屋上

ギャル「………」ｶﾞﾁｬﾘ　ｷｮﾛｷｮﾛ･･･

ギャル「……よっし、誰もいねえな……」

喪女「……」

ギャル「それで……例のやつは持ってきただろうな…」

喪女「……」ｽｯ

ギャル「へへっ、これだよこれこれ…」

ﾊﾞﾘｯ

喪女「ポテチと言えばコンソメだよね」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

ギャル「マジ神の食べ物」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

ギャル「今日も授業たるかったな～」

喪女「……いつもありがとう」

ギャル「は？　何が？」

喪女「昼休みのたびに連れ出してくれて。教室いると、他がうるさくってさ」

ギャル「は？幼馴染なんだし、当たり前じゃん。あんたがいじめられてんの傍観してる奴らと一緒になりたくないし」

喪女「……ありがとう」

ギャル「そう何回も言わなくっていいっての！くすぐったいし！」

喪女「ありがとうありがとうありがとうありがとう」

ギャル「………」

喪女「まあでももうすぐ卒業だし、そしたらこのくだらないのも収まるはずだから」

ギャル「達観してんなぁ……弁当も、あいつら？」

喪女「うん。ポテチはロッカー入れてたから無事だったけど、いくら私でも砂は食べない」

ギャル「………ごめんな」

喪女「？　何が。逆に感謝してるよ、下手に事大きくされたくないし」

ギャル「喪女……」

喪女「ただ…ギャルの分もダメになっちゃったのは悲しい」

ギャル「………」ｷﾞﾘｯ

喪女「気にしないで、今度から隠し場所に工夫するから」

ギャル「……あたしにもっと力があればな」

喪女「ないものを嘆いたってしょうがない。………それに、ギャルがいるだけで私が学校に来る理由になるから」

ギャル「も……喪女～！！」ｶﾞﾊﾞｯ

喪女「暑い」ｷﾞｭｰｷﾞｭｰ

　夜　ギャル自室

ギャル（喪女はああいってたけど……やっぱりこのままじゃ、ダメだよね）

ギャル（実行犯達は知ってるけど……そんな小物捕まえたところでどうしようもない）

ギャル（元凶を………なんとかしないと……！！）

ギャル「えっと……スマホ、スマホ」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ･･･

不良『おう、ギャル？　お前からなんて珍しいな。俺の女になる気になったか？』

ギャル「……………、うん」

不良『…まじ？　いつも俺のこと避けてたお前が？』

ギャル「なってもいい、けど。………替わりに、やって欲しいことがある」

不良『やって欲しいこと？』

ギャル「…アンタ、隣のクラスのいじめっ子AとB知ってる？」

不良『ああ、知ってるけど。そいつらがどうかしたか？』

ギャル「……アンタがけしかけたわけじゃないんだ」ﾎﾞｿｯ

不良『あ？』

ギャル「…なんでもない。そいつにあたしの親友がいじめられてるから、そいつらを止めて欲しい」

不良『………まあ、いいけどよ。そのかわり、今から俺の部屋に来いよ』

ギャル「はぁ！？今から？」

不良『先払いだよ。んなこと覚えてませんとか言わねーようにな』

ギャル「………わかった。じゃあね」

ﾌﾞﾂｯ　ﾂｰ･･･ﾂｰ･･･

ギャル「………最悪」

　夜道

ギャル（………これから、あたしはあいつに抱かれるんだ）ｺﾂｺﾂ

ギャル（一応、最初は好きな人とって決めてたんだけど……しかたない、か）ｺﾂｺﾂ

ギャル（……今、喪女はいじめられっ子で、あたしは学校一の不良の彼女…小学生の頃とは真逆だ）ｺﾂｺﾂ

ギャル（……………）ｺﾂｺﾂ

ギャル（嫌だなぁ）ｺﾂｺﾂ

・・・

不良「おう、上がれよ」

ギャル「………」

不良「じゃあ早速、ベッド乗れよ」

ギャル「はぁ？待って、まだ来たばっか……」

不良「いいから早くしろよ、親友助けてーんだろ？」ｸﾞｲｯ

ギャル「きゃっ」ﾄﾞｻｯ

不良「へへ……この巨乳…たまんねえ」ﾓﾐﾓﾐ

ギャル（うう…気持ち悪い）ｿﾞﾜｯ

不良「ハァハァ……」ｺﾞｿｺﾞｿ

　翌日

ギャル「………」ﾖﾛﾖﾛ

ギャル（…全身痛い。無茶苦茶にしやがって、不良のやつ）

ギャル（血が出てもどんなに泣いてもお構いなしだったし、ホント最低のやつ。……あんな奴に、処女奪われちゃったんだなあ）

ギャル（…でも、あいつ終わってすぐいじめっ子たちに電話かけてたし。これで喪女はいじめられなくなるはず）

ギャル（……喪女のためだったんだ、後悔はない）

喪女「ギャル、おはよう」

ギャル「あ、喪女……おはよ」

喪女「…目ぇ赤いけど、どうかしたの？夜ふかし？」

ギャル「あ、う、うん……そんなとこ」

喪女「じゃあ、私先行くね。この前みたいに他のいじめっ子に見つかったらやばいし」

ギャル「あ、ま、待って…」

喪女「？　何？」

ギャル「やっぱさ…一緒にいかない？」

喪女「……？　ギャルが言い出したんじゃん、バレないために別々に登校しようって」

ギャル「あ、まあそうなんだけどさ……今日は大丈夫だから！ね！」ｷﾞｭｯ

喪女「わっ」

　教室

喪女（……結局一緒に登校してしまった）

喪女（ギャルが後で何か言われないといいけど…）

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

喪女（今日の一現は…っと）

いじめっ子A「あっ」ﾊﾞﾁｯ

喪女（………目が合ってしまった）

喪女（まずいな…ギャルと楽しく登校したせいで油断していた）

喪女（今日はなんだろ、教科書か水か…やられる前に謝っておくか）

喪女「あの」

いじめっ子A「ﾋｯﾋｲｯ」ﾋﾞｸｯ

喪女「？」

いじめっ子A「ﾊｱｯﾊｱｯﾋｲｯ」ﾀﾞｯｼｭ

喪女「逃げた……なんなんだ、いったい」

ｷｰﾝｺｰﾝ

ビッチ「あ～やっと午前終わった～。ギャル～、食堂いかね？wwwww」

ギャル「あ～ごめん、あたしこれから用事があるからwwwww」

ビッチ「また喪女さんいじめに行くの？wwww」

ギャル「そっ。いじり倒してやんよwwwww」

ビッチ「ほどほどになwwwwww」

ギャル「おうよwwwwww」

ｶﾞﾗｯ

ギャル「おっす喪女wwwww今日もいじめに来てやったぜwwwwwwwwww」

ｼｰﾝ

ギャル「……あれ？喪女は？」

モブ１「あ……あの…」

ギャル「ん？wwwww何？wwwwww」

モブ１「喪女さんなら地味男君に呼ばれてたけど……」

ギャル「マジで？wwww教えてくれてありがとwwwwww帰るわwwwww」

　廊下

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ギャル「………」

ギャル（呼ばれてたってなんだろ……いじめじゃないよな、一番何もしなかった地味男だし）

ギャル（……考えてたって仕方ない、か）

ｶﾞﾗｯ

ビッチ「あれwwwwwギャルじゃんwwwwww喪女さんは？wwwwww」

ギャル「逃げられたwwwwwあいつ足早すぎwwww黒い彗星かよwwww」

ビッチ「そうなんwwwwせっかくだし飯一緒に食わね？wwwwww」

ギャル「おkwwwwww」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ･･･

ビッチ「放課後wwwwww部活ないwwwwwww」

ギャル「帰るかwwwwww」

ビッチ「イ●ン行かね？wwwwプリ撮ろーぜwwwwwwww」

ギャル「おkwwwwwww」


ﾃｸﾃｸ


ビッチ「ねえあれ喪女さんじゃない？wwwwwあんたの親友wwwwwww」

ギャル「あたしの自慢の親友がどうしたwwwwwwww……って」

地味男「でさぁ…そこで…」

喪女「へえ…」

ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ


ビッチ「あいつ地味男じゃんwwwwwwwキングオブヘタレのwwwwwwww」

ビッチ「つーか手ぇ繋いでるしwwwwwwww何あいつらwwwwwwwww」

ギャル「………」

ビッチ「………ギャル？どしたの？」

ギャル「」ﾌﾗｯ

ﾊﾞﾀｯ

ビッチ「…ギャル！！？？」

　保健室

ビッチ「先生……ギャルはどうしたんですか？」

保健医「………言いにくいんだけど、あなたなら話しても大丈夫かしら」

ビッチ「？　何かやばい病気とか…昼も全然食べてなかったし」

保健医「……彼女、暴行を受けたあとがあるわ。全身にひどい痣…」

ビッチ「…！！！」

保健医「教員としては通報すべきなんでしょうけど……私個人としては彼女の意思を尊重したいわ」

ビッチ「そんな……ギャルが……」

ギャル「ん…うう……」ﾓｿﾞｯ

ビッチ「ギャル！」

ギャル「あ、あれ？　あたし……」

ビッチ「だ、大丈夫なの！？気分は？」

ギャル「……気分？」

保健医「ギャルさん…その、体のことだけれど……」

ギャル「………」ﾎﾟｰｯ

ギャル「……あっ」

保健医「無理には聞かないわ。…でも、泣き寝入りはしない方が……」

ギャル「ああいや、違うんです！これは、勲章っていうか……」

保健医・ビッチ「「？？？」」

ギャル「実は……」

・・・

ギャル「……だから、あたしはあいつに抱かれたって訳。……はは、あは」

ビッチ「ギャル……」

保健医「ギャルさん……私、今まであなたを誤解していたわ」

ギャル「いいって、仕方ないですよ先生。いっつもズル休みでここに寝に来てたわけだし」

ビッチ「…じゃあ今日のお昼も、本当は……」

ギャル「堂々と教室で食べるつもりだったんだけどね」

ビッチ「………」

ギャル「まあでもいじめはなくなったっぽいしwwwwwww満足満足wwwwwww」

保健医「ギャルさん……」

ビッチ「…もうちょっと休んだら、一緒に帰ろっか。うちがカバン持つから」

ギャル「…ありがと。さすがあたしの友達wwwwwwww気が利くぅwwwwwww」

ビッチ「だろwwwwwwwwもっと褒めてwwwwwwwwww」

　その夜　ギャル自室

ギャル「いってて……しばらく体育は見学だな…」ｽﾞｷｽﾞｷ

スマホ「」ﾁｶﾁｶ

ギャル「あ、メール……」

【From　不良
　件名：明日も

　やらせろよ。10時に俺の家な】

ギャル「………はぁ、最悪」

ギャル「『わかった。ゴムあるよね？』っと…。あいつ、ろくに焦らしもしないし、ローション買っとかないと……」

ギャル「あ、もう一件」

【From　喪女】

ギャル「喪女！？もしかして…今日のかな」

ギャル「地味男となんで一緒にいたんだろ…あいつ、ろくに助けもしなかったくせに喪女と仲良くしやがって…」

ﾋﾟｯ

【件名：明日から地味男君と一緒に登校するから

　ギャルは私のこと待たないでいいよ】


ギャル「……………」

ギャル「……………は？」

今日は寝ます。見てくれている人ありがとう

一応バッドエンドの予定ですが、考えながら書いているのでメリバにはなるかもです

ギャル｢は……ど、どういうこと？｣

ﾋﾟﾛﾝ

ギャル｢追加メール……｣

【from　喪女
　件名：（無し）

　今日の昼、地味男君に告白されて付き合うことになった。
　それで、明日から一緒に登下校することになった。
　ギャルは他にも友達いっぱいいるんだし、大丈夫だよね？】

ギャル｢………｣

ギャル｢………｣

ギャル｢………あっ、へ、返信しないと……｣

ギャル｢え、えっと…『モチロン！ついに喪女も非リア卒業かwwwwww今夜は赤飯ねwwwwwwww』っと｣ﾋﾟｯ

ギャル｢………｣

ギャル｢………｣

ギャル｢…お風呂入って、寝よう｣

　脱衣所

鏡【赤青茶色、まだらに痣の付いたギャルの姿】

ギャル（……すごい痣……昨日より濃くなってる）

ギャル（…明日はもっと、ひどくなるんだろうな…）ﾇｷﾞｯ

ﾊﾞｻｯ　ﾊﾟｻｯ

ﾇﾙｯ

ギャル「？　下着に何か付いて……血？」

ギャル｢おかしいな……生理もっと先なのに｣ｶﾞﾁｬﾘ

ﾁｬﾎﾟﾝ･･･

ギャル｢いてて……染みる｣

ｻﾞﾊﾞｯ

ギャル｢今日はとてもじゃないけど浸かれないな……足だけ入ろう｣

ギャル｢………ふぅ｣ﾁｬﾊﾟﾁｬﾊﾟ

ギャル｢……喪女、幸せそうだったな…｣ﾊﾟﾁｬｯ

ギャル｢………｣

ギャル｢……あたしはもう、いらないのかな……｣

ギャル｢…………ふぁあ｣

ギャル（ダメだ、眠い……）ｳﾂﾗ

ギャル（結局昨日、全然寝かせてもらえなかったからな……）ｳﾂﾗ

ギャル（あのクズ野郎…少しは…勘弁……しろっ……て…の………）ｳﾄｰｯ

――――――
――――
――

―８年前、ギャル・喪女９歳―


ガキA『やーいやーい！　お前の母ちゃんしょーばいおんなー！！』

ガキB『お金もらえば誰とでもせっくすするんだろ？　お前の父ちゃんかわいそー！』

幼ギャル『ちがうもん……おかあさんそんなことしないもん……』

ガキA『違わねーって！お前も大人になったら金もらってせっくすするんだろ？』

ガキB『しょーばいおんなー！しょーばいおんなー！！』

ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊ

幼ギャル『うう………ちがうもぉん…』

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

幼喪女『……こらぁぁああああ！！！何やってんだお前らぁああああ！！！！』

ガキA『うっわ男女の喪女が来た！逃げろ！！』ﾀﾞｯｼｭ

ガキB『捕まったらまた金玉けられるぞ！あいつついてないから容赦ないんだ！！』ﾏｴｶｶﾞﾐ

幼喪女『逃がすかてめぇらあああ！！！！！』ﾀﾞｯｼｭ


ｷﾞｬｰ!ﾆｹﾞﾛﾆｹﾞﾛ!!

ｳﾜ!ﾂｶﾏｯﾀｧｱｱｱ!!

ﾀｽｹﾃｹﾝﾁｬ･･･ﾝｦｰｰｰｰｯ!!!!

ﾔ､ﾔｽｵｰ!!!　ﾂｶﾏｴﾀｿﾞｵﾗｱｱｱｱｱ!!!

ｳｷﾞｬｱｱｱ､ｵﾚﾉｷﾝﾀ･･･ｱｲｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!


幼ギャル『……』ﾎﾟｶｰﾝ

・・・

ガキA『……ゴメンナサイもうしません』ﾋﾞｸﾋﾞｸ

ガキB『お……女になっちまう……許して……』ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

幼喪女『だってよ、ギャル。どうする？許してやるの？』

幼ギャル『………』ｱｯｹ

幼喪女『納得してないならもう一度玉を……』ｽｯ

ガキA・B『『ﾋｯ』』ﾏｴｶｶﾞﾐ

幼ギャル『だっだいじょうぶだよ！許すから！』

幼喪女『そう？　……お前ら、ギャルに感謝しろよ』

ガキA・B『『ﾊ､ﾊｲｯ』』

・・・

ﾃｸﾃｸ

幼喪女『――…だから、いつもギャルは大人しいから的にされるんだよ。もっと私みたいに、強くならないと』

幼ギャル『だ、だって……怖いんだもん』

幼喪女『あんたねぇ……そもそも、そのダサい格好からやめなよ』

幼ギャル『だ、ださい？　……喪女ちゃんとお揃いのつもりなんだけど…』

幼喪女『それがダサいっつってんの！あんたは私と違って可愛いんだから、もっと可愛い格好しなよ』

幼ギャル『に、似合わないよぉ……それに、お金ないし…』

幼喪女『……まあいきなり変われとは言わないけどさ。でもせっかくのそざいを腐らせるのは……って、あ』

幼ギャル『…？　どうしたの、喪女ちゃ……ってこれ、おさいふ……』

ｸﾊﾟｧ

幼喪女『さ、さんまんえんも入ってる……』ﾄﾞｷﾄﾞｷ

幼ギャル『ねえ、交番に届けようよ……落とした人きっと困ってるよ……』ｵﾄﾞｵﾄﾞ

幼喪女『なに言ってんの、こんなたいきん、もらっちゃおうよ！ゲームも服も買えるよ！』

幼ギャル『で、でもぉ……どろぼうは良くないんだよ……』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

幼喪女『…………。

　　　　うう、……しかたないなぁ、いくよ』

幼ギャル『…うんっ』ﾊﾟｱｱ

・・・

リーマン『「へえ、お嬢ちゃんたちが拾ってくれたのか。ありがとうね』

幼ギャル『えへへ……だって先生に、ひろいものは交番にっておそわったもん！』

リーマン『偉いねえ。…そうだ、拾ってくれたお礼をしないとね。全部は無理だけど…3千円あげるよ』

幼喪女『ええっ、いいの！？そんなにいっぱい！？』

リーマン『免許証とかカードとかが無事だったからね、安いもんさ。もう帰ってこないと思ってたから、助かったよ』

幼喪女『おじさん、ありがとう！』

幼ギャル『ありがとうございますっ』

リーマン『お礼を言うのはこちらの方だよ。正直に届けてくれて、ありがとうね』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

幼喪女『…………』ﾒｾﾝｿﾗｼ

幼ギャル『えへへ……』

・・・

幼喪女『このお金で、なに買おっか！』ﾆﾏﾆﾏ

幼ギャル『ええっ、つ、使っちゃうのぉ？ちょきんとか、しようよぉ』ｱｾｱｾ

幼喪女『わかってないなぁ、ギャルは……これはね、『あぶくぜに』って言うんだよ。使っちゃわないともったいないの』

幼ギャル『あぶくぜに……？』

幼喪女『このまま二人で分けて帰っても、母ちゃんはぜったい返してきなさいって言うもん。だったらギャルと一緒になにか買ったほうがいいんだ』

幼ギャル『そ、そうなのかなぁ……』

幼喪女『それより、さんぜんえんだよ、さんぜんえん！お菓子も服もいっぱい買えるよ！』ﾋﾟｮﾝｺﾋﾟｮﾝｺ

幼ギャル『いっぱい……』ﾊﾟｱｱ

幼喪女『……そうだ、服買おうよ！ギャルがもう、バカにされないようなの選んであげる！いこう！』ﾀﾞｯｼｭ

幼ギャル『え？　ま、待ってぇえ…』ﾀﾀﾀ･･･

　し●むら

ｶﾞｶﾞｰｯ　ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ

幼喪女『おおー！服がいっぱい！』

幼ギャル『はあはあ……ほ、ほんとだ……』ﾖﾛﾖﾛ

幼喪女『あっ、あっちに子供服って書いてある！いこう！！』ﾀﾞｯｼｭ

幼ギャル『ま、まだ走れるのぉ……』ﾄﾞﾃﾄﾞﾃｾﾞｰﾊｰ

幼喪女『これとか、これとか…これも似合うと思う』

幼ギャル『そ、そんなに着られないよぉ』

幼喪女『いいからいいから！ほら！』ﾄﾞｻﾄﾞｻｯ

幼ギャル『わ、わぁああ』

・・・

ｼｬｯ

幼ギャル(姫ロリ)『……』

幼喪女『かわいい！』


・・・

ｼｬｯ

幼ギャル(清楚ワンピ)『……』

幼喪女『せいそ！(意味は知らない)』


・・・

ｼｬｯ

幼ギャル(ミニスカチャイナ)『……///』

幼喪女『なんだこれ！』

・・・

ｷｭﾗｷｭﾗ

カート『』ｷﾞｯｼﾘ

幼喪女『…いっぱいいいのあったな！』

幼ギャル『は、恥ずかしかった……』

幼喪女『なにいってんの、似合ってたじゃん』

幼ギャル『恥ずかしいのは恥ずかしいよぉ……』


店員『いらっしゃいませ。今日はお嬢ちゃんたちだけでお買い物かな？』

幼喪女『うん、そうだよ！　…はい、お願いします！』

店員『ふふ、いっぱい買うのねぇ……』

ﾋﾟｯ

ﾋﾟｯ

ﾋﾟｯ

店員『……合計で、53,895円です』

幼喪女『』

幼喪女『ど……どうしようギャル……ぜんぜん足りない……(小声)』

幼ギャル『だ、だから言ったじゃん……ちょっとへらそうって(小声)』

幼喪女『うう、こうなったら買える奴だけ選ばないと…』

ｺﾞｿｺﾞｿ

・・・

幼喪女『……上下合わせて買えるのは、これだけだね』

服『』ｷﾞｬﾙｰﾝ

幼ギャル『は、恥ずかしいよぉ……』

幼喪女『だって、これしかないんだよ！店員さんも変な顔してるし！買うよ！？』

幼ギャル『え、あっ』

ｽｲﾏｾｰﾝ!ｺﾚｸﾀﾞｻｲ!!

･･･2ﾃﾝﾃﾞ､2998ｴﾝﾃﾞｽ

幼ギャル『…うう、だったら買わなくていいのに……』

　翌日　教室前

幼ギャル（き、着て来ちゃった……）

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ･･･

幼ギャル（中、元気だな……うう、帰りたい）

幼ギャル（……でも、帰ったら喪女ちゃんに怒られるし……えいっ）

ｶﾞﾗｯ

幼ギャル『お、おはようっ』

ｼｰﾝ

幼ギャル『あ……あれ？』

幼ギャル（もしかして……すべった？）

ガキA『……』ﾎﾟｰｯ

ガキB『……』ﾎﾞﾍｰｯ

幼ギャル『あ、お、おはよう……』

ガキA・B『『！！』』ﾋﾞｸｯ

幼ギャル（な、なにかしたかな……？）

幼喪女『おはよう、ギャル』

幼ギャル『あ、も、喪女ちゃん！どうしよう、この服やっぱり変なんだよ！』

幼喪女『めっちゃ似合ってるけど』

幼ギャル『そうじゃなくて、みんな固まってるし……』

幼喪女『ああそれは……あんたが可愛いからだよ』

幼ギャル『ふぇ？』

幼喪女『……まあ、おいおい自覚していけばいっか』

幼ギャル『？？？』