P「曇りの七夕」 (33)

七夕に全然間に合いませんでしたが、久しぶりに書けたのでまったり投下していきます。



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律子「さてと。じゃあ私はそろそろ失礼します」

P「お疲れ様。今日は珍しく早いな」

律子「はい。ちょっと朝から体調が微妙で、今日は早めに帰ろうかなと考えてたんです」

小鳥「そうだったんですか。あんまり無理、しないでくださいね」

律子「心配ありがとうございます。でもどっちか言うと洗濯しないと~って言うのが本音だったりするんですよ」

小鳥「あ、律子さんのところもなんですか。このところ雨続きで洗濯物、溜まっちゃいますよね」

律子「そうなんですよ。明日は晴れるらしいんで、だったら今日のうちにがーっと!」

小鳥「うふふ。律子さん、近所迷惑には気をつけてくださいね」

律子「大丈夫です、そのくらいは弁えてますから」

P「律子。体調が優れないんだから、程ほどにな」

律子「プロデューサー。その言葉、たまには自分に向けてください」

P「ぐふっ。ご自愛させていただきます」

律子「よろしい。ではお疲れ様でした」

P「お疲れ様~」
小鳥「お疲れ様でした~」


小鳥「お洗濯かぁ……私も結構溜まってるんですよね」

P「そうなんですか?」

小鳥「はい。乾燥機があれば楽なんですけど、買いに行く気力がなくて」

P「まあ休みの日はぐったりしてしまいますよね」

小鳥「プロデューサーさんは洗濯物って溜まってないんですか?」

P「俺ですか?俺はほら、ここの乾燥機使ってますから」

小鳥「……はい?」


P「ここってシャワーもありますし、洗濯も乾燥も一緒にできるから寝泊りする分には凄く楽なんですよ」

小鳥「プロデューサーさん……」

P「洗濯も食事もここでしてるんで、家なんて綺麗なもんですよ。一度見に来ます?」

小鳥「それ自慢になってないですよ……」

P「あとはここに郵便物が届けば言う事なしっ……音無さん?」

小鳥「まったくもう。この話、律子さんが聞いたら怒りますよ?」

P「うっ……す、すいません」

小鳥「私だってその……プロデューサーさんのこと、すごく心配してるんですから」

P「はは……ありがとうございます。そう言ってくれるだけでも嬉しいです」


P「ちなみになんですが、音無さんは早く帰らなくても大丈夫ですか?」

小鳥「え?」

P「ほら。明日は晴れるってことですから、洗濯物を解消する良い機会じゃないですか」

小鳥「はい、ですから私もこれが終わったらお暇しますね」

P「了解です。じゃあもうちょっとだけ一緒に頑張りましょうか」

小鳥「プロデューサーさんは今日もこちらに?」

P「泊まりかなーと思ってましたが、音無さんのその顔見るととてもそんな気分になれないので帰りますよ」


小鳥「……このところ、本当に天気が悪い日が続いてますよね」

P「そうですね。張り切って七夕イベントを開催してみたものの、こうも天気が悪いとみんなのテンションもあまり上がらないですよ」

小鳥「メインイベントの準備、間に合いそうですか?」

P「大丈夫だと思いますよ。伊織が必死で全員をまとめてくれてますから」

小鳥「ふふっ。だってプロデューサーさんから織姫に指名されたんですから、それはもう張り切っちゃいますよ」

P「おかげで今のところは順調です。一番の敵はやっぱり天気、と言ったところです」

小鳥「でも伊織ちゃんは無理しがちな子なんですから、そのところは気をつけてくださいね」

P「そこはきちんとフォローしてます。伊織が『お嬢様は根性!』と背中に銘打って頑張ってくれてるんで、俺も頑張らないと」

小鳥「さ、さすが伊織ちゃんですね……」


P「まあ確かに、伊織には結構苦労かけてますからね」

小鳥「そうですよね……最近は春香ちゃんも現状を見かねて転向する気配がありますし」

P「なんでうちってツッコミがこんなにも少ないんでしょうか……」

小鳥「ちょっと天然キャラ入れすぎた気がしません?」

P「ええ。でもまさかこんなにもボケが氾濫するとは思いませんでした。一応ツッコミ枠に奈緒を投入したつもりだったんですが……」

小鳥「奈緒ちゃんは美奈子ちゃんだけで手一杯ですから」

P「あの、たまには音無さんがツッコミを入れてくれませんか?」

小鳥「私は突っ込まれたい方ですから。プロデューサーさん、さあいつでも突っ込んで下さい!」

P「ははっ」


P「ま、明日は晴れるらしいですから、みんなのテンションも回復はすると思います」

小鳥「それはそれでコントロールするのが難しくなるので注意ですよ」

P「一応対策は考えてますよ。実はですね、明日ちょっとした夜空の講義でもしようかと思ってるんですよ」

小鳥「プロデューサーさん、天体とかに詳しかったりするんですか?」

P「そうなんですよ、意外にも。まあ夏の夜空限定なんですが」

小鳥「な、なんで夏限定?」

P「昔の話ですけど……小学校くらいのころ、夏休みはほぼ毎日プラネタリウムに通ってまして」

小鳥「へぇ~懐かしいですね、プラネタリウム」

P「もちろん毎日行ったところで内容なんて毎回同じ夏の夜空の特集なんですが、不思議と楽しかった記憶があるんですよ」

小鳥「案外、インドア派だったんですね」

P「あはは……お恥ずかしながら。で、通いつめた結果、ナレーターの台詞をほとんど覚えちゃいましたよ」

小鳥「じゃあもしかして今でも全部言えたりするんですか?」

P「いやはや、さすがにそれはもう。でも夏の夜はふとその時のことを思い出して、自然にこう外を見てしまいますね」


小鳥「ふふっ。案外、こんな雲ばかりの空で一番げんなりしてるのはプロデューサーさんかもしれないんですね」

P「ばれちゃいましたか」

小鳥「じゃあ……曇り空でお星様が見えない代わりにはならないかもしれないんですけど」

P「おろろ、何かあるんですか?」

小鳥「七夕と言う事で、星形のサンドイッチを作ってみました」

P「おお、ありがとうございます。今年はサンドイッチなんですね」

小鳥「はい、そうなんですよ。今年は……こ、今年は?」

P「去年は天の川そうめんを作ってくれたじゃないですか」

小鳥「ピヨッ!?」


小鳥「お、覚えてたんですか?」

P「何の前触れも無く夜中にそうめん持って突撃してくるんですから、さすがに覚えてますって」

小鳥「ぴ、ぴよ~」

P「それに実はその……今年ももしかしたら何か作ってくれてるんじゃないかと期待してました」

小鳥「う……でも今年もすごく手抜きですし、あんまり期待されても」

P「音無さんの手作りってだけでご飯何杯でもいけますよ!」

小鳥「プロデューサーさん、それご飯じゃなくてパンですよ?」

P「じゃあ何斤もいけるってことで」


P「うん。やっぱり音無さんは料理上手ですよ。もしかしたらあずささんよりも上手なんじゃないですか?」

小鳥「あの……なんだかいきなりプロデューサーさんのテンション、上がってません?」

P「そりゃあもう!先週くらいから音無さんの手料理を食べたい食べたいと、すごく楽しみにしてましたから」

小鳥「ピヨッ!?」

P「あはは、冗談です。昨日くらいからですよ」

小鳥「もう、からかわないでください」


P「でも……あれからもう一年経つのかぁ」

小鳥「あっという間に時間、過ぎちゃいましたね」

P「はぁ……あれ?あの頃は確か音無さんと会って一年くらいでしたよね」

小鳥「そうですね~」

P「そっか。全然気づかなかったんですが、もしかしてもうさんじゅう……」

小鳥「……プロデューサーさん」

P「げっ!?」

小鳥「『げっ』ってなんですか?」

P「い、いや何でもないですよ。音無さんはまだまだ全然若い!十六進数なら20代ですし!」

小鳥「十六進数で……20代だとぉ!!」

P「あ」


小鳥「……ふんっだ」

P「すいません、本当にすいません」

小鳥「プロデューサーさんなんて嫌いです」

P「本当に申し訳ありませんでした。この通りでございます」

小鳥「言っても良いことと悪いことがあるくらい、分かってください」

P「はい……」

小鳥「アイドルのみんなにこんなこと言ったら、本当に怒りますからね」

P「ははっ!」


小鳥「プロデューサーさんのその口の軽いところ、本当に治した方がいいですよ?」

P「返す言葉もございません……」

小鳥「明日、本当に大丈夫ですか?」

P「いや、さすがに星空について話すだけですから……」

小鳥「『彦星と織姫は仕事をサボったから酷い目にあってる。伊織、頑張れよ』とか言いかねないです」

P「やばい、つい言ってしまいそうな自分が想像できるのが怖い」

小鳥「一生懸命な子を後ろから撃つようなことはしないでくださいね」


P「その……音無さん、ちょっとお願いがあるんですけど」

小鳥「私は笹の葉じゃないですから叶わないかもしれないですよ?」

P「ちょっと不安になってきたんで、少しだけ練習させてもらってもいいですか?」

小鳥「それくらいでしたら大丈夫ですよ」

P「ありがとうございます。じゃあ行きましょうか」

小鳥「え、行くってどこへ?」

P「さすがにここだと何にも見えないですから。屋上行きましょうか」


小鳥「よいしょっと」

P「屋上に来るのは久しぶりだなぁ。雨で滑りやすくなってますから気をつけてくださいね」

小鳥「きゃっ!?」

P「だ、大丈夫ですか?」

小鳥「とっとっと……せ、セーフ!」

P「ほっ。危ないですから俺の服掴んでくれてて大丈夫ですよ」

小鳥「え、でも……」

P「じゃあその……て、手でも握ります?」

小鳥「はひっ!?」


P「おー、そこそこ見えますね」

小鳥「あ……もう結構晴れてきてたんですね」

P「さっき窓を見たとき薄っすらと空が見えたんで、もしやと思ったんですよ。まだ雲は残ってますが、夏の大三角くらいは見えると思いますよ」

小鳥「ではプロデューサー先生、よろしくお願いしますね」

P「なんか職業が重なってません?」

小鳥「いいじゃないですか」


P「音無さんは七夕のお話ってどのくらい知ってますか?」

小鳥「確か彦星と織姫は夫婦で、仕事せずにイチャイチャしてたら織姫パパに怒られて単身赴任させらせたって話ですよね」

P「単身赴任って……いやまあ確かに言われればそうですけど」

小鳥「七夕の日にはカササギが天の川に橋を作ってくれて、それで二人は再会するんですよ」

P「え……」

小鳥「雨の日、私たちが星空を見れない日は、天の川も増水して渡れなくなってるって設定……でしたっけ?」

P「……」

小鳥「プロデューサーさん?」

P「俺が言おうとしてたこと全部言われました。むしろ、鳥が作るのは知ってましたがカササギとまでは知りませんでした」

小鳥「あらら……」


P「もしかして音無さんも結構星空とか七夕とか詳しかったりするんですか?」

小鳥「あ……」

P「あ?」

小鳥「その……実は大変言い難いことがあるんですけど」

P「うっ……この程度の知識だとみんな満足できないですかね?」

小鳥「いえ、実は私も詳しいことはつい最近知ったばかりなんです」

P「それってどういう……?」

小鳥「七夕の少し前の日なんですけど……」

P「なにかあったんですか?」

小鳥「百合子ちゃんが七夕をベースにした妄想を延々と三時間にも渡って語ってくれまして」

P「あちゃー」


小鳥「肉付けはたっぷりとしてましたけど、基本的なところは変えてないらしく……」

P「まさかとは思いますが、あらすじ程度ならみんな知ってるとかってオチですか?」

小鳥「はい……いつものように暴走してましたから」

P「百合子が本気出しているのなら俺が入る隙間なんて…………いや、むしろ良かった良かった」

小鳥「そ、そうですか?」

P「はい。こうやって音無さんに相談しなかったら逆に恥じかいて死ぬところでしたから」


小鳥「あ。でも百合子ちゃん、妄想の内容は物語重視で、星空そのものについてはほとんどノータッチでしたよ」

P「それは有難いです。明日の講義ではストーリーは触り程度にして、天体観測を重視しますか」

小鳥「じゃあプロデューサーさん、初心者にも分かりやすく説明してくれますか?」

P「では、天の川付近から見ていきましょうか」

小鳥「えっと……天の川ってどの辺りにあるんですか?」

P「大体あの辺りですね」

小鳥「え……」

P「天の川は明るいことは明るいですが、都市の真ん中だとまず見えないですね」

小鳥「何か目印のようなものは無いんですか?」

P「俺はあそこにあるさそり座を目印にしてます。あの星座は明るい星ばかりで見つけやすいですから」

小鳥「そこは七夕らしく彦星とか織姫星とかじゃないんですか?」

P「嫁も恋人もいないのに、そんなの目印にしたって寂しいだけじゃないですか」

小鳥「えー」


P「仕方ない、七夕関連に行きましょうか」

小鳥「ロマンの欠片も無い」

P「あの辺りの天の川の端っこの方にある一番明るい星が彦星のアルタイルです」

小鳥「あれがプロデューサーさんなわけですね」

P「ええ。で、そこから少し離れて天の川の真ん中にあるのがはくちょう座のデネブです」

小鳥「スルーされた……。あ、そこから天の川に翼を広げてるって設定なんですね」

P「そうです。で、最後に織姫星のベガが……」

小鳥「?」

P「あ、あの辺りですね……」

小鳥「う、うまいこと雲に隠れちゃってますね……」


P「うーん……残念。今年の織姫と彦星の出会いは延期ということで」

小鳥「延期するとまた一年先になっちゃいませんか?」

P「今はネットとか普及してますから、テレビ電話とかメールとかしてるんじゃないですか?」

小鳥「げ、現実的……」

P「光年単位の単身赴任、しかも年一回会えるか会えないか。それくらいしないとお互いの顔を忘れてしまいますよ」

小鳥「説得力あるんだかないんだか……」


P「ざっと説明するとこんな感じです。どうでしたか?」

小鳥「もう少し夢を持たせる例えとかできませんでした?」

P「まあアイドルたちの前ではちゃんとします。音無さんはきちんとつっこんでくれるから、つい楽しくて」

小鳥「私はいつからツッコミ要因に」

P「日頃から天然アイドルにフォローとかツッコミを入れてるとですね、たまに自分もボケてみたくなるんですよ」

小鳥「私じゃなくて律子さん相手にはしないんですか?」

P「昔やったらマジ説教されまして、最後は謝り一辺倒でした。星座だけに土下座、なんちて」

小鳥「……」

P「すいませんでした」


小鳥「それじゃあプロデューサーさん、まだお仕事残ってますから戻りましょうか」

P「あの、音無さん」

小鳥「はい?」

P「その、折角ですから良かったら俺の勉強に少し付き合ってくれませんか?」

小鳥「本くらいでしたら図書館でいくつか借りてきますよ」

P「その……俺と二人でプラネタリウムに行きませんか?」

小鳥「ええっ!?わ、私とふ、二人でですか?」


P「だ、ダメですか?」

小鳥「だってそんな……それでした織姫役の伊織ちゃんと一緒に行ったほうが良いんじゃ?」

P「それだと話す内容が伊織にも分かっちゃうじゃないですか」

小鳥「私もプロデューサーさんとなら嬉しいですけど、なんだかみんなに悪いような」

P「その点なら全然大丈夫ですから」

小鳥「その自信は一体どこから……」

P「さっき俺の事、彦星だって言ってくれたじゃないですか」

小鳥「さっきスルーしたネタをここに持ってこなくても」

P「今日の俺からは織姫は見えません。もちろん織姫からも雲が邪魔して俺のことは見えません」

小鳥「織姫って伊織ちゃんのことですか?」

P「俺に嫁さんはいませんからね。ここはアイドルのみんなってところでしょうか」

小鳥「……雲に隠れて見えないから何しても大丈夫ってことですか?」

P「違いますよ。今の俺からは、天の川を橋渡ししてくれてる……こ、小鳥さんしか見えないってことですよ」


小鳥「……えいっ」

P「あたっ。どうしたんですか、急に?」

小鳥「それくらいロマンティックなことが言えるんでしたら最初から言ってください」

P「精一杯頑張った結果がこれなんで、許してください」

小鳥「でしたら、ちゃんとアイドルのみんなにもデレデレにさせるくらい頑張ってくださいね」

P「あはは……心してご指導のとおり努める所存でございます」

小鳥「つっこみませんよ?」

P「そのジト目だけで満足です」


小鳥「でも……今日は久しぶりにとても良い日になりました」

P「喜んでもらえたのなら俺も満足です」

小鳥「ずっと待ってたんですよ、いつそう呼んでくれるかって」

P「俺も実はずっとタイミングを待ってました。この機会を逃したら、また一年後とかになりそうで怖かったくらいです」

小鳥「あんまり女の子を待たせないでくださいね」

P「女の子……?」

小鳥「……」

P「ち、違いますって!小鳥さんの大人の女性の魅力を女の子って表現するのが違うってことなんですよ!」


小鳥「じゃあ、今日はプロデューサーさんが考える大人の女性の魅力を語ってもらっていいですか?」

P「うっ……」

小鳥「プロデューサーさんの家で飲みながら」

P「ま、マジっすか。俺の部屋、散らかっ……」

小鳥「確かお部屋は綺麗だって話でしたよね?」

P「……あ」

小鳥「じゃあ今日は織姫様が見えるまで飲み明かしましょうか」

P「明日も仕事が……」

小鳥「何ならあずささんやこのみさん呼んで……」

P「それだけは勘弁してください。今日は小鳥さんだけを見るって言ってるんですから」


小鳥「ふふ、冗談です」

P「すいません、もう二度と……二回目ですが……しません」

小鳥「次は本気で吊るし上げますからね」

P「はい……」

小鳥「でも……代わりに私のお願い事を一つ叶えてほしいんです」

P「な、なんでしょうか……?」

小鳥「私、まだプロデューサーさんにお返事をしてないんです。ですから……もう一度お誘いしてもらってもいいですか?」

P「……そうでした。何で相変わらず俺って気が利かないんでしょうね」

小鳥「そこがプロデューサーさんがみんなを惹き付けるところなんですけどね」

P「ありがとうございます。では……小鳥さん、俺と一緒にプラネタリウムに行きませんか?」

小鳥「はい。是非ご一緒させて下さい、プロデューサーさん」



おわり


以上になります。

七夕に間に合いませんでしたが、夏の物語という事で読んでいただければ幸いです。
お時間があれば前作->P「侵略者」もどうぞ。

御清覧、ありがとうございました。

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