優「Pさんのコレ……ねっ…?」
P「えっ…あ…いや…だ……だめ……」
美優「ふふふっ……」
P「あっ……あああああっ!?」
美優「んっ、ふふっ……どうですか、Pさん?」
P「ああっ……!ああっ!」
美優「んっ…んっ……!」
P「や…やだっ…はなれ…てっ……!」
美優「んっ、いや…ですっ…!ふふ…!」
P「み……み………ふ…ね…さん……っ!」
瑞樹「はあっ…はあっ…!」
瑞樹 「 瑞樹 さん…?」
瑞樹「あっ…?」
瑞樹「瑞樹さんのコレ……ねっ…?」
瑞樹「えっ…あ…いや…だ……だめ……」
瑞樹「ふふふっ……」
瑞樹「あっ……あああああっ!?」
瑞樹「んっ、ふふっ……どうですか、瑞樹さん?」
瑞樹「ああっ……!ああっ!」
瑞樹 「んっ…んっ……!」
瑞樹 「や…やだっ…はなれ…てっ……!」
瑞樹 「んっ、いや…ですっ…!ふふ…!」
瑞樹「わ……わ………か…る…わ…さん……っ!」
P(向こうからこちらの自由を奪ってきたにも関わらず美優さんは終始恥ずかしそうに動いていた)
P(しかし、お互い限界が近づくにつれ、恥じらいよりも求め合おうとする本能が勝ったらしく抑えていた声も段々と大きくなっていった)
P(喘ぎながらも発した、名前で呼んで欲しい言葉に従うままに、思考の停止していた俺は美優、美優と呼ぶと、同じように返してきた)
P(それからしばらく後、上半身を密着させ、舌をねっとり絡ませながら俺たちは……)
美優「んっ、んんんんんんんんんんん!」ビクッビクッ
美優「っはぁ……はぁ…」クチュ
P「あー……あー……」ガクガク
柑奈「どうでした、プロデューサーさん?」
P「ああっ……?」
柑奈「美優さんは…?」
美優「はぁはぁ……………」
柑奈「あー、もう二人とももう限界なんですか?まだまだこれからですよ?」
柑奈「ほら、プロデューサーさん!次は私の番ですよ!」
P「えっ……、あっ、ちょ…まっ………あああっ!?」
柑奈「すごいっ…!さっき出したばっかなのにっ……!」
P「あっ……くああああ……!」
柑奈「やっぱアレ…最……高っ……ねっ!んっ…!」
P「ああ!あああああああ!ああああああああああああああああああ!」バタバタ
柑奈「ほらっ……逃げちゃ…だめ……ですって!」
柑奈「大人しく……して…ればぁ…!…すっごく……!気持ちいい……!ですからっ…!」
柑奈「っ……これが…私の……ラブ…ですよっ…!」
P「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
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